JP5659808B2 - アレイアンテナ式のcvdプラズマ装置及びアレイアンテナユニット - Google Patents
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Description
前記真空チャンバーの外側において、前記サポート部材の各支持孔に前記誘導結合型電極を挿通させた状態で支持させることにより、複数本の前記誘導結合型電極を一括してまとめる。次に、前記アレイアンテナユニットを前記真空チャンバーの正面側から前記真空チャンバーの内部に挿入して、前記梁部材を前記可動支持部材に支持させることにより、前記アレイアンテナユニットを前記可動支持部材にセットする。そして、前記可動支持部材を上方向へ移動させることにより、前記アレイアンテナユニットを上方向へ移動させて、各アンテナ側コネクタを対応関係にある前記天井壁側コネクタに接続せる。これにより、複数本の前記誘導結合型電極を前記真空チャンバーの前記天井壁側に一括して取付けることができる。
前記真空チャンバーの内部を真空状態に減圧して、前記基板エリアに基板をセットする。また、前記ガス供給源によって前記真空チャンバーの内部側へ材料ガスを供給する。そして、前記高周波電源によって複数本の前記誘導結合型電極に高周波波電力を供給することにより、前記アレイアンテナユニットの周辺にプラズマを発生させつつ、プラズマによって分解された材料ガスの成分を基板の表面に付着させる。これにより、基板の表面に薄膜を成膜(形成)することができる。なお、前記基板エリアに基板をセットした状態で、前記真空チャンバーの内部を真空状態に減圧しても構わない。
真空チャンバー3の外側において、整列プレート79の第1嵌合孔83を第1アンテナ側コネクタ47の大径部47aを嵌合させつつ、各分割サポート部材69Sの各第1支持孔75に第1電極棒49(第1アンテナ側コネクタ47)を挿通した状態で支持させる。同様に、整列プレート79の第2嵌合孔85を第2アンテナ側コネクタ51の大径部51aを嵌合させつつ、各分割サポート部材69Sの各第2支持孔77に第2電極棒53(第2アンテナ側コネクタ51)を挿通した状態で支持させる。これにより、図3に示すように、複数本の誘導結合型電極45を一括してまとめて、アレイアンテナユニット35を形成することできる。
まず、真空圧発生源5によって真空チャンバー3の内部を真空状態に減圧する。次に、台車39を真空チャンバー3の内部における基準の台車送り出し位置に送り出すことにより、各基板エリアAに基板Wをセットする。また、ガス供給源43によって真空チャンバー3の内部側へ材料ガスを供給することにより、各第2電極棒53の噴出孔59から材料ガスを噴射する。そして、高周波電源21によって複数本の誘導結合型電極45に高周波波電力を供給することにより、アレイアンテナユニット35の周辺にプラズマを発生させつつ、プラズマによって分解された材料ガスの成分を2枚の基板Wの表面に付着させる。これにより、2枚の基板Wの表面に非結晶シリコン膜又は微結晶シリコン膜等の薄膜を成膜(形成)することができる。
複数本の誘導結合型電極45を真空チャンバー3の天井壁15側に対して一括して着脱できるため、複数本の誘導結合型電極45の着脱作業を含む一連の誘導結合型電極45のメンテナンス作業を簡略化して、誘導結合型電極45のメンテナンス時間を大幅に短縮すると共に、アレイアンテナ式のCVDプラズマ装置1の停止によるスループットの低下量を極力小さくすることができる。特に、複数の第1アンテナ側コネクタ47及び複数の第2アンテナ側コネクタ51の整列状態を保ちつつ、第1アンテナ側コネクタ47と第1天井側コネクタ17との接続及び第2アンテナ側コネクタ51と第2天井側コネクタ19との接続を確実に行うことができるため、複数本の誘導結合型電極45の取付作業の繁雑化を抑えて、前述の効果をより高めることができる。
W 基板
