JP5649814B2 - 不定根形成に関与する核酸およびタンパク質、並びにこれらの用途 - Google Patents
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Description
また、本発明の目的は、植物の発根能を向上させ、その発根率を向上させることにより、クローン苗、特に発根能が低い植物種に属するクローン苗の生産性を向上させることを目的する。さらに、クローン苗の大量かつ迅速な生産を可能として、その産業的利用に途を開くことを目的とする。
〔1〕以下の(a1)〜(e1)からなる群より選ばれる核酸:
(a1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列からなる核酸;
(b1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列を含む核酸;
(c1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列において、塩基の欠失、置換、付加および挿入からなる群より選ばれる、1または数個の塩基の変異を含む塩基配列を含み、かつ、植物の不定根形成の抑制に関与する核酸;
(d1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列と90%以上の同一性を有する塩基配列を含み、かつ、植物の不定根形成の抑制に関与する核酸;ならびに
(e1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列に対して相補的な塩基配列を含む核酸とストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ、植物の不定根形成の抑制に関与する核酸。
〔2〕以下の(a2)〜(e2)からなる群より選ばれる核酸:
(a2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列からなる核酸;
(b2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列を含む核酸;
(c2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列において、塩基の欠失、置換、付加および挿入からなる群より選ばれる、1または数個の塩基の変異を含む塩基配列を含み、かつ、植物の不定根形成の抑制に関与する核酸;
(d2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列と90%以上の同一性を有する塩基配列を含み、かつ、植物の不定根形成の抑制に関与する核酸;ならびに
(e2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列に対して相補的な塩基配列からなる核酸とストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ、植物の不定根形成の抑制に関与する核酸。
〔3〕以下の(A1)〜(E1)からなる群より選ばれるタンパク質:
(A1)配列番号2に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質;
(B1)配列番号2に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(C1)配列番号2に示されるアミノ酸配列において、アミノ酸残基の欠失、置換、付加および挿入からなる群より選ばれる、1または数個のアミノ酸残基の変異を含むアミノ酸配列を含み、かつ、植物の不定根形成の抑制に関与するタンパク質;
(D1)配列番号2に示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつ、植物の不定根形成の抑制に関与するタンパク質;ならびに
(E1)前記(a1)〜(e1)のいずれかの核酸によりコードされるタンパク質。
〔4〕以下の(A2)〜(E2)からなる群より選ばれるタンパク質:
(A2)配列番号4に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質;
(B2)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(C2)配列番号4に示されるアミノ酸配列において、アミノ酸残基の欠失、置換、付加および挿入からなる群より選ばれる、1または数個のアミノ酸残基の変異を含むアミノ酸配列を含み、かつ、植物の不定根形成の抑制に関与するタンパク質;
(D2)配列番号4に示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつ、植物の不定根形成の抑制に関与するタンパク質;ならびに
(E2)前記(a2)〜(e2)のいずれかの核酸によりコードされるタンパク質。
〔5〕以下の(f1)〜(h1)からなる群より選ばれる物質またはセット:
(f1)前記(a1)〜(e1)からなる群より選ばれる核酸の全部または一部に対して相補的な核酸プローブ;
(g1)前記(a1)〜(e1)からなる群より選ばれる核酸の一部であるセンスプライマー、および前記(a1)〜(e1)からなる群より選ばれる核酸の一部に対して相補的なアンチセンスプライマーのセット;ならびに
