JP5652255B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排気を浄化する機能を有する排気処理装置を備えた内燃機関の排気浄化装置に関する。
内燃機関の排気通路には一般に排気を浄化する機能を有する排気処理装置が設けられる。排気処理装置としては、所謂、酸化触媒、HC吸着触媒、パティキュレートフィルタ、NOx触媒が例示することができる。
そして、このような排気処理装置よりも上流側に燃料添加弁およびグロープラグが設けられる場合がある(例えば、特許文献1参照)。この場合、燃料添加弁から燃料が添加され、添加燃料にはグロープラグにより熱が加えられることができる。このような燃料添加弁およびグロープラグは、排気処理装置を加熱するために利用され得る。
特開2010−163967号公報
ところで、上記したように、排気通路に設けた燃料添加弁により添加された燃料をグロープラグにより加熱することで、煤等の粒子状物質(PM、パティキュレート)が生成し得る。このような粒子状物質は排気処理装置に流れ込む。したがって、排気の浄化に際しては、そのような粒子状物質の存在をも考慮することが望まれる。
そこで、本発明はかかる点に鑑みて創案されたものであり、その目的は、排気通路の排気処理装置よりも上流側に燃料添加弁のような燃料添加手段およびグロープラグのような加熱手段を設けた場合、これらの作動により生じた粒子状物質も考慮して排気浄化を行うことにある。
本発明の一の態様によれば、排気通路に設けられた粒子状物質を捕集する機能を有する排気処理装置と、該排気処理装置よりも上流側に設けられた燃料添加手段と、該燃料添加手段と前記排気処理装置との間に設けられた加熱手段と、前記燃料添加手段および前記加熱手段の作動により生成した粒子状物質の量を見積もる粒子状物質量見積手段と、該粒子状物質量見積手段により見積もられた粒子状物質の量に基づいて前記排気処理装置における粒子状物質の総量を見積もる総量見積手段と、該総量見積手段により見積もられた粒子状物質の総量に基づいて前記燃料添加手段および前記加熱手段の作動を制御する制御手段とを備えた、内燃機関の排気浄化装置が提供される。
前記粒子状物質量見積手段は、前記燃料添加手段により添加された燃料を含む流体の状態に基づいて、前記燃料添加手段および前記加熱手段の作動により生成した粒子状物質の量を見積もるとよい。
前記排気処理装置上流側の火炎生成領域よりも上流側の流体の温度を検出するための温度検出装置がさらに備えられ、前記粒子状物質量見積手段は、前記温度検出装置により検出された流体の温度に基づいて前記燃料添加手段および前記加熱手段の作動により生成した粒子状物質の量を見積もるとよい。
前記燃料添加手段により添加された燃料を含む流体における空燃比を検出する空燃比検出装置がさらに備えられ、前記粒子状物質量見積手段は、前記空燃比検出装置により検出された空燃比に基づいて前記燃料添加手段および前記加熱手段の作動により生成した粒子状物質の量を見積もるとよい。
前記粒子状物質量見積手段は、前記燃料添加手段および前記加熱手段の少なくとも一方の作動時間に基づいて、前記燃料添加手段および前記加熱手段の作動により生成した粒子状物質の量を見積もるとよい。
図1は、本発明の一実施形態の内燃機関の排気浄化装置が適用された内燃機関の概略構成図である。 図2は、図1における排気浄化装置の燃料添加弁およびグロープラグの制御の一例を説明するためのフローチャートである。 図3は、火炎温度と排気空燃比との関係を概念的に表したグラフである。 図4は、排気空燃比、上流側排気温度、および粒子状物質の生成量との関係を概念的に表したグラフである。 図5は、図2のフローチャートにしたがう排気浄化装置の燃料添加弁およびグロープラグの作動により生成した粒子状物質の量の見積演算の一例を説明するためのフローチャートである。 図6は、図5の演算で用いるデータの一例を概念的に表した図表である。 図7は、図5の演算で用いるデータの一例を概念的に表した別の図表である。 図8は、図6、7のデータの代替的なデータ例を概念的に表した図表である。
本発明の好適な実施形態について、以下に詳細に説明する。
