JP5646272B2 - 画像再構成処理方法及びx線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

画像再構成処理方法及びx線コンピュータ断層撮影装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、画像再構成処理方法及びX線コンピュータ断層撮影装置に関する。
X線コンピュータ断層撮影装置において、X線検出器は、数十年間に亘って変化し続けてきた。2次元状の投影データを収集する目的のため、X線検出器は、列と行とにおいて規定される2次元において複数のX線検出素子を有している。典型的には、X線検出素子の電気信号は、X線検出素子列毎に繰り返し読み出される。読み出しには、時間遅延、換言すればタイムラグとなる既知の時間量を必要とする。繰り返される読み出しにかかわらず、より広範囲のスキャン領域をカバーするためにX線検出素子列数が増加し続けているため、時間遅延は、無視できないほどにX線検出器全体に亘って蓄積してしまっている。
特に、被検体の広範囲をスキャンするために、X線検出素子列数は、数年間に亘って16列から320列にまで劇的に増加している。例えば、東芝のAquilion_ONE(登録商標)は、現在、320列のX線検出器を搭載し、160mmの被検体領域をカバーし、0.35秒で被検体回りを1回転している。また、ガントリの回転速度も向上している。X線検出素子列数の拡張と高回転速度との両方は、X線検出器の検出効率の改善を要求している。
X線検出器の列数の増加とともに、検出速度は、X線検出器が高速度回転するにつれ重要な因子になる。これは、投影データが検出遅延に伴う誤差を含まないように、X線検出器が最小時間遅延量で入力を検出しなければならないからである。究極的には、画像は、上記の投影データから再構成されるべきである。データ収集システム(DAS)における時間遅延が各X線検出素子列について典型的には3マイクロ秒から6マイクロ秒までである。従って、全列数が16列未満の場合、時間遅延は、再構成画像上において顕著なアーチファクトを発生しない。一方、このような時間遅延アーチファクトは、X線検出素子列数が例えば16列のような所定数以上の場合、顕著になりうる。例えば、3マイクロ秒の時間遅延で320列が用いられている極端な場合、各X線検出素子列が信号を出力し、最後の列、すなわち320番目の列が920マイクロ秒の時間遅延を有するというように、検出遅延は、悪化する。
上述の検出遅延が収集方法や再構成アルゴリズムのような他の要因と組み合わさった場合、アーチファクトは、さらに重大な問題となる。組み合わせの1つの例は、Katsevichタイプの「厳密な再構成」のようなアルゴリズムを用いてヘリカル投影データに再構成が実行される場合、検出遅延がアーチファクトに寄与する。組み合わせの他の例は、X線検出素子列数が比較的少ない場合でも、アーチファクトは、フライング焦点(FFS:flying focal spot)のもとでの再構成において重大になる。
上記の問題の解決案の1つは、X線検出器の応答特性を改善することである。このアプローチは、追加のハードウェアコストを掛けて追及されたが、追加コストは現実的ではない。さらに、このアプローチは、X線検出器もスキャン中に高速で動くため、完全にはなりえない。このように、ハードウェアの追加による解決案を用いることなくDASタイムラグに起因するアーチファクトを低減することによる画質向上が望まれている。
目的は、DASタイムラグに起因するアーチファクトを低減することによる画質向上を可能とする画像再構成処理方法及びX線コンピュータ断層撮影装置を提供することにある。
本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、X線を発生するX線管と、前記X線管から発生され被検体を透過したX線を検出し、前記検出されたX線に応じた電流信号を発生する複数のX線検出素子を有するX線検出器と、前記X線管と前記X線検出器とを回転軸回りに回転可能に支持するフレームと、前記複数のX線検出素子の各々からX線検出素子列毎の読み出し時間遅延を伴って電気信号を読み出し、前記読み出された電気信号を投影データに変換するデータ収集回路と、前記投影データに基づいて前記被検体に関する再構成画像を発生する再構成部と、を具備し、前記再構成部は、前記再構成画像を構成する複数の画素の各々について、前記投影データから逆投影座標を決定し、FOVの原点とX線管との間の距離と、当該X線管と前記FOV内の再構成画素との間の距離と、回転パラメータとに基づいて前記逆投影座標についての補正項を決定し、前記補正項を前記逆投影座標に適用し、補正された逆投影座標を発生し、前記補正された逆投影座標を有する投影データに基づいて画素値を決定する、ことを特徴とする。
