JP5648489B2 - 記録可能時間表示装置、記録可能時間表示方法及びプログラム - Google Patents
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Description
ここで、ラジオ放送の記録可能時間をビットレートの低い音声データとして記録できる時間で表示した場合、表示上は記録できる時間が十分あるにもかかわらず、実際には一旦ビットレートの高いビデオデータとして保存するため、ラジオ放送の記録が途切れてしまう可能性がある。
また、ラジオ放送の記録可能時間をビットレートの高いビデオデータとして保存できる時間で表示した場合、表示上は記録できる時間が少ししかないのにもかかわらず、実際には所定のタイミングでラジオ放送を記録したビデオデータを音声データに変換するため、大量の時間、ラジオ放送を記録できる可能性がある。
データを記憶する記憶部と、
第1のビットレートのデータを記録するときに、前記第1のビットレートより高い第2のビットレートのデータを生成して前記記憶部に記録する記録部と、
前記第2のビットレートのデータを、所定のタイミングで、前記第2のビットレートより低い第3のビットレートのデータに変換する変換部と、
前記記憶部の空き容量を取得する取得部と、
前記空き容量が所定の閾値より大きいか否かを判別する判別部と、
前記閾値と前記第2のビットレートとに基づいて、前記閾値に相当する容量の前記記憶部に記録することができる前記第2のビットレートのデータの時間を示す第1記録可能時間を算出する第1記録可能時間算出部と、
前記空き容量から前記閾値に相当する容量を除いた容量と前記第3のビットレートとに基づいて、前記容量の前記記憶部に記録することができる前記第3のビットレートのデータの時間を示す第2記録可能時間を算出する第2記録可能時間算出部と、
前記第2記録可能時間と前記第1記録可能時間とに基づいて、前記第2記録可能時間と前記第1記録可能時間との和を示す記録可能時間を算出する記録可能時間算出部と、
前記空き容量が前記閾値以上であると判別された場合、前記記録可能時間を表示する記録可能時間表示部と、
を備えることを特徴とする。
前記空き容量と前記第2のビットレートとに基づいて、前記空き容量の前記記憶部に記録することができる前記第2のビットレートのデータの時間を示す第3記録可能時間を算出する第3記録可能時間算出部と、
前記空き容量が前記閾値未満であると判別された場合、前記第3記録可能時間を表示する第3記録可能時間表示部と、
をさらに備えてもよい。
前記生成した第2のビットレートのデータの容量の累積値を算出する第1容量算出部と、
前記生成した第2のビットレートのデータの容量に基づいて、変換後の前記第3のビットレートのデータの容量の累積値を算出する第2容量算出部と、
前記空き容量と、前記算出された前記第2のビットレートのデータの容量の累積値と、前記第3のビットレートのデータの容量の累積値とに基づいて、変換後の前記記憶部の空き容量を算出する変換後空き容量算出部と、をさらに備え、
前記判別部は、
前記算出された変換後の前記記憶部の空き容量が所定の閾値より大きいか否かを判別し、
前記第2記録可能時間算出部は、
前記算出された変換後の前記記憶部の空き容量から前記閾値に相当する容量を除いた容量と、前記第3のビットレートに基づいて、前記容量の前記記憶部に記録することができる前記第3のビットレートのデータの時間を示す前記第2記録可能時間を算出してもよい。
前記第2のビットレートのデータは、映像/音声データであってもよい。
データを記憶する記憶部と、
第1の音声信号を記録するときに、前記第1の音声信号と映像信号とを含む映像/音声信号を生成して前記記憶部に記録する記録部と、
前記映像/音声信号を所定のタイミングで第2の音声信号に変換する変換部と、
前記記憶部の空き容量を取得する取得部と、
前記空き容量が所定の閾値より大きいか否かを判別する判別部と、
前記閾値と前記映像/音声信号のビットレートとに基づいて、前記閾値に相当する容量の前記記憶部に記録することができる前記映像/音声信号の時間を示す映像信号記録可能時間を算出する映像信号記録可能時間算出部と、
前記空き容量から前記閾値に相当する容量を除いた容量と前記第2の音声信号のビットレートに基づいて、前記容量の前記記憶部に記録することができる前記第2の音声信号の時間を示す音声信号記録可能時間を算出する音声信号記録可能時間算出部と、
