JP5646561B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

Description

本発明は、情報処理装置における広告の表示に関する。

近年、グラフィカルユーザインタフェース（ＧＵＩ）や、スマートフォン（「スマホ」とも呼ぶこととする）に代表されるタッチパネル機能付き携帯端末などの普及に伴い、画面表示などユーザとのコミュニケーションの手段としてアイコンの利用が増えている（例えば、特許文献１参照）。

アイコンは、パーソナルコンピュータや携帯端末など情報機器の画面に表示され特定の機能を表す絵記号であり、本出願においては図形などの画像やアニメーション、動画に限らず、文字や記号、これらの結合などでもよい。

特許第２８０３２３６号

アイコンは、プログラム起動用に多く用いられる。例えば、スマホのホーム画面においてウェブブラウザのアイコンをタップすればウェブブラウザが起動する。このようなプログラム起動用のアイコンは、プログラムごとの機能を象徴する意匠が凝らされ多様な外観を持つが、対応するプログラムを起動する以外の用途は存在しなかった。

対して本発明の目的は、プログラム起動用のアイコンを広告に活用することである。

上記の目的をふまえ、本発明の一態様（１）の情報処理装置は、プログラムを起動するために画面に表示されるアイコンの一部分に広告を表示する広告表示手段と、前記広告が表示されている前記一部分が操作されたときに、その広告に対応して予め定められた情報処理の動作を実行する広告実行手段と、前記広告が表示されている前記一部分を除く前記アイコンの部分が操作されたときに、前記プログラムを起動する起動手段と、を備えたことを特徴とする。

本発明の他の態様（８）である情報処理方法は、上記態様を方法のカテゴリで捉えたもので、プログラムを起動するために画面に表示されるアイコンの一部分に広告を表示する広告表示処理と、前記広告が表示されている前記一部分が操作されたときに、その広告に対応して予め定められた情報処理の動作を実行する広告実行処理と、前記広告が表示されている前記一部分を除く前記アイコンの部分が操作されたときに、前記プログラムを起動する起動処理と、をコンピュータが実行することを特徴とする。

本発明の他の態様（９）であるコンピュータプログラムは、上記態様をコンピュータプログラムのカテゴリで捉えたもので、コンピュータを制御することにより、プログラムを起動するために画面に表示されるアイコンの一部分に広告を表示させ、前記広告が表示されている前記一部分が操作されたときに、その広告に対応して予め定められた情報処理の動作を実行させ、前記広告が表示されている前記一部分を除く前記アイコンの部分が操作されたときに、前記プログラムを起動させることを特徴とする。

本発明の他の態様（２）は、上記いずれかの態様において、前記広告実行手段は、前記広告が表示されている前記一部分が操作されたときに、その広告に対応した前記情報処理の動作として、ウェブブラウザを起動することにより、前記広告に対応付けられているアドレスのウェブページを表示させることを特徴とする。

本発明の他の態様（３）は、上記いずれかの態様において、前記広告実行手段は、前記広告が表示されている前記一部分が操作されたときに、その広告に対応した前記情報処理の動作として、その広告に対応付けられているプログラムを起動することを特徴とする。

本発明の他の態様（４）は、上記いずれかの態様において、前記広告実行手段は、前記広告が表示されている前記一部分が操作されたときに、その広告に対応した前記情報処理の動作として、その広告に対応付けられているプログラムをインストールすることを特徴とする。

本発明の他の態様（５）は、上記いずれかの態様において、前記広告実行手段は、前記アイコンのうち前記広告が表示されている前記一部分が操作されたときに、その広告に対応した前記情報処理の動作として、前記アイコンに対応する前記プログラムを起動し、前記広告に対応付けられているパラメータをそのプログラムに伝達することにより、前記広告に対応付けられているパラメータに基づく前記プログラムによる情報処理の動作を実行することを特徴とする。

本発明の他の態様（６）は、上記いずれかの態様において、前記広告実行手段は、前記アイコンのうち前記広告が表示されている前記一部分が操作されたときに、その広告に対応した前記情報処理の動作として、前記アイコンに対応する情報検索用のプログラムを起動し、前記広告に対応付けられている検索条件をパラメータとしてそのプログラムに伝達することにより、前記広告に対応付けられている対象に関する情報検索結果を出力させることを特徴とする。

