JP5644605B2 - 畝立施肥装置 - Google Patents

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この発明は、畝成形器によって形成された畝に、粉・粒状の肥料又は薬剤を施用する畝立施肥装置に関する。
耕耘ロータリの上方部に施肥ホッパ等を配置して、繰出流下させる肥料を耕耘ロータリの左右ディスク間に施肥する技術(例えば、特許文献1参照)が知られている。また、耕耘装置の上部に複数の施用タンクを備えて異なる粒状物施用剤や粉状物施用剤を収容し、これらを各施用タンク出口部に配設する繰出装置を介して共通の流下ホッパに導いて混合された施用剤を等しく一対のディスクの間隔内に入るように耕耘爪の前側に落下させる構成がある(特許文献2)。
特開2005−6550号公報 特開2010−172310号公報
前記特許文献1、2の構成では、粒状物及び粉状物施用剤を混合しあるいは別々に一対のディスクの間に入るように構成されることになり、粉・粒状施用剤は共にこれらディスク間にて耕耘攪拌されるものとなる。このように構成することで、施用剤を局所的に施用でき、然も耕耘作用を受けて土壌に攪拌されて作物に対する施用効果も大きい。
ところが、主として薬剤の場合には施用効果を出すには畝立部断面全体に分布すべく行き渡った状態とすることで施用効果が得られる性状の薬剤がある。このような性状の薬剤を、従来技術にあるように部分的に施用剤が存在する形態ではディスクの外側の施用剤非存在側に伸長した根部への施用効果が期待できないとして改良が望まれている。
請求項1に記載の発明は、トラクタ車体1の後方に耕耘ロータリ6と耕耘土壌を受けて畝成形する畝成形器7を装着し、耕耘ロータリ6の耕耘軸15には複数の耕耘爪23,23…と畝成形器7で成形する畝の畝幅間で対向する対のディスク25,25を配設し、粉粒状物を繰り出す繰出手段Hを設け、対向するディスク25,25間またはその前方において繰り出された粉粒状物を土壌と共に攪拌する畝立施肥装置において、前記畝成形器7による畝の略全幅に相当して粉粒状物を拡散する拡散手段Kを設け、
拡散手段Kは、繰出ホッパ8の繰出装置51から繰り出される粉粒状物を左右方向に拡散案内する翼部46bを形成する拡散用樋46を備え、
前記拡散手段Kを構成する拡散用樋46と前記繰出手段Hを構成する筒状樋48からなる散布樋組を耕耘ロータリ6の前方に左右方向に配設した支持ロッド49bに沿って移動調節自在に設け、
拡散用樋46の散布口を筒状樋48の散布口に対して前後にずらせて配置してなる畝立施肥装置とする。
このように構成し作業を開始すると、土壌は耕耘ロータリ6によって耕耘され、次いで畝成形器7の作用で畝立てされる。繰出手段Hからの粉粒状物は成形される畝のうち対向するディスク25,25間で攪拌され、該ディスク25,25間に分布する。また、拡散手段Kで繰り出される粉粒状物は、ディスク25,25の内外側で攪拌され畝成形器7によって畝立てされる畝の断面全域に分布する。
また、繰出装置51からの粉粒状物は翼部46b上に沿って流下し、対向するディスク25,25内外に分散しながら落下する。
また、拡散用樋46と一対の筒状樋48からなる散布樋組を個別に左右移動して後続して成形される畝に対して適切な配置に調節できる。
また、拡散用樋46の散布口と筒状樋48の散布口から散布される粉粒状物が前後にずれて散布される。
請求項1に記載の発明によると、繰出手段からの粉粒状物は対のディスク間で攪拌され畝断面の一部に分布し、拡散手段からの粉粒状物は畝の断面全域に分布し、施用効果に基づいて畝のz全面散布に適した施用粉粒状物を用いる場合には、拡散手段を介して圃場に撒くことで施用効果を有効に引き出すことができる。
