JP5655045B2 - 光学式表面欠陥検査装置及び光学式表面欠陥検査方法 - Google Patents

光学式表面欠陥検査装置及び光学式表面欠陥検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、光学式表面欠陥検査装置及び光学式表面欠陥検査方法に係わり、特に、欠陥種類の変化及び細分化に対応に好適な光学式表面欠陥検査装置及び光学式表面欠陥検査方法に関する。
磁気ディスクやICウエハ等の被検査体の表面の微細欠陥を検査する光学式表面欠陥検査装置は全数全面検査に対応できる高速の検査と同時に高感度検査(幅数十nm、深さ数nm程度の微細欠陥検出)が要求される。
この種の従来技術としては、特許文献1等がある。特許文献1の方法では、図12に示すように、横軸に欠陥種を、縦軸に検出光学系の出力結果の表から該当する欠陥を見つける。或いは、図13に示すような複雑な判断フローによって欠陥種を判断している。
特開2012−042375号公報
しかしながら、昨今、分類したい新たな欠陥或いはもっと細分化して検査を行いたい要求がある。
特許文献1等の方式では、被検査体の表面の微細欠陥を検査する際に、各々欠陥を種類別に弁別する所定のアルゴリズムに基づいて、その閾値を設定して検査してした。特許文献1の方法は、全数全面検査に対応でき、高速に高感度に検査することに優れているが、検査方式に自由度がなく、類したい新たな欠陥或いはもっと細分化して検査を行いたいという要求に対応できない。
従って、本発明は、分類したい新たな欠陥或いはもっと細分化して検査を行うことがでる光学式表面欠陥検査装置または光学式表面欠陥検査方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、少なくとも下記に示す特徴を有する。
本発明は、被検査体に検査光を照射する照射手段と、該被検査体の表面からの散乱光を
検出する複数の検出光学系と、複数の該検出光学系の各受光器からの出力を処理し、該処
理結果に基づいて前記被検査体の表面の欠陥を検査する処理部と、該処理部で処理された
データを記憶する記憶部を有する光学式表面欠陥検査装置であって、
前記記憶部は、マトリックスの一方の軸に前記欠陥の特徴を表す複数の特徴項目を、他
方の軸に該特徴項目に対する複数の前記検出光学系の検出値レベルの範囲を含む光学系項
目が設けられた、前記マトリックスの複数の位置に前記欠陥を定義する情報を有し、予め
前記欠陥の種類毎に作成された参照マトリックスレシピを記憶し、
前記処理部は、複数の前記検出光学系の出力に基づいて、前記参照マトリックスレシピ
に対応するワークマトリックスレシピを作成し、該ワークマトリックスレシピと前記参照
マトリックスレシピと比較することにより、前記欠陥の種類を判定することを特徴とする。
また、本発明は、被検査体に検査光を照射し、該被検査体の表面からの散乱光を複数の
受光器に結像し、該受光器からの出力に基づいて前記被検査体の表面の欠陥を検査する光
学式表面欠陥検査方法であって、
マトリックスの一方の軸に前記欠陥の特徴を表す複数の特徴項目を、他方の軸に該特徴
項目に対する複数の前記検出光学系の検出値レベルの範囲を含む光学系項目を設け、前記
マトリックスの複数の位置に前記欠陥を定義する情報を有する参照マトリックスレシピを
前記欠陥の種類毎に予め作成し記憶し、
複数の前記検出器の出力に基づいて、前記参照マトリックスレシピに対応するワークマ
トリックスレシピを作成し、該ワークマトリックスレシピと前記参照マトリックスレシピ
と比較することにより、前記欠陥の種類を判定することを特徴とする。
本発明によれば、分類したい新たな欠陥或いはもっと細分化して検査を行うことがでる光学式表面欠陥検査装置または光学式表面欠陥検査方法を提供できる。
