JP5645255B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5645255B2
JP5645255B2 JP2010252568A JP2010252568A JP5645255B2 JP 5645255 B2 JP5645255 B2 JP 5645255B2 JP 2010252568 A JP2010252568 A JP 2010252568A JP 2010252568 A JP2010252568 A JP 2010252568A JP 5645255 B2 JP5645255 B2 JP 5645255B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face image
pupil
image
line
eye
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010252568A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012103941A (ja
Inventor
北村 和彦
和彦 北村
Original Assignee
埼玉日本電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 埼玉日本電気株式会社 filed Critical 埼玉日本電気株式会社
Priority to JP2010252568A priority Critical patent/JP5645255B2/ja
Publication of JP2012103941A publication Critical patent/JP2012103941A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5645255B2 publication Critical patent/JP5645255B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

本発明は、例えば撮影機能を備える携帯端末に用いて好適な画像処理装置および画像処理方法に関する。
撮影機能を用いてテレビ電話を具現する携帯端末では、自分撮り用のカメラと表示部とが同一面の異なる箇所に配設される為、通話者同士の視線の不一致が生じる。通話者同士の視線の不一致を解消する技術として、例えば特許文献1には、予め用意しておいた正視目の画像データを、伝送する画像信号から推定した顔の向きに応じて拡大縮小し、拡大縮小された正視目の画像データを、画像信号から抽出した顔領域の目の部分に置き換えて目線補正する技術が開示されている。
また、近年では、撮影機能を用いてハンドミラーと呼ばれる機能を具現するタイプの携帯端末も開発されている。ハンドミラー機能とは、図10に図示するように、自分撮り用のカメラCと表示部Dとが同一面の異なる箇所に配置され、カメラCで撮影した自分の顔を表示部Dの画面に表示する機能であり、化粧のノリ具合などを確かめる手鏡として代用される。
特開2000−137789号公報
上述したように、ハンドミラー機能では、カメラCと表示部Dとの配置位置が離間している為、例えば図10に図示する一例であれば、表示部Dの表示画面を見つめるユーザの顔をカメラCで撮影すると、下向きになる目線、すなわち伏し目の顔として撮られてしまい、不自然な表情として写される。こうした弊害は、ユーザの顔の位置が表示部Dの表示画面に近づけば近づくほど顕著になる。
そこで、上記特許文献1に開示の技術を適用して目線補正することが考えられるが、単に予め用意しておいた正視目の画像データを、画像信号から推定した顔の向きに応じて拡大縮小し、拡大縮小された正視目の画像データを、画像信号から抽出した顔領域の目の部分に置き換えるだけでは、自然な表情の正視目線に補正することが出来ないという問題を有する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、自然な表情の正視目線に補正することができる画像処理装置、画像処理方法およびプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、被写体との撮影距離を測距する測距手段と、正視目線の顔を撮影して正視顔画像を取得する正視顔画像取得手段と、前記正視顔画像取得手段により取得された正視顔画像中の目元部分を切り出して目元画像を生成する目元切取手段と、目線が正視した状態から外れた偏視の顔を撮影して偏視顔画像を取得する偏視顔画像取得手段と、前記偏視顔画像取得手段により取得された偏視顔画像中の目元部分に、前記目元切取手段により生成された目元画像を合成して偏視顔画像中の目線を補正する目線補正手段と、前記偏視顔画像取得手段が偏視顔画像を撮像した時に、前記測距手段により測距された撮影距離が所定距離未満であれば、前記目線補正手段を実行させ、一方、撮影距離が所定距離以上ならば、前記目線補正手段を不実行とする制御手段と、を具備することを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、被写体との撮影距離を測距する測距手段と、正視目線の顔を撮影して正視顔画像を取得する正視顔画像取得手段と、前記正視顔画像取得手段により取得された正視顔画像中の両眼の瞳部分を切り出して瞳画像を生成する瞳切取手段と、目線が正視した状態から外れた偏視の顔を撮影して偏視顔画像を取得する偏視顔画像取得手段と、前記偏視顔画像取得手段により取得された偏視顔画像中の両眼の瞳部分に、前記瞳切取手段により生成された瞳画像を合成して偏視顔画像中の目線を補正する目線補正手段と、前記偏視顔画像取得手段が偏視顔画像を撮像した時に、前記測距手段により測距された撮影距離が所定距離未満であれば、前記目線補正手段を実行させ、一方、撮影距離が所定距離以上ならば、前記目線補正手段を不実行とする制御手段と、を具備することを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、被写体との撮影距離を測距する測距手段と、目線が正視した状態から外れた偏視の顔を撮影して偏視顔画像を取得する偏視顔画像取得手段と、前記偏視顔画像取得手段により取得された偏視顔画像中の瞳から眼球の大きさと眼球の回転角度とを判定する判定手段と、前記判定手段により判定された眼球の大きさと眼球の回転角度とに応じて、偏視顔画像中の瞳に回転補正を施して正視目線の瞳画像を生成する瞳画像生成手段と、前記瞳画像生成手段により生成された瞳画像を、偏視顔画像中の両眼位置に合成して目線を補正する目線補正手段と、前記偏視顔画像取得手段が偏視顔画像を撮像した時に、前記測距手段により測距された撮影距離が所定距離未満であれば、前記目線補正手段を実行させ、一方、撮影距離が所定距離以上ならば、前記目線補正手段を不実行とする制御手段と、を具備することを特徴とする。