図1は実施形態における内燃機関の排気浄化装置1を備えた内燃機関(以下、エンジンという)5の概略構成を示す。エンジン本体10は、車載の4サイクルディーゼルエンジンをなす。エンジン本体10には、吸気管12および排気管14が接続されている。これら吸気管12および排気管14によって吸気通路16および排気通路18がそれぞれ区画形成される。
吸気管12の途中には、吸気管12内を流通する吸気の流量に応じた信号を出力するエアフローメータ20が設けられている。このエアフローメータ20の出力信号に基づき、エンジン本体10に単位時間当たりに流入する吸入空気量(すなわち吸気流量)が検出される。また、電子制御式の吸気スロットルバルブ21が吸気通路16に設けられている。ただし、エンジン本体10は直列4気筒を有し、各気筒には筒内燃料噴射弁22が設けられているが、図1では単一の筒内燃料噴射弁22のみが示されている。
排気管14の終端は、図示しない消音器に接続され、消音器の出口で大気に開放されている。そして、排気通路18の排気を浄化するために、排気浄化装置1が設けられている。
排気浄化装置1は、複数の排気処理装置を備える。排気管14の途中には、上流側から順に、第1触媒コンバータ24と、第2触媒コンバータ26とが直列的に配置されている。そして、第1触媒コンバータ24内には、第1排気処理装置(以下、第1処理装置)28が収容されている。第1処理装置28は、ここでは主に酸化触媒を含み、単に酸化触媒と称されることができる。また、第2触媒コンバータ26内には、第2排気処理装置(以下、第2処理装置)30が収容されている。第2処理装置30はパティキュレートフィルタ(DPF)である。
酸化触媒を含む第1処理装置28は、HC,COなどの未燃成分をOと反応させてCO,CO,HO等とする。酸化触媒の触媒物質としては例えばPt/CeO、Mn/CeO、Fe/CeO、Ni/CeO、Cu/CeO等を用いることができる。
DPFである第2処理装置30は、本発明の排気処理装置に実質的に相当し、排気中の煤等の粒子状物質(PM、パティキュレート)を捕集する機能を有する。ここでは、DPFである第2処理装置30は、貴金属からなる触媒が担持され、捕集した粒子状物質を連続的に酸化燃焼可能な連続再生式のものである。ただし、第2処理装置30には、そのような触媒が担持されていなくてもよい。
第2処理装置30は、例えば、ハニカム構造を有し、ガスの流れ方向に伸びる複数の流路を有する。複数の流路において、下流端が封止された流路と上流端が封止された流路とが交互に形成されている。流路の隔壁は、コージライトのような多孔質材料で形成されている。この隔壁を排気が通過するときに粒子状物質が捕捉される。
なお、第1処理装置28、以下に説明される第3処理装置および第4処理装置が、それぞれ本発明における排気処理装置に該当してもよい。本発明における排気処理装置は、第2処理装30にように、粒子状物質を捕集する機能を備えるフィルタ構造体であるとよい。
これら第1処理装置28および第2処理装置30に加え、排気中のNOx(窒素酸化物)を浄化するためにNOx触媒を含む第3排気処理装置(以下、第3処理装置)が設けられるのが好ましい。なお、第3処理装置は、単にNOx触媒と称されることができる。好ましくは第3処理装置のNOx触媒は、第2処理装置30の下流側に配置される。なお、火花点火式内燃機関(例えばガソリンエンジン)の場合、排気通路に三元触媒と称され得る排気処理装置(以下、第4処理装置)が設けられるのが好ましい。
なお第3処理装置つまりNOx触媒は、吸蔵還元型NOx触媒(NSR: NOx Storage Reduction)であることができる。この場合、NOx触媒は、流入する排気の酸素濃度が高いときに排気中のNOxを吸蔵し、流入する排気の酸素濃度が低く且つ還元成分(例えばHC等)が存在するときに吸蔵NOxを還元する機能を有する。NOx触媒は、アルミナAl等の酸化物からなる基材表面に、触媒成分としての白金Ptのような貴金属と、NOx吸収成分とが担持されて構成される。NOx吸収成分は、例えばカリウムK、ナトリウムNa,リチウムLi、セシウムCsのようなアルカリ金属、バリウムBa、カルシウムCaのようなアルカリ土類、ランタンLa、イットリウムYのような希土類から選ばれた少なくとも一つから成る。代替的に、NOx触媒は選択還元型NOx触媒(SCR: Selective Catalytic Reduction)であってもよい。選択還元型NOx触媒は、例えば、アンモニアとNOxとの化学反応(還元反応)を促進させるNOx浄化用の触媒を含む。この場合には、アンモニア供給用に例えば尿素水添加装置がNOx触媒の上流側に設けられ得る。
さらに、排気浄化装置1は、昇温装置40を備え、該昇温装置40は排気通路18における排気処理装置28、30の上流側に適用される。昇温装置40は、燃料添加手段としての燃料添加弁42と、加熱手段としてのグロープラグ44とを含む。なお、昇温装置40は、後述するように火炎を生じて全体としてバーナーの如く作用し得るので、バーナー装置と称されてもよい。
昇温装置40は、エンジン本体10に接続された排気マニホールド(不図示)の集合部よりも下流側に実質的に配置されている。排気マニホールドの集合部の下流側にターボチャージャが設けられてもよく、この場合、昇温装置40は、ターボチャージャの下流側で且つ第1処理装置28の上流側に設けられるとよい。
燃料添加弁42は、排気通路18に燃料を添加或いは噴射することができる。ここでは、燃料添加弁42から添加される燃料は軽油である。燃料添加弁42は単一の噴孔を有しているが、噴孔は複数であってもよい。エンジン5の燃料タンク48は燃料吸引管50を介して、燃料ポンプ52に接続されている。燃料ポンプ52は電気式でもよいがここでは機械式であり、エンジン5の図示しない出力軸(クランクシャフト)の駆動力を利用して作動する。燃料ポンプ52は、更に燃料供給管54を介して燃料添加弁42に接続されている。上記構成では、燃料ポンプ52が燃料吸入管50を介して燃料タンク48に貯留されている燃料を吸入し、燃料供給管54へと吐出することで、燃料添加弁42に燃料が供給される。
グロープラグ44は、その先端部の発熱部44aが、燃料添加弁42よりも下流側で且つ排気処理装置28、30よりも上流側の排気通路に位置するように設置されている。グロープラグ44は、昇圧回路56を経て車載直流電源58に接続されており、通電された際に発熱部44aが発熱する。発熱部44aで発生した熱により、燃料添加弁42から添加された燃料に着火して火炎を生じさせることができる。添加燃料の一部が、発熱部44aに直接接触して着火させられ得る。なお加熱手段としては、セラミックヒータやスパークプラグなどの他の装置、とくに電熱式または火花着火式の装置を用いることができる。
燃料添加弁42は、グロープラグ44の発熱部44aに向けて燃料を噴射する。噴射された燃料の燃料経路の途中に位置するように発熱部44aが配置されている。グロープラグ44の発熱部44aによる加熱により、燃料添加弁42により添加された燃料は燃焼し得る。
こうして、昇温装置40は、火炎を含む、高温の加熱用ガスを生成することができる。この加熱用ガスは、エンジン本体10から排気通路18に供給される排気と混合して排気温度を昇温させる。昇温された排気は、第1処理装置28および第2処理装置30に供給され、これらの暖機および活性化を促進する。
上記昇温装置40を備えたエンジン5は、各種制御手段としての機能を備える電子制御ユニット(以下、ECUという)70を備える。図1に示すように、エンジン本体10には、エンジン本体10の運転状態や運転者の要求等に応じて各種デバイスを制御するためのECU70が併設されている。このECU70は、エンジン制御に係る各種演算処理を実行するCPU、その制御に必要なプログラムやデータを記憶するROM、CPUの演算結果等を一時記憶するRAM、外部との間で信号を入・出力するための入・出力ポート等を備えて構成される。