光学式表面欠陥検査装置の一実施形態を示す図である。 本検査光学系の概略構成を示す図である。 本検査光学系のうち微小欠陥を検査する第1の検査光学系の構成を示す図である。 本検査光学系のうちシャロウ欠陥を検出するする第2の検査光学系の構成を示す図である。 マトリックスレシピの作成手順を示す図である。 パーティクル(異物)に関するマトリックスレシピを示す図である。 気泡に関するマトリックスレシピを示す図である。 第2欠陥に関するマトリックスレシピを示す図である。 マトリリックスレシピを用いた欠陥種の判別方法を示す図である。 図6に示すパーティクル(異物)の参照マトリックスレシピによって、パーティクル(異物)と判断された欠陥のワークマトリックスレシピの例を示す図である。 1箇所又は複数箇所における測定点のデータによるワークマトリックスレシピによる欠陥種の判別方法を示す図である。 従来の欠陥種判別方法を示す図である。 従来の他の欠陥種判別方法を示す図である。
図1は、磁気ディスクなどの光学式表面欠陥検査装置(以下、単に検査装置という)50の一実施形態を示す図である。検査装置は磁気ディスク、ハードディスク等のワーク(被検査体)2の表面に検査光を照射し反射光を得る検査光学系1と、検査光学系を装置に支持するフレーム9と、ハードディスクの全面を検査できるようにハードディスクを走査する走査部10と、検査光学系の出力を処理し、照射光を制御する前処理照射制御部4と、及び走査部10の制御や前処理部の出力を入力しデータを処理する処理部12を具備するデータ処理装置11とを有する。
以下、検査光学系1、前処理照射制御部4、データ処理装置11及び走査部10の本実施形態の構成とこれら構成による検査方法を、図を用いて順に説明する。
まず、本発明の実施形態の特徴のである検査光学系1の構成について図2乃至図4を用いて説明する。図2は、検査光学系1の概略構成を示す図である。検査光学系1は、20nm程度の大きさ、幅を有する微小欠陥を検査する第1の検査光学系600と、シャロウ欠陥(スクラッチ欠陥の中でも深さが浅い欠陥)を検出する第2の検査光学系700の2つの検査光学系を備える。図3は、第1の検査光学系600の構成をより詳細に示した図である。図4は、第2の検査光学系700の構成をより詳細に示した図である。なお、図2において、黒塗り、白抜きの矢印は、それぞれ照明光学系と、その照射光の反射光を受光する検出光学系の関係を示す。
図3に示す第1の検査光学系600は、微小欠陥を検出するために微小サイズ径(数十ナノメートル以上)の検出光をワーク2に照射する第1の照明光学系610と、ワーク2上の異物からの散乱光を検出する第1の正反射光検出光学系620と、側方に散乱する散乱光検出する暗視野検出光学系630と、ワーク2の垂直軸側に散乱する散乱光を検出する明視野検出光学系640とを備える。
第1の照射光学系610は、レーザ光源611、レーザ光源611から発射されたレーザ光を拡大するビーム拡大レンズ612、ビーム拡大レンズ612で拡大されたレーザを平行光にするコリメートレンズ613、径が拡大された平行なレーザ光をワーク2の表面に収束させる収束レンズ614を備えている。
第1の正反射光検出光学系620は、照明光学系610により収束されたレーザ光が照射されたワーク2からの正反射光の光軸に沿って配置され、集光レンズ621、ビームスプリッタ625、結像レンズ623、スリット622及び第1の検出器624を備える。集光レンズ621は、ワーク2からの正反射光や散乱光を含む反射光を集光する。ビームスプリッタ625は、集光された反射光を、明視野検出光学系640に所定の割合で分配する。結像レンズ623は、集光レンズ621からの反射光を所定の倍率で結像させる。スリット622は、結像レンズで結像する反射光のうちワーク2から散乱光を遮光する。第1の検出器624は正反射光のみを検出し、分解能を上げるために2つの検出器624する。
第1の正反射光検出光学系620は、散乱や回折が生じにくい欠陥を検出する。例えば、第1の正反射光検出光学系620は、ピット欠陥にレーザ光を照射すると、欠陥による軸ズレ及びレンズ効果が生じ、正反射光の強度分布が変化するので、スリット622を通る光量変化を検出し、ピット欠陥を検出する。