上記請求項3に従属する請求項4に記載の発明では、前記目線補正手段は、前記偏視顔画像取得手段が偏視顔画像を撮像した時に、前記測距手段により測距された撮影距離が所定距離未満の場合に、前記偏視顔画像取得手段により取得された偏視顔画像中の両眼の瞳を白目画像で塗り潰す塗り潰し手段と、前記偏視顔画像中の瞳の径を計測し、計測した瞳の径に応じて、前記瞳画像生成手段により生成された正視目線の瞳画像の大きさを拡大縮小する拡大縮小手段と、前記拡大縮小手段により拡大縮小された正視目線の瞳画像を、前記塗り潰し手段により両眼の瞳が白目に塗りつぶされた偏視顔画像中の両眼位置に合成する合成手段と、を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明では、被写体との撮影距離を測距する測距ステップと、正視目線の顔を撮影して正視顔画像を取得する正視顔画像取得ステップと、前記正視顔画像取得ステップにより取得された正視顔画像中の目元部分を切り出して目元画像を生成する目元切取ステップと、目線が正視した状態から外れた偏視の顔を撮影して偏視顔画像を取得する偏視顔画像取得ステップと、前記偏視顔画像取得ステップにより取得された偏視顔画像中の目元部分に、前記目元切取ステップにより生成された目元画像を合成して偏視顔画像中の目線を補正する目線補正ステップと、前記偏視顔画像取得ステップで偏視顔画像を撮像した時に、前記測距ステップにて測距された撮影距離が所定距離未満であれば、前記目線補正ステップを実行させ、一方、撮影距離が所定距離以上ならば、前記目線補正ステップを不実行とする制御ステップと、を具備することを特徴とする。
請求項に記載の発明では、被写体との撮影距離を測距する測距ステップと、正視目線の顔を撮影して正視顔画像を取得する正視顔画像取得ステップと、前記正視顔画像取得ステップにより取得された正視顔画像中の両眼の瞳部分を切り出して瞳画像を生成する瞳切取ステップと、目線が正視した状態から外れた偏視の顔を撮影して偏視顔画像を取得する偏視顔画像取得ステップと、前記偏視顔画像取得ステップにより取得された偏視顔画像中の両眼の瞳部分に、前記瞳切取ステップにより生成された瞳画像を合成して偏視顔画像中の目線を補正する目線補正ステップと、前記偏視顔画像取得ステップで偏視顔画像を撮像した時に、前記測距ステップにて測距された撮影距離が所定距離未満であれば、前記目線補正ステップを実行させ、一方、撮影距離が所定距離以上ならば、前記目線補正ステップを不実行とする制御ステップと、を具備することを特徴とする。
請求項に記載の発明では、被写体との撮影距離を測距する測距ステップと、目線が正視した状態から外れた偏視の顔を撮影して偏視顔画像を取得する偏視顔画像取得ステップと、前記偏視顔画像取得ステップにより取得された偏視顔画像中の瞳から眼球の大きさと眼球の回転角度とを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより判定された眼球の大きさと眼球の回転角度とに応じて、偏視顔画像中の瞳に回転補正を施して正視目線の瞳画像を生成する瞳画像生成ステップと、前記瞳画像生成ステップにより生成された瞳画像を、偏視顔画像中の両眼位置に合成して目線を補正する目線補正ステップと、前記偏視顔画像取得ステップで偏視顔画像を撮像した時に、前記測距ステップにて測距された撮影距離が所定距離未満であれば、前記目線補正ステップを実行させ、一方、撮影距離が所定距離以上ならば、前記目線補正ステップを不実行とする制御ステップと、を具備することを特徴とする。
上記請求項に従属する請求項に記載の発明では、前記目線補正ステップは、前記偏視顔画像取得ステップで偏視顔画像を撮像した時に、前記測距ステップにて測距された撮影距離が所定距離未満の場合に、前記偏視顔画像取得ステップで取得された偏視顔画像中の両眼の瞳を白目画像で塗り潰す塗り潰しステップと、前記偏視顔画像中の瞳の径を計測し、計測した瞳の径に応じて、前記瞳画像生成ステップにより生成された正視目線の瞳画像の大きさを拡大縮小する拡大縮小ステップと、前記拡大縮小ステップにより拡大縮小された正視目線の瞳画像を、前記塗り潰しステップにて両眼の瞳が白目に塗りつぶされた偏視顔画像中の両眼位置に合成する合成ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明では、自然な表情の正視目線に補正することができる。
第1実施形態による撮影装置100の全体構成を示すブロック図である。 第1実施形態による目線補正処理の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態による目線補正処理の動作を説明するための図である。 第2実施形態による撮影装置100の全体構成を示すブロック図である。 第2実施形態による目線補正処理の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態による目線補正処理の動作を説明するための図である。 第3実施形態による撮影装置100の全体構成を示すブロック図である。 第3実施形態による目線補正処理の動作を示すフローチャートである。 第3実施形態による目線補正処理の動作を説明するための図である。 背景技術を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
