JP5642538B2 - ハイブリッドロケットモータ - Google Patents

ハイブリッドロケットモータ Download PDF

Info

Publication number
JP5642538B2
JP5642538B2 JP2010508551A JP2010508551A JP5642538B2 JP 5642538 B2 JP5642538 B2 JP 5642538B2 JP 2010508551 A JP2010508551 A JP 2010508551A JP 2010508551 A JP2010508551 A JP 2010508551A JP 5642538 B2 JP5642538 B2 JP 5642538B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
oxidant
injector
rocket motor
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010508551A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010527423A (ja
Inventor
レーヤー、リチャード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Raytheon Co
Original Assignee
Raytheon Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Raytheon Co filed Critical Raytheon Co
Publication of JP2010527423A publication Critical patent/JP2010527423A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5642538B2 publication Critical patent/JP5642538B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02KJET-PROPULSION PLANTS
    • F02K9/00Rocket-engine plants, i.e. plants carrying both fuel and oxidant therefor; Control thereof
    • F02K9/72Rocket-engine plants, i.e. plants carrying both fuel and oxidant therefor; Control thereof using liquid and solid propellants, i.e. hybrid rocket-engine plants

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Testing Of Engines (AREA)

Description

本開示は、ロケットモータの改良設計に関する。より詳細には、推力制御機構を一体的に備えたハイブリッドロケットモータのより安全かつ高性能な設計に関する。
一般に、ロケットモータは、使用される推進剤および動作様式に基づいて、固体ロケットモータ、液体ロケットモータ、ハイブリッドロケットモータの3つのカテゴリに分類することができる。典型的な固体ロケットモータでは、固体燃料成分またはグレインが燃焼してロケットを推進する推力を発生する。液体ロケットモータは、液体燃料を燃焼させることによって推力を発生させる。典型的な固体または液体燃料ロケットモータは、点火されると、全ての推進剤が使い果たされるまで途切れることなく推進剤を燃焼させる。ハイブリッドモータは、その名称が示唆するように、固体モータと液体燃料モータを掛け合わせたものとして特徴付けられ得る。ほとんどのハイブリッドロケットモータは、液体酸化剤と固体燃料を利用するが、中には可燃性の液体燃料と固体酸化剤を使用するハイブリッドモータもある。
現在のロケットモータの設計には著しい進歩があったものの、未だに多くの未解決の問題が残されている。第1の問題は、ロケットモータの安全な取り扱いと保管に関することである。現在のロケットモータに使用されているほとんどの化学物質は高危険性分類に属するものである。さらに、多くのロケットモータは、衝撃や、火災、弾道発射物による貫通に対する低感度性について言及しているInsentive Munitions(IM)基準に適合していない。ロケット技術者達は、過去数十年にわたる多大な努力にもかかわらず、ロケットの性能を犠牲にすることなくIM基準に適合するロケットを作製することはできなかった。
現在のロケットモータの設計に関する第2の問題は、ロケットモータの作動中に推力を調整することができるように調整機構を搭載する困難性と、そのために必要となる高いコストである。推力調整手段を組み込むには複雑な工学技術が必要とされるため、ほとんどの固体ロケットモータは、推力調整機能を備えていない。このため、所望の飛翔体飛行プロファイルに基づいて必要に応じてロケット推力を調整できる手段が必要とされている。
第3の問題は、ほとんどのロケットモータから噴射され、通常、有毒かつ腐食性のある生成物を含有する燃焼生成物に起因する。これらの有毒ガスは、発射体そのものにダメージを与えるだけでなく、環境に対して有害である。また、地上作業員がこれらの有毒ガスに普段から曝されると、地上作業員に健康上のリスクがもたらされるおそれがある。このため、ロケットモータには、通常作動中において、最小限の有毒ガスしか放出しないことが求められている。
最後に、最大効率を達成するためには、燃焼中において酸化剤と燃料の比を一定に維持することが重要である。しかし、典型的なハイブリッドロケットモータの設計では、固体燃料のジオメトリが燃焼中に常に変化するため、酸化剤と燃料の比を一定に維持することは困難である。このため、酸化剤と燃料の比を一定することができる設計が必要とされている。