前記映像信号記録可能時間と前記音声信号記録可能時間とに基づいて、前記映像信号記録可能時間と前記音声信号記録可能時間との和を示す記録可能時間を算出する記録可能時間算出部と、
前記空き容量が前記閾値以上であると判別された場合、前記記録可能時間を表示する記録可能時間表示部と、
を備えることを特徴とする。
第1のビットレートのデータを記録するときに、前記第1のビットレートより高い第2のビットレートのデータを生成して記憶部に記録する記録工程と、
前記第2のビットレートのデータを、所定のタイミングで、前記第2のビットレートより低い第3のビットレートのデータに変換する変換工程と、
前記記憶部の空き容量を取得する取得工程と、
前記空き容量が所定の閾値より大きいか否かを判別する判別工程と、
前記閾値と前記第2のビットレートとに基づいて、前記閾値に相当する容量の前記記憶部に記録することができる前記第2のビットレートのデータの時間を示す第1記録可能時間を算出する第1記録可能時間算出工程と、
前記空き容量から前記閾値に相当する容量を除いた容量と前記第3のビットレートとに基づいて、前記容量の前記記憶部に記録することができる前記第3のビットレートのデータの時間を示す第2記録可能時間を算出する第2記録可能時間算出工程と、
前記第2記録可能時間と前記第1記録可能時間とに基づいて、前記第2記録可能時間と前記第1記録可能時間との和を示す記録可能時間を算出する記録可能時間算出工程と、
前記空き容量が前記閾値以上であると判別された場合、前記記録可能時間を表示する記録可能時間表示工程と、
を備えることを特徴とする。
コンピュータに、
第1のビットレートのデータを記録するときに、前記第1のビットレートより高い第2のビットレートのデータを生成して記憶部に記録する記録手順と、
前記第2のビットレートのデータを、所定のタイミングで、前記第2のビットレートより低い第3のビットレートのデータに変換する変換手順と、
前記記憶部の空き容量を取得する取得手順と、
前記空き容量が所定の閾値より大きいか否かを判別する判別手順と、
前記閾値と前記第2のビットレートとに基づいて、前記閾値に相当する容量の前記記憶部に記録することができる前記第2のビットレートのデータの時間を示す第1記録可能時間を算出する第1記録可能時間算出手順と、
前記空き容量から前記閾値に相当する容量を除いた容量と前記第3のビットレートとに基づいて、前記容量の前記記憶部に記録することができる前記第3のビットレートのデータの時間を示す第2記録可能時間を算出する第2記録可能時間算出手順と、
前記第2記録可能時間と前記第1記録可能時間とに基づいて、前記第2記録可能時間と前記第1記録可能時間との和を示す記録可能時間を算出する記録可能時間算出手順と、
前記空き容量が前記閾値以上であると判別された場合、前記記録可能時間を表示する記録可能時間表示手順と、
を実行させることを特徴とする。
本実施形態に係るHDDレコーダ100は、ラジオ放送、テレビ放送等を受信して音声信号及びビデオ信号を記録・再生する装置であって、図1に示すように、音声入力部101と、ラジオ放送受信部102と、黒レベル信号生成部103と、テレビ放送受信部104と、映像/音声の圧縮/変換部105(以下、圧縮/変換部105という。)と、信号記録部106と、記憶部107と、信号読み出し部107aと、LPCM(Linear Pulse Code Modulation)検出部108と、信号分離部109と、信号分離部109aと、音声ES(Elementary Stream)抽出部110と、映像ES(Elementary Stream)抽出部110aと、サンプリング周波数変換部111と、フォーマット変換部112と、音声信号圧縮部113と、音声信号再生処理部114と、映像信号再生処理部114aと、音声信号出力部115と、映像信号出力部116と、操作部117と、番組記録予約登録管理部118と、記録番組管理部119と、操作画面表示制御部120と、GUI画面生成部121と、リソース管理部122と、ADC(Analog to Digital Converter)123と、制御部124と、スイッチSW1〜SW4と、を備えている。
HDDレコーダ100は、ユーザの指示に応答して、ラジオ放送、テレビ放送等を受信して音声信号及びビデオ信号を記録する。ここで、HDDレコーダ100は、ラジオ放送などの音声信号を記録する場合、この音声信号を含むビデオデータを生成して一旦保存した後、適宜所望の形式の音声データに再変換して保存する。
