JP5646197B2 - 車両用格納シート - Google Patents
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Description
一方、図28は車両用格納シートの復帰時の動作を示す模式図である。復帰時においては、収納凹部903内の車両用格納シート900を上方に回転させ(図28(a),(b)参照)、シートクッション902が所定位置に設置されてから、シートバック901を開くことで着座状態になる(図28(c)参照)。
そこで、本発明の課題は、ロック解除機構を迅速に作動させることである。
シートクッションと、
前記シートクッションに対して折り畳み自在なシートバックと、
前記シートクッションを前後方向にスライド自在に支持するシートスライド機構と、
前記シートクッションが車両フロアの係止部にロックされているロック状態と当該ロックが解除された解除状態とを切り替えるためのロック切り替えレバーと、
前記シートバック及び前記ロック切り替えレバーをリンクするロック用リンク機構とを備え、
前記ロック用リンク機構は、
前記シートバックに連動して回転する連動プレートと、
前記連動プレートと同軸を第一回転軸として、前記シートバックが傾倒される際に回転する前記連動プレートに同期して同方向に回転する連動レバーと、
前記連動レバーの下端部に取り付けられ、当該連動レバーに対して移動自在に取り付けられたキャンセルレバーを備え、
前記ロック切り替えレバーは、起立状態が前記ロック状態であり、傾倒状態が前記解除状態であり、前記起立状態となるように付勢力が付与されていて、
前記シートバックを傾倒する際には、前記連動プレート及び前記連動レバーの回転に伴って前記キャンセルレバーが前記第一回転軸を中心に移動して前記起立状態の前記ロック切り替えレバーの上部に係合すると、
当該キャンセルレバーは前記ロック切り替えレバーを傾倒させながら、前記連動レバーの下端部に対して移動することで前記キャンセルレバーの前記ロック切り替えレバーに対する係合位置と前記第一回転軸との間隔を狭めつつ、前記ロック切り替えレバーを乗り越えると付勢力により前記ロック切り替えレバーが前記起立状態となり、
前記ロック用リンク機構は、
前記連動レバーの下端部に対して前記キャンセルレバーを回転自在に支持する第二回転軸と、
前記キャンセルレバーが所定の位置に移動した際に、当該キャンセルレバーを前記連動プレートの回転方向と同方向に回転させる回転手段とを有することを特徴としている。
前記キャンセルレバーは、前記第二回転軸を中心に互いに反対方向に延出する第一延出片及び第二延出片を有し、
前記回転手段は、前記キャンセルレバーの前記第二延出片の移動経路上に配置されたストッパーであり、
前記シートバックを傾倒する際には、前記連動プレート及び前記連動レバーの回転に伴って前記キャンセルレバーが前記第一回転軸を中心に移動して、前記第一延出片が前記起立状態の前記ロック切り替えレバーの上部に係合すると、前記第二延出片が前記ストッパーにより押されて、前記キャンセルレバーが前記第二回転軸を中心に回転して前記係合位置と前記第一回転軸との間隔を狭めながら、当該キャンセルレバーの移動と回転により前記第一延出片が前記ロック切り替えレバーを傾倒させ、その後前記第一延出片が前記ロック切り替えレバーを乗り越えると付勢力により前記ロック切り替えレバーが前記起立状態となることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の車両用格納シートにおいて、
前記連動プレート及び前記キャンセルレバーは、前記連動レバーの表面上に配置されていることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用格納シートにおいて、
前記ロック切り替えレバーの下端部に設けられて、当該ロック切り替えレバーを回転自在に支持するレバー用回転軸と、
前記ロック切り替えレバーの上端部に設けられることで、前記レバー用回転軸と前記第一回転軸の間に配置され、前記キャンセルレバーが移動に伴って当接するレバー用ピンとを備えることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用格納シートにおいて、
前記ロック切り替えレバーの上部前側には、前方に向かって延出したレバー用延出部が設けられており、
前記レバー用延出部には、前記ロック状態と前記解除状態とを切り替えるため、前方から延びるロック用ケーブルが係止されていることを特徴としている。
また、シートクッションフレーム11の下部には、車両フロアの係止部(図示省略)に係合して、シートクッションフレーム11の浮き上がりを防止するロック機構4が設けられている。このロック機構4が車両フロアの係止部にロックされている状態をロック状態とし、当該ロックが解除された状態を解除状態とする。
ロック切り替えレバー5は、その下端部にレバー用回転軸52が取り付けられていて、上端部にはレバー用ピン53が固定されている。ロック切り替えレバー5の上部前側には、前方に向かって延出したレバー用延出部54が形成されている。このレバー用延出部54には、ロック機構4のロック状態及び解除状態を切り替えるためのロック用ケーブル41が係止されている。ロック用ケーブル41は、常にロック切り替えレバー5を前方へと引っ張る方向に力を付与するようになっている。このロック用ケーブル41からの付勢力によってロック切り替えレバー5は前方へと回転しようとするが、レバー用規制部材51の規制突起511に当接することにより、起立状態を維持することになる。ロック切り替えレバー5が起立状態にあるとき、ロック機構4はロック状態となる。一方、ロック切り替えレバー5が後方へ回転して傾倒状態となると、ロック用ケーブル41が引き出されることになってロック機構4は解除状態となる。
また、ロック用連動レバー62における回転孔622の前方には、第一バネB1の一端部が取り付けられた第一バネ取付部624が形成されている。ロック用連動レバー62における第一バネ取付部624の下方となる位置には、ロック用連動プレート61の爪部611が当接する当接片623が形成されている。ロック用連動レバー62における当接片623の下方には、ロック用キャンセルレバー63が係合する係合部627が形成されている。ロック用連動レバー62の後部には、係合部627と対向する位置に凹部625が形成されている。また、ロック用連動レバー62の下端部にはロック用キャンセルレバー63が第二回転軸626により回転自在に支持されている。第二回転軸626には、第二バネB2の一端部が取り付けられている。第二バネB2の他端部は、当該第二バネB2の付勢力がロック用連動レバー62の下端部を前方に向けて付勢するように、シートクッションフレーム11のフランジ部12に取り付けられている。
なお、ストッパーとしては第二延出片633を係止できるものであれば如何なるものでも良く、ロック用ピン64以外にも例えばフランジ部12から切り起こされた切り起こしが挙げられる。
図5は、スライド用連動プレート71の概略構成を示す説明図である。図4及び図5に示すように、スライド用連動プレート71の下部には、第一回転軸111bが係合する軸孔711が設けられている。この軸孔711の前方には、スライド用キャンセルプレート74に当接する当接片712が形成されている。また、スライド用連動プレート71の下側の外周面は、前側部分の凸曲面713と後側部分の凸曲面714とは、凸曲面713の方が突出するように切欠715を介して連続している。スライド用連動プレート71の略中央には、補助用キャンセルプレート75を軸支するための軸孔716が形成されている。スライド用連動プレート71における軸孔716の後方上部には、補助用キャンセルプレート75を案内するガイド溝717が、軸孔716を中心とした円弧状に形成されている。
図6は、スライド移動レバー72及びスライド用キャンセルレバー73の概略構成を示す説明図である。図4及び図6に示すように、スライド移動レバー72の上部には、第一回転軸111bが係合する軸孔721が設けられている。また、スライド移動レバー72の下端部には、シートスライド機構3を駆動するための駆動ワイヤ31が取り付けられたワイヤ取付部722が設けられている。また、スライド移動レバー72の前側中央には、スライド用キャンセルレバー73を回転自在に支持するための支持部723が前方に向けて延出している。そして、スライド移動レバー72の略中央には、スライド用キャンセルレバー73を案内するガイド溝724が、スライド用キャンセルレバー73の回転軸を中心とした円弧状に形成されている。スライド移動レバー72におけるガイド溝724の上方には、第三バネB3及び第四バネB4のそれぞれの一端部が取り付けられるバネ取付部727が設けられている。
図7は、スライド用キャンセルプレート74の概略構成を示す説明図である。図4及び図7に示すように、スライド用キャンセルプレート74の上部には、第一回転軸111bが係合する軸孔741が設けられている。また、スライド用キャンセルプレート74の上端部には、補助用キャンセルプレート75が係合する凹部742が形成されている。また、スライド用キャンセルプレート74における軸孔741の前方には、第五バネB5の一端部が取り付けられる第五バネ取付部744が設けられている。スライド用キャンセルプレート74における第五バネ取付部744の下方には、前方に向けて突出して、スライド用連動プレート71の当接片712に係合する突出部745が設けられている。これにより、キャンセルプレート74の初期位置を維持するとともにスライド用連動プレート71が回転した際に、当接片712が突出部745に当接して押すことで、スライド用連動プレート71に連動して、スライド用キャンセルプレート74が回転するようになっている。
また、スライド用キャンセルプレート74の下端の外周面は、全体として凸曲面となったカム面746となっている。
図8は、補助用キャンセルプレート75の概略構成を示す説明図である。図4及び図8に示すように補助用キャンセルプレート75の上部には、スライド用連動プレート71のガイド溝717に係合するガイドピン751が取り付けられている。ガイドピン751はガイド溝717を介してフランジ部13側に突出しており、フランジ部13の前側上部に設けられた第一ストッパー131と、フランジ部13の後側上部に設けられた第二ストッパー132に対してそれぞれ当接可能となっている。
また、補助用キャンセルプレート75の略中央部には、スライド用連動プレート71の軸孔716により回動自在に軸視される軸部752が設けられている。補助用キャンセルプレート75における軸部752の前方には、第五バネB5の他端部が取り付けられる第五バネ取付部753が設けられている。そして、補助用キャンセルプレート75の下端部には、スライド用キャンセルプレート74の凹部742に係合する凸部754が設けられている。この凸部754の曲率は、当該凸部754が凹部742内でも動作できるように、凹部742の曲率よりも小さく設定されている。
第四バネB4は、その他端部がフランジ部13の後端部に取り付けられていて、スライド移動レバー72が後方に向かう方向の付勢力を、スライド移動レバー72に付与している。
第五バネB5は、凹部742と凸部754とが前側の外周面同士で当接するように、スライド用キャンセルプレート74及び補助用キャンセルプレート75に付勢力を付与している。
ガイドレール32は、前後方向に沿うように左右一対、車両フロアに設置されている。この一対のガイドレール32には、それぞれロック機構4が設けられている(図1参照)。また、台座33は、ガイドレール32に対してスライド自在に係合されている。
この台座33にはシートクッションフレーム11が載置されている。台座33の後端部には、円盤リンク部材34を介してスライド移動レバー72から引き回された駆動ワイヤ31の一端部が接続されている。この駆動ワイヤ31が台座33を後方に引っ張ることで台座33が後方へとスライドし、駆動ワイヤ31の引っ張りが解除される。
なお、シートスライド機構3は、図示しないスライドロック機構によってスライド自在な状態と、スライドできない状態とが切り替えられるようになっている。
まず、シートバック20をシートクッション10に対して折り畳む際のロック切り替えレバー5、ロック用リンク機構6及びロック機構4の動作について説明する。
着座状態では、ロック切り替えレバー5及びロック用リンク機構6は図2に示す状態となっている。このときロック切り替えレバー5は起立状態であるため、ロック機構4はロック状態となっている。
このとき、第二延出片633は、ロック用ピン64に当接して前方へ押される。これにより、ロック用キャンセルレバー63が第一バネB1に抗いながら第二回転軸626を中心に矢印Y5方向へと回転する。つまり、ロック用ピン64は、ロック用キャンセルレバー63が所定の位置に移動した際に、当該ロック用キャンセルレバー63をロック用連動プレート61の回転方向と同方向に回転させる回転手段である。また、この回転時においては、ロック用キャンセルレバー63の係合位置と第一回転軸111aとの間隔が徐々に狭まることになる。
そして、回転に伴って規制爪631が係合部627から離れるため、キャンセルレバー規制状態は解除される。この回転動作と、ロック用連動レバー62及びロック用連動プレート61に連動した後方への移動動作との協働によって、ロック用キャンセルレバー63の第一延出片632は、レバー用ピン53を後方へと押し、ロック切り替えレバー5を矢印Y3方向へと傾倒させる。この傾倒によってロック切り替えレバー5がロック用ケーブル41を矢印Y4方向へと引き出して、ロック機構4をロック状態から解除状態へと切り替える。
着座状態では、スライド用リンク機構7及びシートスライド機構3は図4に示す状態となっている。
図21に示す状態から図22に示す状態までシートバック20を起立させると、スライド用連動プレート71は矢印Y14方向に回転する。この回転によって、図示しないスライドロック機構が駆動して、シートスライド機構3をロックするため、スライド移動レバー72が移動できない状態となる。また、この間、スライド用連動プレート71と、スライド用キャンセルプレート74及び補助用キャンセルプレート75との相対的な位置関係は変動しないので、スライド用連動プレート71の切欠715はスライド用キャンセルプレート74により閉塞されたままの状態である。すなわち、カラー732は切欠715に係合できない状態が維持されている。
また、回転手段がロック用ピン64であるので、簡易な構成で回転手段を形成することが可能となる。
上記実施形態では、ロック用連動レバー62の下端部でロック用キャンセルレバー63を回転させることで、ロック用キャンセルレバー62の係合位置と第一回転軸111aとの間隔を狭める場合を例示したが、ロック用キャンセルレバー62は、ロック切り替えレバーを傾倒させる際に、ロック用連動レバー62の下端部に対して移動することでロック用キャンセルレバー62の係合位置と第一回転軸111aとの間隔を狭めるのであれば如何なる形態であっても構わない。
また、ロック用キャンセルレバー63aの第二延出片633aは、そのロック用ピン64に当接する側の一辺が直線状に形成されている。
シートバック20の折り畳みが開始されて、ロック用連動プレート61及びロック用連動レバー62が回転することで、ロック用キャンセルレバー63も追従して移動すると、図26に示すように、ロック用キャンセルレバー63の第一延出片632がレバー用ピン53に当接し後方へ押し始める。
このとき、第二延出片633aは、ロック用ピン64に当接して上方へ押される。これにより、ロック用キャンセルレバー63aがガイド長孔639aとガイド軸626aとの協働によって付勢バネ629aに抗いながら上方へと移動する。この移動によって、ロック用キャンセルレバー63aの係合位置と第一回転軸111aとの間隔が徐々に狭まることになる。
3 シートスライド機構
4 ロック機構
5 ロック切り替えレバー
6 ロック用リンク機構
7 スライド用リンク機構
10 シートクッション
11 シートクッションフレーム
12 フランジ部
13 フランジ部
20 シートバック
21 シートバックフレーム
31 駆動ワイヤ
32 ガイドレール
33 台座
34 円盤リンク部材
41 ロック用ケーブル
51 レバー用規制部材
52 レバー用回転軸
53 レバー用ピン
54 レバー用延出部
61 ロック用連動プレート(連動プレート)
62 ロック用連動レバー(連動レバー)
63 ロック用キャンセルレバー(キャンセルレバー)
64 ロック用ピン(ストッパー、回転手段)
71 スライド用連動プレート
72 スライド移動レバー
73 スライド用キャンセルレバー
74 スライド用キャンセルプレート
75 補助用キャンセルプレート
111a 第一回転軸
111b 第一回転軸
121 ガイド孔
131 第一ストッパー
132 第二ストッパー
511 規制突起
611 爪部
621 ガイド片
622 回転孔
623 当接片
624 第一バネ取付部
625 凹部
626 第二回転軸
627 係合部
631 規制爪
632 第一延出片
633 第二延出片
711 軸孔
712 当接片
713 凸曲面
714 凸曲面
715 切欠
716 軸孔
717 ガイド溝
721 軸孔
722 ワイヤ取付部
723 支持部
724 ガイド溝
727 バネ取付部
731 第三バネ取付部
732 カラー
741 軸孔