本実施形態に係るマルチスライスタイプのX線コンピュータ断層撮影装置の構成例を示す図。 本実施形態に係る画像再構成処理方法の典型的な流れを示す図。 図2の画像再構成処理方法における逆投影法を示す図。 図3Aの逆投影法を用いた逆投影座標を示す図。 DASタイムラグにより生じる誤差を示す図。 0マイクロ秒のDASタイムラグを有するシミュレーションデータからの画像を示す図。 6マイクロ秒のDASタイムラグを有するシミュレーションデータからDASタイムラグ補正無しで再構成された画像を示す図。 6マイクロ秒のDASタイムラグを有するシミュレーションデータからDASタイムラグ補正有りで再構成された画像を示す図。 6マイクロ秒のDASタイムラグを有する実データからDASタイムラグ補正無しで再構成された画像を示す図。 6マイクロ秒のDASタイムラグを有する実データからDASタイムラグ補正有りで再構成された画像を示す図。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わる画像再構成処理方法及びX線コンピュータ断層撮影装置を説明する。
図1は、本実施形態に係るマルチスライスタイプのX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す図である。X線コンピュータ断層撮影装置は、ガントリ100を有している。図1のガントリ100は、側方から示されている。ガントリ100は、X線管101と多列又は2次元アレイタイプのX線検出器103とを有している。X線管101とX線検出器103とは、被検体Sを挟んで対向するように環状のフレーム102に搭載され、回転軸RA回りに回転可能にフレーム102に支持されている。回転部107は、被検体Sが回転軸RAに沿って移動されている間、例えば0.4秒/回転のような高速度でフレーム102を回転する。
本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、高電圧発生部109を有している。高電圧発生部109は、管電圧をスリップリング108を介してX線管101に印加し、X線管101にX線を発生させる。X線は、被検体に向けて放射される。図1において被検体の断面領域が円で示されている。X線検出器103は、被検体Sを挟んでX線管101に対向する位置に配置され、被検体Sを透過したX線を検出し、検出されたX線に応じた電気信号(電流信号)を発生する。
X線検出器103は、2次元状に配列された複数のX線検出素子を有している。具体的には、X線検出器103は、回転軸RAに沿って複数のX線検出素子列を有している。各X線検出素子列は、回転軸RAの直交する弓形の軸に沿って配列された複数のX線検出素子を有している。複数のX線検出素子列の配列軸は、セグメント軸と呼ばれている。各X線検出素子列に含まれる複数のX線検出素子の配列軸は、チャンネル軸と呼ばれている。各X線検出素子の電気信号は、3マイクロ秒から6マイクロ秒までの既定の時間量又は既定のタイムラグでX線検出素子列毎に繰り返し読み出される。このように、X線検出素子から電気信号が時間遅延を伴って読み出され、また、回転中の回転フレーム102にX線検出器103が搭載されている。従って、読み出された電気信号は、被検体SとX線管101とに関して対応する検出位置において、幾何学的に完全な時間一致をしない。すなわち、同一の幾何学的位置に関する投影データであっても、異なるX線検出素子列からの投影データは、同一時間に収集されない。