ECU70には、上述したエアフローメータ20の他、吸気スロットルバルブ21の開度(スロットル開度)に応じた電気信号を出力するスロットル開度センサ72、エンジン本体10のクランク角を検出するクランク角センサ74、アクセルペダル75の開度(アクセル開度)に応じた電気信号を出力するアクセル開度センサ76、排気の温度を検出するための第1温度センサ78、処理装置28、30の温度を検出するための第2温度センサ80、排気空燃比を検出するための空燃比センサ82を含む各種センサ類が、電気配線を介して接続され、これらの出力信号がECU70に入力される。したがって、ECU70は、例えば、エアフローメータ20の出力値に基づいて吸入空気量を検出し、クランク角センサ74の出力値に基づいてエンジン回転速度を検出し、アクセル開度センサ76の出力値に基づいてエンジン本体10の要求負荷を検出することができる。なお、第1温度センサ78は、上記燃料添加弁42により添加された燃料がグロープラグ44による加熱により燃焼し得る排気処理装置上流側の領域(火炎生成領域)18aよりも上流側の排気の温度(上流側排気温度)を検出するように配設されている。火炎生成領域18aは、火炎が発生する部分であり、グロープラグ44を含むグロープラグ44よりも下流側の排気通路に定められることができる。なお、図1には、火炎生成領域18aが模式的に表されているに過ぎない。また、第2温度センサ80はここでは第1処理装置28と第2処理装置30との間に配設されていて、第1処理装置28の温度と第2処理装置30の温度とをそれぞれ検出するために用いられる。しかし、第2温度センサ80は、第1処理装置28の温度を直接的に検出するように位置付けられてもよく、第2処理装置30の温度を直接的に検出するように位置付けられてもよい。
そして、ECU70には、スロットルバルブ21のアクチュエータ21a、燃料噴射弁22、燃料添加弁42、グロープラグ44を含む各種デバイスが電気配線を介して接続されている。これらの作動はECU70によって制御される。
このようなECU70はエンジン5全般の制御機能を有し、昇温装置40における制御手段(制御装置)の機能を有する。具体的には、燃料添加手段である燃料添加弁42の作動を制御する燃料添加制御手段、加熱手段であるグロープラグ44の作動を制御する加熱制御手段の各々としての機能をECU70は備える。したがって、燃料添加手段である燃料添加弁42とECU70の一部とを含んで燃料添加装置は構成され、加熱手段であるグロープラグ44とECU70の一部とを含んで加熱装置は構成される。また、燃料添加弁42およびグロープラグ44の作動により生成した粒子状物質の量を見積もる粒子状物質量見積手段としての機能をECU70は有する。また、第2処理装置30における粒子状物質の総量を見積もる総量見積手段としての機能をECU70は有する。さらに、第1温度センサ78とECU70の一部とを含んで火炎生成領域18aよりも上流側の流体である排気の温度を検出するための温度検出装置が構成される。そして、ECU70の一部を含んで、燃料添加弁42により添加された燃料を含む流体における空燃比を検出する空燃比検出装置が構成される。また、第2温度センサ80とECU70の一部とを含んで処理装置30の温度を検出する第2温度検出装置が構成される。
エンジン5では、吸入空気量、エンジン回転速度など、すなわちエンジン負荷およびエンジン回転速度で表される運転状態に基づいて、所望の出力を得るように、燃料噴射量および/または燃料噴射時期が設定される。そして、それら燃料噴射量および/または燃料噴射時期に基づいて、燃料噴射弁22からの燃料の噴射が実行される。
そして、排気処理装置の加熱や昇温を行うときには、ECU70が燃料添加弁42、グロープラグ44を適宜作動させる。すなわち、ECU70は、燃料添加弁42を適宜開弁駆動(オン)し、燃料添加弁42から適宜燃料を噴射させる。またECU70は、グロープラグ44を適宜通電(オン)して十分な高温とする。以下、本実施形態における、昇温装置40の制御を説明する。
昇温装置40では、例えば、エンジン始動時、排気処理装置の温度が所定温度以上に早期に上がるように、特にここでは第1処理装置28の温度が該第1処理装置28の所定活性温度域内に早期に達するように、燃料添加弁42およびグロープラグ44が作動させられる。つまり、グロープラグ44は通電され、その先端部44aに向けて燃料添加弁42から燃料が噴射される。この燃料を含むまたはこの燃料に起因して生じたガスは排気処理装置に至る。このようなエンジン始動時の排気処理装置へのガスの供給は、エンジン始動開始時から行われ、第1処理装置28の温度がその所定活性温度域内の所定温度以上になるまで実行される。