JP5658523B2 - 基地局管理サーバ、及び基地局装置 - Google Patents
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Description
そこで、電力パラメータの変更に伴う受信電力及び干渉電力の変化を定式化するなどして、受信電力及び干渉電力の変化量を推定し、各基地局装置における通信品質の推定値を同時に評価することで、複数の基地局装置における最適な電力パラメータを設定することができる。
例えば、パラメータ数をlとし、各パラメータが等しくm通りの値域を持ち、かつ、基地局数をnとする場合には、(ml)n通りのパラメータ候補について計算する必要がある。
図1は、第1実施形態における通信システム1の構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、通信システム1は、不図示の端末装置と無線通信を行う複数の基地局装置11−1〜11−M(Mは、2以上の整数)と、各基地局装置11−1〜11−Mとネットワーク13を介して接続されている基地局管理サーバ12とを具備している。
以下、基地局装置11−1〜11−Mのうち、いずれか一つ、あるいはすべてを示す場合、基地局装置11という。本実施形態では、基地局装置11に接続している端末装置の送信電力を制御する電力パラメータとして、式(1)における固定オフセットP_O_NOMINAL_PUSCHの値と、補正係数αの値とを変更することにより、各基地局装置11において上りリンクの通信品質を制御する場合を例にして説明する。
基地局管理サーバ12は、各基地局装置11が電力パラメータの組み合わせごとに算出した推定受信電力及び推定干渉電力を用いて、各基地局装置11におけるSINR(Signal to Interference and Noise Ratio;信号電力対干渉及び雑音電力比)を推定し、推定したSINRに基づいて、予め定められた条件を満たす電力パラメータの組み合わせを選択し、選択した電力パラメータを各基地局装置11に通知する。
以下、本実施形態における基地局管理サーバ12、及び基地局装置11の構成について説明する。
無線通信部111は、端末装置から送信される信号を受信するとともに、端末装置に信号を送信することにより、端末装置と無線通信を行う。
設定候補情報は、基地局装置11において、上りリンクにおける各電力パラメータの取り得る値を示す情報である。具体的には、固定オフセットP_O_NOMINAL_PUSCHの設定候補におけるいずれかの値と、補正係数αの設定候補におけるいずれかの値との組み合わせを示す。LTE上りリンクの送信電力制御において、固定オフセットP_O_NOMINAL_PUSCHの設定候補(取り得る値)は、−126〜24の範囲における151個の整数値である。また、補正係数αの設定候補(取り得る値)は、8個の数値[0.0,0.4,0.5,0.6,0.7,0.8,0.9,1.0]である(非特許文献2)。したがって、設定候補情報が示す電力パラメータの組み合わせは、最大で1208(=151×8)通りになる。
トラヒック情報は、例えば、各基地局装置11における上りリンクの平均トラヒック量、平均スループットを示す。
通信品質情報は、各基地局装置11における上りリンクの通信品質を示す情報であり、例えば、上りリンクのSINR(Signal to Interference and Noise Ratio;信号対干渉雑音比)である。なお、SINRに替えて、IoT(Interference-over-thermal;干渉量)、MCS(Modulation Code Set;変調コードセット)、QCI(QoS Class Identifier;通信品質識別子)などの通信品質を示す情報を用いてもよい。
基地局送信電力情報は、自装置の送信電力を示す情報と、他の基地局装置11の送信電力を示す情報を含む。
パスロス情報は、自装置及び自装置に隣接する基地局装置11と、自装置と接続している端末装置との間のパスロス(伝搬損失)の推定値PLを示す。
統計区間情報は、無線電力推定部113が、自装置に接続している端末装置から受信する信号の受信電力に対する推定値を示す推定受信電力と、自装置が接続している端末装置が他の基地局装置11に与える干渉の電力に対する推定値を示す推定干渉電力とを算出するときに利用する無線リソース割当情報の予め定められた統計期間Iを示す。
逆に、固定オフセットP_O_NOMINAL_PUSCHや、補正係数αの設定値を小さくすると基地局装置11の受信電力が減少し、同時に隣接する基地局装置11への干渉電力が減少する。よって、これらの挙動に基づき、最適解とならない(=通信品質を下げる)可能性が高い電力パラメータの組み合わせについては、推定対象設定候補情報から除外することで、計算処理量やデータ量の削減を行う。