上述の時間遅延を説明するため、第1X線検出素子列と第2X線検出素子列とを考える。電気信号が第1X線検出素子列から読み出されている間、X線検出器103は、フレーム102の回転に伴って位置を変化させる。第2X線検出素子(すなわち、第1X線検出素子列に隣接するX線検出素子列)が電気信号を発生し出力する時間までに、第2X線検出素子列は、第1X線検出素子列から電気信号が読み出された時点における第2X線検出素子列の位置から既に離れている。このように、第2X線検出素子列は、実際には、第1X線検出素子列の位置に隣接する位置に精密には対応していない電気信号を発生し出力する。
図1に示すように、X線コンピュータ断層撮影装置は、X線検出器103により検出された電気信号を処理するための他の装置を有している。データ収集回路、すなわちデータ収集システム(DAS)104は、複数のX線検出素子からX線検出素子列毎に、2列間で略6マイクロ秒の読み出し遅延時間(DASタイムラグ)を伴って電気信号を読み出す。すなわち、DAS104は、各チャンネルについて電流信号を電圧信号に変換し、増幅し、デジタル信号に変換する。デジタル信号は、投影生データと呼ばれている。X線検出器103とDAS104とは、900TPPR(1回転あたりの全投影数)より大きい、900TPPRと1800TPPRとの間、及び900TPPRと3600TPPRとの間に設定されうる既定のTPPRを処理するように構成される。
上記の投影生データは、非接触データ伝送部105を介して前処理部106に送信される。前処理部106は、ガントリ100の外部に設けられたコンソール内に搭載される。前処理部106は、投影生データに感度補正等の前補正を施す。記憶部112は、前処理されたデータを記憶する。このデータは、再構成処理の直前段階におけるデータであり、投影データと呼ばれている。記憶部112は、データ/コンソールバスを介して、システム制御部110、再構成部114、入力部115、表示部116、及びスキャン計画部200に接続されている。スキャン計画部200は、スキャン計画を展開するために、イメージング技術を支援するための機能を有している。
再構成部114は、投影データに基づいて被検体Sに関する再構成画像を発生する。再構成部114は、様々なソフトウェアやハードウェア構成機器を含んでいる。再構成部114は、X線検出器103からの読み出し信号の幾何学的に不正確な位置を実質的に低減するために、座標補正技術を利用して逆投影座標を補正する。典型的には、再構成部114は、逆投影処理中、幾何学的な不一致を補正するために投影データに処理を施す。
図2は、再構成部114により行われる投影データからの画像再構成処理の典型的な流れを示す図である。収集された投影データについて、ガントリ100とX線検出器103との回転パラメータが既知であるとする。例えば、1回転に0.5秒かかり、X線検出器103が列毎に6マイクロ秒のDASタイムラグを有しているとする。収集された投影データは、X線検出素子列毎に(換言すれば、セグメント毎に)構築される。ステップS20において再構成部114は、再構成中、逆投影座標γ(x,β)と逆投影座標ν(x,β)とを決定する。逆投影方程式は、後述される。ステップS20において逆投影座標γ(x,β)と逆投影座標ν(x,β)とは、一般的な方法を利用して決定される。
図3Aは、逆投影法を説明するための図である。X線検出器103は、上述のように、セグメント軸とチャンネル軸とを有する。セグメント軸は、列軸として知られている。チャンネル軸は、行軸として知られている。X線管101は、X線管101とX線検出器103とが矢印で示されるX線管軌跡に沿って回転している間、FOVを挟んでX線検出器103に対向して配置されている。線Rは、FOVの原点とX線管101との間の距離を示す。線Lは、X線管101とFOV内の再構成画素xとの間の距離を示す。線Rと線Lとは、X線管101において角γを形成する。
図3Bは、図3Aを上から見た場合における、図3Aの幾何学的配置を示す。文字yは、X線管101の位置を示す。文字xは、FOV内の再構成画素xの位置を示す。矢印nは、法線ベクトルを示す。文字hと文字dとはそれぞれ、三角形の一辺を示す。ここで、h=x・nであり、d=x・nである。