本発明の他の態様（７）は、上記いずれかの態様において、前記情報検索用のプログラムは場所を検索して表示する地図プログラムであり、前記広告表示手段は、前記地図プログラムを起動し前記広告に対応付けられている位置情報を含む地図表示物のデータをその地図プログラムに渡して得られる地図表示内容を縮小した画像を、前記アイコンの一部分に広告として表示することを特徴とする。

本発明によれば、プログラム起動用のアイコンを広告に活用することが可能となる。

本発明の実施形態について構成を示す機能ブロック図。 本発明の実施形態における情報（データ）を例示する図。 本発明の実施形態における処理手順を示すフローチャート。 本発明の実施形態における画面表示例を示す図。

次に、本発明を実施するための形態（「実施形態」と呼ぶ）について図に沿って例示する。なお、背景技術や課題などで既に述べた内容と共通の前提事項は適宜省略する。

〔１．構成〕
本実施形態は、図１の構成図に例示するような端末１に関する。この端末１は、コンピュータを備えた情報処理装置で、特にここでは、スマートフォン、携帯電話端末など、コンピュータを備えたモバイル情報端末とする。この端末１は、プログラム起動用のアイコンの一部分に広告を表示するものである。

端末１は、コンピュータの構成として少なくとも、ＣＰＵなどの演算制御部６と、主メモリや補助記憶装置（例えばフラッシュメモリ他）等の記憶装置７と、通信ネットワークＮ（例えば、携帯電話、ＰＨＳ、公衆無線ＬＡＮなどの各種無線通信網、インターネットなど）との通信手段８（例えば、無線通信網との通信回路、無線ＬＡＮアダプタなど）と、基本ソフトウェア９と、を備える。

また、端末１は、上記のようなコンピュータの構成に加え、内蔵の充電池（バッテリー）の充放電を制御する充電池制御部３と、発呼や着呼のほか図示しない受話用スピーカや送話用マイクロホンなどの制御も行う通話制御部４と、ＧＰＳ衛星電波の受信や現在位置の航法計算などを行うＧＰＳ部５と、を備える。また、端末１は、タッチパネル機能付きの液晶や有機ＥＬを用いた入出力手段である表示画面Ｇを備える。

端末１には、コンピュータプログラムであるウェブブラウザＢと、その他の各種のアプリケーションプログラムＡ（Ａ１〜Ａ３。以下「アプリ」や「アプリＡ」などと呼ぶ）がインストールされている。これらプログラムの数はいくつでもよく、プリインストールでもよいし、端末１を入手後にユーザがダウンロード等によりインストールしてもよい。

また、端末１では、図示しないホームアプリや機能モジュール、又は基本ソフトウェア９などを演算制御部６が実行することで、図１に示す各手段などの要素（２０、３０ほか）を実現する。実現される要素のうち情報の記憶手段の態様は自由で、記憶装置７上のファイルなど任意のデータ形式で実現できるほか、ネットワーク・コンピューティング（クラウド）によるリモート記憶などでもよい。図２は、広告記憶手段４５の内容の一例である。

また、記憶手段は、データの格納領域だけでなく、データの入出力や管理などの機能を含んでもよい。また、本出願に示す記憶手段の単位は説明上の便宜によるもので、適宜、構成を分けたり一体化できるほか、明示する記憶手段以外にも、各手段の処理データや処理結果などを記憶する記憶手段を適宜用いるものとする。

なお、図中（例えば図１）の矢印は、データや制御などの流れについて主要な方向を補助的に示すもので、他の流れを否定するものでも、方向の限定を意味するものでもない。例えばある方向のデータ取得の前後に、データ要求や確認応答（ＡＣＫ）が逆方向に発生し得る。

また、記憶手段以外の各手段は、以下に説明するような情報処理の機能・作用（例えば図１）を実現・実行する処理手段であるが、これらは説明のために整理した機能単位であり、実際のハードウェア要素やソフトウェアモジュールとの一致は問わない。

