JP2017536774A - 無線通信システムにおける電子機器と無線通信方法 - Google Patents

無線通信システムにおける電子機器と無線通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017536774A
JP2017536774A JP2017529312A JP2017529312A JP2017536774A JP 2017536774 A JP2017536774 A JP 2017536774A JP 2017529312 A JP2017529312 A JP 2017529312A JP 2017529312 A JP2017529312 A JP 2017529312A JP 2017536774 A JP2017536774 A JP 2017536774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic device
user equipment
power
communication
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017529312A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6624202B2 (ja
Inventor
宇欣 魏
宇欣 魏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Publication of JP2017536774A publication Critical patent/JP2017536774A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6624202B2 publication Critical patent/JP6624202B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/38TPC being performed in particular situations
    • H04W52/383TPC being performed in particular situations power control in peer-to-peer links
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/10Scheduling measurement reports ; Arrangements for measurement reports
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/24TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters
    • H04W52/242TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters taking into account path loss
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/32TPC of broadcast or control channels
    • H04W52/325Power control of control or pilot channels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/36TPC using constraints in the total amount of available transmission power with a discrete range or set of values, e.g. step size, ramping or offsets
    • H04W52/365Power headroom reporting
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/02Arrangements for optimising operational condition
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/24TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters
    • H04W52/243TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters taking into account interferences

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

本開示は無線通信システムにおける電子機器と無線通信方法に係る。本開示によるユーザー機器側の電子機器はターゲットユーザー機器とデバイス・ツー・デバイスD2D通信を行い、前記電子機器は、前記電子機器とターゲットユーザー機器との間のパスロスを取得し、前記パスロスに関する情報を基地局装置に報告するように配置されているパスロス報告ユニットと、前記基地局装置からの、前記パスロスに関係する第1のパワーパラメーターに関する情報を取得するように配置され、且つ前記第1のパワーパラメーターに基づいて前記電子機器と前記ターゲットユーザー機器との間でD2D通信を行うためのD2D伝送パワーを確定するように配置されているパワー確定ユニットとを含む。【選択図】図2