図3Aと図3Bとに示されるように、逆投影座標γ(x,β)は以下のように規定される。ここで、再構成画素xは(x,x,x)により表わされ、画素xの円筒座標は(γ,φ,z)により表わされ、z=xであるとする。画素xのX線検出素子座標は(ν,γ)により示され、νはX線検出素子列座標、γはX線検出素子角座標を示す。X線検出素子列座標νは、X線検出素子列(セグメント)に対応する逆投影座標である。X線検出素子角座標γは、X線検出素子行(チャンネル)に対応する逆投影座標である。X線管軌跡yはy=(Rcosβ,Rsinβ,Hβ/2π)により表される。法線ベクトルnは、n=(sinβ,−cosβ)により表される。nは、n=(cosβ,sinβ)により表される。X線管101と画素xとの間の距離Lは、以下の(1)式により表される。
Figure 0005646272
典型的には、逆投影座標を決定するための逆投影方程式は、以下の(2)式又は(3)式と(5)式とにより決定される。なおh=x・nであり、d=x・nである。また、h´=d、d´=−hである。また、R−d=Lcosγである。また、z=xであり、zβ=Hβ/2πである。
Figure 0005646272
図4は、ガントリ100の回転とDASタイムラグとのため、セグメントは、いくらかの誤差又はずれδだけシフトする。βは仮のX線管位置であり、β+δは真のX線管位置であるとする。仮のレイ3は、ビューβにおいて、画素xを通過し、仮のX線検出器位置4に交差する。一方、真のレイ1は、同じ画素xを通過し、真のX線検出器位置2に交差する。さらに、対応する点線に関して、仮のレイ3の角座標はγであり、真のレイ1の角座標はγδである。仮のX線管位置βから画素xまでの距離は、L(x,β)により示される。
図4に示すように、ガントリ100の回転と既知のDASタイムラグとのため、セグメントは、いくらかの誤差又は量δだけシフトする。図2に示すように、シフト量δは、典型的には、再構成処理中において特定の再構成アルゴリズムの前において、ステップS40において決定される。シフト量δは、以下に示すように、逆投影処理中に決定される。各列kは、k=0からk=Nrow−1までの範囲に及び、既知の時間遅延ksで読み出される。これは、各列kは、列k−1に関して追加の角度オフセットsを有し、それ故に、逆投影座標は、調整されなければならないことを意味する。遅延補正項は、ステップS40において決定され、以下に示すように、1次テイラー級数を利用して近似される。
γδ=γ(x,β+δ)=γ(x,β)+δγ´(x,β)
νδ=ν(x,β+δ)=ν(x,β)+δν´(x,β)
再構成部114は、xを一定として、βに関して微分γ´(x,β)と微分ν´(x,β)とを算出する。角度シフトδは、以下の(6)式により決定される。ここでkはX線検出素子列数であり、k=0,・・・,Nrow−1である。
Figure 0005646272
例えば、回転時間(RotTime)は0.5秒であり、DASタイムラグ(DasLagTime)は6マイクロ秒である。我々は、以下の式を得る。
Figure 0005646272
これら方程式に基づいて再構成部114は、ステップS60において、以下の(7)式及び(8)式でそれぞれ表される近似的に遅延補正された逆投影座標を算出する。
Figure 0005646272
なお、(7)式の右辺の第2項は、逆投影座標のX線検出素子列座標γ(x,β)についての遅延補正項である。この遅延補正項は、ステップS40において決定される。ステップS60において再構成部114は、この遅延補正項をX線検出素子列座標γ(x,β)に適用する、すなわち、加算することにより、補正されたX線検出素子列座標γ(x,β+δ)を算出する。同様に、(8)式の右辺の第2項は、逆投影座標のX線検出素子角座標ν(x,β)についての遅延補正項である。この遅延補正項は、ステップS40において決定される。ステップS60において再構成部114は、この遅延補正項をX線検出素子角座標ν(x,β)に適用する、すなわち、加算することにより、補正されたX線検出素子角座標ν(x,β+δ)を算出する。X線検出素子角座標ν(x,β)とX線検出素子角座標ν(x,β+δ)とは、補正された逆投影座標を規定する。
ステップS80において再構成部114は、上述の補正された逆投影座標を有する投影データに基づいて画素xの画素値を決定する。ステップS20からステップS80までの処理は、画素毎に繰り返し算出される。ステップS100において画素値が決定されていない画素があると判断された場合、画素を変更して再びステップS20を開始する。ステップS100において全画素の画素値が決定されたと判断された場合、処理が終了する。これにより画像が再構成される。