〔２．作用の概要〕
上記のように構成された端末１において、本発明に特に関係する処理手順を図３に示す。まず、広告表示手段２０は、アイコンに表示する広告を広告データとして所定の広告サーバＳからダウンロードし（ステップＳ１１）、プログラムを起動するために画面に表示されるアイコンの一部分に広告を表示する（ステップＳ１２）。例えば、端末の電源投入や画面ロック解除などでホーム画面を表示する度、広告サーバＳへ要求して新たな広告をダウンロードし表示を更新する。図４は、本実施形態において、端末１の表示画面Ｇに複数のアイコンＣ１〜Ｃ４が表示されている状態を示す。

本実施形態におけるアイコン（例えば、破線で示すＣ４）は、広告が表示されるもしくは表示されている一部分である広告部分Ｒ１と、広告部分Ｒ１を除くアイコンの部分である起動部分Ｒ２と、広告を消去しアイコン全体を起動部分にする消去ボタンＲ３と、を備える。図４の例において、例えばアイコンＣ１は、三次元表示アプリＡ１（図１）に対応するもので、アイコンＣ１のうち広告部分Ｒ１には新型車の広告が表示されている。

広告実行手段３０は、アイコンのうち広告部分Ｒ１が操作されたときに（ステップＳ１３：「広告部分」）、その操作された広告に対応して予め定められた情報処理の動作（「広告動作」と呼ぶこととする）を実行する（ステップＳ１５〜Ｓ２３）。また、起動手段４０は、起動部分Ｒ２が操作されたときに（ステップＳ１３：「起動部分」）、アイコンに対応するプログラムを起動する（ステップＳ１４）。

アイコンの操作は、例えば指Ｆによるタップ操作などであるが（図４）、端末の種類や構成によってはマウスによるクリックなど、他の操作でもよい。あるアイコンに表示する広告を別の広告に更新したい場合、基本ソフトウェアの仕様上、アプリを更新しないと広告が更新できない場合は、アプリを更新することで広告を更新してもよい。

〔３．ウェブページへの遷移〕
起動部分の操作に応じて実行される広告動作にはさまざまなバリエーションが考えられる。広告ごとに、広告動作の内容、広告動作に関連するプログラム（「対象プログラム」と呼ぶこととする）やパラメータは、図２に例示するような広告ごとの広告データとして定義され、広告データは広告表示手段２０が広告サーバＳからダウンロードして広告記憶手段４５に記憶させる。

広告データに基づく広告動作の一例は、ウェブブラウザＢを起動することにより、操作された広告に対応付けられているアドレスのウェブページを表示させることである（ステップＳ１５、Ｓ１６）。表示させるウェブページは、例えば、広告の対象となっている商品、サービス、事業者等のウェブページである。

例えば、図２の広告データの例において、広告ＩＤ「Ａ１２５」の広告については、画像「○○○.gif」を広告部分Ｒ１に表示するが、表示先のアイコンについては無指定（図２中「ａｎｙ」）であり、無指定のアイコンの表示先は、同時に表示すべき他の広告から指定されていないアイコンに適宜割り当てられる。

また、広告部分Ｒ１が操作されると広告動作として、対象プログラム「端末標準ブラウザ」による広告動作「ウェブページ遷移」が、ＵＲＬ「http://○○shop・・・」をパラメータとして実行される。図２の広告データに例示する「表示先」のアイコンや対象プログラムについては、それら表示先のアイコンや対象プログラムやその種別ごとに、料金を定めて広告事業者が手作業で決定してもよいが、それら表示先のアイコンや対象プログラムやその種別ごとに、広告主から競争入札を受け付け入札金額の高い広告から順に該当のアイコンに割り当て又は配信してもよい。

〔４．プログラムのインストール〕
広告動作の他の例は、操作された広告に対応付けられているプログラムをインストールすることである（ステップＳ１７〜Ｓ１９）。

図２の広告ＩＤ「Ｌ５５３」の広告の場合、画像「□□□.swf」を広告部分Ｒ１に表示し、広告部分Ｒ１が操作されると広告動作として（ステップＳ１７：「ＹＥＳ」）、対象プログラム「××ゲーム.apk」について、端末１に未インストールの場合は（ステップＳ１８：「ＮＯ」）、例えば提供元サーバＤからダウンロードしてインストールされる（ステップＳ１９）。