Description

本開示は、無線通信の技術分野に関し、具体的に、無線通信システムにおけるユーザー機器側の電子機器、基地局装置側の電子機器、及び無線通信システムで無線通信を行うための方法に関する。
この部分では、本開示に関する背景情報を提供しており、これは必ずしも従来技術ではない。
ユーザーデータの爆発的な増加は、データ伝送レートと伝送効率とに対する要求を向上させ、ユーザーと基地局との間の通信負荷が増加してきて、このような背景において、D2D(Device-to-Device:デバイス・ツー・デバイス)通信技術が提案された。D2D通信技術とは、セルラー通信ユーザー機器が、端末ダイレクトの方式により直接にデータのやり取りを行う情報伝送方式を指す。伝統的なセルラー通信に比べると、D2D通信技術は、スペクトルリソースを多重化させ、伝送距離が短く、情報が基地局を介さずに中継されるので、D2D通信技術はスペクトルの利用率を増加させ、ユーザー機器の送信パワー及び基地局負荷を減少させることができるとともに、通信距離が小さいので信号がよく、他の装置への通信干渉の低減に寄与する。
しかし、D2D通信は、伝統のユーザー-基地局の通信モードを変えて、基地局の一部の機能をユーザー機器に移したので、物理レイヤ、MAC(Media Access Control:媒体アクセス制御)レイヤ、上位レイヤプロトコルの設計のいずれにとっても課題となる。特に、D2D通信におけるパワー制御は、更なる基準と設計を必要とする。
この部分は、本開示の一般的概要を提供したが、その全部の範囲又はその全部の特徴の完全な開示ではない。
現在の標準化プロセスに応じて、D2Dの通信が上りリンクリソースで発生することに既に合意した。しかし、D2D通信のパワー制御については、以下の欠点がある。
(1)従来の標準におけるPUSCH(物理上りリンクデータチャネル)上りリンクパワー制御では、頻繁なシグナリングのやり取りを節約するために、端末と基地局との間のパスロスのみに基づいてパワー制御を行っている。しかし、D2D通信は、端末がダイレクトの方式により直接にデータのやり取りを行い、この際、端末と基地局との間のパスロスを考慮するが端末の間のパスロスを考慮せずにD2D端末の送信パワーを制御することは不正確となる。
(2)D2D通信の導入によって、セルラー通信に存在するセル内及びセル間干渉の前提で、またD2D装置とセルラーネットワーク装置との間の干渉も入ってしまい、これにより、干渉の状況はより複雑になる。この場合、パスロスのみに基づき、干渉を考慮しないパワー制御では不十分であるかもしれない。従って、一種のパワー制御方法を設計する必要があり、干渉に応じてD2D端末の送信パワーを制御するとともに、そのシグナリングのやり取りを低減させることができる。
(3)同時に各リソースブロックに割り当てられたD2D端末とセルラーネットワーク端末について、それぞれの伝送特性が異なるので、受信端に到達する異なるリソースブロックのパワーが大きく異なると、データの復号化が成功しない可能性がある。異なるリソースブロック間の干渉は帯域内放射(in-band emission)と称し、これはD2D端末のパワー制御で考慮すべきである。
(4)PHR(Power Headroom Report:パワーヘッドルーム報告)は、基地局を補助してMCS(Modulation and Coding Scheme:変調・符号化方式)及びリソースブロックサイズ決定を行って使用する場合に、端末から基地局へそのパワー使用状況を定期的に報告する。D2Dの導入によって、D2DのMCS及びそのリソース割当を最適化するために、PHRも改善を必要とする過程である。セルラーネットワークにおいて、タイマーの満了と下りリンクパスロスの変化がある閾値を超えたこととを連携してPHRをトリガーする。しかし、このトリガー条件はD2D通信に適合しない。まず、D2Dにブロードキャストが存在するので、シングルリンクのトリガー条件は簡単にブロードキャストシーンに拡張することができず、さもないと不必要なトリガーを引き起こす可能性があり、次に、D2Dユニキャストについて、D2D通信が上りリンクに発生するので、この際に基地局とD2D端末の下りリンクパスロスを採用してリンク変化状況を評価してPHRをトリガーすることは明らかに不合理である。従って、従来のセルラーネットワーク端末PHR報告過程と区別するために、D2D端末のPHR過程も設計と基準を行う必要がある。
本開示は、無線通信システムにおけるユーザー機器側の電子機器、基地局装置側の電子機器及び無線通信システムで無線通信を行うための方法を提供することを目的とし、D2D通信におけるパワー制御の方法を設計することにより、以上で言及された技術的問題の少なくとも一つを解決する。
本開示の一局面によれば、無線通信システムにおけるユーザー機器側の電子機器を提供し、電子機器はターゲットユーザー機器とデバイス・ツー・デバイスD2D通信を行い、電子機器は、前記電子機器とターゲットユーザー機器との間のパスロスを取得し、前記パスロスに関する情報を基地局装置に報告するように配置されているパスロス報告ユニットと、前記基地局装置からの、前記パスロスに関係する第1のパワーパラメーターに関する情報を取得するように配置され、且つ、前記第1のパワーパラメーターに基づいて前記電子機器と前記ターゲットユーザー機器との間でD2D通信を行うためのD2D伝送パワーを確定するように配置されているパワー確定ユニットとを含む。
本開示の他の一局面によれば、無線通信システムにおける基地局装置側の電子機器を提供し、前記基地局装置がサービングする第1のユーザー機器から第2のユーザー機器へのパスロスを取得するように配置されているパスロス取得ユニットと、前記パスロスに基づいて前記第1のユーザー機器に前記第2のユーザー機器とデバイス・ツー・デバイスD2D通信を行うためのD2D伝送パワーパラメーターを確定するように配置されているパワーパラメーター確定ユニットとを含む。
本開示の他の一局面によれば、無線通信システムにおけるユーザー機器側の電子機器は、ターゲットユーザー機器とのデバイス・ツー・デバイスD2D通信品質を検出するように配置されている通信品質検出ユニットと、前記D2D通信品質に基づいてマスターユーザー機器へのパワーヘッドルーム報告をトリガーするか否かを確定するように配置されているパワーヘッドルーム報告ユニットとを含み、その中、前記電子機器のD2D通信は前記マスターユーザー機器によりスケジューリングされる。
本開示の他の一局面によれば、無線通信システムで無線通信を行うための方法を提供し、第1のユーザー機器が前記第1のユーザー機器と第2のユーザー機器との間のパスロスを取得し、前記第1のユーザー機器が前記第2のユーザー機器とデバイス・ツー・デバイスD2D通信を行い、前記第1のユーザー機器が、前記パスロスに関する情報を基地局装置に報告し、前記第1のユーザー機器が前記基地局装置からの、前記パスロスに関係する第1のパワーパラメーターに関する情報を取得し、前記第1のユーザー機器が、前記第1のパワーパラメーターに基づいて前記第1のユーザー機器と前記第2のユーザー機器との間でD2D通信を行うためのD2D伝送パワーを確定することを含む。
本開示の他の一局面によれば、無線通信システムで無線通信を行うための方法を提供し、基地局装置が前記基地局装置のサービングする第1のユーザー機器から第2のユーザー機器へのパスロスを取得し、前記基地局装置が前記パスロスに基づいて前記第1のユーザー機器に前記第2のユーザー機器とデバイス・ツー・デバイスD2D通信を行うためのD2D伝送パワーパラメーターを確定することを含む。
本開示の他の一局面によれば、無線通信システムで無線通信を行うための方法を提供し、第1のユーザー機器が第2のユーザー機器とのデバイス・ツー・デバイスD2D通信品質を検出し、前記第1のユーザー機器が前記D2D通信品質に基づいてマスターユーザー機器へのパワーヘッドルーム報告をトリガーするか否かを確定することを含み、前記第1のユーザー機器のD2D通信が前記マスターユーザー機器によりスケジューリングされる。
本開示の他の一局面によれば、電子機器を提供し、当該電子機器は、前記電子機器とターゲットユーザー機器との間のパスロスを取得し、前記電子機器が前記ターゲットユーザー機器とデバイス・ツー・デバイスD2D通信を行い、前記パスロスに関する情報を基地局装置に報告し、前記基地局装置からの、前記パスロスに関係する第1のパワーパラメーターに関する情報を取得し、前記第1のパワーパラメーターに基づいて前記電子機器と前記ターゲットユーザー機器との間でD2D通信を行うためのD2D伝送パワーを確定する操作を実行するように配置されている処理回路を含む。
本開示の他の一局面によれば、電子機器を提供し、基地局装置がサービングする第1のユーザー機器から第2のユーザー機器へのパスロスを取得し、前記パスロスに基づいて前記第1のユーザー機器に前記第2のユーザー機器とデバイス・ツー・デバイスD2D通信を行うためのD2D伝送パワーパラメーターを確定する操作を実行するように配置されている処理回路を含む。
本開示の他の一局面によれば、電子機器を提供し、ターゲットユーザー機器とのデバイス・ツー・デバイスD2D通信品質を検出し、前記D2D通信品質に基づいてマスターユーザー機器へのパワーヘッドルーム報告をトリガーするか否かを確定する操作を実行するように配置されている処理回路を含み、前記電子機器のD2D通信が前記マスターユーザー機器によりスケジューリングされる。
本開示の他の一局面によれば、本開示によるプログラム製品を携帯する機器読み取り可能な記憶媒体を提供し、当該プログラム製品はその中に記憶された機器読み取り可能な指令コードを含み、コンピュータで指令コードを読み取って実行する場合、前記コンピュータに本開示による無線通信システムで無線通信を行うための方法を実行させることができる。
本開示の無線通信システムにおけるユーザー機器側の電子機器、端末側の電子機器及び無線通信システムで無線通信を行うための方法を使用すると、D2D端末と端末との間のパスロスに応じてD2D端末の送信パワーを算出することができ、伝統の基地局装置と端末装置との間のパスロスに応じてパワー制御を行う方法に比べると、本発明の送信パワーの算出はより精確になる。一方、本発明のD2D端末の送信パワーの算出は、さらに干渉と帯域内放射の影響を考慮して、パワー制御を粗調整と微調整との二つの方式に分け、粗調整は頻繁なパワー制御を避け、シグナリングオーバーヘッドを節約することができ、微調整は、パワー制御がより精確になるようにすることができる。最後、本発明は、異なるリソース割当モードにおいてD2Dパワー制御シグナリングのやり取り及びPHRの報告プロセスをさらに標準化させ、当該PHR上報告プロセスは、D2D通信システムにより適用する。要するに、本発明は、D2D通信のパワー制御をより精確に行い、D2D通信データ伝送の依頼性を向上させそれとセルラーネットワークとの共存を強化させることができる。
ここで提供する記述から、更なる適用性領域は明らかであろう。この概要における記述と特定の例は、例示のみを目的としており、本開示の範囲を限定するように意図されるものではない。
ここで記述する図面は、選択する実施例の例示を目的としており全ての可能な実施ではなく、本開示の範囲を限定するように意図されるものではない。図面において:
本開示の実施例によるD2D伝送パワーのシーンを確定するための模式図である。 本開示の実施例によるユーザー機器側の電子機器の構成を図示するブロック図である。 本開示の実施例によるD2D端末がPHRを報告するためのシーンを図示する模式図である。 本開示の実施例による基地局装置側の電子機器の構成を図示するブロック図である。 本開示の他の一実施例によるユーザー機器側の電子機器の構成を図示するブロック図である。 本開示の実施例による無線通信システムで無線通信を行う方法を図示するフローチャートである。 本開示の実施例による無線通信システムで無線通信を行うための方法を実現できる汎用のコンピュータの例示的構成のブロック図である。
本開示は、様々な修正および代替形態が可能であるが、その特定の実施例は、図面で例として示されており、ここで詳細に記述されている。しかしながら、特定の実施例についての記述は、本開示を開示された具体的形態に限定することを意図せず、逆に、本開示は、本開示の精神および範囲内に入る全ての修正、均等物および代替を網羅することを目的とすることが理解されたい。なお、幾つかの図面において、相応する符号は相応する部品を指示する。
現在、図面を参照して、本開示の例をより十分に記述する。以下の記述は、実際には例示に過ぎず、本開示、応用又は用途を限定するように意図されるものではない。
本開示がより詳細で、その範囲を当業者に十分に伝えるように、例示的実施例が提供される。本開示の実施例の詳細な理解を提供するために、特定の部品、装置、および方法などの多くの特定の内容が記載される。特定の内容を必ず使用する必要はなく、例示的実施例は多くの異なる形態で実現されてもよいこと、および本開示の範囲を限定するように解釈されるべきではないことも、当業者にとって明らかとなる。いくつかの例示的実施例において、公知の過程、公知の装置構成および公知の技術は、詳細に記述されていない。
本開示は、無線通信ネットワークにおけるD2D(Device-to-Device:デバイス・ツー・デバイス)通信に関する。本開示に係るユーザー機器は、移動端末、コンピュータ、車載機器などの無線通信機能を有する端末を含むがこれに限定されない。また、本開示に係る基地局装置は、例えばeNodeB又は、eNodeBにおける部品例えばチップである。
図1は本開示の実施例によるD2D伝送パワーを確定するためのシーンの模式図である。
図1に示すように、DUE1とDUE2とはデバイス・ツー・デバイスD2D通信を行う二つのユーザー機器であり、eNBはDUE1のサービング基地局であり、当該D2D通信のシーンにおいて、通信リソースはeNBがDUE1のフィードバックする通信状態に基づいて割り当てる。図1に示すシーンは例示に過ぎず、本開示はこれに限定されない。例えば、eNBのサービング範囲内に複数のDUEが存在してもよく、DUEクラスタのクラスタヘッドでeNBを代替してもよい。
本開示の一実施例によれば、eNBは、DUE1とDUE2との間のD2Dリンクのパスロスに応じてD2D通信の送信パワーを制御し、例えばD2D通信のD2D定格パワー(Nominal Power)を設置し、DUEは定格パワーと他の調整パラメーター/オフセット量とに応じてD2D送信パワーを制御する。本発明の一例において、D2D端末間の参照信号により二つのD2D端末のパスロスの大きさを測定する。例えば、参照信号の送信パワーは、通信の両方にとって既知であり、DUE1とDUE2とがD2D通信を行う必要がある場合に、DUE1はDUE2へ参照信号を送信し、DUE2は参照信号の受信パワー(RSRP)を測定し、例えばパスロス=参照信号の送信パワー-参照信号の受信パワーに基づいてDUE1とDUE2との間のパスロスを測定して得る。一つのオプジョンの例において、DUE2は、測定結果に応じてDUE1からDUE2へのD2Dリンク品質測定報告を生成し、そしてDUE1はDUE2の測定結果に基づいてDUE1からDUE2へのパスロスを確定し、当該パスロスに関する情報を基地局装置eNBに送信する。他の一つのオプジョンの例において、DUE2は、直接に測定して得られたパスロスと参照信号を送信するDUE1の唯一の標識(例えばD2D-RNTI)とともにPUCCHによりeNBに送信する。eNBは、少なくとも当該パスロスの情報に基づいてパワー制御情報を確定し、当該パワー制御情報をDUE1に送信し、その後、DUE1は少なくとも当該パワー制御情報に基づいてDUE1とDUE2との間でD2D伝送する伝送パワーを確定する。
ここで実施例の他の一つの例において、全てのD2D端末は、D2D通信の開始階段でデフォルトで予め設置されたD2D通信最大送信パワーを採用し、DUE1は、DUE2の送信するデータ信号を測定することでパスロスを得る。当該測定報告の送信及びトリガー条件は以上で述べたとおりであってもよい。
上記実施例において、DUEによるパスロス情報を含む測定報告は、伝統のセルラー通信ネットワーク測定報告プロセスと異なってもよい。一般に、セルラーネットワークの測定結果は、レイヤ3にフィルタリングされるメカニズムによりこの結果がシャドウフェージングの影響を受けないように確保する必要があるが、D2D通信端末の通信距離が非常に近いので、当該フェージングの影響を受けないと近似して考えられる。従って、本発明の一例において、DUEによるD2Dリンクの測定結果については、レイヤ3フィルタリングを行わず、例えばRRCレイヤによりフィルタリングとイテレーションを行わず、DUEは、一つ相対的短期の測定結果(例えばレイヤ1のみフィルタリングを行った測定結果)を制御端例えばeNBへ報告する。D2Dリンク測定結果の報告トリガー条件について、一例において、測定毎に逐次報告し、好ましくは、報告基準、例えば測定結果の変化閾値を設置することができ、前回の測定結果との変化がこの閾値を超えた場合のみ、今回の測定報告を送信する。
また、他の一例において、基地局は、得られたD2D端末の地理位置情報及び信号伝播モデルに応じて、二つの端末間のパスロスを直接に推定することができ、端末が報告することを要しない。
本発明において、D2D端末の伝送パワーは、D2D端末がネットワーク制御端例えば上記のeNBが提供するパワー制御パラメーターに基づいて演算して確定したものである。eNBが提供するパワー制御パラメーターは、D2D定格パワーと、帯域内放射(in-band emission)に基づく調整パラメーターと、変調・符号化方式(MCS)に基づく調整パラメーターと、PDCCHに基づくパワー調整パラメーターとの少なくとも一つを含む。相応するように、D2D端末は、D2D定格パワーを基に、パスロス補償係数、帯域内放射(in-band emission)に基づく調整パラメーターと、変調・符号化方式(MCS)に基づく調整パラメーターと、PDCCHに基づくパワー調整パラメーターとの少なくとも一つを結びつけて相手D2D端末へ信号を送信するためのパワーを確定する。
本発明の一実施例によれば、eNBは、上記方式で得られたD2Dリンクパスロスに基づいてD2D定格パワーを確定する。例えば、eNBは、DUE例えば図1中のD2D受信端DUE2の信号対雑音比SINR要求と、DUE1からDUE2へのパスロス及びその補償係数に応じて、D2D送信端例えばDUE1のためのD2D定格パワーを確定する。具体的に、PO_PUSCH,DがD2D定格パワーを示し(本発明においてDUEの間にPUSCHチャネルにより通信すると認められる)、ThがDUE2のSINR閾値を示し、σが通信システムにおける熱雑音を示し、PLとαがD2Dパスロスとその補償係数をそれぞれ示し、具体的なD2D定格パワーの確定方式は下式のようである。
Figure 2017536774
当業者は、3GPP LTE標準における一般的パスロス補償係数についての定義に応じて経験値を結び付けてD2Dパスロスの補償係数の具体的数値を確定し、本発明はこれに限定されない。
本実施例において、eNBは、具体的制御対象例えばDUE1に係るD2Dリンクのパスロスや、具体的受信端DUE2の信号品質要求に応じて、D2D定格パワーを精確且つ意図的に設置する。また、D2Dのパスロス補償については、eNBが定格パワーを設置するに際して考慮され、従来技術のようにeNBがユーザー機器へパスロス補償係数を通知してユーザー機器がパスロス補償を行う必要がない。
一例において、伝統のセルラー通信の定格パワーブロードキャスト通知方式と異なり、eNBは専用のシグナリング、例えばRRCシグナリングのみによりDUEへD2D定格パワーを送信することで他のユーザー機器への影響を避ける。
一つの好ましい例によれば、eNBは、さらに、ネットワークの干渉状況に基づいてD2D定格パワーを確定し、ネットワーク状況に準じてD2D送信パワーを合理的に高めることにより、ネットワークの中の干渉がD2D通信への悪影響を低減させる。例えば、具体的D2Dユーザー機器の干渉状況又はネットワークの中の平均干渉状況に基づいてD2D定格パワーを設置する。具体的に、例えば以下の式に基づいてD2D定格パワーを確定する。
Figure 2017536774
なお、E[I]は、ネットワークにおける平均干渉を示す。注意すべきところは、従来のセルラー通信技術において、eNBによる定格パワーの設置は干渉を考慮していないが、D2D通信を含む又は含まないネットワークのいずれにも干渉が存在している。従って、本発明に開示された内容によれば、ネットワークの中の干渉に基づいてセルラーユーザー機器の定格パワーを設置することによりそれを改善することが可能である。例えば、eNBは、ネットワーク干渉に基づいてセル全体のカバー範囲(Cell specific)のための定格パワーPO_NOMINAL_PUSCH,C(例えば、PO_NOMINAL_PUSCH,C=Th・(σ+E[I])、Thは一般的UEのSINR閾値である)を設置し、それをシステムメッセージSIB2(UplinkPowerControlCommon:p0-NominalPUSCH)により全てのUEにブロードキャストする。具体的に他の従来技術と一致する内容についてここで記述せず、当業者は、例えば3GPP LTE TS36系標準を参照してもよい。前記のように、本発明において、eNBは、専用のシグナリング例えばRRCシグナリングによりD2Dユーザー機器にD2D定格パワーを設置し、このような設置は幾つかの例において半静的であり、D2D定格パワーがD2Dユーザー機器間のパスロス又は干渉状況の変化によって変化する場合に、例えばパスロス/干渉変化程度がプリセットの条件を満たすとき、eNBはRRCシグナリングを新たに送信してD2D定格パワーを更新する。
D2Dユーザー機器は上記の専用のシグナリングによりそのD2D定格パワーを知り、当該D2D定格パワーに基づいてさらにその自身の送信パワー(例えばサブフレームiのための送信パワーPPUSCH,D(i))を確定する。
注意すべきところは、本発明において、D2Dユーザー機器の最大送信パワー、例えばPCMAX,D(i)が設置されたので、D2D定格パワーなどのパラメーターに基づいて確定したPPUSCH,D(i)がPCMAX,D(i)よりも大きいべきではなく、さもなければ、PPUSCH,D(i)としてPCMAX,D(i)を採用すべきである。また、幾つかの例において、D2Dユーザー機器はD2D通信を行うとともに基地局とセルラーデータ通信又はセルラー制御通信も保持し、例えばDUEはeNBへPUSCH及び/又はPUCCHを送信することで最大送信パワーの一部を占有したので、このような場合、D2D定格パワーなどのパラメーターに基づいて確定したPPUSCH,D(i)がPCMAX,D(i)からセルラーPUSCHとセルラーPUCCHとが占有したパワー割合よりも大きいべきではない。以下では、主に最大送信パワー制限を満たす場合にD2D送信パワーの確定を検討する。
一つの例において、DUEは、それに割り当てられたD2Dデータ通信の帯域幅(リソースブロック数)と、D2D定格パワーと、PDCCHに含まれるTPC(伝送パワー制御)が指示する調整とに基づいてD2D送信パワーを確定する。例えば、
Figure 2017536774
なお、MPUSCH,D(i)はD2Dデータ通信に割り当てられたリソースブロック数を示し、PO_PUSCH,DはD2D定格パワーを示し、f(i)はクローズドループパワー制御で基地局から受信したTPCによる送信パワーの更なる調整を示す。ここで、f(i)は、本分野の従来の標準、例えば3GPP TS36.213を参照して定義してもよい。
他の一例において、DUEは、さらに、MCSの補償に基づいてD2D送信パワーPPUSCH,D(i)を確定する。例えば、
Figure 2017536774
なお、ΔTF(i)は異なるMCSに対する補償を示し、具体的に、本分野の従来の標準、例えば3GPP TS36.213を参照して定義してもよい。
本発明の他の一例において、基地局はDUEへ帯域内放射(In-band emission)に関するパワー制御パラメーター、例えば、Δin_band_emissionを提供し、DUEは、帯域内放射に基づいてD2D送信パワーPPUSCH,D(i)を確定する。
帯域内放射は、既に割り当てられたRB(リソースブロック)がまだ割り当てられていないRBへの干渉状況を示す。本発明の通信システムにおいて、基地局がそれぞれのD2Dユーザー機器に各サブフレームのためのリソースブロックを割り当て、同一の時間で、使用されていないRBを異なるD2D端末に割り当てようとすると、この際基地局は既に割り当てられたRB及び割り当てられていないRBを知っているので、基地局装置は、これらの割り当てられていないRB上の帯域内放射の値を算出することができる。ここで、本分野の公知の技術に基づいて帯域内放射の値を算出してもよく、本文はこれを限定しない。次に、基地局装置は、算出された帯域内放射の値に基づいてΔin_band_emissionの値を設置し、同一の時間で割り当てられ待ちの全てのRB上の干渉値が相当するようにし、例えば、同一の時間で割り当てられ待ちの全てのRB上の干渉値が同一の数量レベルであるか又は等しくなり、これにより、帯域内放射がそれぞれのRB上での相違が大きく異なることで、例えばある信号が他の信号に埋もれることを避ける。
基地局は例えばRRCシグナリングにより半静的に帯域内放射関連パワー制御パラメーターをD2Dユーザー機器に提供する。又は、好ましくは、基地局は例えばPDCCHに含まれる上りリンク許可情報要素UL-grantにより帯域内放射関連パワー制御パラメーターをD2Dユーザー機器に提供して毎回のD2D伝送の送信パワーの動的微調整を実現する。具体的に、例えばUL-grantにおいて新しいフィールドを増加して帯域内放射関連パワー制御パラメーターを示す。UL-grantで帯域内放射関連パワー制御パラメーターを伝送する実施形態において、D2Dユーザー機器がPUCCHを同時に送信する場合について、基地局は、DUEに割り当てられたD2D通信のためのPUCCHに近づくRBに対して、Δin_band_emissionを設置する際に他のRBとの干渉レベルが相当することを満たす以外に、それを予め設定した閾値よりも低くさせ、PUCCHへの干渉を低減させることもできる。
D2Dユーザー機器側において、D2Dユーザー機器は、受信した、帯域内放射関連パワー制御パラメーターを含むRRCシグナリング又はPDCCHシグナリングに応じて、D2D送信パワーを確定する。例えば下式に基づいて確定する。
Figure 2017536774
なお、本発明の幾つかの例において、PO_PUSCH,Dは上記の例のような方式(D2Dパスロスを考慮)を採用して確定したD2D定格パワーであり、本発明の他の幾つかの例において、PO_PUSCH,Dは従来技術の方式に応じて確定した定格パワーであってもよく、相応するように、D2Dユーザー機器は、さらに、従来の定格パワーに基づいてD2Dパスロス補償を行ってもよい。
図2は、本開示の実施例によるユーザー機器側の電子機器200の構成を図示するブロック図である。