1 アレイアンテナ式のCVDプラズマ装置
3 真空チャンバー
5 真空圧発生源
15 天井壁
17 第1天井側コネクタ
19 第2天井側コネクタ
21 高周波電源
23 センターガイドブッシュ
25 サイドガイドブッシュ
27 アンテナ支持機構(アンテナセット機構)
29 ガイド支柱
29a 段差部
31 可動支持部材
33 操作ナット
35 アレイアンテナユニット
39 台車
41 基板ホルダ
43 ガス供給源
45 誘導結合型電極
47 第1アンテナ側コネクタ
47a 第1アンテナ側コネクタの大径部
47b 第1アンテナ側コネクタの小径部
49 第1電極棒
51 第2アンテナ側コネクタ
51a 第2アンテナ側コネクタの大径部
51b 第2アンテナ側コネクタの小径部
53 第2電極棒
55 接続金具
59 噴出孔
63 梁部材
63a 梁部材のスリット開口部
63b 梁部材の切欠
65 センター位置決めピン
67 サイド位置決めピン
69 サポート部材
69S 分割サポート部材
75 第1支持孔
77 第2支持孔
79 整列プレート
81 ガイド部材
83 第1嵌合孔
85 第2嵌合孔
87 スプリング
Claims (14)
- 真空雰囲気中でプラズマを発生させつつ、プラズマによって分解された材料ガスの成分を基板の表面に付着させることにより、基板の表面に薄膜を成膜するアレイアンテナ式のCVDプラズマ装置において、
内部を真空状態に減圧可能であって、天井壁に高周波電源に電気的に接続した複数の天井壁側コネクタが幅方向に間隔を置いて配設された真空チャンバーと、
前記真空チャンバーの内部に配設され、上下方向へ移動可能な可動支持部材を備えたアンテナ支持機構と、
前記可動支持部材に前記真空チャンバーの正面側から着脱可能にセットされ、少なくとも片側に鉛直状態の基板をセット可能な基板エリアが形成され、プラズマを発生させるアレイアンテナユニットと、
前記真空チャンバーの内部側へ材料ガスを供給するガス供給源と、を具備し、
前記アレイアンテナユニットは、
鉛直状態で同一平面上に前記幅方向に間隔を置いて配列され、上端部に対応関係にある前記天井側コネクタに接続可能なアンテナ側コネクタが設けられた複数本の誘導結合型電極と、
前記可動支持部材に着脱可能に支持され、前記幅方向へ延びてあって、開口部が前記幅方向に沿って形成され、前記真空チャンバーに対する前記幅方向の変位が許容された梁部材と、
前記梁部材に前記幅方向に沿って設けられ、前記梁部材に対する前記幅方向の変位が許容され、前記誘導結合型電極を前記梁部材の前記開口部を介して挿通した状態で支持する複数の支持孔が前記幅方向に沿って形成されたサポート部材とを備え、
前記可動支持部材に前記アレイアンテナユニットをセットした状態で、前記可動支持部材を上方向へ移動させると、各アンテナ側コネクタが対応関係にある前記天井壁側コネクタに接続するようになっていることを特徴とするアレイアンテナ式のCVDプラズマ装置。 - 前記サポート部材は、前記幅方向に沿って分割されかつ前記梁部材に対する前記幅方向の変位が許容された複数の分割サポート部材からなることを特徴とする請求項1に記載のアレイアンテナ式のCVDプラズマ装置。
- 各アンテナ側コネクタは、上端部側から、大形部と、前記大形部に連続しかつ横断面積が前記大形部よりも小さい小形部とを有してあって、
前記アレイアンテナユニットは、
前記梁部材に上下方向へ移動可能に設けられ、前記幅方向へ延びてあって、前記アンテナ側コネクタの前記大形部に嵌合可能な複数の嵌合孔が前記幅方向に沿って形成され、前記真空チャンバーの前記天井壁の一部に当接可能であって、付勢部材の付勢力によって上方向へ付勢され、複数の前記アンテナ側コネクタを整列する整列プレートと、を備え、