暗視野検出光学系630は、レーザ光が照射されたワーク2からの側方への散乱光を集光する集光レンズ631と、集光レンズ631で集光された散乱光を検出する第2の検出器632とを備えている。
暗視野検出光学系630、ワーク2上の異物にレーザ光を照射すると、被検査体面から強い散乱光(回析光)と、異物から散乱光とが生じるので、この散乱光を捉えて付着異物を検出する。ディスクのような被検査体面から強い散乱光は、研磨跡により影響を受けランダムな回析光となる。異物からの散乱光がこの回析光の影響を受けにくく、且つ異物からの散乱強度が受け易いように、受光角度は低角度にしている。
明視野検出光学系640、反射光のうち主として散乱光を反射させるビームスプリッタ625と、ビームスプリッタで反射した散乱光を結像する結像レンズ641と、結像された散乱光を受光する第3の検出器642を備える。
明視野検出光学系640は、被検査体2上の傷又は汚れにレーザ光を照射すると、被検査体の正常面からの回折パターンと異なった指向性のある散乱回折パターンが生じるので、この散乱回析光を捉えてスクラッチなどの傷又は汚れを検出する。
一方、図4に示す第2の検査光学系700は、第2の照明光学系710と、第2の正反射光検出光学系720と、第2の照明光学系710による反射光も検出する図2に暗視野検出光学系630とを備えている。第2の照明光学系710の基本的構成711乃至714は、第1の照明光学系611と乃至614と同じである。両者の異なる点は、第2の照明光学系710は、照射光のビーム径が第1の照明光学系より大きい点である。
第2の正反射光検出光学系720は、第2の照明光学系710により収束されたレーザ光が照射された被検査体2からの正反射光の光軸に沿って配置され、集光レンズ721、結像レンズ723、第4の検出器724を備える。集光レンズ721は、被検査体2からの正反射光や散乱光を含む反射光を集光する。結像レンズ723は、集光レンズ621からの反射光を所定の倍率で結像させる。
第2の正反射光検出光学系720は、第1の正反射光検出光学系620と同様、散乱や回折が生じにくい欠陥を検出する。第1の正反射光検出光学系620は、欠陥の大きさ(幅)に合致したレーザ光をバンプやディンプル等の欠陥に照射すると、欠陥からの正反射光の明暗パターンを検出し、当該欠陥を検出する。
次に、磁気ディスクのようなドーナツ状の被検査体2を螺旋走査して、被検査体表面を全面走査する機構と動作を説明する。ワークテーブル3は、図1に示すように、直線移動テーブル5とθ回転テーブル6とに支持されている。直線移動テーブル5はR方向に直線移動し、θ回転テーブル6はこの直線移動テーブル5の上に設けられている。θ回転テーブル6には回転角度を示す信号を発生するエンコーダ6aが設けられ、直線移動テーブル5にはR方向の移動位置を示すエンコーダ5aが設けられている。各エンコーダ5a,6aの信号はデータ処理装置11(インターフェース14)に走査位置信号として送出される。なお、2aは、被検査体2がワークテーブル3に載置されていることを検出するセンサである。3aは、ドーナツ状にした被検査体2の中心がθ回転テーブル6の回転中心と一致するように被検査体2をセットするためのガイドピンである。8は、θ回転テーブル6を駆動するθ方向駆動回路であり、ワークテーブル3の回転方向と回転速度、停止位置等がこの駆動回路を介して制御される。7は、直線移動テーブル5をR方向に直線移動させるR方向駆動回路である。これら駆動回路は、データ処理装置11からの制御信号に応じて制御される。
このような機構を記憶部13に格納された定速度螺旋走査プログラム13bよって、被検査体2を螺旋走査する。具体的には、被検査体2の中心がθ回転テーブル6の回転中心と一致するように被検査体2を載置し、検査光21をドーナツの内側の縁にセットする。その後、ワークテーブル3をθ回転テーブル6で定速に回転させながら、直線移動テーブル5で被検査体2の径(R)方向、例えば図1において左右方向に移動させる。これによって、検査光21を被検査体2の全面に亘って走査できる、即ち検査できる。
