JP5645853B2 - 媒体突当検出装置および媒体プリンタ - Google Patents

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Description

本発明は媒体突当検出装置および媒体プリンタに関し、特に媒体の側面が突当基準面に0〜0.3ミリメートル(mm)程度まで近接していることを無調整で検出可能な媒体突当検出装置およびそのような媒体突当検出装置を備えた媒体プリンタに関する。
金融機関の店舗等に設置されているATM(Automated Teller Machine:現金自動預払機)には、通帳・伝票などの媒体を処理する媒体プリンタが内蔵されている。媒体プリンタは、通帳処理では、媒体の表紙に付された磁気ストライプに対する磁気データの読み書き、開いているページの認識、所定位置への印字、ページ捲りなどを行っている。
特に、磁気データの読み書きを行うとき、媒体は、媒体プリンタの中で所定の位置に正確にセットされていなければならない。このため、媒体プリンタは、磁気データの読み書きを行うときに、挿入された媒体を突当基準面に向けて幅寄せして媒体を突当基準面に突き当てさせる機構と、幅寄せされたことを確認するセンサとを備えている(たとえば、特許文献1,2参照)。磁気データの読み書きは、媒体が突当基準面に突き当てられたことを確認した上で行われ、これにより、突当基準面から所定距離離れた位置、すなわち、突当基準面に突き当てられた媒体の端から所定距離離れた所定の位置において読み書きが行われることになる。
このように、磁気データの読み書きを行うときは、媒体が突当基準面に実質的に突き当てられていることが必要であり、具体的には、媒体の側面が突当基準面に0.3mm以内に近接していなければならない。このような媒体の突き当てまたは近接状態を実現にするには、実際には、突当基準面の近傍に光学センサを配置しておき、媒体の幅寄せ処理をしているときに、その光学センサが媒体の側面を検出しても、なお、所定時間だけ幅寄せを継続することが行われている。これにより、媒体は、所定時間後には突当基準面に突き当てられたであろうと判断され、ここで初めて磁気データの読み書きが開始可能な状態になる。これは、光学センサの発光素子が反射板または受光素子に向けて発光する光束の径が1.5mm程度もあることから、光学センサが0.1mmもの精度で距離を検出するといった能力がないことに起因する。
特開2010−287006号公報 特開2011−186974号公報
しかしながら、従来の媒体プリンタでは、突当基準面への媒体の突き当てを直接検出している訳ではなく、媒体が突当基準面に突き当たっているはずであると判断しているので、信頼性が劣るという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、媒体の位置が突当基準面に実質的に突き当たっていることを検出できる、無調整でコンパクトな媒体突当検出装置およびそのような媒体突当検出装置を備えた媒体プリンタを提供することを目的とする。
本発明では、上記の課題を解決するために、搬送路の一方の側面に配置された突当基準面に媒体が突き当てられた状態を検出する媒体突当検出装置において、前記突当基準面に突き当てられた状態で搬送される媒体の側面と接触することによって回転する回転手段と、前記回転手段の回転動作を検出する回転検出手段と、前記突当基準面の外側に配置されて前記回転手段を回動自在に支持するとともに前記回転手段を前記突当基準面の内側に突入または外側に待避できるよう前記回転手段を揺動自在に支持する支持手段と、揺動自在な前記支持手段を前記回転手段が前記突当基準面の内側に突入される方向に付勢する付勢手段と、前記支持手段に設けられて前記媒体の側面と接触する前記回転手段の外表面が前記突当基準面より内側に突入する量を所定距離に規制する突入量規制手段と、を備えていることを特徴とする媒体突当検出装置が提供される。