この実施例において、電子機器200はD2D通信を行うユーザー機器(例えば図1におけるDUE1)側の電子機器であってもよい。図2に示すように、電子機器200は、送信ユニット210と、受信ユニット220と、パスロス報告ユニット230と、パワー確定ユニット240とを含むことができる。電子機器200は、移動端末(例えばスマートフォン、タブレットパソコン(PC)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ウオッチドッグ型移動ルータとデジタル撮像装置)又は車載端末(例えばカーナビゲーション装置)として実現されてもよい。電子機器200は、マシンツウマシン(M2M)通信を実行する端末(マシン種類通信(MTC)端末とも称する)として実現されてもよい。また、電子機器200は、上記端末における各端末に取り付けられた無線通信モジュール(例えば一つのチップを含む集成回路モジュール)であってもよい。
本開示の実施例によれば、電子機器200は、ターゲットユーザー機器(例えば図1中のDUE2)とD2D通信を行うことができる。特に、パスロス報告ユニット230は電子機器200とターゲットユーザー機器との間のパスロスを取得し、パスロスに関する情報を基地局装置(例えば図1中のeNB)に報告することができる。ここで、パスロスの算出は本分野の公知の各種のパスロスアルゴリズムに基づいて算出されてもよく、本文はこれを特に限定しない。
また、パワー確定ユニット240は、基地局装置からの、パスロスに関係する第1のパワーパラメーターに関する情報を取得することができる。そして、パワー確定ユニット240は、第1のパワーパラメーターに基づいて電子機器200とターゲットユーザー機器との間でD2D通信を行うためのD2D伝送パワーを確定することができる。
送信ユニット210は、ターゲットユーザー機器(例えば図1に示すDUE2)へデータ及び/又は制御情報を送信してD2D通信を行うことができる。本開示の実施例において、送信ユニット210は、ターゲットユーザー機器へ参照信号を送信することができる。
受信ユニット220は、ターゲットユーザー機器(例えば図1に示すDUE2)からデータ及び/又は制御情報を受信してD2D通信を行うことができる。本開示の実施例において、受信ユニット220は、ターゲットユーザー機器から受信した参照信号への応答である応答信号を受信することができる。このようにすれば、パスロス報告ユニット230は、参照信号と応答信号とに基づいて電子機器200とターゲットユーザー機器との間のパスロスを取得することができる。
本開示の実施例において、パスロス報告ユニット230は、送信ユニット210を介してパスロスに関する情報を基地局装置に送信することができる。また、受信ユニット220は、基地局装置から第1のパワーパラメーターに関する情報を受信し、それをパワー確定ユニット240に提供することができる。
送信ユニット210は、さらに、基地局装置(例えば図1に示すeNB)へデータ及び/又は制御情報を送信して、セルラー通信プロトコルに応じてセルラー通信を行ってもよい。ここのセルラー通信プロトコルは、例えばLTE-A(Long Term Evolution advanced)、LTE-U等であってもよく、本開示はこれを特に限定しない。
受信ユニット220は、さらに、基地局装置(例えば図1に示すeNB)からデータ及び/又は制御情報を受信して、セルラー通信プロトコルに応じてセルラー通信を行ってもよい。ここのセルラー通信プロトコルは、例えばLTE-A(Long Term Evolution advanced)、LTE-U等であってもよく、本開示はこれを特に限定しない。
本開示の実施例によれば、第1のパワーパラメーターは、電子機器200がD2D通信を行うための定格パワーを指示してもよく、且つパワー確定ユニット240は、定格パワーに基づいてパワー調整を行ってD2D伝送パワーを確定してもよく。好ましくは、パワー確定ユニット240がD2D伝送パワーを確定するために実行するパワー調整は、パスロスに基づく調整を含まない。
他の一実施例において、第1のパワーパラメーターは、さらに、電子機器200が存在する無線環境の中の干渉に関係してもよい。例えば、基地局装置は、さらに、電子機器200とユーザー機器とが所属する無線通信ネットワークの平均干渉に基づいて第1のパワーパラメーターPO_PUSCH,Dを確定する。具体的に、基地局装置は、以下の式に基づいて第1のパワーパラメーターPO_PUSCH,Dを確定する。
Figure 2017536774
なお、σは熱雑音を示す。PLは基地局装置が受信したパスロスを示し、αはパスロスの補償係数を示し、ThはD2D通信の受信端(例えば図1中のDUE2)のSINR閾値を示し、E[I]は電子機器200とユーザー機器とが所属する無線通信ネットワークの平均干渉を示す。
本開示の実施例において、電子機器200とユーザー機器とが所属する無線通信ネットワークに対してモデリングを行い当該ネットワークの中のユーザー端末の距離の分布を得る。ここで、従来技術の公知のモデリング方法に基づいて当該無線通信ネットワークに対してモデリングを行ってもよい。本開示の実施例において、仮にD2Dネットワークでユーザー端末の密度がλであるとすると、密度がλである均一なm次元ポアソン点過程について、当該ネットワークの中いずれかのユーザー端末からそれの第nの隣接ユーザー端末までの距離Rnの累積分布関数cdf分布
Figure 2017536774
は、
Figure 2017536774
となる。
なお、Γ(...)はガンマ関数を示し、Γic(...,...)は不完全ガンマ関数を示し、cmrmは半径がrであるm次元球体の体積を示す。
電子機器とユーザー機器とが所属する無線通信ネットワークの平均干渉E[I]は、
Figure 2017536774
である。
なお、αはパスロスの補償係数であり、Σは、和を求める式を示し、E[Rn ]はRn に対して期待値を求めることを示す。
本開示の実施形態において、パワー確定ユニット240は第1のパワーパラメーターPO_PUSCH,Dに基づいて電子機器200とユーザー機器との間でD2D通信を行うためのD2D伝送パワーを確定する。具体的に、パワー確定ユニット240は、以下の式に基づいてD2D伝送パワーPPUSCH,Dを確定する。
Figure 2017536774
なお、iはサブフレーム番号を示し、PCMAX,D(i)はD2D端末の最大送信パワーを示し、例えば31dBmであり、MPUSCH,D(i)はD2Dデータ通信に割り当てられたリソースブロック数を示し、PO_PUSCH,Dは第1のパワーパラメーターを示し、ΔTF(i)は異なるMCS(変調と符号化方式)に対する補償を示し、f(i)はクローズドループパワー制御でTPC(伝送パワー制御)による送信パワーの更なる調整を示す。ここで、MPUSCH,D(i)、ΔTF(i)、f(i)は、本分野の従来の標準、例えば3GPP TS36.213により定義してもよい。
本開示の実施形態において、パスロスと干渉との少なくとも一つの変化が閾値を超えた場合に、パワー確定ユニット240は、基地局装置からの更新した第1のパワーパラメーターに関する情報を取得し、更新した第1のパワーパラメーターに基づいてD2D伝送パワーを確定することができる。具体的に、パスロスPL又は平均干渉E[I]の変化が閾値を超えた際に、基地局装置は第1のパワーパラメーターPO_PUSCH,Dを更新し、受信ユニット220は基地局装置から更新した第1のパワーパラメーターPO_PUSCH,Dに関する情報を受信し、且つパワー確定ユニット240は更新した第1のパワーパラメーターPO_PUSCH,Dに基づいてD2D伝送パワーを新たに確定する。本開示の実施形態で算出された第1のパワーパラメーターPO_PUSCH,Dによれば、ネットワークのユーザー端末の数が明らかに変化する、即ち、λ変化によってE[I]が変化するか、又は二つのD2D端末間のパスロスPLが明らかに変化する場合のみ、基地局装置が電子機器200へ更新後の第1のパワーパラメーターPO_PUSCH,Dを送信することをトリガーできるので、電子機器200に対して頻繁にパワー制御を行うことを避け、シグナリングオーバーヘッドを節約し、これは、D2D端末パワー制御に対する粗調整と見なすことができる。
本開示の実施形態において、電子機器200は、基地局装置からの専用のシグナリングを解析することで第1のパワーパラメーターに関する情報を取得することができる。例えば、電子機器200における受信ユニット220は、無線リソース制御RRCシグナリングにより第1のパワーパラメーターに関する情報を受信する。
他の一実施例において、パワー確定ユニット240は、さらに、基地局装置からの、電子機器200に割り当て待ちのリソースブロックの帯域内放射に基づいて確定したパワー調整値を指示する第2のパワーパラメーターに関する情報を取得してもよい。そして、パワー確定ユニット240は、さらに、第2のパワーパラメーターに基づいてD2D伝送パワーを確定してもよい。
具体的に、受信ユニット220は、さらに、基地局装置から第2のパワーパラメーターに関する情報を受信してもよい。その中、基地局装置は、少なくとも電子機器200に割り当てられ待ちのリソースブロックの帯域内放射に基づいて第2のパワーパラメーターΔin_band_emissionを確定する。
D2Dの通信過程において、In-band emission(帯域内放射)は、既に割り当てられたRB(リソースブロック)がまだ割り当てられていないRBへの干渉状況を示す。同一の時間で、使用されていないRBを異なるD2D端末に割り当て、この際基地局装置は、既に割り当てられたRB及びまだ割り当てられていないRBを知っているので、基地局装置は、これらのまだ割り当てられていないRB上のIn-band emissionの値を算出してもよい。ここで、本分野の公知の技術に基づいてIn-band emissionの値を算出してもよく、本文はこれを限定しない。次に、基地局装置は算出されたIn-band emissionの値に基づいてΔin_band_emissionの値を設置し、同一の時間で割り当てられ待ちの全てのRB上の干渉値が相当するようにし、例えば、同一の時間で割り当てられ待ちの全てのRB上の干渉値が同一の数量レベルであるか又は等しくなる。
本開示の実施例において、パワー確定ユニット240は、さらに、第2のパワーパラメーターΔin_band_emissionに基づいて電子機器200とユーザー機器との間でD2D通信を行うためのD2D伝送パワーを確定する。具体的に、パワー確定ユニット240は以下の式に基づいてD2D伝送パワーPPUSCH,Dを確定する。
Figure 2017536774
なお、iはサブフレーム番号を示し、PCMAX,D(i)はD2D端末の最大送信パワーを示し、例えば31dBmであり、MPUSCH,D(i)はD2Dデータ通信に割り当てられたリソースブロック数を示し、PO_PUSCH,Dは第1のパワーパラメーターを示し、ΔTF(i)は異なるMCS(変調と符号化方式)に対する補償を示し、f(i)はクローズドループパワー制御でTPC(伝送パワー制御)による送信パワーの更なる調整を示し、Δin_band_emissionは第2のパワーパラメーターを示す。ここで、MPUSCH,D(i)、ΔTF(i)、f(i)は、本分野の従来の標準、例えば3GPP TS36.213により定義してもよい。
本開示の実施例において、基地局装置は、電子機器200に被割り当てられ待ちのリソースブロックの帯域内放射に基づいて第2のパワーパラメーターを確定し、電子機器200に対してパワー制御を行って、電子機器200のパワー制御をより精確にし、D2D端末パワー制御に対する微調整であると見なすことができる。
本開示の実施例において、電子機器200は、無線リソース制御RRCシグナリング又は物理下りリンク制御チャネルPDCCHにより第2のパワーパラメーターに関する情報を受信することができる。例えば、電子機器200における受信ユニット220は無線リソース制御RRCシグナリング又は物理下りリンク制御チャネルPDCCH、例えばPDCCHにおけるUL-grantにより第2のパワーパラメーターに関する情報を受信する。
他の一実施例において、電子機器200はターゲットユーザー機器とD2D通信を行うとともに、電子機器200は、さらに、基地局装置とセルラー通信を行ってもよい。この際、パワー確定ユニット240は、さらに、電子機器200の最大送信パワーとセルラー通信の伝送パワーとに基づいてD2D伝送パワーを確定してもよい。
特に、電子機器200は、ユーザー機器とD2D通信を行うとともに、さらに、基地局装置(例えば図1中のeNB)とセルラー通信を行い、パワー確定ユニット240は、さらに、電子機器200の最大送信パワーとセルラー通信の伝送パワーとに基づいてD2D伝送パワーを確定する。具体的に、パワー確定ユニット240は以下の式(6)と(7)の一つに基づいてD2D伝送パワーを確定する。
Figure 2017536774
なお、iはサブフレーム番号を示し、PCMAX,D(i)はD2D端末の最大送信パワーを示し、例えば31dBmであり、PPUSCH,C(i)はセルラー通信のPUSCH(物理上りリンク共有チャネル)の伝送パワーを示し、MPUSCH,D(i)はD2Dデータ通信に割り当てられたリソースブロック数を示し、PO_PUSCH,Dは第1のパワーパラメーターを示し、ΔTF(i)は異なるMCS(変調と符号化方式)に対する補償を示し、f(i)はクローズドループパワー制御でTPC(伝送パワー制御)による送信パワーの更なる調整を示す。ここで、MPUSCH,D(i)、ΔTF(i)、f(i)は、本分野の従来の標準、例えば3GPP TS36.213により定義してもよい。
他の一実施例において、セルラー通信は、電子機器200と基地局装置との間の物理上りリンク制御チャネルPUCCH上の制御通信と、物理上りリンクデータチャネルPUSCH上のデータ通信との少なくとも一つを含んでもよい。そして、パワー確定ユニット240は、さらに、行われている制御通信及び/又はデータ通信の伝送パワーに応答してD2D伝送パワーを確定してもよい。
特に、電子機器200は、ユーザー機器とD2D通信を行うとともに、さらに、PUCCH(物理上りリンク制御チャネル)伝送を行い、パワー確定ユニット260は、さらに、PUCCH上の伝送パワーに基づいてD2D伝送パワーを確定する。具体的に、パワー確定ユニット260は、以下の(8)と(9)の一つに基づいてD2D伝送パワーを確定する。
Figure 2017536774
なお、iはサブフレーム番号を示し、PCMAX,D(i)はD2D端末の最大送信パワーを示し、例えば31dBmであり、PPUSCH,C(i)はセルラー通信のPUSCH(物理上りリンク共有チャネル)の伝送パワーを示し、PPUCCH(i)はPUCCH上の伝送パワーを示し、MPUSCH,D(i)はD2Dデータ通信に割り当てられたリソースブロック数を示し、PO_PUSCH,Dは第1のパワーパラメーターを示し、ΔTF(i)は異なるMCS(変調と符号化方式)に対する補償を示し、f(i)はクローズドループパワー制御でTPC(伝送パワー制御)による送信パワーの更なる調整を示す。ここで、MPUSCH,D(i)、ΔTF(i)、f(i)は、本分野の従来の標準、例えば3GPP TS36.213により定義してもよい。
式(9)がD2D伝送パワーを確定することについて、PUCCHの送信位置に近づくD2D端末に割り当てられたリソースブロックに対して、第2のパワーパラメーターΔin_band_emissionの設定は、同一の時間で割り当てられ待ちのRB上の干渉値が相当するような条件を満たす以外に、ある予め設定した閾値よりも低くなるべきである。
図3は、本開示の実施例によるD2D端末がPHRを報告するためのシーンを図示する模式図である。図3に示すように、DUE3とDUE4とはデバイス・ツー・デバイスD2D通信を行う二つのユーザー機器であり、eNBはDUE3のサービング基地局であり、当該D2Dユニキャスト通信のシーンにおいて、通信リソースはeNBにより割り当てられる。図3に示すシーンは例に過ぎず、本開示はこれに限定されない。例えば、DUEクラスタのクラスタヘッドでeNBを代替してもよい。
本開示の実施例において、DUE3は、図2に示す電子機器200を含むことができ、その中、送信ユニット210は、ユーザー機器(例えば図3中のDUE4)へD2D信号を送信することができる。例えば、電子機器200は、前記したいずれかの実施例に記載の方法によりユーザー機器との伝送パワーを確定し、当該確定したD2D伝送パワーに基づいてユーザー機器へD2D信号を確定してもよい。
本開示の実施例において、電子機器200は、パワーヘッドルーム報告ユニット(不図示)をさらに含むこともできる。パワーヘッドルーム報告ユニットは、ターゲットユーザー機器がフィードバックする、D2D通信に関する信号受信品質パラメーターに基づいて、基地局装置へのパワーヘッドルーム報告PHR情報の送信を制御することができる。
特に、電子機器200の受信ユニット220は、さらに、ユーザー機器から当該D2Dチャネルの受信品質を示す受信品質パラメーターを受信してもよい。当該受信品質パラメーターは、本分野における任意の受信信号品質を示すパラメーターであってもよく、信号雑音比SNRや、信号対干渉雑音比SINRなどを含むがこれに限定されない。そして、電子機器200の送信ユニット210は、さらに、当該受信品質パラメーターに基づいて基地局装置(例えば図3中のeNB)へパワーヘッドルームPHR情報を送信してもよい。
本開示の実施例において、パワーヘッドルーム報告ユニットは、信号受信品質パラメーターの変化が閾値を超えるか否かに基づいて、基地局装置へのPHR情報の送信を制御することができる。例えば、受信品質パラメーターの変化が閾値を超えた際に、送信ユニット210は基地局装置へPHR情報を送信する。そして、基地局装置は、少なくとも当該PHR情報に基づいて電子機器200に対してリソース割当、例えばパワー制御などを行う。
本開示の実施例において、PHRの報告は、D2Dブロードキャストのシーンまで拡張することができる。例えば、ブロードキャストのカバー範囲エジに位置するD2D端末は受信したSNR(又はSINR)の変化がある閾値を超えたことを検出した場合に、当該D2Dブロードキャストのカバー範囲が大きく変化したと認め、この際PHR送信をトリガーすべきである。本開示の実施例において、カバー範囲エジの端末を、PHRをトリガーするか否かを判断する基準とする。他の実施例において、さらに、当該ブロードキャストの重要度に応じて、受信条件がよい端末を基準とするか、又は異なる端末の優先度に応じて、基地局によりある高い優先度の端末を指定して基準とするなどする。
本開示の実施例において、電子機器200は、PHRタイマーをさらに含んでもよく、送信ユニット210は、当該PHRタイマーに基づいて基地局装置へPHR情報を送信する。例えば、第1のPHRタイマーperiodicDPHR-Timerの期限が切れた際に、基地局装置へのPHR情報の送信をトリガーし、第2のPHRタイマーprohibitDPHR-Timerの期限が切れ且つ受信品質パラメーターの変化が閾値を超えた際に、基地局装置へのPHR情報の送信をトリガーする。
D2D端末がPHRを報告するための他の一つのシーンにおいて、デバイス・ツー・デバイスD2D通信を行う二つのユーザー機器DUE3とDUE4のみ存在し、基地局装置eNBが存在せず、当該D2Dユニキャスト通信のシーンにおいて、通信リソースはDUE3により割り当てられる。
本開示の実施例において、DUE3は、図2に示す電子機器200を含むことができ、その中、送信ユニット210は、ユーザー機器(例えば図3中のDUE4)へD2D信号を送信することができる。例えば、電子機器200は前記したいずれか一つの実施例に記載の方法によりユーザー機器との伝送パワーを確定し、当該確定したD2D伝送パワーに基づいてユーザー機器へD2D信号を送信してもよい。
本開示の実施例において、電子機器200は、リソース割当ユニット(不図示)さらに含むこともできる。リソース割当ユニットは、ターゲットユーザー機器からのパワーヘッドルーム報告PHR情報を取得し、PHR情報に基づいてユーザー機器にD2D伝送パワーと、変調・符号化方式と物理リソースとの少なくとも一つを確定することができる。
特に、電子機器200の受信ユニット220は、さらに、ユーザー機器からパワーヘッドルームPHR情報を受信してもよい。例えば、ユーザー機器の受信品質パラメーターの変化が閾値を超えた際に、電子機器200へPHR情報を送信する。当該受信品質パラメーターは本分野における任意の受信信号品質を示すパラメーターであってもよく、信号雑音比SNRや、信号対干渉雑音比SINRなどを含むがこれに限定されない。次に、電子機器200は、少なくとも当該PHR情報に基づいてユーザー機器に対してリソース割当、例えばパワー制御等を行う。
本開示の実施例において、ユーザー機器はPHRタイマーをさらに含むこともでき、ユーザー機器は、さらに、当該PHRタイマーに基づいて電子機器200へPHR情報を送信する。例えば、第1のPHRタイマーperiodicDPHR-Timerの期限が切れた際に、電子機器200へのPHR情報の送信をトリガーし、第2のPHRタイマーprohibitDPHR-Timerの期限が切れ且つ受信品質パラメーターの変化が閾値を超えた際に、電子機器200へのPHR情報の送信をトリガーする。
他の一実施例において、PHR情報のフォーマットをさらに定義し、PUCCH伝送がないType 1 PHRに対して、セルラーネットワークPHRと区別する必要があるので、一つの保留ビットを占有して当該PHRのタイプを示す必要がある。例えば1はセルラーネットワーク通信のPHRを示し、0はD2D通信のPHRを示す。また別途に一つのD2D PHRのためのMACレイヤ制御命令を定義してもよい。本開示の実施例において、さらに、NのビットのIDを増加して、当該PHRがいずれのD2D通信に対して接続するPHRであるかを標識してもよい。PDCCH伝送があるPHRに対して、一つの新しいPHRタイプ、例えばType 3 PHRを定義する必要があり、その定義するフォーマットは以下とおりである。
Figure 2017536774
なお、PH(Type 3)はPDCCH伝送ありのPHRを示し,PH(Type 1)はPDCCH伝送なしのPHRを示し、いずれもPHRのタイプを示すことができ、例えば1はセルラーネットワーク通信のPHRを示し、0はD2D通信のPHRを示す。PCMAX,D(i)はD2D端末の最大送信パワーを示し、例えば31dBmであり、PPUSCH,C(i)はセルラー通信のPUSCH(物理上りリンク共有チャネル)の伝送パワーを示す。
本開示の実施例において、さらに、PHRの数値を算出する。PUCCH伝送なしのType 1 PHRについては、以下の式によりPHRの数値を算出する。
Figure 2017536774
なお、PCMAX,D(i)はD2D端末の最大送信パワーを示し、例えば31dBmであり、PPUSCH,C(i)はセルラー通信のPUSCH(物理上りリンク共有チャネル)の伝送パワーを示し、MPUSCH,D(i)はD2Dデータ通信に割り当てられるリソースブロック数を示し、PO_PUSCH,Dは基地局装置から受信した第1のパワーパラメーターを示し、ΔTF(i)は異なるMCS(変調と符号化方式)に対する補償を示し、f(i)はクローズドループパワー制御でTPC(伝送パワー制御)により送信パワーに対する更なる調整を示し、Δin_band_emissionは第2のパワーパラメーターを示す。ここで、MPUSCH,D(i)、ΔTF(i)、f(i)は、本分野の従来の標準、例えば3GPP TS36.213により定義してもよい。
PUCCH伝送ありのType 3 PHRについては、以下の式によりPHRの数値を算出する。
Figure 2017536774
なお、PCMAX,D(i)はD2D端末の最大送信パワーを示し例えば31dBmであり、PPUSCH,C(i)はセルラー通信のPUSCH(物理上りリンク共有チャネル)の伝送パワーを示し、MPUSCH,D(i)はD2Dデータ通信に割り当てられるリソースブロック数を示し、PO_PUSCH,Dは基地局装置から受信した第1のパワーパラメーターを示し、ΔTF(i)は異なるMCS(変調と符号化方式)に対する補償を示し、f(i)はクローズドループパワー制御でTPC(伝送パワー制御)による送信パワーの更なる調整を示し、Δin_band_emissionは基地局装置から受信した第2のパワーパラメーターを示し、PO_PUCCHは一つのパラメーターであり、上位層にて配置されるパラメーターPO_NOMINAL_PUCCHと上位層にて配置されるパラメーターPO_UE_PUCCHとの和を含み、PLcはUEで算出する下りリンクパスロスの推定値であり、単位がdBであり、h(nCQI,nHARQ,nSR)はPUCCHのフォーマット関連値であり、nCQI、nSR、nHARQの関数であり、nCQIがチャネル品質情報CSIの情報のビット数に対応し、サブフレームiがいずれかの相関する上りリンク共有チャネル上の伝送ブロックを有しないUEにSRを配置すると、nSR=1、さもなければ、nSR=0であり、UEが一つよりも多いサービングセルとして配置されるか、又はUEが一つのサービングセルとして配置され且つPUCCHフォーマット3を使用する場合以外、nHARQがサブフレームiにおいて送信するHARQ-ACKビット数を示し、ΔF_PUCCH(F)は上位層にて定義され提供され、それぞれのΔF_PUCCH(F)の値が一つのPUCCHフォーマット1aに対するPUCCHフォーマット(F)に対応し、上位層がユーザー機器を配置して二つのアンテナポートでPUCCHを伝送すると、ΔTxD(F')の値が上位層から提供し、F'がPUCCHのフォーマットを示し、他の場合に、ΔTxD(F')=0となり、g(i)は現在のPUCCHパワー制御の調整状態である。ここで、MPUSCH,D(i)、ΔTF(i)、f(i)、PO_PUCCH、PLc、h(nCQI,nHARQ,nSR)、ΔF_PUCCH(F)、ΔTxD(F')、g(i)はいずれも本分野の既存の標準3GPP TS36.213に定義するものと一致する。
図4は、本開示の実施例による基地局装置側の電子機器400の構成を図示するブロック図である。
この実施例において、電子機器400は、D2D通信を行うユーザー機器(例えば図1中のDUE1)のサービング基地局(例えば図1中のeNB)側の電子機器であってもよい。図4に示すように、電子機器400は、パスロス取得ユニット410と、パワーパラメーター確定ユニット420とを含むことができる。
パスロス取得するユニット410は、基地局装置がサービングする第1のユーザー機器から第2のユーザー機器へのパスロスを取得することができる。
さらに、パワーパラメーター確定ユニット420は、パスロスに基づいて第1のユーザー機器に、第2のユーザー機器とD2D通信を行うためのD2D伝送パワーパラメーターを確定することができる。
