JP2832217B2 - 複合農作業機 - Google Patents

複合農作業機

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JP2832217B2 JP2094541A JP9454190A JP2832217B2 JP 2832217 B2 JP2832217 B2 JP 2832217B2 JP 2094541 A JP2094541 A JP 2094541A JP 9454190 A JP9454190 A JP 9454190A JP 2832217 B2 JP2832217 B2 JP 2832217B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は複合農作業機に係り、たとえば、圃場を耕耘
砕土する耕耘作業とこの耕耘作業に続いて圃場に施肥、
播種、あるいは薬剤などの粉粒物を排出散布する散布作
業とを同時工程で行うようにしたものに関する。
(従来の技術) 従来、この種の複合農作業機としては、たとえば、特
開昭56−102709号公報に記載されているように、ロータ
リー耕耘体の後方部にレーキ状の複数の砕土刃を併設し
たスクリーンを配設するとともに、このスクリーンの各
砕土刃とは別にこれらの間に肥料導管及び種子導管をそ
れぞれ設けた構成が知られている。また、特公昭39−94
07号公報に記載されているように、ロータリー耕耘体の
後方両端部に肥料導管及び種子導管をそれぞれ設けた構
成が知られている。
(発明が解決しようとする課題) 前記特開昭56−102709号公報に記載の構成では、スク
リーンと複数の肥料導管及び種子導管とは別々に設けら
れているため、スクリーンの各砕土刃に衝突し、これに
よって砕土された細土は、各砕土刃の間から後方に放て
きされるものであるが、この際、細土が粘性の高いとき
は細土が肥料導管及び種子導管に付着し易く、また、ス
クリーンとは別に肥料導管及び種子導管を設けるので部
品点数が多く構造が複雑でコストアップになる、という
問題がある。
また、前記特公昭39−9407号公報に記載の構成では、
ロータリー耕耘体にて耕耘された耕耘土の両端近傍部に
施肥及び播種を行うことができるが、ロータリー耕耘体
にて耕耘された耕耘土を全幅に亘って大きい土塊の粗い
下層部上に細土を落下させて密の上層部を形成しながら
施肥及び播種を行うことができない、という問題があ
る。
そこで、本発明はこのような課題に鑑みてなされたも
ので、スクリーンの各棒状杆から肥料や種子などの粉粒
物を圃場に排出することができるようにし、これによ
り、スクリーンの機能を確保しつつ粉粒物を同時作業に
よって散布することができ、部品点数が少なく、構造が
簡単でコストダウンを図ることができる複合農作業機を
提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の複合農作業機は、作業機本体と、この作業機
本体にアップカット方向に回転自在に設けられ多数の耕
耘爪を軸方向に有するロータリー耕耘体と、このロータ
リー耕耘体の上方に位置して設けられこのロータリー耕
耘体の各耕耘爪にて耕耘された耕耘土をこのロータリー
耕耘体の上方から後方に向かって案内するカバー体と、
前記ロータリー耕耘体の後方部に上下方向に位置調節自
在に設けられ前記カバー体にて案内されて放てきされる
耕耘土中、細土は通過させるとともに細土より大きい土
塊は下方に落下させる間隔をおいて併設しかつ下端部に
粉粒物を排出する排出口を開口した上下方向の複数の中
空導管を備えたスクリーンと、前記作業機本体に設けら
れ前記スクリーンの各中空導管内に肥料、種子などの粉
粒物を供給するホッパーと、を具備した、ものである。
(作用) 本発明の複合農作業機は、本機の進行とともに、ロー
タリー耕耘体がアップカット方向に回転駆動されると、
このロータリー耕耘体の各耕耘爪にて耕耘された耕耘土
がロータリー耕耘体の上方からカバー体に案内されて後
方のスクリーンに向って放てきされる。そして、この耕
耘土中、スクリーンの各中空導管の間の間隔より小さい
細土及び中空導管に衝突して砕土された細土は各中空導
管の間から通過して後方に放てきされるとともに、各中
空導管の間の間隔より大きい土塊は各中空導管に沿って