本明細書に記載される各手段は、IM準拠で危険分類が比較的低い推進システムとすることができる新規な段階燃焼式ハイブリッドロケットモータの設計を採用することによって、上記で概説した問題の少なくともいくつかを克服する。この新規な設計では、硝酸ヒドロキシルアミン(HAN)等のヒドロキシルアミン系液体酸化剤を使用することにより、これらの目的が達成される。HANは、性能に優れ、低反応性、低毒性および優れた貯留寿命を有する。また、本設計は、推力管理のハイブリッドな方法もサポートしており、酸化剤/燃料複合物が近接するという負の効果から生じる安全性に関する懸念を軽減するのに役立ち得る。
ヒドロキシルアミン系液体酸化剤は、所定量の液体推進剤と特定の触媒を接触させることによって、制御しながら適切に分解させることができる。そして、その結果、液体推進剤が水蒸気、二酸化炭素、窒素を含む高温ガスに分解される。そして、この高温ガスは、所望の方法で使用することができ、例えば、ロケット推進力や補助動力装置のための回転力を提供することができる。この酸化剤分解物は、好ましくは、第1のチャンバ内の固体燃料の燃焼を引き起こすために使用され得る。
本開示の好ましい実施形態では、酸化剤の分解によって生成される高温ガスが化学量論的に10〜15%の酸素リッチとなるようにHANがグリセロールと混合される。この改良は、従前のハイブリッドロケットモータで典型的に観察される酸化剤と燃料の比の変化を緩和するのに役立ち、これにより、本開示によるハイブリッドモータの比推力(Specific Impulse(Isp))を、燃焼中に向上させることができる。
本開示によれば、酸化剤を充填する前にロケットの組み立ておよび統合テストを行うことができる。実際、酸化剤は発射台への設置直前に充填することができ、これにより製造工程に多大な柔軟性をもたらすことができる。また、これらの特徴は組み立ておよびテスト中における装置の安全な取り扱いをもたらすことができる。
ハイブリッド燃焼反応は、酸化剤分解物に依存するため、液体燃料/酸化剤混合物の燃焼室への流入速度を計測することにより、推力を調整または停止することができる。このため、必要に応じて推力を調整することができ、作戦行動時の飛行プロファイルを実現することができる。さらに、この燃焼生成物は、比較的害がなく腐食性も低いため、この新規な設計に基づくロケットモータは、発射体や環境に対する有害性を抑制することができる。
図1は、開示するハイブリッドロケットモータの主要な特徴のいくつかを示す図である。
図2は、従来の固体ロケットモータ(a)本開示によるハイブリッドロケットモータ(b)の異なる設計上の特徴を並べて比較したものである。
本明細書では、一体化された推力制御機構を含み、IM準拠でかつ低危険性分類に属するハイブリッドロケットモータを開示する。このハイブリッドモータは、酸化剤の分解を制御するために少なくとも1種類の触媒を採用する。液体酸化剤および気体酸化剤の両方を使用してもよい。気体酸化剤としては亜酸化窒素が一般に使用されるが、他の酸化剤を使用してもよい。本開示の目的のためには、液体酸化剤が好ましい。「液体酸化剤」および「液体推進剤」の各用語は、本開示においては相互に入れ替え可能に使用され得るものとする。また、「液体」および「流体」の各用語も、本開示を通して相互に入れ替え可能に使用されるものとする。
図1は、改良ロケットモータの主要な設計上の特徴を示している。本開示に係るハイブリッドロケットモータ100は、少なくとも2つの区画、すなわち、セパレータ125によって隔てられ得る第1のエンド部110と第2のエンド部120とを有するハウジング108を備える。
第1のエンド部110には、燃焼に使用する固体可燃性物質140を貯留する第1のチャンバ130(「燃焼室」ともいう)が含まれていてもよい。固体可燃性物質140は、好ましくは、マグネシウム/末端にヒドロキシル基を有するポリブタジエン(Mg/HTPB)である。この技術分野で広く使用されている他の固体推進剤を使用してもよい。例えば、Plexiglas(ポリメチルメタクリレート(PMMA))、高密度ポリエチレン(HDPE)、ダブルベース、GAP、ガスジェネレータ燃料(gas generator fuels)および黒色火薬を含んでもよい。
第2のエンド部120には、酸化剤170を貯留するブラダ(bladder)160を含む第2のチャンバ150が含まれてもよい。酸化剤170は、液状で加圧されていることが好ましい。ロケットモーターハウジング108の第2のエンド部には、ブラダ160の隣にガスジェネレータ180が配置されており、そのガスジェネレータ180はブラダ160を加圧するために使用され得る。本設計では、推進剤の大部分がHANと共に溶解していてよく、これにより、HTPBグレインは少量で済み、その結果、絶縁された燃焼室がより小さくなる。
第1のチャンバと第2のチャンバとは、流量制御手段を介して流体連通していてもよい。この流量制御手段は、第1のチャンバと第2のチャンバを連結し、これらの間の物質の流動を選択的に制御する。ある実施形態では、第1のチャンバと第2のチャンバとは、第2のチャンバから第1のチャンバへの物質が流動可能となるように設計された導管を介して接続されてもよい。連結手段は、第1のチャンバ130へと物質を注入するためのインジェクタ190を含んでいるのがより好ましい。
前方へ折れ曲がった(forward fold)ブラダ160は、第2のチャンバ150の後端に配置されていてもよい。この前方へ折れ曲がった(forward fold)ブラダ160は、酸化剤を収容すると共に直接酸化剤と接触する。ブラダ160の開口(あるいは、排出口)195により、ブラダからの酸化剤170の流出が可能となっている。インジェクタ190は、開口195と直接接触していてもよいし直接接触していなくてもよい。酸化剤170は、ブラダ160から流出すると、酸化剤の分解を触媒する触媒200と接触するようになっている。
触媒200は、第1のチャンバと第2のチャンバの間に配置されていれば有利である。触媒200が作用できるように、触媒は、効果的に接触して酸化剤170の分解を触媒できる位置に配置されることが好ましい。ある実施形態では、触媒200は、インジェクタ190の極近傍に配置されてもよい。触媒200は、リアクタ(図示せず)内にさらに追加的に配置されてもよい。あるいは、触媒200は、インジェクタ190の内部に直接配置されてもよい。