なお、平均SINRに替えて、自装置に接続している端末装置ごとに取得するSINRのCDF(Cumulative Distribution Function;累積分布関数)において予め定められた下位x1%の端末装置のSINRを、設定閾値A1と比較するようにしてもよい。
なお、平均SINRに替えて、自装置に接続している端末装置ごとに取得するSINRのCDFにおいて予め定められた下位x2%の端末装置のSINRを、設定閾値Bと比較するようにしてもよい。
予め定めた設定閾値D1以下であり、かつ、自装置において、平均SIRNが予め定めた設定閾値E1以上である場合、設定候補情報削減部114は、設定情報が示す固定オフセットP_O_NOMINAL_PUSCHと、補正係数αとの組み合わせ以外を推定対象設定候補情報から除外して、設定情報が示す組み合わせのみを推定対象設定候補情報にする。これにより、自装置において、接続している端末数が一定数以下であり、かつ、一定の通信品質が得られている場合、電力パラメータの組み合わせの変更が、通信システム1における通信品質などの改善に寄与する度合いが低いとみなす。そして、自装置において、設定情報が示す組み合わせのみを推定対象設定候補情報にすることにより、推定対象設定候補情報に含まれる組み合わせの数を削減することができる。
ここで、上述の設定閾値A1、B1、D1、E1、及びx1、x2は、実測値や、シミュレーションなどに基づいて、予め定められた値である。
具体的には、上記の(i)において、固定オフセットP_O_NOMINAL_PUSCH、及び補正係数αの設定候補情報がそれぞれ−126〜24、及び[0.0,0.4,0.5,0.6,0.7,0.8,0.9,1.0]であり、かつ、設定情報が固定オフセットP_O_NOMINAL_PUSCH=10、補正係数α=0.7である場合、推定対象設定候補情報は、固定オフセットP_O_NOMINAL_PUSCHは「10〜24」と、補正係数「0.7,0.8,0.9,1.0」との組み合わせとなる。ここで、例えば、F1=5、G1=2として、固定オフセットP_O_NOMINAL_PUSCHが「10〜15」と、補正係数「0.7,0.8,0.9」とからなる組み合わせを推定対象設定候補情報にする絞込みをしてもよい。
また、上記の(iii)〜(iv)の方法において、ユーザ分布情報に替えて、トラヒック情報を用いて推定対象設定候補情報に含まれる組み合わせの数を削減するようにしてもよい。具体的には、トラヒック情報が示す平均トラヒック量又は平均スループットが、予め定められた設定閾値H1である場合、自装置における電力パラメータの組み合わせの変更が、通信システム1における通信品質などの改善に寄与する度合いが低いとみなして、設定情報が示す組み合わせのみを推定対象設定候補情報にするようにしてもよい。
まず、電力推定部115は、統計区間情報が示す統計期間I内のサブフレーム(i)において、自装置(基地局装置11(x))に接続している端末装置のうち無線リソースを割当てられた端末装置(u)ごとに、現在の電力パラメータ(設定情報)に対する送信電力の推定値である推定送信電力P_PUSCH(x,u,i)[mW]を、次式(2)を用いて算出する。
次に、電力パラメータを現在の設定値から、推定対象設定候補情報が示す電力パラメータに変更したときの推定送信電力の差(変化量)ΔP_PUSCH[dB]を次式(4)を用いて算出する。
また、電力推定部115は、推定対象設定候補情報が示す電力パラメータの組み合わせごとに、当該組み合わせに対する推定送信電力P’_PUSCH(x,u,i)と、次式(7)とを用いて、推定干渉電力P’_RX(x→y)を算出する。推定干渉電力P’_RX(x→y)は、自装置(基地局装置11(x))に接続している端末装置(u)から、自装置に隣接する基地局装置11(y)への干渉電力の推定値である。
干渉電力P’I(x)[mW]は、次式(9)により算出される。
また、NeighbourListは、基地局装置11(x)に隣接する基地局装置11の予め定められたリストである。
これにより、各基地局装置11が連携して電力パラメータを変更する際に要する時間を短縮することができ、ユーザ分布やトラヒック発生状況に応じた電力パラメータの更新をしてシステム容量を増大させる設定の変更に要する時間を短縮することができる。その結果、ユーザ分布やトラヒック量の変化に対応した電力パラメータの更新を短い間隔で行うことができるようになる。
なお、本実施形態において、設定候補情報削減部114は、上述の(i)〜(iv)の方法を組み合わせて用いるようにしてもよい。
図2は、第2実施形態における通信システム2の構成を示す概略ブロック図である。本実施形態の通信システム2は、第1実施形態における通信システム1(図1)の変形例であり、基地局管理サーバ22の構成が第1実施形態の基地局管理サーバ12の構成と異なる。本実施形態において、第1実施形態と同じ構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