また、本発明では、搬送されてきた媒体を所定の位置に停止させる機構を有する媒体プリンタにおいて、搬送路の一方の側面に配置された突当基準面と、前記搬送路の他方の側面に配置されて搬送および停止時に前記媒体を前記突当基準面に幅寄せすることができる幅寄せ手段と、前記突当基準面に前記媒体が突き当てられた状態を検出する媒体突当検出装置と、を備え、前記媒体突当検出装置は、前記突当基準面に突き当てられた状態で搬送される媒体の側面と接触することによって回転する回転手段と、前記回転手段の回転動作を検出する回転検出手段と、前記突当基準面の外側に配置されて前記回転手段を回動自在に支持するとともに前記回転手段を前記突当基準面の内側に突入または外側に待避できるよう前記回転手段を揺動自在に支持する支持手段と、揺動自在な前記支持手段を前記回転手段が前記突当基準面の内側に突入される方向に付勢する付勢手段と、前記支持手段に設けられて前記媒体の側面と接触する前記回転手段の外表面が前記突当基準面より内側に突入する量を所定距離に規制する突入量規制手段と、を有していることを特徴とする媒体プリンタが提供される。
このような媒体突当検出装置および媒体プリンタによれば、媒体が所定距離よりも突当基準面に近接された状態、または、突当基準面に突き当てられた状態を確実に検出することができる。
上記構成の媒体突当検出装置および媒体プリンタは、媒体が接触しながらの移動を回転運動に変換することで、接触して初めて、かつ、小さな摩擦力で回転手段が回転するため、媒体が突当基準面に実質的に突き当たっている状態を確実に検出できるという利点がある。
回転手段の外表面が突当基準面より内側に突入する量を突入量規制手段が所定距離に規制するように構成したので、媒体の検出精度を無調整で所定距離以内を確保することができる。
第1の実施の形態に係る媒体突当検出装置を備えた媒体プリンタの内部構成を示す平面図である。 媒体プリンタの内部構成を示す側面図である。 第1の実施の形態に係る媒体突当検出装置を示す部分平面図である。 第1の実施の形態に係る媒体突当検出装置の搬送基準ガイドを除いた部分側面図である。 第1の実施の形態に係る媒体突当検出装置を示す全体斜視図である。 搬送される媒体の摩擦力により回転体が回転した状態を示す説明図であって、(A)は回転体が反時計方向に回転したときの状態を示す図、(B)は回転体が時計方向に回転したときの状態を示す図である。 第2の実施の形態に係る媒体突当検出装置の媒体検出状態を示す部分側面図である。 第3の実施の形態に係る媒体突当検出装置の媒体検出状態を示す部分側面図である。 第4の実施の形態に係る媒体突当検出装置の媒体検出状態を示す部分側面図である。 第5の実施の形態に係る媒体突当検出装置の媒体検出状態を示す部分側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態に係る媒体突当検出装置を備えた媒体プリンタの内部構成を示す平面図、図2は媒体プリンタの内部構成を示す側面図である。
媒体プリンタは、図1および図2の左端に媒体挿入口1があり、媒体搬送路2に沿って複数対の媒体搬送ローラ3,4および複数の光学センサ5が設けられている。前部の媒体搬送ローラ3は、歯付ゴムベルトのような伝動ベルトを介して前部のローラ駆動モータ6に連結され、そのローラ駆動モータ6によって駆動される。後部の媒体搬送ローラ4も同様に、後部のローラ駆動モータ7によって駆動される。
媒体搬送路2には、媒体挿入口1から奥に向かって、磁気読み書き部、印字部、ページ捲り部などが配置されている。磁気読み書き部では、媒体搬送路2の一方の側面に搬送基準ガイド8が配置され、これに対向する媒体搬送路2の他方の側面には、幅寄せ機構部9が配置されている。搬送基準ガイド8には、媒体突当検出装置10が取り付けられている。幅寄せ機構部9は、媒体搬送路2を横切る方向に進退自在な幅寄せガイド11と、この幅寄せガイド11を搬送基準ガイド8の方向へ付勢するガイド押し付けスプリング12と、幅寄せガイド11を媒体搬送路2から待避する方向へ付勢する幅寄せガイド待避ソレノイド13とを備えている。また、媒体搬送路2の下方には、媒体搬送方向に往復自在な磁気ヘッド14および磁気書込ユニット15が配置されている。
磁気読み書き部と図示しないページ捲り機構が配置されたページ捲り部との間の印字部には、媒体搬送路2の上部に印字ヘッド16が配置され、媒体搬送路2の下部には、プラテン17が配置されている。印字ヘッド16は、媒体搬送路2を横切るように設置されたプラテン17に沿って往復動自在に設置されている。
上記構成の媒体プリンタによれば、所定のページを開いた媒体18が媒体挿入口1に挿入されると、その媒体18は、媒体搬送ローラ3により駆動され、媒体搬送路2に沿って磁気読み書き部まで搬送される。このとき、媒体18は、幅寄せガイド11により搬送基準ガイド8に押し付けられた状態で搬送されていき、図1に示した所定位置にて停止される。この停止位置では、媒体18が幅寄せガイド11により搬送基準ガイド8に突き当てられているので、媒体18の表紙に貼付された磁気ストライプ19が磁気ヘッド14の移動領域に正確に位置することになる。ここでは、磁気ヘッド14が媒体搬送方向に往復移動するときに、媒体18の側面から所定の距離だけ離れた位置にて、磁気ストライプ19に記録された磁気データを読み込んだり、磁気ストライプ19に磁気データを書き込んだりすることになる。
媒体18に印字するときは、媒体18の開いているページおよび記帳する位置(行)を確認後、幅寄せガイド待避ソレノイド13を励磁して幅寄せガイド11を媒体搬送路2から待避し、媒体搬送ローラ3,4が印字部まで媒体18を搬送する。この印字部では、印字ヘッド16がプラテン17によって下から支持された媒体18にインクリボンを介してピンを叩き付けることで文字を印字する。
次に、磁気ヘッド14による磁気データの読み書きを行うときに、媒体18の側面が確実に搬送基準ガイド8に突き当てられていることを検出する媒体突当検出装置10について説明する。
図3は第1の実施の形態に係る媒体突当検出装置を示す部分平面図、図4は第1の実施の形態に係る媒体突当検出装置の搬送基準ガイドを除いた部分側面図、図5は第1の実施の形態に係る媒体突当検出装置を示す全体斜視図である。また、図6は搬送される媒体の摩擦力により回転体が回転した状態を示す説明図であって、(A)は回転体が反時計方向に回転したときの状態を示す図、(B)は回転体が時計方向に回転したときの状態を示す図である。
第1の実施の形態に係る媒体突当検出装置10は、媒体搬送路2の一側面を構成する搬送基準ガイド8を備え、この搬送基準ガイド8は、媒体搬送路2に面する側が媒体18を突き当てる突当基準面20になっている。搬送基準ガイド8は、突当基準面20とは反対の側に、媒体18が突当基準面20に突き当てられている状態を検出する機構が備えられている。
すなわち、搬送基準ガイド8は、突当基準面20の下端から媒体搬送路2の外側に延出するよう屈曲された棚板8aを有し、その棚板8aには、支持部材21(支持手段)が支点22を中心に揺動自在に支持されている。支持部材21は、その自由端側に、回動自在に取り付けられた回転体23(回転手段)と、搬送基準ガイド8の突当基準面20と反対側の外面8bに当接させるストッパ24(突入量規制手段)とを備えている。回転体23は、円板25と、この円板25の円周の一部に立設されていて外表面が媒体18との摺接面になっている断面円弧状の摺接板26とを有している。摺接板26は、刃物のように薄い媒体18が押し当てられる部分であるため、摩耗による寸法の変化が起きない金属製で作られ、好ましくは、円板25と一体に形成される。
ストッパ24は、搬送基準ガイド8の突当基準面20と反対側の外面8bに当接したとき、回転体23が搬送基準ガイド8に形成された開口部27を介して媒体搬送路2の中に突入する量を規制している。本実施の形態では、図3に示したように、たとえば、摺接板26の最外周面が突当基準面20から0.3mmの位置まで突出するようにストッパ24の形状が設計されている。これにより、媒体突当検出装置10は、媒体18が突当基準面20に0.3mm以内に近接している状態から突当基準面20に突き当たっている状態まで検出することを可能にしている。
支持部材21は、また、その揺動中心の支点22の位置に加圧スプリング28(付勢手段)が装着されている。この加圧スプリング28は、回転体23が突当基準面20より内側の媒体搬送路2の中に突入するように支持部材21を付勢するもので、本実施の形態では、ねじりコイルばねによって構成している。この加圧スプリング28により、回転体23は、媒体18が媒体搬送路2の磁気読み書き部に位置していないとき、突当基準面20より内側に突入し、磁気読み書き部に位置しているときは、媒体18に押されて搬送基準ガイド8の外方向へ待避する。