また、パラメータとして、その対象プログラムが既存、すなわち端末１に既にインストール済であれば（ステップＳ１８：「ＹＥＳ」）、その対象プログラムが起動する（ステップＳ２０、Ｓ２１）ことが指定されている。

プログラムのデモ版をインストールし、料金支払いなどの条件を満たせばフル機能版にバージョンアップ可能としてもよい。また、広告を表示しようとする時点で、広告表示手段２０が、その広告の広告動作でインストールの対象となっている対象プログラムが端末１に既にインストール済かを、対象プログラムの起動を試み又は対象プログラムに特有のディレクトリへのアクセスを試みるなどして検出し、インストール済の場合は他の広告を広告サーバＳからダウンロードするなどして表示するようにしてもよく、そのようにすれば広告の無駄を削減できる。

〔５．プログラムの起動〕
上記では、インストールしようとしたプログラムがインストール済の場合に、インストールに代えてそのプログラムを起動する例を示したが、広告動作として、インストールとは関係なく端末１内のプログラムを起動してもよい。すなわち、広告動作の他の例は、その端末１に既にインストールされているプログラムであって、操作された広告に対応付けられているプログラムを起動することである（ステップＳ２０、Ｓ２１）。

例えば、ネットワークゲームのクライアントプログラムをインストールしているが、しばらく利用していないユーザを、端末の識別情報とネットワークゲームのサーバ側ログとの照合などで識別し、そのようなユーザにそのプログラムを再び利用してもらうプロモーションとして、そのプログラムのアイコンの広告部分Ｒ１において広告の画像で新機能やボーナス特典などを案内し、広告部分Ｒ１が操作されれば、そのプログラムを起動するなどである。

この種の広告では、表示先とするアイコンの条件を、図２の広告ＩＤ「Ｌ５５３」に示すように「種別：ゲーム」のようにアイコンに対応するプログラムの種別すなわちカテゴリやジャンルで指定することが考えられる。広告部分Ｒ１の操作に応じて起動するプログラムは、起動部分Ｒ２の操作に応じて起動するプログラムすなわちアイコンに対応するプログラムとは異なるプログラムを想定するが、同じプログラムでもよい。

〔６．パラメータ付起動〕
また、広告動作の他の例は、プログラムを単に起動するだけでなく、広告に応じて設定されている内容の情報処理をさせることであり、この広告動作を図３では「パラメータ付起動」と表す（ステップＳ２２：「ＹＥＳ」）。

この場合、広告実行手段３０は広告動作として、広告部分が操作されたアイコンに対応するプログラムを起動し、広告に対応付けられているパラメータをそのプログラムに伝達することにより（ステップＳ２３）、広告に対応付けられているパラメータに基づくプログラムによる情報処理の動作を実行する。

例えば、三次元表示アプリＡ１（図１）に対応するアイコンＣ１（図４）の広告部分Ｒ１には新型車の広告を表示し、操作に応じたパラメータとして、その新型車の三次元形状を表すファイルのＵＲＬを用いて、そのアイコンＣ１に対応する三次元表示アプリＡ１に、広告対象となっている新型車の三次元画像を画面表示させるなどである。

〔７．情報検索の例〕
上記のように起動するプログラムやパラメータは、ショッピングや地図検索など情報検索用のものであってもよい。この場合、広告実行手段３０は広告動作として、広告部分が操作されたアイコンに対応する情報検索用のプログラムを起動し、広告に対応付けられている検索条件をパラメータとしてそのプログラムに伝達することにより、広告に対応付けられている対象に関する情報検索結果を出力させる。

検索条件としては、例えば、ショッピング用のプログラム（例えば、図１に示すショッピングアプリＡ３など）の場合、ショップ名、商品のメーカー名やブランド名、シリーズ名や型番、男性用や女性用、対象の年代やサイズなどが考えられる。また、地図プログラムの場合、広告の対象とする娯楽施設や店舗などの名称、住所などが考えられる。

