JP5659256B2 - 電磁弁の駆動制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁弁の駆動制御装置に関し、特に内燃機関に装着される燃料噴射弁や排気還流制御弁などのように流体の流量を制御する電磁弁の開閉制御を行う装置に関する。
特許文献1には、内燃機関に設けられる燃料噴射弁を備える燃料噴射装置が示されている。この装置によれば、燃料噴射弁の実リフト期間がリフトセンサを用いて検出され、実リフト期間が目標リフト期間に一致するように、燃料噴射弁の駆動信号が補正される。
特開昭63−97869号公報
例えば内燃機関の燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁では、燃料噴射弁の実開弁時間(実リフト期間)が、燃料の圧力を受け易い傾向がある。ところが、特許文献1に示される装置では、燃料噴射弁に供給される燃料の圧力の影響は考慮されていないため、比較的速い速度で燃料圧力が変化するような場合には、フィードバック制御での修正が間に合わず、実開弁時間と目標開弁時間との偏差が大きくなるという課題がある。
本発明はこの課題を解決するためになされたものであり、電磁弁によって流量制御される流体の圧力が比較的早い速度で変化した場合でも実開弁時間の制御偏差の増加を抑制し、制御精度を維持できる電磁弁の駆動制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、流体の流量を制御する電磁弁(2)の駆動制御装置において、前記流体の圧力(PF)を検出する圧力検出手段と、前記電磁弁の開弁要求時間(Topen)を算出する開弁要求時間算出手段と、前記開弁要求時間(Topen)に基づいて前記電磁弁の開弁指令時間(Ti)を算出し、該開弁指令時間(Ti)を用いて前記電磁弁の駆動信号を生成する駆動信号生成手段と、前記電磁弁の駆動時に前記電磁弁の実開弁時間(TopenA)を検出する実開弁時間検出手段と、前記実開弁時間(TopenA)が前記開弁要求時間(Topen)に近づくように前記開弁指令時間(Ti)を修正する修正手段と、修正した前記開弁指令時間(TiUPD)を、検出される流体圧力に応じて所定の学習用流体圧(PFREF)における開弁指令時間に相当する学習用流体圧相当値(TiREF)に換算し、前記開弁要求時間(Topen)の制御単位時間(TUNIT)毎に保持する保持手段とを備え、前記駆動信号生成手段は、前記学習用流体圧相当値(TiREF)を用いて前記駆動信号を生成することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電磁弁の駆動制御装置において、前記駆動信号生成手段は、前記開弁要求時間(Topen)に対応する前記学習用流体圧相当値(TiREF)を算出し、算出した学習用流体圧相当値(TiREF)を、検出される流体圧力(PF)に応じて検出流体圧相当値に換算して前記開弁指令時間(Ti)を算出し、前記電磁弁の駆動信号を生成することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電磁弁の駆動制御装置において、前記保持手段は、前記電磁弁の実開弁時間(TopenA)が前記流体圧力(PF)の影響を受け易い範囲(RPLFT)に対応する前記学習用流体圧相当値(TiREF)を保持することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、電磁弁の開弁要求時間に基づいて電磁弁の開弁指令時間が算出され、該開弁指令時間を用いて電磁弁の駆動信号が生成される。電磁弁の駆動時に電磁弁の実開弁時間が検出され、実開弁時間が開弁要求時間に近づくように開弁指令時間が修正され、修正された開弁指令時間が、検出される流体圧力に応じて所定の学習用流体圧における開弁指令時間に相当する学習用流体圧相当値に換算され、開弁要求時間の制御単位時間毎に保持される。電磁弁の駆動信号は、保持された学習用流体圧相当値を用いて生成される。流体圧力の変化に対する実開弁時間の変化特性は、一定の相関関係があり、その相関関係を利用することにより、異なる流体圧力下で修正された開弁指令時間を、所定学習用流体圧における学習用流体圧相当値に換算し、またその逆の換算を行うことができる。