本開示の実施例によれば、電子機器400は、ユーザー機器(例えば図1に示すDUE1とDUE2)からデータ及び/又は制御情報を受信して、セルラー通信プロトコルに応じてセルラー通信を行うことができる。ここのセルラー通信プロトコルは例えばLTE-A(Long Term Evolution advanced)、LTE-Uなどであってもよく、本開示はこれを特に限定しない。本開示の実施例において、パスロス取得ユニット410は、第1のユーザー機器から、第1のユーザー機器と第2のユーザー機器との間のパスロスに関する情報を受信することができる。その中、第1のユーザー機器は第2のユーザー機器とデバイス・ツー・デバイスD2D通信を行う。
本開示の実施例によれば、D2D伝送パワーパラメーターは、第1のユーザー機器がD2D通信を行うための定格パワーを指示する第1のパワーパラメーターを含むことができる。ここで、D2D伝送パワーパラメーターは、基地局装置がサービングする各ユーザー機器に共通するパワーパラメーターを含まなくてもよい。
具体的に、パワーパラメーター確定ユニット420は、第1のユーザー機器を制御するための第1のパワーパラメーターを確定することができる。本開示の実施例において、パワーパラメーター確定ユニット420は、パスロスに基づいて第1のパワーパラメーターを確定することができる。パワーパラメーター確定ユニット420は、電子機器400の受信ユニット(不図示)からパスロスを取得することができる。
電子機器400は、ユーザー機器(例えば図1に示すDUE1とDUE2)へデータ及び/又は制御情報を送信して、セルラー通信プロトコルに応じてセルラー通信を行うことができる。ここのセルラー通信プロトコルは例えばLTE-A(Long Term Evolution advanced)、LTE-Uなどであり、本開示は、これを特に限定しない。本開示の実施例において、電子機器400は、第1のユーザー機器へ第1のパワーパラメーターに関する情報を送信することができる。次に、第1のユーザー機器は、当該第1のパワーパラメーターに基づいて第1のユーザー機器と第2のユーザー機器との間でD2D通信を行うためのD2D伝送パワーを確定することができる。
他の一実施例において、パワーパラメーター確定ユニット420は、さらに、第1のユーザー機器が存在する無線環境の中の干渉に基づいて第1のパワーパラメーターを確定してもよい。特に、パワーパラメーター確定ユニット420は、さらに、第2のユーザー機器のD2D信号受信品質要求と干渉とに基づいて第1のパワーパラメーターを確定してもよい。例えば、パワーパラメーター確定ユニット420は、さらに、第1のユーザー機器と第2のユーザー機器とが所属する無線通信ネットワークの平均干渉に基づいて第1のパワーパラメーターを確定する。具体的に、パワーパラメーター確定ユニット420は、以下の式に基づいて第1のパワーパラメーターPo_PUSCH,Dを確定する。
Figure 2017536774
なお、σは熱雑音を示す。PLは電子機器400が受信したパスロスを示し、αはパスロスの補償係数を示し、ThはD2D通信の受信端(例えば図1中のDUE2)のSINR閾値を示し、E[I]は第1のユーザー機器と第2のユーザー機器とが所属する無線通信ネットワークの平均干渉を示す。
本開示の実施例において、第1のユーザー機器と第2のユーザー機器とが所属する無線通信ネットワークに対してモデリングを行い当該ネットワークにおけるユーザー端末の距離の分布を得る。ここで、従来技術の公知のモデリング方法により当該無線通信ネットワークに対してモデリングを行う。本開示の実施例において、仮にD2Dネットワークにおけるユーザー端末の密度がλであるとすると、密度がλである均一なm次元ポアソン点過程について、当該ネットワークの中のいずれかのユーザー端末からそれの第nの隣接ユーザー端末までの距離Rnの累積分布関数cdf分布
Figure 2017536774
は:
Figure 2017536774
となる。
なお、Γ(.)はガンマ関数を示し、Γic(.,.)は不完全ガンマ関数を示し、cmrmは半径がrであるm次元球体の体積を示す。
第1のユーザー機器と第2のユーザー機器とが所属する無線通信ネットワークの平均干渉E[I]は、
Figure 2017536774
である。
なお、αはパスロスの補償係数であり、Σは、和を求める式を示し、E[Rn ]はRn に対して期待値を求めることを示す。
本開示の実施形態で、パスロスと干渉との少なくとも一つの変化が閾値を超えた場合に、パワーパラメーター確定ユニット420は、さらに第1のパワーパラメーターを更新してもよい。具体的に、パスロスPL又は平均干渉E[I]の変化が閾値を超えた際に、パワーパラメーター確定ユニット420は第1のパワーパラメーターPO_PUSCH,Dを更新し、電子機器400は第1のユーザー機器へ更新した第1のパワーパラメーターPO_PUSCH,Dに関する情報を送信し、第1のユーザー機器が更新した第1のパワーパラメーターPO_PUSCH,Dに基づいてD2D伝送パワーを確定するようにする。本開示の実施形態で算出された第1のパワーパラメーターPO_PUSCH,Dによれば、ネットワークのユーザー端末の数が明らかに変化する、即ち、λ変化によってE[I]が変化するか、又は二つのD2D端末間のパスロスPLが明らかに変化する場合のみ、電子機器400が第1のユーザー機器へ更新後の第1のパワーパラメーターPO_PUSCH,Dを送信することをトリガーできるので、第1のユーザー機器に対して頻繁にパワー制御を行うことを避け、シグナリングオーバーヘッドを節約し、これは、D2D端末パワー制御に対する粗調整と見なすことができる。
本開示の実施形態において、パワーパラメーター確定ユニット420は、さらに、第1のパワーパラメーターの情報を無線リソース制御RRCシグナリングに含ませてもよい。電子機器400は、さらに送信ユニット(不図示)を含んでもよく、当該送信ユニットは、第1のユーザー機器へRRCシグナリングを送信してもよい。電子機器400における送信ユニットは、下りリンクシグナリングにより第1のパワーパラメーターを送信してもよい。例えば、電子機器400における送信ユニットは、無線リソース制御RRCシグナリングにより第1のパワーパラメーターに関する情報を送信してもよい。
他の一実施例において、D2D伝送パワーパラメーターは、さらに、第2のパワーパラメーターを含み、且つパワーパラメーター確定ユニット420は、さらに、第1のユーザー機器に割り当てられ待ちのリソースブロックの帯域内放射に基づいて第2のパワーパラメーターを確定して、定格パワーの調整のために用いられる。
D2Dの通信過程において、In-band emission(帯域内放射)は、既に割り当てられたRB(リソースブロック)がまだ割り当てられていないRBへの干渉状況を示す。同一の時間で、使用されていないRBを異なるD2D端末に割り当て、この際基地局装置は、既に割り当てられたRB及びまだ割り当てられていないRBを知っているので、基地局装置は、これらのまだ割り当てられていないRB上のIn-band emissionの値を算出してもよい。ここで、本分野の公知の技術に基づいてIn-band emissionの値を算出してもよく、本文はこれを限定しない。次に、電子機器400は算出されたIn-band emissionの値に基づいてΔin_band_emissionの値を設置し、同一の時間で割り当てられ待ちの全てのRB上の干渉値が相当するようにし、例えば、同一の時間で割り当てられ待ちの全てのRB上の干渉値が同一の数量レベルであるか又は等しくなる。
本開示の実施例において、電子機器400は、第1のユーザー機器に割り当てられ待ちのリソースブロックの帯域内放射に基づいて第2のパワーパラメーターを確定し、第1のユーザー機器に対してパワー制御を行って、第1のユーザー機器をより精確にし、D2D端末パワー制御に対する微調整であると見なすことができる。
本開示の実施例において、パワーパラメーター確定ユニット420は、さらに、第2のパワーパラメーターの情報を無線リソース制御RRCシグナリング又は下りリンク制御情報DCIに含ませてもよい。具体的に、電子機器400における送信ユニットは、下りリンクシグナリングにより第2のパワーパラメーターを送信してもよい。例えば、電子機器400における送信ユニットは、無線リソース制御RRCシグナリング又は物理下りリンク制御チャネルPDCCH、例えばPDCCHにおけるUL-grantによりDCI(即ち、第2のパワーパラメーターに関する情報)を送信する。
他の一実施例において、第1のユーザー機器は第2のユーザー機器とD2D通信を行うとともに、さらに電子機器400とセルラー通信を行い、第1のユーザー機器は、第1のユーザー機器の最大送信パワーとセルラー通信の伝送パワーとに基づいてD2D伝送パワーを確定する。
前記のように、第1のユーザー機器(例えば図3中のDUE3)は基地局装置側の電子機器(例えば図3中のeNB)へPHR情報を送信することができる。この際、eNBは図4に示す電子機器400を含むことができる。第1のユーザー機器は、前記したいずれか一つの実施例に記載の方法により第2のユーザー機器(例えば図3中のDUE4)との伝送パワーを確定し、当該確定したD2D伝送パワーに基づいて第2のユーザー機器へD2D信号を送信する。
本開示の実施例において、第1のユーザー機器は、さらに、第2のユーザー機器から当該D2Dチャネルの受信品質を示す受信品質パラメーターを受信するように配置されている。当該受信品質パラメーターは、本分野における任意の受信信号品質を示すパラメーターであってもよく、信号雑音比SNRや、信号対干渉雑音比SINRなどを含むがこれに限定されない。そして、電子機器400の受信ユニットは、さらに、第1のユーザー機器からパワーヘッドルームPHR情報を受信するように配置されている。当該PHR情報は、第1のユーザー機器が少なくとも受信品質パラメーターに基づいて確定したものである。例えば、受信品質パラメーターの変化が閾値を超えた際に、第1のユーザー機器は電子機器400へPHR情報を送信する。次に、電子機器400は、少なくとも当該PHR情報に基づいて第1のユーザー機器に対してリソース割当、例えばパワー制御などを行う。
図5は、本開示の他の一実施例によるユーザー機器側の電子機器500の構成を図示するブロック図である。
この実施例において、電子機器500はD2D通信を行うユーザー機器(例えば図1中のDUE25)側の電子機器であってもよい。図5に示すように、電子機器500は、通信品質検出ユニット510とパワーヘッドルーム報告ユニット520とを含むことができる。また、電子機器500は、パスロス測定ユニット530とパスロス報告ユニット540とを含むこともできる。同様に、電子機器500は移動端末(例えばスマートフォン、タブレットパソコン(PC)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ウオッチドッグ型移動ルータとデジタル撮像装置)又は車載端末(例えばカーナビゲーション装置)として実現されてもよい。電子機器500は、マシンツウマシン(M2M)通信を実行する端末(マシン種類通信(MTC)端末とも称する)として実現されてもよい。また、電子機器500は、上記端末における各端末に取り付けられた無線通信モジュール(例えば一つのチップを含む集成回路モジュール)であってもよい。
本開示の実施例によれば、通信品質検出ユニット510は、ターゲットユーザー機器とのD2D通信品質を検出することができる。さらに、パワーヘッドルーム報告ユニット520は、D2D通信品質に基づいてマスターユーザー機器へのパワーヘッドルーム報告をトリガーするか否かを確定することができる。ここで、電子機器500のD2D通信はマスターユーザー機器によりスケジューリングされる。
本開示の実施例によれば、マスターユーザー機器は、ターゲットユーザー機器又は他のユーザー機器であってもよい。
本開示の実施例によれば、通信品質検出ユニット510は、ターゲットユーザー機器から電子機器500へのD2D通信信号の信号雑音比と、信号対干渉雑音比との少なくとも一つを検出してD2D通信品質を得ることができる。さらに、パワーヘッドルーム報告ユニット520は、D2D通信品質の変化が予定の閾値を超えるか否かに基づいて、マスターユーザー機器へのパワーヘッドルーム報告をトリガーするか否かを確定する。
本開示の実施例によれば、パスロス測定ユニット530は、ターゲットユーザー機器から電子機器500へのパスロスを測定することができる。さらに、パスロス報告ユニット540は、パスロスの関連情報とターゲットユーザー機器の識別子をD2Dパスロス報告に含ませて基地局装置へ報告する。
図6は、本開示の実施例による無線通信システムで無線通信を行うための方法を図示するフローチャートである。
ステップS610において、第1のユーザー機器は、第1のユーザー機器と第2のユーザー機器との間のパスロスを取得する。ここで、第1のユーザー機器は第2のユーザー機器とD2D通信を行う。
次に、ステップS620中において、第1のユーザー機器は、パスロスに関する情報を基地局装置に報告する。
次に、ステップS630において、第1のユーザー機器は基地局装置からの第1のパワーパラメーターに関する情報を取得する。ここで、第1のパワーパラメーターはパスロスに関係する。
最後に、ステップS640において、第1のユーザー機器は、第1のパワーパラメーターに基づいて第1のユーザー機器と第2のユーザー機器との間でD2D通信を行うためのD2D伝送パワーを確定する。
好ましくは、当該方法は、さらに、以下のステップを含み、第1のユーザー機器が第2のユーザー機器へ参照信号を送信するステップと、第1のユーザー機器が第2のユーザー機器から参照信号への応答である応答信号を受信するステップとを含み、その中、第1のユーザー機器が参照信号と応答信号とに基づいて第1のユーザー機器と第2のユーザー機器との間のパスロスを取得する。
好ましくは、第1のパワーパラメーターは、第1のユーザー機器がD2D通信を行うための定格パワーを指示し、且つ第1のユーザー機器は、定格パワーに基づいてパワー調整を行ってD2D伝送パワーを確定してもよい。
好ましくは、第1のユーザー機器がD2D伝送パワーを確定するために実行するパワー調整は、パスロスに基づく調整を含まなくてもよい。
好ましくは、第1のパワーパラメーターは第1のユーザー機器が存在する無線環境の中の干渉に関係してもよい。
好ましくは、パスロスと干渉との少なくとも一つの変化が閾値を超える場合に、第1のユーザー機器は、基地局装置からの更新した第1のパワーパラメーターに関する情報を取得し、更新した第1のパワーパラメーターに基づいてD2D伝送パワーを確定してもよい。
好ましくは、第1のユーザー機器は、基地局装置からの専用のシグナリングを解析することで第1のパワーパラメーターに関する情報を取得してもよい。
好ましくは、第1のユーザー機器は、さらに、基地局装置からの、第1のユーザー機器に割り当てられ待ちのリソースブロックの帯域内放射に基づいて確定したパワー調整値を指示する第2のパワーパラメーターに関する情報を取得し、且つ、第1のユーザー機器は、さらに、第2のパワーパラメーターに基づいてD2D伝送パワーを確定してもよい。
好ましくは、第1のユーザー機器はRRCシグナリング又はPDCCHにより第2のパワーパラメーターに関する情報を受信してもよい。
好ましくは、第1のユーザー機器は第2のユーザー機器とD2D通信を行うとともに、第1のユーザー機器は基地局装置とセルラー通信を行い、第1のユーザー機器はさらに第1のユーザー機器の最大送信パワーとセルラー通信の伝送パワーとに基づいてD2D伝送パワーを確定してもよい。
好ましくは、セルラー通信は、第1のユーザー機器と基地局装置との間のPUCCH上の制御通信と、PUSCH上のデータ通信との少なくとも一つを含み、且つ第1のユーザー機器は、さらに、行われている制御通信及び/又はデータ通信の伝送パワーに応答してD2D伝送パワーを確定してもよい。
好ましくは、第1のユーザー機器は、さらに、第2のユーザー機器がフィードバックする、D2D通信に関する信号受信品質パラメーターに基づいて、基地局装置へのPHR情報の送信を制御してもよい。
好ましくは、第1のユーザー機器は、信号受信品質パラメーターの変化が閾値を超えるか否かに基づいて、基地局装置へのPHR情報の送信を制御してもよい。
好ましくは、第1のユーザー機器は第2のユーザー機器からのPHR情報を取得し、PHR情報に基づいて第2のユーザー機器にD2D伝送パワーと、変調・符号化方式と、物理リソースとの少なくとも一つを確定してもよい。
好ましくは、信号受信品質パラメーターは、SNRとSINRとの少なくとも一つを含んでもよい。
次に、もう一つの無線通信システムで無線通信を行うための方法を記述する。当該方法は、基地局装置が基地局装置のサービングする第1のユーザー機器から第2のユーザー機器へのパスロスを取得し、基地局装置がパスロスに基づいて第1のユーザー機器に第2のユーザー機器とD2D通信を行うためのD2D伝送パワーパラメーターを確定することを含む。
好ましくは、D2D伝送パワーパラメーターは、第1のユーザー機器がD2D通信を行うための定格パワーを指示する第1のパワーパラメーターを含んでもよい。
好ましくは、D2D伝送パワーパラメーターは、基地局装置がサービングする各ユーザー機器に共通するパワーパラメーターを含まなくてもよい。
好ましくは、基地局装置は、さらに、第1のユーザー機器が存在する無線環境の中の干渉に基づいて第1のパワーパラメーターを確定してもよい。
好ましくは、基地局装置は、さらに、前記ユーザー機器のD2D信号受信品質要求と、干渉とに基づいて第1のパワーパラメーターを確定してもよい。
好ましくは、パスロスと干渉との少なくとも一つの変化が閾値を超える際に、基地局装置はさらに第1のパワーパラメーターを更新してもよい。
好ましくは、基地局装置は、さらに、第1のパワーパラメーターの情報をRRCシグナリングに含ませて、基地局装置は、さらに第1のユーザー機器へRRCシグナリングを送信してもよい。
好ましくは、D2D伝送パワーパラメーターは第2のパワーパラメーターをさらに含み、基地局装置は、さらに、第1のユーザー機器に割り当てられ待ちのリソースブロックの帯域内放射に基づいて第2のパワーパラメーターを確定して、定格パワーの調整のために用いられてもよい。
好ましくは、基地局装置は、第2のパワーパラメーターの情報をRRCシグナリング又はDCIに含ませて、第1のユーザー機器へRRCシグナリングを送信するか、又はPDCCHによりDCIを送信してもよい。
次に、もう一つの無線通信システムで無線通信を行うための方法を記述し、当該方法は、第1のユーザー機器が第2のユーザー機器とのD2D通信品質を検出し、第1のユーザー機器がD2D通信品質に基づいてマスターユーザー機器へのパワーヘッドルーム報告をトリガーするか否かを確定することを含み、その中、第1のユーザー機器のD2D通信はマスターユーザー機器によりスケジューリングされる。
好ましくは、マスターユーザー機器は、ターゲットユーザー機器又は他のユーザー機器であってもよい。
好ましくは、第1のユーザー機器は、第2のユーザー機器から第1のユーザー機器へのD2D通信信号の信号雑音比と、信号対干渉雑音比との少なくとも一つを検出してD2D通信品質を得て、D2D通信品質の変化が閾値を超えるか否かに基づいて、マスターユーザー機器へのパワーヘッドルーム報告をトリガーするか否かを確定してもよい。
好ましくは、第1のユーザー機器は、第2のユーザー機器から第1のユーザー機器へのパスロスを測定し、パスロスの関連情報と第2のユーザー機器の識別子とをD2Dパスロス報告に含ませて基地局装置へ報告してもよい。
本開示の実施例による無線通信システムで無線通信を行うための方法の上記それぞれのステップの各種の具体的実施形態は前で詳細に記述されたので、ここで説明を重複しない。
本開示の実施例によれば、さらに電子機器を提供することができ、当該電子機器は、前記電子機器とターゲットユーザー機器との間のパスロスを取得し、前記電子機器が前記ターゲットユーザー機器とデバイス・ツー・デバイスD2D通信を行い、前記パスロスに関する情報を基地局装置に報告し、前記基地局装置からの、前記パスロスに関係する第1のパワーパラメーターに関する情報を取得し、前記第1のパワーパラメーターに基づいて前記電子機器と前記ターゲットユーザー機器との間でD2D通信を行うためのD2D伝送パワーを確定する操作を実行するように配置されている処理回路又は一つ或いは複数のプロセッサを含む。
本開示の実施例によれば、さらに電子機器を提供することができ、当該電子機器は、基地局装置がサービングする第1のユーザー機器から第2のユーザー機器へのパスロスを取得し、前記パスロスに基づいて前記第1のユーザー機器に前記第2のユーザー機器とデバイス・ツー・デバイスD2D通信を行うためのD2D伝送パワーパラメーターを確定する操作を実行するように配置されている処理回路又は一つ或いは複数のプロセッサを含む。
本開示の実施例によれば、さらに電子機器を提供することができ、ターゲットユーザー機器とのデバイス・ツー・デバイスD2D通信品質を検出し、前記D2D通信品質に基づいてマスターユーザー機器へのパワーヘッドルーム報告をトリガーするか否かを確定する操作を実行するように配置されている処理回路又は一つ或いは複数のプロセッサを含み、前記電子機器のD2D通信が前記マスターユーザー機器によりスケジューリングされる。
上記電子機器は、以上に記載の本開示の他の技術案をさらに実行することも可能であることは当然であり、簡潔にするために、ここで一々重複しない。
もちろん、本開示による無線通信システムで無線通信を行うための方法のそれぞれの操作プロセスは各種の機器読み取り可能な記憶媒体に記憶されているコンピュータ実行可能なプログラムにより実現されることが可能である。
そして、本開示の目的は以下の形態により実現されることが可能である。上記実行可能なプログラムコードが記憶されている記憶媒体をシステム又は装置に直接又は間接に提供し、且つ当該システム又は装置におけるコンピュータ又は演算処理ユニット(CPU)が上記プログラムコードを読み出し実行する。この際、当該システム又は装置がプログラムを実行する機能を有すれば、本開示の実施形態はプログラムに限定されず、当該プログラムは任意の形式、例えば、目標プログラム、インタープリターが実行するプログラム、又はオペレーティングシステムに提供するスクリプトプログラム等であってもよい。
上記のこれらの機器が読み取り可能な記憶媒体は、各種のメモリと記憶ユニット、半導体デバイス、ディスクユニット例えば光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、及び他の情報の記憶に適する媒体等を含むがこれらに限定されるものではない。
また、コンピュータはインターネットの相応するウェブサイトに接続し、且つ本開示によるコンピュータプログラムコードをダウンロードしてコンピュータにインストールした上で当該プログラムを実行することで、本開示の技術案を図ることができる。
図7は、本開示の実施例による、無線通信システムで無線通信を行うための方法を実現できる汎用のコンピュータの例示的構成のブロック図である。
図7に示すように、CPU 701は、読取専用メモリ(ROM)702に記憶されているプログラム或いは記憶部708からランダムアクセスメモリ(RAM)703にロードしたプログラムに基づいて、各種の処理を実行する。RAM703にも、必要に応じてCPU701が各種の処理等を実行する際に必要なデータが記憶される。CPU701、ROM702、RAM703は、バス704を介して互いに接続されている。入力/出力インターフェース705もバス704に接続されている。
入力部706(キーボード、マウス等を含む)、出力部707(ディスプレイ、例えば陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)等、スピーカ等を含む)、記憶部708(ハードディスク等を含む)、通信部709(ネットワークインターフェースカード、例えばLANカード、モデム等を含む)は、入力/出力インターフェース705に接続されている。通信部709は、ネットワーク、例えばインターネットを介して、通信処理を実行する。必要に応じて、ドライバー710も入力/出力インターフェース705に接続されてもよい。リムーバブルメディア711、例えばディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等は、必要に応じてドライバー710に装着され、その中から読み出したコンピュータプログラムが必要に応じて記憶部708にインストールされるようにする。
ソフトウェアで上記一連の処理を実現する場合、ネットワーク、例えばインターネット或いは記憶媒体、例えばリムーバブルメディア711から、ソフトウェアを構成するプログラムをインストールする。
当業者であれば、この種の記憶媒体は、図7に示す、プログラムが記憶されておりデバイスと独立して配分してユーザーにプログラムを提供するリムーバブルメディア711に限定されないことが理解できる。リムーバブルメディア711の例は、磁気ディスク(フロッピーディスク(登録商標))、光ディスク(光ディスク読取専用メモリ(CD−ROM)とデジタル多用途ディスク(DVD)を含む)、光磁気ディスク(ミニディスク(MD)(登録商標)を含む)、半導体メモリを含む。又は、記憶媒体は、ROM702、記憶部708に含まれるハードディスク等であってもよく、その中にプログラムが記憶されており、且つこれらを含む装置とともにユーザーに配分される。
前記のように、本開示は、無線通信システムにおけるユーザー機器側の電子機器、端末側の電子機器、及び無線通信システムで無線通信を行うための方法を提供し、D2D端末と端末との間のパスロスに応じてD2D端末の送信パワーを算出することができ、伝統の基地局装置と端末装置との間のパスロスに応じてパワー制御を行う方法に比べると、本発明の送信パワーの算出はより精確になる。一方、本発明のD2D端末の送信パワーの算出は、さらに干渉と帯域内放射の影響を考慮して、パワー制御を粗調整と微調整との二つの方式に分け、粗調整は頻繁なパワー制御を避け、シグナリングオーバーヘッドを節約することができ、微調整は、パワー制御がより精確になるようにすることができる。最後、本発明は、異なるリソース割当モードにおいてD2Dパワー制御シグナリングのやり取り及びPHRの報告プロセスをさらに標準化させ、当該PHR上報告プロセスは、D2D通信システムにより適用する。要するに、本発明は、D2D通信のパワー制御をより精確に行い、D2D通信データ伝送の依頼性を向上させ、それとセルラーネットワークとの共存を強化させることができる。
本開示のシステムと方法において、各部品又は各ステップは分割及び/又は再組み合わせることが可能であることが勿論である。これらの分割及び/又は再組み合わせは本開示の等価方案と見なすべきである。そして、上記一連の処理を実行するステップは、自然に説明の順で時間順に従って実行されるが、必ずしも時間順に従って実行される必要がない。あるステップは並行又は独立に実行されることが可能である。
以上、図面に基づいて本発明の実施例を詳細に記述したが、以上で記述された実施形態は、本発明を説明するためのものであり、限定するものではない。当業者にとって、上記実施形態について、各種の修正、変更を行うことが可能で、本発明の本質と範囲から逸脱しない。従って、本開示の範囲は付随する特許請求の範囲及び均等意味のみに限定される。