前記整列プレートは、前記天井壁の一部に当接した状態で前記付勢部材の付勢力に抗しつつ前記梁部材に対して相対的に下方向へ移動すると、各嵌合孔が対応関係にある前記アンテナ側コネクタの前記大形部と嵌合した嵌合状態から、前記嵌合状態を解除した解除状態に切り替わるようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアレイアンテナ式のCVDプラズマ装置。 - 前記アンテナ支持機構は、前記真空チャンバーの前記天井壁の内壁に前記幅方向に離隔しかつ垂下して設けられた一対のガイド支柱、各ガイド支柱に上下方向へ移動可能かつ着脱可能に設けられた前記可動支持部材、及び各ガイド支柱における前記可動支持部材の下側に着脱可能に螺合して設けられかつ手動操作によって前記可動支持部材を上下方向へ移動させる操作部材を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載のアレイアンテナ式のCVDプラズマ装置。
- 前記梁部材の両端部に対応関係にある前記ガイド支柱に上下方向へ移動可能に係合する切欠がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項4に記載のアレイアンテナ式のCVDプラズマ装置。
- 前記真空チャンバーの前記天井壁に複数のガイドブッシュが前記幅方向に間隔を置いて配設され、
前記梁部材の上面に対応関係にある前記ガイドブッシュに係合する複数の位置決めピンが前記幅方向に間隔を置いて配設され、複数の前記位置決めピンのうちいずれかの前記位置決めピンは、係合状態にある前記ガイドブッシュに対して前記幅方向に移動不能であって、残りの前記位置決めピンは、係合状態にある前記ガイドブッシュに対する前記幅方向の変位が許容されるようになっていることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれかの請求項に記載のアレイアンテナ式のCVDプラズマ装置。 - 前記真空チャンバーの内部に前記梁部材の上方向の移動を規制するストッパが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれかの請求項に記載のアレイアンテナ式のCVDプラズマ装置。
- 複数の前記天井側コネクタは、前記高周波電源の供給側に電気的に接続された複数の第1天井側コネクタと、前記高周波電源の接地側に電気的に接続された複数の第2天井側コネクタとからなり、前記第1天井側コネクタと前記第2天井側コネクタが前記幅方向に沿って交互に配設されてあって、
各誘導結合型電極は、上端部に対応関係にある前記第1天井側コネクタに接続可能な第1アンテナ側コネクタが設けられた第1電極棒、前記第1電極棒に対して平行であってかつ上端部に対応関係にある前記第2天井側コネクタに接続可能な第2アンテナ側コネクタが設けられた第2電極棒、及び前記第1電極棒の下端部と前記第2電極棒の下端部の間に電気的に接続するように設けられた接続金具を備え、
複数の前記支持孔は、複数の第1支持孔と複数の第2支持孔からなり、前記サポート部材に前記第1支持孔及び前記第2支持孔が前記幅方向に沿って交互に形成され、各第1支持孔は前記第1電極棒を挿通した状態で支持可能であって、各第2支持孔は前記第2電極棒を挿通した状態で支持可能であって、
前記可動支持部材に前記アレイアンテナユニットをセットした状態で、前記可動支持部材を上方向へ移動させると、各第1アンテナ側コネクタが対応関係にある前記第1天井側コネクタに接続しかつ各第2アンテナ側コネクタが対応関係にある前記第2天井側コネクタに接続するようになっていることを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれかの請求項に記載のアレイアンテナ式のCVDプラズマ装置。 - 各第2電極棒がパイプ状を呈しており、各第2電極棒の内部が前記ガス供給源に接続されあって、外周面に材料ガスを噴出する複数の噴出孔が上下方向に沿って形成されてあって、