また、繰出装置51からの粉粒状物は翼部46b上に沿って流下し、対向するディスク25,25内外に分散しながら落下でき、構成を簡単化できる。
また、拡散用樋46と一対の筒状樋48からなる散布樋組を個別に左右移動して後続して成形される畝に対して適切な配置に調節できる。
また、拡散用樋46の散布口と筒状樋48の散布口から散布される粉粒状物が前後にずれて散布されるため、拡散落下中の粉粒状物に局部散布の粉粒状物の干渉がなく均一に分布させることができる。
畝立施肥装置の側面図。 畝立施肥装置の背面図。 耕耘ロータリ部の背面図。 耕耘ロータリ部の側面図。 散布樋組の斜視図。 作用説明平面図。
この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
トラクタ車体1の後部にリフトアーム2によって昇降されるロアリンク3、トップリンク4等からなる3点リンク機構5を構成し、該3点リンク機構5を介して耕耘ロータリ6及び畝成形器7からなる耕耘畝立部Aを装着している。
上記耕耘ロータリ6及び畝成形器7からなる耕耘畝立部Aの上方に、左右中央の粉繰出ホッパ8と左右側方の一対設けられる粒繰出ホッパ9,9を有する施肥装置Bを設けている。
10,10は車体1の後輪、11はフェンダー、12はキャビンである。
前記耕耘ロータリ6は所謂センタドライブ形態で、左右の耕耘軸15,15を伝動駆動する伝動ケース16を耕耘幅の中央部に垂下状態に設ける構成である。
左右の耕耘軸15,15は、伝動ケース16に近い第1の耕耘軸15a,この第1の耕耘軸15aの先端側異径部に着脱自在に嵌合する主体の第2耕耘爪15bからなり、伝動ケース16から左右に突出する耕耘出力軸17,17に前記第1耕耘軸15aをスプライン嵌合して動力伝動可能に構成し、前記異径嵌合部を介して第1耕耘軸15aの回転動力を第2耕耘軸15bに伝達する構成とし、第2耕耘軸15bの軸方向の抜け止めは長尺のボルト部材18で行なう構成である。
第1耕耘軸15aの周りには爪ホルダ19を直接に溶接一体化して取り付け、第2耕耘軸15bには、爪ホルダ20を適宜個数、位相をずらせて配設した短ボス体21,21を外嵌してスライド自在に設け、第2耕耘軸15bの軸方向にスライドさせて所定の位置で締付部22,22によって固定する構成である。これら爪ホルダ19,20には耕耘爪23,23を着脱自在に装着している。
前記第2耕耘軸15bには、左右間隔離れて一対のディスク25,25と該一対の耕耘ディスク25,25間に配置する耕耘爪23を設けた長ボス体(筒状体)26をスライド自在に挿通し、締付具27,27で固定できる構成としている。詳述すると、所定間隔(例えば200mm)離して長ボス体(筒状体)26の周面に回転軸15に直交する平面に対して僅かに捻って複数の取付板28a〜28d(図例では4枚)を同位相でありながら半径方向には等間隔に配置し、かつこれら取付板28a〜28dに夫々螺旋羽根形態の複数枚の螺旋羽根からなっている(図例では分割螺旋羽根25a〜25dの4枚)ディスク25を装着する。
上記長ボス体(筒状部材)26には所定間隔(例えば200mm)離して上記構成の螺旋羽根25a〜25dからなるディスク25を左右に対向する関係に設けている。この一対のディスク25,25の回転は土壌を耕耘する機能と螺旋状に形成されるため耕耘土壌を対向する側即ち左右ディスク25,25の間隔内側に寄せる機能を備えている。
また、長ボス体(筒状部材)26の中間部には複数の爪ホルダ29,29を配設し、該爪ホルダ29,29に前記耕耘爪23,23を着脱自在に装着している。
