JP5654747B2 - リンク部材の製造方法 - Google Patents

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本発明は、例えば車両用のワイパ装置のリンク機構等に用いられるリンク部材を長尺の板材からプレス加工により製造するリンク部材の製造方法に関する。
自動車等の車両に設けられるワイパ装置は、運転席側と助手席側の2本のワイパアームを1つのワイパモータで揺動駆動するために、ワイパモータの動力をリンク機構を介して各ワイパアームに伝達するようにしている。このリンク機構は、通常、ワイパモータの出力軸に固定される出力アームと各ピボット軸に固定されるリンクプレート(リンク部材)とを備え、各リンクプレートが連結ロッドにより互いに連結され、出力アームが駆動ロッドにより一方のリンクプレートに連結される構造となっている。駆動ロッドが連結される側のリンクプレートは、その一端側に固定孔を備えるとともに他端側に2つの連結孔を備えており、固定孔においてピボット軸に固定されるとともに、2つの連結孔において駆動ロッドと連結ロッドとに連結されている。
従来、このような3つの孔を備えたリンクプレートは、例えば特許文献1に示されるように、固定孔が設けられる一端側よりも2つの連結孔が設けられる他端側の方が幅広の略T字形状に形成されている。そのため、長尺の鋼板等の板材(帯板)をプレス加工して複数のリンクプレートを連続的に製造する際には、プレス加工用の金型として総ブランク型を用い、当該ブランク型を用いた打ち抜き加工により板材から所定形状のリンクプレートを形成するようにしていた。
特開2008−184042号公報
しかしながら、従来の製造方法のように、総ブランク型を用いて板材から順次リンクプレートを打ち抜く方法では、板材の各リンクプレートを打ち抜いた間の部分に不要な残りかすが生じ、板材の歩留がよくなかった。
本発明の目的は、リンク部材を製造する際の板材の歩留を高めて、リンク部材のコストを低減することにある。
本発明のリンク部材の製造方法は、長尺の板材をプレス加工して複数のリンク部材を製造するリンク部材の製造方法であって、前記板材の両側辺を面取り加工して、前記板材の長手方向に、前記複数のリンク部材に対応する複数の材料部分の両端形状を形成する面取り工程と、前記複数の材料部分の両端形状が形成された前記板材を前記両端形状の範囲で長手方向に順送する送り工程と、順送された前記板材を、前記板材の長手方向の前端部から順送方向に形成された隣り合う前記複数の材料部分における前記両端形状の間を切断して、隣り合う前記複数の材料部分同士を分離し、前記板材を切断する際における前記複数の材料部分の前記両端形状の一方の辺及び他方の辺の形状が平面視で同一のくの字である前記複数のリンク部材を製造する切断工程とを有し、前記板材の幅方向の一端側にピボット軸が固定される固定孔を形成するとともに他端側に駆動ロッドと連結ロッドが連結される一対の連結孔を形成する孔明け工程を、前記面取り工程と前記切断工程との間にさらに有することを特徴とする。
本発明のリンク部材の製造方法は、前記リンク部材は車両用のワイパ装置のリンク機構に用いられるリンクプレートであることを特徴とする。
本発明のリンク部材の製造方法は、前記切断工程は、順送された前記板材を、前記板材の長手方向の前端部から順送方向に1つ目の前記両端形状と2つ目の前記両端形状との間、および2つ目の前記両端形状と3つ目の前記両端形状との間を同時に切断して、隣り合う前記複数の材料部分同士を分離することを特徴とする。
本発明のリンク部材の製造方法は、前記両端形状の間の一方の辺の曲げ形状の半径と他方の辺の曲げ形状の半径とが同一径であることを特徴とする。
本発明によれば、隣り合う複数の材料部分における両端形状の間を切断して、隣り合う複数の材料部分同士を分離し、両端形状の間の一方の辺及び他方の辺の形状が同一である複数のリンク部材を製造する。したがって、長尺の板材から、残りかすを生じさせることなく、複数のリンク部材を順次切断することができるので、リンク部材の材料となる板材の歩留を高めて、リンク部材のコストを低減することができる。