本開示の他の一局面によれば、無線通信システムで無線通信を行うための方法を提供し、第1のユーザー機器が基地局装置からの第1のパワーパラメーターに関する情報を取得し、前記第1のパワーパラメーターは、前記第1のユーザー機器が第2のユーザー機器とのD2D通信を実行するための、前記第1のユーザー機器が前記基地局装置とのセルラー通信を実行するためのセルラー定格パワーと異なるD2D定格パワーを指示し、前記第1のユーザー機器が、前記第1のパワーパラメーターに基づいて前記第1のユーザー機器と前記第2のユーザー機器との間でD2D通信を行うためのD2D伝送パワーを確定し、前記D2D伝送パワーは、前記第1のユーザー機器と第2のユーザー機器との間のパスロスに関係しない
本開示の他の一局面によれば、無線通信システムで無線通信を行うための方法を提供し、基地局装置が当該基地局装置がサービングする第1のユーザー機器から第2のユーザー機器へのパスロスに関係なく、前記第1のユーザー機器に前記第2のユーザー機器とデバイス・ツー・デバイスD2D通信を行うためのD2D伝送パワーパラメーターを確定し、前記D2D伝送パワーパラメーターは、前記電子機器がD2D通信を実行するための、前記電子機器が前記基地局装置とのセルラー通信を実行するためのセルラー定格パワーと異なるD2D定格パワーを指示する第1のパワーパラメーターを含む