図2に示すように、基地局管理サーバ22は、通信品質推定部221と、パラメータ設定部122とを備えている。通信品質推定部221は、設定候補情報決定部222と、通信品質算出部223とを有している。
なお、平均SINRに替えて、基地局装置11に接続している端末装置ごとのSINRのCDFにおいて、下位x3%の端末装置のSINRと、設定閾値A2とを比較するようにしてもよい。
基地局装置11(o)の平均SINRが設定閾値B2未満であり、かつ、基地局装置11(o)に対して干渉閾値より高い電力の干渉を与える基地局装置11(n)の平均SINRが設定閾値C2以上である場合、設定候補情報決定部222は、基地局装置11(n)におけるp(n)がp_t(n)より小さく、かつ、a(n)がa_t(n)より小さい電力パラメータの組み合わせを推定対象とし、他の組み合わせを推定対象から除外して推定対象の数を削減する。
なお、平均SINRに替えて、基地局装置11に接続している端末装置ごとのSINRのCDFにおいて、下位x4%の端末装置のSINRと、設定閾値B2、及び設定閾値C2とを比較するようにしてもよい。
すなわち、平均SINRが設定閾値D2未満の基地局装置11がある場合、現在用いられている電力パラメータの組み合わせに対して、当該基地局装置11に接続している端末装置の送信電力を下げる電力パラメータの組み合わせを推定対象から除外する。これにより、一定の通信品質が得られていない基地局装置11に対して、当該基地局装置11に接続している端末装置の送信電力を下げる電力パラメータの組み合わせを推定対象から除外して、推定対象の数を削減することができる。
なお、平均SINRに替えて、基地局装置11に接続している端末装置ごとのSINRのCDFにおいて、下位x5%の端末装置のSINRと、設定閾値D2とを比較するようにしてもよい。
なお、平均SINRに替えて、基地局装置11に接続している端末装置ごとのSINRのCDFにおいて、下位x6%の端末装置のSINRと、設定閾値E2とを比較するようにしてもよい。
すなわち、接続している端末装置の数が設定閾値G2以下の基地局装置11の現在値を含まない電力パラメータの組み合わせを推定対象から除外する。これにより、接続している端末装置の少ない基地局装置11は、電力パラメータを更新してもシステム全体における改善の寄与度が低いとみなして、当該基地局装置11に対する電力パラメータの候補値を減らして、推定対象の数を削減することができる。
これにより、システム全体における改善の寄与度が高そうな基地局装置11のみを電力パラメータを更新する対象として、寄与度の低そうな基地局装置11に対して、現在値のみを候補値として、推定対象の数を削減することができる。
なお、上記の(I)〜(VII)の方法において、第1実施形態と同様に、各基地局装置11の設定情報が示す固定オフセットP_O_NOMINAL_PUSCHの値と、補正係数αの値とに近い値に、電力パラメータの組み合わせを絞り込むようにしてもよい。これにより、現在値と近い値を候補値とすることにより、推定値に生じる誤差が大きくなりやすい値を除外して、推定対象の数を削減することができる。また、通信品質の推定値の精度を向上させることができる。
また、通信品質算出部223は、算出したSINRの推定値と、当該推定値を算出した際の電力パラメータの組み合わせとが対応付けられた推定通信品質情報をパラメータ設定部122に出力する。
例えば、LTEの上りリンクにおいて、各基地局装置11から受信する設定候補情報に示される電力パラメータの組み合わせが含まれている。ここで、固定オフセットP_O_NOMINAL_PUSCH、及び補正係数αの組み合わせ数の最大値は、上述したように1208通りである。基地局装置11の数をM(Mは、2以上の整数)とすると、通信品質の推定値を算出する推定対象の電力パラメータの組み合わせは、最大で(1208N)通りとなる。
これにより、上りリンクの送信電力制御において、各基地局装置11に対する最適な電力パラメータの組み合わせを探索する際、ユーザ分布情報やトラヒック情報、通信品質情報に基づいて、電力パラメータの組み合わせの数を削減することにより、適切な電力パラメータの組み合わせを選択するために必要な計算処理量や、データ量を削減することができる。また、ユーザ分布やトラヒック量の変化に対応した電力パラメータの更新を短い間隔で行うことができるようになり、基地局装置11間の干渉回避する電力パラメータを設定して通信システム2全体の通信容量を向上させることができる。