(h1)前記(A1)〜(E1)からなる群より選ばれるタンパク質に対する抗体。
〔6〕以下の(f2)〜(h2)からなる群より選ばれる物質またはセット:
(f2)前記(a2)〜(e2)からなる群より選ばれる核酸の全部または一部に対して相補的な核酸プローブ;
(g2)前記(a2)〜(e2)からなる群より選ばれる核酸の一部であるセンスプライマー、および前記(a2)〜(e2)からなる群より選ばれる核酸の一部に対して相補的なアンチセンスプライマーのセット;ならびに
(h2)前記(A2)〜(E2)からなる群より選ばれるタンパク質に対する抗体。
〔7〕以下の(i1)または(j1)の核酸:
(i1)前記(a1)〜(e1)からなる群より選ばれる核酸の全部または一部に対して相補的な塩基配列からなる、アンチセンス核酸;または
(j1)前記(a1)〜(e1)からなる群より選ばれる核酸の一部であるセンス鎖、および該センス鎖に相補的な核酸配列からなるアンチセンス鎖を含む、siRNA。
〔8〕以下の(i2)または(j2)の核酸:
(i2)前記(a2)〜(e2)からなる群より選ばれる核酸の全部または一部に対して相補的な塩基配列からなる、アンチセンス核酸;または
(j2)前記(a2)〜(e2)からなる群より選ばれる核酸の一部であるセンス鎖、および該センス鎖に相補的な核酸配列からなるアンチセンス鎖を含む、siRNA。
〔9〕植物の組織片において、上記〔1〕または〔2〕の核酸に対応するmRNAの発現量、あるいは上記〔3〕または〔4〕のタンパク質の発現量を測定することを含む、植物の発根能の判定方法。
〔10〕前記植物の組織片が、木本植物の組織片である、上記〔9〕の植物の発根能の判定方法。
〔11〕上記〔1〕および/または〔2〕の核酸を含む発現ベクター。
〔12〕上記〔1〕および/または〔2〕の核酸、あるいは上記〔11〕の発現ベクターが導入された形質転換体。
〔13〕上記〔7〕および/または〔8〕の核酸を含む発現ベクター。
〔14〕上記〔7〕および/または〔8〕の核酸、あるいは上記〔13〕の発現ベクターが導入された形質転換体。
〔15〕前記形質転換体が木本植物である、上記〔12〕または上記〔14〕の形質転換体。
〔16〕上記〔7〕および/または〔8〕の核酸、あるいは上記〔13〕の発現ベクターを植物に導入することを含む、植物の発根能を向上させる方法。
〔17〕上記〔7〕および/または〔8〕の核酸、あるいは上記〔13〕の発現ベクターが導入された形質転換細胞から植物を生育させることを含む、植物の発根能を向上させた植物の作出方法。
また、本発明の核酸およびタンパク質は、植物の不定根形成の抑制に関与しており、その発現量を抑制することにより、植物の発根能を向上することが可能となり、クローン苗の生産性を向上させることができる。従って、本発明は、植物の発根能が向上した植物を大量かつ迅速に得ることが可能となり、その産業的利用に途を開くものである。
本発明は、以下の(a)〜(e)の核酸からなる群より選ばれる核酸を提供する:
(a)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列、あるいは配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列からなる核酸;
(b)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列、あるいは配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列を含む核酸;
(c)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列、あるいは配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列において、塩基の欠失、置換、付加および挿入からなる群より選ばれる、1または数個の塩基の変異を含む塩基配列を含み、かつ、植物の不定根形成の抑制に関与する核酸;
(d)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列、あるいは配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列と90%以上の同一性を有する塩基配列を含み、かつ、植物の不定根形成の抑制に関与する核酸;ならびに
(e)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列、あるいは配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列に対して相補的な塩基配列からなる核酸とストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ、植物の不定根形成の抑制に関与する核酸。
(A)配列番号2または配列番号4に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質;
(B)配列番号2または配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(C)配列番号2または配列番号4に示されるアミノ酸配列において、アミノ酸残基の欠失、置換、付加および挿入からなる群より選ばれる、1または数個のアミノ酸残基の変異を含むアミノ酸配列を含み、かつ、植物の不定根形成の抑制に関与するタンパク質;