本開示の他の一局面によれば、無線通信システムにおけるユーザー機器側の電子機器であって、前記電子機器はターゲットユーザー機器とデバイス・ツー・デバイスD2D通信を行い、前記電子機器は処理回路を含み、前記処理回路は、前記基地局装置からの、前記電子機器がD2D通信を実行するためのD2D定格パワーを指示する第1のパワーパラメーターに関する情報を取得し、前記第1のパワーパラメーターに基づいて前記電子機器と前記ターゲットユーザー機器との間でD2D通信を行うためのD2D伝送パワーを確定するように配置され、前記D2D定格パワーは、前記電子機器が前記基地局装置とのセルラー通信を実行するためのセルラー定格パワーと異なり、前記D2D伝送パワーは、前記電子機器とターゲットユーザー機器との間のパスロスに関係しない
本開示の他の一局面によれば、無線通信システムにおける基地局装置側の電子機器であって、前記基地局装置がサービングする第1のユーザー機器から第2のユーザー機器へのパスロスに関係なく、前記第1のユーザー機器に前記第2のユーザー機器とデバイス・ツー・デバイスD2D通信を行うためのD2D伝送パワーパラメーターを確定するように配置されている処理回路を含み、前記D2D伝送パワーパラメーターは、前記電子機器がD2D通信を実行するための、前記電子機器が前記基地局装置とのセルラー通信を実行するためのセルラー定格パワーと異なるD2D定格パワーを指示する第1のパワーパラメーターを含む
本開示の他の一局面によれば、無線通信システムにおけるユーザー機器側の電子機器であって、ターゲットユーザー機器とのデバイス・ツー・デバイスD2D通信品質を検出し、前記D2D通信品質に基づいてマスターユーザー機器へのパワーヘッドルーム報告をトリガーするか否かを確定するように配置されている処理回路を含み、前記電子機器のD2D通信は、前記マスターユーザー機器によりスケジューリングされる