また、第2実施形態において、設定候補情報決定部222は、各基地局装置11より受信する設定情報、及び設定候補情報から推定対象設定候補情報の初期値を算出する構成について説明したが、これに限らずに、各基地局装置11より受信する推定電力情報に含まれる電力パラメータの組み合わせから推定対象設定候補情報の初期値を算出するようにしてもよい。
また、設定候補情報決定部222は、上述の(I)〜(VII)の方法を組み合わせて用いてもよい。
また、上述の第1及び第2実施形態において、端末装置の送信電力を制御する電力パラメータとして、固定オフセットP_O_NOMINAL_PUSCHと、補正係数αとを用いた構成について説明したが、2つの電力パラメータに式(1)に含まれる他の電力パラメータを加えるようにしてもよいし、固定オフセット又は補正係数のいずれか一方を用いて端末装置の送信電力を制御するようにしてもよい。
また、上述の第1及び第2実施形態では、LTEにおいて用いられる式(1)により端末装置の送信電力を算出する構成について説明したが、各実施形態における計算処理量、及びデータ量を削減する方法は、これに限ることなく、他の算出式により端末装置の送信電力を算出する場合についても同様に適用することができる。
Claims (15)
- 接続する端末装置の送信電力を電力パラメータを用いて制御する複数の基地局装置に接続される基地局管理サーバにおいて、
前記複数の基地局装置それぞれの前記端末装置との通信状況を示す情報に基づいて、前記複数の基地局装置に対して取り得る電力パラメータの組み合わせから、前記複数の基地局装置に対して通信品質が下がる可能性の高い電力パラメータの組み合わせを除外し、残った電力パラメータの組み合わせを出力する設定候補情報決定部と、
前記設定候補情報決定部が出力した電力パラメータの組み合わせごとに、前記複数の基地局装置それぞれにおける通信品質の推定値を算出する通信品質算出部と
を備える
ことを特徴する基地局管理サーバ。 - 前記通信状況を示す情報は、前記基地局装置と前記端末装置との間における通信品質の高低を示す情報を含み、
前記設定候補情報決定部は、
前記基地局装置ごとに、該基地局装置の通信品質が予め定められた第1閾値未満であり、該基地局装置に隣接する基地局装置の通信品質が前記第1閾値より高い第2閾値以上であるかを判定し、判定結果が合格である場合、現在用いられている電力パラメータの組み合わせに対して、該基地局装置において前記端末装置の送信電力を下げ、かつ、前記隣接する基地局装置すべてにおいて前記端末装置の送信電力を上げる電力パラメータの組み合わせを、取り得る電力パラメータの組み合わせから除外する
ことを特徴とする請求項1に記載の基地局管理サーバ。 - 前記通信状況を示す情報は、前記基地局装置と前記端末装置との間における通信品質の高低を示す情報と、他の前記基地局装置が接続している端末装置から受ける干渉電力を示す情報とを含み、
前記設定候補情報決定部は、
前記複数の基地局装置ごとに、該基地局装置の通信品質が予め定められた第1閾値未満であり、該基地局装置に対して予め定められた電力値以上の干渉を与える隣接する基地局装置の通信品質が前記第1閾値より高い第2閾値以上であるかを判定し、判定結果が合格である場合、現在用いられている電力パラメータの組み合わせに対して、前記隣接する基地局装置において前記端末装置の送信電力を上げる電力パラメータの組み合わせを、取り得る電力パラメータの組み合わせから除外する
ことを特徴とする請求項1に記載の基地局管理サーバ。 - 前記通信状況を示す情報は、前記基地局装置と前記端末装置との間における通信品質の高低を示す情報を含み、
前記設定候補情報決定部は、
前記複数の基地局装置ごとに、該基地局装置の通信品質が予め定められた閾値未満であるかを判定し、判定結果が合格である場合、現在用いられている電力パラメータの組み合わせに対して、該基地局装置において前記端末装置の送信電力を下げる電力パラメータの組み合わせを、取り得る電力パラメータの組み合わせから除外する
ことを特徴とする請求項1に記載の基地局管理サーバ。 - 前記通信状況を示す情報は、前記基地局装置と前記端末装置との間における通信品質の高低を示す情報を含み、
前記設定候補情報決定部は、
前記複数の基地局装置ごとに、該基地局装置の通信品質が予め定められた閾値以上であるかを判定し、判定結果が合格である場合、現在用いられている電力パラメータの組み合わせに対して、該基地局装置において前記端末装置の送信電力を上げる電力パラメータの組み合わせを、取り得る電力パラメータの組み合わせから除外する
ことを特徴とする請求項1に記載の基地局管理サーバ。 - 前記通信状況を示す情報は、前記複数の基地局装置それぞれが接続している前記端末装置の数を示す情報を含み、
前記設定候補情報決定部は、
前記複数の基地局装置ごとに、該基地局装置に接続している前記端末装置の数が予め定められた第1閾値未満であるかを判定し、判定結果が合格である場合、該基地局装置において、現在使用されている電力パラメータ以外を含む電力パラメータの組み合わせを、取り得る電力パラメータの組み合わせから除外する