したがって、保持した学習用流体圧相当値を用いることによって、流体圧力が比較的早い速度で変化した場合でも制御偏差の増加を抑制し、制御精度を維持することができる。また、所定学習用流体圧における学習用流体圧相当値に換算して保持するようにしたので、種々の流体圧下で修正された開弁指令時間をそれぞれの流体圧力に対応させて保持する場合に比べて、必要なメモリ容量を小さく抑えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、開弁要求時間に対応する学習用流体圧相当値が算出され、算出した学習用流体圧相当値を、検出される流体圧力に応じて検出流体圧相当値に換算することにより開弁指令時間が算出されるので、小容量のメモリを用いて流体圧力の変化範囲の全体において制御精度を維持することができる。
請求項3に記載の発明によれば、保持する学習用流体圧相当値は、電磁弁の実開弁時間が流体圧力の影響を受け易い範囲に対応するものに限定されるので、必要なメモリ容量をさらに低減することができる。
本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置を示す図である。 燃料噴射弁の開弁要求時間(Topen)と、実開弁時間が開弁要求時間と一致するように設定した開弁指令時間(Ti)との関係を示す図である。 所定の学習用燃料圧における開弁指令時間に相当する学習用燃料圧相当値(TiREF)を保持するテーブルを示す。 開弁要求時間が一定という条件の下で部分リフト動作を行った場合における燃料圧(PF)と開弁指令時間(Ti)との関係を示す図である。 燃料噴射制御処理のフローチャートである。 図5に示す処理の変形例のフローチャートである。 開弁要求時間(Topen)が大きいフルリフト範囲でも学習を行うことにより得られたテーブルの一例を示す図である。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる内燃機関(以下「エンジン」という)及びその制御装置を示す図であり、本実施形態では、ソレノイドを有する電磁弁で構成される燃料噴射弁の開弁時間を変更することによって、エンジンに供給する燃料量の制御が行われる。
4気筒のエンジン1は各気筒に対応して4つの燃料噴射弁2を備えており、燃料噴射弁2は、エンジン1の燃焼室内に直接燃料を噴射する。4つの燃料噴射弁2はそれぞれECU5に接続されており、ECU5によって、その作動が制御される。
燃料噴射弁2は、燃料通路3を介してデリバリパイプ4に接続されており、デリバリパイプ4には図示しない高圧燃料ポンプによって加圧された燃料が供給される。デリバリパイプ4には、燃料圧PFを検出する燃料圧センサ12が取り付けられており、その検出信号はECU5に供給される
ECU5には、燃料噴射弁2のソレノイドの両端の電圧VSL及びソレノイドに供給される電流ISLを検出する電圧電流検出センサ11、エンジン1の回転数NEを検出するエンジン回転数センサ13、エンジン1の吸入空気流量GAIRを検出する吸入空気流量センサ14、吸気温TAを検出する吸気温センサ15、エンジン冷却水温TWを検出する冷却水温センサ16などのエンジン運転状態を検出する各種センサが接続されており、それらのセンサの検出信号はECU5に供給される。ECU5は、これらのセンサの検出信号を用いてエンジン運転状態に応じた燃料噴射弁2の開弁要求時間Topenを算出し、開弁要求時間Topenに応じて開弁指令時間Tiを算出し、開弁指令時間Tiを用いて燃料噴射弁2の駆動制御を行う。
図2は、開弁要求時間Topenと、実際の開弁時間が開弁要求時間Topenと一致するように設定した開弁指令時間Tiとの関係を示す図である。この図に示す実線L1,破線L2,及び一点鎖線L3は、それぞれ燃料圧PFが第1圧力PF1(例えば20MPa),第2圧力PF2(例えば10MPa),及び第3圧力PF3(例えば3.5MPa)である場合に対応する関係を示し、第1〜第3圧力PF1〜PF3はPF1>PF2>PF3なる関係を満たす。通常は、開弁要求時間Topenの増加に対して開弁指令時間Tiは単調に増加するが、一部(矢印ARで示す範囲)において逆の相関特性を示す。これは、燃料噴射弁2の弁体が開弁作動時にバウンス動作(リフト量が小さく増減する動作)をすることに起因している。実際の制御においては後述するように単調に変化する特性で近似して、開弁要求時間Topenから開弁指令時間Tiが算出される。