下方に落下されて圃場に放てきされる。したがって、ロ
ータリー耕耘体にて耕耘された全幅に亘って大きい土塊
の粗い下層部上に細土を落下させた密の上層部が形成さ
れる。
また、ロータリー耕耘体の回転駆動とともに、ホッパ
ー内の肥料、種子、薬剤などの粉粒物がホッパー内から
繰出されると、この粉粒物はスクリーンの各中空導管内
に供給されるとともに、この各中空導管の下端部の排出
口から排出されて耕耘土に散布され進行される。
また、スクリーンを上下方向に位置を調節することに
より、この各中空導管の下端部の排出口が所定の高さ位
置に調節され、この各排出口から粉粒物が耕耘土に対す
る所望位置に散布される。
したがって、ロータリー耕耘体による耕耘作業ととも
に、スクリーンの各中空導管にて下層部が粗く上層部が
密の作物を栽培する圃場が形成され、かつ、この作物を
栽培する圃場に粉粒物を散布する散布作業が同時工程で
行われる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例の構成を図面に基づいて説明
する。
図において1は作業機本体で、この作業機本体1は、
左右方向に延在した中空円筒状の主枠2を有し、この主
枠2の両側部に下部連結アーム3がそれぞれ前下方に向
って一体に突設され、この両側の下部連結アーム3の先
端外側部に連結ピン4がそれぞれ水平状に一体に突設さ
れている。また、前記主枠2の中間部に入力軸5を前方
に向けて回転自在に突設したミッション6が設けられ、
このミッション6の上部から前上方に向って上部連結ア
ーム7が一体に突設され、この上部連結アーム7の先端
部に連結杆8が一体に横架されている。
また、前記主枠2の両端部に相対して配置した左右の
ブラケット9の上端部がそれそれ一体に固着され、この
一方側のブラケット9の外側部にチェーンケース(図示
しない)が固着され、このチェーンケースを有する一方
側のブラケット9と他方側のブラケット9の下端部間に
はロータリー耕耘体10が回転自在に取付けられている。
このロータリー耕耘体10は、前記チェーンケースを有す
る一方側のブラケット9と他方側のブラケット9との間
に回転自在に横架された耕耘軸11と、この耕耘軸11の軸
方向外周部に放射状に突設された多数の耕耘爪12と、を
有して構成されている。
また、前記チェーンケースの下端部内に突出された前
記耕耘軸11の一端部は、前記主枠2内に回動自在に挿通
されて前記チェーンケースの上端部内に突出された前記
ミッション6の出力軸の一端部に連動媒体(図示せず)
を介して回転自在に連動連結されている。そして、前記
ロータリー耕耘体10は前記ミッション6の出力軸からの
出力により連動媒体(図示せず)を介してアップカット
方向に回転駆動されるようになっている。さらに、前記
左右のブラケット9の後端下側部には板状の側枠13が後
方に向って左右平行に一体に固着されている。
つぎに、前記左右のブラケット9の上側部間に前記ロ
ータリー耕耘体10の上方部を被覆した固定カバー体14が
一体に固着され、この固定カバー体14の後側左右両端部
に板状の側枠15が一体に固着され、この左右の側枠15の
後端部間に連結体16が取着されている。この連結体16は
左右方向に延在した中空角柱状の連結フレーム17を有
し、この連結フレーム17の両端部に板状の連結側枠18が
一体に固着され、この左右の連結側枠18の前端部が前側
支軸19を介して前記左右の側枠15の後端部に上下方向に
回動自在に軸着されている。
また、前記左右の連結側枠18の後端部に後側支軸20を
介して整地体21の上端部が上下方向に回動自在に軸着さ
れ、前記前側支軸19と後側支軸20との間における前記左
右の連結側枠18の下部に閉塞板部22が形成されている。
また、前記連結体16の連結フレーム17の左右方向の中間
部に連結片23が垂直状に一体に突設され、この連結片23
の上端部に吊持支杆24の後端部が支軸25を介して回動自
在に軸着されている。
また、前記吊持支杆24の前端部内には調節螺杆26の後
側部が互いに形成されたねじ条27の噛合を介して回動に
より進退調節自在に螺着連結され、この調節螺杆26の前
側部に取着された案内支体28が前記上部連結アーム7か
ら突設された支枠29に支軸30を介して取着され、この調