媒体突当検出装置10は、回転体23の回転動作を検出する回転検出手段を備えている。この回転検出手段は、図4に示されるように、回転体23の回転に連動して移動する検出対象部としての遮蔽板29と、その遮蔽板29によって受発光の光軸が遮蔽または透過される近接スイッチとした光学センサであるフォトインタラプタ30とを有している。遮蔽板29は、一端が回転体23の回動動作によってフォトインタラプタ30の光軸を横切るように、他端が回転体23に固定されている。フォトインタラプタ30は、ねじ31によって支持部材21に固定された取付部材32に取り付けられている。
媒体突当検出装置10は、さらに、搬送中の媒体18との接触により回転される回転体23の回動範囲を規制する回動範囲規制手段と、媒体18との接触がないときに回転体23を回動中心に戻す復旧手段とを備えている。
回動範囲規制手段は、回転体23の円板25に形成された切欠部33と、支持部材21に突設されて先端部が切欠部33の中に位置するストッパ34とを有している。回転体23が媒体18と接触していないとき、ストッパ34は、切欠部33の回転中心に位置し、回転体23が媒体18と接触して回転したとき、ストッパ34は、切欠部33の周方向端部に当接し、回転体23がこれ以上回転しないように規制している。
復旧手段は、回転体23をその半径方向に引っ張る回転体復旧スプリング35を有している。この回転体復旧スプリング35は、一端が取付部材32に係止され、他端が回転体23の円板25に形成された係止部36に係止されている。媒体18が磁気読み書き部に位置していないとき、回転体23は、回転体復旧スプリング35に引っ張られてストッパ34が切欠部33の回転中心に位置する中立位置にて停止する。一方、媒体18が磁気読み書き部に搬送されてきたことで回転体23が回転されてストッパ34が切欠部33の周方向端部に当接している状態から、媒体18が磁気読み書き部を出たとき、回転体復旧スプリング35が回転体23をその中立位置に復旧する。
次に、以上の構成を有する媒体突当検出装置10の動作について説明する。まず、回転体23が搬送される媒体18の摩擦力を受けていない中立状態のときは、図3に示されるように、支持部材21は、加圧スプリング28の付勢力を受けて、ストッパ24が搬送基準ガイド8の外面8bに当接されている。このとき、回転体23は、搬送基準ガイド8の突当基準面20から内側に所定量(0.3mm)突出している。このとき、フォトインタラプタ30は、発光部から受光部への光軸が遮蔽板29によって遮蔽されていることで、媒体18が突当基準面20に突き当たっていないことを表す信号を出力する。また、回転体復旧スプリング35は、その引っ張り荷重が10g程度の微小な張力に設定されており、媒体18の小さな摩擦力でも回転体23が容易に回転開始できるようにしている。
ここで、媒体18が媒体挿入口1から磁気読み書き部まで搬送され、または、磁気読み書き部から印字部へ搬送されるとき、幅寄せ機構部9によって幅寄せされた媒体18は、その側面が突当基準面20に突き当てられた状態で回転体23を通過する。このとき、回転体23は、搬送される媒体18の側圧を受けて搬送基準ガイド8の外側へ待避するとともに、図6の(A)に示したように、媒体18の摩擦力を受けて反時計方向に回転される。この回転体23の回転に連動して遮蔽板29も反時計方向に回転移動していき、フォトインタラプタ30は、遮蔽板29によって遮蔽されていた光軸が透過することで、媒体18が突当基準面20に突き当たっていることを表す信号を出力する。なお、回転体23が回転することで、回転体復旧スプリング35は、回転体23によって引っ張られた状態になる。
また、媒体18が印字部から磁気読み書き部まで搬送され、または、磁気読み書き部から媒体挿入口1へ搬送されるとき、幅寄せ機構部9によって幅寄せされた媒体18は、その側面が突当基準面20に突き当てられた状態で回転体23を通過する。このとき、回転体23は、搬送される媒体18の側圧を受けて搬送基準ガイド8の外側へ待避するとともに、図6の(B)に示したように、媒体18の摩擦力を受けて時計方向に回転される。この回転体23の回転に連動して遮蔽板29も時計方向に回転移動していき、フォトインタラプタ30は、遮蔽板29によって遮蔽されていた光軸が透過し、媒体18が突当基準面20に突き当たっていることを表す信号を出力する。なお、回転体23が回転することで、回転体復旧スプリング35は、回転体23によって引っ張られた状態になる。
媒体18が搬送されて磁気読み書き部を去ると、回転体23は、回転体復旧スプリング35によって引っ張られることでその中立状態に復旧され、媒体突当検出装置10は、図3に示した状態に戻る。
突当基準面20への媒体18の突き当てを検出する装置においては、媒体18が突当基準面20から僅か0.3mmしか突出していない物体に接触するだけでは、媒体18の突き当てを確実に安定して検出することは極めて困難である。しかし、この媒体突当検出装置10によれば、媒体18の搬送摩擦力で回転体23を回転させ、その回転動作を近接スイッチで検出する構成としたことにより、回転体23を確実に回転させることができ、しかも、近接スイッチを非接触で動作させることができる。また、この媒体突当検出装置10は、媒体18の搬送方向に関係なく、媒体18が回転体23を通過するときに、媒体18が突当基準面20に突き当たっている状態を検出することができる。しかも、この媒体突当検出装置10は、媒体18が突当基準面20に突き当たっている状態を推定しているのではなく、実際に、媒体18が突当基準面20に近接または突き当たっている状態を直接検出しているため、検出精度および信頼性が高い。その結果、磁気ヘッド14は、媒体18の突当基準面20に突き当たっている側面から所定の距離だけ正確に隔てられた位置にて磁気ストライプ19に対する磁気書き込みまたは読み取りをすることができるようになる。
図7は第2の実施の形態に係る媒体突当検出装置の媒体検出状態を示す部分側面図である。なお、この図7において、図3〜図5に示した構成要素と同じまたは均等の構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
第2の実施の形態に係る媒体突当検出装置10aは、回転体23の回転に従って回転方向に移動する遮蔽板29が回転体23の円板25と一体に形成されている。フォトインタラプタ30は、支持部材21に固定された取付部材37に取り付けられ、回転体23の外周近傍にて、回転体23が中立状態のときに光軸が遮蔽板29によって遮蔽される位置に配置されている。
媒体突当検出装置10aの図示の状態は、回転体23が媒体18の搬送摩擦力で時計回りの方向に回転された状態を示している。このとき、フォトインタラプタ30は、遮蔽板29によって遮蔽されていた光軸が透過し、媒体18が突当基準面20に突き当たっていることを表す信号を出力する。
図8は第3の実施の形態に係る媒体突当検出装置の媒体検出状態を示す部分側面図である。この図8において、図7に示した構成要素と同じまたは均等の構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
第3の実施の形態に係る媒体突当検出装置10bは、回転体23の回転に従って回転方向に移動する切欠部38が円板25の外周部に形成されている。フォトインタラプタ30は、支持部材21に固定された取付部材37に取り付けられ、回転体23が中立状態のときに光軸が切欠部38によって透過する位置に配置されている。
媒体突当検出装置10bの図示の状態は、回転体23が媒体18の搬送摩擦力で時計回りの方向に回転された状態を示している。このとき、フォトインタラプタ30は、切欠部38によって透過されていた光軸が遮断され、媒体18が突当基準面20に突き当たっていることを表す信号を出力する。
図9は第4の実施の形態に係る媒体突当検出装置の媒体検出状態を示す部分側面図である。この図9において、図3〜図5に示した構成要素と同じまたは均等の構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
第4の実施の形態に係る媒体突当検出装置10cは、回転体23の円板25上に、検出対象として磁性体39が設置され、円板25の外周近傍には、近接スイッチとして磁性体39によって発生される磁界の変化を検出する磁気センサ40が設置されている。この磁気センサ40は、回転体23が中立状態のとき、磁性体39と対峙する位置に近接して配置されており、たとえばホール素子を使用することができる。