触媒界面で酸素リッチなガス生成サイクルを使用すると、触媒との反応性を実質的に高めることができる。この効果は、任意の触媒系に対して、酸化剤の流速を明らかにより速くすることができ、大きな推力の設計が可能となり得る。
酸化剤170の分解によって生成される反応生成物は、インジェクタ190を介してチャンバ130に供給されてもよい。ある実施形態では、フローコントローラ210をインジェクタ190に連結して、反応生成物の流速を調節してもよい。この反応生成物は、液相もしくは気相またはこれら両方の相で、インジェクタ190を通過してよい。本明細書で使用する「連結」とは、2つの装置を、他の中間装置を介してまたは介さずに、相互に物理的に接続することを意味する。
反応生成物は、インジェクタ190による注入前に加圧されてもよい。ヘリウムもしくは窒素等の加圧気体(pressurant)を使用することにより、またはポンプ(図示せず)を使用することにより、加圧してもよい。硝酸ヒドロキシルアミン(「HAN」)が使用される場合、反応生成物には、水蒸気、二酸化炭素、窒素を含んだ高温ガスの形態のHAN分解物が主に含まれる。燃料グレイン/燃焼室に導入される酸素リッチなガスジェネレータによる入力は、HTPBの自己発火温度を超えてもよい。これにより、HTPBハイブリッドロケットモータに典型的に付随する点火用グレイン加熱チャージの必要性を排除することができる。
適切な液体酸化剤は、本明細書で開示される設計に有利ないくつかの特性を備えていてもよい。容易にかつ勢いよく燃料と反応する液体酸化剤が好ましい。液体酸化剤としては、腐食性が高くなく、液体状態であるために極低温の条件を必要としないものを選択するのが好ましい。また、液体酸化剤としては、低危険性に分類され、長期間、比較的安定に保存することができるものを使用することが好ましい。
過塩素酸カリウム、過塩素酸アンモニウム、過塩素酸ナトリウム等の過塩素酸塩;硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウム等の硝酸塩;ならびに環状および直鎖状のニトラミンをはじめとする、様々な種類の酸化剤を利用できる。環状のニトラミンの例には、HMXとして周知の1,3,5,7−テトラメチレンテトラニトラミン結晶や、RDXとして周知の1,3,5−トリメチレントリニトラミン結晶が含まれる。他の高密度な酸化剤、例えば、硝酸(IRFNA)や四酸化窒素(NTO)も使用することができるが、アミン系の液体酸化剤が好ましく、ヒドロキシルアンモニウム塩の水溶液が最も好ましい。これらのアミン系の液体酸化剤は上述した好ましい特性のいくつかを併せ持つからである。
好ましい実施形態では、液体酸化剤はHANとグリセロールとの混合物である。HANをグリセロール中に混合することにより化学量論的または略化学量論的に酸素リッチなガスジェネレータによる入力が得られ、ハイブリッドロケットモータの作動中の典型的な酸化剤と燃料の比の変化が緩和されるようにしてもよい。このように酸化剤と燃料の比の変化が緩和されることにより、改良ハイブリッドロケットモータの比推力(Isp)を向上させ得る。
他の好ましい実施形態では、HANは約82%(w/w)の水溶液として得ることができ、さらに蒸留して90〜95%(w/w)のHAN溶液を得ることもできる。濃度が少なくとも90%あるHANを使用することが望ましいであろう。なぜなら、この濃度のHANは、固体ロケットモータに一般に使用される過塩素酸アンモニウムの密度に近くなるからである。この特徴は、高密度インパルスという面で、本設計を他の最先端の固体モータに匹敵させ得る。
液体の酸化剤が好ましいが、ゲル状の酸化剤も採用され得る。ゲル状であれば、漏れ出した場合に推進剤の流出を最小限にすることができる。HANは、典型的には水系の塩溶液として使用されるが、ゲル化状態を最適化するために含有水分が使用され得る。含有水分を使用するいくつかのゲル化技術が、優れたゲル状HAN推進剤を得るために使用されている。
ヒドロキシルアンモニウム塩の水溶液は、液体酸化剤としての使用に好適な特性のいくつかを兼ね備えている。例えば、ヒドロキシルアンモニウム塩の水溶液のほとんどは、室温で液体であり、危険性がなく、長期間保存しても安定であり、妥当な粘性を有している。HANはその性能において妥協することなくこれらの望ましい特性を示すため、酸化剤としてHANが使用されるロケットモータは、高性能を維持しつつ、IM準拠でかつ危険分類が低いものとなり得る。
また、本開示は、推進剤管理のハイブリッドな方法もサポートしており、酸化剤と燃料とが空間的に近接していることに起因する安全上の懸念を軽減するのに役立ち得る。固体燃料は主たる酸化剤から隔てられているため、不用意な点火や破滅的な故障のおそれは本質的に排除されている。酸化剤の分解生成物と固体燃料との混合はフローコントローラ210によって調節できるため、推進剤の成分の組み合わせは、これらの成分が固体であるか液体であるかにかかわらず最適化され得る。さらに、燃焼室130内の固体燃料は酸化剤を含有しておらず、酸化剤はブラダ160内に別途収容されているため、本開示に係るハイブリッドモータは容易に始動、停止、および再始動することができ、その結果、モータを容易にスロットル調整することが可能である。
本開示による設計の更なる有利な点は、酸化剤を貯留用ブラダ160に物理的に充填することなく、ロケットの組み立ておよび統合テストを行うことが可能になり得ることである。実際、酸化剤の充填は発射台への設置直前に行えばよく、これにより製造プロセスに大いに柔軟性をもたらすことができる。また、この特徴により、組み立ておよびテストの間の装置の安全な取り扱いが可能となる。
HAN等の所定量の酸化剤を、当該酸化剤を分解させる特定の触媒と接触させることによって、液体酸化剤の分解を制御しつつ適切に行うことができる。酸化剤分解物は、その後、必要に応じて、例えば、ロケットの推力や補助動力装置のための回転力を提供するために使用され得る。酸化剤分解物は、第1のチャンバ130内の固体燃料の燃焼を引き起こすために使用されるのが好ましい。