ことを特徴とする請求項1に記載の基地局管理サーバ。 - 前記通信状況を示す情報は、前記複数の基地局装置それぞれが接続している前記端末装置の数を示す情報と、前記基地局装置と前記端末装置との間における通信品質の高低を示す情報とを含み、
前記設定候補情報決定部は、
前記複数の基地局装置ごとに、該基地局装置に接続している前記端末装置の数が予め定められた第1閾値未満であり、かつ、該基地局装置の通信品質が予め定められた第2閾値以上であるかを判定し、判定結果が合格である場合、該基地局装置において、現在使用されている電力パラメータ以外を含む電力パラメータの組み合わせを、取り得る電力パラメータの組み合わせから除外する
ことを特徴とする請求項1に記載の基地局管理サーバ。 - 前記通信状況を示す情報は、前記複数の基地局装置それぞれに接続している前記端末装置の数を示す情報を含み、
前記設定候補情報決定部は、
前記複数の基地局装置から、接続している前記端末装置の数が多い順に予め定められた数の基地局装置を選択し、選択されなかった基地局装置において現在使用されている電力パラメータ以外を含む電力パラメータの組み合わせを、取り得る電力パラメータの組み合わせから除外する
ことを特徴とする請求項1に記載の基地局管理サーバ。 - 前記設定候補情報決定部は、更に、
取り得る電力パラメータの組み合わせから、前記複数の基地局装置において現在使用されている電力パラメータに対して予め定められた範囲外の電力パラメータを含む電力パラメータの組み合わせを除外する
ことを特徴とする請求項2から請求項8のいずれか一項に記載の基地局管理サーバ。 - 無線通信により端末装置と接続する複数の基地局装置を具備する通信システムにおける基地局装置であって、
前記端末装置との通信状況を示す情報に基づいて、自装置に接続している前記端末装置の送信電力を制御する電力パラメータの取り得る候補から、自装置において通信品質が下がる可能性が高い電力パラメータの候補を除外し、残った電力パラメータの候補を出力する設定候補情報削減部と、
前記設定候補情報削減部が出力した電力パラメータごとに、自装置に接続している端末装置からの受信電力の推定値と、前記端末装置が他の前記基地局装置に与える干渉電力の推定値とを算出する電力推定部と
を備える
ことを特徴とする基地局装置。 - 前記通信状況を示す情報は、自装置と前記端末装置との間における通信品質の高低を示す情報を含み、
前記設定候補情報削減部は、
自装置と前記端末装置との間における通信品質が予め定められた閾値未満であるかを判定し、判定結果が合格である場合、現在用いられている電力パラメータに対して、前記端末装置の送信電力を下げる電力パラメータを、取り得る電量パラメータの候補から除外する
ことを特徴とする請求項10に記載の基地局装置。 - 前記通信状況を示す情報は、自装置と前記端末装置との間における通信品質の高低を示す情報を含み、
前記設定候補情報削減部は、
自装置と前記端末装置との間における通信品質が予め定められた閾値以上であるかを判定し、判定結果が合格である場合、現在用いられている電力パラメータに対して、前記端末装置の送信電力を上げる電力パラメータを、取り得る電力パラメータの候補から除外する
ことを特徴とする請求項10に記載の基地局装置。 - 前記通信状況を示す情報は、自装置に接続している前記端末装置の数を示す情報を含み、
前記設定候補情報削減部は、
自装置に接続している前記端末装置の数が予め定められた第1閾値未満であるかを判定し、判定結果が合格である場合、現在用いられている電力パラメータ以外の電力パラメータを取り得る電力パラメータの候補から除外する
ことを特徴とする請求項10に記載の基地局装置。 - 前記通信状況を示す情報は、自装置に接続している前記端末装置の数を示す情報と、自装置と前記端末装置との間における通信品質の高低を示す情報とを含み、
前記設定候補情報削減部は、
自装置に接続している前記端末装置の数が予め定められた第1閾値未満であり、かつ、自装置と前記端末装置との間における通信品質が予め定められた第2閾値以上であるかを判定し、判定結果が合格である場合、現在用いられている電力パラメータ以外の電力パラメータを取り得る電力パラメータの候補から除外する
ことを特徴とする請求項10に記載の基地局装置。 - 前記設定候補情報削減部は、更に、
取り得る電力パラメータの候補から、自装置において現在用いられている電力パラメータに対して予め定められた範囲外の電力パラメータを除外する
ことを特徴とする請求項10から請求項14のいずれか一項に記載の基地局装置。
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