(D)配列番号2または配列番号4に示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつ、植物の不定根形成の抑制に関与するタンパク質;ならびに
(E)上記(a)〜(e)のいずれかの核酸によりコードされるタンパク質。
本発明はまた、本発明の核酸またはタンパク質の測定に有用であり得る、以下の(f)〜(h)からなる群より選ばれる物質またはセットを提供する:
(f)上記(a)〜(e)の核酸からなる群より選ばれる核酸の全部または一部に対して相補的な核酸プローブ;
(g)上記(a)〜(e)の核酸からなる群より選ばれる核酸の一部であるセンスプライマー、および上記(a)〜(e)の核酸からなる群より選ばれる核酸の一部に対して相補的なアンチセンスプライマーのセット;ならびに
(h)上記(A)〜(E)からなる群より選ばれるタンパク質に対する抗体。
本発明は、本発明の核酸またはタンパク質の発現を抑制する物質を提供する。具体的には、このような物質として、以下の(i)または(j)の核酸を提供する:
(i)上記(a)〜(e)の核酸からなる群より選ばれる核酸の全部または一部に対して相補的な塩基配列からなる、アンチセンス核酸;または
(j)上記(a)〜(e)の核酸からなる群より選ばれる核酸の一部であるセンス鎖、および該センス鎖に相補的な核酸配列からなるアンチセンス鎖を含む、siRNA。
(1)ユーカリ・グロビュラスmRNAの単離および精製
種子発芽後、温室で約1ヵ月間生育させたユーカリ・グロビュラスの茎約10gを、液体窒素存在下で粉砕し、Chomcznskiらの方法(Anal.Biochem.,Vol.162,p.156−159)で全RNAを抽出した。この全RNAを二炭酸ジエチルで処理した滅菌水に溶解し、温度65℃で5分間処理した後、当量の2倍のローディング緩衝液(20mM Tris−HCl,pH7.6,0.1M NaCl,1mM EDTA,0.1% SDS)を加え、予め活性化させておいたオリゴdTセルロースカラムにアプライした。次に、カラム容量の5〜10倍のローディング緩衝液で洗浄し、さらに、5倍量の洗浄緩衝液(20mM Tris−HCl,pH7.6,0.1M NaCl,1mM EDTA,0.1% SDS)で洗浄した。さらに、2〜3倍量の溶出緩衝液(10mM Tris−HCl,pH7.6,1mM EDTA,0.05% SDS)でmRNA 10μgを得た。
以上のようにして得られたmRNAから、ZAP 2.1 XR Vector Cloning Kit(Stratagene社製)を用いて、cDNAを合成した。
3.0μl 10mM 1st Strand Methyl Nucleotide Mix (A, G, C, U混合物)
2.0μl Linker-Primer (リンカー兼プライマー)
1.0μl RNase inhibitor (RNase阻害剤)
H2O (全体を50μlになるように調節する。)
40.0μl 10×2nd Strand Buffer (ポリメラーゼ反応用緩衝液)
6.0μl 2nd Strand Nucleotide Mixture (A, G, C, T混合物)
302.0μl H2O
7.5μl DNAポリメラーゼI (10.0u/μl)
867.0μl 100%エタノール
2.5μl 2.5mM dNTP Mix (A, G, C, T混合物)
3.5μl T4 DNAポリメラーゼ (2.9u/μl)
226μl 100%エタノール
1.0μl 10mM ATP
1.0μl T4 DNAリガーゼ
2.0μl 10mM ATP
6.0μl H2O
1.0μl T4核酸キナーゼ (10.0u/μl)
3.0μl XhoI (45u/μl)
上記で得られた二本鎖cDNAをλファージ発現ベクターに連結し、組換えベクターを調製した。チューブに以下の溶液を混合し、12℃で一晩反応させ、2時間室温で放置し、cDNAをベクターに連結させた。
0.5μl 10×Ligation Buffer
0.5μl 10mM ATP
1.0μl HybriZAP 2.1 XR VectorベクターDNA (1μg/μl)
0.5μl T4 DNAリガーゼ (4 Weiss u/μl)
cDNAを挿入したファージベクターを、インビトロ・パッケージングキット(GigapackII Gold packaging extract;Stratagene社製)を用いてファージ粒子にパッケージングした。溶解した直後の凍結−融解エキス(Freeze/Thaw extract)に組換えファージ溶液を加え、氷上に置き、すぐに15μlの超音波処理エキス(Sonic extract)を加え、ピペッティングしてよく混合した。これを軽く遠心して室温(22℃)に2時間放置した。
遠心チューブに約50,000の組み換えバクテリオファージを含むパッケージング溶液と、OD600が0.5になるまで培養した大腸菌PLK−F’株の培養液600μlを加え、37℃で15分培養した。この培養液に、溶解後48℃に保っておいた6.5mlのトップアガーを加え、約37℃に温めておいた150mm NZYプレートに重層し、37℃で5〜8時間培養した。各プレートに10mlのSM緩衝液を加え、4℃で一晩ゆっくり振とうさせながら培養した。
組換えファージDNAから、プラスミド部分のIn vivo Excisionを行った。50mlのコニカルチューブ中に以下のものを混合し、37℃で15分感染させた。