Claims (33)

  1. 無線通信システムにおけるユーザー機器側の電子機器であって、前記電子機器はターゲットユーザー機器とデバイス・ツー・デバイスD2D通信を行い、前記電子機器は処理回路を含み、
    前記処理回路は、
    前記電子機器とターゲットユーザー機器との間のパスロスを取得し、前記パスロスに関する情報を基地局装置に報告し、
    前記基地局装置からの、前記パスロスに関係する第1のパワーパラメーターに関する情報を取得するように配置され、且つ、
    前記第1のパワーパラメーターに基づいて前記電子機器と前記ターゲットユーザー機器との間でD2D通信を行うためのD2D伝送パワーを確定するように配置されている電子機器。
  2. 前記ターゲットユーザー機器へ参照信号を送信し、
    前記ターゲットユーザー機器から前記参照信号への応答である応答信号を受信するように配置されている送受信回路をさらに含み、
    前記処理回路は、前記参照信号と前記応答信号とに基づいて前記電子機器と前記ターゲットユーザー機器との間のパスロスを取得する請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記処理回路は、前記送受信回路を介して前記パスロスに関する情報を基地局装置に送信し、且つ
    前記送受信回路は、前記基地局装置から第1のパワーパラメーターに関する情報を受信し、それを前記処理回路に提供する請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記第1のパワーパラメーターは、前記電子機器がD2D通信を行うための定格パワーを指示し、且つ前記処理回路は、前記定格パワーに基づいてパワー調整を行って前記D2D伝送パワーを確定する請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記処理回路が前記D2D伝送パワーを確定するために実行するパワー調整は、前記パスロスに基づく調整を含まない請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記第1のパワーパラメーターは、さらに、前記電子機器が所在する無線環境の中の干渉に関係する請求項1に記載の電子機器。
  7. 前記パスロスと前記干渉との少なくとも一つの変化が閾値を超える場合に、前記処理回路は、前記基地局装置からの更新した第1のパワーパラメーターに関する情報を取得し、更新した第1のパワーパラメーターに基づいて前記D2D伝送パワーを確定する請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記電子機器は、前記基地局装置からの専用のシグナリングを解析することで第1のパワーパラメーターに関する情報を取得する請求項1-7のいずれか一項に記載の電子機器。
  9. 前記処理回路は、さらに、前記基地局装置からの、前記電子機器に割り当てられ待ちのリソースブロックの帯域内放射に基づいて確定したパワー調整値を指示する第2のパワーパラメーターに関する情報を取得するように配置され、且つ、前記処理回路は、さらに、前記第2のパワーパラメーターに基づいて前記D2D伝送パワーを確定するように配置されている請求項4又は5に記載の電子機器。
  10. 前記電子機器は、無線リソース制御RRCシグナリング又は物理下りリンク制御チャネルPDCCHにより第2のパワーパラメーターに関する情報を受信する請求項9に記載の電子機器。
  11. 前記電子機器は前記ターゲットユーザー機器とD2D通信を行うとともに、前記電子機器は、さらに、前記基地局装置とセルラー通信を行い、且つ、前記処理回路は、さらに、前記電子機器の最大送信パワーと前記セルラー通信の伝送パワーとに基づいて前記D2D伝送パワーを確定するように配置されている請求項1-7のいずれか一項に記載の電子機器。
  12. 前記セルラー通信は、前記電子機器と前記基地局装置との間の物理上りリンク制御チャネルPUCCH上の制御通信と、物理上りリンクデータチャネルPUSCH上のデータ通信との少なくとも一つを含み、且つ前記処理回路は、さらに、行われている前記制御通信及び/又はデータ通信の伝送パワーに応答して前記D2D伝送パワーを確定するように配置されている請求項11に記載の電子機器。
  13. 前記処理回路は、さらに、前記ターゲットユーザー機器がフィードバックする、D2D通信に関する信号受信品質パラメーターに基づいて、前記基地局装置へのパワーヘッドルーム報告PHR情報の送信を制御するように配置されている請求項1-12のいずれか一項に記載の電子機器。
  14. 前記処理回路は、前記信号受信品質パラメーターの変化が閾値を超えるか否かに基づいて、前記基地局装置への前記PHR情報の送信を制御する請求項13に記載の電子機器。
  15. 前記処理回路は、さらに、前記ターゲットユーザー機器からのパワーヘッドルーム報告PHR情報を取得し、前記PHR情報に基づいて前記ユーザー機器にD2D伝送パワーと、変調・符号化方式と、物理リソースとの少なくとも一つを確定するように配置されている請求項1に記載の電子機器。
  16. 前記信号受信品質パラメーターは、信号雑音比SNRと、信号対干渉雑音比SINRとの少なくとも一つを含む請求項13又は14に記載の電子機器。
  17. 無線通信システムにおける基地局装置側の電子機器であって、
    前記基地局装置がサービングする第1のユーザー機器から第2のユーザー機器へのパスロスを取得し、
    前記パスロスに基づいて前記第1のユーザー機器に前記第2のユーザー機器とデバイス・ツー・デバイスD2D通信を行うためのD2D伝送パワーパラメーターを確定するように配置されている処理回路を含む電子機器。
  18. 前記D2D伝送パワーパラメーターは、前記第1のユーザー機器がD2D通信を行うための定格パワーを指示する第1のパワーパラメーターを含む請求項17に記載の電子機器。
  19. 前記D2D伝送パワーパラメーターは、前記基地局装置がサービングする各ユーザー機器に共通するパワーパラメーターを含まない請求項17に記載の電子機器。
  20. 前記処理回路は、さらに、前記第1のユーザー機器が所在する無線環境の中の干渉に基づいて前記第1のパワーパラメーターを確定する請求項18に記載の電子機器。
  21. 前記処理回路は、さらに、前記第2のユーザー機器のD2D信号受信品質要求と、前記干渉とに基づいて前記第1のパワーパラメーターを確定するように配置されている請求項20に記載の電子機器。
  22. 前記処理回路は、さらに、前記パスロスと前記干渉との少なくとも一つの変化が閾値を超える際に、前記第1のパワーパラメーターを更新するように配置されている請求項20に記載の電子機器。
  23. 前記処理回路は、前記第1のパワーパラメーターの情報を無線リソース制御RRCシグナリングに含ませるように配置され、
    前記電子機器は、前記第1のユーザー機器へ前記RRCシグナリングを送信するように配置されている送受信回路をさらに含む請求項17-22のいずれか一項に記載の電子機器。
  24. 前記D2D伝送パワーパラメーターは第2のパワーパラメーターをさらに含み、前記処理回路は、さらに、前記第1のユーザー機器に割り当てられ待ちのリソースブロックの帯域内放射に基づいて前記第2のパワーパラメーターを確定して、前記定格パワーの調整のために用いられるように配置されている請求項18-22のいずれか一項に記載の電子機器。
  25. 前記処理回路は、前記第2のパワーパラメーターの情報を無線リソース制御RRCシグナリング又は下りリンク制御情報DCIに含ませるように配置され、
    前記電子機器は、前記第1のユーザー機器へ前記RRCシグナリングを送信するか、又は物理下りリンク制御チャネルPDCCHにより前記DCIを送信するように配置されている送受信回路をさらに含む請求項24に記載の電子機器。
  26. 無線通信システムにおけるユーザー機器側の電子機器であって、
    ターゲットユーザー機器とのデバイス・ツー・デバイスD2D通信品質を検出し、
    前記D2D通信品質に基づいてマスターユーザー機器へのパワーヘッドルーム報告をトリガーするか否かを確定するように配置されている処理回路を含み、
    前記電子機器のD2D通信は、前記マスターユーザー機器によりスケジューリングされる電子機器。
  27. 前記マスターユーザー機器は、前記ターゲットユーザー機器又は他のユーザー機器である請求項26に記載の電子機器。
  28. 前記処理回路は、前記ターゲットユーザー機器から前記電子機器へのD2D通信信号の信号雑音比と信号対雑音比との少なくとも一つを検出して前記D2D通信品質を得るように配置され、
    前記処理回路は、前記D2D通信品質の変化が予定の閾値を超えるか否かに基づいて、前記マスターユーザー機器へのパワーヘッドルーム報告をトリガーするか否かを確定するように配置されている請求項26に記載の電子機器。
  29. 前記処理回路は、さらに、前記ターゲットユーザー機器から前記電子機器へのパスロスを測定し、
    前記パスロスの関連情報と前記ターゲットユーザー機器の識別子とをD2Dパスロス報告に含ませて基地局装置へ報告するように配置されている請求項26に記載の電子機器。
  30. 無線通信システムで無線通信を行うための方法であって、
    第1のユーザー機器が前記第1のユーザー機器と第2のユーザー機器との間のパスロスを取得し、前記第1のユーザー機器が前記第2のユーザー機器とデバイス・ツー・デバイスD2D通信を行い、
    前記第1のユーザー機器が、前記パスロスに関する情報を基地局装置に報告し、
    前記第1のユーザー機器が前記基地局装置からの、前記パスロスに関係する第1のパワーパラメーターに関する情報を取得し、
    前記第1のユーザー機器が、前記第1のパワーパラメーターに基づいて前記第1のユーザー機器と前記第2のユーザー機器との間でD2D通信を行うためのD2D伝送パワーを確定することを含む方法。
  31. 無線通信システムで無線通信を行うための方法であって、
    基地局装置が前記基地局装置のサービングする第1のユーザー機器から第2のユーザー機器へのパスロスを取得し、
    前記基地局装置が前記パスロスに基づいて前記第1のユーザー機器に前記第2のユーザー機器とデバイス・ツー・デバイスD2D通信を行うためのD2D伝送パワーパラメーターを確定することを含む方法。
  32. 無線通信システムで無線通信を行うための方法であって、
    第1のユーザー機器が第2のユーザー機器とのデバイス・ツー・デバイスD2D通信品質を検出し、
    前記第1のユーザー機器が前記D2D通信品質に基づいてマスターユーザー機器へのパワーヘッドルーム報告をトリガーするか否かを確定することを含み、
    前記第1のユーザー機器のD2D通信が前記マスターユーザー機器によりスケジューリングされる方法。
  33. 処理回路が実行可能で請求項30-32のいずれか一項に記載の無線通信システムで無線通信を行うための方法を実施するコマンドが記憶されたコンピュータ記憶媒体。