節螺杆26の前端部に操作ハンドル31が取付けられてい
る。
つぎに、前記整地体21は、前記ロータリー耕耘体10の
後方部に対向して配置される整地板32を有し、この整地
板32の左右両端部に側面視略三角形状の板状の側枠33が
一体に固着され、この左右の側枠33の上端部に前記連結
体16の左右の連結側枠18の後端部が前記後側支軸20を介
して上下方向に回動自在に軸着されている。
また、前記整地板32の後端部における左右方向の中間
上部に取付片34が突設され、この取付片34に案内支杆35
の下端部が支軸36を介して回動自在に軸着され、この案
内支杆35の上部が支枠37の案内孔内に上下動自在に挿通
され、この支枠37は前記固定カバー体14の後側部から水
平状に突設されている。
また、前記案内支杆35の下側部のストッパー38と前記
支枠37との間において案内支杆35にコイルスプリング39
が捲装され、この案内支杆35の支枠37より上方に突出し
た所定位置に上下方向に所定の間隔をおいて複数の係止
孔40がそれぞれ形成され、この複数の係止孔40の中で選
択した所定の位置の係止孔40にストッパーピン41が挿脱
自在に挿着されている。そして、前記整地体21は前記連
結体16の前側支軸19を中心として案内支杆35及びコイル
スプリング39を介して上下方向に回動自在に支持されて
いる。
つぎに、前記作業機本体1の左右の下部連結アーム3
における前端近傍部間に連結支枠42が一体に横架され、
この連結支枠42の両端下部に突設された左右の吊持片43
に支軸44を介して回動フレーム45が回動自在に軸支さ
れ、この回動フレーム45に前記ロータリー耕耘体10の上
方に位置して設けられたカバー体としての弾性可動カバ
ー体46の前端部が固着されている。この弾性可動カバー
体46は、ゴム板等の可撓性部材によって形成され、前記
ロータリー耕耘体10と前記固定カバー体14との間に介在
されているとともに、前記連結体16の前側支軸19の下部
を通って後方に導かれ、この後端部が前記整地板32の上
端部に複数のボルト・ナット47によって固着されてい
る。
つぎに、前記固定カバー体14の後端部に形成された補
強枠体48の垂直状部の上部には左右方向に延在した取付
板49が稍傾斜した状態で一体に固着され、この取付板49
の左右部及び中間部には上下に複数の取付孔50がそれぞ
れ形成されている。また、前記取付板49の後面部に対し
て左右方向に延在した連結板51が上下方向に位置選択的
に重合され、この連結板51の左右部及び中間部に形成さ
れた上下方向に所定の間隔をおいて形成された複数の連
通孔52の中の選択した位置の連通孔52と、これに連通し
た前記取付板49の各取付孔50とに対して複数のボルト53
がそれそれ挿脱自在に螺着されている。
また、前記連結板51の左右方向には所定の間隔をおい
て上下方向に延在した金属製の多数の中空パイプ状の中
空導管54がそれぞれ一体に並設固定され、この各中空導
管54は、前記弾性可動カバー体46の後側部に穿設された
それぞれの案内長孔46aを挿通して前記ロータリー耕耘
体10の後方部に位置して対向して配置されているととも
に、この各中空導管54の下端部に作業機本体1の進行方
向に対して後方に向って開口した粉粒物を排出する排出
口55がそれぞれ形成され、この各排出口55は、たとえ
ば、図1に示すように耕耘底部等に位置するように前記
ロータリー耕耘体10の回動軌跡の下端部に近時したレベ
ルにそれぞれ突出されるようになっている。
前記各中空導管5は、前記ロータリー耕耘体10の各耕
耘爪12にて耕耘されて前記弾性可動カバー体46にて案内
されて放てきされる耕耘土中、細土及び各中空導管54に
衝突して砕土された細土を通過させて後方に放てきさせ
るとともに、これらの細土より大きい土塊は各中空導管
54に沿って下方に落下させて放てきさせる間隔をおいて
並設されている。また、前記各中空導管54は、これらの
下端部の前記排出口55に連通した粉粒物導通孔を有して
それぞれ形成されている。
そして、前記連結板51及び前記各中空導管54によって
スクリーン56が構成され、このスクリーン56は、その連
結板51を前記取付板49に対してその各取付孔50及びこの
各取付孔50に連通した選択位置の連通孔52並びにこれら