上記のように構成された耕耘ロータリ6は、第1、第2耕耘軸15a,15bの回転によって耕耘爪23,23…が順次土中に打ち込まれ土壌を耕耘する。また、対向するディスク25,25も同様に回転し、左右に対向する関係となって、螺旋状に配設された螺旋羽根25a〜25d回転は土壌をこの対向する間隔部内に向けて移動させながら耕耘する。
第2耕耘軸15bに一対のディスク25,25を配設する構成としたが、伝動ケース16を挟んで左右に位置する第1耕耘軸15a,15aの夫々に一対として対向しあうディスク25,25の取付板28Ca〜28Cdを直接的に設けて、後記のように3畦成形に対応させている。
又、この耕耘ロータリ6の上側を覆う耕耘カバー30上に位置する耕耘フレーム31から後方にわたってヒッチ32を設け、このヒッチ32にツールバー33を取付ける。このツールバー33には、畝成形器7、後述のステップ34及び尾輪36等を配置できる。
畝成形器7は、片培土板40,40の一対を耕耘幅にわたって複数(図例では3対配置して、3条畝成形形態としている)取付け、このツールバー33に沿って横移動可能にして、畝幅調節及び成形畝の間隔を調整することができる。前記施肥装置Bは、耕耘フレーム31、及びヒッチ32等の上方に支持フレーム41を介して支持されるツールバー42に沿って配置し、横方向に取付位置を移動調節可能に構成している。
ここにおいて、畝立施肥装置の構成は、トラクタ車体1の後方に耕耘ロータリ6とこの耕耘土壌を培土する畝成形器7を装着し、これら前部の耕耘ロータリ6の上方部で左右中央位置には、主に薬剤を施用するため粒状物を繰出す粒繰出ホッパ8を設け、後部の畝成形器7の上方部で、左右両側位置には主に肥料を施用するため粉状物を繰出す粉繰出ホッパ9,9を設けたものである。車体1の進行によって耕耘ロータリ6によって土壌面が耕耘されて、この耕耘土壌面を畝成形器7によって培土して畝成形する。この畝には、粒繰出ホッパ8から繰出す粒状施薬と、粉繰出ホッパ9から繰出す粉状肥料を土壌と攪拌しながら施用する。このような粉、粒状物の施用において、粒繰出ホッパ8を前部の耕耘ロータリ6上方の中央部に搭載し、粉繰出ホッパ9を後部の畝成形器7上方の左右両側部に搭載して、粉状物(粉状肥料)及び粒状物(粒状施薬)等の繰出流下施用を直下方向へ垂直状に行わせる。
粒状物(粒状施薬)と粉状物(粉状肥料)を混合しながら畝立土壌面に施用する作業機形態にあっては、これら施薬と肥料を各別に収容しておくと、繰出ホッパの設置数が耕耘ロータリの上部で多くなり、これらの占めるスペースが広くなり、肥料等の供給作業やメンテナンス等が煩雑化となり易いが、前記のように、トラクタ車体1の後方に耕耘ロータリ6とこの耕耘土壌を受けて畝成形する畝成形器7を装着し、これら前部の耕耘ロータリ6の上方部で左右中央位置には、粒状物を繰出す粒繰出ホッパ8を設け、後部の畝成形器7の上方部で、左右両側位置には粉状物を繰出す粉繰出ホッパ9を設けた畝立施肥装置の構成とすることにより上記課題を解消する。すなわち、車体1の進行によって耕耘ロータリ6によって土壌面が耕耘されて、この耕耘土壌面を畝成形器7によって培土して畝成形し、この畝面には、粒繰出ホッパ8から繰出す粒状物と、粉繰出ホッパ9から繰出す粉状物を施用するが、これら各ホッパ8、9を前後、左右にずらせて配置しているため、各ホッパ7、8の容量を大きく設定し、中央部のホッパ8に対する粒状物の供給等の作業を行い易くする。従って、上記の構成によると、粒繰出ホッパ8と粉繰出ホッパ9を前後、左右に位置ずれさせた形態に配置するため、これら各ホッパ8、9の容量を大きくして有効に配置することができ、耕耘ロータリ6の上方部における特に中央部の粒繰出ホッパ8に対するメンテナンス性を容易に行うことができる。