2種類以上の触媒を使用してもよい。触媒(複数可)は、好ましくは、インジェクタ190内に収納される固体触媒であることが好ましい。また、触媒は、プラチナ・イリジウム・ロジウム属の金属触媒と、遷移金属触媒と、これらの組み合わせとからなる群から選択された活性金属成分を有していてもよい。固体触媒は、担持されていてもよいし、担持されていなくてもよい。触媒が担持されずに使用される場合、活性金属自体をスポンジ構造または骨格(ワイヤメッシュ)構造に構成してもよい。いくつかの比較的不活性な金属やいくつかのセラミックに担持される物質は、単体でまたは組み合わせて、担持触媒として使用することができる。種々の担持触媒が市販されており、例えば、Shell 405触媒(アルミナ担持32%イリジウム)や、Rocket Research Company社の製品であるLCHシリーズの触媒、例えばLCH−207(アルミナ担持32%イリジウム)、LCH−210(アルミナ担持10%プラチナ)およびLCH−215(アルミナ担持12%ロジウム)等がある。アルミナ担体は、担体用の物質として好ましい。
HAN系の液体推進剤が使用される他の実施形態では、硝酸トリエタノールアンモニウムやヒドロキシルアミン(遊離塩基)、硝酸ジメチルヒドロキシルアンモニウム、硝酸ジエチルヒドロキシルアンモニウム、ジエチルヒドロキシルアミン(遊離塩基)、二硝酸トリエチレンジアミン、二硝酸ジエチレントリアミン、二硝酸エチレンジアミン、硝酸メチルアンモニウム、硝酸ジメチルアンモニウム、硝酸トリメチルアンモニウム、硝酸メチルヒドラジニウム、二硝酸エチレンジヒドラジニウム、硝酸ヒドロキシエチルヒドラジニウム、硝酸ジ(ヒドロキシメチル)ヒドラジニウム(1+)、ギ酸ヒドラジニウム(1+)、酢酸ヒドラジニウム(1+)、カルバジン酸ヒドラジニウム(1+)、アミノ酢酸ヒドラジニウム、硝酸トリアミノグアニジウム、カルボヒドラジド、硝酸カルボヒドラジド(1+)、二硝酸カルボヒドラジド(2+)、尿素、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、硝酸グアニジウム、二硝酸1,4−ビス−キュバンジアンモニウム、3−ニトロ−1,2,4−トリアゾ−ル(5)オンヒドラジニウム塩、3−ニトロ−1,2,4−トリアゾ−ル(5)オンアンモニウム塩、N−メチル−2−ピロリドン、アジリジン誘導体、アゼタン誘導体、または、これらの組み合わせ等の燃料を、推進剤が含んでいてもよい。燃料は酸化剤とは別途、貯留されるのが好ましい。
触媒存在下でのHAN分解反応を開始するために、第2のチャンバ150内で開始剤を使用してもよい。担持された触媒系に開始剤を組み込んで、いわゆる「ワンショット触媒」を提供してもよい。適切な開始剤には、例えば、[NO]BF、[NO]ClO、I、[NO]ClF、または、これらの組み合わせが含まれる。
本プロセスのHAN分解反応は、米国特許第4,027,476号に記載されるタイプの金属発泡体、ワイヤ、ロッドのような、伝熱路となる要素を触媒層自体にさらに組み込んだり、最初のHAN分解で生じた高温ガスの少なくとも一部を再生熱交換器に再循環させることによって反応熱を利用したりすることによって促進され得る。
制御されたHAN分解反応は、高温で開始してもよい。この温度は、約50℃から約250℃の間が好ましく、80℃から120℃の温度範囲がより好ましい。HANを使用することでさらに得られる有利な点はHANの優れた作用温度範囲であり、この作用温度範囲は、空対空ミサイルの作動温度である−55℃から55℃にきちんと収まっている。
HANの分解速度は、触媒(複数可)を収容するリアクタやインジェクタへのブラダ160からのHAN系推進剤の流入を調節したり、リアクタやインジェクタからチャンバ130への酸化剤分解物の流出を調節したりすることにより制御してもよい。このようにして、HAN酸化剤の暴走反応や、固体燃料の意図しない爆発を回避することができる。
このように、触媒により分解されるHANの量と分解速度との両方が所望通りに調節され得る。ある側面では、触媒による酸化剤の分解は、少なくとも2つの繰り返し可能なステップを有する連続的なプロセスとして行われてもよい。第1に、ある測定された量の液体酸化剤170が、触媒(複数可)200を収容するリアクタまたはインジェクタ190に投入される。第2に、液体酸化剤の分解により生じる気体生成物がリアクタまたはインジェクタ190から排出されるにつれ、更なる液体酸化剤170がリアクタまたはインジェクタ190へと流入され、リアクタまたはインジェクタ190内部の圧力が実質的に変化しないようにする。これらの2つのステップは、全ての液体酸化剤の供給が尽きるまで繰り返され得る。
本開示のある特定の側面においては、ハイブリッドモータが制御されつつ動作できるように、上述の連続プロセスを所望通りに調節または停止してもよい。例えば、第1のチャンバ130における燃焼反応には、燃焼室130への導入前に触媒反応によって酸化剤分解物を生成する必要があるため、ロケットモータにより生成される推力は、燃焼室内への酸化剤の流入速度を計測することによって調整または停止され得る。したがって、本設計によれば、様々な作戦行動時の飛行プロファイルの要求事項に適合するように推力を調整することが可能となる。
図2は、従来の固体ロケットモータと本開示に係るハイブリッドロケットモータとに採用されている異なる設計上の特徴を並べて比較したものである。実施例1で述べるように、2つのロケットモータの性能を比較した場合、表1に示されるように、ハイブリッドモータ構成は、従来の固体燃料ロケットモータよりも単位体積当たりでより大きな推進エネルギを提供する。
本開示のまた別の側面では、燃焼生成物は比較的無害であり非腐食性であるため、本設計に係るロケットモータは、発射体や環境に与える害を比較的低減することができる。また、排ガスの毒性が低くなるため、発射サイトの地上作業員の健康に与える脅威もより小さくすることができる。
Figure 0005642538
多くの特許、特許出願、およびその他の文献を本開示において引用した。これらの引用文献の内容は、参照により本開示に明示的に援用されるものとする。