(1)構成
図1は、第1実施形態による画像処理装置を備えた撮影装置100の全体構成を示すブロック図である。この図において、測距手段11は、例えばアクティブ方式で構成され、被写体までの距離を測距する。なお、測距手段11が位相差検出やコントラスト検出する公知のパッシブ方式で構成される場合には、後述する撮像手段12から出力される画像データ(撮像データ)に基づき測距する。撮像手段12は、CCD等の個体撮像素子などから構成され、測距手段11により測距された撮影距離に基づきフォーカシングされた被写体を撮影して得た画像データを発生する。
制御手段13は、CPU、ROMおよびRAM等から構成され、本発明の要旨に係わる目元切取手段131および合成手段132の各機能を具現する。すなわち、目元切取手段131では、撮像手段12が撮影したユーザの正視顔画像SG(図3参照)から目元画像MGを切り取る。正視顔画像SGは、カメラ(撮像手段12)を正視した状態のユーザの顔を撮像した画像を指す。目元画像MGとは、図3に図示するように、撮像手段12により撮影された正視顔画像SGにおいて、顔の輪郭の一部および鼻の一部形状を含む目元領域の画像を指す。
目元切取手段131により切り取られた目元画像MGは、図示されていない一時記憶手段(RAM)に格納保存される。合成手段132では、表示手段14の表示画面を見つめているユーザの顔を撮像手段12により撮影して取得した偏視顔画像HG(図3参照)に、一時記憶手段(RAM)から読み出した目元画像MGを合成して目線補正画像を生成する。偏視顔画像HGとは、目線が正視した状態から外れた偏視顔を撮影した画像を指す。表示手段14は、例えばカラーLCDパネル等から構成され、制御手段13(合成手段132)から出力される目線補正画像を画面表示する。
(2)動作
次に、図2〜図3を参照して第1実施形態の動作を説明する。図2は、目元切取手段131および合成手段132を含む制御手段13が実行する目線補正処理の動作を示すフローチャートである。目線補正処理が実行されると、制御手段13はステップS101に処理を進め、カメラ(撮像手段12)を正面から見つめるようにユーザに指示する。ユーザへの指示は、表示部14に指示内容を文字として画面表示する態様でもよいし、指示内容を音声ガイダンスする態様でも構わない。
続いて、ステップS102では、ユーザがカメラ(撮像手段12)を正視した状態を撮影して正視顔画像SGを取得する目元撮影処理を実行する。この目元撮影処理では、ユーザの顔がカメラに対して正視した状態を検出した時に、自動的に正視顔画像SGを撮影する態様の他、ユーザ操作(シャッタボタン押下)で正視顔画像SGを撮影する態様としても構わない。また、撮影範囲はユーザの顔全体でもよいし、顔の目元領域だけを撮影するようにしてもよい。取得された正視顔画像SGが制御手段13に供給されると、図3に図示するように、目元切取手段131が正視顔画像SGから目元画像MGを切り出して一時記憶手段(RAM)に格納保存する。
正視顔画像SGから目元画像MGを切り出し終えると、ステップS103に進み、前述したハンドミラー機能用の撮影モードに切り替える旨の切替通知を表示手段14に画面表示する。続いて、次のステップS104では、切替通知に従ってユーザが表示手段14の表示画面を見つめている状態の顔、つまり目線が正視した状態から外れた偏視顔を撮影して偏視顔画像HGを取得する。具体的には、例えば図10に図示する一例であれば、伏し目の偏視顔画像HGが撮影される。続いて、ステップS105では、偏視顔画像HGを撮影した時に、測距手段11により測距された撮影距離が所定距離未満であるか否かを判断する。
撮影距離が所定距離以上の場合には、撮影した画像の解像度から目線が特定できなかったり、目線補正を施すほど視線の偏りが生じなかったりする為、上記ステップS105の判断結果は「NO」になり、本処理を終える。これに対し、撮影距離が所定距離未満であれば、目線補正を施す必要があるので、上記ステップS105の判断結果は「YES」になり、ステップS106に進む。
そして、ステップS106では、図3に図示するように、合成手段132が一時記憶手段(RAM)から読み出した目元画像MGを偏視顔画像HGに合成して目線補正画像を生成し、生成した目線補正画像を表示手段14に画面表示して本処理を終える。なお、偏視顔画像HGに目元画像MGを合成するには、顔の輪郭や鼻の位置、目の大きさ、瞳の大きさ等から輪郭線のズレが最小となるように目元画像MGを拡大縮小して偏視顔画像HGに上書き合成して表示手段14に画面表示する。
以上のように、第1実施形態では、ユーザがカメラ(撮像手段12)を正視した状態で撮影して得た正視顔画像SGから目元画像MGを切り出した後、ユーザが表示手段14の表示画面を見つめている状態の顔を撮影して偏視顔画像HGを取得すると、その偏視顔画像HGを撮影した時の撮影距離が所定距離未満であれば、取得した偏視顔画像HGに、切り出した目元画像MGを合成して表示手段14に画面表示するので、自然な表情の正視目線に補正できる。また、顔の輪郭を含む目元画像MGを用いて偏視顔画像HGに合成しているので、目元画像MGを撮影した時の撮影距離と偏視顔画像HGを撮影した時の撮影距離とが異なる場合でも特徴点が多数ある為に拡大縮小することで自然な表情の正視目線に補正できる。
なお、上述した第1実施形態では、偏視顔画像HGに目元画像MGを合成する際に、顔の輪郭を参照するようにしたが、髪などのノイズ情報も少なからず含まれる為、必ずしも顔の輪郭を参照する必要はない。また、偏視顔画像HGに目元画像MGを合成する際に、鼻の位置を参照するようにしたが、これについても必ずしも参照の必要はない。また、同様に、本実施形態では、正視顔画像SGから目元画像MGを切り出す際に、顔の輪郭の一部および鼻の一部形状を含む目元領域を切り出すようにしたが、これに限らず、顔や鼻の一部を含まない目元だけの目元画像MGを切り出す態様としても構わない。
[第2実施形態]
次に、図4〜図6を参照して第2実施形態について説明する。
