JP5640235B2 - ユーザid発行システム、行政制度情報ページ生成システム、方法およびプログラム - Google Patents

ユーザid発行システム、行政制度情報ページ生成システム、方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ユーザID発行システム、行政制度情報ページ生成システム、方法およびプログラムに関する。
国や地方公共団体等の行政機関においては、インターネットのウェブサイトを通じた行政制度に関わる情報の提供が行われている(例えば、特許文献1を参照)。また、近年では、インターネットの普及に伴い、申請や証明書の請求といった各種の手続きが電子的に行われている(例えば、特許文献2−3を参照)。
特開2004−334615号公報 特開2003−16215号公報 特開2004−213155号公報
国や地方公共団体等の行政機関が情報を提供しているウェブサイトには、当該行政機関が提供している各種の行政制度に関する情報が掲載されている。これらの情報の中には、当該ウェブサイトの閲覧者にとって役に立つ行政制度の情報と役に立たない行政制度の情報とが存在する。役に立たない行政制度の情報が存在すると、役に立つ行政制度の情報が目立たない。そこで、当該ウェブサイトの閲覧者を識別することにより、各閲覧者のニーズに合う行政制度の情報を掲載したウェブページを生成することが望まれる。しかしながら、国や地方公共団体等の行政機関が個人情報を管理することは、情報流出に対する懸念から、社会的に認められにくい傾向にある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、各閲覧者のニーズを閲覧者の個人情報に基づくことなく特定可能なユーザIDを発行するユーザID発行システム、方法およびプログラム、並びに、各閲覧者のニーズに合う情報を掲載したウェブページを、閲覧者の個人情報に基づくことなく自動生成可能な行政制度情報ページ生成システム、方法およびプログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、行政機関が提供する各種の行政制度に関わる情報を、行政制度毎に付与される制度識別子と共に格納した行政制度情報データベースを設けておき、ユーザIDを入力しない閲覧者からのアクセスを受けると、前記行政制度情報データベースの情報を基に、当該閲覧者が閲覧を要求する行政制度の情報を掲載したウェブページを生成して提供すると共に、当該閲覧者が情報を閲覧した行政制度又は当該閲覧者が情報の閲覧を求める行政制度に対応する一又は複数の制度識別子に所定の処理を施して生成した文字列をユーザIDとして発行することにした。
詳細には、行政機関が提供する行政制度に関わる情報を掲載したウェブページを擁するウェブサイトへアクセスする閲覧者を識別するユーザIDを発行するユーザID発行システムであって、前記行政機関が提供する各種の行政制度に関わる情報を、行政制度毎に付与される制度識別子と共に格納した行政制度情報データベースと、前記ウェブページを擁
するウェブサイトへのアクセスを検知すると、当該アクセスを行う閲覧者にユーザIDの入力を促し、当該閲覧者がユーザIDを入力しない場合には、前記行政制度情報データベースの情報を基に、当該閲覧者が閲覧を要求する行政制度の情報を掲載したウェブページを生成して、当該ウェブページのデータを当該閲覧者の情報端末へ提供すると共に、当該閲覧者が情報を閲覧した行政制度又は当該閲覧者が情報の閲覧を求める行政制度に対応する一又は複数の制度識別子に所定の処理を施すことによって生成した文字列をユーザIDとして発行し、当該閲覧者の情報端末へ通知する情報処理部と、を備える。
このようにして発行したユーザIDであれば、管理者側で個人情報を管理しなくても、入力されたユーザIDから閲覧者のニーズを把握することが可能であるため、例えば、管理者が任意に付番する他律固定型のユーザIDを用いた場合に必要となる、当該ユーザIDと当該ユーザIDが付与された閲覧者のニーズに関する情報との相関関係に関する情報といった個人情報の管理が不要となる。
また、本発明は、行政機関が提供する行政制度に関わる情報を掲載したウェブページを自動生成する行政制度情報ページ生成システムであって、前記行政機関が提供する各種の行政制度に関わる情報を、行政制度毎に付与される制度識別子と共に格納した行政制度情報データベースと、前記ウェブページの閲覧者を他の閲覧者と識別するためのユーザIDであって、当該閲覧者が情報を閲覧した行政制度又は当該閲覧者が情報の閲覧を求める行政制度に対応する一又は複数の制度識別子に所定の処理を施すことによって生成されるユーザIDを、当該閲覧者を認証するための認証情報と共に格納したユーザIDデータベースと、前記ウェブページを擁するウェブサイトへのアクセスを検知すると、当該アクセスを行う閲覧者にユーザIDの入力を促して前記ユーザIDデータベースの情報に基づく認証処理を実行し、入力された当該ユーザIDが承認された場合には、当該ユーザIDを生成する際に施した前記所定の処理を施す前の制度識別子を復元し、前記行政制度情報データベースの情報を基に、復元した当該制度識別子に対応する行政制度の情報を掲載したウェブページを自動生成して、当該ウェブページのデータを当該閲覧者の情報端末へ提供する情報処理部と、を備えるものであってもよい。
このように構成されるシステムであれば、管理者側で個人情報を管理しなくても、入力されたユーザIDから閲覧者のニーズを把握することが可能であるため、例えば、管理者が任意に付番する他律固定型のユーザIDを用いた場合に必要となる、当該ユーザIDと当該ユーザIDが付与された閲覧者のニーズに関する情報との相関関係に関する情報といった個人情報を管理していなくても、当該閲覧者のニーズに合う情報を掲載したウェブページを生成することが可能である。
なお、前記情報処理部は、前記閲覧者がユーザIDを入力しない場合には、前記行政制度情報データベースの情報を基に、当該閲覧者が閲覧を要求する行政制度の情報を掲載したウェブページを生成して、当該ウェブページのデータを当該閲覧者の情報端末へ提供すると共に、当該閲覧者が情報を閲覧した行政制度又は当該閲覧者が情報の閲覧を求める行政制度に対応する一又は複数の制度識別子に前記所定の処理を施すことによって生成したユーザIDを、当該閲覧者の情報端末へ提供するものであってもよい。