実施例1 従来の固体モータとハイブリッドモータとのテスト比較
空対空の作戦行動に典型的な高性能な適用例において、2つの異なるタイプのロケットモータのいくつかのパラメータを測定して比較した。両推進剤技術の評価は、NASA CEAおよびPROPEP熱化学性能モデリングを使用して行われた。両方のモータの固体グレインは、質量分率を最大化するため、SPPモデリングから導き出した。さらに、この比較で利用されているハイブリッド設計に対しては、超保守的な燃焼効率でハンディキャップを与えた。比較結果を表1にまとめた。表1には、従来の高質量分率固体ロケットモータに対する本開示に係る段階式燃焼ハイブリッドモータの利点が例示されている。この実施例にはハイブリッド設計の密度および実装の多用性が示されており、このハイブリッド設計は、戦略的ミサイルシステムに必要とされる設計に挑戦するに際して、単位体積当たりのインパルスをより増大させることができる。
本開示で挙げた例は例示的なものであって、排他的なものではない。物質、化学物質および他の成分は典型的な構成物または反応物として提示されており、本明細書で述べた手法は、特定の手法による目的を達成するための典型的な方法のほんの1例を表しているに過ぎない。本願の開示の精神から逸脱することなく、上記の開示内容に照らして様々な改変がなされ得ることを理解されたい。