(1)構成
図4は、第2実施形態による画像処理装置を備えた撮影装置100の全体構成を示すブロック図である。この図において、上述した第1実施形態と共通する構成要素には同一の番号を付し、その説明を省略する。第2実施形態が上述の第1実施形態と相違する点は、制御手段13が瞳切取手段133と、瞳径計測手段134aおよび白目塗潰手段134bを備える合成手段134とを具備することにある。以下、第1実施形態と相違する構成について説明する。
瞳切取手段133は、撮像手段12により撮影されたユーザの正視顔画像SG(図6参照)から瞳画像EGを切り取る。正視顔画像SGは、カメラ(撮像手段12)を正視した状態のユーザの顔を撮像した画像を指す。瞳画像EGとは、図6に図示するように、撮像手段12により撮影された正視顔画像SGにおける両眼の瞳の画像を指す。瞳切取手段133により切り取られた瞳画像EGは、図示されていない一時記憶手段(RAM)に格納保存される。
瞳径計測手段134aは、表示手段14の表示画面を見つめているユーザの顔を撮像手段12により撮影して取得した偏視顔画像HG(図6参照)中の瞳の径や、瞳切取手段133により切り取られた瞳画像EG中の瞳の径を計測する。白目塗潰手段134bは、偏視顔画像HG中の瞳を白目に塗り潰す。塗り潰しには予め用意してあるテクスチャー画像を用いる。合成手段134では、瞳径計測手段134aにより計測された偏視顔画像HG中の瞳の径と瞳画像EG中の瞳の径との比に応じた拡大縮小率に従って瞳画像EG中の瞳の大きさを拡大縮小し、拡大縮小された瞳画像EGを、白目塗潰手段134bにより両眼の瞳が白目に塗り潰された偏視顔画像HG中の両眼位置に合成する。瞳は眼の略中央部に合成することが望ましいのは言うまでもない。
(2)動作
次に、図5〜図6を参照して第2実施形態の動作を説明する。図5は、瞳切取手段133と、瞳径計測手段134aおよび白目塗潰手段134bを備える合成手段134とを具備する制御手段13が実行する目線補正処理の動作を示すフローチャートである。本処理が実行されると、制御手段13はステップS201に処理を進め、カメラ(撮像手段12)を正面から見つめるようにユーザに指示する。ユーザへの指示は、表示部14に指示内容を文字として画面表示する態様でもよいし、指示内容を音声ガイダンスする態様でも構わない。
続いて、ステップS202では、ユーザがカメラ(撮像手段12)を正視した状態を撮影して正視顔画像SG(図6参照)を取得する瞳撮影処理を実行する。この瞳撮影処理では、ユーザの顔がカメラに対して正視した状態を検出した時に、自動的に正視顔画像SGを撮影する態様の他、ユーザ操作(シャッタボタン押下)で正視顔画像SGを撮影する態様としても構わない。また、撮影範囲はユーザの顔全体でもよいし、顔の目元領域だけを撮影するようにしてもよい。取得された正視顔画像SGが制御手段13に供給されると、図6に図示するように、瞳切取手段133が正視顔画像SGから瞳画像EGを切り出して一時記憶手段(RAM)に格納保存する。
正視顔画像SGから瞳画像EGを切り出し終えると、ステップS203に進み、前述したハンドミラー機能用の撮影モードに切り替える旨を表す切替通知を表示手段14に画面表示する。続いて、次のステップS204では、切替通知に従ってユーザが表示手段14の表示画面を見つめている状態の顔、つまり目線が正視した状態から外れた偏視顔を撮影して偏視顔画像HG(図6参照)を取得する。具体的には、例えば図10に図示する一例であれば、伏し目の偏視顔画像HGが撮影される。続いて、ステップS205では、偏視顔画像HGを撮影した時に、測距手段11により測距された撮影距離が所定距離未満であるか否かを判断する。
撮影距離が所定距離以上の場合には、撮影した画像の解像度から目線が特定できなかったり、目線補正を施すほど視線の偏りが生じなかったりする為、上記ステップS205の判断結果は「NO」になり、目線補正することなく本処理を終える。これに対し、撮影距離が所定距離未満であれば、目線補正を施す必要があるので、上記ステップS205の判断結果が「YES」になり、ステップS206に進む。
ステップS206では、偏視顔画像HG中の両眼の瞳を、予め用意してあるテクスチャー画像を用いて白目に塗り潰す。そして、ステップS207では、偏視顔画像HG中の瞳の径と瞳画像EG中の瞳の径とを計測し、計測した両径の比に応じた拡大縮小率に従い、瞳画像EG中の瞳の大きさを拡大縮小し、拡大縮小された瞳の瞳画像EGを、上記ステップS205において両眼の瞳が白目に塗り潰された偏視顔画像HG中の両眼位置に合成して表示手段14に画面表示する。
以上のように、第2実施形態では、ユーザがカメラ(撮像手段12)を正視した状態で撮影して得た正視顔画像SGから瞳画像EGを切り出した後、ユーザが表示手段14の表示画面を見つめている状態の顔を撮影して偏視顔画像HGを取得すると、その偏視顔画像HGを撮影した時の撮影距離が所定距離未満であれば、偏視顔画像HG中の両眼の瞳を予め用意してあるテクスチャー画像を用いて白目に塗り潰し、偏視顔画像HG中の瞳の径と瞳画像EG中の瞳の径とを計測し、計測した両径の比に応じた拡大縮小率に従い、瞳画像EG中の瞳の大きさを拡大縮小し、拡大縮小された瞳の瞳画像EGを、両眼の瞳が白目に塗り潰された偏視顔画像HG中の両眼位置に合成して表示手段14に画面表示するので、自然な表情の正視目線に補正できる。また、自然な表情の正視目線に補正することによって、あたかも正視したユーザの顔が表示手段14の画面に表示されるハンドミラー機能を実現することが出来る。
なお、本実施形態では、瞳のみを切り取って合成しているので、合成領域が最小限となるため、より一層自然な表情の正視目線に補正することが可能になる。また、合成の際には、瞳と目蓋の関係も考慮する必要がある。すなわち、目蓋が瞳にかかるような場合には、目蓋にマスク処理を施して白目部分を透明化して目蓋を隠すようにして合成することも可能であるが、瞳に目蓋がかかってしまう状況では表示手段14を見ていないものと見なし、上記ステップS207の合成処理を行わないようにする態様としても構わない。
[第3実施形態]