本実施形態では、圧縮/変換部105は、スイッチSW2から供給された音声信号をLPCM(Linear Pulse Code Modulation)の音声データを備える圧縮ビデオデータに記録するようにエンコードする。
番組予約DB1071は、図2(a)に示すように、記録するソースの種別と、受信するチャンネルと、記録を開始する日時を示す記録開始日時と、記録を終了する日時を示す記録終了日時と、記録する番組の番組名と、記録モードと、を対応付けて記憶する。
記録データDB1072は、図2(b)に示すように、データを識別するデータID(Identifier)と、ビデオデータから音声データに変換する必要があるか否かを示す変換要フラグと、前述した、種別と、記録開始日時と、記録終了日時と、番組名と、記録モードと、を対応付けて記憶する。
本実施形態では、変換要フラグ=0はビデオデータから音声データに変換することを要しないことを意味し、変換要フラグ=1はビデオデータから音声データに変換することを要することを意味する。
また、ラジオ放送などの音声信号を記録する際に、制御部124は、圧縮/変換部105等を制御して、この音声信号を含むビデオデータを生成して一旦保存した後、適宜所望の形式の音声データに再変換して保存する。制御部124の機能と実行する制御の詳細については後述する。
制御部124は、ユーザの指示に応答して、図3に示す番組予約処理を開始し、まず、図4に示す番組予約画面200をテレビモニタなどの外部の表示装置に表示する(ステップS1)。
操作画面表示制御部120は、制御部124から供給された指示信号に応答して、番組予約画面200を生成する旨の制御信号をGUI画面生成部121に供給する。
GUI画面生成部121は、操作画面表示制御部120から供給された制御信号に応答して、番組予約画面200の画像データを生成し、生成した画像データを映像信号出力部116に供給する。
映像信号出力部116は、GUI画面生成部121から供給された番組予約画面200の画像データを外部の表示装置に供給する。
このようにして、図4に示す番組予約画面200が外部の表示装置に表示される。
なお、ソースの種別には、FMラジオ放送、AMラジオ放送、地上デジタルテレビ放送、BS(Broadcasting Satellite)放送などがある。また、記録モードは、音声信号を記録する場合とビデオ信号を記録する場合とで異なっており、音声信号の記録モードには、非圧縮のLPCM方式で記録するLPCMモード、ビットレート=320kbpsのMP3方式で記録するMP3 XPモード、ビットレート=192kbpsのMP3方式で記録するMP3 SPモードなどがあり、ビデオ信号の記録モードには、ハイビジョンの元データをそのまま変換せずにMPEG2 TS方式で記録するDRモード、ハイビジョンの元データを再圧縮変換してH.264/MPEG4 AVC方式で記録するAF〜AEモード、ハイビジョンの元データを標準画質にダウンコンバートしてMPEG2 PS方式で記録するXP〜EPモードなどがある。
一方、制御部124は、ユーザから指示があったと判別した場合(ステップS2;Yes)、その指示が番組の記録を予約する旨の指示(予約指示)であったか否かを判別する(ステップS3)。具体的には、制御部124は、予約ボタン207が押下されたことを検出することにより、その指示が予約指示であると判別する。
例えば、ユーザからの指示がキャンセルする旨の指示の場合には、番組予約処理を終了し、初期画面などに復帰する。
一方、制御部124は、ユーザからの指示が予約指示であると判別した場合(ステップS3;Yes)、種別入力欄201に入力された種別と、チャンネル入力欄202に入力されたチャンネルと、記録開始日時入力欄203に入力された記録開始日時と、記録終了日時入力欄204に入力された記録終了日時と、番組名入力欄205に入力された番組名と、記録モード入力欄206に入力された記録モードと、を対応付けて番組予約DB1071に追加的に記録し(ステップS4)、番組予約処理を終了する。
このようにしてラジオ放送の番組の記録の予約が完了する。なお、ユーザは、テレビ放送の番組の予約も前述した番組予約画面200を利用してすることができる。この場合、ユーザは、種別入力欄において、例えば、「地上デジタルテレビ放送」を選択すればよい。
制御部124は、ユーザの指示に応答して、番組予約DB1071から種別がFMラジオ放送及びAMラジオ放送のレコードを抽出して、図5(a)に示すように、ラジオ放送の予約一覧画面300を外部の表示装置に表示する。