Claims (18)

  1. 第1のエンド部(110)および第2のエンド部(120)を有するハウジング(108)と、
    前記ハウジング(108)の前記第1のエンド部(110)内に位置し、固体可燃物質(140)を収容するように構成されている第1のチャンバ(130)と、
    前記第2のエンド部(120)内に位置し、少なくとも1種類の酸化剤(170)を貯留するように構成されたブラダ(160)が内部に配置された第2のチャンバ(150)と、
    前記第1のチャンバ(130)と前記第2のチャンバ(150)とを隔てるように配置されたセパレータ(125)と、
    前記第2のエンド部(120)の、前記ブラダ(160)の近傍に配置され、前記ブラダ(160)を加圧するためのガス発生装置(180)と、
    前記第1のチャンバ(130)と前記第2のチャンバ(150)との間に作用可能に配置された触媒(200)を含むインジェクタ(190)と、
    前記セパレータ(125)を貫通し、前記インジェクタ(190)に接続され、前記酸化剤(170)の分解生成物と前記固体可燃物質(140)との混合を最適化するように制御するように構成されたフローコントローラ(210)とを備え
    記分解生成物が前記インジェクタ(190)から排出されるにつれ、前記酸化剤(170)が前記インジェクタ(190)へと流入され、前記インジェクタ(190)内部の圧力が実質的に変化しないようにする、ロケットモータ(100)。
  2. 前記ブラダ(160)が少なくとも1種類の液体酸化剤(170)を含む、請求項1に記載のロケットモータ(100)。
  3. 前記第2のチャンバ(150)から前記第1のチャンバ(130)へと物質の流動を可能とする導管をさらに備える、請求項1に記載のロケットモータ(100)。
  4. 前記ブラダ(160)は、前記導管と流体接続するための開口部(195)を含む、請求項3に記載のロケットモータ(100)。
  5. 前記インジェクタ(190)は、前記第2のチャンバ(150)から前記第1のチャンバ(130)へと物質を注入可能に構成される、請求項1に記載のロケットモータ(100)。
  6. 前記フローコントローラ(210)は、前記インジェクタ(190)を介して、前記第2のチャンバ(150)から前記第1のチャンバ(130)への物質の注入を制御する、請求項5に記載のロケットモータ(100)。
  7. 前記触媒(200)は、前記第1のチャンバ(130)と前記第2のチャンバ(150)の接続部に貯められている、請求項1に記載のロケットモータ(100)。
  8. 前記触媒(200)は、前記インジェクタ(190)内に貯められている、請求項1に記載のロケットモータ(100)。
  9. 前記触媒(200)は、固体の触媒である、請求項1に記載のロケットモータ(100)。
  10. 前記触媒(200)は、白金族金属、遷移金属、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される活性金属成分を含む、請求項9に記載のロケットモータ(100)。
  11. 前記液体酸化剤(170)は、アミン系酸化剤である、請求項2に記載のロケットモータ(100)。
  12. 前記液体酸化剤(170)は、硝酸ヒドロキシルアンモニウムとグリセロールとの混合物を含む、請求項11に記載のロケットモータ(100)。
  13. 第1のエンド部(110)および第2のエンド部(120)を有するハウジング(108)と、
    前記ハウジング(108)の前記第1のエンド部(110)内に位置し、固体可燃物質(140)を収容するように構成されている第1のチャンバ(130)と、
    前記第2のエンド部(120)内に位置し、硝酸ヒドロキシルアンモニウムとグリセロールとの混合物を貯留するように構成されたブラダ(160)が内部に配置された第2のチャンバ(150)と、
    前記第1のチャンバ(130)と前記第2のチャンバ(150)とを隔てるように配置されたセパレータ(125)と、
    前記第2のエンド部(120)の、前記ブラダ(160)の近傍に配置され、前記ブラダ(160)を加圧するためのガス発生装置(180)と、
    前記第1のチャンバ(130)と前記第2のチャンバ(150)との間に作用可能に配置された触媒(200)を含むインジェクタ(190)と、
    前記セパレータ(125)を貫通し、前記インジェクタ(190)に接続され、前記酸化剤の分解生成物と前記固体可燃物質との混合を最適化するように制御するように構成されたフローコントローラ(210)とを備え
    記分解生成物が前記インジェクタ(190)から排出されるにつれ、前記酸化剤(170)が前記インジェクタ(190)へと流入され、前記インジェクタ(190)内部の圧力が実質的に変化しないようにする、ロケットモータ(100)。
  14. 第1のエンド部(110)および第2のエンド部(120)を有するハウジング(108)と、
    前記ハウジング(108)の前記第1のエンド部(110)内に位置し、固体可燃物質(140)を収容するように構成されている第1のチャンバ(130)と、
    前記第2のエンド部(120)内に位置し、少なくとも1種類の酸化剤(170)を貯留するように構成され、前記酸化剤(170)の流れのための開口部(195)を有するブラダ(160)が内部に配置された第2のチャンバ(150)と、
    前記第1のチャンバ(130)と前記第2のチャンバ(150)とを隔てるように配置されたセパレータ(125)と、
    前記第2のエンド部(120)の、前記ブラダ(160)の近傍に配置され、前記ブラダ(160)を加圧するためのガス発生装置(180)と、
    前記ブラダ(160)の開口部(195)に接続されるインジェクタ(190)と、
    前記セパレータ(125)を貫通し、前記インジェクタ(190)に接続され、前記酸化剤の分解生成物と前記固体可燃物質との混合を最適化するように制御するように構成されたフローコントローラ(210)と、
    前記インジェクタ(190)に貯められる触媒(200)とを備え
    記分解生成物が前記インジェクタ(190)から排出されるにつれ、前記酸化剤(170)が前記インジェクタ(190)へと流入され、前記インジェクタ(190)内部の圧力が実質的に変化しないようにする、ロケットモータ(100)。
  15. 前記触媒(200)は、固体の触媒である、請求項14に記載のロケットモータ(100)。
  16. 前記触媒(200)は、白金族金属、遷移金属、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される活性金属成分を含む、請求項15に記載のロケットモータ(100)。
  17. 前記酸化剤(170)は、アミン系酸化剤を含む、請求項14に記載のロケットモータ(100)。
  18. 前記酸化剤(170)は、硝酸ヒドロキシルアンモニウムとグリセロールとの混合物を含む、請求項17に記載のロケットモータ(100)。
JP2010508551A 2007-05-15 2008-05-13 ハイブリッドロケットモータ Active JP5642538B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/748,843 US7966805B2 (en) 2007-05-15 2007-05-15 Hydroxyl amine based staged combustion hybrid rocket motor
US11/748,843 2007-05-15
PCT/US2008/063550 WO2008144324A1 (en) 2007-05-15 2008-05-13 Hydroxy amine based staged combustion hybrid rocket motor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010527423A JP2010527423A (ja) 2010-08-12
JP5642538B2 true JP5642538B2 (ja) 2014-12-17