媒体突当検出装置10cの図示の状態は、回転体23が媒体18の搬送摩擦力で時計回りの方向に回転された状態を示している。このとき、磁気センサ40は、磁性体39が対峙する位置から遠ざかることによる磁界の強さの低下により、媒体18が突当基準面20に突き当たっていることを表す信号を出力する。
図10は第5の実施の形態に係る媒体突当検出装置の媒体検出状態を示す部分側面図である。この図10において、図3〜図5に示した構成要素と同じまたは均等の構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
第5の実施の形態に係る媒体突当検出装置10dは、検出対象として回転体23の円板25の円周の一部に金属片41が立設され、近接スイッチとして金属片41によって変化される磁気損失を検出する誘導型近接センサ42が設置されている。この誘導型近接センサ42は、回転体23が中立状態のとき、金属片41と対峙する位置に近接して配置される。誘導型近接センサ42は、検出コイルおよび発振回路を備え、金属片41が接近すると、発振回路が発振を停止することで、回転体23の中立状態を検出する。
媒体突当検出装置10dの図示の状態は、回転体23が媒体18の搬送摩擦力で時計回りの方向に回転された状態を示している。このとき、誘導型近接センサ42は、金属片41が対峙する位置から距離が遠くなることにより発振回路が発振を開始することで、媒体18が突当基準面20に突き当たっていることを表す信号を出力する。
なお、この第5の実施の形態に係る媒体突当検出装置10dの変形例として、誘導型近接センサ42の代わりに静電容量型近接センサとすることができる。静電容量型近接センサは、金属片41との距離が変化したときの静電容量の変化を検出するもので、金属片41に最も接近したときの静電容量を検出することで、回転体23の中立状態を表す信号を出力する。また、静電容量型近接センサは、金属片41との距離が最も離れたときの静電容量を検出することで、媒体18が突当基準面20に突き当たっていることを表す信号を出力する。
なお、上記の実施の形態では、媒体18が正逆いずれの方向からの搬送でも検出できるが、その方向を含めて検出する場合は、回転体23がその中立位置にあるときに位置する検出対象(遮蔽板など)の両側に2つの光学センサを配置すればよい。
1 媒体挿入口
2 媒体搬送路
3,4 媒体搬送ローラ
5 光学センサ
6,7 ローラ駆動モータ
8 搬送基準ガイド
8a 棚板
8b 外面
9 幅寄せ機構部
10,10a,10b,10c,10d 媒体突当検出装置
11 幅寄せガイド
12 ガイド押し付けスプリング
13 幅寄せガイド待避ソレノイド
14 磁気ヘッド
15 磁気書込ユニット
16 印字ヘッド
17 プラテン
18 媒体
19 磁気ストライプ
20 突当基準面
21 支持部材
22 支点
23 回転体
24 ストッパ
25 円板
26 摺接板
27 開口部
28 加圧スプリング
29 遮蔽板
30 フォトインタラプタ
31 ねじ
32 取付部材
33 切欠部
34 ストッパ
35 回転体復旧スプリング
36 係止部
37 取付部材
38 切欠部
39 磁性体
40 磁気センサ
41 金属片
42 誘導型近接センサ

Claims (13)

  1. 搬送路の一方の側面に配置された突当基準面に媒体が突き当てられた状態を検出する媒体突当検出装置において、
    前記突当基準面に突き当てられた状態で搬送される媒体の側面と接触することによって回転する回転手段と、
    前記回転手段の回転動作を検出する回転検出手段と、
    前記突当基準面の外側に配置されて前記回転手段を回動自在に支持するとともに前記回転手段を前記突当基準面の内側に突入または外側に待避できるよう前記回転手段を揺動自在に支持する支持手段と、
    揺動自在な前記支持手段を前記回転手段が前記突当基準面の内側に突入される方向に付勢する付勢手段と、
    前記支持手段に設けられて前記媒体の側面と接触する前記回転手段の外表面が前記突当基準面より内側に突入する量を所定距離に規制する突入量規制手段と、
    を備えていることを特徴とする媒体突当検出装置。
  2. 前記突当基準面を有する搬送基準ガイドをさらに備え、前記支持手段が前記搬送基準ガイドの前記突当基準面のある側とは反対の側に揺動自在に支持され、前記突入量規制手段が前記搬送基準ガイドの前記突当基準面のある側とは反対の側の面に当接することで前記回転手段の突入量を規制するようにしたことを特徴とする請求項1記載の媒体突当検出装置。
  3. 前記回転手段は、前記支持手段に回転自在に支持される円板と、前記円板の円周の一部に立設されていて外表面が前記媒体との摺接面になっている断面円弧状の摺接板とを有していることを特徴とする請求項1記載の媒体突当検出装置。
  4. 前記摺接板は、少なくとも前記媒体と摺接する面が金属製であることを特徴とする請求項3記載の媒体突当検出装置。
  5. 搬送中の前記媒体との接触により回転される前記回転手段の回動範囲を規制する回動範囲規制手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の媒体突当検出装置。
  6. 前記媒体との接触がないときに前記回転手段を回動中心に戻す復旧手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の媒体突当検出装置。
  7. 前記回転検出手段は、前記回転手段の回転に連動して移動する検出対象部と、前記検出対象部の近傍に設置されて前記検出対象部の有無を検出する近接スイッチとを有していることを特徴とする請求項1記載の媒体突当検出装置。
  8. 前記検出対象部は、前記回転手段に設けられて前記回転手段の回転に従って検出対象位置が回転方向に移動する遮蔽板であり、前記近接スイッチは、前記遮蔽板によって受発光の光軸が遮蔽または透過される光学センサであることを特徴とする請求項7記載の媒体突当検出装置。
  9. 前記検出対象部は、前記回転手段に設けられて前記回転手段の回転に従って検出対象位置が回転方向に移動する切欠部であり、前記近接スイッチは、前記切欠部によって受発光の光軸が遮蔽または透過される光学センサであることを特徴とする請求項7記載の媒体突当検出装置。
  10. 前記検出対象部は、前記回転手段に設けられて前記回転手段の回転に従って検出対象位置が回転方向に移動する磁性体であり、前記近接スイッチは、前記磁性体によって発生される磁界の変化を検出する磁気センサであることを特徴とする請求項7記載の媒体突当検出装置。
  11. 前記検出対象部は、前記回転手段に設けられて前記回転手段の回転に従って検出対象位置が回転方向に移動する金属片であり、前記近接スイッチは、前記金属片との距離によって変化される磁気損失を検出する誘導型近接センサであることを特徴とする請求項7記載の媒体突当検出装置。
  12. 前記検出対象部は、前記回転手段に設けられて前記回転手段の回転に従って検出対象位置が回転方向に移動する金属片であり、前記近接スイッチは、前記金属片との距離によって変化される静電容量を検出する静電容量型近接センサであることを特徴とする請求項7記載の媒体突当検出装置。
  13. 搬送されてきた媒体を所定の位置に停止させる機構を有する媒体プリンタにおいて、
    搬送路の一方の側面に配置された突当基準面と、
    前記搬送路の他方の側面に配置されて搬送および停止時に前記媒体を前記突当基準面に幅寄せすることができる幅寄せ手段と、
    前記突当基準面に前記媒体が突き当てられた状態を検出する媒体突当検出装置と、
    を備え、
    前記媒体突当検出装置は、
    前記突当基準面に突き当てられた状態で搬送される媒体の側面と接触することによって回転する回転手段と、
    前記回転手段の回転動作を検出する回転検出手段と、
    前記突当基準面の外側に配置されて前記回転手段を回動自在に支持するとともに前記回転手段を前記突当基準面の内側に突入または外側に待避できるよう前記回転手段を揺動自在に支持する支持手段と、
    揺動自在な前記支持手段を前記回転手段が前記突当基準面の内側に突入される方向に付勢する付勢手段と、
    前記支持手段に設けられて前記媒体の側面と接触する前記回転手段の外表面が前記突当基準面より内側に突入する量を所定距離に規制する突入量規制手段と、
    を有していることを特徴とする媒体プリンタ。
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