増幅後のファージ溶液 200μl (>;1×105ファージ粒子)
ヘルパーファージR408 1μl (>;1×106pfu/ml)
プラスミドの調製は、QIAfilter Plasmid Kit Maxi(Qiagen社製)を用いて行った。−80℃で保存しておいたプラスミドを保持する大腸菌の培養液を、5mlの2×LB培地に植菌し、37℃で一晩培養した。これを100mlのLB培地を含む坂口フラスコで37℃で一晩培養した。培養液を15分間遠心(4,000rpm,4℃)して上清をデカントにより除去し、菌体ペレットにTE緩衝液を1ml加えボルテックスした。菌体懸濁液をエッペンドルフチューブに移し、5分間遠心(5,000rpm,4℃)して上清をデカントにより除去した。
(8)P450遺伝子のサブクローニング
(7)で調製したcDNAライブラリーを鋳型として、PCR法でDNA断片を増幅させた。増幅には文献1(M.Mizutaniら,cytochrome p450 superfamily in Arabidopsis thaliana:isolation of cDNAs,Differential expression,and RFLP mapping of multiple cytochrome P450.Plant Mol.Biol.37,39−52,1998)に記載の表1に示すフォワードプライマー2種類とリバースプライマー3種類を用いて、6種類の組合せでPCRを行った。PCRは、ABI社製GeneAMP、PCRsystem9700で、タカラバイオ社製のExTaqポリメラーゼを用い、96℃30秒、55℃30秒、72℃1分のサイクルを30回繰り返した。PCRにより増幅したDNA断片は、Invitrogen社製のTOPO TA Cloning Kit for Sequencingによってサブクローニングした。
cDNAの塩基配列解析は、DNAオートシーケンサー2000XL(ベックマンコールター社製)を用いて行った。シーケンス反応はSequencingキット(ベックマンコールター社製)によりフォワード(P7)、リバース(P8)プライマーを用いて付属の説明書に従って行った。
決定した塩基配列について、DNA解析ソフトGENETYX‐WIN(ソフトウェア開発株式会社製)のホモロジー検索機能を使って行った。データベースとしては、GenBankを選んだ。ホモロジー検索のアルゴリズムは、調べたい配列を、データベース中の配列に対して1塩基ずつずらしながら比較して行き、6塩基以上連続して塩基の一致している場合にホモロジースコアテーブルに従ってホモロジースコアを計算していくというものである。ホモロジースコアが160ポイント以上のものを候補として取り上げるように設定し、さらにギャップを入れることによってスコアが最大になるように最適化した。その結果、サブクローン化した17種類のヌクレオチド配列はモデル植物であるシロイヌナズナやポプラの既知のP450遺伝子と高い相同性があった。
(11)発現解析による不定根形成に関わるP450遺伝子の同定
次に、サブクローニングした17種類のP450遺伝子を含むDNA断片のヌクレオチド配列の情報を元に、特異的なPCRプライマーを作成した。特異的なPCRプライマーはインターネットで一般に利用できるプライマーデザインのホームページ(http://frodo.wi.mit.edu/primer3/)を利用した。これによって、17種類のフォワードとリバースプライマーを合成した。
0.5μl 100pmol フォワード&リバースプライマー
3μl 逆転写を実施した一本鎖DNA
4.5μl 滅菌水
発根率は、以下の方法で調査した。すなわち、ムラシゲ・スクーグ培地(和光純薬)、BAP 20ppb、ゲランガム0.25%を含むシュート増殖培地に無菌的に腋芽をもつ茎片を挿し付けた。容器(6.5×6.5×105cm)内で、25℃、湿度80%、照度200μmol/m2/s(16時間明所、8時間暗所)で4−5週間培養した。次に、約4−5cmに増殖したシュートを発根に供した。発根は、5倍希釈したガンボーグ培地(和光純薬製)にインドール酪酸2ppmを含む発泡フェノール樹脂(Oasis、Smithers−Oasis社製)に頂芽を含む3cm程度のシュートを挿しつけた。発根容器(9.2×9.2×100cm)内で、温度25℃、湿度80%、照度200μmol/m2/s(16時間明所、8時間暗所)、炭酸ガス濃度1000ppmで3週間培養した。その後発根の有無を確認した。
発根率の異なるユーカリ・グロビュラス10系統の発根率と、P450遺伝子EglP450−101およびEglP450−121の遺伝子発現量との相関性を調査した。上記(12)で10系統のユーカリ・グロビュラスクローンの発根率を調査した。また、発根処理に供した茎の部分から全RNAを抽出して、前述の定量的RT−PCRによってP450遺伝子の発現量を測定した。図2、図3に示すように、発根率と2種類のP450遺伝子の発現には負の相関が見られた。従って、この遺伝子の発現量が低下していると発根率が高いことが予想された。
Claims (17)
- 以下の(a1)〜(d1)からなる群より選ばれる核酸:
(a1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列からなる核酸;
(b1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列を含む核酸;