742 凹部
744 第五バネ取付部
745 突出部
746 カム面
751 ガイドピン
752 軸部
753 第五バネ取付部
754 凸部
B1 第一バネ
B2 第二バネ
B3 第三バネ
B4 第四バネ
B5 第五バネ
Claims (5)
- シートクッションと、
前記シートクッションに対して折り畳み自在なシートバックと、
前記シートクッションを前後方向にスライド自在に支持するシートスライド機構と、
前記シートクッションが車両フロアの係止部にロックされているロック状態と当該ロックが解除された解除状態とを切り替えるためのロック切り替えレバーと、
前記シートバック及び前記ロック切り替えレバーをリンクするロック用リンク機構とを備え、
前記ロック用リンク機構は、
前記シートバックに連動して回転する連動プレートと、
前記連動プレートと同軸を第一回転軸として、前記シートバックが傾倒される際に回転する前記連動プレートに同期して同方向に回転する連動レバーと、
前記連動レバーの下端部に取り付けられ、当該連動レバーに対して移動自在なキャンセルレバーを備え、
前記ロック切り替えレバーは、起立状態が前記ロック状態であり、傾倒状態が前記解除状態であり、前記起立状態となるように付勢力が付与されていて、
前記シートバックを傾倒する際には、前記連動プレート及び前記連動レバーの回転に伴って前記キャンセルレバーが前記第一回転軸を中心に移動して前記起立状態の前記ロック切り替えレバーの上部に係合すると、
当該キャンセルレバーは前記ロック切り替えレバーを傾倒させながら、前記連動レバーの下端部に対して移動することで前記キャンセルレバーの前記ロック切り替えレバーに対する係合位置と前記第一回転軸との間隔を狭めつつ、前記ロック切り替えレバーを乗り越えると付勢力により前記ロック切り替えレバーが前記起立状態となり、
前記ロック用リンク機構は、
前記連動レバーの下端部に対して前記キャンセルレバーを回転自在に支持する第二回転軸と、
前記キャンセルレバーが所定の位置に移動した際に、当該キャンセルレバーを前記連動プレートの回転方向と同方向に回転させる回転手段とを有することを特徴とする車両用格納シート。 - 請求項1記載の車両用格納シートにおいて、
前記キャンセルレバーは、前記第二回転軸を中心に互いに反対方向に延出する第一延出片及び第二延出片を有し、
前記回転手段は、前記キャンセルレバーの前記第二延出片の移動経路上に配置されたストッパーであり、
前記シートバックを傾倒する際には、前記連動プレート及び前記連動レバーの回転に伴って前記キャンセルレバーが前記第一回転軸を中心に移動して、前記第一延出片が前記起立状態の前記ロック切り替えレバーの上部に係合すると、前記第二延出片が前記ストッパーにより押されて、前記キャンセルレバーが前記第二回転軸を中心に回転して前記係合位置と前記第一回転軸との間隔を狭めながら、当該キャンセルレバーの移動と回転により前記第一延出片が前記ロック切り替えレバーを傾倒させ、その後前記第一延出片が前記ロック切り替えレバーを乗り越えると付勢力により前記ロック切り替えレバーが前記起立状態となることを特徴とする車両用格納シート。 - 請求項1又は2記載の車両用格納シートにおいて、
前記連動プレート及び前記キャンセルレバーは、前記連動レバーの表面上に配置されていることを特徴とする車両用格納シート。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用格納シートにおいて、
前記ロック切り替えレバーの下端部に設けられて、当該ロック切り替えレバーを回転自在に支持するレバー用回転軸と、
前記ロック切り替えレバーの上端部に設けられることで、前記レバー用回転軸と前記第一回転軸の間に配置され、前記キャンセルレバーが移動に伴って当接するレバー用ピンとを備えることを特徴とする車両用格納シート。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用格納シートにおいて、
前記ロック切り替えレバーの上部前側には、前方に向かって延出したレバー用延出部が設けられており、
前記レバー用延出部には、前記ロック状態と前記解除状態とを切り替えるため、前方から延びるロック用ケーブルが係止されていることを特徴とする車両用格納シート。
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