このようにしてユーザIDを発行し、次回にアクセスを受けた場合には当該ユーザIDに基づく認証処理を行うようにすることで、管理者側で個人情報を管理しなくても、当該閲覧者のニーズに合う情報を掲載したウェブページを生成することが可能である。
また、前記ユーザIDデータベースには、前記ユーザIDの発行日時に関する情報が更に格納されており、前記情報処理部は、前記アクセスを行う閲覧者にユーザIDの入力を促して前記ユーザIDデータベースの情報に基づく認証処理を実行し、入力された当該ユ
ーザIDが承認された場合には、入力された当該ユーザIDを生成する際に施した前記所定の処理を施す前の制度識別子を復元し、復元した当該制度識別子に対応する行政制度の情報であって、当該ユーザIDを発行してからの経過時間に対応する行政制度の情報を掲載したウェブページを自動生成して、当該ウェブページのデータを当該閲覧者の情報端末へ提供するものであってもよい。
このように構成されるシステムであれば、ユーザIDの発行日時という匿名性の高い非個人情報の管理を行うだけで、ユーザIDを付与してから一定時間が経過した場合であっても閲覧者のニーズに合う情報を掲載したウェブページを生成することが可能である。
また、前記ユーザIDデータベースには、前記閲覧者が情報を閲覧した行政制度又は当該閲覧者が情報の閲覧を求める行政制度に対応する一又は複数の制度識別子に、ユーザIDの発行日時をキーとして用いる前記所定の処理を施すことによって生成された前記ユーザIDが、当該ユーザIDの発行日時に関する情報と共に格納されており、前記情報処理部は、前記アクセスを行う閲覧者にユーザIDの入力を促して前記ユーザIDデータベースの情報に基づく認証処理を実行し、入力された当該ユーザIDが承認された場合には、入力された当該ユーザIDの発行日時に関する情報を前記ユーザIDデータベースから取得し、入力された当該ユーザIDを生成する際に施した前記所定の処理を施す前の制度識別子を、前記ユーザIDデータベースから取得した当該ユーザIDの発行日時をキーとして用いて復元し、復元した当該制度識別子に対応する行政制度の情報を掲載したウェブページを自動生成して、当該ウェブページのデータを当該閲覧者の情報端末へ提供するものであってもよい。
このように構成されるシステムであれば、ユーザIDの発行日時という匿名性の高い非個人情報に基づいて制度識別子を復元可能であると共に、ユーザIDを付与してから一定時間が経過した場合であっても閲覧者のニーズに合う情報を掲載したウェブページを生成することが可能である。
また、前記行政制度情報データベースには、前記行政機関が提供する各種の行政制度に関わる情報が、当該情報が示す行政制度の内容と関連性のある単語からなる前記制度識別子を複数集めた制度識別子群と共に格納されており、前記情報処理部は、前記閲覧者がユーザIDを入力しない場合には、当該閲覧者が閲覧を要求する行政制度の情報を掲載したウェブページを生成して、当該ウェブページのデータを当該閲覧者の情報端末へ提供すると共に、当該閲覧者が情報を閲覧した行政制度又は当該閲覧者が閲覧を求める情報に対応する制度識別子を、当該閲覧者が閲覧した情報又は当該閲覧者が情報の閲覧を求める行政制度毎に、各行政制度に対応する各制度識別子群の中からそれぞれ任意に抽出し、抽出した一又は複数の制度識別子を組み合わせて前記ユーザIDを生成し、当該閲覧者の情報端末へ提供するものであってもよい。
このように構成されるシステムであれば、閲覧者が閲覧した情報又は閲覧者が閲覧を求める情報が示す内容と関連性のある単語でユーザIDが生成されるため、閲覧者に覚えやすいユーザIDを発行することが可能である。
なお、本発明は、方法あるいはコンピュータプログラムの側面から捉えることもできる。例えば、本発明は、行政機関が提供する行政制度に関わる情報を掲載したウェブページを擁するウェブサイトへアクセスする閲覧者を識別するユーザIDを発行するユーザID発行方法であって、コンピュータが、前記ウェブページを擁するウェブサイトへのアクセスを検知すると、当該アクセスを行う閲覧者にユーザIDの入力を促し、当該閲覧者がユーザIDを入力しない場合には、前記行政機関が提供する各種の行政制度に関わる情報を、行政制度毎に付与される制度識別子と共に格納した行政制度情報データベースの情報を
基に、当該閲覧者が閲覧を要求する行政制度の情報を掲載したウェブページを生成して、当該ウェブページのデータを当該閲覧者の情報端末へ提供すると共に、当該閲覧者が情報を閲覧した行政制度又は当該閲覧者が情報の閲覧を求める行政制度に対応する一又は複数の制度識別子に所定の処理を施すことによって生成した文字列をユーザIDとして発行し、当該閲覧者の情報端末へ通知する処理を実行するものであってもよい。
各閲覧者のニーズを閲覧者の個人情報に基づくことなく特定可能なユーザIDを発行するユーザID発行システム、方法およびプログラム、並びに、各閲覧者のニーズに合う情報を掲載したウェブページを、閲覧者の個人情報に基づくことなく自動生成可能な行政制度情報ページ生成システム、方法およびプログラムを提供することが可能となる。
UMブリッジシステムのハードウェア構成図である。 UMブリッジシステムの概念図である。 UMマスターデータベースの一例を示した図である。 UM自治体別データベースの一例を示した図である。 UMID管理データベースの一例を示した図である。 UMブリッジシステムにおいて実行される処理のフローチャートを示した図である。 KOE−IDの発行処理の概念図である。 カスタマイズ処理のフローチャートを示した図である。 サブルーチンに係るカスタマイズ処理の概念図である。 制度識別子列と各行政制度の制度識別子との関係を示した概念図である。 ウェブページの自動生成の概念図である。 第一変形例によって実現される処理の概念図である。 第二変形例においてアクセス要求の送信元に表示される画面の一例である。