前述したように、DASタイムラグに起因するアーチファクトは、ある再構成条件の使用下において強調される。このような再構成条件の一つは、Katsevichタイプの「厳密な再構成」の使用を含んでいる。これは、急峻な境界(内側において値“1”、外側において値“0”)を有するPI―ウィンドウ(すなわち、Tam―Danielsonウィンドウ)をX線検出器上で使用する。幾何学的な誤配置(ミスアラインメント)の場合、急峻なウィンドウ境界は、典型的には、有害なアーチファクトを発生する。換言すれば、「厳密な再構成」は、幾何学的な誤配置にとても敏感である。DASが幾何学的な不正確性を有しているので、「厳密な再構成」は、DASタイムラグにとても敏感である。一方、他の近似再構成法は、データ平均化(data averaging)を適用するので、誤配置に対してより安定している。しかし、これら近似再構成法は、コーンビームアーチファクトに対してより影響されやすい。「厳密な再構成」は、完全データを仮定しており、データ平均化することなしに、各測定を一回のみ利用する。従って、「厳密な再構成」は、X線投影データにおいて、より幾何学的な不正確性を有している。
それに加え、上記の有害な効果は、他の要因と組み合わさってより強調される。投影データの収集中、X線検出器のヘリカル動作は、上記の誤配置を引き起こしやすい。X線検出器の円軌道動作は、ヘリカル動作に比して誤配置を引き起こしにくい。しかしながら、円軌道動作であっても、X線検出素子列数は、DASタイムラグに起因するアーチファクトを引き起こす主要因であり続ける。上記の理由のため、DASタイムラグに起因するアーチファクトは、320列のような多列のX線検出器により収集されたヘリカル投影データにおいてより強調される。
図5A、5B、及び5Cは、本実施形態に係る、フライング焦点無しの再構成アルゴリズムを利用したDASタイムラグ補正法による結果を示す図である。DASタイムラグは、セグメント毎の時間遅延に対応する量のガントリ回転オフセットのもとでシミュレートされている。タイムラグ補正の効果を検証するため、1ビューあたり64マイクロビューが発生され、各セグメント時間遅延あたり1ビューが発生される。全マイクロビュー数は、165,184(2581ビュー×64マイクロビュー)である。上記のマイクロビューに基づいて、時間遅延ビューは、正確なセグメント列を抽出し、マイクロビュー全体に亘って時間積分すること無しに、対応する単一のフルビューに結合することによって、64マイクロビューから構築される。セグメント依存のDASタイムラグは、再構成画像において回転誤差を引き起こす。
上記のシミュレーションのため、マイクロビューは、特定の時点における全X線検出素子列からの投影に規定される。実際の系において、データは、電子機器がX線粒子による電荷を統合することによる時間積分により得られる。シミュレーションにおいて、マイクロビューは、ある時間期間内において繰り返し発生される。このある時間期間内に繰り返し発生された複数のマイクロビューは、フルビューを得るために平均化される。DASタイムラグを考慮することによって、マイクロビューは、DASタイムラグの効果を再生成するために、セグメント毎に平均化される。
シミュレーションデータの他の特性は、以下のパラメータを含む。Nseg(セグメント数すなわちX線検出素子列数)=64。CS=26.5mm/rev。mm/revPitch(1回転ピッチあたりのミリメートル)=53seg/rev。w(幅)=0.5mm。μCh(X線検出器素子毎のマイクロチャンネル数)=5。μSeg(X線検出器素子毎のマイクロセグメント数=3。μSrc(マイクロソース数)=1。Trotation(1回転あたりの時間)=0.5s。Delay(X線検出素子列毎のセグメント遅延すなわちDASタイムラグ)=6μs。Rot.Offset(回転オフセット)=0.00432°。MaxDelay(DASタイムラグに起因する最大時間遅延)=378μs。MaxRot.Offset(DASタイムラグに起因する最大回転オフセット)=0.272°。VPR=900。TotalViews(全ビュー数)=2580。