に挿脱自在に挿通する前記複数のボルト53によって上下
方向に位置調節自在に連結されて支持されるようになっ
ている。
さらに、作業機本体1の前記主枠2に載置台57が固定
され、この載置台57の上端部の支持枠58にホッパー59が
載置固定され、このホッパー59の底部には前記スクリー
ン56の各中空導管54の数に応じた複数の繰出部60が左右
方向に並設されている。また、この各繰出部60の下端部
にゴムホースなどの弾性部材からなる案内導管61の上端
部が連通開口された状態で取着され、この各案内導管61
の下端部が前記スクリーン56の各中空導管54の上端部に
それぞれ連通開口した状態で取着されている。前記各繰
出部60内には図示しない繰出機構が内蔵され、この各繰
出機構は図示しない駆動手段によって駆動され、ホッパ
ー59の肥料、種子、薬剤などの粉粒物をそれぞれの案内
導管61内に繰出すようになっている。
つぎに、前記実施例の作用を説明する。
まず、スクリーン56の連結板51を固定カバー体14の取
付板49に対して上下方向に位置調節するとともに、この
設定位置においてそれぞれの各取付孔50及び各連通孔52
の相互をボルト53によって締着固定する。これにより、
取付板49に対してスクリーン56の連結板51が所望の高さ
位置に固着支持され、スクリーン56の各中空導管54の排
出口55が、たとえば、図1に示すようにロータリー耕耘
体10の回動軌跡の下端部に近時したレベルすなわち底部
に近時した位置に設定され、かつ、作業機本体1の進行
方向に対して後方に向って開口される。
また、操作ハンドル31を回動すると、この調節螺杆26
の回動により吊持支杆24が前後方向に進退動され、連結
体16が前側支軸19を中心として上下回動されるととも
に、整地体21がこれに連動されて上下回動される。そし
て、操作ハンドル31を所定回数回動後にその回動を停止
することにより連結体16が所定の回動角度で停止され
る。
また、整地体21の案内支杆35の所定位置の係止孔40に
対してストッパーピン41を挿入係止することにより、整
地体21の傾斜角度が設定され、この整地体21とロータリ
ー耕耘体10との間には所定の大きさの空間部が形成さ
れ、かつ、この整地体21は後側支軸20を中心として案内
支杆35及びコイルスプリング39を介して上下動自在に支
持される。
また、整地体21を前記のように上下回動するととも
に、この整地体21によって弾性可動カバー体46が前後方
向に進退動され、この弾性可動カバー体46が回動フレー
ム45を介して支軸44を支点として前後動される。
つぎに、作業機本体1の左右の連結ピン4及び上部の
連結杆8を、トラクタの懸架機構における三点連結部に
連結するとともに、作業機本体1の入力軸5に前記トラ
クタの動力取出軸を動力伝達軸を介して連結する。
つぎに、トラクタにより作業機本体1を索引進行する
とともに、トラクタの応力取出軸からの出力を動力伝達
軸を介して入力軸5に伝達すると、入力軸5の回転によ
りミッションの出力軸及び連動媒体を介してロータリー
耕耘体10がアップカット方向に向かって回転駆動され、
このロータリー耕耘体10の各耕耘爪12によって圃場が順
次耕耘されるとともに、この耕耘土が弾性可動カバー体
46に案内されてロータリー耕耘体10の前上方から後方部
のスクリーン56に向って順次放てきされる。
そして、この耕耘土中、スクリーン56の各中空導管54
の間の間隔より小さい細土及び各中空導管54に衝突して
砕土された細土は各中空導管54の間を通過して後方に向
かって放てきされるとともに、各中空導管54の間の間隔
より大きい土塊は各中空導管54に沿って下方に向かって
落下されて放てきされ、これらの大きい土塊の上に各中
空導管54の間を通過した細土が落下される。したがっ
て、ロータリー耕耘体10にて耕耘された全幅に亘って大
きい土塊の粗い下層部上に細土を落下させた密の上層部
が形成され、この上層部の表面部が整地体21の整地板32
によって順次整地進行される。
また、ロータリー耕耘体10を回転駆動するとともに、
ホッパー59の各繰出部60内の繰出機構が駆動手段によっ
て駆動されると、このホッパー59内の肥料、種子、薬剤
などの粉粒物が各繰出部60内から順次繰出され、この粉
粒物はそれぞれの案内導管61からスクリーン56の各中空