次に、上記実施例では、前記粒繰出ホッパ8から繰出される粒状物(粒状施薬)を流下供給するホース45の粒供給口45aを拡散用樋46にて圃場に拡散散布し、粉繰出ホッパ9から繰出される粉状物(粉状肥料)を流下案内するホース47の粉供給口47aを筒状樋48にて圃場に局所散布する構成としている。
前記各繰出ホッパ8,9,9は、平面視略方形状形態に設けられて、開閉可能の蓋50を有する。各繰出ホッパ8,9,9の底部には、繰出ロールをモータで駆動して該ホッパ8,9,9の粉状物、又は粒状物を繰出す繰出装置51,51,51を設ける。各繰出装置51には3個所ずつ繰出口52,53,53を設け、夫々に前記ホース45,47,47を連結し、これらホース45,47,47によって粒状物G(粒状施薬)は拡散用樋46を、粉状物P(粉状肥料)は筒状樋48,48を介して圃場に散布される。
拡散用樋46は、ホース45の下端を挿入させる受筒体46aと、この受筒体46aから排出される粒状物を受けて左右に拡散する案内する翼部46bと上部の飛散防止板46cからなり、翼部46bを滑走しながら左右に拡散落下される構成である。一方、筒状樋48は一対宛に設けられ左右繰出ホッパ9,9に接続するホース47,47の各先端を受ける構成である。
拡散用樋46及び一対の筒状樋48,48は、耕耘ロータリ6の前側において、該耕耘ロータリ6のフレームから前下向きに延出するステー49a,49a…間に水平姿勢で横設された支持ロッド49bによって支持される。なお、該支持ロッド49bに対して、拡散用樋46は前方に位置し、筒状樋48,48は後方に位置している。
拡散用樋46からの粒状物G(粒状施薬)が機体の進行前位に左右に拡散して落下し前記耕耘ロータリ6の対向する左右ディスク25,25間隔内外共に散布状態となり、一方筒状樋48からの粉状体P(粉状肥料)はその略下方に落下しこれら対向する左右ディスク25,25の間隔内に散布されるようになっており、その左右方向の調整は、支持ロッド49bに対して拡散用樋46及び筒状樋48,48を貫通させたブラケット46a,48a,48aのロック用ボルトナット55による。前記拡散用樋46の受筒体46a、及び筒状樋48,48の上部はホース下端が挿通し易いように拡開状に形成されている。
拡散用樋46と一対の筒状樋48,48からなる散布樋組は後に成形される畝条数に対応し備えられる。図例では中央及び左右の3畝形態でこれに併せて散布樋組も3組に構成される。
前記のように、繰出ホッパ8の繰出装置51、ホース45及び拡散用樋46によって拡散散布を行う拡散手段Wを構成し、繰出ホッパ9,9の繰出装置51,51、ホース47,47及び筒状樋48,48によって標準の局所散布を行う繰出手段Hを構成するものである。
上例の作用について説明する。
前記繰出ホッパ8から繰り出される粒状物(粒状施薬)は、前記拡散手段Kを介して耕耘ロータリ6の前面に左右所定幅に拡散散布される。また、繰出ホッパ9,9から繰り出される粉状物(粉状肥料)は、前記繰出手段Hを介して上記粒状施薬の直後に局所散布される。前記耕耘ロータリ6によって耕耘された土壌面は畝成形器7により畝立て成形されるが、この耕耘ロータリ6による耕耘、即ち耕耘爪23,23…の耕耘作用によって土壌が耕耘されながら、対向するディスク25,25間においては、拡散手段Kから散布される粒状物(粒状施薬)の一部と繰出手段Hから局所散布される粉状肥料の全部が攪拌される。また対向するディスク25,25の外側においては耕耘爪23,23…の耕耘作用と共に前記拡散手段Kから散布された粒状物(粒状施薬)の攪拌が行われる。この後後続する畝成形器7によって所定条(図例では3条)の畝Rが成形される。