以下、本願発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本願発明の一態様であり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、本願発明に係る行政業務管理システムの一例であるUM(Universal Menu:登録商標)ブリッジシステム1のハードウェア構成図である。UMブリッジシステム1は、本願発明に係る行政業務管理システムの一例であるが、本願発明に係るユーザID発行システムが実行する処理に相当する処理も行う。よって、UMブリッジシステム1は、本願発明に係るユーザID発行システムの一例として捉えることも可能である。UMブリッジシステム1は、図1に示すように、CPU2やメモリ3、入出力インターフェース4、ハードディスク5を備える汎用のコンピュータによって実現されるシステムであり、メモリ3にロードされたコンピュータプログラムをCPU2が実行することにより、ハードディスク5に格納されている情報の処理や入出力インターフェース4を介した情報の処理を行う。
以下、上記UMブリッジシステム1が実現する情報処理の内容について説明する。図2は、UMブリッジシステム1の概念図である。
UMブリッジシステム1は、地方公共団体が提供する行政制度に関わる情報を掲載したウェブページを自動生成する。なお、本実施形態では、地方公共団体が提供する行政制度に関わる情報を提供する場合を例に説明するが、本実施形態に係るUMブリッジシステム
1は、国やその他の行政機関が提供する行政制度に関わる情報を提供する場合に適用してもよい。UMブリッジシステム1によって自動生成された行政制度に関わる情報は、インターネットを介して市民に提供される。
UMブリッジシステム1のハードディスク5には、次のようなデータベースが構築されている。すなわち、UMブリッジシステム1のハードディスク5には、UMマスターデータベース6、UM自治体別データベース7、及びUMID管理データベース8が構築されている。
図3は、UMマスターデータベース6の一例を示した図である。UMマスターデータベース6には、全国の各自治体が提供する行政制度の情報(本願では、このような情報をコンテンツあるいはメニューと呼ぶ場合がある)を列挙したテーブルが格納されている。UMマスターデータベース6に格納されている行政制度に関わる情報は、根拠法が同じであるが故に何れの自治体においても一般的に提供されている行政制度に関わる情報、換言すると、全国の自治体で共通する行政制度に関わる情報である。図3の例では、子育てに関係する全国的に共通の行政制度として、出産届や母子健康手帳、子ども手当といった育児に関連する行政制度のメニューを例示列挙しているが、UMマスターデータベース6には、その他の行政制度に関わる情報も格納されている。UMマスターデータベース6には、このような各種の行政制度に関わる情報が、各情報を識別するためのメニューID(本願でいう制度識別子の一例である)と共に格納されている。
ところで、UMマスターデータベース6には、後述する処理において情報面を構成する際に参照されるUMフラグがメニュー毎に付与されている。UMフラグは、全国の自治体で共通する行政制度のメニュー群の中から、本UMブリッジシステム1を利用する自治体(以下、このような自治体を「情報提供元自治体」と呼ぶことにする)が情報を提供しようとするメニューを抽出する際にCPU2が参照するフラグである。本実施形態において、UMフラグは、例えば、各メニューに対応する行政制度の社会的な位置づけを示すUMフラグG(Government level)や、紹介すべき情報伝達媒体の種類を示すUMフラグM(Media level)、サービス対象者の種類を示すUMフラグP(Personal level)、サービ
スに関連する広告の種類を示すUMフラグA(Ad level)、サービスの提供に付随して作成される文書の保存形態を示すUMフラグR(Record level)などから構成されているが、これらのフラグのうち何れかが省略されていてもよいし、その他のフラグが更に付与されていてもよい。
例えば、UMフラグGには、対応する行政制度の提供が、全国共通で行われているものなのか、特定の都道府県単位で行われているものなのか、特定の市町村単位で行われているものなのか等を識別するための識別子が格納されている。
また、例えば、UMフラグPには、対応する行政サービスのサービス対象者が、子育てユーザなのか、シニアユーザなのか、就職活動中のユーザなのか等を識別するための識別子が格納されている。
図4は、UM自治体別データベース7の一例を示した図である。UM自治体別データベース7には、各自治体が独自に提供する行政制度に関わる情報を列挙したテーブルが格納されている。UM自治体別データベース7に格納されている行政制度に関わる情報は、情報提供元自治体が独自に提供している行政制度に関わる情報、換言すると、情報提供元自治体が独自に提供する行政制度に関わる情報である。図4の例では、子育てに関係する自治体独自の行政制度として、特定の自治体が独自に行っている子ども検診や、独自に発行している子育て手帳、独自に行っている子育て支援事業といった育児に関連する行政制度のメニューを例示列挙しているが、UM自治体別データベース7には、当該自治体が独自
に提供しているその他の行政制度に関わる情報も格納されている。UM自治体別データベース7には、このような各種の行政制度に関わる情報が、各行政制度を識別するためのメニューIDと共に格納されている。
図5は、UMID管理データベース8の一例を示した図である。UMID管理データベース8には、本UMブリッジシステム1がウェブページを生成するウェブサイトにアクセスした各閲覧者を識別するための識別情報(以下、KOE(Key Of Everything)−ID
といい、本発明でいうユーザIDに相当する)毎に、認証用のパスワードやスクランブル解除用のキー、訪問回数の情報が管理されている。
このように構成されているUMブリッジシステム1では、例えば、市民が使用するコンピュータ端末からインターネットを介して、情報提供元自治体が各種情報を提供しているウェブサイトへのアクセスを検知すると、次のような処理が実行される。図5は、本UMブリッジシステム1において実行される処理のフローチャートを示した図である。
(ステップS101)CPU2は、ウェブサイトへのアクセスを検知すると、アクセス要求の送信元の情報端末にKOE−IDの入力画面を表示させる。ウェブサイトへのアクセス要求は、例えば、ウェブページのデータ送信を求めるコンピュータからインターネットを介して送られる。