図2においてTODLは最少開弁時間を示し、これより小さい範囲は使用されない。最少開弁時間TODLから要求時間閾値TODTHまでの範囲RPLFTは、燃料噴射弁2の弁体が最大リフト量LFTMAXに達しないような開弁動作(部分リフト動作)を行う範囲(以下「部分リフト範囲」という)であり、燃料圧PFの影響を受けやすい範囲である。そこで本実施形態では部分リフト範囲RPLFTにおいては開弁要求時間Topenと開弁指令時間Tiとの相関関係を学習し、異なる燃料圧下における開弁要求時間Topenに対応する開弁指令時間Tiを、所定の学習用燃料圧PFREF(例えば燃料圧PF1に設定される)における開弁指令時間に相当する学習用燃料圧相当値TiREFに換算してTiREFテーブルとして保持するようにしている。
図3はTiREFテーブルの一例を示す図であり、部分リフト範囲RPLFTでは、開弁要求時間Topenの制御単位時間TUNIT(例えば10μsec)毎に格子点が設定されており、対応する学習用燃料圧相当値TIREFが学習により更新されつつ保持される。図3において、開弁要求時間Topenが要求時間閾値TODTHより大きい範囲では、予め直線状に算出されたテーブル値TiREFTが設定されている。
図4は、開弁要求時間Topenが一定という条件の下で部分リフト動作を行った場合における燃料圧PFと開弁指令時間Tiとの関係を示す図であり、両者の関係は図に示す直線で近似可能である。この直線は下記式(1)で示される。
Ti=A×PF+B (1)
式(1)のAは直線の傾きであり、Bは燃料圧PFが「0」のときの開弁指令時間Tiに相当するが、実際にはあり得ない状態であり実用的な意義はない。図4に示す関係から明らかなように、燃料圧PFが高くなるほど開弁指令時間Tiを大きくする必要がある。燃料圧PFが高くなるほど燃料噴射弁2が開弁し難くなるためである。
図5は、ECU5で実行される燃料噴射制御処理のフローチャートである。なお、以下に説明する開弁指令時間Tiの算出にかかる演算は、すべて制御対象の気筒毎に行われる。
ステップS11では、エンジン運転状態に応じて開弁要求時間Topenを算出し、ステップS12では算出した開弁要求時間Topenが要求時間閾値TODTH以下であるか否かを判別する。ステップS12の答が肯定(YES)であるときは、開弁要求時間Topenに応じて図3に示すTiREFテーブルを検索し、学習用燃料圧相当値TiREFを算出する。
ステップS14では、検出される燃料圧PFを取得し、この燃料圧PF及びステップS13で算出した学習用燃料圧相当値TiREFを下記式(2)に適用し、開弁指令時間Tiを算出する。式(2)は、式(1)の関係(傾きA)を用いて学習用燃料圧相当値TiREFを、現時点の燃料圧PFに対応する開弁指令時間(検出燃料圧相当値)に換算する式である。
Ti=TiREF−A×(PFREF−PF) (2)
ステップS15では開弁指令時間Tiを用いて燃料噴射弁2の駆動信号を生成し、燃料噴射を実行する。ステップS17では燃料噴射実行時に実開弁時期tOP及び実閉弁時期tCLを検出する。実開弁時期tOPは、電圧電流センサ11により検出される電流波形の変曲点から求められ、実閉弁時期tCLは電圧電流センサ11により検出される電圧波形の変曲点が求められる。この検出手法は、例えば特開平6−174139号公報に示されている。
ステップS18では、下記式(3)により実開弁時間TopenAを算出し、ステップS19では、下記式(4)により偏差DTopenを算出する。
TopenA=tCL−tOP (3)
DTopen=Topen−TopenA (4)
ステップS20では、下記式(5)により補正時間TiCRを算出する。式(5)のGP及びGIはそれぞれ比例項ゲイン及び積分項ゲインであリ、ΣDTopenは偏差DTopenの積算値である。
TiCR=GP×DTopen+GI×ΣDTopen (5)