走査は螺旋に限らず矩形上に走査させてもよいし、検査光学系1側を走査させてもよい。
全面走査した場合の各測定点での散乱光の測定データは、前処理部4を経てデジタル値に変換されてデータ処理装置11に転送されて、各エンコーダ5a,6aで規定される各測定点(走査)位置とその点における測定値が、記憶部13の測定結果記憶エリア13cに記憶される。記憶部13に格納された欠陥解析プログラム13aによって、位置が認識された各測定点のデータを解析し、スクラッチSを始め異物などの検査を行うことができ、その結果を表示装置15に表示することができる。なお、図1において16はバスである。
以下、本願発明の特徴である欠陥検出方法を説明する。図5は、本願発明の特徴である欠陥検出方法のフローを示す。図6乃至図8は、図1に示した光学式表面欠陥検査装置における、後述する欠陥に対するマトリックスレシピの実施例を示す。
本実施形態では、各欠陥に対してマトリックスレシピを作成し、その後、それらのマトリックスレシピを用いて被検査体2を検査する。図5に、マトリックスレシピの作成手順を示す。まず、図6に示すように、縦軸に欠陥の特徴を表す特徴項目を、横軸に図2に示す各検出光学系の検出値レベルの範囲(最大値、最小値)などの光学系項目を有するマトリックス表を設定する(S1)。特徴項目としては、検出器の検出値、欠陥の半径方向の長さRL、欠陥のアングルθ方向の長さTL、それらの位置、半径方向とアングルθ方向の欠陥長さの比RL/TL、又は検出器間の検出レベル比等がある。光学系項目としては、図6に示す、第1、第2の正反射光検出光学系620、720における、凸形状の凸欠陥か、凹形状の凹欠陥かを示す形状項目がある。凸欠陥か凹欠陥かは、検出信号の形状を見て判断する。また、本実施例では、第1の正反射光検出光学系620は2つの検出器を有するが、1検査項目としているので、横軸は4つ検査光光学系に対して6の検査項目を備える。
次に、各欠陥に対して、図6のマトリックスに対して、シミュレーション又は模擬欠陥によって得られる複数のデータを整理し、マトリックスの複数の位置に各欠陥を定義する情報を得る(S2)。この各欠陥に対して得られるマトリック状の情報をマトリックスレシピと呼ぶ。本実施例におけるマトリックスレシピでは、各欠陥を定義するマトリックス位置の項目に対してレ点が記入されている。
図6に示すマトリックスレシピは、パーティクル(異物)に関するものである。本実施例におけるパーティクルは、3箇所のレ点で示す2つの検出光学に対する2つの特徴項目で定義される。即ち、明視野検出光学系640の検出値レベルBが1mV以上であり、暗視野検出光学系630の検出値レベルDが85mV以上であり、そして両者の比D/Bが1以上、33以下である。この条件に合えばパーティクルと判断する。
また、例えば、パーティクルが多発し、発生位置に特徴があれば、その位置を半径方向位置に記入する。このようにすることによって、被検査体2の製造過程における問題点を把握できる。さらに、例えば、暗視野検出光学系630の検出値レベルD又は両者のD/Bに応じて、大中小等の大きさレベルに分けた異なったマトリックスレシピを用意する。このように、目的に応じて、より細分化が容易にでき、製造過程の問題点も把握できる。
図7に示すマトリックスレシピは、泡(被検査体中の気泡)に関するものである。本実施例における泡の定義は、4箇所のレ点で示す4つの検出光学に対する4つの特徴項目で定義される。即ち、第1に明視野検出光学系640の検出値レベルBが500mV以下であり、第2に暗視野検出光学系630の検出値レベルDが1mV以上で弱い散乱光信号を検出してある。そして、第3に、第2の正反射光検出光学系720の凸欠陥項目が1mV以下で殆ど検出しない。第4に、第2の正反射光検出光学720の凹形状項目及び第1の正反射光検出光学系620の凸欠陥項目、特に第1の正反射光検出光学系620の凸欠陥項目が1mV以上の有意な値を示している。この条件に合えば泡と判断する。
図8に示すマトリックスレシピは、第2欠陥(ユーザーが定義した欠陥名)に関するものである。本実施例における第2欠陥の定義は、3箇所のレ点で示す明視野検査光学系640による3つの特徴項目で定義される。即ち、明視野検出光学系以外640は、殆ど検出されない。明視野検出光学系640の検出値レベルBが500mV以下であり、半径方向とアングルθ方向に成分を有する対角長の長さDDが、50mm以上であり、その対角長の長さBDの暗視野検出光学系で検出された対角長の長さDDに対する比BD/DDが22以上である。この条件に合えば第2欠陥と判断する。
以上説明したように、各欠陥に対して比較対象となる参照マトリックスレシピを予め用意する。
図9は、このようなマトリリックスレシピを用いた欠陥の判別方法を示す。
まず、被検査体2を移動しながら各点の測定データを得る(S5)。それらの測定データを処理し、参照マトリックスレシピに対応するワークマトリックスレシピを得る(S6)。図10は、図6に示すパーティクル(異物)の参照マトリックスレシピによって、パーティクル(異物)と判断された欠陥のワークマトリックスレシピの例である。ワークマトリックスレシピは、本例では、参照マトリックスレシピの光学系項目である最大値、最小値項目がなく、当該欠陥から得られた数値が入る列のみが用意される。また、データとしては、マトリック状に記憶する必要がなく、有意なデータをマトリックスのアドレスと共にその情報を記憶してもよい。
なお、特徴項目において、データが存在しない或いは必要度の低い項目もあるので、全て特徴項目に対して処理する必要はない。
次に、得られたワークマトリックスレシピと参照マトリックスレシピとを比較して欠陥を判断し(S7)、当該ワークマトリックスレシピを表示装置15に表示する(S8)。
また、ロッド単位で検査する場合には、欠陥に特徴が出てくる検査する特徴項目を削除し、絞ってもよい。
図9では、被検査体2の全ての点でデータを取得した後、ワークマトリックスレシピと参照マトリックスレシピとを比較して欠陥の判別を行った。図11では、欠陥の中には、例えば、特徴項目が少なく1箇所又は複数箇所における測定点のデータが得られれば(S15)、得られた測点のワークマトリックスレシピを得(S16)、欠陥を取り敢えず一次判別を行う(S17)。その後、図9に示S6に行き、欠陥の位置、及び長さなどの詳細データを加えて、一次判別した欠陥に対しては一次判別した結果を踏まえながら、その他の欠陥の対しては直接、詳細判別を行う。
また、図6で説明したように、多発する欠陥に対して更に細分化して検査することによって、検査効率を上げても良い。
さらに、図6に示すように最初から多く特徴項目のデータを得るのではなく、検査結果から特徴項目を加えて、得られたデータを再処理するなどして検査してもよい。特に欠陥された欠陥位置や長さなどの特徴項目を追加することにより、製造工程における欠陥原因等の追究し易く、その後の歩留まり向上に寄与できる。
このように、マトリックスレシピによる検査は、簡単に特徴項目を追加、又は削除或いは細分化することができ、自由度の高い検査を行うことができる。
1:検査光学系 2:ワーク(被検査体)
3:ワークテーブル 4:前処理部
10:走査部 11:データ処理装置
12:処理部 13:記憶部
14:インターフェース 15:表示装置
50:光学式表面欠陥検査装置 600:第1の検査光学系
610:第1の照明光学系 620:第1の正反射光検出光学系
630:暗視野検出光学系 640:明視野検出光学系
700:第2の検査光学系 710:第2の照明光学系
720:第2の正反射光検出光学系 B:明視野検出光学系の検出値レベル
BD:明視野検出光学系で検出された対角長の長さ
D:暗視野検出光学系の検出値レベル
DD:暗視野検出光学系で検出された対角長の長さ
RL:欠陥の半径方向の長さ TL:欠陥のアングルθ方向の長さ

Claims (10)

  1. 被検査体に検査光を照射する照射手段と、該被検査体の表面からの散乱光を検出する複
    数の検出光学系と、複数の該検出光学系の各受光器からの出力を処理し、該処理結果に基
    づいて前記被検査体の表面の欠陥を検査する処理部と、該処理部で処理されたデータを記
    憶する記憶部を有する光学式表面欠陥検査装置であって、
    前記記憶部は、マトリックスの一方の軸に前記欠陥の特徴を表す複数の特徴項目を、他
    方の軸に該特徴項目に対する複数の前記検出光学系の検出値レベルの範囲を含む光学系項
    目が設けられた、前記マトリックスの複数の位置に前記欠陥を定義する情報を有し、予め
    前記欠陥の種類毎に作成された参照マトリックスレシピを記憶し、
    前記処理部は、複数の前記検出光学系の出力に基づいて、前記参照マトリックスレシピ
    に対応するワークマトリックスレシピを作成し、該ワークマトリックスレシピと前記参照
    マトリックスレシピと比較することにより、前記欠陥の種類を判定することを特徴とする
    光学式表面欠陥検査装置。
  2. 請求項1に記載の光学式表面欠陥検査装置において、
    複数の前記検出光学系は、明視野検出光学系、暗視野検出光学及び正反射検出光学系を
    有することを特徴とする光学式表面欠陥検査装置。
  3. 請求項1又は2に記載の光学式表面欠陥検査装置において、
    前記照射手段は、照射サイズの異なる複数の照射手段を有することを特徴とする光学式
    表面欠陥検査装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の光学式表面欠陥検査装置において、
    前記特徴項目は、さらに細分化、又は削除或いは追加できることを特徴とする光学式表
    面欠陥検査装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の光学式表面欠陥検査装置において、
    前記参照マトリックスレシピ、前記ワークマトリックスレシピ及び前記判定結果のうち
    少なくとも一つを表示する表示装置を有することを特徴とする光学式表面欠陥検査装置。
  6. 被検査体に検査光を照射し、該被検査体の表面からの散乱光を複数の受光器に結像し、
    該受光器からの出力に基づいて前記被検査体の表面の欠陥を検査する光学式表面欠陥検査
    方法であって、
    マトリックスの一方の軸に前記欠陥の特徴を表す複数の特徴項目を、他方の軸に該特徴
    項目に対する複数の前記検出光学系の検出値レベルの範囲を含む光学系項目を設け、前記
    マトリックスの複数の位置に前記欠陥を定義する情報を有する参照マトリックスレシピを
    前記欠陥の種類毎に予め作成し記憶し、
    複数の前記検出器の出力に基づいて、前記参照マトリックスレシピに対応するワークマ
    トリックスレシピを作成し、該ワークマトリックスレシピと前記参照マトリックスレシピ
    と比較することにより、前記欠陥の種類を判定することを特徴とする光学式表面欠陥検査
    方法。
  7. 請求項6に記載の光学式表面欠陥検査方法において、
    複数の前記検出光学系は、明視野検出光学系、暗視野検出光学及び正反射検出光学系を
    有することを特徴とする光学式表面欠陥検査方法。
  8. 請求項6又は7に記載の光学式表面欠陥検査方法において、
    前記参照マトリックスレシピは、シミュレーション或いは模擬欠陥に得られた複数のデ
    ータによって得られることを特徴とする光学式表面欠陥検査方法。
  9. 請求項6乃至8のいずれかに記載の光学式表面欠陥検査方法において、
    前記特徴項目は、さらに細分化、又は削除或いは追加することを特徴とする光学式表面
    欠陥検査方法。
  10. 請求項6に記載の光学式表面欠陥検査方法において、
    前記参照マトリックスレシピ、前記ワークマトリックスレシピ及び前記判定結果のうち
    少なくとも一つを表示装置に表示することを特徴とする光学式表面欠陥検査方法。
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