なお、ここでは第1処理装置の所定活性温度域内の所定温度は、例えば200℃に設定されている。ただし、このようなエンジン始動時の排気処理装置への加熱用ガスの供給は、排気処理装置の温度が早期に高まったとしても、エンジン暖機が完了するまで継続されるとよい。この場合、エンジン暖機完了はエンジン5の冷却水温に基づいて判断されるとよい。例えば、排気処理装置の温度が早期に高まって、その後、エンジン5の冷却水温が所定温度(例えば70℃)以上になってエンジン暖機完了とECU70が判定したとき、ECU70は、燃料添加弁42の作動とグロープラグ44の作動とを共に停止する。
さらに、第1処理装置28の温度が上記した所定活性温度域内に達した後、第1処理装置28の温度をその所定活性温度域内に保つように、昇温装置40が機能する。具体的には、第1処理装置28の温度がその所定活性温度域内の下限温度域(例えば200℃以上250℃以下の温度域)にあるとき、昇温装置40が作動する。
また、昇温装置40は、DPFである第2処理装置30に捕集された粒子状物質を除去するべく、つまり、それを再生させるべく、作動する。ここでは、後述するように、第2処理装置30における粒子状物質の総量(総堆積量)が所定値を超えたときに、昇温装置40は作動する。なお、エンジン5の累積作動時間が所定時間を越えるたびに、または、第2処理装置30の前後の差圧が所定圧以上になったときに、昇温装置40は働くこともできるが、以下の説明ではこれらの場合は省略される。
ところで、排気通路18に設けられたDPFである第2処理装置30に捕集される粒子状物質には、燃焼室での燃料の燃焼により生じた粒子状物質ばかりでなく、上記昇温装置40の作動により生じた粒子状物質も含まれる。したがって、第2処理装置30に捕集された粒子状物質を除去する時期、および、そのために必要とされる昇温装置40の作動量をより適正化するためには、燃料添加弁42およびグロープラグ44の作動により生じた粒子状物質も考慮することが望まれる。
そこで、昇温装置40の作動により生成する粒子状物質が第2処理装置30で捕捉されることをも考慮して、昇温装置40の作動が制御される。以下に、そのような昇温装置40の作動制御について説明する。
なお、以下に説明される制御は、昇温装置40の作動により生成した粒子状物質の量を見積もり、それを含めて見積もられた第2処理装置30に捕集された粒子状物質の総量に基づいて、昇温装置40を作動させる制御の一例である。
まず、昇温装置40の上記制御が図2のフローチャートに基づいて説明される。
ECU70は加熱が必要か否かを判定する(ステップS201)。加熱が必要か否かは、上記各種センサからの出力および/または運転状態に基づいて判定される。加熱が必要なときには、上記したように、エンジン始動時、排気処理装置の昇温を図るとき、第2処理装置の再生を図るときが含まれる。
第2処理装置30の再生を図るときの一例について説明する。運転を継続するとDPFである第2処理装置30には、次第に粒子状物質が堆積する。単位時間当りにDPFに堆積する粒子状物質の量は、主に、エンジン回転速度と燃焼室における燃料の噴射量とを関数にするマップ化されたデータにより求めることができる。このデータにより求められる単位時間当りに堆積する粒子状物質の量を積算することにより、任意の時刻における粒子状物質の堆積量を算出することができる。他方、後述するように、昇温装置40が作動されるとき、その作動により生じる粒子状物質の量が見積もられ、その見積もられた粒子状物質の量がそれに加算される。そうして求められた粒子状物質の総量が許容値つまり所定値を超えているか否かがECU70により判別される(ステップS201)。粒子状物質の総量が所定値を超えている場合にECU70は加熱が必要と判定する(ステップS201で肯定判定)。他方、加熱が必要でないと判定されると(ステップS201で否定判定)、燃料添加弁42およびグロープラグ44の作動が停止される(ステップS203)。なお、通常は、燃料添加弁42およびグロープラグ44は作動停止状態にある。
加熱が必要であると判定されると(ステップS201で肯定判定)、要求昇温量が算出される(ステップS205)。要求昇温量は、第1温度センサ78からの出力に基づいて求められる流体である排気の温度(上流側排気温度)と、第2温度センサ80からの出力に基づいて求められる排気処理装置の温度、例えば第2処理装置30の再生を図るときには第2処理装置30の温度とに基づいて算出される。なお、この算出に際しては、予め定められて記憶されているデータ等が用いられる。
そして、算出された要求昇温量に基づいて、燃料添加量が算出される(ステップS207)。ここでは、算出された要求昇温量を実現するべく、予め定められたデータ等に基づいて、制御量として燃料添加弁42による燃料添加量が算出される。なお、燃料添加弁42による燃料添加量/回、添加間隔、回数などが算出されてもよい。また、これに加えて、スロットル制御における制御量および/または燃料噴射制御における制御量が算出されてもよい。なお、ここでは、グロープラグ44への供給電力は一定である。しかし、グロープラグ44への供給電力が可変である場合、ここでさらに、グロープラグ44の作動に関する各種値が算出されるとよい。
そして、算出された燃料添加量(ステップS207)に基づいて、燃料添加弁42およびグロープラグ44が作動される(ステップS209)。ここでは、燃料添加弁42およびグロープラグ44の両方が作動される。しかし、上記ステップS207でグロープラグ44を作動させないような供給電力が算出されて、燃料添加弁42のみを作動させることも可能である。なお、本発明は、グロープラグ44のみを作動させることを排除しない。
他方、このように昇温装置40が作動されるとき、その作動により生じた粒子状物質の量が見積もられる。
まず、昇温装置40の作動により生成する粒子状物質の量を見積もるための概念について説明する。火炎温度、混合気濃度つまり排気の空燃比、上流側排気温度、および粒子状物質の生成量との間には、相関関係がある。それ故、これらの関係に着目して、昇温装置40の作動によって生成する粒子状物質の量が見積もられる。
図3、図4にそれらの関係の一例が概念的に表されている。図3は火炎温度と排気空燃比との関係を概念的に表したグラフである。図3のグラフは、酸素濃度を一定として燃料量を変えることで、排気空燃比を変化させたときのものであり、図3には、100℃、200℃の線がそれぞれ表されている。図3は、燃料添加弁42から添加された燃料を含む排気の空燃比の違いによって、その燃料の燃焼により生じる火炎の温度が変化することを表す。
また、図4は排気空燃比、上流側排気温度、および粒子状物質の生成量との関係を概念的に表したグラフである。図4のグラフでは、粒子状物質の量が濃淡で表されていて、色が濃い部分ほど粒子状物質の量が多い領域である。
これらの関係を考慮することで、燃料添加弁42により添加された燃料を含む排気における空燃比および上流側排気温度に基づいて、昇温装置40の作動による粒子状物質の生成量を見積もることが出来ることが導き出される。ここで、昇温装置40の作動により生じる粒子状物質の量の見積りが図5のフローチャートに基づいて説明される。
ECU70は、まず、燃料添加弁42により添加された燃料を含む排気における空燃比を算出する(ステップS501)。ここでは、ステップS207で算出された燃料添加量と、昇温装置40の作動時の、エアフローメータ20の出力に基づいて検出される吸入空気量と、燃料噴射弁22からの燃料噴射量とに基づいて、排気空燃比が算出される。ただし、この排気空燃比は、空燃比検出手段としての空燃比センサ82からの出力とステップS207で算出された燃料添加量とに基づいて算出されることも可能である。または、燃料添加弁42から添加された燃料を含む流体である排気の空燃比を検出するための空燃比検出手段としての空燃比センサが、例えば燃料添加弁42と第1処理装置28との間の排気通路に配置されている場合には、ステップS501では当該空燃比センサからの出力に基づいてより直接的に空燃比が検出される(算出される)。
そして、ステップS501で算出された排気空燃比に基づいて粒子状物質の基本排出量が算出される(ステップS503)。ただし、ここで求められる基本排出量は単位時間あたりの量(g/s)である。粒子状物質の基本排出量は、図6に表した如きデータに基づいて、求められる。図6のデータは、排気空燃比と粒子状物質の基本排出量との関係を簡単に表したものであり、用いられる実際のデータは、任意の1つの排気空然比に対して1つの基本排出量が求められるように関係付けられたデータであり得る。例えば、燃料量に対して空気量が多い所謂リーンの空燃比のときには粒子状物質の基本排出量が少ない傾向にあり、逆に燃料量に対して空気量が少ない所謂リッチの空燃比のときには粒子状物質の基本排出量が多い傾向にある。そして、ステップS503で算出される基本排出量は、ここでは所定の基準温度t1(図4参照)での値であり得る。なお、この所定温度は、例えば100℃であるが、100℃以外であってもよい。
そして、さらに、補正値、ここでは補正係数が算出される(ステップS505)。補正係数は、図7に表した如きデータに基づいて、求められる。図7のデータは、温度検出手段としての第1温度センサ78からの出力に基づいて求められる上流側排気温度と、補正係数との関係を簡単に表したものであり、用いられる実際のデータは、任意の1つの上流側排気温度に対して1つの補正係数が求められるように関係付けられたデータであり得る。例えば、上流側排気温度が温度t2(図4参照)であるとき、それに適合した補正係数が求められる。なお、ステップS505での算出に用いられる上流側排気温度は燃料添加弁42により添加された燃料を含む流体である排気の温度に対応する。
そして、粒子状物質の基本排出量(ステップS503)と補正係数(ステップS505)とに基づいて、今回の昇温装置40の作動による粒子状物質の排出量が算出される(ステップS507)。具体的には、粒子状物質の基本排出量と、補正係数と、昇温装置40の作動時間との積として今回の昇温装置40の作動による粒子状物質の排出量が算出される。例えば、図4に矢印で示すように、ステップS503で求められた温度t1での基本排出量に基づいて上流側排気温度t2に対応した単位時間あたりの排出量(g/s)が求められ、さらに昇温装置40の作動時間に基づくことで昇温装置40の作動により生じた粒子状物質の量が見積もられる。なお、昇温装置40の作動時間は、燃料添加弁42またはグロープラグ44の作動時間であり得るが、ここでは燃料添加弁42の作動時間である。そして、それが上記したように求められるエンジン5そのものの運転により生じる粒子状物質の量に加算される。これにより、ECU70は、DPFである第2処理装置30に捕集された粒子状物質の総量をより正確に求めることができる。
ただし、図6および図7のデータは、図3および図4のグラフに表したような上記関係に基づいて定められている。
なお、ステップS503〜ステップS507の大部分はまとめられることができる。この場合、図6および図7のデータをまとめた図8のデータが用いられるとよい。つまり、ステップS501で算出された排気空燃比と第1温度センサ78からの出力に基づいて求められる上流側排気温度とに基づいて図8のデータを検索することで、単位時間あたりの粒子状物質の排出量が求められることができる。
なお、単位時間あたりの粒子状物質の排出量が昇温装置40による生成量としてステップS507で求められてもよい。この場合、適宜、これを積算することで、第2処理装置30における粒子状物質の総量が見積もられてもよい。
以上、本発明を実施形態およびその変形例に基づいて説明したが、本発明はそれらに限定されず、他の実施形態を許容する。
上記実施形態では、燃料添加弁42により添加された燃料を含む排気の空燃比および上流側排気温度に基づいて、昇温装置40の作動による粒子状物質の生成量を見積もった。しかし、そのような空燃比および上流側排気温度のいずれか一方に基づいて、昇温装置40の作動による粒子状物質の生成量が見積もられてもよい。要するに、本発明は、燃料添加手段により添加された燃料を含む流体の状態に基づいて、換言するとその状態に関する空燃比および/または温度のような種々の値または量に基づいて、燃料添加手段および加熱手段の作動により生成した粒子状物質の量を見積もる種々の構成を許容する。
また、例えば、上記実施形態では、燃料添加手段として燃料添加弁を用いて、該燃料添加弁からエンジンの燃料と同じ燃料を添加した。しかし、他の燃料を用いることができ、例えば、添加剤として、エタノール、メタノール等のアルコールを用いることができる。
また、排気通路に設けられる排気処理装置の数、種類、構成および配列順序は、上記実施形態に限定されない。排気処理装置の数は1つでも、2つでも、4つ以上でもよい。排気処理装置として、種々の触媒、フィルタ等が用いられ得る。例えば、排気処理装置として排気通路に上記第2処理装置30のみが設けられ、該第2処理装置30のみに対して上記昇温装置40が適用されることが可能である。また、上記昇温装置40は排気処理装置と燃料添加弁との間、好ましくは、グロープラグと排気処理装置との間に酸化機能を有する酸化装置を備えることができる。この場合、例えば、酸化装置は、酸化触媒を含み得る。
また、上記実施形態では、本発明はディーゼルエンジンに適用されたが、これに限定されず、本発明は、ポート噴射型式のガソリンエンジン、筒内噴射形式のガソリンエンジン等の各種のエンジンに適用可能である。また、用いられる燃料は、軽油やガソリンに限らず、アルコール燃料、LPG(液化天然ガス)等でもよい。また、本発明が適用されるエンジンの気筒数、気筒配列形式などは如何なるものであってもよい。
以上、本発明をある程度の具体性をもって説明したが、特許請求の範囲に記載された発明の精神や範囲から離れることなしに、さまざまな改変や変更が可能であることは理解されなければならない。本発明の実施態様は上述の態様のみに限らず、本発明は、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例を含む。
1 排気浄化装置
18 排気通路
28 第1排気処理装置
30 第2排気処理装置
42 燃料添加弁
44 グロープラグ

Claims (5)

  1. 排気通路に設けられた粒子状物質を捕集する機能を有する排気処理装置と、
    該排気処理装置よりも上流側に設けられた燃料添加手段と、
    該燃料添加手段と前記排気処理装置との間に設けられた加熱手段と、
    前記燃料添加手段および前記加熱手段の作動により生成した粒子状物質の量を見積もる粒子状物質量見積手段と、
    該粒子状物質量見積手段により見積もられた粒子状物質の量に基づいて前記排気処理装置における粒子状物質の総量を見積もる総量見積手段と、
    該総量見積手段により見積もられた粒子状物質の総量に基づいて前記燃料添加手段および前記加熱手段の作動を制御する制御手段と
    を備えた、内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記粒子状物質量見積手段は、前記燃料添加手段により添加された燃料を含む流体の状態に基づいて、前記燃料添加手段および前記加熱手段の作動により生成した粒子状物質の量を見積もる、請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記排気処理装置上流側の火炎生成領域よりも上流側の流体の温度を検出するための温度検出装置をさらに備え、
    前記粒子状物質量見積手段は、前記温度検出装置により検出された流体の温度に基づいて前記燃料添加手段および前記加熱手段の作動により生成した粒子状物質の量を見積もる、請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記燃料添加手段により添加された燃料を含む流体における空燃比を検出する空燃比検出装置をさらに備え、
    前記粒子状物質量見積手段は、前記空燃比検出装置により検出された空燃比に基づいて前記燃料添加手段および前記加熱手段の作動により生成した粒子状物質の量を見積もる、請求項2または3に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記粒子状物質量見積手段は、前記燃料添加手段および前記加熱手段の少なくとも一方の作動時間に基づいて、前記燃料添加手段および前記加熱手段の作動により生成した粒子状物質の量を見積もる、請求項2から4のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
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