JP2003256605A - ユーザid管理方法およびユーザid管理装置 - Google Patents

ユーザid管理方法およびユーザid管理装置

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JP2003256605A
JP2003256605A JP2002050332A JP2002050332A JP2003256605A JP 2003256605 A JP2003256605 A JP 2003256605A JP 2002050332 A JP2002050332 A JP 2002050332A JP 2002050332 A JP2002050332 A JP 2002050332A JP 2003256605 A JP2003256605 A JP 2003256605A
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JP2002050332A
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Inventor
Kazuki Matsui
一樹 松井
Masatomo Yazaki
昌朋 矢崎
Ryuichi Matsukura
隆一 松倉
Yasuhide Matsumoto
安英 松本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 提供サービスのユーザが本人であるか否かの
認証を確実に行うことができ、不正アクセスによるいわ
ゆる「なりすまし」を防止するユーザID管理方法およ
びユーザID管理装置を提案する。 【解決手段】 提供サービスの利用対象者となるユーザ
を抽出し、ユーザ毎のユーザIDを発行する第1段階
と、ユーザID毎にアクティブであるか否かの状態情報
を管理するユーザID管理データベースに、発行された
ユーザIDを登録する第2段階と、発行されたユーザI
Dをそれぞれ対応するユーザに配送するための配送処理
を実行する第3段階と、ユーザIDの配送状況に関する
配送情報を取得する第4段階と、ユーザIDの配送情報
に基づいてユーザID管理データベースに登録されたユ
ーザIDの状態情報をアクティブ状態に設定する第5段
階と、ユーザID毎に設定された期限に基づいてユーザ
IDの状態情報を非アクティブ状態に設定する第6段階
とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、提供サービスの利
用対象者に対して発行するユーザIDを管理するための
ユーザID管理方法およびユーザID管理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インターネットの普及に応じて、地方自
治体などにおいて、電子投票や住民アンケート、電子申
請、電子会議などのオンラインサービスが実用化されつ
つある。このようなインターネットを介して提供される
サービスでは、提供サービスの利用者が正当なユーザで
あるか否かを確認する必要がある。特に、電子投票など
では、アクセスしてきたユーザが本人であるかどうかを
確認する必要がある。
【0003】電子投票の技術はこれまでも研究されてお
り、いくつかの試みがなされてきている。不正投票を防
止するための本人確認の方法としては、デジタル署名技
術や暗号化技術が利用されるのが一般的である。また、
2000年3月の米国アリゾナ州での大統領予備選挙では、
インターネット電子投票が採用されている。ここでは事
前に有権者に登録番号(ユーザID)を郵送しておき、
その登録番号(ユーザID)を使って電子投票する際
に、本人だけが知る秘密情報を質問して簡単な本人認証
を行ってから投票を行わせるような構成としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】デジタル署名技術を用
いて本人認証を行う場合には、非常にセキュリティレベ
ルを高く維持することができる反面、実際にこれを運用
するためには、多くの設備や利用者の負担を必要とし、
現時点において現実的ではないと考えられる。一方、後
者のように、登録番号(ユーザID)の郵送と秘密情報
の質問とを組み合わせた方法は、利用者がパスワードを
覚えておく必要がなく、利用者の負担を大きくすること
がなく利用が容易である。しかしながら、他人のいわゆ
る「なりすまし」による不正投票行為が比較的簡単に行
えるという問題がある。
【0005】本発明では、提供サービスのユーザが本人
であるか否かの認証を確実に行うことができ、不正アク
セスによるいわゆる「なりすまし」を防止するユーザI
D管理方法およびユーザID管理装置を提案する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るユーザID
管理方法は、提供サービスの利用対象者となるユーザを
抽出し、ユーザ毎のユーザIDを発行する第1段階と、
ユーザID毎にアクティブであるか否かの状態情報を管
理するユーザID管理データベースに発行されたユーザ
IDを登録する第2段階と、発行されたユーザIDをそ
れぞれ対応するユーザに配送するための配送処理を実行
する第3段階と、ユーザIDの配送状況に関する配送情
報を取得する第4段階と、ユーザIDの配送情報に基づ
いてユーザID管理データベースに登録されたユーザI
Dの状態情報をアクティブ状態に設定する第5段階と、
ユーザID毎に設定された期限に基づいてユーザIDの
状態情報を非アクティブ状態に設定する第6段階とを含
む。
【0007】ここで、ユーザID管理データベースに登
録されたユーザIDを用いて提供サービスにアクセスし
てきたユーザが正当なユーザであるか否かを判定する第
7段階と、提供サービスにアクセスしてきたユーザが正
当なユーザであるか否かの判定結果を出力する第8段階
とをさらに含む構成とすることができる。また、第7段
階において、ユーザIDに対応するユーザの個人情報を
参照することによって提供サービスにアクセスしてきた
ユーザが正当であるか否かを判定するように構成でき
る。
【0008】さらに、ユーザID管理データベースに登
録されたユーザIDを用いた提供サービスへのアクセス
に基づいて、アクセスログを記録する第9段階をさらに
含む構成とすることができる。また、提供サービスにア
クセスしてきたユーザが正当なユーザでないと判定した
場合に所定の不正アクセス処理を実行する第10段階を
さらに含む構成とすることができる。
【0009】地方自治体が提供する提供サービスを利用
するためのユーザID管理方法であって、第1段階にお
いて地方自治体の地域内に居住する住民の個人情報を管
理する住民データベース中から提供サービスの利用対象
者をユーザとして抽出するように構成できる。また、第
7段階において住民データベース中の個人情報を用いて
判定を実行するように構成できる。
【0010】さらに、第3段階において、発行されたユ
ーザIDを記載した媒体の配送を所定の配送業者に委託
し、第4段階において、配送業者から通知される配送状
況情報を取得するように構成できる。また、第7段階に
おいて、提供サービスを提供するサービス提供サーバか
ら送信されてくる認証要求を受け付けて判定を実行する
ように構成できる。
【0011】本発明に係るユーザID管理装置は、提供
サービスの利用対象者となるユーザを抽出し、ユーザ毎
のユーザIDを発行し、ユーザID毎にアクティブであ
るか否かの状態情報を管理するユーザID管理データベ
ースに、発行されたユーザIDを登録するユーザID発
行手段と、発行されたユーザIDをそれぞれ対応するユ
ーザに配送するための配送処理を実行する配送処理手段
と、ユーザIDの配送状況に関する配送情報を取得する
配送情報取得手段と、配送情報取得手段により取得した
配送情報に基づいてユーザID管理データベースに登録
されたユーザIDの状態情報をアクティブ状態に設定
し、ユーザID毎に設定された期限に基づいてユーザI
Dの状態情報を非アクティブ状態に設定する状態情報管
理手段とを備えている。
【0012】ここで、ユーザID管理データベースに登
録されたユーザIDを用いて提供サービスにアクセスし
てきたユーザが正当なユーザであるか否かを判定し判定
結果を出力するユーザ認証手段をさらに備える構成とす
ることができる。また、ユーザID管理データベースに
登録されたユーザIDを用いた提供サービスへのアクセ
スに基づいて、アクセスログを記録するアクセスログ記
録手段をさらに備える構成とすることができる。
【0013】さらに、提供サービスにアクセスしてきた
ユーザが正当なユーザでないとユーザ認証手段が判定し
た場合に所定の不正アクセス処理を実行する不正アクセ
ス処理手段をさらに備える構成とすることができる。地
方自治体が提供する提供サービスを利用するためのユー
ザID管理装置であって、ユーザID発行手段は、地方
自治体の地域内に居住する住民の個人情報を管理する住
民データベース中から提供サービスの利用対象者をユー
ザとして抽出するように構成できる。
【0014】ここで、ユーザ認証手段は、住民データベ
ース中の個人情報を用いて判定を実行するように構成で
きる。また、配送処理手段は発行されたユーザIDを記
載した媒体の配送を所定の配送業者に委託するように構
成できる。さらに、配送情報取得手段は、配送業者から
通知される配送状況情報を取得するように構成できる。
【0015】また、ユーザ認証手段は、提供サービスを
提供するサービス提供サーバから送信されてくる認証要
求を受け付けて判定を実行するように構成できる。本発
明に係るプログラムは、提供サービスの利用対象者とな
るユーザを抽出し、ユーザ毎のユーザIDを発行する第
1段階と、ユーザID毎にアクティブであるか否かの状
態情報を管理するユーザID管理データベースに発行さ
れたユーザIDを登録する第2段階と、発行されたユー
ザIDをそれぞれ対応するユーザに配送するための配送
処理を実行する第3段階と、ユーザIDの配送状況に関
する配送情報を取得する第4段階と、ユーザIDの配送
情報に基づいてユーザID管理データベースに登録され
たユーザIDの状態情報をアクティブ状態に設定する第
5段階と、ユーザID毎に設定された期限に基づいてユ
ーザIDの状態情報を非アクティブ状態に設定する第6
段階とを含むユーザID管理方法をコンピュータに実行
させるためのプログラムである。
【0016】また、本発明のプログラムは、提供サービ
スの利用対象者となるユーザを抽出し、ユーザ毎のユー
ザIDを発行する第1段階と、ユーザID毎にアクティ
ブであるか否かの状態情報を管理するユーザID管理デ
ータベースに、発行されたユーザIDを登録する第2段
階と、発行されたユーザIDをそれぞれ対応するユーザ
に配送するための配送処理を実行する第3段階と、ユー
ザIDの配送状況に関する配送情報を取得する第4段階
と、ユーザIDの配送情報に基づいてユーザID管理デ
ータベースに登録されたユーザIDの状態情報をアクテ
ィブ状態に設定する第5段階と、ユーザID毎に設定さ
れた期限に基づいてユーザIDの状態情報を非アクティ
ブ状態に設定する第6段階と、ユーザID管理データベ
ースに登録されたユーザIDを用いて提供サービスにア
クセスしてきたユーザが正当なユーザであるか否かを判
定する第7段階と、提供サービスにアクセスしてきたユ
ーザが正当なユーザであるか否かの判定結果を出力する
第8段階とを含むユーザID管理方法をコンピュータに
実行させるためのプログラムである。
【0017】
【発明の実施の形態】〔基本構成〕本発明の基本的な概
略構成を図1に示す。各種機関により提供されるサービ
スは、サービス提供サーバ2を介してユーザ1に提供さ
れている。サービス提供サーバ2を介して提供されるサ
ービスとして、インターネットを介して提供される各種
情報提供サービスやその他のユーザIDにより課金情報
や利用状況が管理されるものに適用することが可能であ
り、たとえば、地方自治体などの公共機関がサービス提
供を行う例として、公職選挙法に基づいてなされる選挙
において有権者にオンライン投票を行わせる電子投票、
各種書類の申請および交付などをオンラインで行う電子
申請、オンラインで実施される住民アンケート、電子会
議などを想定することが可能である。
【0018】ユーザ1の個人情報は、予め個人情報デー
タベース5内に蓄積されている。サービス提供者がユー
ザ1に対して自己申告させることにより個人情報を収集
し、これに基づいて個人情報データベース5を構築する
ように構成することが可能であり、地方自治体がサービ
スの提供を行うような場合には、その自治体内に蓄積さ
れている住民データベースを参照するような構成にする
ことも可能である。
【0019】サービス提供サーバ2で提供されるサービ
スを利用するためのユーザIDを管理するためのユーザ
ID管理サーバ3と、サービス提供サーバ2で提供され
るサービスの利用者が本人であるか否かを認証するため
の認証サーバ4とが設けられる。ユーザID管理サーバ
3および認証サーバ4は、サービス提供サーバ2と同一
の機関内に設置することが可能であり、他の機関に属す
るような構成とすることも可能である。
【0020】ユーザID管理サーバ3は、サービス提供
サーバ2が提供するサービスのユーザに対してユーザI
Dを発行し、これをユーザID管理データベース6に登
録する。このとき、ユーザID管理サーバ3は、サービ
ス提供サーバ2が提供するサービスの利用対象者を、個
人情報データベース5中から抽出するように構成でき
る。また、ユーザID管理サーバ3は、発行したユーザ
IDが実際に使用可能であるか否かを示す状態情報およ
び使用期限などを設定し、ユーザIDとともにユーザI
D管理データベース6に格納する。
【0021】ユーザID管理サーバ3は、発行したユー
ザIDを対応するユーザ1に対して配送処理を行う。ユ
ーザIDの配送は、暗号化されたメールの形態でユーザ
1のメールアドレスに配信するように構成することが可
能であり、また、ユーザIDを記録した書面やICカー
ドなどをユーザ1に配送するように所定の配送業者に依
頼するように構成できる。このとき、ユーザIDの配送
状況に関する配送情報がユーザID管理サーバ3にフィ
ードバックされるように構成されており、ユーザIDの
ユーザ1への配送が完了した旨の配送情報をユーザID
管理サーバ3が受け取ると、ユーザID管理サーバ3は
ユーザID管理データベース6の対応するユーザIDの
状態情報をアクティブに設定するように構成できる。ユ
ーザIDの配送情報は、メールを受け取ったユーザ1に
よるメールの返信やユーザIDの配送を依頼した配送業
者からの配送完了通知などにより取得することが可能と
なる。
【0022】認証サーバ4は、サービス提供サーバ2か
らアクセスしてきたユーザの認証要求を受け付けてユー
ザ認証処理を実行する。認証サーバ4は、サービス提供
サーバ2を介して送信されてくるユーザIDに基づい
て、ユーザID管理データベース6を参照し、該当する
ユーザIDの状態情報がアクティブであるか否かを判定
する。認証サーバ4は、ユーザIDがアクティブでない
場合には不正なアクセスがあったと判断して不正アクセ
ス処理を実行する。また、認証サーバ4は、ユーザID
がアクティブである場合には、ユーザ1だけが知り得る
情報であって照合可能な個人情報をユーザ1に送信させ
て本人であるか否かの認証処理を実行する。たとえば、
個人情報データベース5内に格納されているユーザ1の
個人情報に関する質問をユーザ1に送信し、これに対し
てユーザ1からの回答を受信して、個人情報データベー
ス5内のユーザ1の個人情報と照合して、一致すれば本
人であると判定し、一致しない場合には不正アクセスで
あると判断して所定の不正アクセス処理を実行する。
【0023】認証サーバ4は、サービス提供サーバ2に
アクセスしてきたユーザが本人であるか否かの認証判定
結果をサービス提供サーバ2に出力する。サービス提供
サーバ2は、認証サーバ4から送信されてきた認証判定
結果に基づいて、アクセスしてきたユーザ1に対してサ
ービスの利用を許可、あるいは利用の拒絶を行う。
【0024】サービス提供サーバ4は、ユーザ1による
サービス利用があった場合、そのユーザ1の利用状況に
関する情報をユーザID管理サーバ3に送信する。ユー
ザID管理サーバ3は、ユーザ1によるサービス利用状
況に関する情報に基づいて、ユーザID管理データベー
ス6内の該当するユーザのデータを更新する。たとえ
ば、1回だけ利用可能な電子投票やその他使用回数を規
定しているサービスなどの場合には、利用回数に関する
情報を更新して、利用回数が設定回数を超えた場合には
状態情報を非アクティブに変更する。
【0025】また、電子投票のサービスでは、所定の期
日までに実施されなければならない。この場合には、有
効期限を設定しておき、有効期限を過ぎた場合は状態情
報を非アクティブに変更する。 〔電子投票システム〕地方自治体がインターネットを用
いて電子投票のサービスを提供する場合のモデルを図2
に示す。
【0026】ここでは、ユーザID管理サーバ3と認証
サーバ4を統合した認証管理サーバ30が自治体内に設
置されている。また、自治体が提供する各種サービスに
ついてそれぞれサービス提供サーバ20,21,22・
・・が設置されている。さらに、自治体内には、住民の
個人情報を蓄積した住民データベース50を備えてい
る。これら認証管理サーバ30、サービス提供サーバ2
0,21,22・・・および住民データベース50は、
同一機関(自治体)内に設けることが可能である。
【0027】認証管理サーバ30は、ユーザID発行手
段31、配送処理手段32、配送情報取得手段33、状
態情報管理手段34、ユーザ認証手段35、アクセスロ
グ記録手段36、不正アクセス処理手段37、ユーザI
D管理データベース60、アクセスログ管理データベー
ス61などを備えている。ユーザID発行手段31は、
住民データベース50からサービス提供サーバ20,2
1,22・・・の利用対象者をユーザとして抽出して各
ユーザに対してユーザIDを発行し、所定の配送業者に
配送処理を依頼した場合にその配送業者により付された
配送IDとともに、ユーザID管理データベース60に
格納する。
【0028】住民データベース50は、たとえば、図3
に示すように、各住民毎に個人情報を蓄積したものであ
り、住民ID、氏名、生年月日、性別、転入日、転入元
住所、現住所、年税額、収入金額、水道料金、世帯員氏
名・・・などの項目を備えるものである。サービス提供
サーバ20が電子投票に関するサービス提供サーバであ
るとすると、このサービス提供サーバ20から要求に基
づいてユーザID発行手段31が住民データベース50
から選挙権を有する有権者を抽出し、抽出した各住民に
ユーザIDを設定してユーザID管理データベース60
に格納する。
【0029】ユーザID管理データベース60は、図4
に示すように、各ユーザ毎に住民ID、サービス利用I
D、配送ID、生成日時、アクティブ状態、更新日時、
有効期限などの項目を備えている。ユーザID発行手段
31は、住民データベース50から抽出した各ユーザに
対してユーザIDを発行し、住民ID、ユーザID、生
成日時などの基本情報をユーザID管理データベース6
0に格納するとともに、アクティブ状態の項目にデフォ
ルト値として"non-active"を設定する。また、ユーザI
D発行手段31は、配送業者によって付される配送ID
を対応する項目に格納する。
【0030】配送処理手段32は、ユーザID発行手段
31により発行されたユーザIDを書面やICカードな
どの媒体に記録し、これを所定の配送業者に配送依頼す
る。配送情報取得手段33は、配送業者から配送状況に
関する配送情報を取得し、配送が完了した旨の情報が得
られた場合にはその旨を状態情報管理手段34に伝達す
る。
【0031】状態情報管理手段34は、ユーザID管理
データベース60に格納されている各ユーザIDのアク
ティブ状態の項目を更新するものであり、ユーザIDが
発行された際にこのアクティブ状態をデフォルト値とし
て"non-active"に設定し、配送が完了した旨の情報が得
られた場合にアクティブ状態を"active"に設定する。ユ
ーザ認証手段35は、サービス提供サーバ20,21,
22・・・からの認証要求を受け付けて、サービスにア
クセスしてきたユーザが本人であるか否かの認証処理を
実行する。ユーザ認証手段35は、サービス提供サーバ
20,21,22・・・からの認証要求中のユーザID
に基づいてユーザID管理データベース60を参照し、
アクティブ状態が"non-active"であれば不正アクセスで
ある旨の情報を不正アクセス処理手段37に送出する。
ユーザ認証手段35は、ユーザIDのアクティブ状態
が"active"であれば、住民データベース50内のユーザ
本人だけが知り得るデータに関する質問をユーザに送信
し、ユーザからの回答データと住民データベース50内
のデータとを照合することによって認証判定を行って、
その結果をサービス提供サーバ20,21,22・・・
に送信する。
【0032】アクセスログ記録手段36は、サービス提
供サーバ20,21,22・・・からの認証要求を受け
付けた際に、ユーザからのアクセス状況に関するアクセ
スログをアクセスログ管理データベース61に蓄積す
る。アクセスログ記録手段36は、ユーザIDを用いた
アクセスが不正アクセスであった場合のみアクセスログ
管理データベース61にデータを蓄積するように構成す
ることも可能である。
【0033】不正アクセス処理手段37は、ユーザ認証
手段35により不正アクセスがあった旨の情報を受ける
と、ユーザに対する警告を発生するとともに、サービス
提供サーバ20,21,22・・・に対して不正アクセ
スである旨の警告情報を送信する。ユーザIDの配送を
所定の配送業者に依頼する場合には、配送業者側で管理
している配送状況に関する情報を利用することで、ユー
ザIDの状態情報を更新するように構成できる。
【0034】配送業者側では、受け付けた配送依頼に基
づいて配送状況に関する情報を管理する配送管理データ
ベース75を備えている。配送管理データベース75
は、たとえば、図5に示すように、配達物毎に設定され
る配送ID、依頼者名、依頼者住所、受取人氏名、配達
先住所、配送状況、配達物扱い場所、更新日時などの項
目を備えている。
【0035】配送業者側に設置される配送サーバ70
は、配送依頼受付手段71、配送ID発行手段72、配
送状況管理手段73、配送状況通知手段74などを備え
ている。配送依頼受付手段71は、認証管理サーバ30
の配送処理手段32から配送依頼を受け付ける。
【0036】配送ID発行手段72は、配送依頼受付手
段71により受け付けた配送依頼に対してそれぞれ配送
IDを発行し、配送管理データベース75に新規レコー
ドとして格納するとともに、その配送IDを依頼者であ
る認証管理サーバ30側に通知する。配送状況管理手段
73は、配送IDが付された配達物が現在どのような状
態であるかを管理するものであって、たとえば、配送人
が所持する配送人端末80から送信されてくる配送情報
を受信して配送管理データベース75の配送状況の項目
を更新する。
【0037】配送人端末80は、たとえば、バーコード
リーダなどで構成される配送ID読取手段82および配
送完了、配送先不在による未配送、その他の配送状況に
関する配送情報を送信するための配送状況通知手段81
などを備えている。配送が完了した配達物については、
配送ID読取手段82により配送伝票の配送IDを読み
取り、配送状況通知手段81により配送完了の旨の送信
を行うことで配送完了通知を配送サーバに送信できる。
【0038】配送状況管理手段73が、配送を完了した
旨の配送情報を取得した場合には、配送管理データベー
ス75の該当するデータを更新するとともに、配送状況
通知手段74に配送IDおよび配送完了した旨の情報を
送出する。配送状況通知手段74は、配送IDと配送完
了した旨の情報を認証管理サーバ30の配送情報取得手
段33に送信する。
【0039】ユーザIDの配送を受けたユーザ10は、
自己が所有するコンピュータ端末、公共の場所に設置さ
れたコンピュータ端末、その他の端末を用いてサービス
提供サーバ20,21,22・・・にアクセスすること
が可能となる。特に、電子投票のサービスを受ける場合
には、自宅のコンピュータや携帯端末からサービス提供
サーバ20,21,22・・・にアクセスすることによ
り、遠隔地からの投票を可能とし、また、所定の投票所
などの公共の場所に設置された端末を用いてサービス提
供サーバ20,21,22・・・にアクセスすることで
特別な端末を所有せずに投票することが可能となる。
【0040】〈ユーザIDのアクティブ化〉上述したユ
ーザID管理について、データの流れの詳細を図6に示
す。また、ユーザIDの発行からアクティブ化までの認
証管理サーバ30の動作を図7に示す。ステップS11
では、サービス提供サーバ20,21,22・・・から
利用対象となる住民範囲を指定したユーザIDの発行依
頼を受け付ける。
【0041】ステップS12では、対象となる住民ごと
にユニークなユーザIDを発行し、ユーザID管理デー
タベース60に登録する(図6のA)。このとき、発行
されたユーザIDのアクティブ状態の項目が"non-activ
e"に設定され、このユーザIDの状態情報が非アクティ
ブ状態に設定される。ステップS13では、配送業者に
対して、ユーザIDが記録された書面やICカードなど
の媒体が収納された配達物を、住民データベース50に
登録されている住所へ配送する旨の配送依頼を行う(図
6のB)。
【0042】ステップS14では、配送業者からの送信
されてくる配送IDを受信し(図6のC)、これをユー
ザIDと対応させてユーザID管理データベース60に
格納する。配送業者によりユーザIDが記録された配達
物の配送が行われ(図6のD)、ユーザ10がこれを受
け取った場合(図6のE)、配送業者による配送完了の
登録が行われる(図6のF)。配送業者側では、配送完
了の情報に基づいて配送サーバ70の配送管理データベ
ース75の内容を更新し、配送IDに基づいて依頼者側
である認証管理サーバ30に配送完了通知を送信する
(図6のG)。
【0043】ステップS15では、配送業者から配送が
完了した旨の配送情報を受け取る。ステップS16で
は、配送が完了した旨の配送情報を受け取ったユーザI
Dに対して、そのユーザIDの状態情報をアクティブに
変更する(図6のH)。ここでは、ユーザID管理デー
タベース60内の該当するユーザIDのアクティブ状態
の項目を"active"の設定する。
【0044】〈提供サービスの利用〉ユーザ10が、サ
ービス提供サーバ20,21,22・・・によるサービ
スを利用する場合の認証管理サーバ30の動作を図8に
示す。ユーザ10が、サービス提供サーバ20,21,
22・・・によるサービスを利用する場合には、自己の
所有するコンピュータや公共場所に設置されたコンピュ
ータなどの端末を利用して、該当するサービス提供サー
バにアクセスしてサービス利用要求を行い、配送されて
きた配達物に記録されているユーザIDを送信する(図
6のI)。
【0045】サービス提供サーバ20,21,22・・
・では、ユーザ10からのサービス利用要求を受け付け
ると、正当なユーザによるアクセスであるか否かの認証
要求を認証管理サーバ30に送信する(図6のJ)。ス
テップS21では、サービス提供サーバ20,21,2
2・・・からの認証要求を受け付ける。
【0046】ステップS22では、サービス提供サーバ
20,21,22・・・から認証要求があったユーザI
Dがアクティブ化されているか否かを判別する。ここで
は、ユーザID管理データベース60の該当するユーザ
IDのアクティブ状態を参照し、"active"であればステ
ップS23に移行し、"non-active"であればステップS
27に移行する。
【0047】ステップS23では、住民データベース5
0に登録されているユーザだけが知り得る秘密情報につ
いての質問をサービス提供サーバにアクセスしてきたユ
ーザに対して送信する(図6のK)。秘密情報として、
たとえば、生年月日、年税額、水道料金などの住民デー
タベース50に登録された情報を利用するこことができ
る。また、ユーザIDを配送された際の配送IDを秘密
情報として用いることも可である。
【0048】ユーザ10は、認証管理サーバ30からの
秘密情報に関する質問に対し、回答を行う(図6の
L)。ステップS24では、ユーザ10から送信されて
くる秘密情報に関する回答を受け取り、住民データベー
ス60のデータと照合して回答が正しいか否かを判別す
る。ユーザ10からの回答が正しいと判断した場合には
ステップS25に移行し、ユーザ10からの回答が正し
くないと判断した場合にはステップS27に移行する。
【0049】認証管理サーバ30により認証判定された
結果は、サービス提供サーバ20,21,22・・・に
送信される(図6のM)。サービス提供サーバ20,2
1,22・・・では、受信した認証結果をユーザ10に
送信し(図6のN)、認証OKである場合にはユーザ1
0によるサービス利用を許可する(図6のO、図8のス
テップS25)。
【0050】ステップS26では、ユーザIDによるサ
ービスの利用回数やユーザIDに設定された有効期限に
対応して、ユーザIDの状態情報を非アクティブに設定
する。たとえば、電子投票の場合には、1人につき1回
の利用しか許容されないため、ユーザIDによるサービ
ス利用が終了した時点でそのユーザIDのアクティブ状
態の項目を"non-active"に設定するか、あるいはユーザ
ID管理データベース60からそのレコードを削除す
る。
【0051】ステップS27では、認証に失敗した旨の
認証結果(認証NG)をサービス提供サーバ20,2
1,22・・・に送信する。認証NGの認証結果も同様
にして認証管理サーバ30からサービス提供サーバ2
0,21,22・・・に送信され(図6のM)、サービ
ス提供サーバ20,21,22・・・からさらにユーザ
10に通知される(図6のN)。この場合、サービス提
供サーバ20,21,22・・・は、ユーザ10による
サービスの利用を拒否する。
【0052】ステップS28では、不正アクセスがあっ
たことをアクセスログ管理データベース61(図2参
照)に記録し、処理を終了する。 〔配送通知〕ユーザに対して事前に配送の通知を行う場
合について図9に基づいて説明する。
【0053】自治体内に設置される認証管理サーバ40
には、図2に記載した各機能部に加えて、配送依頼通知
手段41および受取可能日時受信手段42を備えてい
る。配送依頼通知手段41は、配送サーバ70側に事前
に配送依頼通知を送信するものであり、図2の配送処理
手段32の一つの機能として実現することも可能であ
る。
【0054】受取可能日時受信手段42は、配送サーバ
70側から送信されてくるユーザの受取可能日時の情報
を受信するものであり、受信した受取可能日時の情報に
基づいて適切なタイミングで配送処理手段32(図2参
照)による配送依頼の処理が実行される。配送業者側の
配送サーバ70には、図2に記載した各機能部に加え
て、配送依頼通知受取手段76、受取可能日時確認手段
77、受取可能日時通知手段78などを備えている。
【0055】配送依頼通知受取手段76は、認証管理サ
ーバ40から送信されてくる配送依頼通知を受信するも
のである。受取可能日時確認手段77は、認証管理サー
バ40からの配送依頼通知に応じて受取可能日時をユー
ザ10に問い合わせて、その回答に応じて配送管理デー
タベース75内のデータを更新するとともに、受取可能
日時を受取可能日時通知手段78を介して認証管理サー
バ40に送信する。
【0056】配送管理データベース75は、図10に示
すように、配達物管理テーブルとユーザ管理テーブルと
で構成されている。配達物管理テーブルは、配送ID、
依頼者名、依頼者住所、受取人氏名、配達先住所、配送
状態、配達扱い場所、更新日時などの項目に加えて、ユ
ーザの受取可能な日時を示す受取可能日時の項目が設定
されている。また、ユーザ管理テーブルでは、ユーザの
登録ID、住所、通知先などの項目が設定されている。
ユーザ管理テーブルの各項目は、配達事前通知のサービ
スを希望するユーザが予め配送サーバ70に登録するよ
うに構成することができ、通知先のデータとしてユーザ
のメールアドレスなどを設定することが可能である。
【0057】この実施形態では、ユーザ10が受取可能
期間回答手段11を有していることが前提となる。たと
えば、ユーザ10が所有するパーソナルコンピュータな
どにより電子メールの送受信が可能な状態を想定し、受
取可能日時の確認を電子メールで行うことが考えられ
る。まず、認証管理サーバ40は配送依頼通知手段41
によりユーザへの配送依頼通知を配送サーバ70に送信
する(図9の)。
【0058】配送サーバ70では、配送依頼通知受取手
段76により配送依頼通知を受信すると、受取可能日時
確認手段77に通知し(図9の)、配送IDを発行し
て配送管理データベース75に当該データを格納すると
ともに(図9の)、受取可能日時確認手段77により
ユーザ10に対して配送依頼通知を送信して受取可能日
時の登録を促す(図9の)。
【0059】配送依頼通知を受信したユーザ10は、受
取可能日時に関する情報を配送サーバ70に対して回答
して受取可能期間の登録を行う(図9の)。配送サー
バ70は、ユーザ10から受取可能日時に関する情報を
受信すると、この情報を配送管理データベース75の該
当データに格納し(図9の)、受取可能日時通知手段
78に通知する。受取可能日時通知手段78は、この受
取可能日時に関する情報を認証管理サーバ40に送信す
る。
【0060】このように構成することにより、認証管理
サーバ40から配送業者に対する配送依頼をユーザ10
の受取可能日時に対応させる、または配送業者による配
達物の収集をユーザ10の受取可能日時に対応させるこ
とができ、不在などによりユーザ10が受け取れなかっ
た場合の配送業者による配達物保管の負担を軽減するこ
とができる。
【0061】ユーザ10の受取可能期間回答手段11
は、携帯電話により実現することが可能である。たとえ
ば、図11に示すように、携帯電話90の表示画面91
に配送依頼通知表示部92と受取可能日時入力部93お
よび登録指示ボタン94を設けておき、配送依頼通知に
関する情報を配送依頼通知表示部92に表示するととも
に、受取可能日時入力部93にユーザの都合の良い日時
を入力させる。ユーザが受取可能日時を入力して登録指
示ボタン94にカーソルを合わせて指示することによ
り、受取可能日時に関する情報を配送サーバ70に送信
することができる。
【0062】受取可能日時の確認は認証管理サーバ40
が処理するように構成することも可能である。 〔電子伝票〕認証管理サーバ30または認証管理サーバ
40から配送サーバ70に送信する配送依頼書を電子伝
票で構成する場合の例を図12に示す。
【0063】ここでは、XML文書で構成した場合を例
示するものであり、発効日、配達希望、配達先情報、差
出人情報などのタグを構成している。発効日の要素には
この配達依頼書の発効日、配達希望の要素には依頼者が
希望する配達日時、配達先情報の要素にはユーザの住所
および電話番号、差出人情報の要素として自治体名や電
話番号などが格納される。
【0064】配送サーバ70側では、このような配送依
頼書を受け取った場合、所定のスタイルシートによりこ
のXML文書をブラウズすることによりオペレータが認
識可能となるとともに、所定のデータを配送管理データ
ベース75に格納することが可能となる。また、認証サ
ーバ40から配送依頼通知を送信する場合の電子伝票の
例を図13に示す。ここでも、XML文書で構成した例
を示すものであり、発効日、受取可能日時入力期限、配
達先情報、差出人情報などのタグが設定されている。発
効日の要素にはこの配達依頼書の発効日、受取可能日時
入力期限の要素として予め設定した期限、配達先情報の
要素にはユーザの住所および電話番号、差出人情報の要
素として自治体名や電話番号などが格納される。
【0065】〔自治会支援〕町内会などの自治会が電子
会議室、住民投票、住民アンケートなどのサービスを提
供する場合に、地方自治体に設置されている認証管理サ
ーバ30によりユーザの認証管理を行う場合について図
14にその構成を示す。認証管理サーバ30には、自治
会100が管轄する地域の住民についての情報を格納す
る自治会データベース51を設けておく。
【0066】自治会データベース51は、図15に示す
ように、自治会ID、自治会名、管理者、自治会連絡先
住所、自治会登録日、会員世帯、委託金額、管轄地域な
どの項目で構成できる。自治会100から地域住民を対
象としたユーザID発行依頼があると、認証管理サーバ
30は、自治会データベース51のデータに基づいてユ
ーザIDを発行し、これをユーザID管理データベース
60に登録する。このとき、同時にユーザIDに対して
パスワードを発行してこれをユーザID管理データベー
ス60に登録するように構成することも可能である。
【0067】ユーザ10によるサービス利用までは電子
投票の場合と同様の処理が実行される。ユーザIDによ
る初回のアクセス時に、自治会電子会議室などを提供す
るサービス提供サーバ23に対してユーザ登録を受け付
け、ユーザIDとユーザ10が設定するパスワードの登
録を行う。ユーザIDの発行時に認証管理サーバ30が
発行したパスワードをユーザ10に変更させるように構
成することも可能である。また、登録したユーザIDと
パスワードを用いた自治会会議室の利用を次回から有効
にするように構成することも可能である。
【0068】電子会議室などの利用頻度の高いものであ
る場合には、このような構成にすることによって、アク
セス毎に秘密情報の質問をやりとりする必要がなく、認
証管理サーバ30およびユーザ10の負担が軽減され
る。なお、ユーザ10が転居などで住民データベース5
0から削除された場合に、ユーザIDを使用できないよ
うにする必要がある。この場合、サービス提供サーバに
対して、無効になったユーザIDを通知することで該当
するユーザIDを無効にすることが可能である。
【0069】<付記> (付記1)提供サービスの利用対象者となるユーザを抽
出し、前記ユーザ毎のユーザIDを発行する第1段階
と、ユーザID毎にアクティブであるか否かの状態情報
を管理するユーザID管理データベースに、発行された
ユーザIDを登録する第2段階と、発行されたユーザI
Dをそれぞれ対応するユーザに配送するための配送処理
を実行する第3段階と、前記ユーザIDの配送状況に関
する配送情報を取得する第4段階と、前記ユーザIDの
配送情報に基づいて前記ユーザID管理データベースに
登録されたユーザIDの状態情報をアクティブ状態に設
定する第5段階と、ユーザID毎に設定された期限に基
づいてユーザIDの状態情報を非アクティブ状態に設定
する第6段階と、を含むユーザID管理方法。
【0070】(付記2)前記ユーザID管理データベー
スに登録されたユーザIDを用いて前記提供サービスに
アクセスしてきたユーザが正当なユーザであるか否かを
判定する第7段階と、前記提供サービスにアクセスして
きたユーザが正当なユーザであるか否かの判定結果を出
力する第8段階と、をさらに含む付記1に記載のユーザ
ID管理方法。
【0071】(付記3)前記第7段階において、ユーザ
IDに対応するユーザの個人情報を参照することによっ
て前記提供サービスにアクセスしてきたユーザが正当で
あるか否かを判定する、付記2に記載のユーザID管理
方法。 (付記4)前記ユーザID管理データベースに登録され
たユーザIDを用いた前記提供サービスへのアクセスに
基づいて、アクセスログを記録する第9段階をさらに含
む付記2または3に記載のユーザID管理方法。
【0072】(付記5)前記提供サービスにアクセスし
てきたユーザが正当なユーザでないと判定した場合に所
定の不正アクセス処理を実行する第10段階をさらに含
む付記4に記載のユーザID管理方法。 (付記6)地方自治体が提供する提供サービスを利用す
るためのユーザID管理方法であって、前記第1段階に
おいて前記地方自治体の地域内に居住する住民の個人情
報を管理する住民データベース中から前記提供サービス
の利用対象者をユーザとして抽出する、付記5に記載の
ユーザID管理方法。
【0073】(付記7)前記第7段階において前記住民
データベース中の個人情報を用いて判定を実行する、付
記6に記載のユーザID管理方法。 (付記8)前記第3段階において、発行されたユーザI
Dを記録した媒体の配送を所定の配送業者に委託し、前
記第4段階において、前記配送業者から通知される配送
状況情報を取得する、付記7に記載のユーザID管理方
法。
【0074】(付記9)前記第7段階において、前記提
供サービスを提供するサービス提供サーバから送信され
てくる認証要求を受け付けて判定を実行する、付記8に
記載のユーザID管理方法。 (付記10)提供サービスの利用対象者となるユーザを
抽出し、前記ユーザ毎のユーザIDを発行し、ユーザI
D毎にアクティブであるか否かの状態情報を管理するユ
ーザID管理データベースに、発行されたユーザIDを
登録するユーザID発行手段と、発行されたユーザID
をそれぞれ対応するユーザに配送するための配送処理を
実行する配送処理手段と、前記ユーザIDの配送状況に
関する配送情報を取得する配送情報取得手段と、前記配
送情報取得手段により取得した配送情報に基づいて前記
ユーザID管理データベースに登録されたユーザIDの
状態情報をアクティブ状態に設定し、ユーザID毎に設
定された期限に基づいてユーザIDの状態情報を非アク
ティブ状態に設定する状態情報管理手段と、を備えるユ
ーザID管理装置。
【0075】(付記11)前記ユーザID管理データベ
ースに登録されたユーザIDを用いて前記提供サービス
にアクセスしてきたユーザが正当なユーザであるか否か
を判定し判定結果を出力するユーザ認証手段をさらに備
える、付記10に記載のユーザID管理装置。
【0076】(付記12)前記ユーザID管理データベ
ースに登録されたユーザIDを用いた前記提供サービス
へのアクセスに基づいて、アクセスログを記録するアク
セスログ記録手段をさらに備える、付記11に記載のユ
ーザID管理装置。 (付記13)前記提供サービスにアクセスしてきたユー
ザが正当なユーザでないと前記ユーザ認証手段が判定し
た場合に所定の不正アクセス処理を実行する不正アクセ
ス処理手段をさらに備える、付記12に記載のユーザI
D管理装置。
【0077】(付記14)地方自治体が提供する提供サ
ービスを利用するためのユーザID管理装置であって、
前記ユーザID発行手段は、前記地方自治体の地域内に
居住する住民の個人情報を管理する住民データベース中
から前記提供サービスの利用対象者をユーザとして抽出
する、付記13に記載のユーザID管理装置。
【0078】(付記15)前記ユーザ認証手段は、前記
住民データベース中の個人情報を用いて判定を実行す
る、付記14に記載のユーザID管理装置。 (付記16)前記配送処理手段は発行されたユーザID
を記載した媒体の配送を所定の配送業者に委託する、付
記15に記載のユーザID管理装置。
【0079】(付記17)前記配送情報取得手段は、前
記配送業者から通知される配送状況情報を取得する、付
記16に記載のユーザID管理装置。 (付記18)前記ユーザ認証手段は、前記提供サービス
を提供するサービス提供サーバから送信されてくる認証
要求を受け付けて判定を実行する、付記17に記載のユ
ーザID管理装置。
【0080】(付記19)提供サービスの利用対象者と
なるユーザを抽出し、前記ユーザ毎のユーザIDを発行
する第1段階と、ユーザID毎にアクティブであるか否
かの状態情報を管理するユーザID管理データベース
に、発行されたユーザIDを登録する第2段階と、発行
されたユーザIDをそれぞれ対応するユーザに配送する
ための配送処理を実行する第3段階と、前記ユーザID
の配送状況に関する配送情報を取得する第4段階と、前
記ユーザIDの配送情報に基づいて前記ユーザID管理
データベースに登録されたユーザIDの状態情報をアク
ティブ状態に設定する第5段階と、ユーザID毎に設定
された期限に基づいてユーザIDの状態情報を非アクテ
ィブ状態に設定する第6段階と、を含むユーザID管理
方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【0081】(付記20)提供サービスの利用対象者と
なるユーザを抽出し、前記ユーザ毎のユーザIDを発行
する第1段階と、ユーザID毎にアクティブであるか否
かの状態情報を管理するユーザID管理データベース
に、発行されたユーザIDを登録する第2段階と、発行
されたユーザIDをそれぞれ対応するユーザに配送する
ための配送処理を実行する第3段階と、前記ユーザID
の配送状況に関する配送情報を取得する第4段階と、前
記ユーザIDの配送情報に基づいて前記ユーザID管理
データベースに登録されたユーザIDの状態情報をアク
ティブ状態に設定する第5段階と、ユーザID毎に設定
された期限に基づいてユーザIDの状態情報を非アクテ
ィブ状態に設定する第6段階と、前記ユーザID管理デ
ータベースに登録されたユーザIDを用いて前記提供サ
ービスにアクセスしてきたユーザが正当なユーザである
か否かを判定する第7段階と、前記提供サービスにアク
セスしてきたユーザが正当なユーザであるか否かの判定
結果を出力する第8段階と、を含むユーザID管理方法
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、発行されたユーザID
が配送完了後でないとアクティブ状態とならないため、
不正にそのユーザIDを知ったとしても配送完了するま
ではそのユーザIDを用いた不正アクセスを防止でき
る。また、ユーザID毎に設定される使用期限に基づい
てユーザIDの状態情報を非アクティブに設定するた
め、高いセキュリティを維持することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な概略構成を示す説明図。
【図2】電子投票のモデルに用いられる構成の一例を示
す説明図。
【図3】住民データベースのテーブルを示す説明図。
【図4】ユーザID管理データベースのテーブルを示す
説明図。
【図5】配送管理データベースのテーブルを示す説明
図。
【図6】データの流れを示す説明図。
【図7】ユーザID管理のフローチャート。
【図8】認証処理のフローチャート。
【図9】配送依頼の事前通知を行う場合の構成を示す説
明図。
【図10】配送依頼の事前通知を行う場合の配送管理デ
ータベースのテーブルを示す説明図。
【図11】配送依頼通知を携帯電話に送信する際の画面
構成例の説明図。
【図12】配送依頼書を構造化文書で構成した一例を示
す説明図。
【図13】配送依頼通知書を構造化文書で構成した一例
を示す説明図。
【図14】自治会運営の電子会議室に適用した場合の構
成を示す説明図。
【図15】自治会データベースのテーブルを示す説明
図。
フロントページの続き (72)発明者 松倉 隆一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 松本 安英 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B085 AC14 AE00 AE02 BA06 BG02 BG03 BG07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】提供サービスの利用対象者となるユーザを
    抽出し、前記ユーザ毎のユーザIDを発行する第1段階
    と、 ユーザID毎にアクティブであるか否かの状態情報を管
    理するユーザID管理データベースに、発行されたユー
    ザIDを登録する第2段階と、 発行されたユーザIDをそれぞれ対応するユーザに配送
    するための配送処理を実行する第3段階と、 前記ユーザIDの配送状況に関する配送情報を取得する
    第4段階と、 前記ユーザIDの配送情報に基づいて前記ユーザID管
    理データベースに登録されたユーザIDの状態情報をア
    クティブ状態に設定する第5段階と、 ユーザID毎に設定された期限に基づいてユーザIDの
    状態情報を非アクティブ状態に設定する第6段階と、を
    含むユーザID管理方法。
  2. 【請求項2】前記ユーザID管理データベースに登録さ
    れたユーザIDを用いて前記提供サービスにアクセスし
    てきたユーザが正当なユーザであるか否かを判定する第
    7段階と、 前記提供サービスにアクセスしてきたユーザが正当なユ
    ーザであるか否かの判定結果を出力する第8段階と、を
    さらに含む請求項1に記載のユーザID管理方法。
  3. 【請求項3】提供サービスの利用対象者となるユーザを
    抽出し、前記ユーザ毎のユーザIDを発行し、ユーザI
    D毎にアクティブであるか否かの状態情報を管理するユ
    ーザID管理データベースに、発行されたユーザIDを
    登録するユーザID発行手段と、 発行されたユーザIDをそれぞれ対応するユーザに配送
    するための配送処理を実行する配送処理手段と、 前記ユーザIDの配送状況に関する配送情報を取得する
    配送情報取得手段と、 前記配送情報取得手段により取得した配送情報に基づい
    て前記ユーザID管理データベースに登録されたユーザ
    IDの状態情報をアクティブ状態に設定し、ユーザID
    毎に設定された期限に基づいてユーザIDの状態情報を
    非アクティブ状態に設定する状態情報管理手段と、を備
    えるユーザID管理装置。
  4. 【請求項4】前記ユーザID管理データベースに登録さ
    れたユーザIDを用いて前記提供サービスにアクセスし
    てきたユーザが正当なユーザであるか否かを判定し判定
    結果を出力するユーザ認証手段をさらに備える、請求項
    3に記載のユーザID管理装置。
  5. 【請求項5】提供サービスの利用対象者となるユーザを
    抽出し、前記ユーザ毎のユーザIDを発行する第1段階
    と、 ユーザID毎にアクティブであるか否かの状態情報を管
    理するユーザID管理データベースに、発行されたユー
    ザIDを登録する第2段階と、 発行されたユーザIDをそれぞれ対応するユーザに配送
    するための配送処理を実行する第3段階と、 前記ユーザIDの配送状況に関する配送情報を取得する
    第4段階と、 前記ユーザIDの配送情報に基づいて前記ユーザID管
    理データベースに登録されたユーザIDの状態情報をア
    クティブ状態に設定する第5段階と、 ユーザID毎に設定された期限に基づいてユーザIDの
    状態情報を非アクティブ状態に設定する第6段階と、を
    含むユーザID管理方法をコンピュータに実行させるた
    めのプログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007272448A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Ricoh Co Ltd ドメイン参加処理方法及びドメイン参加処理プログラム
JP2009169476A (ja) * 2008-01-10 2009-07-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 認証方法、認証システム、認証装置、プログラム
JP2013167947A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 International Universal Menu Association ユーザid発行システム、行政制度情報ページ生成システム、方法およびプログラム

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