なお、制御部124は、ユーザの指示に応答して、番組予約DB1071から、種別が地上デジタルテレビ放送及びBS放送のレコードを抽出して、図5(b)に示すように、テレビ放送の予約一覧画面300を外部の表示装置に表示することもできる。また、制御部124は、ユーザの指示に応答して、番組予約DB1071から全レコードを読み出して、図5(c)に示すように、ラジオ放送及びテレビ放送の予約一覧画面300を外部の表示装置に表示することもできる。
このようにしてユーザは、予約した番組の情報を確認することができる。特に、本実施形態のHDDレコーダ100は、後述するように、ラジオ放送の音声信号を記録する場合、ビデオデータとして記憶部107に一旦記録(初期記録)するので、複雑な処理を実行することなく、簡単な構成でラジオ放送の記録の予約及びテレビ放送の記録の予約とを一元化することができる。
このようにして、制御部124は、黒レベル信号とラジオ放送の音声信号とからMPEG2 PS信号を生成する。
制御部124(記録番組管理部119)は、信号記録部106からの通知に応答して、変換要フラグを1に設定する(ステップS15)。なお、前述したように、変換要フラグ=1はビデオデータから音声データに変換することを要することを意味する。
制御部124(記録番組管理部119)は、MPEG2 PS信号を記憶部107に記録するときにMPEG2 PS信号に付したデータIDと、ステップS15で設定された変換要フラグと、今回の記録に対応する番組予約DB1071のレコードとを対応付けて追加的に記録データDB1072に記録する(ステップS16)。制御部124(記録番組管理部119)は、今回の記録に対応する番組予約DB1071のレコードを番組予約DB1071から削除する(ステップS17)。但し、毎週月曜日など定期的に繰り返し記録する予約の場合、制御部124は、今回の記録に対応する番組予約DB1071のレコードを番組予約DB1071から削除しない。これにより、毎週予約などの場合は、番組予約情報が次週に引き継がれて残る。
制御部124(信号記録部106)は、生成された記録信号を記憶部107に記録する(ステップS22)。制御部124(記録番組管理部119)は、変換要フラグを0に設定する(ステップS23)。なお、前述したように、変換要フラグ=0はビデオデータから音声データに変換することを要しないことを意味する。
制御部124は、記録信号を記憶部107に記録するときに記録信号に付したデータIDと、ステップS23で設定された変換要フラグと、今回の記録に対応する番組予約DB1071のレコードとを対応付けて追加的に記録データDB1072に記録する(ステップS16)。制御部124は、今回の記録に対応する番組予約DB1071のレコードを番組予約DB1071から削除する(ステップS17)。
以下、理解を容易にするため、図7(a)に示すように、番組予約DB1071に予約のレコードR1が記録されており、現在日時が「2010/12/24 11:00」になったとする。
制御部124は、黒レベル信号と音声信号とから生成したMPEG2 PS信号を記憶部107に記憶する(ステップS14)。このとき、制御部124が、MPEG2 PS信号にデータID「601」を付して記憶部107に記憶したとする。
制御部124は、図7(b)に示すように、データID「601」と変換要フラグ=1と今回の記録に対応する番組予約DB1071のレコードR1とを対応付けたレコードR2を追加的に記録データDB1072に記録し(ステップS16)、今回の記録に対応する番組予約DB1071のレコードR1を番組予約DB1071から削除する(ステップS17)。
以下、制御部124が、ラジオ放送を記録したビデオデータを音声データに変換する処理を詳細に説明する。
例えば、ユーザの指示に応答して、制御部124が音声データの再生処理を実行したり、記録処理を実行したりしている場合、記憶部107のハードウェアリソースを占有するため、これらの処理とデータ変換処理とは競合すると判別される。
一方、データ変換処理が他の処理と競合しない場合(ステップS31;No)、制御部124は、信号読み出し部107aとして、記録データDB1072から変換要フラグ=1のレコードを検索し、検索条件を満たすレコードの「データID」フィールドの値を記録データDB1072から取得する(ステップS32)。制御部124は、取得したデータIDが付されたMPEG2 PS信号をバッファメモリに逐次記憶する(ステップS33)。また、制御部124(信号読み出し部107a)は、MPEG2 PS信号をバッファメモリに記憶した旨を信号分離部109に通知する。