各第2支持孔は、複数の前記噴出孔が前記基板エリア側に指向するように前記第2電極棒を回転位置決め可能になっていることを特徴とする請求項8に記載のアレイアンテナ式のCVDプラズマ装置。 - 内部を真空状態に減圧可能であってかつ天井壁に高周波電源に電気的に接続した複数の天井壁側コネクタが幅方向に間隔を置いて配設された真空チャンバーと、前記真空チャンバーの内部に配設されかつ上下方向へ移動可能な可動支持部材を備えたアンテナ支持機構と、を具備してなるアレイアンテナ式のCVDプラズマ装置に用いられ、前記可動支持部材に前記真空チャンバーの正面側から着脱可能にセットされかつプラズマを発生させるアレイアンテナユニットであって、
鉛直状態で同一平面上にアレイ方向に間隔を置いて配列され、上端部に前記天井側コネクタに接続可能なアンテナ側コネクタが設けられた複数本の誘導結合型電極と、
前記アレイ方向へ延びてあって、開口部が前記アレイ方向に沿って形成された梁部材と、
前記梁部材に前記アレイ方向に沿って設けられ、前記梁部材に対する前記アレイ方向の変位が許容され、前記誘導結合型電極を前記梁部材の前記開口部を介して挿通した状態で支持する複数の支持孔が前記幅方向に沿って形成されたサポート部材と、を備えたことを特徴とするアレイアンテナユニット。 - 前記サポート部材は、前記アレイ方向に沿って分割されかつ前記梁部材に対する前記アレイ方向の変位が許容された複数の分割サポート部材からなることを特徴とする請求項10に記載のアレイアンテナユニット。
- 各アンテナ側コネクタは、上端部側から、大形部と、前記大形部に連続しかつ横断面積が前記大形部よりも小さい小形部とを有してあって、
前記梁部材に上下方向へ移動可能に設けられ、前記幅方向へ延びてあって、前記アンテナ側コネクタの前記大形部に嵌合可能な複数の嵌合孔が前記幅方向に沿って形成され、複数の前記アンテナ側コネクタを整列する整列プレートと、を具備し、
前記整列プレートは、前記梁部材に対して相対的に下方向へ移動すると、各嵌合孔が対応関係にある前記アンテナ側コネクタの前記大形部と嵌合した嵌合状態から、前記嵌合状態を解除した解除状態に切り替わるようになっていることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のアレイアンテナユニット。 - 複数の前記天井側コネクタは、前記高周波電源の供給側に電気的に接続された複数の第1天井側コネクタと、前記高周波電源の接地側に電気的に接続された複数の第2天井側コネクタとからなり、複数の前記第1天井側コネクタと複数の前記第2天井側コネクタが前記幅方向に沿って交互に配設されてあって、
各誘導結合型電極は、上端部に前記第1天井側コネクタに接続可能な第1アンテナ側コネクタが設けられた第1電極棒、前記第1電極棒に対して平行であってかつ上端部に前記第2天井側コネクタに接続可能な第2アンテナ側コネクタが設けられた第2電極棒、及び前記第1電極棒の下端部と前記第2電極棒の下端部の間に電気的に接続するように設けられた接続金具を備え、
複数の前記支持孔は、複数の第1支持孔と複数の第2支持孔からなり、前記サポート部材に前記第1支持孔及び前記第2支持孔が前記アレイ方向に沿って交互に形成され、各第1支持孔は前記第1電極棒を挿通した状態で支持可能であって、各第2支持孔は前記第2電極棒を挿通した状態で支持可能であることを特徴とする請求項10から請求項12のうちのいずれかの請求項に記載のアレイアンテナユニット。 - 各第2電極棒がパイプ状を呈しており、各第2電極棒の内部が材料ガスを供給するガス供給源に接続可能であって、外周面に材料ガスを噴出する噴出孔が形成されてあって、
各第2支持孔は、前記噴出孔が指定の向きを指向するように前記第2電極棒を回転位置決め可能になっていることを特徴とする請求項13に記載のアレイアンテナユニット。
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