〔８．縮小画像の利用例〕
特に、ここでいう情報検索用のプログラムが場所を検索して表示する地図プログラム（例えば、図１に示す地図検索アプリＡ２であり愛称「Ｙ！マップ」と仮定する」）である場合、広告実行手段３０は、その地図プログラムを起動し広告に対応付けられている位置情報を含む地図表示物のデータをその地図プログラムに渡して得られる地図表示内容を縮小した画像を、アイコンの一部分に広告として表示させてもよい。

例えば、図２に例示する広告ＩＤ「Ｒ７８１」の広告は、図４に示すアイコンＣ２の広告部分Ｒ１に表示されるが、この広告に含まれる地図は、予め広告の画像に含まれるものではなく、次のように得て表示する。まず、広告を表示する際に広告実行手段３０が、アイコンＣ２に対応する地図検索アプリＡ２（Ｙ！マップ）をバックグラウンドで動作するよう起動させる。

そして、広告実行手段３０は、広告に対応付けられている位置情報を含む地図表示物のデータをその地図プログラムに渡して地図表示内容を生成させ、その地図表示内容を縮小した画像を得て、「○○開催中」などの文字を含む画像と組み合わせてアイコンＣ２の広告部分Ｒ１に表示する。

なお、上記の「位置情報を含む地図表示物のデータ」とは、位置情報の他に、その位置に組み込むべき企業ロゴやアピール内容としたい画像や文字列を含んでもよい趣旨であるが、含まなくてもよい。また、位置情報について、緯度経度や住所等の位置座標なら、そのまま地図表示に利用でき、「△△ショップ××店」といった店舗などの施設名なら、その文字列によるウェブ検索や地図検索を行ってその結果に含まれる経度緯度や住所などを地図表示に利用できる。

また、チェーン店舗の本社、フランチャイザーや本部などが広告主で、広告の対象としたいチェーン店舗など施設の候補が複数存在する場合、ＧＰＳなどで端末１の現在位置を測位し、測位した現在位置から最寄りの施設を前記候補から特定し、その施設を対象として地図検索または乗換案内等の経路探索を所定のプログラムに行わせもしくは検索させた結果の一部や縮小画像をアイコンの一部分において広告として又は広告に組み込んで表示してもよい。そうすればユーザに最寄りの施設を効果的にアピールできる。

〔９．効果〕
以上のように、本実施形態では、情報処理装置である端末１に画面表示されるプログラム起動用のアイコンの一部分に広告を表示し（例えば図４）その部分を操作すれば広告に応じた内容の動作を実行するが、残る部分を操作すれば本来のプログラムを起動することにより、プログラム起動用アイコンを、その本来の機能を妨げることなく広告に活用することができる。

特に、本実施形態では、アイコンのうち広告の部分を操作するとその広告に対応したウェブページをブラウザで表示することにより（例えば図３のステップＳ１５、Ｓ１６）、アイコンのうち広告の部分で絵柄や文字などで表現した内容に対応する詳細な情報をユーザに提供することができる。

また、本実施形態では、アイコンのうち広告の部分を操作するとその広告に対応するプログラムを起動することにより（ステップＳ２０、Ｓ２１）、情報処理装置にインストール済みで使うのを忘れているプログラムを思い出して使ってもらうなど、広告の趣旨に応じたプログラムの使用促進を図ることができる。

さらに、本実施形態では、アイコンのうち広告の部分を操作するとその広告に対応するプログラムをインストールすることにより（ステップＳ１７〜Ｓ１９）、改めてプログラムを探したりダウンロードやインストールする操作を減らして、ユーザに推薦したいプログラムを容易に試してもらうことができる。

加えて、本実施形態では、アイコンのうち広告の部分を操作すると、アイコンに対応したプログラムを起動し、広告に対応したパラメータをそのプログラムに渡すことにより（ステップＳ２２、Ｓ２３）、広告の趣旨に合った検索結果の表示など、アイコンのプログラムの機能を活用したユーザへの情報提供が可能となる。