制御部124は、MPEG2 PS信号がLPCMで記録された音声信号を含まないと判別した場合(ステップS34;No)、ステップS31に処理を戻す。
具体的には、信号分離部109(制御部124)は、信号読み出し部107aからの通知に応答して、バッファメモリに記憶されたビデオデータを音声信号と映像信号とに分離し、分離した旨を音声ES抽出部110と映像ES抽出部110aとに通知する。
音声ES抽出部110(制御部124)は、信号分離部109からの通知に応答して、分離された音声信号を音声ES(Elementary Stream)信号としてバッファメモリから抽出し、抽出した音声信号をLPCM検出部108に供給する。
このようにして、制御部124は、バッファメモリに記憶したMPEG2 PS信号から音声信号を抽出する。
具体的には、LPCM検出部108(制御部124)は、音声ES抽出部110から供給された音声信号に応答して、供給された音声信号がLPCMで記録された音声信号を含む場合、この音声信号をサンプリング周波数変換部111に供給する。サンプリング周波数変換部111は、制御部124から供給される音声信号に応答して、この音声信号のサンプリング周波数を48kHzから例えば44.1kHzに変換し、変換後の音声信号をフォーマット変換部112及び音声信号圧縮部113に供給する。制御部124は、指定された記録モードでエンコードする旨の制御信号を音声信号圧縮部113に供給する。
音声信号圧縮部113は、制御部124から供給される制御信号に応答して、サンプリング周波数変換部111から供給された音声信号を指定された記録モードで圧縮(エンコード)し、圧縮した音声信号(圧縮音声データ)を、スイッチSW4を介して信号記録部106に供給する。
このようにして、制御部124は、抽出した音声信号を指定された記録モードでエンコードする。
具体的には、制御部124(フォーマット変換部112)は、サンプリング周波数変換部111から供給される音声信号に応答して、この音声信号のフォーマットをLPCMからWAV(RIFF waveform Audio Format)に変換し、変換後の音声信号を、スイッチSW4を介して信号記録部106に供給する。
このようにして、制御部124は、抽出した音声信号の記録モードを変換する。
制御部124は、データ変換処理が他の処理と競合すると判別した場合(ステップS37−1;Yes)、実行している処理を中止し(ステップS38−2)、ステップS31に処理を戻す。
具体的には、制御部124は、スイッチSW4を介して供給された音声信号を記憶部107に記録する。このとき、制御部124は、記録データDB1072において、ステップS32で取得したデータIDに対応する変換要フラグを0に更新し、元のビデオデータを記憶部107から削除する。
一方、制御部124は、今回のレコードが最後のものであると判別した場合(ステップS39;Yes)、データ変換処理を終了する。
このようにして、制御部124は、ラジオ放送を記録したビデオデータをユーザが指定した記録モードの音声データに変換する。
このため、ラジオ放送を記録する場合とテレビ放送を記録する場合とで共通の予約の仕組み(予約システム)を利用することができ、ラジオ放送の記録の予約とテレビ放送の記録の予約との競合を調整することができる。また、予約システムを共用することで設計コストを削減することもできる。
実施形態1では、制御部124は、リソース管理部122からハードウェアの動作状態を取得することにより、データ変換処理が他の処理と競合しないか否かを判別し、競合しないと判別した場合、データ変換処理を実行するが、さらに、データの変換に要する時間中にラジオ放送又はテレビ放送の記録が開始されるか否かを判別し、この時間中にラジオ放送又はテレビ放送の記録が開始されないと判別した場合、データ変換処理を実行してもよい。
この場合の装置構成の一例を図9に示す。なお、図1と同一部分には同一符号を付す。
変換時間DB1073は、図10に示すように、ラジオ放送の音声信号を含むビデオデータに付されたデータIDと、このビデオデータをユーザによって指定された記録モードの音声データに変換するのに必要な時間を示す変換時間とを対応付けて記憶する。