(ステップS102)CPU2は、閲覧者がKOE−IDの入力意思が無いことを確認した場合(すなわち、KOE−ID入力画面のスキップボタンや省略ボタン等が押された場合)、後述するサブルーチンのカスタマイズ処理(S201〜S203)を実行する。カスタマイズ処理は、閲覧者に対し、各種の質問を行うことにより、当該閲覧者に提供するウェブページの情報を最適化する処理である。
(ステップS103)CPU2は、カスタマイズ処理によって選別した情報を掲載したウェブページの画面を生成し、アクセス要求の送信元の情報端末に表示させる。ウェブページの画面は、例えば、次のようにして生成される。
すなわち、CPU2は、ウェブページの画面を生成するにあたり、ハードディスク5に構築されているUMマスターデータベース6にアクセスし、UMマスターデータベース6に付与されているフラグを頼りに、カスタマイズ処理における選別結果に従った行政制度に関わる情報の抽出を行う。
例えば、上記カスタマイズ処理において、子育てに関連する情報が選別された場合、CPU2は、本UMブリッジシステム1を利用している行政機関が市民に提供している行政制度に関わる情報、換言すると、UMマスターデータベース6に格納されている情報のうちUMフラグGがオンになっている情報の中から、UMフラグMが「ウェブ」となっており、UMフラグPが「子育てユーザ」となっている情報を抽出する。また、CPU2は、UMマスターデータベース6から情報を抽出した後、UM自治体別データベース7にアクセスし、UMマスターデータベース6の場合と同様、UM自治体別データベース7に付与されているフラグを頼りに、カスタマイズ処理における選別結果に従った行政制度に関わる情報の抽出を行う。
そして、CPU2は、UMマスターデータベース6およびUM自治体別データベース7から情報を抽出した後、これらの情報を組み合わせて情報面を構成する。情報面を構成する処理は、例えば、各行政制度のメニュー項目に予め規定されている文書構造(あるいは、階層構造と捉えることもできる)に従って情報面をレイアウトすることによって実現してもよいし、その他のアルゴリズムに従って情報面をレイアウトするようにしてもよい。
文書構造に関する規定は、例えば、UMマスターデータベース6やUM自治体別データベース7と共にハードディスク5に格納しておき、CPU2が参照可能なようにすることが望ましい。
CPU2は、このように情報面を構成して生成したウェブページの画面のデータを、アクセス要求の送信元の情報端末へ送る。これにより、当該情報端末には、カスタマイズ処理によって選別された情報を掲載したウェブページの画面が表示される。
(ステップS104)CPU2は、ウェブページの画面をアクセス要求の送信元の情報端末に表示させた後、KOE−ID発行処理を実行することにより、新規の閲覧者である上記アクセス要求の送信元に対し、KOE−IDを発行する。CPU2は、例えば、次のような処理を実行することにより、KOE−IDを発行する。
図7は、KOE−IDの発行処理の概念図である。CPU2は、後述するカスタマイズ処理(S201〜S203)によって特定した、当該閲覧者にとって有益な行政制度の制度識別子を羅列した文字列(以下、制度識別子列という)に対し、スクランブル処理を行う。
例えば、後述するカスタマイズ処理(S201〜S203)により、当該閲覧者が、横浜市の子育てに関する情報であって、所定の年収および所定の子どもの年齢に合った内容の情報を求めていることを宣言していた場合、CPU2は、閲覧者が情報を求める行政制度に対応する制度識別子を羅列した制度識別子列(例えば、市町村を識別するための識別子や情報のカテゴリを識別するための識別子、年収を識別するための識別子、子どもの年齢の数値を羅列した文字列等)に対し、スクランブル処理を行う。
スクランブル処理は、当該閲覧者の所在地の国コードや、アクセスしてきた日時を示すタイムスタンプに基づいて行っても良いし、当該閲覧者が利用している情報端末に固有の番号や当該端末の機種を特定する番号、当該閲覧者のスキルレベル、当該閲覧者が当該ウェブサイトを訪問した回数、KOE−IDの発行日時等をキーにし、これに基づいて行っても良い。スキルレベルは、例えば、当該閲覧者が作成したパスワードの文字列の長さや、パスワードの変更頻度、当該閲覧者が利用している情報端末の種類、機種等に基づいて特定してもよい。
なお、スクランブル処理を当該ウェブサイトへ訪問した回数に基づいて行う場合、閲覧者に対して付与されるKOE−IDは毎回更新されることになる。
CPU2は、上記スクランブル処理により生成した文字列をKOE−IDとして発行し、発行したKOE−IDの情報を上記アクセス要求の送信元へ送り、当該閲覧者にKOE−IDを通知すると共に、KOE−IDの情報をUMID管理データベース8に格納する。また、CPU2は、スクランブル解除に必要なキーの情報も、KOE−IDの情報と共にUMID管理データベース8に格納する。
(ステップS105)CPU2は、KOE−IDを発行した後、アクセス要求の送信元の情報端末にパスワードの設定画面を表示させる。CPU2は、当該情報端末からパスワードの情報が送られると、この情報をUMIDデータベース8に格納する。
(ステップS106)一方、CPU2は、ステップS101の処理において、閲覧者がKOE−IDの入力を行ったと判定した場合、KOE−IDから制度識別子列を復元する。制度識別子列の復元処理は、入力されたKOE−IDおよびパスワードが、UMIDデータベース8に予め格納されているKOE−IDおよびパスワードと一致し、認証が適正
になされた場合に実行される。すなわち、CPU2は、認証結果が適正だった場合、入力されたKOE−IDに対し、UMIDデータベース8に格納されているキーを基にしたスクランブル解除処理を行う。スクランブル解除処理は、上述したスクランブル処理の逆の処理であるため、KOE−IDのスクランブルを解除して得た文字列は制度識別子列を示すことになる。
(ステップS107)CPU2は、KOE−IDのスクランブルを解除して得た制度識別子列に基づいて、当該閲覧者にとって有益な情報を各データベースから抽出し、抽出した情報を掲載したウェブページの画面を生成する。ウェブページの画面の生成処理は、上述したステップS103と同様、CPU2がUMマスターデータベース6およびUM自治体別データベース7にアクセスして各行政制度に関する情報を抽出することにより実現される。
すなわち、CPU2は、UMマスターデータベース6にアクセスし、UMマスターデータベース6に付与されているフラグを頼りに、KOE−IDのスクランブルを解除して得た制度識別子列に従った行政制度に関わる情報の抽出を行う。また、CPU2は、UM自治体別データベース7にアクセスし、UM自治体別データベース7に付与されているフラグを頼りに、KOE−IDのスクランブルを解除して得た制度識別子列に従った行政制度に関わる情報の抽出を行う。そして、各データベースから抽出した情報を組み合わせて情報面を構成する。CPU2は、このように情報面を構成して生成したウェブページの画面のデータを、アクセス要求の送信元の情報端末へ送る。これにより、当該情報端末には、KOE−IDのスクランブルを解除して得た制度識別子列に従った情報を掲載したウェブページの画面が表示される。
(ステップS108)次に、CPU2は、UMID管理データベース8にアクセスし、当該閲覧者の訪問回数を照会する。
(ステップS109)次に、CPU2は、後述するサブルーチンのカスタマイズ処理(S201〜S203)を実行する。この場合に実行されるカスタマイズ処理は、上述したステップS102の場合と異なり、当該ウェブサイトへの訪問回数が2回目以降の閲覧者に対する処理となるため、後述するカスタマイズ処理において行われる質問の内容は、ステップS102の場合よりも踏み込んだ内容となる。
(ステップS110)CPU2は、KOE−IDのスクランブルを解除して得た制度識別子列に基づいて抽出した、当該閲覧者にとって有益な情報の中から、上述したステップS103の処理と同様、カスタマイズ処理によって更に選別した情報を掲載したウェブページの画面を生成し、アクセス要求の送信元の情報端末に表示させる。
すなわち、CPU2は、ウェブページの画面を生成するにあたり、ハードディスク5に構築されているUMマスターデータベース6にアクセスし、UMマスターデータベース6に付与されているUMフラグPやその他の各種フラグを頼りに、KOE−IDのスクランブルを解除して得た制度識別子列に基づいて抽出した当該閲覧者にとって有益な行政制度の中から、カスタマイズ処理における選別結果に従った行政制度に関わる情報の抽出を行う。
また、CPU2は、UMマスターデータベース6から情報を抽出した後、UM自治体別データベース7にアクセスし、UMマスターデータベース6の場合と同様、UM自治体別データベース7に付与されているUMフラグPやその他の各種フラグを頼りに、KOE−IDのスクランブルを解除して得た制度識別子列に基づいて抽出した当該閲覧者にとって有益な情報の中から、カスタマイズ処理における選別結果に従った行政制度に関わる情報
の抽出を行う。
そして、CPU2は、UMマスターデータベース6およびUM自治体別データベース7から情報を抽出した後、これらの情報を組み合わせて情報面を構成する。
CPU2は、このようにして情報面を構成して生成したウェブページの画面のデータを、アクセス要求の送信元の情報端末へ送る。これにより、当該情報端末には、カスタマイズ処理によって選別された情報を掲載したウェブページの画面が表示される。
<サブルーチンの説明>
以下、上述したカスタマイズ処理の詳細について説明する。図8は、本UMブリッジシステム1において実行されるカスタマイズ処理のフローチャートを示した図である。また、図9は、カスタマイズ処理の概念図である。
(ステップS201)CPU2は、閲覧者の情報端末に対し、当該閲覧者が求めている情報の選別に必要な情報を当該閲覧者から引き出すための質問画面のデータを送る。閲覧者の情報端末に表示される質問は、ハードディスク5に予め格納されている質問に関するデータに基づくものであり、例えば、図9に示すように、ウェブサイトへの訪問回数や、既に得た質問の回答結果に応じて質問順序等が予め規定された質問である。
(ステップS202)CPU2は、閲覧者が回答意思の無いことを確認した場合(すなわち、回答入力画面のスキップボタンや省略ボタン等が押された場合)、本サブルーチン(S201〜S203)を終了し、上述したメインの処理フロー(S101〜S110)の処理に戻る。
(S203)一方、CPU2は、ステップS201の処理において、閲覧者が回答の入力を行ったと判定した場合、当該閲覧者に対して提供候補に挙がっている情報の中から、回答内容に沿った情報の抽出を行う。そして、CPU2は、再びステップS201の処理を実行する。
以上、一連の処理(S101〜S110,S201〜S203)が実行されることにより、閲覧者のニーズに合う情報を掲載したウェブページが、閲覧者の個人情報に基づくことなく、各閲覧者に付与されたKOE−IDに基づいて自動生成される。また、図10に示すように、閲覧者にとって有益な行政制度の制度識別子を並べた制度識別子列が、UMマスターデータベース6やUM自治体別データベース7に各行政制度の情報と共に格納されている制度識別子から生成される。
図11は、本UMブリッジシステム1によるウェブページの自動生成の概念図である。以下、本UMブリッジシステム1によって実現されるウェブページの自動生成の処理内容を、図11に示す例に沿って説明する。
例えば、ABC市であることを示す制度識別子が「01」と定義され、子育て中であることを示す制度識別子が「06」と定義されているものとする。また、ABC市で12歳の子供の子育てに関する情報を求めているA閲覧者と、ABC市で4歳の子供の子育てに関する情報を求めているB閲覧者が居るものとする。この場合、A閲覧者のKOE−IDをスクランブル解除すると、「010612」という文字列が得られる。また、B閲覧者のKOE−IDをスクランブル解除すると、「010604」という文字列が、上述したステップS106の処理において得られることになる。
本UMブリッジシステム1は、A閲覧者によるアクセスを受けた場合、スクランブル解
除を行うことによって復元した上記文字列「010612」に基づき、A閲覧者に最適な情報を掲載したウェブページ、すなわち、ABC市の12歳の子供のみを対象とした行政制度に関する情報を掲載したウェブページを自動生成する。
また、本UMブリッジシステム1は、B閲覧者によるアクセスを受けた場合、スクランブル解除を行うことにより特定した上記文字列「010604」に基づき、B閲覧者に最適な情報を掲載したウェブページ、すなわち、ABC市の4歳の子供のみを対象とした行政制度に関する情報を掲載したウェブページを自動生成する。
このように、本UMブリッジシステム1によれば、システムの管理者によって付与された管理番号(他律固定型付番)に基づいて管理されるような閲覧者の個人情報に基づくことなく、各閲覧者が自ら各種の宣言(回答)を行うことで決定される識別情報(自立可変型付番)のみで、各閲覧者のニーズに合う情報を抽出している(Automatic Identifier)。そして、当該閲覧者のニーズに合う情報を掲載したウェブページの生成が実現されるので、各閲覧者のニーズに合う情報を掲載したウェブページを、閲覧者の個人情報に基づくことなく生成することが可能である。
また、本UMブリッジシステム1によれば、表示される質問に対して閲覧者が回答を重ねていくことにより、表示されるウェブページが当該閲覧者に合った情報となるようにカスタマイズできる(Automatic Customize)。
<処理フローの第一変形例>
なお、上記UMブリッジシステム1が実行する処理は、例えば、以下のように変形してもよい。例えば、上記UMブリッジシステム1は、閲覧者が入力したKOE−IDのスクランブルを解除することにより復元した制度識別子列に基づき、当該閲覧者に最適な情報を掲載したウェブページを生成するにあたり、当該KOE−IDを生成してからの経過年数等を勘案したウェブページを生成するようにしてもよい。この場合、UMID管理データベース8には、KOE−IDの発行日時を保存しておくことが望ましい。
本変形例によって実現される処理の概念を図12に示す。上記UMブリッジシステム1のCPU2は、例えば、上述したステップS107の処理を実行するにあたり、ステップS101において入力されたKOE−IDが発行されてから現在までの経過年数を算出する。そして、CPU2は、KOE−IDのスクランブルを解除して復元した制度識別子列から、当該閲覧者にとって有益な情報を抽出する際、算出した経過年数を勘案した情報を抽出する。
例えば、図12に示すように、KOE−IDが、閲覧者が妊娠中に発行されてから5〜6年経過したものであり、KOE−IDのスクランブルを解除した場合に得られる制度識別子列の中に、妊娠・出産に関する情報の制度識別子が含まれている場合、CPU2は、上述したステップS107の処理において情報を抽出する際、妊娠・出産してから5〜6年経過後に必要とされる情報(例えば、小学校に関連する情報など)を抽出する。
また、例えば、図12に示すように、KOE−IDが、閲覧者が妊娠中に発行されてから25年程度経過したものであり、KOE−IDのスクランブルを解除した場合に得られる制度識別子列の中に、妊娠・出産に関する情報の制度識別子が含まれている場合、CPU2は、上述したステップS107の処理において情報を抽出する際、妊娠・出産してから25年経過後に必要とされる情報(例えば、定年退職者向けの雇用情報といった高齢者向けの情報など)を抽出する。
本変形例によれば、一旦発行されたKOE−IDに基づくウェブページへのアクセスが
長い年月に渡って行われた場合であっても、時間の経過に合わせてウェブページの内容を変化させることができるため、上記UMブリッジシステム1によって自動生成されるウェブページの内容を、利用者の加齢に合わせて自動更新させることができる(Automatic Growing(Aging))。なお、KOE−IDのスクランブルを行った際のキーが、KOE−IDの発行日時であれば、スクランブル解除のために保存したKOE−IDの発行日時の情報を、KOE−IDを生成してからの経過年数の算出に利用することもできるので、KOE−IDの発行日時という匿名性の高い非個人情報から、閲覧者のニーズに合った情報を提供することが可能である。
<処理フローの第二変形例>
また、上記UMブリッジシステム1が実行する処理は、例えば、以下のように変形してもよい。例えば、上記UMブリッジシステム1は、閲覧を求める情報のカテゴリを閲覧者に選択させ、選択された情報のカテゴリに基づいてKOE−IDを発行するようにしてもよい。このような処理を実行する場合に、UMブリッジシステム1がアクセス要求の送信元に表示させるウェブページの画面の一例を、図13に示す。図13に示す各情報カテゴリには、他の情報カテゴリと識別するための制度識別子が設定されているものとする。
CPU2は、上述したステップS101において閲覧者がKOE−IDの入力意思が無いことを確認した場合、例えば、図13に示すような画面を生成し、アクセス要求の送信元の情報端末に表示させる。そして、閲覧者が任意の情報カテゴリを選択し、パスワードを入力した後に「登録ボタン」を押すと、CPU2は、選択された情報カテゴリに予め付与している制度識別子を羅列した文字列に対し、スクランブル処理を行う。CPU2は、当該スクランブル処理により生成した文字列をKOE−IDとして発行し、発行したKOE−IDの情報を、閲覧者が選択した情報カテゴリに属する情報を組み合わせて生成したウェブページの画面のデータと共に、アクセス要求の送信元へ送る。
本変形例に係るUMブリッジシステム1であっても、各閲覧者のニーズに合う情報を掲載したウェブページを、閲覧者の個人情報に基づくことなく生成することが可能である。
<処理フローの第三変形例>
また、上記UMブリッジシステム1が実行する処理は、例えば、以下のように変形してもよい。例えば、上記UMブリッジシステム1が提供する情報には、当該情報が示す内容と関連性のある単語からなる制度識別子を複数集めた制度識別子群が付与されてデータベースに格納されており、上記UMブリッジシステム1は、KOE−IDの発行にあたり、これらの単語を組み合わせてKOE−IDを生成するようにしてもよい。
すなわち、例えば、横浜市の情報を求めている場合、横浜市と関連性のある単語として、「横浜」、「ハマ」、「港」、「中華街」、「みなとみらい」等で構成される制度識別子群を挙げることができる。また、例えば、閲覧者が子育ての情報を求めている場合、子育てと関連性のある単語として、「ベビー」、「育児」等で構成される制度識別子群を挙げることができる。
本変形例に係るUMブリッジシステム1は、このような制度識別子群が、UMマスターデータベース6やUM自治体別データベース7に各行政制度の情報等と対応付けて予め格納されている。そして、CPU2は、上述したKOE−IDの発行処理において、閲覧者が求める情報に付与されている制度識別子群の中から任意の制度識別子を抽出し、抽出した制度識別子を組み合わせてKOE−IDを生成する。
例えば、閲覧者が横浜市の子育てに関する情報を求めている場合、CPU2は、横浜市に対応する制度識別子群の中から任意の制度識別子を抽出し、子育てに対応する制度識別
子群の中から任意の制度識別子を抽出する。そして、抽出した制度識別子を組み合わせてKOE−IDを生成する。例えば、閲覧者が横浜市の子育てに関する情報を求めている場合において、CPU2が、横浜市に対応する制度識別子群の中から「みなとみらい」を抽出し、子育てに対応する制度識別子群の中から「ベビー」を抽出した場合、生成されるKOE−IDは「みなとみらいベビー」となる。
本変形例に係るUMブリッジシステム1であれば、閲覧者が閲覧した情報又は閲覧者が閲覧を求める情報が示す内容と関連性のある単語でKOE−IDが生成されるため、閲覧者に覚えやすいKOE−IDを発行することが可能である。
《コンピュータが読み取り可能な記録媒体》
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク(ブルーレイは登録商標)、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
1・・UMブリッジシステム,2・・CPU,3・・メモリ,4・・入出力インターフェース,5・・ハードディスク,6・・UMマスターデータベース,7・・UM自治体別データベース,8・・UMID管理データベース

Claims (10)

  1. 行政機関が提供する行政制度に関わる情報を掲載したウェブページを擁するウェブサイトへアクセスする閲覧者を識別するユーザIDを発行するユーザID発行システムであって、
    前記行政機関が提供する各種の行政制度に関わる情報を、行政制度毎に付与される制度識別子と共に格納した行政制度情報データベースと、
    前記ウェブページを擁するウェブサイトへのアクセスを検知すると、当該アクセスを行う閲覧者にユーザIDの入力を促し、当該閲覧者がユーザIDを入力しない場合には、前記行政制度情報データベースの情報を基に、当該閲覧者が閲覧を要求する行政制度の情報を掲載したウェブページを生成して、当該ウェブページのデータを当該閲覧者の情報端末へ提供すると共に、当該閲覧者が情報を閲覧した行政制度又は当該閲覧者が情報の閲覧を求める行政制度に対応する一又は複数の制度識別子に所定の処理を施すことによって生成した文字列をユーザIDとして発行し、当該閲覧者の情報端末へ通知する情報処理部と、を備える、
    ユーザID発行システム。
  2. 行政機関が提供する行政制度に関わる情報を掲載したウェブページを自動生成する行政制度情報ページ生成システムであって、
    前記行政機関が提供する各種の行政制度に関わる情報を、行政制度毎に付与される制度識別子と共に格納した行政制度情報データベースと、
    前記ウェブページの閲覧者を他の閲覧者と識別するためのユーザIDであって、当該閲覧者が情報を閲覧した行政制度又は当該閲覧者が情報の閲覧を求める行政制度に対応する一又は複数の制度識別子に所定の処理を施すことによって生成されるユーザIDを、当該閲覧者を認証するための認証情報と共に格納したユーザIDデータベースと、
    前記ウェブページを擁するウェブサイトへのアクセスを検知すると、当該アクセスを行う閲覧者にユーザIDの入力を促して前記ユーザIDデータベースの情報に基づく認証処理を実行し、入力された当該ユーザIDが承認された場合には、当該ユーザIDを生成する際に施した前記所定の処理を施す前の制度識別子を復元し、前記行政制度情報データベースの情報を基に、復元した当該制度識別子に対応する行政制度の情報を掲載したウェブページを自動生成して、当該ウェブページのデータを当該閲覧者の情報端末へ提供する情報処理部と、を備える、
    行政制度情報ページ生成システム。
  3. 前記情報処理部は、前記閲覧者がユーザIDを入力しない場合には、前記行政制度情報データベースの情報を基に、当該閲覧者が閲覧を要求する行政制度の情報を掲載したウェブページを生成して、当該ウェブページのデータを当該閲覧者の情報端末へ提供すると共に、当該閲覧者が情報を閲覧した行政制度又は当該閲覧者が情報の閲覧を求める行政制度に対応する一又は複数の制度識別子に前記所定の処理を施すことによって生成したユーザIDを、当該閲覧者の情報端末へ提供する、
    請求項2に記載の行政制度情報ページ生成システム。
  4. 前記ユーザIDデータベースには、前記ユーザIDの発行日時に関する情報が更に格納されており、
    前記情報処理部は、前記アクセスを行う閲覧者にユーザIDの入力を促して前記ユーザIDデータベースの情報に基づく認証処理を実行し、入力された当該ユーザIDが承認された場合には、入力された当該ユーザIDを生成する際に施した前記所定の処理を施す前の制度識別子を復元し、復元した当該制度識別子に対応する行政制度の情報であって、当該ユーザIDを発行してからの経過時間に対応する行政制度の情報を掲載したウェブページを自動生成して、当該ウェブページのデータを当該閲覧者の情報端末へ提供する、
    請求項2または3に記載の行政制度情報ページ生成システム。
  5. 前記ユーザIDデータベースには、前記閲覧者が情報を閲覧した行政制度又は当該閲覧者が情報の閲覧を求める行政制度に対応する一又は複数の制度識別子に、ユーザIDの発行日時をキーとして用いる前記所定の処理を施すことによって生成された前記ユーザIDが、当該ユーザIDの発行日時に関する情報と共に格納されており、
    前記情報処理部は、前記アクセスを行う閲覧者にユーザIDの入力を促して前記ユーザIDデータベースの情報に基づく認証処理を実行し、入力された当該ユーザIDが承認された場合には、入力された当該ユーザIDの発行日時に関する情報を前記ユーザIDデータベースから取得し、入力された当該ユーザIDを生成する際に施した前記所定の処理を施す前の制度識別子を、前記ユーザIDデータベースから取得した当該ユーザIDの発行日時をキーとして用いて復元し、復元した当該制度識別子に対応する行政制度の情報を掲載したウェブページを自動生成して、当該ウェブページのデータを当該閲覧者の情報端末へ提供する、
    請求項2から4の何れか一項に記載の行政制度情報ページ生成システム。
  6. 前記行政制度情報データベースには、前記行政機関が提供する各種の行政制度に関わる情報が、当該情報が示す行政制度の内容と関連性のある単語からなる前記制度識別子を複数集めた制度識別子群と共に格納されており、
    前記情報処理部は、前記閲覧者がユーザIDを入力しない場合には、当該閲覧者が閲覧を要求する行政制度の情報を掲載したウェブページを生成して、当該ウェブページのデータを当該閲覧者の情報端末へ提供すると共に、当該閲覧者が情報を閲覧した行政制度又は当該閲覧者が閲覧を求める情報に対応する制度識別子を、当該閲覧者が閲覧した情報又は当該閲覧者が情報の閲覧を求める行政制度毎に、各行政制度に対応する各制度識別子群の中からそれぞれ任意に抽出し、抽出した一又は複数の制度識別子を組み合わせて前記ユーザIDを生成し、当該閲覧者の情報端末へ提供する、
    請求項2から5の何れか一項に記載の行政制度情報ページ生成システム。
  7. 行政機関が提供する行政制度に関わる情報を掲載したウェブページを擁するウェブサイトへアクセスする閲覧者を識別するユーザIDを発行するユーザID発行方法であって、
    コンピュータが、
    前記ウェブページを擁するウェブサイトへのアクセスを検知すると、
    当該アクセスを行う閲覧者にユーザIDの入力を促し、
    当該閲覧者がユーザIDを入力しない場合には、前記行政機関が提供する各種の行政制度に関わる情報を、行政制度毎に付与される制度識別子と共に格納した行政制度情報データベースの情報を基に、当該閲覧者が閲覧を要求する行政制度の情報を掲載したウェブページを生成して、当該ウェブページのデータを当該閲覧者の情報端末へ提供すると共に、当該閲覧者が情報を閲覧した行政制度又は当該閲覧者が情報の閲覧を求める行政制度に対応する一又は複数の制度識別子に所定の処理を施すことによって生成した文字列をユーザIDとして発行し、当該閲覧者の情報端末へ通知する処理を実行する、
    ユーザID発行方法。
  8. 行政機関が提供する行政制度に関わる情報を掲載したウェブページを自動生成する行政制度情報ページ生成方法であって、
    コンピュータが、
    前記ウェブページを擁するウェブサイトへのアクセスを検知すると、
    当該アクセスを行う閲覧者にユーザIDの入力を促して、前記ウェブページの閲覧者を他の閲覧者と識別するためのユーザIDであって、当該閲覧者が情報を閲覧した行政制度又は当該閲覧者が情報の閲覧を求める行政制度に対応する一又は複数の制度識別子に所定の処理を施すことによって生成されるユーザIDを、当該閲覧者を認証するための認証
    情報と共に格納したユーザIDデータベースの情報に基づく認証処理を実行し、
    入力された当該ユーザIDが承認された場合には、当該ユーザIDを生成する際に施した前記所定の処理を施す前の制度識別子を復元し、前記行政機関が提供する各種の行政制度に関わる情報を、行政制度毎に付与される制度識別子と共に格納した行政制度情報データベースの情報を基に、復元した当該制度識別子に対応する行政制度の情報を掲載したウェブページを自動生成して、当該ウェブページのデータを当該閲覧者の情報端末へ提供する処理を実行する、
    行政制度情報ページ生成方法。
  9. 行政機関が提供する行政制度に関わる情報を掲載したウェブページを擁するウェブサイトへアクセスする閲覧者を識別するユーザIDを発行するユーザID発行プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記ウェブページを擁するウェブサイトへのアクセスを検知すると、
    当該アクセスを行う閲覧者にユーザIDの入力を促し、
    当該閲覧者がユーザIDを入力しない場合には、前記行政機関が提供する各種の行政制度に関わる情報を、行政制度毎に付与される制度識別子と共に格納した行政制度情報データベースの情報を基に、当該閲覧者が情報の閲覧を求める行政制度を掲載したウェブページを生成して、当該ウェブページのデータを当該閲覧者の情報端末へ提供すると共に、当該閲覧者が閲覧した情報又は当該閲覧者が閲覧を求める情報に対応する一又は複数の制度識別子に前記所定の処理を施すことによって生成した文字列をユーザIDとして発行し、当該閲覧者の情報端末へ通知する処理を実行させる、
    ユーザID発行プログラム。
  10. 行政機関が提供する行政制度に関わる情報を掲載したウェブページを自動生成する行政制度情報ページ生成プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記ウェブページを擁するウェブサイトへのアクセスを検知すると、
    当該アクセスを行う閲覧者にユーザIDの入力を促して、前記ウェブページの閲覧者を他の閲覧者と識別するためのユーザIDであって、当該閲覧者が情報を閲覧した行政制度又は当該閲覧者が情報の閲覧を求める行政制度に対応する一又は複数の制度識別子に所定の処理を施すことによって生成されるユーザIDを、当該閲覧者を認証するための認証情報と共に格納したユーザIDデータベースの情報に基づく認証処理を実行し、
    入力された当該ユーザIDが承認された場合には、当該ユーザIDを生成する際に施した前記所定の処理を施す前の制度識別子を復元し、前記行政機関が提供する各種の行政制度に関わる情報を、行政制度毎に付与される制度識別子と共に格納した行政制度情報データベースの情報を基に、復元した当該制度識別子に対応する行政制度の情報を掲載したウェブページを自動生成して、当該ウェブページのデータを当該閲覧者の情報端末へ提供する処理を実行させる、
    行政制度情報ページ生成プログラム。
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