図5A、5B、及び5Cを参照しながら、シミュレートされたヘリカル投影データを利用してDASタイムラグ補正の効果を説明する。図5Aは、0マイクロ秒のDASタイムラグを有するシミュレーションデータからKVD―1PI(厳密な再構成)を利用して再構成された画像を示す。図5Aの画像は、全マイクロビューを平均化することにより発生される。図5Bは、6マイクロ秒のDASタイムラグを有するシミュレーションデータからDASタイムラグ補正無しでKVD―1PI(厳密な再構成)を利用して再構成された画像を示す。図5Bの画像は、X線検出素子列毎にマイクロビューを平均化することにより発生される。例えば、処理対象ビューの第1列のデータは、100番から120番までのマイクロビューの第1列のデータを平均化することにより得られる。同様に、処理対象ビューの第2列のデータは、101番から121番までのマイクロビューの第2列のデータを平均化することにより得られ、処理対象ビューの第3列のデータは、102番から122番までのマイクロビューの第3列のデータを平均化することにより得られる。図5Bの画像は、円形の穴を横切るストライプ状のアーチファクトを含んでいる。図5Cは、6マイクロ秒のDASタイムラグを有するシミュレーションデータからDASタイムラグ補正有りでKVD―1PI(厳密な再構成)を利用して再構成された画像を示す。DASタイムラグ補正の結果、図5Cの画像において、ストライプ状のアーチファクトが低減されている。
図6A及び6Bを参照しながら、骨組みにより保持されたワイヤに関する実データに対するDASタイムラグ補正の効果を説明する。図6Aは、6マイクロ秒のDASタイムラグを有する実データからDASタイムラグ補正無しでKVD―1PI(厳密な再構成)を利用して再構成された画像を示す。図6Aの画像は、骨組みの近くに縞や円弧状のアーチファクトを有する。図6Bは、6マイクロ秒のDASタイムラグを有する実データからDASタイムラグ補正有りでKVD―1PI(厳密な再構成)を利用して再構成された画像を示す。DASタイムラグ補正の結果、図6Bの画像において、縞や円弧状のアーチファクトが低減されている。
それに加えて、上記の補正の結果、DASタイムラグは、フライング焦点法との組み合せにおいて補正される。2つのフライング焦点法が考慮されている。ZIw(weighted zero-interlacing)アルゴリズムは、z方向に関するフライング焦点に対して発展され、球体ファントムやコインファントムを用いて評価された。このアルゴリズムは、本来のコーンビームジオメトリ(データはパラレルにリビニングされていない)に対して有利に作用する。一方、画質とz方向の分解能との間にトレードオフが存在する。最大限に画質を良くすれば、ウィンドミルアーチファクトが劇的に低減されるが、z方向の分解能は向上しない。最大限にZ方向の分解能を良くすれば、z方向の分解能は、フライング焦点を利用しない場合に比して約2倍になるが、ウィンドミルアーチファクトが低減されず、さらなるアーチファクトが発生する。
他のフライング焦点法は、xy方向に関するフライング焦点について発展された均衡式フライング焦点(Balanced Flying Focal Spot)アルゴリズムを利用する。均衡式フライング焦点アルゴリズムには、データがリビニング無しに直接的にインタレースされ(組み合わされ)、FOV全体に亘って単一の分解能が得られるという利益がある。均衡式フライング焦点アルゴリズムには、1回転あたり選択された数のビュー(例えば、典型的な東芝ジオメトリの場合、5778や1926、1156、825)についてのみ作用するという不利益がある。このため、1回転あたりのビュー数が1800のような最適値に収束する場合、xy方向の分解能が低減され、モアレアーチファクトが引き起こされる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100…ガントリ、101…X線管、102…フレーム、103…X線検出器、104…データ収集回路(DAS)、105…非接触データ伝送部、106…前処理部、107…回転部、108…スリップリング、109…高電圧発生部、110…システム制御部、112…記憶部、114…再構成部、115…入力部、116…表示部、117…電流調整部、200…スキャン計画部