具体的には、制御部124は、記録モードごとに設定された所定の式に記録時間を代入することにより、変換時間を算出する。
このようにして、制御部124は、記録データDB1072にレコードが追加される度に、変換時間DB1073にレコードを追加していく。
一方、制御部124は、データ変換処理が他の処理と競合しない場合(ステップS31;No)、信号読み出し部107aとして、記録データDB1072から変換要フラグ=1のレコードを検索し、検索条件を満たすレコードの「データID」フィールドの値を記録データDB1072から取得する(ステップS32)。
一方、制御部124は、データを変換する時間にラジオ放送又はテレビ放送の記録が開始されないと判別した場合(ステップS73;No)、図8のステップS33からステップS39と同じ処理を実行する(ステップS74)。
実施形態1では、HDDレコーダ100は、ラジオ放送を受信してその音声信号を記録する際に、この音声信号を含むビデオデータを生成して一旦保存した後、適宜所望の形式の音声データに再変換して保存する。
この場合、記憶部107に記録できるラジオ放送の時間をビットレートの低い音声データとして記録できる時間で表示した場合、表示上は記録できる時間が十分あるにもかかわらず、実際には一旦ビットレートの高いビデオデータとして保存するため、ラジオ放送の記録が途切れてしまう可能性がある。
一方、記憶部107に記録できるラジオ放送の時間をビットレートの高いビデオデータとして保存できる時間で表示した場合、表示上は記録できる時間が少ししかないのにもかかわらず、実際には所定のタイミングでラジオ放送を記録したビデオデータを音声データに変換するため、大量の時間、ラジオ放送を記録できる可能性がある。
そこで、以下、記録できるラジオ放送の時間を適切に表示することができるHDDレコーダ100を説明する。
また、以下の例では、図14に示すように、記憶部107の全容量=CAllのうち、記録済の容量=CUsedであり、空き容量=CRemainであるとする。
さらに、記録済の容量=CUsedのうち、ビデオデータから音声データへの変換が不要な容量=CRecであり、ビデオデータから音声データへの変換が必要な容量=CRec-pre-convであるとする。
制御部124は、記録可能時間管理部126として、ユーザの指示に応答して、図15に示す記録可能時間表示処理を開始し、リソース管理部122から記憶部107の空き容量CRemainを取得する(ステップS61)。制御部124は、ビデオデータとして記録できる最大の時間TReserveにビデオデータとして記録する際のビットレートBRVideoを乗じることにより、ラジオ放送を1つのビデオデータ(ビデオファイル)として記録できる最大の容量CReserveを算出する(ステップS62)。
本実施形態では、音声データをMP3形式で記録する際のファイルサイズの制限により、ビデオデータとして記録できる最大の時間TReserveを6時間としている。
制御部124は、算出した記憶部107に記録できるラジオ放送の時間TRemainを外部の表示装置に表示する(ステップS65)。
制御部124は、算出した記憶部107に記録できるラジオ放送の時間TRemainを外部の表示装置に表示する(ステップS65)。
例えば、ラジオ放送の音声信号を記録する場合、ビデオデータとしてビットレートBRVideo=10Mbpsで一旦記憶し、所定のタイミングで、ユーザによって指定された記録モードMP3 SP(ビットレートBRSound=192kbps)の音声データに変換するものとする。
また、以下の例では、記憶部107の全容量CAll=500GBのうち、記録済の容量CUsed=373GBであり、空き容量CRemain=127GBであるとする。
また、ステップS66で、CFree=CRemain−CReserve=127GB−27GB=100GBとなり、ステップS67で、TFree=CFree/BRSound=100GB/192kbps=1157時間となる。
また、ステップS64で、TRemain=CRemain/BRVideo=7GB/10Mbps=1時間34分となる。
従って、ラジオ放送をビデオデータとして一旦記録し、適宜所望の記録モードの音声データに変換する場合に、記録可能時間を適切に表示することができる。
また、上記実施形態では、サンプリング周波数変換部111は、音声信号のサンプリング周波数を48kHzから44.1kHzに変換しているが、変換後のサンプリング周波数も任意である。