導管54内にそれぞれ供給され、この各中空導管54の下端
部の排出口55からロータリー耕耘体10によって耕耘され
た底部の耕耘土に対して順次排出しながら進行される。
この際、スクリーン56の各中空導管54には耕耘土が絶
えず衝突することにより、各中空導管54及び各案内導管
61には常に振動が付与され、その振動によって、各中空
導管54内及び各案内導管61内に粉粒物が詰まることがな
く各中空導管54の下端部の排出口55から粉粒物が円滑に
排出される。また、各中空導管54の排出口55は作業機本
体1の進行方向に対して後方に向けて開口されているの
で、排出口55に土が詰まることを防止される。
したがって、ロータリー耕耘体10による耕耘作業とと
もに、スクリーン56の各中空導管54にて下層部が粗く上
層部が密の作物栽培用の圃場が形成され、かつ、この作
物を栽培する圃場に肥料、種子、薬剤などの粉粒物を散
布する散布作業が同時工程で行われる。
つぎに、スクリーン56を高さ調節し、その各中空導管
54の排出口55を、たとえば耕耘土の上層部の表面に臨ま
せるように設定することにより、この各排出口55から肥
料、種子、薬剤などの粉粒物を表面散布することができ
るとともに、これら肥料、種子、薬剤などの粉粒物上に
スクリーン56の各中空導管54の間を通過して放てきされ
た細土が落下してこれら粉粒物が覆土される。
したがって、スクリーン56の各中空導管54にて粉粒物
が耕耘土中の所望の位置にまたはその表面部に対して選
択的に散布することができるが、このいずれの場合にお
いてもスクリーン56の各中空導管54にて下層部が粗く上
層部が密の作物を栽培する圃場が形成される。
(発明の効果) 本発明によれば、スクリーンを複数の中空導管を並設
して構成し、この各中空導管を肥料や種子などの粉粒物
の導出管としたので、下層部が粗く上層部が密の作物栽
培用の圃場を形成するスクリーンの機能を確保しつつ粉
粒物を同時作業によって確実に散布することができ、ス
クリーンの各中空導管に耕耘土が衝突するので、その振
動によって粉粒物が各中空導管内に詰まることを確実に
防止でき、また、スクリーンの複数の中空導管を粉粒物
の導出管としたことにより、複数の中空導管を細土と大
きい土塊とに振るい分けることと粉粒物の散布に兼用で
き、部品点数が少なく、構造が簡単でコストダウンを図
ることができ、さらに、スクリーンを上下方向に位置調
節自在に設けてその各中空導管の排出口を高さ調節でき
るようにしたので、粉粒物を土中の所望位置及びその表
面部等に対しても選択的に散布することができ、したが
って、スクリーンの機能を確保しつつ粉粒物を同時作業
によって散布できる複合農作業機を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので第1図は複合農作業
機の側面図、第2図は同上矢印方向の一部の拡大側面
図、第3図は耕耘機構部の縦断側面図である。 1……作業機本体、10……ロータリー耕耘体、12……耕
耘爪、46……カバー体、54……中空導管、55……排出
口、56……スクリーン、59……ホッパー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業機本体と、 この作業機本体にアップカット方向に回転自在に設けら
    れ多数の耕耘爪を軸方向に有するロータリー耕耘体と、 このロータリー耕耘体の上方に位置して設けられたこの
    ロータリー耕耘体の各耕耘爪にて耕耘された耕耘土をこ
    のロータリー耕耘体の上方から後方に向かって案内する
    カバー体と、 前記ロータリー耕耘体の後方部に上下方向に位置調節自
    在に設けられ前記カバー体にて案内されて放てきされる
    耕耘土中、細土は通過させるとともに細土より大きい土
    塊は下方に落下させる間隔をおいて併設しかつ下端部に
    粉粒物を排出する排出口を開口した上下方向の複数の中
    空導管を備えたスクリーンと、 前記作業機本体に設けられ前記スクリーンの各中空導管
    内に肥料、種子などの粉粒物を供給するホッパーと、を
    具備した、 ことを特徴とする複合農作業機。
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