次に、図7〜図9を参照して第3実施形態について説明する。
(1)構成
図7は、第3実施形態による画像処理装置を備えた撮影装置100の全体構成を示すブロック図である。この図において、前述した第1実施形態と共通する構成要素には同一の番号を付し、その説明を省略する。第3実施形態が前述の第1実施形態と相違する点は、制御手段13が眼球大きさ及び回転角度判定手段135、瞳回転補正手段136、白目塗潰手段137aを備える合成手段137を具備することにある。以下、第1実施形態と相違する構成について説明する。
眼球大きさ及び回転角度判定手段135は、表示手段14の表示画面を見つめているユーザの顔を撮像手段12により撮影して取得した偏視顔画像HG中の瞳から眼球の大きさと眼球の回転角度を判定する。この点について図9を参照して説明する。図9は瞳の水平方向で最大幅の線を横径L、横径Lの中央と垂直方向で最大幅の線を縦半径Rとした図である。目線が下を向いて偏視(伏し目)になった場合、瞳の横径Lは正視の状態と変わらないが、偏視状態の縦半径Rは正視状態の縦半径Rに比べ小さくなる。眼球径が瞳径に比例するものと考えれば、瞳の横径Lから眼球の大きさが分かる。また、正視状態から偏視状態になったときに眼球が球として回転したと考えると、その横径Lと縦半径Rとの比率から回転角度を算出することが出来る。
瞳回転補正手段136は、眼球大きさ及び回転角度判定手段135により判定された眼球大きさ及び回転角度に基づき正視状態の瞳に補正する。すなわち、図9に図示する通り、瞳の横径Lの中央を略瞳中心位置とし、この瞳中心位置を頂点とした三角形T(あるいは扇形状)の画像について眼球径と回転角を考慮した角度回転補正を行って正視状態の瞳画像を生成する。白目塗潰手段137aは、偏視顔画像HG中の瞳を白目に塗り潰す。塗り潰しには予め用意してあるテクスチャー画像を用いる。合成手段137では、眼球大きさ及び回転角度判定手段135および瞳回転補正手段136により生成された正視状態の瞳画像を、白目塗潰手段137aにより両眼の瞳が白目に塗り潰された偏視顔画像HG中の両眼位置に合成する。
(2)動作
次に、図8〜図9を参照して第3実施形態の動作を説明する。図8は、眼球大きさ及び回転角度判定手段135、瞳回転補正手段136、白目塗潰手段137aを備える合成手段137を具備する制御手段13が実行する目線補正処理の動作を示すフローチャートである。本処理が実行されると、制御手段13はステップS301において、ユーザが表示手段14の表示画面を見つめている状態の顔、つまり目線が正視した状態から外れた偏視顔を撮影して偏視顔画像HGを取得する。
偏視顔画像HGを取得すると、ステップS302に処理を進め、図9に図示するように、眼球大きさ及び回転角度判定手段135が偏視顔画像HG中の瞳から眼球の大きさと眼球の回転角度を判定する。続いて、ステップS303では、上記ステップS302で判定された眼球大きさ及び回転角度に基づき正視状態の瞳に補正する角度回転補正を行って正視状態の瞳画像を生成する。次に、ステップS304では、偏視顔画像HGを撮影した時に、測距手段11により測距された撮影距離が所定距離未満であるか否かを判断する。
撮影距離が所定距離以上の場合には、撮影した画像の解像度から目線が特定できなかったり、目線補正を施すほど視線の偏りが生じなかったりする為、上記ステップS304の判断結果は「NO」になり、本処理を終える。一方、撮影距離が所定距離未満であれば、上記ステップS304の判断結果は「YES」になり、ステップS305に進む。ステップS305では、偏視顔画像HG中の両眼の瞳を、予め用意してあるテクスチャー画像を用いて白目に塗り潰す。そして、ステップS306では、偏視顔画像HG中の瞳の径を計測し、計測した瞳の径に応じて、上記ステップS303において生成された正視状態の瞳画像の大きさを拡大縮小し、拡大縮小した正視状態の瞳画像を、両眼の瞳が白目に塗り潰された偏視顔画像HG中の両眼位置に合成して表示手段14に画面表示する。
以上のように、第3実施形態では、ユーザが表示手段14の表示画面を見つめている状態の顔を撮影して偏視顔画像HGを取得すると、その偏視顔画像HG中の瞳から眼球の大きさと眼球の回転角度を判定し、判定された眼球大きさ及び回転角度に基づき正視状態の瞳に補正する角度回転補正を行って正視状態の瞳画像を生成する。そして、偏視顔画像HGを撮影した時の撮影距離が所定距離未満であれば、偏視顔画像HG中の両眼の瞳を、予め用意してあるテクスチャー画像を用いて白目に塗り潰した後、偏視顔画像HG中の瞳の径を計測し、計測した瞳の径に応じて正視状態の瞳画像の大きさを拡大縮小し、拡大縮小した正視状態の瞳画像を、両眼の瞳が白目に塗り潰された偏視顔画像HG中の両眼位置に合成して表示手段14に画面表示するので、自然な表情の正視目線に補正できる。また、自然な表情の正視目線に補正することによって、あたかも正視したユーザの顔が表示手段14の画面に表示されるハンドミラー機能を実現することが出来る。
また、第3実施形態では、瞳の水平方向で最大幅の線を横径L、横径Lの中央と垂直方向で最大幅の線を縦半径Rとして、瞳の横径Lの中央を略瞳中心位置とし処理を簡素化したが、厳密には瞳中心は横径Lの下方に位置するため、撮影角度によっては補正画像がいびつになる場合もある。このような場合は眼球の大きさと回転角度に応じて瞳中心位置を下へ補正して、ここを頂点とした三角形T(あるいは扇形状)の画像を取得するようにしてもよい。
なお、瞳画像を偏視顔画像HGに合成する際には、瞳と目蓋の関係も考慮する必要がある。すなわち、偏視顔画像HG中の目蓋が瞳にかかるような場合には、目蓋にマスク処理を施して白目部分を透明化して目蓋を隠すようにして合成することも可能であるが、瞳に目蓋がかかってしまう状況では表示手段14を見ていないものと見なし、上記ステップS207の合成処理を行わないようにする態様としても構わない。