Family

ID=40122123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010508551A Active JP5642538B2 (ja) 2007-05-15 2008-05-13 ハイブリッドロケットモータ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7966805B2 (ja)
EP (1) EP2158395B1 (ja)
JP (1) JP5642538B2 (ja)
PL (1) PL2158395T3 (ja)
WO (1) WO2008144324A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8024918B2 (en) * 2008-04-29 2011-09-27 Honeywell International Inc. Rocket motor having a catalytic hydroxylammonium (HAN) decomposer and method for combusting the decomposed HAN-based propellant
US9151579B2 (en) * 2009-03-24 2015-10-06 Orbital Atk, Inc. Non-circular cross-section missile components, missiles incorporating same, and methods of operation
KR20110082309A (ko) * 2010-01-11 2011-07-19 한국과학기술원 산화제 촉매 분해를 이용한 하이브리드 로켓
ITMI20111332A1 (it) * 2011-07-18 2013-01-19 Orbit S R L D Dispositivo per la deorbitazione di satelliti artificiali.
CN104454236B (zh) * 2014-11-24 2016-06-15 江西洪都航空工业集团有限责任公司 一种固体发动机变推力调节装置
CN106837610B (zh) * 2017-04-05 2019-08-06 北京航空航天大学 一种紧凑式长时间工作固液火箭发动机催化床结构
US20210148307A1 (en) * 2019-01-30 2021-05-20 Laboratoire Reaction Dynamics Inc. Rocket engine with integrated oxidizer catalyst in manifold and injector assembly
CN113944568B (zh) * 2021-10-13 2023-09-05 华东理工大学 一种基于han单元推进剂的粉末燃料支板引射火箭基组合循环发动机
CN117402024B (zh) * 2023-12-13 2024-02-23 中国科学院大连化学物理研究所 一种自发型绿色液体推进剂及其制备方法