(c1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列において、塩基の欠失、置換、付加および挿入からなる群より選ばれる、1〜150個の塩基の変異を含む塩基配列を含む核酸であって、かつ、当該核酸の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有する核酸;ならびに
(d1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列と90%以上の同一性を有する塩基配列を含む核酸であって、かつ、当該核酸の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有する核酸。 - 以下の(a2)〜(d2)からなる群より選ばれる核酸:
(a2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列からなる核酸;
(b2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列を含む核酸;
(c2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列において、塩基の欠失、置換、付加および挿入からなる群より選ばれる、1〜150個の塩基の変異を含む塩基配列を含む核酸であって、かつ、当該核酸の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有する核酸;ならびに
(d2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列と90%以上の同一性を有する塩基配列を含む核酸であって、かつ、当該核酸の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有する核酸。 - 以下の(A1)〜(E1)からなる群より選ばれるタンパク質:
(A1)配列番号2に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質;
(B1)配列番号2に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(C1)配列番号2に示されるアミノ酸配列において、アミノ酸残基の欠失、置換、付加および挿入からなる群より選ばれる、1〜50個のアミノ酸残基の変異を含むアミノ酸配列を含むタンパク質であって、かつ、当該タンパク質の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有するタンパク質;
(D1)配列番号2に示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列を含む核酸であって、かつ、当該タンパク質の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有するタンパク質;ならびに
(E1)以下の(a1)〜(d1)のいずれかの核酸によりコードされるタンパク質:
(a1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列からなる核酸;
(b1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列を含む核酸;
(c1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列において、塩基の欠失、置換、付加および挿入からなる群より選ばれる、1〜150個の塩基の変異を含む塩基配列を含む核酸であって、かつ、当該核酸の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有する核酸;ならびに
(d1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列と90%以上の同一性を有する塩基配列を含む核酸であって、かつ、当該核酸の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有する核酸。 - 以下の(A2)〜(E2)からなる群より選ばれるタンパク質:
(A2)配列番号4に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質;
(B2)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(C2)配列番号4に示されるアミノ酸配列において、アミノ酸残基の欠失、置換、付加および挿入からなる群より選ばれる、1〜50個のアミノ酸残基の変異を含むアミノ酸配列を含むタンパク質であって、かつ、当該タンパク質の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有するタンパク質;
(D2)配列番号4に示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列を含む核酸であって、かつ、当該タンパク質の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有するタンパク質;ならびに
(E2)以下の(a2)〜(d2)のいずれかの核酸によりコードされるタンパク質:
(a2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列からなる核酸;
(b2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列を含む核酸;
(c2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列において、塩基の欠失、置換、付加および挿入からなる群より選ばれる、1〜150個の塩基の変異を含む塩基配列を含む核酸であって、かつ、当該核酸の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有する核酸;ならびに
(d2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列と90%以上の同一性を有する塩基配列を含む核酸であって、かつ、当該核酸の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有する核酸。 - 以下の(f1)〜(h1)からなる群より選ばれる物質またはセット:
(f1)以下の(a1)〜(d1)からなる群より選ばれる核酸の全部または一部に対して相補的な核酸プローブ:
(a1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列からなる核酸;
(b1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列を含む核酸;
(c1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列において、塩基の欠失、置換、付加および挿入からなる群より選ばれる、1〜150個の塩基の変異を含む塩基配列を含む核酸であって、かつ、当該核酸の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有する核酸;ならびに
(d1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列と90%以上の同一性を有する塩基配列を含む核酸であって、かつ、当該核酸の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有する核酸;
(g1)前記(a1)〜(d1)からなる群より選ばれる核酸の一部であるセンスプライマー、および前記(a1)〜(d1)からなる群より選ばれる核酸の一部に対して相補的なアンチセンスプライマーのセット;ならびに
(h1)以下の(A1)〜(E1)からなる群より選ばれるタンパク質に対する抗体:
(A1)配列番号2に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質;
(B1)配列番号2に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(C1)配列番号2に示されるアミノ酸配列において、アミノ酸残基の欠失、置換、付加および挿入からなる群より選ばれる、1〜50個のアミノ酸残基の変異を含むアミノ酸配列を含むタンパク質であって、かつ、当該タンパク質の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有するタンパク質;
(D1)配列番号2に示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列を含む核酸であって、かつ、当該タンパク質の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有するタンパク質;ならびに
(E1)前記(a1)〜(d1)のいずれかの核酸によりコードされるタンパク質。 - 以下の(f2)〜(h2)からなる群より選ばれる物質またはセット:
(f2)以下の(a2)〜(d2)からなる群より選ばれる核酸の全部または一部に対して相補的な核酸プローブ:
(a2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列からなる核酸;
(b2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列を含む核酸;
(c2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列において、塩基の欠失、置換、付加および挿入からなる群より選ばれる、1〜150個の塩基の変異を含む塩基配列を含む核酸であって、かつ、当該核酸の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有する核酸;ならびに
(d2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列と90%以上の同一性を有する塩基配列を含む核酸であって、かつ、当該核酸の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有する核酸;
(g2)前記(a2)〜(d2)からなる群より選ばれる核酸の一部であるセンスプライマー、および前記(a2)〜(d2)からなる群より選ばれる核酸の一部に対して相補的なアンチセンスプライマーのセット;ならびに
(h2)以下の(A2)〜(E2)からなる群より選ばれるタンパク質に対する抗体:
