JP5638442B2 - 座付きナット - Google Patents

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Description

本発明は、木造住宅において、コンクリート基礎に立設するアンカーボルトに螺合して土台を基礎コンクリート上に固定するために用いる座付きナットに関するものである。
木造住宅において、土台にボルト孔を形成し、コンクリート基礎に立設したアンカーボルトをボルト孔に挿通し、アンカーボルトに座付きナットを螺合し、座付きナット上面に設けたビット孔に回転工具のビットを嵌合し、回転工具によって座付きナットを回動させて、座付きナットの座部の下面に設けた切り刃によってボルト孔周囲の土台を切削しながら座堀りを行い、座部を土台に埋入して緊結して、土台をコンクリート基礎上に固定する方法が用いられている。
このときに用いられる座付きナットは、M12のアンカーボルトに対応したものであり、土台に形成するボルト孔は径が18mmである(図6)。
実開平04−18717号公報
近年は、土台の強度を上げるために、ボルト孔を15mmとした土台が使用されている。
しかし、従来用いられている座付きナットは、胴部の径が16mmであるため、15mm径のボルト孔に使用するためには、専用の工具を用いた座ぐりが必要であった。
また、M16のアンカーボルトに対応した座付きナットとして、胴部の径が22mmのものが用いられているが、土台のボルト孔を18mmにした場合には、
同様に座ぐりが必要となる。
本発明は、座堀りと座ぐりを同時に行うことができる、座付きナットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本願の第1発明は、基礎コンクリートに立設したアンカーボルトに螺合する座付きナットであって、前記アンカーボルトに螺合する円筒状の胴部と、前記胴部の上端に形成する皿状の座部と、からなり、前記座部の底面には、前記胴部との連結部から前記座部の周端まで連続する切り刃を有し、前記胴部は、下端から所定の高さに亘って形成する小径部と、前記小径部より大径であり、前記小径部の上部に形成する大径部と、を有し、前記大径部の下端には、周方向に所定の間隔で座ぐり刃を配列することを特徴とする、座付きナットを提供する。
本発明は、上記した課題を解決するための手段により、次のような効果の少なくとも一つを得ることができる。
(1)座ぐり刃を有するため、座ぐり専用の工具を用いずに座ぐりを行うことができる。
(2)胴部の下端側の小径部を先にボルト孔に挿入した状態で座ぐりを行うため、安定した姿勢で座ぐりを行うことができる。
(3)小径部の上部に位置する大径部の下端に座ぐり刃を設けるため、座ぐりする深さが短い。
(4)大径部を有することにより、従来の大径のボルト孔を有する土台にも対応することができる。
(5)切り刃と座ぐり刃を有することにより、座堀りと座ぐりを同時に行うことができる。
本発明の座付きナットの斜視図 本発明の座付きナットの使用状態の説明図 本発明の座付きナットの側面図 本発明の座付きナットの底面図 本発明の座付きナットの使用方法の説明図 従来の座付きナットの説明図
以下、図に示す実施例に基づき、本発明を詳細に説明する。
[1]座付きナットの構成
本発明の座付きナット1は、金属製の部材であり、ナット本体である円筒状の胴部11と、胴部11の上端に形成する皿状の座部12と、からなるものである(図1)。
本発明の座付きナット1は、木造住宅のコンクリート基礎2に立設するアンカーボルト3に螺合し、土台4を基礎コンクリート2上に固定するために用いる(図2)。
以下、各構成部材について詳述する。
(1)胴部
胴部11は、円筒状であり、中心にアンカーボルト3と螺合するネジ孔13を有する。ネジ孔13は、M12のアンカーボルトに対応する。
胴部11は、下端から所定の高さ縮径した小径部111を形成し、小径部111の上部に小径部111よりも大径の大径部112を形成する。小径部111の外径は14mmとし、大径部112の外径は16mmとする。
(2)座ぐり刃
胴部11の大径部112の下端、すなわち小径部111と大径部112の境界には、座ぐり刃113を形成する。
座ぐり刃113は、胴部11の周方向に所定の間隔をもって配列して形成する(図3、図4)。
(3)座部