ことに、本実施形態では、アイコンのうち広告の部分を操作すると、アイコンに対応した情報検索用のプログラムを起動し、広告に対応した検索条件をパラメータとしてそのプログラムに渡すことにより、広告の趣旨に合った商品、サービス、地図といった検索結果の表示など、アイコンに対応する情報検索用プログラムの機能を活用したユーザへの情報提供が可能となる。

とりわけ、本実施形態では、地図プログラムのアイコンの一部分に表示される広告が、地図プログラムで広告に対応する店舗などを検索した結果画面の縮小となっている（例えば図４のアイコンＣ２における広告部分Ｒ１）。そして、その部分を操作すると、アイコンに対応した地図プログラムを起動し、広告に対応する位置情報と店舗のマークなど地図表示物のデータをその地図プログラムに渡す。

これにより、その地図プログラムの機能を活用して、広告の対象となる店舗などの詳細な地図が表示されるので、広告の趣旨に合った位置情報を含む詳細な情報をユーザへ提供することが可能となる。

〔１０．他の実施形態〕
なお、上記実施形態は例示に過ぎず、本発明は、以下に例示するものやそれ以外の他の実施態様も含むものである。例えば、本発明はスマートフォンや携帯電話端末に限らず、タブレットＰＣ、ノートパソコン、デスクトップパソコンなど他の種類の情報機器にも適用できる。

また、本発明の実現態様として、所謂カスタムデスクトップや、タブレットＰＣなどにおける所謂タイル表示などの技術を用いてもよい。また、アイコン表示自体は基本ソフトウェアなどが行い、本発明に特有の広告表示手段２０や起動手段４０などの機能を、追加機能モジュールとしてもよい。

また、本出願における構成図、データの図、フローチャートなども例示に過ぎず、各要素の有無、その配置や処理実行などの順序、具体的内容などは適宜変更可能である。例えば、広告部分Ｒ１を操作したとき、その広告に予め設定された複数の広告動作の選択肢（例えば、所定のウェブページの表示、アプリのダウンロードなど）をリストなどで表示して選択された広告動作を実行すれば、ユーザの意思が反映され広告効果が改善できる。

また、本出願に示す各態様は、明記しない他のカテゴリ（方法、プログラム、端末を含むシステムなど）としても把握することができる。方法やプログラムのカテゴリについては、装置のカテゴリで示した「手段」を、「処理」や「ステップ」のように適宜読み替えるものとする。また、処理やステップの順序は、本出願に示したものに限定されず、順序の変更や、一部の処理をまとめてもしくは随時一部分ずつ実行する等、変更できる。

また、個々の手段、処理やステップを実現、実行する端末などのコンピュータは共通でもよいし、手段、処理やステップごとにもしくはタイミングごとに異なってもよい。例えば、本発明における端末は、それぞれコンピュータを備えた複数のユニットを結合して一体に利用する情報機器でもよい。また、上記「手段」の全部又は任意の一部を「部」（ユニット、セクション、モジュール等）と読み替えることができる。

また、端末１を構成する個々の手段を実現する態様は自由で、外部のサーバが提供している機能をＡＰＩ（アプリケーション・プログラム・インタフェース）やネットワーク・コンピューティング（いわゆるクラウドなど）で呼び出して実現するなど、本発明の構成は柔軟に変更できる。さらに、本発明に関する手段などの各要素は、コンピュータの演算制御部に限らず物理的な電子回路など他の情報処理機構で実現してもよい。

１ 端末
３ 充電池制御部
４ 通話制御部
５ ＧＰＳ部
６ 演算制御部
７ 記憶装置
８ 通信手段
９ 基本ソフトウェア
２０ 広告表示手段
３０ 広告実行手段
４０ 起動手段
４５ 広告記憶手段
Ａ（Ａ１〜Ａ３） アプリ
Ｂ ウェブブラウザ
Ｃ１〜Ｃ４ アイコン
Ｄ 提供元サーバ
Ｆ 指
Ｇ 表示画面
Ｎ 通信ネットワーク
Ｒ１ 広告部分
Ｒ２ 起動部分
Ｒ３ 消去ボタン
Ｓ 広告サーバ

Claims (9)

1. ホーム画面を表示する度に、所定の広告サーバから広告をダウンロードし、プログラムを起動するために画面に表示されるアイコンの一部分に前記広告を表示する広告表示手段と、
   前記広告が表示されている前記一部分が操作されたときに、その広告に対応して予め定められた情報処理の動作を実行する広告実行手段と、
   前記広告が表示されている前記一部分を除く前記アイコンの部分が操作されたときに、前記プログラムを起動する起動手段と、
   を備えたことを特徴とする情報処理装置。
2. プログラムを起動するために画面に表示されるアイコンの一部分に広告を表示する広告表示手段と、
   前記広告が表示されている前記一部分が操作されたときに、その広告に対応して予め定められた情報処理の動作として、その広告に対応付けられているプログラムをインストールすることを実行する広告実行手段と、
   前記広告が表示されている前記一部分を除く前記アイコンの部分が操作されたときに、前記プログラムを起動する起動手段と、
   を備えたことを特徴とする情報処理装置。
3. プログラムを起動するために画面に表示されるアイコンの一部分に広告を表示する広告表示手段と、
   前記広告が表示されている前記一部分が操作されたときに、その広告に対応して予め定められた情報処理の動作として、前記アイコンに対応する前記プログラムを起動し、前記広告に対応付けられているパラメータをそのプログラムに伝達することにより、前記広告に対応付けられているパラメータに基づく前記プログラムによる情報処理の動作を実行する広告実行手段と、
   前記広告が表示されている前記一部分を除く前記アイコンの部分が操作されたときに、前記プログラムを起動する起動手段と、
   を備えたことを特徴とする情報処理装置。
4. 前記広告実行手段は、前記広告が表示されている前記一部分が操作されたときに、その広告に対応した前記情報処理の動作として、ウェブブラウザを起動することにより、前記広告に対応付けられているアドレスのウェブページを表示させることを特徴とする請求項１から３記載のいずれか一項に情報処理装置。
5. 前記広告実行手段は、前記広告が表示されている前記一部分が操作されたときに、その広告に対応した前記情報処理の動作として、その広告に対応付けられているプログラムを起動することを特徴とする請求項１から４のいずれか一項に記載の情報処理装置。
6. 前記広告実行手段は、前記アイコンのうち前記広告が表示されている前記一部分が操作されたときに、その広告に対応した前記情報処理の動作として、前記アイコンに対応する情報検索用のプログラムを起動し、前記広告に対応付けられている検索条件をパラメータとしてそのプログラムに伝達することにより、前記広告に対応付けられている対象に関する情報検索結果を出力させることを特徴とする請求項１から５のいずれか一項に記載の情報処理装置。
7. 前記情報検索用のプログラムは場所を検索して表示する地図プログラムであり、
   前記広告表示手段は、前記地図プログラムを起動し前記広告に対応付けられている位置情報を含む地図表示物のデータをその地図プログラムに渡して得られる地図表示内容を縮小した画像を、前記アイコンの一部分に広告として表示する
   ことを特徴とする請求項６記載の情報処理装置。
8. ホーム画面を表示する度に、所定の広告サーバから広告をダウンロードし、プログラムを起動するために画面に表示されるアイコンの一部分に前記広告を表示する広告表示処理と、
   前記広告が表示されている前記一部分が操作されたときに、その広告に対応して予め定められた情報処理の動作を実行する広告実行処理と、
   前記広告が表示されている前記一部分を除く前記アイコンの部分が操作されたときに、前記プログラムを起動する起動処理と、
   をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
9. コンピュータを制御することにより、
   ホーム画面を表示する度に、所定の広告サーバから広告をダウンロードし、プログラムを起動するために画面に表示されるアイコンの一部分に前記広告を表示させ、
   前記広告が表示されている前記一部分が操作されたときに、その広告に対応して予め定められた情報処理の動作を実行させ、
   前記広告が表示されている前記一部分を除く前記アイコンの部分が操作されたときに、前記プログラムを起動させる
   ことを特徴とするコンピュータプログラム。

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