ステップS21では、下記式(6)に開弁指令時間Ti及び補正時間TiCRを適用して、更新開弁指令時間TiUPDを算出し、ステップS22では更新開弁指令時間TiUPDを下記式(7)に適用して、更新テーブル値TiREFUPDを算出する。式(7)は、式(2)の逆変換を行うものであり、更新開弁指令時間TiUPDが学習用燃料圧PFREF相当の値である更新テーブル値TiREFUPDに換算される。
TiUPD=Ti+TiCR (6)
TiREFUPD=TiUPD+A×(PFREF−PF) (7)
ステップS23では、更新テーブル値TiREFUPDを下記式(8)に適用して、TiREFテーブルにおける、今回の開弁要求時間Topenに対応する設定値を更新する。式(8)の右辺のTiREFは現在のテーブル設定値であり、CLは例えば「0.1」程度の値に設定されるなまし係数である。
TiREF=CL×TiREFUPD+(1−CL)×TiREF (8)
一方ステップS12の答が否定(NO)であって、開弁要求時間Topenが要求時間閾値TODTHより大きいとき(部分リフト範囲RPLFT外であるとき)は、開弁要求時間Topenに応じてTiREFテーブルを検索して、テーブル値TiREFTを算出する(ステップS31)。部分リフト範囲RPLFT内の設定値である学習用燃料圧相当値TiREFと区別するために、部分リフト範囲RPLFT外の設定値を「テーブル値TiREFT」という表記する。
ステップS32では、下記式(9)にテーブル値TiREFTを適用して、開弁指令時間Tiを算出する。式(9)のTiCRは、後述するステップS37で算出される補正時間(前回算出値)である。
Ti=TiREFT+TiCR (9)
ステップS33〜S37における処理内容は、上述したステップS16〜S20と同一である。すなわち、燃料噴射を実行して実開弁時間TopenAを検出し(ステップS33〜S35)、実開弁時間TopenAと開弁要求時間Topenとの偏差DTopenを算出し(ステップS36)、偏差DTopen応じて補正時間TiCRを算出する(ステップS37)。
以上のように本実施形態では、燃料噴射弁2の開弁要求時間Topenに基づいて開弁指令時間Tiが算出され、開弁指令時間Tiを用いて燃料噴射弁2の駆動信号が生成され、燃料噴射を実行したときに燃料噴射弁2の実開弁時間TopenAが検出される。燃料噴射弁2の部分リフト範囲RPLFTでは、実開弁時間TopenAが開弁要求時間Topenに近づくように開弁指令時間Tiを修正することにより、更新開弁時間TiUPDが算出され、更新開弁時間TiUPDが、検出される燃料圧PFに応じて学習用燃料圧PFREFにおける開弁指令時間に相当する更新テーブル値TiREFUPDに換算され、更新テーブル値TiREFUPDによって、開弁要求時間Topenの制御単位時間TUNIT毎にTiREFテーブルとして保持される学習用燃料圧相当値TiREFが更新される。したがって、更新テーブル値TiREFUPDによって更新された学習用燃料圧相当値TiREFがTiREFテーブルとして保持される。そして、燃料噴射弁2の駆動信号の生成に使用される開弁指令時間Tiは、保持された学習用燃料圧相当値TiREFを用いて算出される。
図4に示すように、開弁要求時間Topenが一定であるときの燃料圧PFと開弁指令時間Tiとの関係は直線で近似できるので、この関係を用いて異なる燃料圧PF下で算出された更新開弁時間TiUPDを、所定学習用燃料圧PFREFにおける学習用燃料圧相当値としての更新テーブル値TiREFUPDに換算すること、及びその逆の換算を行うことができる。したがって、保持した学習用燃料圧相当値TiREFを用いることによって、燃料圧PFが比較的早い速度で変化した場合でも、実開弁時間TopenAの制御偏差の増加を抑制し、制御精度を維持することができる。また、所定学習用燃料圧PFREFにおける学習用燃料圧相当値TiREFに換算して保持するようにしたので、種々の異なる燃料圧下で修正された開弁指令時間Tiをそれぞれの燃料圧PFに対応させて保持する場合に比べて、必要なメモリ容量を小さく抑えることができる。
また保持する学習用燃料圧相当値TiREFは、実開弁時間TopenAが燃料圧PFの影響を受け易い部分リフト範囲RPLFTに対応するものに限定するようにしたので、必要なメモリ容量をさらに低減することができる。