この場合、制御部124は、ラジオ放送の音声信号を含むビデオデータを記憶部107に記憶する際に、ビデオデータのファイルサイズFSvideoと、このファイルサイズFSvideoにユーザによって指定された記録モードに応じた所定の係数を乗じて求めた変換後のファイルサイズFSsoundと、を記録データDB1072に記録し、FSvideoの累積値とFSsoundの累積値との差をCremainに加え、この差をCusedから減じて、記録可能時間表示処理を実行すればよい。
また、音声信号をビデオ信号として一旦記録しているが、信号の種類は音声信号やビデオ信号に限定されず、任意である。
101 音声入力部
102 ラジオ放送受信部
103 黒レベル信号生成部
104 テレビ放送受信部
105 ビデオ信号圧縮部
106 信号記録部
107 記憶部
107a 信号読み出し部
108 LPCM検出部
109、109a 信号分離部
110 音声ES抽出部
110a 映像ES抽出部
111 サンプリング周波数変換部
112 フォーマット変換部
113 音声信号圧縮部
114 音声信号再生処理部
114a 映像信号再生処理部
115 音声信号出力部
116 映像信号出力部
117 操作部
118 番組記録予約登録管理部
119 記録番組管理部
120 操作画面表示制御部
121 GUI画面生成部
122 リソース管理部
123 ADC
124 制御部
125 記録モード管理部
126 記録可能時間管理部
200 番組予約画面
201 種別入力欄
202 チャンネル入力欄
203 記録開始日時入力欄
204 記録終了日時入力欄
205 番組名入力欄
206 記録モード入力欄
207 予約ボタン
300 予約一覧画面
Claims (7)
- データを記憶する記憶部と、
第1のビットレートのデータを記録するときに、前記第1のビットレートより高い第2のビットレートのデータを生成して前記記憶部に記録する記録部と、
前記第2のビットレートのデータを、所定のタイミングで、前記第2のビットレートより低い第3のビットレートのデータに変換する変換部と、
前記記憶部の空き容量を取得する取得部と、
前記空き容量が所定の閾値より大きいか否かを判別する判別部と、
前記閾値と前記第2のビットレートとに基づいて、前記閾値に相当する容量の前記記憶部に記録することができる前記第2のビットレートのデータの時間を示す第1記録可能時間を算出する第1記録可能時間算出部と、
前記空き容量から前記閾値に相当する容量を除いた容量と前記第3のビットレートとに基づいて、前記容量の前記記憶部に記録することができる前記第3のビットレートのデータの時間を示す第2記録可能時間を算出する第2記録可能時間算出部と、
前記第2記録可能時間と前記第1記録可能時間とに基づいて、前記第2記録可能時間と前記第1記録可能時間との和を示す記録可能時間を算出する記録可能時間算出部と、
前記空き容量が前記閾値以上であると判別された場合、前記記録可能時間を表示する記録可能時間表示部と、
を備えることを特徴とする記録可能時間表示装置。 - 前記空き容量と前記第2のビットレートとに基づいて、前記空き容量の前記記憶部に記録することができる前記第2のビットレートのデータの時間を示す第3記録可能時間を算出する第3記録可能時間算出部と、
前記空き容量が前記閾値未満であると判別された場合、前記第3記録可能時間を表示する第3記録可能時間表示部と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の記録可能時間表示装置。 - 前記生成した第2のビットレートのデータの容量の累積値を算出する第1容量算出部と、
前記生成した第2のビットレートのデータの容量に基づいて、変換後の前記第3のビットレートのデータの容量の累積値を算出する第2容量算出部と、
前記空き容量と、前記算出された前記第2のビットレートのデータの容量の累積値と、前記第3のビットレートのデータの容量の累積値とに基づいて、変換後の前記記憶部の空き容量を算出する変換後空き容量算出部と、をさらに備え、
前記判別部は、
前記算出された変換後の前記記憶部の空き容量が所定の閾値より大きいか否かを判別し、
前記第2記録可能時間算出部は、