(A2)配列番号4に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質;
(B2)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(C2)配列番号4に示されるアミノ酸配列において、アミノ酸残基の欠失、置換、付加および挿入からなる群より選ばれる、1〜50個のアミノ酸残基の変異を含むアミノ酸配列を含むタンパク質であって、かつ、当該タンパク質の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有するタンパク質;
(D2)配列番号4に示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列を含む核酸であって、かつ、当該タンパク質の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有するタンパク質;ならびに
(E2)前記(a2)〜(d2)のいずれかの核酸によりコードされるタンパク質。 - 以下の(i1)または(j1)の核酸:
(i1)以下の(a1)〜(d1)からなる群より選ばれる核酸の全部または一部に対して相補的な塩基配列からなる、アンチセンス核酸:
(a1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列からなる核酸;
(b1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列を含む核酸;
(c1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列において、塩基の欠失、置換、付加および挿入からなる群より選ばれる、1〜150個の塩基の変異を含む塩基配列を含む核酸であって、かつ、当該核酸の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有する核酸;ならびに
(d1)配列番号1に示される塩基配列、または配列番号1における塩基番号46〜1542の塩基配列と90%以上の同一性を有する塩基配列を含む核酸であって、かつ、当該核酸の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有する核酸;または
(j1)前記(a1)〜(d1)からなる群より選ばれる核酸の一部であるセンス鎖、および該センス鎖に相補的な核酸配列からなるアンチセンス鎖を含む、siRNA。 - 以下の(i2)または(j2)の核酸:
(i2)以下の(a2)〜(d2)からなる群より選ばれる核酸の全部または一部に対して相補的な塩基配列からなる、アンチセンス核酸:
(a2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列からなる核酸;
(b2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列を含む核酸;
(c2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列において、塩基の欠失、置換、付加および挿入からなる群より選ばれる、1〜150個の塩基の変異を含む塩基配列を含む核酸であって、かつ、当該核酸の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有する核酸;ならびに
(d2)配列番号3に示される塩基配列、または配列番号3における塩基番号346〜1842の塩基配列と90%以上の同一性を有する塩基配列を含む核酸であって、かつ、当該核酸の発現がユーカリ属植物の不定根形成と負の相関関係を有する核酸;または
(j2)前記(a2)〜(d2)からなる群より選ばれる核酸の一部であるセンス鎖、および該センス鎖に相補的な核酸配列からなるアンチセンス鎖を含む、siRNA。 - ユーカリ属植物の組織片において、請求項1または請求項2に記載の核酸に対応するmRNAの発現量、あるいは請求項3または請求項4に記載のタンパク質の発現量を測定することを含む、ユーカリ属植物の発根能の判定方法。
- ユーカリ属植物の組織片において、請求項1または請求項2に記載の核酸に対応するmRNAの発現量、あるいは請求項3または請求項4に記載のタンパク質の発現量を測定することを含む、発根能の高いユーカリ属植物を選抜する方法。
- 請求項1および/または請求項2に記載の核酸を含む発現ベクター。
- 請求項1および/または請求項2に記載の核酸、あるいは請求項11に記載の発現ベクターが導入された形質転換体。
- 請求項7および/または請求項8に記載の核酸を含む発現ベクター。
- 請求項7および/または請求項8に記載の核酸、あるいは請求項13に記載の発現ベクターが導入された形質転換体。
- 前記形質転換体がユーカリ属植物である、請求項12または請求項14に記載の形質転換体。
- 請求項7および/または請求項8に記載の核酸、あるいは請求項13に記載の発現ベクターを植物に導入することを含む、ユーカリ属植物の発根能を向上させる方法。
- 請求項7および/または請求項8に記載の核酸、あるいは請求項13に記載の発現ベクターが導入された形質転換細胞から植物を生育させることを含む、ユーカリ属植物の発根能を向上させた植物の作出方法。
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