また、白目塗潰手段137aにて予め用意したテクスチャー画像で白目を塗り潰す処理としたが、これに替えて、瞳を回転補正する際に白目部分をも含めた三角形T(又は扇形状)にて回転補正し、目蓋を考慮した合成を施すようにしてもよい。更に、上述した実施形態では、眼球径を考慮した回転角度補正を行ったが、これに限らず、瞳の横径Lと縦半径Rとの比率で定まる扁平率の瞳を円形となるように補正する態様としてもよい。こうした補正の場合には、三角形T(又は扇形状)で補正し、全周へ展開する必要が無くなる。
加えて、上述した第1〜第3実施形態では、説明の簡略化を図る為、目線が正視した状態から外れた偏視の一例として伏し目を例示したが、本発明の要旨は伏し目に限定されず、目線が正視した状態から上下左右のいずれか一方向へ外れた偏視に適用できることは言うまでもない。
以下に、本発明に関する付記事項を記載する。
(付記1)
コンピュータに、
正視目線の顔を撮影して正視顔画像を取得する正視顔画像取得ステップと、
前記正視顔画像取得ステップにて取得された正視顔画像中の目元部分を切り出して目元画像を生成する目元切取ステップと、
目線が正視した状態から外れた偏視の顔を撮影して偏視顔画像を取得する偏視顔画像取得ステップと、
前記偏視顔画像取得ステップにより取得された偏視顔画像中の目元部分に、前記目元切取ステップにより生成された目元画像を合成して偏視顔画像中の目線を補正する目線補正ステップと
を実行させることを特徴とするプログラム。
(付記2)
コンピュータに、
正視目線の顔を撮影して正視顔画像を取得する正視顔画像取得ステップと、
前記正視顔画像取得ステップにて取得された正視顔画像中の両眼の瞳部分を切り出して瞳画像を生成する瞳切取ステップと、
目線が正視した状態から外れた偏視の顔を撮影して偏視顔画像を取得する偏視顔画像取得ステップと、
前記偏視顔画像取得ステップにより取得された偏視顔画像中の両眼の瞳部分に、前記瞳切取ステップで生成された瞳画像を合成して偏視顔画像中の目線を補正する目線補正ステップと
を実行させることを特徴とするプログラム。
(付記3)
コンピュータに、
目線が正視した状態から外れた偏視の顔を撮影して偏視顔画像を取得する偏視顔画像取得ステップと、
前記偏視顔画像取得ステップにて取得された偏視顔画像中の瞳から眼球の大きさと眼球の回転角度とを判定する判定ステップと、
前記判定ステップで判定された眼球の大きさと眼球の回転角度とに応じて、偏視顔画像中の瞳に回転補正を施して正視目線の瞳画像を生成する瞳画像生成ステップと、
前記瞳画像生成ステップにて生成された瞳画像を、偏視顔画像中の両眼位置に合成して目線を補正する目線補正ステップと
を実行させることを特徴とするプログラム。
(付記4)
前記目線補正ステップは、
偏視顔画像中の瞳の径を計測し、計測した瞳の径に応じて、前記瞳画像生成ステップで生成された正視目線の瞳画像の大きさを拡大縮小する拡大縮小ステップと、
前記拡大縮小ステップにて拡大縮小された正視目線の瞳画像を、偏視顔画像中の両眼位置に合成する合成ステップと
を備えることを特徴とする付記3に記載のプログラム。
(付記5)
被写体との撮影距離を測距する測距ステップと、
偏視顔画像を撮像した時に、前記測距ステップで測距された撮影距離が所定距離未満であれば、前記目線補正ステップを実行させ、一方、撮影距離が所定距離以上ならば、前記目線補正ステップを不実行とする制御ステップと
を備えることを特徴とする付記1〜3の何れかに記載のプログラム。
11 測距手段
12 撮像手段
13 制御手段
131 目元切取手段
132 合成手段
133 瞳切取手段
134 合成手段
134a 瞳径計測手段
134b 白目塗潰手段
135 眼球大きさ及び回転角度判定手段
136 瞳回転補正手段
137 合成手段
137a 白目塗潰手段
14 表示手段
100 撮影装置

Claims (8)

  1. 被写体との撮影距離を測距する測距手段と、
    正視目線の顔を撮影して正視顔画像を取得する正視顔画像取得手段と、
    前記正視顔画像取得手段により取得された正視顔画像中の目元部分を切り出して目元画像を生成する目元切取手段と、
    目線が正視した状態から外れた偏視の顔を撮影して偏視顔画像を取得する偏視顔画像取得手段と、
    前記偏視顔画像取得手段により取得された偏視顔画像中の目元部分に、前記目元切取手段により生成された目元画像を合成して偏視顔画像中の目線を補正する目線補正手段と、
    前記偏視顔画像取得手段が偏視顔画像を撮像した時に、前記測距手段により測距された撮影距離が所定距離未満であれば、前記目線補正手段を実行させ、一方、撮影距離が所定距離以上ならば、前記目線補正手段を不実行とする制御手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 被写体との撮影距離を測距する測距手段と、
    正視目線の顔を撮影して正視顔画像を取得する正視顔画像取得手段と、
    前記正視顔画像取得手段により取得された正視顔画像中の両眼の瞳部分を切り出して瞳画像を生成する瞳切取手段と、
    目線が正視した状態から外れた偏視の顔を撮影して偏視顔画像を取得する偏視顔画像取得手段と、
    前記偏視顔画像取得手段により取得された偏視顔画像中の両眼の瞳部分に、前記瞳切取手段により生成された瞳画像を合成して偏視顔画像中の目線を補正する目線補正手段と、
    前記偏視顔画像取得手段が偏視顔画像を撮像した時に、前記測距手段により測距された撮影距離が所定距離未満であれば、前記目線補正手段を実行させ、一方、撮影距離が所定距離以上ならば、前記目線補正手段を不実行とする制御手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  3. 被写体との撮影距離を測距する測距手段と、
    目線が正視した状態から外れた偏視の顔を撮影して偏視顔画像を取得する偏視顔画像取得手段と、
    前記偏視顔画像取得手段により取得された偏視顔画像中の瞳から眼球の大きさと眼球の回転角度とを判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された眼球の大きさと眼球の回転角度とに応じて、偏視顔画像中の瞳に回転補正を施して正視目線の瞳画像を生成する瞳画像生成手段と、
    前記瞳画像生成手段により生成された瞳画像を、偏視顔画像中の両眼位置に合成して目線を補正する目線補正手段と、
    前記偏視顔画像取得手段が偏視顔画像を撮像した時に、前記測距手段により測距された撮影距離が所定距離未満であれば、前記目線補正手段を実行させ、一方、撮影距離が所定距離以上ならば、前記目線補正手段を不実行とする制御手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記目線補正手段は、
    前記偏視顔画像取得手段が偏視顔画像を撮像した時に、前記測距手段により測距された撮影距離が所定距離未満の場合に、前記偏視顔画像取得手段により取得された偏視顔画像中の両眼の瞳を白目画像で塗り潰す塗り潰し手段と、
    前記偏視顔画像中の瞳の径を計測し、計測した瞳の径に応じて、前記瞳画像生成手段により生成された正視目線の瞳画像の大きさを拡大縮小する拡大縮小手段と、
    前記拡大縮小手段により拡大縮小された正視目線の瞳画像を、前記塗り潰し手段により両眼の瞳が白目に塗りつぶされた偏視顔画像中の両眼位置に合成する合成手段と、
    を備えることを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 被写体との撮影距離を測距する測距ステップと、
    正視目線の顔を撮影して正視顔画像を取得する正視顔画像取得ステップと、
    前記正視顔画像取得ステップにより取得された正視顔画像中の目元部分を切り出して目元画像を生成する目元切取ステップと、
    目線が正視した状態から外れた偏視の顔を撮影して偏視顔画像を取得する偏視顔画像取得ステップと、
    前記偏視顔画像取得ステップにより取得された偏視顔画像中の目元部分に、前記目元切取ステップにより生成された目元画像を合成して偏視顔画像中の目線を補正する目線補正ステップと、
    前記偏視顔画像取得ステップで偏視顔画像を撮像した時に、前記測距ステップにて測距された撮影距離が所定距離未満であれば、前記目線補正ステップを実行させ、一方、撮影距離が所定距離以上ならば、前記目線補正ステップを不実行とする制御ステップと
    を具備することを特徴とする画像処理方法。
  6. 被写体との撮影距離を測距する測距ステップと、
    正視目線の顔を撮影して正視顔画像を取得する正視顔画像取得ステップと、
    前記正視顔画像取得ステップにより取得された正視顔画像中の両眼の瞳部分を切り出して瞳画像を生成する瞳切取ステップと、
    目線が正視した状態から外れた偏視の顔を撮影して偏視顔画像を取得する偏視顔画像取得ステップと、
    前記偏視顔画像取得ステップにより取得された偏視顔画像中の両眼の瞳部分に、前記瞳切取ステップにより生成された瞳画像を合成して偏視顔画像中の目線を補正する目線補正ステップと、
    前記偏視顔画像取得ステップで偏視顔画像を撮像した時に、前記測距ステップにて測距された撮影距離が所定距離未満であれば、前記目線補正ステップを実行させ、一方、撮影距離が所定距離以上ならば、前記目線補正ステップを不実行とする制御ステップと
    を具備することを特徴とする画像処理方法。
  7. 被写体との撮影距離を測距する測距ステップと、
    目線が正視した状態から外れた偏視の顔を撮影して偏視顔画像を取得する偏視顔画像取得ステップと、
    前記偏視顔画像取得ステップにより取得された偏視顔画像中の瞳から眼球の大きさと眼球の回転角度とを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより判定された眼球の大きさと眼球の回転角度とに応じて、偏視顔画像中の瞳に回転補正を施して正視目線の瞳画像を生成する瞳画像生成ステップと、
    前記瞳画像生成ステップにより生成された瞳画像を、偏視顔画像中の両眼位置に合成して目線を補正する目線補正ステップと、
    前記偏視顔画像取得ステップで偏視顔画像を撮像した時に、前記測距ステップにて測距された撮影距離が所定距離未満であれば、前記目線補正ステップを実行させ、一方、撮影距離が所定距離以上ならば、前記目線補正ステップを不実行とする制御ステップと
    を具備することを特徴とする画像処理方法。
  8. 前記目線補正ステップは、
    前記偏視顔画像取得ステップで偏視顔画像を撮像した時に、前記測距ステップにて測距された撮影距離が所定距離未満の場合に、前記偏視顔画像取得ステップで取得された偏視顔画像中の両眼の瞳を白目画像で塗り潰す塗り潰しステップと、
    前記偏視顔画像中の瞳の径を計測し、計測した瞳の径に応じて、前記瞳画像生成ステップにより生成された正視目線の瞳画像の大きさを拡大縮小する拡大縮小ステップと、
    前記拡大縮小ステップにより拡大縮小された正視目線の瞳画像を、前記塗り潰しステップにて両眼の瞳が白目に塗りつぶされた偏視顔画像中の両眼位置に合成する合成ステップと、
    を備えることを特徴とする請求項記載の画像処理方法。
JP2010252568A 2010-11-11 2010-11-11 画像処理装置および画像処理方法 Expired - Fee Related JP5645255B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010252568A JP5645255B2 (ja) 2010-11-11 2010-11-11 画像処理装置および画像処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010252568A JP5645255B2 (ja) 2010-11-11 2010-11-11 画像処理装置および画像処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012103941A JP2012103941A (ja) 2012-05-31
JP5645255B2 true JP5645255B2 (ja) 2014-12-24

Family