座部12は、胴部11の上端に皿状に形成する。
座部12は、上面に回転工具のビットを嵌合するビット孔14を形成する。ビット孔14はネジ孔13と連続する。ビット孔14の形状は回転工具のビットの形状に合わせて、ギア状(星形状)や六角形状とする。
また、座部12の底面には、切り刃15を形成する。
(4)切り刃
切り刃15は、座部12の底面の、胴部11との連結部から外周端まで連続して形成する。
切り刃15の外周端側は胴部11側に対して、アンカーボルト3に螺合する回転方向と逆方向に位置する。
[2]使用方法
次に本発明の座付きナット1の使用方法について説明する。
(1)土台の配置
木造住宅用のコンクリート基礎3に立設したアンカーボルト2を,木製の土台4に設けたボルト孔41に挿通し、土台をコンクリート基礎3上に配置する。
(2)座付きナットの螺合
次に、座付きナット1をアンカーボルト2に螺合する(図5a)。
座付きナット1は、回転工具のビット(図示せず)をビット孔14に嵌合し、胴部11側を下にしてネジ孔13にアンカーボルト3を嵌合して、回転工具のビットを回転させることによりビットと共に回転しながら、アンカーボルト2に沿って下降する。
土台のボルト孔径は15mm又は18mmであるため、座付きナット1の下端の小径部111(14mm)はボルト孔41に内挿される。
(3)座付きナットによる座ぐり
土台4のボルト孔41の径が18mmの場合には、座付きナット1の大径部112(16mm)もボルト孔41に内挿される。
土台4のボルト孔41の径が15mmの場合には、大径部112の下端に設けた座ぐり刃113が土台4のボルト孔41の上端の周辺部に接触する。そして、座付きナット1が回転しながら下降するため、座ぐり刃113により座ぐりが行われる(図5b)。
座付きナット1に座ぐり刃113を設けて座ぐりを行うため、座ぐり専用の工具を用いることなく座ぐりを行うことができる。
座ぐり刃113により座ぐりを行う際には、小径部111はボルト孔41の内部に位置している。このため、ボルト孔41がガイドとなり、安定した姿勢で座ぐりを行うことができる。
座ぐり刃113は、小径部111の下端ではなく、大径部112の下端に設ける。このため、座ぐりする深さが短くなり、施工が容易となる。
(4)座付きナットによる座堀り
座付きナット1が回転しながら下降すると、座部12の底面の切り刃15がボルト孔41上端の周辺部に接触する。切り刃15は座付きナット1の中心から回転方向とは逆方向に延びており、座付きナット1の回転下降に合わせて切り刃15により土台4を切削し、座堀りを行う(図5c)。
座掘りにより、座付きナット1の座部12が土台4に埋入し、土台4上面に突起がなく、土台4をコンクリート基礎2上に固定する(図2)。
上記した座ぐりを行う場合には、座ぐりと座堀りが同時に行われる。このときには、座部12が土台4に埋入するとともに、大径部112がボルト孔41に隙間無く内挿されるため、座付きナット1と土台4が一体となり固定される。
[その他実施例]
上記実施例では、ネジ孔13をM12、小径部111の外径を14mm、大径部112の外径を16mmとしたが、ネジ孔13をM16、小径部111の外径を17mm、大径部112の外径を22mmとして、M16のアンカーボルト3とボルト孔41の径が18mmの土台の組み合わせに対して用いることができるように構成してもよい。
1 座付きナット
11 胴部
111 小径部
112 大径部
113 座ぐり刃
12 座部
13 ネジ孔
14 ビット孔
15 切り刃
2 コンクリート基礎
3 アンカーボルト
4 土台
41 ボルト孔

Claims (1)

  1. 基礎コンクリートに立設したアンカーボルトに螺合する座付きナットであって、
    前記アンカーボルトに螺合する円筒状の胴部と、
    前記胴部の上端に形成する皿状の座部と、からなり、
    前記座部の底面には、前記胴部との連結部から前記座部の周端まで連続する切り刃を有し、
    前記胴部は、下端から所定の高さに亘って形成する小径部と、前記小径部より大径であり、前記小径部の上部に形成する大径部と、を有し、
    前記大径部の下端には、周方向に所定の間隔で座ぐり刃を配列することを特徴とする、
    座付きナット。
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