Claims (14)

  1. X線検出素子列間の読み出し時間遅延を有する投影データに基づいて再構成画像を発生する画像再構成処理方法において、
    前記再構成画像を構成する複数の画素の各々について、前記読み出し時間遅延を有する投影データから逆投影座標を決定し、
    FOVの原点とX線管との間の距離と、当該X線管と前記FOV内の再構成画素との間の距離と、回転パラメータとに基づいて、前記逆投影座標についての補正項を決定し、
    前記決定された補正項を前記決定された逆投影座標に適用して、補正逆投影座標を算出し、
    前記算出された補正逆投影座標を有する投影データに基づいて画素値を決定する、
    ことを具備する画像再構成処理方法。
  2. 前記逆投影座標は、さらに、X線検出素子列に対応する逆投影座標を含む、請求項1記載の画像再構成処理方法。
  3. 前記逆投影座標は、さらに、X線検出素子行に対応する逆投影座標を含む、請求項1記載の画像再構成処理方法。
  4. 前記補正された逆投影座標は、さらに、X線検出素子列に対応する逆投影座標を含む、請求項1記載の画像再構成処理方法。
  5. 前記補正された逆投影座標は、さらに、X線検出素子行に対応する逆投影座標を含む、請求項1記載の画像再構成処理方法。
  6. 前記再構成画像は、Katsevichタイプの再構成法を利用して画像が再構成される、請求項1記載の画像再構成処理方法。
  7. 前記投影データは、予め設定されたヘリカル軌道を移動している間に収集される、請求項1記載の画像再構成処理方法。
  8. 前記投影データは、フライング焦点法を利用して収集される、請求項1記載の画像再構成処理方法。
  9. X線を発生するX線管と、
    前記X線管から発生され被検体を透過したX線を検出し、前記検出されたX線に応じた電流信号を発生する複数のX線検出素子を有するX線検出器と、
    前記X線管と前記X線検出器とを回転軸回りに回転可能に支持するフレームと、
    前記複数のX線検出素子の各々からX線検出素子列毎の読み出し時間遅延を伴って電気信号を読み出し、前記読み出された電気信号を投影データに変換するデータ収集回路と、
    前記投影データに基づいて前記被検体に関する再構成画像を発生する再構成部と、を具備し、
    前記再構成部は、
    前記再構成画像を構成する複数の画素の各々について、前記投影データから逆投影座標を決定し、FOVの原点とX線管との間の距離と、当該X線管と前記FOV内の再構成画素との間の距離と、回転パラメータとに基づいて前記逆投影座標についての補正項を決定し、前記補正項を前記逆投影座標に適用し、補正された逆投影座標を発生し、前記補正された逆投影座標を有する投影データに基づいて画素値を決定する、
    ことを特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置。
  10. 前記逆投影座標は、さらに、X線検出素子列に対応する逆投影座標とX線検出素子行に対応する逆投影座標とを有する、請求項9記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  11. 前記補正された逆投影座標は、さらに、X線検出素子列に対応する逆投影座標とX線検出素子行に対応する逆投影座標とを有する、請求項9記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  12. 前記再構成部は、さらに、Katsevichタイプの再構成法を利用して前記再構成画像を発生する、請求項9記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  13. 前記X線検出器は、予め設定されたヘリカル軌道を移動する、請求項9記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  14. 前記投影データは、フライング焦点法を利用して収集される、請求項9記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
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