本実施形態では、電圧電流センサが実開弁時間検出手段の一部を構成し、燃料圧センサ12が圧力検出手段に相当し、ECU5が開弁要求時間算出手段、実開弁時間検出手段の一部、駆動信号生成手段、修正手段、及び保持手段を構成する。具体的には、図5のステップS11が開弁要求時間算出手段に相当し、ステップS13〜S16が駆動信号生成手段に相当し、ステップS17及びS18が実開弁時間検出手段に相当し、ステップS19〜S21が修正手段に相当し、ステップS22及びS23が保持手段に相当する。
なお本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、図5の処理では、テーブル値TiREFTの学習は行っていないが、図6に示すように算出された補正時間TiCRを用いてテーブル値TiREFTの学習(更新)を行うようにしてもよい。図6の処理は、図5の処理にステップS38及びS39を追加したものである。
ステップS38では、ステップS21と同様にして更新開弁指令時間TiUPDを算出し、ステップS39では下記式(10)により、テーブル値TiREFTの更新を行う。式(10)の右辺のTiREFTは現在のテーブル設定値である。
TiREFT=CL×TiUPD+(1−CL)×TiREFT (10)
図7は、開弁要求時間Topenが要求時間閾値TODTHより大きい範囲(フルリフト範囲)でも学習を行うことにより得られたTiREFテーブルの一例を示す。
このようにフルリフト範囲でも学習を行うことによって、実開弁時間TopenAの制御精度を高めることができる。
また、電磁弁の実開弁時間(TopenA)は、特許文献1に示されるようにリフトセンサを用いて検出するようにしてもよい。また、上述した実施形態では、比例積分制御を適用して補正時間TiCRを算出するようにしが、比例項ゲインGPを「1」とし、積分項ゲインGIを「0」として、偏差DTopenをそのまま補正時間TiCRとしてもよい。
上述した実施形態では、内燃機関の燃料噴射弁に本発明を適用した例を示したが、本発明は流体の流量を制御するための一般的な電磁弁にも適用可能である。
2 燃料噴射弁(電磁弁)
5 電子制御ユニット(開弁要求時間算出手段、実開弁時間検出手段、駆動信号生成手段、修正手段、保持手段)
11 電圧電流センサ(実開弁時間検出手段)
12 燃料圧センサ(圧力検出手段)

Claims (3)

  1. 流体の流量を制御する電磁弁の駆動制御装置において、
    前記流体の圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記電磁弁の開弁要求時間を算出する開弁要求時間算出手段と、
    前記開弁要求時間に基づいて前記電磁弁の開弁指令時間を算出し、該開弁指令時間を用いて前記電磁弁の駆動信号を生成する駆動信号生成手段と、
    前記電磁弁の駆動時に前記電磁弁の実開弁時間を検出する実開弁時間検出手段と、
    前記実開弁時間が前記開弁要求時間に近づくように前記開弁指令時間を修正する修正手段と、
    修正した前記開弁指令時間を、検出される流体圧力に応じて所定の学習用流体圧における開弁指令時間に相当する学習用流体圧相当値に換算し、前記開弁要求時間の制御単位時間毎に保持する保持手段とを備え、
    前記駆動信号生成手段は、前記学習用流体圧相当値を用いて前記駆動信号を生成することを特徴とする電磁弁の駆動制御装置。
  2. 前記駆動信号生成手段は、前記開弁要求時間に対応する前記学習用流体圧相当値を算出し、算出した学習用流体圧相当値を、検出される流体圧力に応じて検出流体圧相当値に換算して前記開弁指令時間を算出し、前記電磁弁の駆動信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の電磁弁の駆動制御装置。
  3. 前記保持手段は、前記電磁弁の実開弁時間が前記流体圧力の影響を受け易い範囲に対応する前記学習用流体圧相当値を保持することを特徴とする請求項2に記載の電磁弁の駆動制御装置。
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