前記算出された変換後の前記記憶部の空き容量から前記閾値に相当する容量を除いた容量と、前記第3のビットレートに基づいて、前記容量の前記記憶部に記録することができる前記第3のビットレートのデータの時間を示す前記第2記録可能時間を算出する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の記録可能時間表示装置。 - 前記第1のビットレートのデータと前記第3のビットレートのデータは、音声データであり、
前記第2のビットレートのデータは、映像/音声データである、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録可能時間表示装置。 - データを記憶する記憶部と、
第1の音声信号を記録するときに、前記第1の音声信号と映像信号とを含む映像/音声信号を生成して前記記憶部に記録する記録部と、
前記映像/音声信号を所定のタイミングで第2の音声信号に変換する変換部と、
前記記憶部の空き容量を取得する取得部と、
前記空き容量が所定の閾値より大きいか否かを判別する判別部と、
前記閾値と前記映像/音声信号のビットレートとに基づいて、前記閾値に相当する容量の前記記憶部に記録することができる前記映像/音声信号の時間を示す映像信号記録可能時間を算出する映像信号記録可能時間算出部と、
前記空き容量から前記閾値に相当する容量を除いた容量と前記第2の音声信号のビットレートに基づいて、前記容量の前記記憶部に記録することができる前記第2の音声信号の時間を示す音声信号記録可能時間を算出する音声信号記録可能時間算出部と、
前記映像信号記録可能時間と前記音声信号記録可能時間とに基づいて、前記映像信号記録可能時間と前記音声信号記録可能時間との和を示す記録可能時間を算出する記録可能時間算出部と、
前記空き容量が前記閾値以上であると判別された場合、前記記録可能時間を表示する記録可能時間表示部と、
を備えることを特徴とする記録可能時間表示装置。 - 第1のビットレートのデータを記録するときに、前記第1のビットレートより高い第2のビットレートのデータを生成して記憶部に記録する記録工程と、
前記第2のビットレートのデータを、所定のタイミングで、前記第2のビットレートより低い第3のビットレートのデータに変換する変換工程と、
前記記憶部の空き容量を取得する取得工程と、
前記空き容量が所定の閾値より大きいか否かを判別する判別工程と、
前記閾値と前記第2のビットレートとに基づいて、前記閾値に相当する容量の前記記憶部に記録することができる前記第2のビットレートのデータの時間を示す第1記録可能時間を算出する第1記録可能時間算出工程と、
前記空き容量から前記閾値に相当する容量を除いた容量と前記第3のビットレートとに基づいて、前記容量の前記記憶部に記録することができる前記第3のビットレートのデータの時間を示す第2記録可能時間を算出する第2記録可能時間算出工程と、
前記第2記録可能時間と前記第1記録可能時間とに基づいて、前記第2記録可能時間と前記第1記録可能時間との和を示す記録可能時間を算出する記録可能時間算出工程と、
前記空き容量が前記閾値以上であると判別された場合、前記記録可能時間を表示する記録可能時間表示工程と、
を備えることを特徴とする記録可能時間表示方法。 - コンピュータに、
第1のビットレートのデータを記録するときに、前記第1のビットレートより高い第2のビットレートのデータを生成して記憶部に記録する記録手順と、
前記第2のビットレートのデータを、所定のタイミングで、前記第2のビットレートより低い第3のビットレートのデータに変換する変換手順と、
前記記憶部の空き容量を取得する取得手順と、
前記空き容量が所定の閾値より大きいか否かを判別する判別手順と、
前記閾値と前記第2のビットレートとに基づいて、前記閾値に相当する容量の前記記憶部に記録することができる前記第2のビットレートのデータの時間を示す第1記録可能時間を算出する第1記録可能時間算出手順と、
前記空き容量から前記閾値に相当する容量を除いた容量と前記第3のビットレートとに基づいて、前記容量の前記記憶部に記録することができる前記第3のビットレートのデータの時間を示す第2記録可能時間を算出する第2記録可能時間算出手順と、
前記第2記録可能時間と前記第1記録可能時間とに基づいて、前記第2記録可能時間と前記第1記録可能時間との和を示す記録可能時間を算出する記録可能時間算出手順と、
前記空き容量が前記閾値以上であると判別された場合、前記記録可能時間を表示する記録可能時間表示手順と、
を実行させることを特徴とするプログラム。
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