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3068641A (en) * 1955-04-18 1962-12-18 Homer M Fox Hybrid method of rocket propulsion
US3065597A (en) * 1959-09-28 1962-11-27 Gen Electric Reignitable solid rocket motor
US3368353A (en) * 1965-09-30 1968-02-13 United Aircraft Corp Automatic o/f control
US3898794A (en) * 1972-04-01 1975-08-12 Nissan Motor Power plant
US5485722A (en) * 1993-10-07 1996-01-23 Olin Corporation Catalytic decomposition of hydroxylammonium nitrate-based monopropellants
US5718113A (en) * 1994-12-28 1998-02-17 Hayes; Michael D. Fuel strip
US6991772B1 (en) * 1995-05-31 2006-01-31 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force H2O2 decomposition catalyst
JPH09209834A (ja) * 1996-02-02 1997-08-12 Mitsubishi Electric Corp 人工衛星の推進系装置
US5727368A (en) * 1996-03-28 1998-03-17 Wernimont; Eric J. Hybrid motor system with a consumable catalytic bed a composition of the catalytic bed and a method of using
JP3942230B2 (ja) 1997-04-14 2007-07-11 秋 葉 鐐二郎 ロケットエンジン
US6254705B1 (en) * 1999-02-26 2001-07-03 Svenska Rymdaktiebolaget Liquid propellant
US6393830B1 (en) * 1999-03-26 2002-05-28 Alliant Techsystems Inc. Hybrid rocket propulsion system including array of hybrid or fluid attitude-control rocket engines
US6272846B1 (en) * 1999-04-14 2001-08-14 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Reduced toxicity fuel satellite propulsion system
JP4537543B2 (ja) 2000-07-03 2010-09-01 細谷火工株式会社 液体酸化剤及びハイブリッド推進薬
US20020121081A1 (en) * 2001-01-10 2002-09-05 Cesaroni Technology Incorporated Liquid/solid fuel hybrid propellant system for a rocket
JP2003089590A (ja) 2001-09-11 2003-03-28 Hosoya Fireworks Co Ltd 固体燃料及びハイブリッド推進薬
JP2003083169A (ja) * 2001-09-11 2003-03-19 Yokohama Rubber Co Ltd:The 飛翔体用タンクの推進燃料充填方法
US6679049B2 (en) * 2002-01-22 2004-01-20 Hy Pat Corporation Hybrid rocket motor having a precombustion chamber
DE10204834B4 (de) * 2002-02-06 2005-05-25 Trw Airbag Systems Gmbh & Co. Kg Explosionsfähige Zusammensetzung und Verfahren zu deren Herstellung
US7757476B2 (en) * 2003-07-22 2010-07-20 The Aerospace Corporation Catalytically activated transient decomposition propulsion system
IL159248A (en) * 2003-12-08 2011-10-31 Aharon Oren Impulse motor with increased electro-thermal impulse
CA2504993A1 (en) * 2004-04-28 2005-10-28 Anthony Joseph Cesaroni Injector system for rocket motors
JP4784973B2 (ja) 2005-07-15 2011-10-05 雅弘 高野 液体酸化剤、これを用いた推進薬及び高温ガス発生方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2158395A1 (en) 2010-03-03
PL2158395T3 (pl) 2018-09-28
US7966805B2 (en) 2011-06-28
US20090211227A1 (en) 2009-08-27
JP2010527423A (ja) 2010-08-12
EP2158395B1 (en) 2018-06-20
WO2008144324A1 (en) 2008-11-27
EP2158395A4 (en) 2015-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5642538B2 (ja) ハイブリッドロケットモータ
US11787752B2 (en) High density hybrid rocket motor
JP4113333B2 (ja) ロケットモータ組立体
US7647763B2 (en) Polyoxymethylene as structural support member and propellant
EP2714264B1 (en) Catalyst, gas generator, and thruster with improved thermal capability and corrosion resistance
US6849247B1 (en) Gas generating process for propulsion and hydrogen production
JP4784973B2 (ja) 液体酸化剤、これを用いた推進薬及び高温ガス発生方法
WO2001009063A2 (en) Premixed liquid monopropellant solutions and mixtures
US7921638B2 (en) Bi-propellant rocket motor having controlled thermal management
Silva et al. Green propellants: oxidizers
JP2016526127A (ja) デュアルモード化学ロケットエンジン、およびデュアルモード化学ロケットエンジンを備えるデュアルモード推進システム
US20240124372A1 (en) Propellant
Kamal et al. Application of ionic liquids to space propulsion
JP2016524673A (ja) デュアルモード化学ロケットエンジンおよびデュアルモード化学ロケットエンジンを備えるデュアルモード推進システム
Silva et al. Hypergolic systems: a review in patents
KR101557925B1 (ko) 니트레이트 에스터 폴리에테르계 저온 고체 추진제 조성물
US5574240A (en) Propellants useful in electrothermal-chemical guns
JP7250304B2 (ja) タービン駆動用ガスジェネレータの推進剤及びその製造方法
US20140109551A1 (en) Solid chemical rocket propulsion system
Li et al. Study on electrical ignition characteristics of ammonium dinitramide (ADN)-based liquid propellant droplet in nitrous oxide environment
JP2002020191A (ja) 液体酸化剤及びハイブリッド推進薬
US3722421A (en) Solid bipropellant
WO2023008310A1 (ja) ハイブリッドロケット燃料の燃焼方法および燃焼装置
KR101167558B1 (ko) 친환경 추력기 시스템
US11124413B2 (en) Gaseous oxygen propulsion system with chemical oxygen generation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120501

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120706

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120904

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131105

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20131112

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20131213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141029

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5642538

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250