JP2017529312A 2014-12-02 2015-11-30 無線通信システムにおける電子機器と無線通信方法 Expired - Fee Related JP6624202B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201410721310.2 2014-12-02
CN201410721310.2A CN105722200B (zh) 2014-12-02 2014-12-02 无线通信系统中的电子设备和无线通信方法
PCT/CN2015/095952 WO2016086814A1 (zh) 2014-12-02 2015-11-30 无线通信系统中的电子设备和无线通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017536774A true JP2017536774A (ja) 2017-12-07
JP6624202B2 JP6624202B2 (ja) 2019-12-25

Family

ID=56091015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017529312A Expired - Fee Related JP6624202B2 (ja) 2014-12-02 2015-11-30 無線通信システムにおける電子機器と無線通信方法

Country Status (4)

Country Link
US (3) US10165528B2 (ja)
JP (1) JP6624202B2 (ja)
CN (2) CN105722200B (ja)
WO (1) WO2016086814A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11375460B2 (en) 2018-02-15 2022-06-28 Ntt Docomo, Inc. User equipment

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015137685A1 (ko) * 2014-03-11 2015-09-17 엘지전자(주) 단말간 직접 통신을 지원하는 무선 통신 시스템에서 자원을 할당하기 위한 방법 및 이를 위한 장치
CN105722200B (zh) * 2014-12-02 2020-08-11 索尼公司 无线通信系统中的电子设备和无线通信方法
US10517021B2 (en) 2016-06-30 2019-12-24 Evolve Cellular Inc. Long term evolution-primary WiFi (LTE-PW)
WO2018053808A1 (zh) * 2016-09-23 2018-03-29 富士通株式会社 功率控制方法、装置以及通信系统
EP3515126B1 (en) * 2016-09-29 2021-11-10 Huawei Technologies Co., Ltd. Data transmission method and terminal device therefor
CN108401282A (zh) * 2017-02-04 2018-08-14 中兴通讯股份有限公司 一种自适应调整上行功率参数的方法及装置
US10993193B2 (en) * 2017-05-05 2021-04-27 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for reporting power headroom in wireless communication system
CN110915270B (zh) * 2017-08-11 2022-05-10 华为技术有限公司 功率控制方法、终端及网络设备
CN109803363B (zh) * 2017-11-17 2022-11-08 华为技术有限公司 通信方法、通信装置和系统
US10863447B2 (en) 2018-07-11 2020-12-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for multi-antenna transmission in vehicle to vehicle communication
US11736220B2 (en) * 2018-07-20 2023-08-22 Beijing Xiaomi Mobile Software Co., Ltd. Method and apparatus for determining MCS level, and storage medium
CN111148207B (zh) * 2018-11-02 2021-07-16 华为技术有限公司 一种功率余量报告的上报方法、获取方法及装置
WO2020096693A1 (en) * 2018-11-08 2020-05-14 Convida Wireless, Llc Sidelink transmit power control for new radio v2x
CN111294914A (zh) * 2019-01-11 2020-06-16 展讯通信(上海)有限公司 直连链路的路损接收、发送方法及装置、存储介质、终端
EP3909315A4 (en) * 2019-02-13 2022-03-16 Samsung Electronics Co., Ltd. METHOD AND DEVICE FOR CONTROLLING THE TRANSMISSION POWER OF A USER EQUIPMENT IN A WIRELESS COMMUNICATION SYSTEM
CN114375034A (zh) * 2019-02-15 2022-04-19 成都华为技术有限公司 功率控制方法及功率控制装置
SG11202110851QA (en) * 2019-04-01 2021-10-28 Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp Ltd Apparatus and method for transmission power control of same
CN110191504B (zh) * 2019-04-16 2022-06-14 王聪语 一种功率控制方法
CN112020131B (zh) * 2019-05-31 2022-04-01 大唐移动通信设备有限公司 一种发射功率确定方法、信息传输方法及通信设备
US20220286977A1 (en) * 2019-07-11 2022-09-08 Beijing Xiaomi Mobile Software Co., Ltd. Method of power control for sidelink communication, v2x device and storage medium
WO2021022415A1 (zh) * 2019-08-02 2021-02-11 Oppo广东移动通信有限公司 调整功率的方法和终端设备
CN112399372A (zh) * 2019-08-15 2021-02-23 华为技术有限公司 一种通信方法、终端及网络设备
EP4029323A1 (en) * 2019-10-02 2022-07-20 Huawei Technologies Co., Ltd. First and second communication devices for power control in groupcast communication
CN113271618B (zh) * 2020-02-14 2023-04-11 华为技术有限公司 一种功率控制方法及相关装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014014323A1 (en) * 2012-07-20 2014-01-23 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for transmitting indication in wireless communication system
WO2014017498A1 (ja) * 2012-07-27 2014-01-30 京セラ株式会社 移動通信システム
WO2014050010A1 (en) * 2012-09-28 2014-04-03 Sharp Kabushiki Kaisha Transmission power control for signals used by user equipment terminals for device-to-device services
JP2014103693A (ja) * 2010-05-12 2014-06-05 Qualcomm Inc 分散型のネゴシエーションを通じたピアツーピアグループのためのリソースの調整
WO2014113424A1 (en) * 2013-01-17 2014-07-24 Intel Corporation Transmission power control schemes for d2d communications
WO2014110747A1 (zh) * 2013-01-17 2014-07-24 富士通株式会社 功率余量的报告方法和装置
WO2014126435A1 (en) * 2013-02-15 2014-08-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for power control and multiplexing for device to device communication in wireless cellular communication system
US20140274196A1 (en) * 2011-11-28 2014-09-18 Huawei Technologies Co., Ltd. Device-to-device (d2d) power control method, user equipment, base station, and communication system

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5491837A (en) * 1994-03-07 1996-02-13 Ericsson Inc. Method and system for channel allocation using power control and mobile-assisted handover measurements
EP2003799A1 (en) * 2007-06-12 2008-12-17 Sony Deutschland Gmbh Adaptive history aware beam steering
US8942195B2 (en) * 2009-01-14 2015-01-27 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and arrangement in a wireless communication system
CN102792745B (zh) * 2009-12-11 2015-05-13 诺基亚公司 用于在无线通信网络中分配资源的方法、设备和计算机程序产品
US8571482B2 (en) * 2010-09-11 2013-10-29 Nokia Corporation Dynamic autonomous resource allocation and channel access in cellular System Uplink
CN103620980A (zh) * 2011-06-21 2014-03-05 瑞典爱立信有限公司 选择上行多天线发送以增强覆盖
PL2823661T3 (pl) * 2012-03-07 2021-05-17 Ntt Docomo, Inc. Sposób i urządzenie w warstwie fizycznej i łącza dla łączności mobilnej
CN104350790B (zh) * 2012-05-31 2019-04-16 交互数字专利控股公司 设备到设备(d2d)交叉链路功率控制
CN103546970A (zh) 2012-07-09 2014-01-29 财团法人工业技术研究院 装置间通信的控制方法、中控装置与移动装置
WO2014029085A1 (en) * 2012-08-22 2014-02-27 Nec(China) Co., Ltd. Method and apparatus for scheduling user equipment
KR102012734B1 (ko) * 2012-09-25 2019-08-21 한국전자통신연구원 셀룰러 이동통신 기반 단말간 직접 통신에서 링크 적응 송수신 방법
US9591574B2 (en) * 2012-10-09 2017-03-07 Apple Inc. Dynamic receive diversity selection for LTE
WO2014104961A2 (en) * 2012-12-28 2014-07-03 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Wireless device, measuring node, network node, methods therein, computer program, and computer-readable storage medium
WO2014116020A1 (ko) * 2013-01-24 2014-07-31 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 단말 간 직접 통신을 위한 디스커버리 신호의 송신 전력 제어 방법 및 이를 위한 장치
WO2014175793A1 (en) * 2013-04-24 2014-10-30 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and network node for link adaptation in a wireless communications network
WO2014200307A1 (en) * 2013-06-13 2014-12-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for allocating resources for d2d communication
KR20160030105A (ko) * 2013-07-10 2016-03-16 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 d2d(device-to-device) 통신을 위한 전력 제어 방법 및 이를 위한 장치
KR102241695B1 (ko) * 2013-10-07 2021-04-19 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 전력 제어 방법 및 장치
EP3057368B1 (en) * 2013-10-11 2019-07-17 Kyocera Corporation Communication control method, user terminal, and communication device
EP2869487A1 (en) * 2013-10-30 2015-05-06 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (publ) Link adaptation with load-dependent BLER target value
EP3105978B1 (en) * 2014-02-10 2019-06-19 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Inter-network assisted power control for interference mitigation of d2d communications
US10117277B2 (en) * 2014-03-19 2018-10-30 Lg Electronics Inc. Terminal and method for transmitting device to device (D2D) signal for D2D communication in wireless access system supporting D2D communication
US20170215201A1 (en) * 2014-07-24 2017-07-27 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for transmitting uplink data in wireless communication system
WO2016068769A1 (en) * 2014-10-31 2016-05-06 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Transmission data signaling in a wireless communication network
US20160302209A1 (en) * 2014-11-10 2016-10-13 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Reducing Interference Caused by Uplink Carrier Aggregation
CN105722200B (zh) * 2014-12-02 2020-08-11 索尼公司 无线通信系统中的电子设备和无线通信方法
KR102491678B1 (ko) * 2015-01-27 2023-01-26 타이사 리서치 엘엘씨 무선 통신 시스템에서 단말에 의해 수행되는 전송 전력 제어 방법 및 상기 방법을 이용하는 단말
WO2016130072A1 (en) * 2015-02-09 2016-08-18 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Harq on pusch for multiple carriers
EP3257180B1 (en) * 2015-02-09 2019-10-02 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Implementation of harq on pusch for multiple carriers
US10531474B2 (en) * 2015-05-04 2020-01-07 Lg Electronics Inc. Method for transmitting uplink data in wireless communication system and device for same

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014103693A (ja) * 2010-05-12 2014-06-05 Qualcomm Inc 分散型のネゴシエーションを通じたピアツーピアグループのためのリソースの調整
US20140274196A1 (en) * 2011-11-28 2014-09-18 Huawei Technologies Co., Ltd. Device-to-device (d2d) power control method, user equipment, base station, and communication system
WO2014014323A1 (en) * 2012-07-20 2014-01-23 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for transmitting indication in wireless communication system
WO2014017498A1 (ja) * 2012-07-27 2014-01-30 京セラ株式会社 移動通信システム
WO2014050010A1 (en) * 2012-09-28 2014-04-03 Sharp Kabushiki Kaisha Transmission power control for signals used by user equipment terminals for device-to-device services
WO2014113424A1 (en) * 2013-01-17 2014-07-24 Intel Corporation Transmission power control schemes for d2d communications
WO2014110747A1 (zh) * 2013-01-17 2014-07-24 富士通株式会社 功率余量的报告方法和装置
WO2014126435A1 (en) * 2013-02-15 2014-08-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for power control and multiplexing for device to device communication in wireless cellular communication system

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
ERICSSON: "On inband co-existence of cellular and D2D Ues[online]", 3GPP TSG-RAN WG1♯77 R1-142405, JPN6019017860, 23 May 2014 (2014-05-23), pages 1 - 3, ISSN: 0004036173 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11375460B2 (en) 2018-02-15 2022-06-28 Ntt Docomo, Inc. User equipment

Also Published As

Publication number Publication date
CN111885552A (zh) 2020-11-03
US10165528B2 (en) 2018-12-25
CN105722200B (zh) 2020-08-11
WO2016086814A1 (zh) 2016-06-09
US20170367056A1 (en) 2017-12-21
CN105722200A (zh) 2016-06-29
JP6624202B2 (ja) 2019-12-25
US10939391B2 (en) 2021-03-02
US20190104486A1 (en) 2019-04-04
US20200107280A1 (en) 2020-04-02
US10524215B2 (en) 2019-12-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6624202B2 (ja) 無線通信システムにおける電子機器と無線通信方法
US11950275B2 (en) Apparatus for controlling UE for D2D measurement results
CN108632968B (zh) 用于上行功率控制的方法和装置
EP3777358B1 (en) Airborne status dependent uplink power control related task(s) for aerial ues
WO2017173920A1 (zh) 一种功率控制方法及设备
WO2018059425A1 (zh) 上行功率控制方法及装置
JP2023532239A (ja) 複数のtrpへのアップリンク送信のための電力制御
US20160044566A1 (en) Method and Apparatus for Interference Mitigation Configuration in a Wireless Communication Network
EP3414854A1 (en) Controlling the channel occupancy measurement quality
US10172174B2 (en) Selection between cellular communication link and device-to-device (D2D) communication link using reference signals
JPWO2014119264A1 (ja) 無線通信システム、無線局および上り送信電力制御方法
WO2016119128A1 (zh) 调制编码方式的选择方法及基站
CN106465473B (zh) 基站装置及其通信控制方法、移动台装置及其通信控制方法、无线通信系统
US20230413186A1 (en) Sidelink Data Transmission Method and Related Apparatus
US10609652B2 (en) User terminal, radio base station and radio communication method
US11778602B2 (en) Base station and signal transmission configuration method, and signal measurement device and method therefor
CN110650522A (zh) 闭环功率控制方法、网络侧设备和终端
US11483831B2 (en) Base station and signal transmission configuration method, and signal measurement device and method therefor
US20180007702A1 (en) Tdd based prose optimization
US20230198812A1 (en) Method and apparatus for mu-mimo
US20230156694A1 (en) Wireless communication uplink prescheduling with guarantees

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170814

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180815

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190208

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20190214

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190222

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190425

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190722

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190926

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20191008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191111

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6624202

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees