JP5664316B2 - 電磁加熱調理器用トッププレート - Google Patents

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本発明は、電磁加熱調理器用トッププレートに関する。
従来、二酸化炭素を放出せず、環境負荷が小さな調理器として、電磁加熱(IH:Induction Heating)調理器(以下、「IH調理器」とする。)が知られている。
IH調理器は、電磁加熱装置と、電磁加熱装置の上に配されたトッププレートとを備えている。このトッププレートは、鍋やフライパン等の調理器具を載置するためのものであると共に、IH調理器の内部に配された電磁加熱装置等を隠蔽するためのものである。このため、IH調理器用トッププレートには、優れた熱的耐久性と、優れた機械的耐久性と、可視波長域における光透過率が低いこととが求められている。
このような要求を満たすトッププレートとして、例えば、下記の特許文献1には、低膨張結晶化ガラスからなり、調理面の上にTiO等からなる高屈折率膜が形成されたトッププレートが開示されている。
なお、IH調理器においては、電磁加熱装置の制御のために、鍋の温度を検出する必要がある。この鍋の温度の検出は、一般的には、トッププレートの下方に配置された赤外光センサにより、鍋等の調理器具から放出される赤外光を検出することにより行われている。
特開2008−190846号公報 特開2006−138553号公報
ところで、IH調理器用トッププレートに対しては、上述のように、鍋等の調理器具との接触により破損しにくいことが求められている。このような調理器具との接触により破損しにくい電磁加熱調理器用トッププレートとしては、例えば上記特許文献2に記載されているような、調理面側の稜線部が面取り形状とされているIH調理器用トッププレートが挙げられる。
しかしながら、調理面側の稜線部を面取り形状とした場合、上記赤外光センサによる調理器具の温度の検出精度が低下してしまう場合がある。
本発明は、斯かる点に鑑みて成されたものであり、その目的は、調理器具等との接触により破損しにくく、かつ赤外光センサによる調理器具の温度の検出精度が低下しにくい電磁加熱調理器用トッププレートを提供することにある。
本発明に係る電磁加熱調理器用トッププレートは、ガラス板と赤外光遮蔽膜とを備えている。ガラス板は、調理面と、裏面と、斜面とを有する。裏面は、調理面と対向している。斜面は、周縁部において裏面と対向して設けられている。斜面は、調理面の延びる方向に対して傾斜した方向に延びている。ガラス板は、可視光及び赤外光を透過させる。赤外光遮蔽膜は、斜面の上に形成されている。赤外光遮蔽膜は、赤外光を遮蔽する。
ここで、本発明において、「赤外光を遮蔽する」とは、赤外光の平均透過率を10%以上妨げることをいう。赤外光遮蔽膜は、赤外光を反射することにより遮蔽する膜であってもよいし、赤外光を吸収することにより遮蔽する膜であってもよいし、赤外光を反射すると共に吸収する膜であってもよい。
本発明において、「可視光を透過させる」とは、可視光の平均透過率が75%以上であることをいう。
「赤外光を透過させる」とは、赤外光の平均透過率が25%以上であることをいう。
「赤外光を反射する」とは、入射角が0°の赤外光の平均反射率が10%以上であることをいう。
「可視光」とは、波長が、400nm〜700nmの光をいう。
「赤外光」とは、波長が、2500nm〜4000nmの光をいう。
「ガラス」には、結晶化ガラスが含まれるものとする。
赤外光遮蔽膜は、調理面の上にも形成されていることが好ましい。
赤外光遮蔽膜は、可視光を透過することが好ましい。
電磁加熱調理器用トッププレートは、裏面の上に設けられており、可視光を遮蔽する可視光遮蔽膜をさらに備えていることが好ましい。
「可視光を遮蔽する」とは、可視光の平均透過率が5%以下であることをいう。
可視光遮蔽膜は、可視光を反射する反射膜であることが好ましい。反射膜は、例えば、チタン膜などの金属膜により構成することができる。
「可視光を反射する」とは、入射角が0°の可視光の平均反射率が10%以上であることをいう。
反射率、透過率などの計測は、分光透過率の測定装置を用いて計測すればよい。
本発明において、「金属」には、合金が含まれるものとする。
可視光遮蔽膜は、可視光に加えて赤外光も遮蔽する膜であり、平面視において、斜面と重なる部分を含む裏面の周縁部の上には設けられていないことが好ましい。
赤外光遮蔽膜は、酸化チタン、酸化ジルコン、酸化ニオブ、酸化ハフニウム、酸化タンタル、酸化タングステンまたはスズドープ酸化インジウム(ITO)からなることが好ましい。
本発明によれば、調理器具等との接触により破損しにくく、かつ赤外光センサによる調理器具の温度の検出精度が低下しにくい電磁加熱調理器用トッププレートを提供することができる。
第1の実施形態に係るIH調理器用トッププレートの略図的平面図である。 図1の線II−IIにおける略図的断面図である。 斜面の上に赤外光遮蔽膜が設けられていないIH調理器用トッププレートの模式的断面図である。 第1の実施形態に係るIH調理器用トッププレートの模式的断面図である。 第2の実施形態に係るIH調理器用トッププレートの略図的断面図である。 第3の実施形態に係るIH調理器用トッププレートの略図的断面図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、以下の実施形態は、単なる一例である。本発明は、以下の実施形態に何ら限定されない。
また、実施形態等において参照する各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照することとする。また、実施形態等において参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。具体的な物体の寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るIH調理器用トッププレートの略図的平面図である。図2は、図1の線II−IIにおける略図的断面図である。
IH調理器用トッププレート1は、調理器具の温度を検出するための赤外光センサを備えるIH調理器のトッププレートとして使用されるものである。IH調理器において、トッププレート1は、IH加熱装置及び赤外光センサの上方に配置され、調理器具の載置面を構成する。
図2に示すように、トッププレート1は、ガラス板10を備えている。ガラス板10は、トッププレート1の調理面を構成すると共に、トッププレート1の機械的強度を担保するための部材である。このため、ガラス板10は、高強度な結晶化ガラス板であることが好ましい。
ガラス板10は、可視光及び赤外光を透過させるものである。ガラス板10は、可視光の平均透過率が75%以上であるものであることが好ましく、85%以上であるものであることがさらに好ましい。ガラス板10は、赤外光の平均透過率が25%以上であるものであることが好ましく、30%以上であるものであることがさらに好ましい。このような透過率を満たす結晶化ガラス板の具体例としては、β−石英固溶体を主結晶とする結晶化ガラス板が挙げられる。
ガラス板10の厚みは、特に限定されないが、例えば、3mm〜5mm程度とすることができる。
ガラス板10は、平面状の調理面10aと、調理面10aと対向する平面状の裏面10bと、端面10dとを備えている。ガラス板10の周縁部には、調理面10aの延びる方向に対して傾斜した方向に延びる斜面10cが設けられている。この斜面10cにより、調理面10aと端面10dとが接続されている。
斜面10cは、ガラス板10の周縁部において裏面10bと対向して設けられている。すなわち、斜面10cは、平面視において、裏面10bの周縁部と重なるように設けられている。この斜面10cは、本実施形態においては、ガラス板10の周縁部全周にわたって設けられている。
なお、斜面10cは、本実施形態では、平面状である。斜面10cの延びる方向と、調理面10aの延びる方向とのなす角の大きさθは、5度〜30度であることが好ましく、10度〜20度であることがより好ましい。平面視における斜面10cの幅Wは、1mm〜20mmであることが好ましく、3mm〜9mmであることがより好ましい。
なお、本発明において、斜面が平面状である必要は必ずしもない。斜面は、例えば曲面状であってもよい。より具体的には、斜面は、例えば、凸面状または凹面状であってもよい。
調理面10a及び斜面10cの上には、赤外光を遮蔽する赤外光遮蔽膜11が形成されている。本実施形態では、この赤外光遮蔽膜11により、調理面10a及び斜面10cの全面が覆われている。もっとも、本発明においては、赤外光遮蔽膜が調理面及び斜面の全面を覆っている必要は必ずしもない。本発明においては、赤外光遮蔽膜は、斜面の少なくとも一部を覆うものである限りにおいて特に限定されない。
赤外光遮蔽膜11は、赤外光を反射する膜、赤外光を吸収する膜、または赤外光を吸収すると共に反射する膜により構成することができる。赤外光遮蔽膜11は、具体的には、例えば、ガラス板10の屈折率よりも高い屈折率を有する高屈折率膜により構成することができる。赤外光遮蔽膜11を高屈折率膜により構成する場合は、高屈折率膜は、ガラス板10の屈折率よりも0.1以上高い屈折率を有することが好ましく、0.2以上高い屈折率を有することがより好ましい。具体的には、高屈折率膜の屈折率は、0.3以上であることが好ましく、0.4以上であることがより好ましい。
赤外光遮蔽膜11が、赤外光を反射させる赤外光反射膜である場合は、赤外光遮蔽膜11は、入射角が0°の赤外光に対する平均反射率が10%以上であるものであることが好ましく、15%以上であるものであることがより好ましい。また、このような赤外光遮蔽膜11は、例えば、酸化チタン、酸化ジルコン、酸化ニオブ、酸化ハフニウム、酸化タンタル、酸化タングステンまたはスズドープ酸化インジウム(ITO)等の金属酸化物膜により構成することができる。なかでも、赤外光遮蔽膜11は、酸化チタン、酸化ジルコン、酸化ニオブまたはスズドープ酸化インジウム(ITO)からなることがより好ましく、酸化チタンからなることがさらに好ましい。
一方、赤外光遮蔽膜11が、赤外光を吸収する赤外光吸収膜である場合、赤外光遮蔽膜11は、例えば、酸化クロム、あるいは酸化銅等の黒色を呈する塗装膜により形成することができる。
また、赤外光遮蔽膜11を赤外光反射膜及び赤外光吸収膜のうちの少なくとも一方を含む積層膜により構成してもよい。また、赤外光遮蔽膜は、例えば、高屈折率膜と低屈折率膜とが交互に積層された誘電体多層膜により構成されていてもよい。
赤外光遮蔽膜11が、可視光を透過させる場合、赤外光遮蔽膜11として所定の色調を有する膜を採用することによって、電磁加熱調理器用トッププレートの色調を所望の色調に調整できる。例えば、ガラス板の透過光が黄色味を有する色調を呈する際に、酸化チタン膜を赤外光遮蔽膜11として選択すれば、黄色を消色できる。酸化チタン膜は、青色の光の反射率が高いため、黄色味を抑制した色調となるからである。
以下、本実施形態では、赤外光遮蔽膜11が単一の酸化チタン膜からなる場合について説明する。
酸化チタン膜は、赤外光を反射する赤外遮蔽膜であり、例えば入射角が0°の赤外光の平均反射率を20%とし、赤外光の平均透過率を80%とすることができる。
赤外光遮蔽膜11の厚みは、赤外光遮蔽膜11の屈折率等によって適宜設定することができる。赤外光遮蔽膜11の厚みは、例えば、10nm〜200nmであることが好ましく、50nm〜150nmであることがより好ましい。
一方、裏面10bの上には、可視光を遮蔽する可視光遮蔽膜12が形成されている。本実施形態では、この可視光遮蔽膜12により裏面10bの実質的に全体が覆われている。具体的には、可視光遮蔽膜12は、裏面10bの赤外光センサと対向する部分を除いた全体を覆っている。
本実施形態では、可視光遮蔽膜12は、可視光を遮蔽する膜である。具体的には、本実施形態では、可視光遮蔽膜12は、可視光を遮蔽すると共に、赤外光も遮蔽する膜である。可視光遮蔽膜12は、例えば、可視光及び赤外光を反射したり吸収したりする膜により構成することができる。より具体的には、本実施形態では、可視光遮蔽膜12は、可視光及び赤外光を反射する反射膜により構成されている。具体的には、可視光遮蔽膜12は、金属膜により構成されている。より具体的には、可視光遮蔽膜12は、金属チタン膜により構成されている。
可視光遮蔽膜12の厚みは、特に限定されないが、例えば、50nm〜200nm程度とすることができる。
可視光遮蔽膜12の上には、保護膜13が形成されている。この保護膜13により可視光遮蔽膜12が覆われている。この保護膜13により可視光遮蔽膜12と外気との接触が抑制されている。これにより、可視光遮蔽膜12の変性が抑制されている。
保護膜13は、例えば、窒化ケイ素等により形成することができる。保護膜13の厚みは、例えば、50nm〜200nm程度とすることができる。
ところで、斜面10cが設けられていないトッププレートでは、調理面と端面との稜線部が尖鋭になる。このため、調理面と端面との稜線部に調理器具が接触すると、稜線部が割れたり欠けたりする虞がある。
それに対して本実施形態では、斜面10cが設けられている。このため、調理器具との接触によってトッププレート1が損傷しにくい。また、稜線部を保護するための保護部材を設ける必要が必ずしもないため、IH調理器に組み込まれたトッププレート1の美観を向上させることができる。
トッププレート1では、裏面10bの上に可視光遮蔽膜12が設けられている。このため、トッププレート1を搭載したIH調理器では、内部のIH加熱装置や赤外光センサが好適に隠蔽される。従って、トッププレート1を用いることによって、美観に優れたIH調理器を実現することができる。
ところで、IH調理器においては、トッププレート1の上に配置された調理器具の温度を高精度に検出できることが重要である。調理器具の温度の検出精度を高める観点からは、調理器具から発せられる赤外光以外のノイズとなる光(以下、「ノイズ光」とする。)が赤外光センサに到達することを如何に抑制するかが問題となる。
例えば、図3に示すように、ガラス板100の斜面100cの上に赤外光遮蔽膜が設けられていない場合は、斜面100cからガラス板100内に光が入射しやすい。特に、斜面100cの法線方向から入射する光L1の斜面100cからガラス板100内への入射率が高くなる。この光L1がガラス板100内に入射すると、調理面100aと裏面100bとの間で反射を繰り返し、赤外光センサに至る虞がある。赤外光センサに到達した光L1に対して赤外光センサが検出感度を有している場合、光L1が赤外光センサに到達すると、赤外光センサにノイズが生じることとなり、調理器具の温度の検出精度が低下してしまうこととなる。
なお、調理面100aに対して斜めに入射する光L2は、調理面100aに対する入射角が大きいため、調理面100aからはガラス板100内には入射しにくい。また、調理面100aに対して垂直に入射する光は、調理面100aからも入射しやすいが、その垂直入射光は、ガラス板100内を板面方向に伝搬しないため、赤外光センサの直上に入射したもののみが影響を及ぼすこととなる。しかしながら、赤外光センサにより調理器具の温度を検出しているときには、赤外光センサの直上には調理器具が位置している。このため、調理面100aへの垂直入射光により調理器具の温度の検出精度が低下することはほとんどない。
ここで、本実施形態では、斜面10cの上に赤外光遮蔽膜11が設けられている。このため、図4に示すように、赤外光が斜面10cからガラス板10内に入射することが効果的に抑制されている。よって、斜面10cからガラス板10内に、調理器具の温度の検出精度を低下させるノイズ光が入射することが効果的に抑制されている。従って、本実施形態のトッププレート1を用いることにより、温度検出精度の低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、赤外光遮蔽膜11が調理面10aの上にも形成されている。このため、調理面10aからのノイズ光の侵入をより効果的に抑制することができる。よって、温度検出精度の低下をより効果的に抑制することができる。
また、酸化チタン膜などの高屈折率膜からなる赤外光遮蔽膜11を設けることにより、トッププレート1の色調の制御も可能となる。具体的には、例えば、トッププレートの色調をシルバー調にすべく、シルバー色の遮蔽膜を設けた場合であっても、ガラス板10の色調が黄色である場合は、トッププレート1の色調がゴールド調になってしまい、所望の色調が得られない。
それに対して、本実施形態では、高屈折率膜からなり、可視光を透過する赤外光遮蔽膜11が設けられているため、その赤外光遮蔽膜11の厚みや屈折率を調整することにより、ガラス板10の吸収による色調変化を打ち消すことができる。従って、可視光遮蔽膜12の色調と同じ色調のトッププレート1を実現することができる。例えば、本実施形態のように、可視光遮蔽膜12を金属チタン膜により構成した場合は、シルバー調の美観に優れるトッププレート1を実現することができる。
以下、本発明を実施した好ましい形態の他の例について説明する。以下の説明において、上記第1の実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係るIH調理器用トッププレートの略図的断面図である。
上記第1の実施形態では、可視光遮蔽膜12が裏面10bの全体を覆っている例について説明した。但し、本発明はこの構成に限定されない。
例えば、本実施形態では、図5に示すように、可視光遮蔽膜12及び保護膜13は、平面視において、斜面10cと重なる部分を含む裏面10bの周縁部の上には設けられておらず、裏面10bの中央部の上のみに設けられている。この場合は、斜面10cを透過した光L3が裏面10bにおいて反射され難い。従って、ノイズ光が赤外光センサに到達することをさらに効果的に抑制することができる。その結果、温度検出精度の低下をさらに効果的に抑制することができる。なお、本実施形態及び上記第1の実施形態において、電磁加熱調理器用トッププレートの赤外光センサが配置される部分には、赤外光遮蔽膜11及び可視光遮蔽膜12は設けられていない。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態に係るIH調理器用トッププレートの略図的断面図である。
上記第1の実施形態では、平面状の調理面10aと斜面10cとが連続して設けられている例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、図6に示すように、調理面10aと斜面10cとの間に環状の凸部10Aを設けてもよい。凸部10Aを設けた場合であっても、上記第1の実施形態と同様に、温度検出精度の低下を効果的に抑制することができる。
また、凸部10Aを設けることにより、トッププレート1の上に煮汁などの液体がこぼれた場合であっても、凸部10Aによりこぼれた煮汁などの液体がせき止められ、トッププレート1外に流出することが抑制される。
1…IH調理器用トッププレート
10…ガラス板
10A…凸部
10a…調理面
10b…裏面
10c…斜面
10d…端面
11…赤外光遮蔽膜
12…可視光遮蔽膜
13…保護膜

Claims (9)

  1. 調理面と、前記調理面と対向する裏面と、周縁部において前記裏面と対向して設けられ前記調理面の延びる方向に対して傾斜した方向に延びる斜面とを有し、可視光及び赤外光を透過させるガラス板と、
    前記調理面及び前記斜面の上に形成されており、赤外光を遮蔽する赤外光遮蔽膜と、
    を備え
    前記赤外光遮蔽膜は、可視光の平均透過率が75%以上であり、かつ、色調を有する、電磁加熱調理器用トッププレート。
  2. 前記赤外光遮蔽膜は、前記ガラス板の吸収による色調変化を打ち消すことが可能な色調を有する、請求項1に記載の電磁加熱調理器用トッププレート。
  3. 前記ガラス板の透過光が黄色味を有する色調を呈し、前記赤外光遮蔽膜は青色の光の反射率が高い、請求項1または2に記載の電磁加熱調理器用トッププレート。
  4. 前記裏面の上に設けられており、可視光を遮蔽する可視光遮蔽膜をさらに備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電磁加熱調理器用トッププレート。
  5. 前記可視光遮蔽膜は、前記可視光を反射する反射膜である、請求項4に記載の電磁加熱調理器用トッププレート。
  6. 前記反射膜は、金属膜により構成されている、請求項5に記載の電磁加熱調理器用トッププレート。
  7. 前記金属膜は、チタン膜により構成されている、請求項6に記載の電磁加熱調理器用トッププレート。
  8. 前記可視光遮蔽膜は、可視光に加えて赤外光も遮蔽し、
    前記可視光遮蔽膜は、平面視において、前記斜面と重なる部分を含む前記裏面の周縁部の上には設けられていない、請求項6または7に記載の電磁加熱調理器用トッププレート。
  9. 前記赤外光遮蔽膜は、酸化チタン、酸化ジルコン、酸化ニオブ、酸化ハフニウム、酸化タンタル、酸化タングステンまたはスズドープ酸化インジウムからなる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の電磁加熱調理器用トッププレート。
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