前記繰出手段Hからの粉状物(粉状肥料)は成形される畝Rのうち対向するディスク51,51間で攪拌され、畝の断面のうち該ディスク51,51間に分布する。また、拡散手段Kで繰り出される粉粒状物は、ディスク51,51の内外側で攪拌されるため、畝成形器7によって畝立てされる畝Rの断面全域に分布する。
したがって、特定の薬剤のように畝Rの断面全域に分布させる方が効果が大きい場合には、拡散手段Kを用いることによって所期の効果を奏し得る。また、特定の肥料においては、繰出手段Hによってディスク25,25間に分布させることにより畝Rの特に裾部への無駄な施肥を行わずとも良く、低コストの作業を実現できる。
上記実施例では、拡散手段Kで粒状物(粒状施薬)を対象としたが、粉状物でもよく、薬剤のみならず肥料であってもよい。畝断面全面に分布させる必要がある場合に有効である。
拡散手段Kを構成する拡散用樋46を前位に繰出手段Hを構成する筒状樋48を後位に配置することにより、両者が前後にずれて散布される粒状物と粉状物とが互いに干渉し難く、散布後の攪拌や畝内分布の偏りを来たさず、均一に散布できる。加えて本実施例では拡散用樋46の排出出口を筒状樋48の排出出口よりも下方に設定するため、一層上記干渉を生じ難い。
また、以下のような使用形態もある。
同一の粉粒状物の散布において、成形畝において対向する一対のディスク25,25間の分布を濃く、この間以外の分布を薄くさせたい場合には、繰出ホッパ8,9,9に同じ粉粒状物を投入しておき、繰出手段H及び拡散手段Kのいずれからも同じ粉粒状物を散布させるものである。このように構成すると、同一肥料や同一薬剤を畝断面の分布状況を異ならせて散布でき、作物の生長に見合う施肥乃至施薬状況を得ることができる。
なお、拡散手段Kの拡散用樋46に代替して筒状樋48を備えることにより、繰出ホッパ8の粒状物をも対向するディスク25,25内に散布させることができるものである。
また、前記実施例では所謂3畝仕様について説明したが、2畝仕様のほか4畝以上についても同様に実施でき、支持ロッド49bに沿わせて拡散用樋46と一対の筒状樋48,48からなる散布樋組を個別に左右移動して適切な配置に調節できる。
1 トラクタ車体
6 耕耘ロータリ
7 畝成形器
15 耕耘軸
23 耕耘爪
25 ディスク
46 拡散用樋
48 筒状樋
49b 支持ロッド
51 繰出装置
H 繰出手段
K 拡散手段
G 粒状物(粒状施薬)
P 粉状物(粉状肥料)

Claims (1)

  1. トラクタ車体(1)の後方に耕耘ロータリ(6)と耕耘土壌を受けて畝成形する畝成形器(7)を装着し、耕耘ロータリ(6)の耕耘軸(15)には複数の耕耘爪(23,23…)と畝成形器(7)で成形する畝の畝幅間で対向する対のディスク(25,25)を配設し、粉粒状物を繰り出す繰出手段(H)を設け、対向するディスク(25,25)間またはその前方において繰り出された粉粒状物を土壌と共に攪拌する畝立施肥装置において、前記畝成形器(7)による畝の略全幅に相当して粉粒状物を拡散する拡散手段(K)を設け、
    拡散手段(K)は、繰出ホッパ(8)の繰出装置(51)から繰り出される粉粒状物を左右方向に拡散案内する翼部(46b)を形成する拡散用樋(46)を備え、
    前記拡散手段(K)を構成する拡散用樋(46)と前記繰出手段(H)を構成する筒状樋(48)からなる散布樋組を耕耘ロータリ(6)の前方に左右方向に配設した支持ロッド(49b)に沿って移動調節自在に設け、
    拡散用樋(46)の散布口を筒状樋(48)の散布口に対して前後にずらせて配置してなる畝立施肥装置。
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