本発明の一実施の形態であるリンクプレートの製造方法により製造されたリンクプレートを備える車両用のワイパ装置の正面図である。 図1に示すリンク機構の出力リンクと運転席側のリンクプレートの部分の詳細を示す図である。 図1に示すリンク機構の助手席側のリンクプレートの部分の詳細を示す図である。 図3に示す助手席側のリンクプレートの詳細を示す斜視図である。 図4に示す助手席側のリンクプレートの形状を示す平面図である。 本発明の一実施の形態であるリンクプレートの製造方法の工程図である。 図6に示す工程図の各工程の手順を示す説明図である。 (a)、(b)はそれぞれ図5に示すリンクプレートの変形例を示す平面図である。 図6に示されるリンクプレートの製造方法の変形例を示す工程図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示す車両用のワイパ装置11(以下、ワイパ装置11とする)は、自動車等の車両に設けられて運転席側と助手席側の2本のワイパアーム(不図示)を揺動駆動し、ウインドシールドガラス(フロントガラス)を払拭するものである。
このワイパ装置11はその駆動源となるワイパモータ12を備えている。このワイパモータ12は電動モータ13と減速機14が一つのユニットとされた減速機付き電動モータとなっており、図示しないボルト等の締結部材によりモータブラケット15に固定されている。
モータブラケット15はアルミダイキャスト製となっており、ワイパモータ12はこのモータブラケット15の板状に形成された本体部15aの表面側に固定されている。また、モータブラケット15には一対の取付脚部15bが本体部15aと一体に設けられており、これらの取付脚部15bにおいて図示しないボルト等の締結部材によりモータブラケット15は車体に固定されるようになっている。
図1に示すように、モータブラケット15には運転席側のピボットホルダ17が一体に設けられ、このピボットホルダ17には運転席側のピボット軸18が回動自在に支持されている。また、ワイパ装置11は助手席側のピボットホルダ21を備えており、このピボットホルダ21には助手席側のピボット軸22が回動自在に支持されている。助手席側のピボットホルダ21はモータブラケット15つまり運転席側のピボットホルダ17とは別体に形成されたアルミダイキャスト製となっており、これと一体に設けられた一対の取付脚部21aにおいて図示しないボルト等の締結部材により車体に固定されるようになっている。モータブラケット15(運転席側のピボットホルダ17)と助手席側のピボットホルダ21は鋼材等により断面円形の中空状に形成されたパイプフレーム23により連結され、これによりワイパ装置11はモジュール化されている。
ワイパモータ12の出力軸12aの回転を揺動運動に変換して各ピボット軸18,22に伝達するために、ワイパ装置11にはリンク機構31が設けられている。
図2は図1に示すリンク機構の出力リンクと運転席側のリンクプレートの部分の詳細を示す図であり、図3は図1に示すリンク機構の助手席側のリンクプレートの部分の詳細を示す図である。
図2に示すように、リンク機構31はワイパモータ12の出力軸12aに固定される出力リンク32を備えている。モータブラケット15の本体部15aの略中心部分には貫通孔(不図示)が設けられており、ワイパモータ12の出力軸12aはモータブラケット15の表面側から貫通孔を介して裏面側に突出している。出力リンク32は出力軸12aの先端に固定されており、モータブラケット15の裏面側において出力軸12aとともに回転するようになっている。また、運転席側のピボット軸18の基端部には運転席側のリンクプレート33が固定されている。
一方、図3に示すように、助手席側のピボット軸22の基端部にはリンク部材としての助手席側のリンクプレート34が固定されている。
図4は図3に示す助手席側のリンクプレートの詳細を示す斜視図であり、図5は図4に示す助手席側のリンクプレートの形状を示す平面図である。
このリンクプレート34は長尺の板材である帯板をプレス加工して形成した鋼板製となっており、長手方向の両端がそれぞれ半円形に面取りされ、両端形状の間の部分が平面視でくの字に曲げられるとともに、くの字に曲げられた部分と一方の先端側との間が段差状に曲げられた形状となっている。図5に示すように、くの字の曲がり部分は、その一方の辺34b,34dの側における曲げ形状の半径R1と、他方の辺34a,34cの側における曲げ形状の半径R2とが同一径となっている。また、図5に示すように、当該曲げ形状の部分から長手方向の一端にまで延びる各辺34a,34bは一方側と他方側とで互いに平行となっており、同様に、当該曲げ形状の部分から長手方向の他端にまで延びる各辺34c,34dは一方側と他方側とで互いに平行となっている。
助手席側のリンクプレート34の長手方向の一端側には固定孔35が設けられている。図3に示すように、助手席側のリンクプレート34は、その固定孔35において助手席側のピボット軸22の基端部に固定され、このピボット軸22とともに当該ピボット軸22を中心として回動するようになっている。
また、助手席側のリンクプレート34の長手方向の曲げ形状の部分よりも他端側の部分には一対の連結孔36,37が設けられている。図3に示すように、助手席側のリンクプレート34の一方の連結孔36には駆動ロッド41の一端に設けられたボールジョイント41aが当該リンクプレート34の裏面側にボルト42により固定され、これにより、助手席側のリンクプレート34には駆動ロッド41の一端が回動自在に連結されている。また、助手席側のリンクプレート34の他方の連結孔37には連結ロッド43の一端に設けられたボールジョイント43aが当該リンクプレート34の表面側にボルト44により固定され、これにより、助手席側のリンクプレートには連結ロッドの一端が回動自在に連結されている。このとき、前述のように、助手席側のリンクプレート34は、くの字に曲げて形成され、その曲げ形状の部分と他端との間の部分に連結孔36,37が並べて設けられているので、各連結孔36,37を各ロッド41,43に合わせた最適位置に配置することができる。
一方、図2に示すように、駆動ロッド41の他端はボールジョイント41bとトルクリミッタ46とを介して出力リンク32の先端に回動自在に連結され、連結ロッド43の他端は運転席側のリンクプレート33の先端にボールジョイント43bを介して回動自在に連結されている。
このような構造によりリンク機構31が構成され、ワイパモータ12が作動して出力軸12aが回転すると、出力軸12aの回転運動がリンク機構31により揺動運動に変換されて各ピボット軸18,22に伝達される。各ピボット軸18,22が揺動運動すると、運転席側のピボット軸18の先端に取り付けられる運転席側のワイパアームと助手席側のピボット軸22の先端に取り付けられる助手席側のワイパアームとがウインドシールドガラス上を揺動運動してガラス面が払拭されることになる。
トルクリミッタ46は、ワイパアームがそのストローク端において過度の荷重を受けたときに、駆動ロッド41の出力リンク32に対する連結位置を出力軸12aの側に変位させて当該荷重を逃がすために設けられるものである。このトルクリミッタ46は、出力リンク32にピン47により回動自在に連結される中間リンク48を備えており、この中間リンク48の一端には駆動ロッド41がボールジョイント41bにより回動自在に連結され、他端にはスプリング49が装着されている。ワイパアームに過大な荷重が加えられると、その荷重により中間リンク48がピン47を中心としてスプリング49のばね力に抗する方向に回動し、これにより、出力リンク32に対する駆動ロッド41の連結位置が出力軸12aの側に移動する。なお、出力軸12aつまり出力リンク32の回転方向は図2において反時計周り方向である。
なお、本実施の形態においては、駆動ロッド41をトルクリミッタ46を介して出力リンク32に連結するようにしているが、駆動ロッド41を直接出力リンク32に連結するようにしてもよい。
次に、このワイパ装置11に用いられる助手席側のリンクプレート34の製造方法(リンク部材の製造方法)について説明する。
図6は本発明の一実施の形態であるリンクプレートの製造方法の工程図であり、図7は図6に示す工程図の各工程の手順を示す説明図である。
本発明のリンクプレートの製造方法では、その材料として長尺の板材である鋼板の帯板51が用いられ、これを各工程毎に長手方向に順送しながら順次プレス加工して複数のリンクプレート34を連続的に製造するようにしている。帯板51としては、例えばロール状に巻かれたものが用いられ、この場合、帯板51は順送装置によりロールから順次巻き戻されながら長手方向に所定のピッチで順送されることになる。
帯板51が順送装置にセットされると、まず、図6、図7に示すように、マッチング孔明け工程S1において、ポンチとダイスとを備えた金型(不図示)により、帯板51の長手方向に延びる両側辺51a,51bの側に、それぞれ当該側辺51a,51bに沿って長手方向に並べて一対の位置決め用のマッチング孔52が形成される。これらのマッチング孔52の帯板51の長手方向つまり順送方向に向くピッチは、製品となるリンクプレート34の材料1つ分の幅となっている。
帯板にマッチング孔52が形成されると、次いで送り工程S2において、順送装置により帯板51がマッチング孔52を基準として材料2個分づつ長手方向に順送される。これにより、帯板51の既加工箇所が次工程に移動し、未加工箇所がマッチング孔明け工程S1の金型に配置されることになる。
マッチング孔52が形成された帯板51が材料2個分順送されると、次に、面取り工程S3が行われる。面取り工程S3では、図7に示すように、帯板51の長手方向に延びる両側辺51a,51bがトリム型(不図示)により所定の形状に面取り加工され、当該両側辺51a,51bに製品となるリンクプレート2個分に対応し、隣り合う材料部分53a,53bの両端形状が長手方向に並べて形成される。
面取り工程S3において帯板51に隣り合う材料部分53a,53bの両端形状が形成されると、次いで送り工程S4において、順送装置により帯板51がマッチング孔52を基準として材料2個分づつ、つまり、これに形成された隣り合う材料部分53a,53bの両端形状の2つ分の範囲で長手方向に順送される。これにより、帯板51の両端形状が形成された部分が次工程に移動し、マッチング孔52のみが形成された部分がトリム型に配置されることになる。
帯板51の両端形状が形成された部分が次工程に向けて順送されると、次いで、孔明け工程S5が行われる。孔明け工程S5では、まず、ポンチとダイスとを備えた金型(不図示)により帯板51の幅方向の一端側つまり一方の側辺51aの側に固定孔35の下孔35aが長手方向に並べて一対形成される(図7中S5丸付き数字1で示す)。下孔35aが形成されると順送装置により帯板51が材料2つ分順送され(図7中S5丸付き数字2で示す)、次いで、ポンチとダイスとを備えた金型(不図示)により下孔35aが仕上げられて固定孔35が形成される(図7中S5丸付き数字3で示す)。また、この工程において別の金型(不図示)により帯板51の幅方向の他端側つまり他方の側壁51bの側に一対の連結孔36,37が長手方向に並べて2セット形成される。このように、孔明け工程S5は帯板51の順送1回分を含めた工程S5丸付き数字1〜3で行われ、当該孔明け工程S5により帯板51の幅方向の一端側と他端側に、隣り合う材料部分53a,53bの固定孔35と一対の連結孔36,37とが長手方向に並べて形成されることになる。
帯板51に固定孔35と連結孔36,37とが形成されると、次いで送り工程S6において、図示しない順送装置により帯板51がマッチング孔52を基準として材料2個分づつ更に長手方向に順送される。
当該送り工程S6で帯板51が順送されると、次いで切断工程S7が行われる。切断工程S7においては、帯板51が、その長手方向つまり順送方向の前端部からその側辺51a,51bの両端形状が形成された範囲で、つまり、隣り合う材料部分53a,53bにおける両端形状の間がカット型(不図示)により切断され、隣り合う材料部分53a,53bが分離される。
ここで、帯板51は順送装置により材料2個分づつ順送されているので、切断工程S7では、カット型により、帯板51の前端部から1つ目と2つ目の両端形状の間と、2つ目と3つ目の両端形状の間とを同時に切断して、前端部から1つ目の材料部分53aと2つ目の材料部分53bとを同時に抜き取る中抜きを行うようにしている。
また、カット型によるカット形状つまり切断部分の形状は、1つ目と2つ目の両端形状の間と、2つ目と3つ目の間の両端形状の、いずれにおいても、両端形状の間でくの字に曲がる同一形状とされている。つまり、帯板51は、順送される毎に、カット型により各両端形状の間において同一形状で切断される。これにより、1回の順送毎に、順次2つのリンクプレート分の材料部分53a,53bが帯板51から同一形状で切断されることになる。したがって、帯板51から順次リンクプレート34の材料部分53a,53bを切断しても、その隣り合う材料部分53a,53bの隣り合う辺の部分の形状は常に同一であり、帯板51の隣り合う材料部分53a,53bの間に残りかすが生じることがない。
このように、本発明のリンクプレートの製造方法では、帯板51を順送毎に、隣り合う材料部分53a,53bにおける両端形状の間を同一形状で切断して、切断される各材料部分53a,53bの間の部分に残りかすが生じないようにしたので、リンクプレート34の材料となる帯板51の歩留を高めて、リンクプレート34の製造コストを低減することができる。
帯板51から2つ分のリンクプレート34の材料部分53a,53bが切断されると、次いで、曲げ工程S8が行われる。曲げ工程S8においては、材料部分53a,53bが曲げ型を用いた曲げ加工により所定の段差形状に曲げられ、リンクプレート34が完成する。
上記各工程は帯板51の順送毎に同時に行われ、これにより、多数のリンクプレート34が順次連続的に製造されることになる。
図8(a)、(b)はそれぞれ図5に示すリンクプレートの変形例を示す平面図である。
図5に示す場合では、リンクプレート34の、くの字に曲げられた部分の曲げ角度を90度以上の角度としているが、これに限らず、図8(a)に示すように、当該角度を90度としてもよい。
また、図5に示す場合では、リンクプレート34の固定孔35が設けられる一端と、くの字に曲げられた部分との間に曲げ加工により段差形状を設けるようにしているが、これに限らず、例えば図8(a)に示すように、段差形状を設けない構成としてもよい。この場合、曲げ工程S8は行われない。
なお、図8(a)、(b)においては、前述した部分に対応する部分には同一の符号が付されており、また、図8(a)、(b)に示す場合においても、くの字の半径R1とR2は同一径となっている。
図9は図6に示されるリンクプレートの製造方法の変形例を示す工程図である。なお、図9においては、図6に示されるリンクプレートの製造方法と同一の工程に同一の工程番号を使用している。
まず、マッチング孔明け工程S1を行い、帯板51にマッチング孔52の形成を行う。次いで、送り工程S2で帯板51が、材料2個分を順送される。そして、切断工程S7で、帯板51が、カット型(不図示)により切断され、リンク部材34が形成される。次いで送り工程S4で帯板51が材料2個分順送される。
その後、帯板51から切断されたリンク部材34の面取りを行う面取り工程S3を行い、さらに、図4に示されるように、リンク部材34を曲げる場合は、送り工程S6の後、曲げ工程S8を行う。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施の形態においては、ワイパ装置11の助手席側のリンクプレート34の製造に本発明を適用しているが、これに限らず、リンク機構31に用いられるリンク部材であれば、例えばワイパ装置の他のリンクプレートやワイパ装置以外のリンク機構に用いられるリンク部材の製造に本発明を適用するようにしてもよい。
11 車両用のワイパ装置
12 ワイパモータ
12a 出力軸
13 電動モータ
14 減速機
15 モータブラケット
15a 本体部
15b 取付脚部
17 運転席側のピボットホルダ
18 運転席側のピボット軸
21 助手席側のピボットホルダ
21a 取付脚部
22 助手席側のピボット軸
23 パイプフレーム
31 リンク機構
32 出力リンク
33 運転席側のリンクプレート
34 助手席側のリンクプレート(リンク部材)
34a〜34d 辺
35 固定孔
35a 下孔
36,37 連結孔
41 駆動ロッド
41a,41b ボールジョイント
42 ボルト
43 連結ロッド
43a,43b ボールジョイント
44 ボルト
46 トルクリミッタ
47 ピン
48 中間リンク
49 スプリング
51 帯板(板材)
51a,51b 側辺
52 マッチング孔
53a 1つ目の材料部分
53b 2つ目の材料部分
R1,R2 半径

Claims (4)

  1. 長尺の板材をプレス加工して複数のリンク部材を製造するリンク部材の製造方法であって、
    前記板材の両側辺を面取り加工して、前記板材の長手方向に、前記複数のリンク部材に対応する複数の材料部分の両端形状を形成する面取り工程と、
    前記複数の材料部分の両端形状が形成された前記板材を前記両端形状の範囲で長手方向に順送する送り工程と、
    順送された前記板材を、前記板材の長手方向の前端部から順送方向に形成された隣り合う前記複数の材料部分における前記両端形状の間を切断して、隣り合う前記複数の材料部分同士を分離し、前記板材を切断する際における前記複数の材料部分の前記両端形状の一方の辺及び他方の辺の形状が平面視で同一のくの字である前記複数のリンク部材を製造する切断工程とを有し、
    前記板材の幅方向の一端側にピボット軸が固定される固定孔を形成するとともに他端側に駆動ロッドと連結ロッドが連結される一対の連結孔を形成する孔明け工程を、前記面取り工程と前記切断工程との間にさらに有することを特徴とするリンク部材の製造方法。
  2. 請求項1記載のリンク部材の製造方法において、前記リンク部材は車両用のワイパ装置のリンク機構に用いられるリンクプレートであることを特徴とするリンク部材の製造方法。
  3. 請求項1または2記載のリンク部材の製造方法において、前記切断工程は、順送された前記板材を、前記板材の長手方向の前端部から順送方向に1つ目の前記両端形状と2つ目の前記両端形状との間、および2つ目の前記両端形状と3つ目の前記両端形状との間を同時に切断して、隣り合う前記複数の材料部分同士を分離することを特徴とするリンク部材の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のリンク部材の製造方法において、前記両端形状の間の一方の辺の曲げ形状の半径と他方の辺の曲げ形状の半径とが同一径であることを特徴とするリンク部材の製造方法。
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