ID=46394250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010252568A Expired - Fee Related JP5645255B2 (ja) 2010-11-11 2010-11-11 画像処理装置および画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5645255B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5935849B2 (ja) * 2013-10-04 2016-06-15 カシオ計算機株式会社 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP6402301B2 (ja) * 2014-02-07 2018-10-10 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 視線変換装置、視線変換方法及びプログラム
CN106780662B (zh) 2016-11-16 2020-09-18 北京旷视科技有限公司 人脸图像生成方法、装置及设备
CN106780658B (zh) * 2016-11-16 2021-03-09 北京旷视科技有限公司 人脸特征添加方法、装置及设备
JP2022136843A (ja) * 2021-03-08 2022-09-21 本田技研工業株式会社 較正装置及び較正方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05205030A (ja) * 1992-01-27 1993-08-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 撮影人物の視線一致表示装置
JPH0716244B2 (ja) * 1992-06-22 1995-02-22 株式会社エイ・ティ・アール通信システム研究所 視線一致補正装置
JP2000137789A (ja) * 1998-10-29 2000-05-16 Sharp Corp 画像処理装置
JP2005117106A (ja) * 2003-10-02 2005-04-28 Nec Corp 撮像機能付携帯電話機とその制御方法及び制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012103941A (ja) 2012-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106062826B (zh) 图像生成装置以及图像生成方法
US9563975B2 (en) Makeup support apparatus and method for supporting makeup
CN107105157B (zh) 从手持设备所捕获的多个图像进行肖像图像合成
US7221863B2 (en) Image processing apparatus and method, and program and recording medium used therewith
EP3462283B1 (en) Image display method and device utilized in virtual reality-based apparatus
WO2013077076A1 (ja) 表情出力装置及び表情出力方法
JP2011203446A (ja) ヘッドマウントディスプレイ装置
JP5645255B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
CN105989577B (zh) 一种图像校正的方法和装置
JP2017204674A (ja) 撮像装置、ヘッドマウントディスプレイ、情報処理システム、および情報処理方法
JP2002251634A (ja) 画像処理装置及びその方法並びにプログラムコード、記憶媒体
JP2015176559A (ja) 情報処理方法、情報処理装置、およびプログラム
JP5949501B2 (ja) 作業補助システムおよびプログラム
JP2015176560A (ja) 情報処理方法、情報処理装置、およびプログラム
JP5695809B1 (ja) 表示装置、表示方法およびプログラム
US20060227209A1 (en) Image display apparatus and control method thereof
JP6862210B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム
JP6576639B2 (ja) 電子眼鏡および電子眼鏡の制御方法
JP5439281B2 (ja) ユーザ視点空間映像提示装置、ユーザ視点空間映像提示方法及びプログラム
WO2016157923A1 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
US11366315B2 (en) Image processing apparatus, method for controlling the same, non-transitory computer-readable storage medium, and system
JP5448739B2 (ja) 画像再生装置、撮像装置、画像再生方法
JP2015007722A (ja) 画像表示装置
JP2011217229A (ja) 撮像装置および表示方法
JP7365184B2 (ja) 画像処理装置、ヘッドマウントディスプレイ、および画像表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141007

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5645255

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees