JP5639821B2 - 3次元点群の合成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、3次元点群の合成方法および対象体計測装置に係り、詳しくは複数方向から3次元計測手段を用いて取得した構造物等の計測対象体の3次元点群を合成する方法に関するものである。
従来、構造物等の計測対象物の3次元形状を計測する際に、計測対象物とその近傍または表面に計測用ターゲットを配置し、カメラ等を使用して計測対象物及び計測用ターゲットを撮像し、算出された各計測用ターゲットの3次元座標に基づいて3次元形状を作成する計測方法が知られている。
計測対象物の3次元形状を作成する具体的な方法として、計測対象物とターゲットと基準ターゲットとを3次元形状用カメラを使用して複数方向から撮像し、ターゲット及び基準ターゲットの中心座標を算出し、複数の画像に共通して写っているターゲットまたは基準ターゲットの中心を重ね合わせて計測対象物全体の3次元形状を作成する方法が知られている(特許文献1)。
このように、計測用ターゲットを使用することによって画像中の計測対象物をより正確に認識することができる。
特開2007−64668号公報
一方、計測対象物及び計測用ターゲットについて、レーザスキャナ等を使用して計測し、計測対象物及び計測用ターゲットの形状データを3次元の点群として取得する方法も知られている。
このような場合においても、計測対象物全体の3次元形状を作成する際に複数の方向から計測対象物を計測し、取得した点群を合成する必要がある。
この点に関し、上記従来技術は、複数の方向から撮像した画像データに対して合成を行うものであり、複数の方向から計測して取得した3次元の点群に対して合成を行うものではない。
複数の方向から計測対象物を計測して取得した各点群を合成する場合、計測対象物の近傍または表面に複数の計測用ターゲットを配置し、計測して取得した3次元の点群の中から、各計測用ターゲットに該当する点群に作業者がそれぞれ番号を振り、複数の方向から計測して取得した各点群に対しても同様の処理を行い、同一の番号の点群を重ね合わせて合成する処理を行う必要がある。しかし、このような方法では作業者の作業効率が悪いことや、作業者による手作業が入るために人為的なミスが混入することを防止できないという問題があり、これらの問題を解決することが従来の課題となっていた。
本発明は、上述した課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、複数の方向から計測対象物を計測して取得した3次元点群を自動的に合成することの可能な3次元点群の合成方法を提供することにある。
上記の目的を達成するべく、請求項1の3次元点群の合成方法は、レーザ距離計として機能する3次元計測手段を用いて、計測対象物の近傍または表面に配置され前記3次元計測手段のレーザの波長に応じてそれぞれ判別可能な異なる輝度帯の輝度を有する球体からなる3つ以上の計測用ターゲットの各性状データを計測して3次元の点群として取得する3次元計測ステップと、前記点群から前記計測用ターゲットに該当するターゲット点群を抽出し、該ターゲット点群がいずれの前記計測用ターゲットに該当するかを判別する個体点群判別ステップと、前記3次元計測手段の位置を変更して複数の方向から前記3次元計測ステップと前記個体点群判別ステップとを繰り返した後、前記個体点群判別ステップにより一方向において判別した各ターゲット点群及び他方向において判別した各ターゲット点群の中で同一輝度帯の輝度を示すターゲット点群同士をそれぞれ重ね合わせて合成する点群合成ステップとを備えたことを特徴とする。
請求項2の3次元点群の合成方法では、請求項1において、前記輝度帯は10以上220以下の範囲から複数選択されることを特徴とする。
請求項3の3次元点群の合成方法では、請求項1または2において、前記3次元計測ステップでは、前記計測用ターゲットをモノクロの3次元計測手段を使用して計測することを特徴とする。
請求項4の3次元点群の合成方法では、レーザ距離計として機能する3次元計測手段を用いて、計測対象物の近傍または表面に配置され前記3次元計測手段のレーザの波長に応じてそれぞれ半径の大きさが異なる球体からなる3つ以上の計測用ターゲットの各性状データを計測して3次元の点群として取得する3次元計測ステップと、前記点群から前記計測用ターゲットに該当するターゲット点群を抽出し、該ターゲット点群がいずれの前記計測用ターゲットに該当するかを判別する個体点群判別ステップと、前記3次元計測手段の位置を変更して複数の方向から前記3次元計測ステップと前記個体点群判別ステップとを繰り返した後、前記個体点群判別ステップにより一方向において判別した各ターゲット点群及び他方向において判別した各ターゲット点群の中で同一半径を示すターゲット点群同士をそれぞれ重ね合わせて合成する点群合成ステップと、を備えたことを特徴とする。
請求項5の3次元点群の合成方法では、請求項1から4のいずれか一項において、さらに、前記点群合成ステップの後に、合成した点群から前記計測対象物の3次元形状を作成する形状モデリングステップを備えることを特徴とする
本発明に係る3次元点群の合成方法によれば、計測対象物の近傍または表面に配置された個体識別する複数の計測用ターゲットを3次元計測手段により3次元の点群を取得する3次元計測ステップと、点群から計測用ターゲットに該当するターゲット点群を抽出し、抽出したターゲット点群がいずれの計測用ターゲットに該当するのかを判別する個体点群判別ステップと、3次元計測手段の位置を変更して複数の方向から3次元計測ステップと固体点群判別ステップとを繰り返し、一方向における各ターゲット点群及び他方向において判別された各ターゲット点群の中で同一性状を示すターゲット点群同士をそれぞれ重ね合わせて合成する点群合成ステップとを備える。
従って、一方向から取得した点群の中から個体識別する計測用ターゲットに該当するターゲット点群を判別することにより、複数の方向から計測して取得した点群に含まれるターゲット点群のうち、同一の性状を示すターゲット点群を探索して自動的に合成するので、人為的なミスの混入を防止することができ、作業効率を向上させることができる。
本発明の実施形態に供試される3次元計測装置を含む概略構成図である。 本発明の3次元点群の合成方法を示すフローチャートである。 (A)は本発明の第1実施形態における図1の上面図、(B)は図1の3次元計測手段の位置を変更した場合の上面図、(C)は(A)、(B)の計測結果を合成して作成したモデルの上面図である。 第1実施形態において、3次元計測手段と計測用ターゲットとの距離と算出される球体の精度との調査を行うための概略構成図である。 (A)は72.5mmの半径を有する計測用ターゲットと距離との計測結果を表したグラフ、(B)は19.0mmの半径を有する計測用ターゲットと距離との計測結果を表したグラフである。 (A)は本発明の第2実施形態における図1の上面図、(B)は図1の3次元計測手段の位置を変更した場合の上面図、(C)は(A)、(B)の計測結果を合成して作成したモデルの上面図である。 第2実施形態において、3次元計測手段を使用して色見本の輝度情報の調査を行うための概略構成図である。 (A)は計測用ターゲットに使用可能な4段階の輝度帯を示す色見本−輝度の関係を表したグラフ、(B)は計測用ターゲットに使用可能な5段階の輝度帯を示す色見本−輝度の関係を表したグラフである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に供試される対象体認識装置1を含む概略構成図である。
図1に示すように、対象体認識装置1は計測対象物(以下、ワークという)2の形状を仮想座標空間において表現する装置である。対象体認識装置1は、ワーク2の近傍となる複数の所定位置に計測用ターゲット4を配置し、ワーク2及び支持体6に支持された計測用ターゲット4を計測して形状データ(性状データ)を取得する3次元計測手段8と、3次元計測手段8により取得された形状データから仮想座標空間におけるワーク2及び計測用ターゲット4を算出して合成する演算手段10と、演算手段10により算出され合成された結果等を格納するメモリ装置12と、合成された結果等を出力する外部出力手段14とを備える。なお、計測用ターゲット4はワーク2の表面や周囲の構造物に配置されてもよい。
ワーク2は、例えば船舶ブロックであるが、3次元の形状を維持するワークであればこれに限られない。
計測用ターゲット4は、計測したワーク2の3次元形状を3次元の仮想座標空間で形成する際に用いられるものである。図1に示すように、計測用ターゲット4の形状は球体である。
本実施形態では、3次元計測手段8としてレーザスキャナを使用しており、当該レーザスキャナはレーザ距離計として機能し、レーザ光の射出とその反射レーザの受光とにより3次元計測手段8の位置からワーク2及び計測用ターゲット4上の各計測点までの距離をレーザ計測し、同時にレーザ光を発射した方向を計測することで3次元の点群として取得することにより、ワーク2及び計測用ターゲット4の形状データを取得する。
演算手段10とメモリ装置12とは、図示しないがコンピュータに備えられている。演算手段10は当該コンピュータの中央演算処理装置により構成され、メモリ装置12はRAM、ROM等を含んで構成されている。
外部出力手段14は、シリアル通信、LANのネットワーク通信、画面出力、外部メモリ書き込み、またはファイル出力等により合成した結果等を出力する。
以下、このように構成された本発明の第1実施形態に係る対象体認識装置1の3次元点群の合成方法について説明する。
図2は、3次元点群の合成方法のフローチャートを示している。以下に述べるステップS2〜S6までの各処理は、メモリ装置12に格納されている各プログラムを演算手段10で実行することにより行われる。
ステップS1では、ワーク2の周囲に複数の計測用ターゲット4を設置する。詳しくは図3(A)に図1の上面図を示すように、それぞれ半径(性状)の異なる計測用ターゲット4a、4b、4c、4dを配置する。計測用ターゲット4a〜4dは、3次元計測手段8がそれぞれを識別可能な大きさの球体である。ここで使用する計測用ターゲット4a〜4dの大きさは、使用する3次元計測手段8の種類や波長、または計測する環境によって決められる。
ステップS2では、3次元計測手段8を使用してワーク2及び計測用ターゲット4a〜4dの形状データを3次元の点群として取得する(3次元計測ステップ)。例えば図3(A)に示すように、計測用ターゲット4c、4d側に3次元計測手段8を配置して計測する。ここで、3次元計測装置8の視点はワーク2側にある。なお、計測の際は、計測用ターゲット4a〜4dのうち最低3つは3次元計測手段8により計測される必要がある。
ステップS3では、上記ステップS2で取得した計測点群の中から球体を構成する点群をターゲット点群として判別し、ターゲット点群の中心座標と半径とを算出して計測用ターゲット4a〜4dの何れに該当するかを判別する(個体点群判別ステップ)。
ステップS3が終了し、後述する点群合成に必要な複数方向からのワーク2のデータを取得していない場合には、上記ステップS2へ戻る。この際、図3(B)に示すように、例えば3次元計測装置8を計測用ターゲット4b、4d側へ移動後、ステップS2を実行する。
一方、点群合成に必要なデータを取得した場合には、ステップS4へ進む。
ステップS4では、上記ステップS2で取得した点群を合成する(点群合成ステップ)。
例えば、図3(C)に図3(A)、(B)を計測して取得した点群を合成して作成したモデルの上面図を示すように、上記ステップS2を繰り返して取得した各方向におけるワーク2及び計測用ターゲット4a〜4dの点群を、上記ステップS3で判別した各ターゲット点群の半径に従って、同じ半径のターゲット点群が重なり合うように合成する。
ステップS5では、上記ステップS4で合成した点群からワーク2を構成する点群の3次元座標を算出して形状モデリングを行い、ワーク2のモデルを作成する(形状モデリングステップ)。
ステップS6では、形状モデリングにより作成されたワーク2のモデルの寸法計測及びモデルの形状評価を行う。
ここで、上述した方法で、図4に概略構成図を示すように3次元計測手段8を使用して計測用ターゲット4までの距離Lを2m〜32mまで変化させて計測用ターゲット4を計測し、計測用ターゲット4に該当するターゲット点群から算出される球体の半径の精度を調査した。なお、使用した3次元計測手段8の波長は650nm近傍である。
調査した結果を図5(A)、(B)に示す。ここで、図5(A)は半径72.5mmの球体を計測用ターゲット4として使用した場合のグラフであり、図5(B)は半径19.0mmの球体を計測用ターゲット4として使用した場合のグラフである。
図5(A)から、距離Lが長くなるにつれて取得できる点数はL-1.8に比例して減少し、32mで取得できた点数は70点程度であった。しかし、距離Lが延びるにつれて取得できる点数が減少するにもかかわらず、算出した計測用ターゲット4の半径のばらつきは小さく、精度良く半径を算出することが可能であった。
図5(B)についても上述した内容とほぼ同様のことが言えるが、32mで取得できた点数は5点程度であったため点群から球体を判別することができず、半径の算出はできなかった。
従って、計測用ターゲット4に使用する球体は大きい方がよく、例えば従来使用している半径が77mmより大きいものを用いるのがよい。また、3次元計測手段8の波長により精度が変化するため、計測用ターゲット4a〜4dの半径の差の付け方は使用する3次元計測手段8の波長によって決められる。
このように、本実施形態によれば、ワーク2の周囲に設置された半径の異なる計測用ターゲット4a〜4dに対して、3次元計測手段8を使用してワーク2及び計測用ターゲット4a〜4dの形状データを3次元の点群として取得し、点群の中から計測用ターゲット4a〜4dに該当する球体を構成する点群をターゲット点群として判別して各球体の中心座標と半径とを算出する。そして、3次元計測手段8の位置を変更して複数の方向からワーク2及び計測用ターゲット4a〜4dの計測及び判別を繰り返した後、各方向から取得した各点群における同じ半径のターゲット点群が重なり合うように合成する。
これにより、個々を識別可能な半径を有する球体を計測用ターゲット4として使用することにより、演算手段10は3次元計測手段8を使用して取得した3次元の点群から計測用ターゲット4a〜4dに該当するターゲット点群をそれぞれ自動的に判別することができ、同じ半径のターゲット点群を基準に各方向から取得した点群を合成するので、人為的なミスの混入を防止することができ、作業効率を向上させることができる。
さらに、自動的に合成した点群からワーク2の形状モデリングを行うので、作成されたワーク2のモデルの信頼性をより向上させることができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態の3次元点群の合成方法では、第1実施形態に対して、計測用ターゲット4a〜4dの半径は略同一として、それぞれ異なる色相を有する球体とした点が相違しており、その他の構成は共通している。従って、共通箇所の説明は省略し、相違点について説明する。
図6(A)、(B)は、本発明の第2実施形態における図1の上面図である。これを、上述した図2の3次元点群の合成方法を示すフローチャートと共に以下に説明する。
ステップS1では、それぞれの色相ひいては輝度(性状)が異なる計測用ターゲット4a’〜4d’をワーク2の周囲に配置する。ここで使用する計測用ターゲット4a’〜4d’は、使用する3次元計測手段8の種類や波長、または計測するワーク2の反射によって決められる。
ステップS2では、3次元計測手段8を使用してワーク2及び計測用ターゲット4a’〜4d’の形状データを3次元の点群として取得する。
ステップS3では、3次元計測手段8を使用して取得した点群から計測用ターゲット4a’〜4d’の輝度情報を取得し、計測用ターゲット4a’〜4d’の何れに該当するかを判別する(個体点群判別ステップ)。ここで、3次元計測手段8はレーザスキャナであるので、取得した点群を演算手段10で処理することにより輝度情報を取得する。
ステップS3が終了し、点群合成に必要な複数方向からのワーク2のデータを取得していない場合には、上記ステップS2へ戻る。この際、図6(B)に示すように、例えば3次元計測装置8を計測用ターゲット4b、4d側へ移動した後にステップS2を実行する。
一方、点群合成に必要なデータを取得した場合には、ステップS4へ進む。
ステップS4では、複数の方向からワーク2及び計測用ターゲット4a’〜4d’を計測して取得した各点群を、図6(C)に示すように同じ輝度帯の輝度を有するターゲット点群が重なり合うように合成する(点群合成ステップ)。
ここで、上述した方法で、図7に概略構成図を示すように、色見本4eを3次元計測手段8で計測し、計測用ターゲット4として使用可能な輝度帯を調査した。ここでは、カラー情報(R/G/B)の値を用いれば容易に違いを認識することができるが、データ容量が大きくなり点群の合成処理に多くの時間を要するため、モノクロレーザスキャナで計測して輝度情報を調査した。なお、使用した3次元計測手段8の波長は650nm近傍であり、3次元計測手段8と色見本4eとの距離は一定とした。
使用可能な輝度帯として、図8(A)、(B)に色見本−輝度の関係を表すグラフを示す。色見本としてPANTONE社が出しているカラーチップを使用した。図8(A)、(B)にはそれぞれのカラーコードを示しており、平均値は各カラーコードでの輝度の平均値を表している。図8(A)に示すように、10〜210の輝度帯を4段階、つまり10〜60、61〜110、111〜160、161〜210に分割した各輝度帯、または図8(B)に示すように、20〜220の輝度帯を5段階、つまり20〜60、61〜100、101〜140、141〜180、181〜220に分割した各輝度帯とすることにより判別が可能であった。しかし、上述した範囲内での輝度帯をさらに増やすと、判別がつかなくなる可能性がある。
ここで、3次元計測手段8の波長が変わると同じ色相でも異なる輝度になると想定されるため、計測用ターゲット4の輝度の差の付け方は使用する3次元計測手段8の波長によって決められる。
さらに、計測用ターゲット4の反射率によっても輝度が変わるため、計測用ターゲット4には夕日等を反射しない素材を使用する必要がある。
このように、本実施形態ではそれぞれ輝度の異なる計測用ターゲット4a’〜4d’を使用して3次元計測手段8により計測して取得した3次元の点群から、計測用ターゲット4a’〜4d’に該当するターゲット点群に対して計測用ターゲット4a’〜4d’から取得した輝度情報に基づいて、複数の方向からワーク2及び計測用ターゲット4a’〜4d’を計測して取得した各点群を同じ輝度帯の輝度を有するターゲット点群が重なり合うように合成する。
これにより、計測用ターゲット4a’〜4d’の輝度情報に基づいてターゲット点群を判別して3次元の点群を合成するので、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、計測用ターゲット4a’〜4d’に使用される輝度は10〜220の範囲の輝度帯から選択されることにより、確実に各輝度帯を判別することができるので、自動的にターゲット点群の合成を行うことができ、作業効率を向上させることができる。
さらに、モノクロレーザスキャナで計測した計測用ターゲット4a’〜4d’の点群を処理して輝度情報を取得することにより、カラー情報としてデータを取得する場合よりもデータ容量が少なくなり、点群を合成する処理もより速くなるので、作業効率を向上させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記第1実施形態では異なる半径の計測用ターゲット4を使用し、上記第2実施形態では輝度の異なる計測用ターゲット4を使用してターゲット点群を判別したが、ターゲット4は異なる半径及び異なる輝度を組み合わせて構成されてもよい。これにより、ターゲット点群の判別精度をさらに向上させることができる。
また、上記各実施形態では、ワーク2を船舶ブロックとして説明したが、ワーク2はこれに限られず、橋やビルに対しても適用可能である。
1 対象体認識装置
2 ワーク(計測対象物)
4、4a、4b、4c、4d、4a’、4b’、4c’、4d’ 計測用ターゲット
8 3次元計測手段
10 演算手段
12 メモリ装置

Claims (5)

  1. レーザ距離計として機能する3次元計測手段を用いて、計測対象物の近傍または表面に配置され前記3次元計測手段のレーザの波長に応じてそれぞれ判別可能な異なる輝度帯の輝度を有する球体からなる3つ以上の計測用ターゲットの各性状データを計測して3次元の点群として取得する3次元計測ステップと、
    前記点群から前記計測用ターゲットに該当するターゲット点群を抽出し、該ターゲット点群がいずれの前記計測用ターゲットに該当するかを判別する個体点群判別ステップと、
    前記3次元計測手段の位置を変更して複数の方向から前記3次元計測ステップと前記個体点群判別ステップとを繰り返した後、前記個体点群判別ステップにより一方向において判別した各ターゲット点群及び他方向において判別した各ターゲット点群の中で同一輝度帯の輝度を示すターゲット点群同士をそれぞれ重ね合わせて合成する点群合成ステップと、
    を備えたことを特徴とする3次元点群の合成方法。
  2. 前記輝度帯は10以上220以下の範囲から複数選択されることを特徴とする、請求項1に記載の3次元点群の合成方法。
  3. 前記3次元計測ステップでは、前記計測用ターゲットをモノクロの3次元計測手段を使用して計測することを特徴とする、請求項1または2に記載の3次元点群の合成方法。
  4. レーザ距離計として機能する3次元計測手段を用いて、計測対象物の近傍または表面に配置され前記3次元計測手段のレーザの波長に応じてそれぞれ半径の大きさが異なる球体からなる3つ以上の計測用ターゲットの各性状データを計測して3次元の点群として取得する3次元計測ステップと、
    前記点群から前記計測用ターゲットに該当するターゲット点群を抽出し、該ターゲット点群がいずれの前記計測用ターゲットに該当するかを判別する個体点群判別ステップと、
    前記3次元計測手段の位置を変更して複数の方向から前記3次元計測ステップと前記個体点群判別ステップとを繰り返した後、前記個体点群判別ステップにより一方向において判別した各ターゲット点群及び他方向において判別した各ターゲット点群の中で同一半径を示すターゲット点群同士をそれぞれ重ね合わせて合成する点群合成ステップと、
    を備えたことを特徴とする3次元点群の合成方法。
  5. さらに、前記点群合成ステップの後に、合成した点群から前記計測対象物の3次元形状を作成する形状モデリングステップを備えることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の3次元点群の合成方法。
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