JP5635191B2 - オーディオパワーアンプ - Google Patents

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Description

本発明は、オーディオパワーアンプに関し、特に、ハイ・インピーダンス方式のアンプに関する。
この種のパワーアンプで、複数台の増幅器出力を合成する技術として、特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1に開示されたオーディオパワーアンプでは、複数の増幅器とそれぞれに対応して複数の変圧器が設けられている。各変圧器の二次側には、中間タップが設けられている。そして、それぞれの増幅器の出力を合成する場合には、その増幅器の台数に応じて中間タップを切り替えることで、所望の電圧で出力できるようにしている。
WO2009/054265
特許文献1に開示されている技術を利用して、複数台、例えば4台までカスケード接続して出力合成できるようにした場合、それぞれのオーディオパワーアンプに備わる変圧器の二次側が例えば100Vの出力を発生する場合、これら変圧器の二次側に、2台接続時の50V出力の中間タップ、3台接続時の33V出力の中間タップ、4台接続時の25V出力の中間タップを設けて、接続台数に応じて、それぞれのオーディオパワーアンプの中間タップを切り替えることになる。これを手動で行うと、例えば、4台接続されているのに、2台接続用の中間タップに誤って切り替えたり、4台接続しているつもりが、きっちりとカスケード接続されていなかったため、3台しか接続されていない状態で、4台接続用の中間タップに切り替えたりといった、誤操作が発生し、オーディオパワーアンプを故障させてしまうことが考えられる。また、誤って4台以上接続してしまうことも考えられる。
そこで、本発明は、カスケード接続されている台数を自動的に検出することができるオーディオパワーアンプを提供することを目的とする。
本発明の一態様のオーディオパワーアンプは、複数台をカスケード接続することで出力合成することが可能なものである。このオーディオパワーアンプは、出力変圧器を有している。この出力変圧器は、1次巻線と2次巻線とを有している。前記1次巻線が電力増幅手段に接続され、前記2次巻線が中途に少なくとも1つの中間タップを有している。出力変圧器は、この中間タップ及び前記2次巻線の一端を含む複数の端子から1つを選択することによって、選択された前記端子と前記2次巻線の他端との間の電圧を、出力電圧として出力する。オーディオパワーアンプは、この他に、出力端子と、入力端子とを、備えている。前記複数台のオーディオパワーアンプの前記入力端子が後段の前記オーディオパワーアンプの出力端子にケーブルによって接続されることによって、前記複数台のオーディオパワーアンプの前記出力変圧器の前記2次巻線の他端と前記選択された端子とがカスケード接続されるように、前記出力変圧器の前記2次巻線の他端と前記端子とが、前記入力端子及び前記出力端子に接続されている。前記複数台のオーディオパワーアンプそれぞれが、抵抗器を備え、これら抵抗器は、前記複数台のオーディオパワーアンプが前記ケーブルによってカスケード接続されたとき、前記ケーブルを介して互いに接続される。互いに接続された抵抗値の値に基づいて、カスケード接続されているオーディオパワーアンプのアンプの台数を表す出力信号を、出力手段が出力する。なお、前記出力手段は、前記ケーブルを介して互いに接続された前記抵抗器に、互いに接続された前記抵抗器の数に応じて値が変化する接続台数検出信号を前記ケーブルを介して供給する接続台数検出信号源を有するものとできる。この場合、前記出力手段は、前記接続台数検出信号の値に基づいて前記出力信号を出力する。
このように構成されているので、ケーブルによって接続されているオーディオパワーアンプの台数を検出することができる。
更に、表示手段が、前記出力信号に基づいて、ケーブルによって接続されているオーディオパワーアンプの台数を表示することができる。
更に、制御手段が、前記出力信号に基づいて、前記出力変圧器の前記端子を選択することができる。このように構成されているので、複数台のオーディオパワーアンプを入力端子と出力端子とをケーブルを利用して接続すると、各オーディオパワーアンプの出力変圧器の2次巻線の複数の端子のうち、ケーブルで接続されているオーディオパワーアンプの台数に対応したものが自動的に選択され、各オーディオパワーアンプの選択された端子と2次変圧器の他端とが自動的にカスケード接続される。
前記制御手段は、他のオーディオパワーアンプが非接続であることを前記出力手段の出力信号が表しているとき、前記2次巻線の一端を選択することができる。このように構成すると、オーディオパワーアンプが1台のみで使用されることも可能となる。
或いは、前記出力手段は、予め定めた基準信号と前記接続台数検出信号とを比較する比較手段を有するものとすることができる。
本発明の一実施形態のオーディオパワーアンプを2台ケーブルによって接続した状態を表す回路図である。 本発明の一実施形態のオーディオパワーアンプを3台ケーブルによって接続した状態を表すブロックダイアグラムである。 図1の2台のオーディオパワーアンプの出力変圧器の2次巻線と入力端子及び出力端子との接続関係を示す図である。 図2の3台のオーディオパワーアンプの出力変圧器の2次巻線と入力端子及び出力端子との接続関係を示す図である。 本発明の一実施形態のオーディオパワーアンプがケーブルによって接続されている場合における台数の検出原理の説明図である。 本発明の一実施形態のオーディオパワーアンプを2台ケーブルによって接続した状態での台数検出信号発生の説明用回路図である。
本発明の一実施形態のオーディオパワーアンプは、複数台、例えば図1及び図2に示すように、2台のオーディオパワーアンプ2a及び2bまたは3台のオーディオパワーアンプ2a、2b及び2cをカスケード接続して使用することが可能なものである。
図1及び図2に示すオーディオパワーアンプ2a、2b及び2cはいずれも同一の構成である。従って、オーディオパワーアンプ2aの構成について詳細に説明し、他のオーディオパワーアンプ2b及び2cの構成の詳細な説明は、省略することもある。オーディオパワーアンプ2a、2b及び2cの共通の構成要素には、符号として共通の数字を使用し、オーディオパワーアンプ2aの構成要素には共通の数字の添え字としてアルファベットaを付し、オーディオパワーアンプ2bの構成要素には共通の数字の添え字としてアルファベットbを付し、オーディオパワーアンプ2cの構成要素には共通の数字の添え字としてアルファベットcを付す。
オーディオパワーアンプ2aは、ハイ・インピーダンス方式のもので、出力変圧器4aを有している。出力変圧器4aは、1次巻線6aと、2次巻線8aとを有している。1次巻線6aには、電力増幅器10aの出力が供給されている。電力増幅器10aは、図示していないオーディオ信号源からのオーディオ信号を電力増幅して、出力変圧器4aの一次巻線に供給する。2次巻線8aは、一端12aと他端14aとを有している。オーディオパワーアンプ2aは、ハイ・インピーダンス方式のものであるので、2次巻線8aの両端12a及び14a間に出力されるオーディオ信号の最大出力電圧は、実効値で表して100Vまたは70Vである。
2次巻線8aは、更に2つの中間タップ16a及び18aを有している。中間タップ16aは、2台のオーディオパワーアンプ、例えばオーディオパワーアンプ2a及び2bをカスケード接続するときに使用されるものである。この中間タップ16aは、出力変圧器4aの他端14aに対して一端12aが発生している電圧の1/2の電圧が、他端14aに対して発生している2次巻線8a中の位置に形成されている。中間タップ18aは、3台のオーディオアンプ、例えばオーディオパワーアンプ2a、2b及び2cがカスケード接続される際に使用されるもので、出力変圧器4aの他端14aに対して一端12aが発生している電圧の1/3の電圧が、他端14aに対して発生している2次巻線8a中の位置に形成されている。
オーディオパワーアンプ2a及び2bまたは2a、2b及び2cをカスケード接続するために、図2に示すようにオーディオパワーアンプ2a、2b及び2cは、出力端子22a、22b及び22c、入力端子24a、24b及び24cを有している。また、オーディオパワーアンプ2a及び2bまたは2a、2b及び2cへスピーカ20を接続するために、スピーカ側装置、例えばスピーカ接続装置26がオーディオパワーアンプ2aに対して設けられている。スピーカ接続装置26は、接続端子28を有している。
図4に示すように、出力端子22a、22b及び22cは、共通端子30a、30b及び30cと、通常端子32a、32b及び32cとを、それぞれ有している。入力端子24a、24b及び24cも、共通端子34a、34b及び34cと、通常端子36a、36b及び36cとをそれぞれ有している。同様に、図1に示すように、スピーカ接続装置26の接続端子28も共通端子38と通常端子40とを有している。共通端子38はスピーカ20の他端に、通常端子40はスピーカ20の一端に接続されている。図1では、スピーカ20は1台のみ示しているが、オーディオパワーアンプ2a、2b及び2cがハイ・インピーダンス方式のものであるので、実際には複数台のスピーカ20が並列に接続されている。
出力変圧器4a、4b及び4cの他方の端14a、14b及び14cは、出力端子22a、22b及び22cの共通端子30a、30b及び30cにそれぞれ接続されている。また、中間タップ16a、16b及び16cと18a、18b及び18cとのうち、切換手段、例えばリレー接点42a、42b及び42cによって選択されたものが、入力端子24a、24b及び24cの共通端子34a、34b及び34cにそれぞれ接続されている。また、出力変圧器4a、4b及び4cの一端12a、12b及び12cと、入力端子24a、24b及び24cの通常端子36a、36b及び36cとのうち、切換手段、例えばリレー接点44a、44b及び44cによってそれぞれ選択されたものが、出力端子22a、22b及び22cの通常端子32a、32b及び32cにそれぞれ接続されている。
オーディオパワーアンプ2a及び2bをカスケード接続しようとする場合、図1に示すように、オーディオパワーアンプ2aの出力端子22aの共通端子30aがスピーカ接続装置26の共通端子38に接続され、出力端子22aの通常端子32aがスピーカ接続装置26の通常端子40に接続される。この接続は、出力端子22a用のコネクタ46と、接続端子28用のコネクタ48を両端に備えるケーブル50によって行われる。ケーブル50は、共通端子30a及び38の接続用のラインと、通常端子32a及び40接続用のラインとを有している。
図1及び図3に示すように、オーディオパワーアンプ2aの入力端子24aの共通端子34aがオーディオパワーアンプ2bの出力端子22bの共通端子30bに接続され、オーディオパワーアンプ2aの入力端子24aの通常端子36aがオーディオパワーアンプ2bの出力端子22bの通常端子32bに接続される。この接続は、入力端子24a用のコネクタ52と、出力端子22b用のコネクタ54を両端に備えるケーブル56によって行われる。ケーブル56も、ケーブル50と同様に2つのラインを有している。
オーディオパワーアンプ2bの入力端子24bの共通端子34bと通常端子36bとは、入力端子24bに接続されたコネクタ58によって接続されている。
このようにケーブル50及び56でオーディオアンプ2a、2bが接続された状態(以下、この状態を2台のケーブルカスケード接続状態と称する)で、リレー接点42a及び42bが中間タップ16a及び16b側にそれぞれ切り換えられ、リレー接点44a及び44bが入力端子24a及び24bの通常端子36a及び36b側にそれぞれ切り換えられる。
これによって、オーディオパワーアンプ2bの出力変圧器4bの他端14bがオーディオパワーアンプ2aの出力変圧器4aの中間タップ16aに接続され、出力変圧器4aの他端14aがスピーカ20の他端に接続され、オーディオパワーアンプ2bの出力変圧器4bの中間タップ16bがスピーカ20の一端に接続され、オーディオパワーアンプ2a及び2bをカスケード接続することができる。
なお、オーディオパワーアンプ2a及び2bをカスケード接続する場合、電力増幅器10a及び10bには同一のオーディオ信号源からオーディオ信号が供給されている。オーディオパワーアンプ2a、2b及び2cをカスケード接続する場合も同様である。
オーディオパワーアンプ2a、2b及び2cをカスケード接続しようとする場合、図2に示すようにオーディオパワーアンプ2a、2b及び2c並びに接続装置26がケーブル50、56及び64によって接続される。即ち、図1に示すのと同様に、オーディオパワーアンプ2aの出力端子22aの共通端子30aがスピーカ接続装置26の共通端子38に接続され、出力端子22aの通常端子32aがスピーカ接続装置26の通常端子40に接続される。この接続はケーブル50によって行われる。
また、図4に示すようにオーディオパワーアンプ2aの入力端子24aの共通端子34aがオーディオパワーアンプ2bの出力端子22bの共通端子30bに接続され、オーディオパワーアンプ2aの入力端子24aの通常端子36aがオーディオパワーアンプ2bの出力端子22bの通常端子32bに接続される。この接続は、ケーブル56によって行われる。
また、オーディオパワーアンプ2bの入力端子24bの共通端子34bがオーディオパワーアンプ2cの出力端子22cの共通端子30cに接続され、オーディオパワーアンプ2bの入力端子24bの通常端子36bがオーディオパワーアンプ2cの出力端子22cの通常端子32cに接続される。この接続は、入力端子24b用のコネクタ60と、出力端子22c用のコネクタ62を両端に備えるケーブル64によって行われる。オーディオパワーアンプ2cの入力端子24cの共通端子34cと通常端子36cとは、入力端子24cに接続されたコネクタ58によって接続されている。
このように接続された状態(以下、このようにオーディオパワーアンプ2a、2b及び2cが接続されている状態を3台ケーブルカスケード接続状態と称する)で、リレー接点42a、42b及び42cが中間タップ18a、18b及び18c側にそれぞれ切り換えられ、リレー接点44a、44b及び44cが入力端子24a、24b及び24cの通常端子36a、36b及び36c側にそれぞれ切り換えられる。
これによって、オーディオパワーアンプ2cの出力変圧器4cの他端14cがオーディオパワーアンプ2bの出力変圧器4bの中間タップ18bに接続され、出力変圧器4bの他端14bが出力変圧器4aの中間タップ18aに接続され、出力変圧器4aの他端14aがスピーカ20の他端に接続され、オーディオパワーアンプ2cの出力変圧器4cの中間タップ18cがスピーカ20の一端に接続され、オーディオパワーアンプ2a、2b及び2cをカスケード接続することができる。
また、例えばオーディオパワーアンプ2aを単独でスピーカ20に接続しようとする場合、オーディオパワーアンプ2aの出力端子22aの共通端子30aがスピーカ接続装置26の共通端子38に接続され、出力端子22aの通常端子32aがスピーカ接続装置26の通常端子40に接続される。この接続は、ケーブル50によって行われる。この場合、リレー接点44aが出力変圧器4aの一端12aに接続されている必要がある。
例えばオーディオパワーアンプ2a及び2bをカスケード接続しようとする場合、リレー接点42a及び42bやリレー接点44a及び44bに代えて、手動の切換スイッチが使用されていると、上述したように2台のケーブルカスケード接続状態とした後に、リレー接点42a及び42b並びにリレー接点44a及び44bに相当する切換スイッチを手動で切り換えることになる。しかし、その作業が面倒である上に、誤った切換を行った場合には、オーディオパワーアンプ2a及び2bが損傷する可能性がある。これは、オーディオパワーアンプ2a、2b及び2cが3台のケーブルカスケード接続状態にある場合でも同様である。
そこで、この実施形態では、上述したように2台のケーブルカスケード接続状態または3台のケーブルカスケード接続状態とされた後、接続指令を与えると、自動的に何台のオーディオパワーアンプがカスケード接続されようとしているのかが検出され、その検出結果を表示すると共に、リレー接点42a、42b、42c、44a、44b及び44cのうち切り換える必要のあるものを、自動的に必要とされる状態に切り換えるように構成されている。
リレー接点42aは、図1に示すリレーコイル60aによって切り換えられる。リレーコイル60aに電流が流れていないとき、リレー接点42aは、入力端子24aの共通端子34aを中間タップ18aに接続し、リレーコイル60aに電流が流れているとき、リレー接点42aは、入力端子24aの共通端子34aを中間タップ16aに接続する。リレー接点44aは、リレーコイル62aによって切り換えられる。リレーコイル62aに電流が流れていないとき、リレー接点44aは、出力端子22aの通常端子32aを入力端子24aの通常端子36aに接続し、リレーコイル62aに電流が流れているとき、リレー接点44aは、出力端子22aの通常端子32aを2次巻線8aの一端12aに接続する。
リレーコイル60aへ電流を供給したり、停止したりするために、電源端子、例えば正の電源端子64aと基準電位、例えば接地電位との間に、リレーコイル60aとスイッチング素子の直列回路が接続されている。スイッチング素子としては、例えばPNPトランジスタ66aが使用されている。トランジスタ66aのエミッタが正の電源端子64aに接続され、コレクタがリレーコイル60aの一端に接続され、リレーコイル60aの他端が接地電位に接続されている。トランジスタ66aのエミッタとベースとの間には抵抗器68aが接続され、ベースは抵抗器70aを介して、出力手段の一部をなす比較手段、例えば比較器72aの出力側に接続されている。比較器72aの出力がトランジスタ66aのベースから電流を吸い込んだとき、トランジスタ66aが導通し、リレーコイル60aに電流が流れる。
同様に、リレーコイル62aへ電流を供給したり、停止したりするために、正の電源端子64aと接地電位との間に、リレーコイル62aとスイッチング素子の直列回路が接続されている。スイッチング素子としては、例えばPNPトランジスタ74aが使用されている。トランジスタ74aのエミッタが正の電源端子64aに接続され、コレクタがリレーコイル62aの一端に接続され、リレーコイル62aの他端が接地電位に接続されている。トランジスタ74aのエミッタとベースとの間には抵抗器76aが接続され、ベースは抵抗器78aを介して、出力手段の一部をなす比較手段、例えば比較器80aの出力側に接続されている。比較器80aの出力がトランジスタ74aのベースから電流を吸い込んだとき、トランジスタ74aが導通し、リレーコイル62aに電流が流れる。比較器72a及び80aは、いずれも反転入力端子に供給されている電圧が、非反転入力端子に供給されている電圧よりも大きいとき、出力側が電流を吸い込む。
従って、比較器80aの非反転入力端子に、オーディオパワーアンプ2aが1台で使用されている否かを判定するための基準信号、例えば第1の基準電圧を供給しておき、オーディオパワーアンプ2aが1台のみ使用されている場合には、比較器80aの反転入力端子の電圧が、第1の基準電圧より大きくなり、オーディオパワーアンプ2aが他のオーディオパワーアンプとケーブルで接続されている場合には、比較器80aの反転入力端子の電圧が、第1の基準電圧以下となるように構成すれば、次の3つのことを行うことができる。
(1)オーディオパワーアンプ2aが単独で使用されているか、2台のケーブルカスケード接続状態または3台のケーブルカスケード接続状態にあるのか検出することができる。(2)オーディオパワーアンプ2aが単独で使用されている場合には、リレーコイル62aに電流を流して、2次巻線8aの一端12aが出力端子22aの通常端子32aに接続されるようにすることができる。(3)オーディオパワーアンプ2aが2台のケーブルカスケード接続状態または3台のケーブルカスケード接続状態にある場合には、リレーコイル62aに電流を流さずに、入力端子24aの通常端子36aが出力端子22aの通常端子32aに接続されるようにすることができる。
同様に、比較器72aの非反転入力端子に、オーディオパワーアンプ2aが2台のケーブルカスケード接続状態にあるのか、3台のケーブルカスケード状態にあるのかを判定するための基準信号、例えば第2の基準電圧を供給し、オーディオパワーアンプ2aの入力端子24aが2台のケーブルカスケード接続状態にある場合、比較器72aの反転入力端子の電圧が第2の基準電圧よりも大きくなり、オーディオパワーアンプ2aが3台のケーブルカスケード接続状態の場合、比較器72aの反転入力端子の電圧が第2の基準電圧以下になるように構成すれば、次の3つのことができる。
(1)オーディオパワーアンプ2aが2台のケーブルカスケード接続状態にあるのか、3台のケーブルカスケード接続状態にあるのかを検出することができる。(2)2台のケーブルカスケード接続状態にある場合には、リレーコイル60aに電流を流して、2次巻線8aの中間タップ16aが入力端子24aの共通端子34aに接続されるようにすることができる。(3)オーディオパワーアンプ2aが3台のケーブルカスケード接続状態にある場合には、リレーコイル60aに電流を流さずに、2次巻線8aの中間タップ18aが入力端子24aの共通端子34aに接続されるようにすることができる。
このように第1及び第2の基準電圧を比較器72a及び80aの非反転入力端子に供給するために、接続台数検出用信号源の一部をなす基準電圧発生器82aが、オーディオパワーアンプ2aに設置されている。この基準電圧発生器82aは、正の電源端子64aと接地電位との間に4つの抵抗器84a、86a、88a及び90aを、直列に接続したものである。正の電源端子64a側に抵抗器84aが位置し、次に抵抗器86aが位置し、次に抵抗器88aが位置し、最後に接地電位側に抵抗器90aが位置している。従って、比較器80aの非反転入力端子には、直列関係にある抵抗器86a、88a及び90aの間に発生している電圧が第1の基準電圧として供給される。直列関係にある抵抗器88a及び90a間の電圧が第2の基準電圧として、比較器72aの非反転入力端子に供給される。第1の基準電圧の値が最も大きく設定され、第2の基準電圧の値は、第1の電圧よりも小さく設定されている。
そして、比較器80a及び72aの反転入力端子には、一端が接地電位に接続された抵抗器92aの他端が接続されている。オーディオパワーアンプ2aのみが使用されている場合、抵抗器92aの両端間電圧を第1の基準電圧よりも高い電圧にできれば、比較器80aの出力が電流を吸い込むので、オーディオパワーアンプ2aのみが使用されていることを検出できる。オーディオパワーアンプ2aが2台のケーブルカスケード接続状態にある場合、抵抗器92aの両端間電圧を、第1の基準電圧よりも低いが、第2の基準電圧よりも高い電圧にできれば、比較器72aが電流を吸い込むことによって、オーディオパワーアンプ2aが2台のケーブルカスケード接続状態にあることを検出することができる。オーディオパワーアンプ2aが3台のケーブルカスケード接続状態にある場合、抵抗器92aの両端間電圧が第2の基準電圧よりも低い電圧にできれば、比較器72aが電流を吸い込まないことによって、オーディオパワーアンプ2aが3台のケーブルカスケード接続状態にあることを検出できる。
そこで、比較器72a及び80aの反転入力端子に接続されている抵抗器92aの端を抵抗器94aと開閉手段、例えばリレー接点96aとを介して正の電源端子64aに接続し、オーディオパワーアンプ2aが1台のみで使用されている場合、リレー接点96aの切り換えによって正の電源端子64aと接地電位との間に抵抗器94a、92aの直列回路を接続させ、このとき抵抗器92aの両端間の電圧が上述したように第1の基準電圧よりも大きいように抵抗器94a、92aの抵抗値を設定しておけば、オーディオパワーアンプ2aが1台のみで使用されていることを検出できる。
ここで、例えば、オーディオパワーアンプ2aが2台のケーブルカスケード接続状態の場合に、図5(b)に示すように、抵抗器92aに対して並列に1つの抵抗器98が接続されるように構成すると、同図(a)の抵抗器92a単独の場合よりも抵抗器92aの両端間電圧は低下する。また、オーディオパワーアンプ2aが3台のケーブルカスケード接続状態にある場合、同図(c)に示すように、抵抗器98に加えて抵抗器100も並列に接続されるように構成すると、抵抗器92aの両端間に発生する電圧を、同図(b)に示す場合に抵抗器92aの両端間に発生する電圧よりも低くすることができる。従って、抵抗器98及び100の抵抗値を適切に選択すると、同図(b)の場合に、比較器72aの出力が電流を吸い込み、同図(c)の場合に、比較器72aの出力が電流を吸い込まないようにすることができる。これによって、オーディオパワーアンプ2aが2台のケーブルカスケード接続状態にあるか3台のケーブルカスケード接続状態にあるかを検出することができる。
実際には、各オーディオパワーアンプ2a、2b及び2cは、同一構成であるので、オーディオパワーアンプ2b及び2cは、抵抗器92aに相当する抵抗器92b及び92cを有している。これら抵抗器92b及び92cが抵抗器92aと並列に接続されるようにする。そのため、図1に示すように、オーディオパワーアンプ2aでは、抵抗器92aと抵抗器94aとの接続点が出力端子22aに設けた接続台数検出用端子102aと、入力端子24aに設けた接続台数検出用端子104aとに接続されている。オーディオパワーアンプ2b及び2cでも、抵抗器92b及び92cと抵抗器94b及び94cとのそれぞれの接続点が出力端子22b及び22cの接続台数検出用端子102b及び102cと、入力端子24b及び24cの接続台数検出用端子104b及び104cとにそれぞれ接続されている。そして、ケーブル56には、接続台数検出用端子104aと接続台数検出用端子102bとを接続するラインが含まれている。ケーブル64には、接続台数検出用端子104bと接続台数検出用端子102cとを接続するラインが含まれている。
オーディオパワーアンプ2a及び2bをカスケード接続しようとする場合、オーディオパワーアンプ2aの入力端子24aは、オーディオパワーアンプ2bの出力端子22bに、ケーブル56によって接続されるので、抵抗器92a及び92bが並列に接続される。オーディオパワーアンプ2a、2b及び2cをカスケード接続する場合、図2に示すように、オーディオパワーアンプ2aの入力端子24aは、オーディオパワーアンプ2bの出力端子22bに、ケーブル56によって接続され、オーディオパワーアンプ2bの入力端子24bは、オーディオパワーアンプ2cの出力端子22cにケーブル64によって接続されるので、抵抗器92a、92b及び92cが並列に接続される。
図6は、オーディオパワーアンプ2aが2台のケーブルカスケード接続状態にある場合での、抵抗器92a、92b及びこれらに関連する回路を示したものである。リレー接点96a及び96bが共に開放されていると、抵抗器92a及び92bの並列回路に電圧が発生せず、リレー接点96a及び96bが共に閉成されていると、図5(b)に示すような回路とはならず、リレー接点96a及び96bのいずれか一方のみが閉成されるようにする必要がある。オーディオパワーアンプ2aが3台のケーブルカスケード接続状態にある場合も、同様にリレー接点96a、96b及び96cのいずれか1つのみが閉成されるようにする必要がある。そこで、この実施形態では、スピーカ接続装置26が接続されているオーディオパワーアンプ2aから最も遠いオーディオパワーアンプ、2台のケーブルカスケード接続状態の場合、オーディオパワーアンプ2bのリレー接点96bを閉成し、3台のケーブルカスケード接続状態の場合、オーディオパワーアンプ2cのリレー接点96cを閉成する。
このため、図1に示すように、スピーカ接続装置26は、接続台数検出信号源の一部をなす接続検出信号源106を有している。接続検出信号源106は、正の電源端子108を有し、この電源端子108は、スイッチング素子、例えばPNPトランジスタ110のコレクタ−エミッタ伝導路及びダイオード112を介して接続端子28の接続検出端子114に接続されている。トランジスタ110のベースには、抵抗器115及びホトカプラー116のホトトランジスタ118のコレクタ−エミッタ伝導路を介して接地電位点に接続されている。ホトカプラー118のホトダイオード120のアノードは正の電源端子122に接続され、カソードは抵抗器124及び開閉スイッチ126を介して接地電位点に接続されている。従って、開閉スイッチ126を閉じたとき、ホトダイオード120が導通して発光し、トランジスタ110も導通して接続端子の28の接続検出端子114に正の電源端子108の電圧が印加される。
この接続端子114は、ケーブル50を介してオーディオパワーアンプ2aの出力端子22aの接続検出端子128aに接続されている。接続端子128aは、接続検出を報知するためのホトカプラー130aのホトダイオード132a、リレー接点切換用のホトカプラー134aのホトダイオード136a及び抵抗器138aを介して接地電位に接続されている。従って、接続検出端子128aにケーブル50を介して供給されている正の電源端子122から電流が流れる。
ホトカプラー130aは、ホトトランジスタ140aを有し、そのコレクタは正の電源端子142aに接続され、エミッタは、図示していない報知手段、例えば接続検出表示手段に接続されている。従って、ホトダイオード132aに上記のように電流が流れたとき、接続検出が行われていることが表示される。
ホトカプラー134aは、ホトトランジスタ143aを有し、そのエミッタは接地電位に接続され、コレクタは抵抗器144aを介してスイッチング素子、例えばPNPトランジスタ146aのベースに接続されている。トランジスタ146aのエミッタは正の電源端子64aに接続され、そのコレクタは、抵抗器148aを介してスイッチング素子、例えばNPNトランジスタ150aのベースに接続されている。このトランジスタ150aのコレクタは、リレー接点96aのリレーコイル152aを介して正の電源端子64aに接続され、エミッタは接地電位に接続されている。
従って、ホトカプラー134aのホトダイオード136aに上述したように電流が流れたとき、ホトトランジスタ143a、146a及び150aが導通して、リレーコイル152aに電流が流れる。その結果、リレー接点96aが閉成状態に切り換えられ、正の電源端子64aから抵抗器94a及び92aの直列回路に電圧が供給される。
トランジスタ150aのベースには、ホトカプラー154aのホトトランジスタ156aのコレクタが接続され、そのエミッタは接地電位に接続されている。ホトカプラー154aはホトダイオード158aも有し、そのアノードは、出力端子22aの接続検出端子128aに接続され、カソードは入力端子24aの接続検出端子160aに接続されている。従って、後述するようにして、ホトダイオード158aに電流が流れると、ホトトランジスタ156aが導通し、その結果、トランジスタ150aが非導通となって、リレーコイル152aには、電流が流れず、リレー接点96aは開放され、抵抗器94a及び92aの直列回路には正の電源端子64aから電圧は供給されない状態になる。
上述したようにオーディオパワーアンプ2bは、オーディオパワーアンプ2aと同一の構成であるので、入力端子24aの接続検出端子160aは、ケーブル56を介してオーディオパワーアンプ2bの出力端子22bの接続検出端子128bに接続されていると、ホトダイオード132a、136aに電流が流れる。その結果、オーディオパワーアンプ2aでは、ホトダイオード158aに電流が流れ、リレー接点96aは開放される。一方、オーディオパワーアンプ2bでは、上述したのと同様にして、トランジスタ150bが導通して、リレーコイル154bに電流が流れ、リレー接点96bが閉成される。その結果、抵抗器94b、92bの直列回路には正の電源端子64bから正の電圧が供給される。このとき、オーディオパワーアンプ2bの入力端子24bが、図1に示すようにオーディオパワーアンプ2cの出力端子に接続されていなければ、ホトダイオード158bには電流が流れず、ホトトランジスタ156bが導通せず、リレー接点96bは、閉成状態を維持する。
ここで、オーディオパワーアンプ2aの入力端子24aとオーディオパワーアンプ2bの出力端子が接続されているので、入力端子24aの接続台数検出端子104aとオーディオパワーアンプ2bの出力端子22bの接続台数検出端子102bとが接続されている。従って、オーディオパワーアンプ2aの抵抗器92aと抵抗器94aとの接続点が、オーディオパワーアンプ2bの抵抗器92bと抵抗器94bとの接続点に接続される。このとき、上述したように、抵抗器92aと94aとの直列回路には正の電源端子64aから電圧は供給されていないので、抵抗器92bに対して抵抗器92aが並列に接続された状態となり、抵抗器92a及び92bの並列回路と抵抗器94bとの直列回路に対して正の電源端子64bから電圧が印加される。この並列回路に発生している電圧が、オーディオパワーアンプ2aの比較器72a及び80aの反転入力端子に供給されると共に、オーディオパワーアンプ2bの比較器72b及び80bの反転入力端子に供給される。
その結果、上述したようにオーディオパワーアンプ2a及び2bでは、比較器72a及び72bの出力が電流を吸い込み、トランジスタ66a及び66bが導通して、リレーコイル60a及び60bに電流が流れ、リレー接点42aが中間タップ16aを共通端子34aに接続し、リレー接点42bが中間タップ16bを共通端子34bに接続する。また、比較器80a及び80bの出力は電流を吸い込まないので、トランジスタ74a及び74bは非導通であり、リレーコイル62a及び62bには電流が流れず、リレー接点44aが通常端子36aを通常端子32aに接続し、リレー接点44bが通常端子36bを通常端子32bに接続する。従って、図3に示したように出力変圧器4a、4bの2次側巻線8a、8bが接続される。
もし、図2に示すようにオーディオパワーアンプ2bの入力端子24bがオーディオパワーアンプ2cの出力端子22cにケーブル接続されている場合、詳細な説明は省略するが、図4に示すようにリレー接点42a、42b、42c、44a、44b、44cが切り換えられ、出力変圧器4a、4b、4cの2次側巻線8a、8b、8cがカスケード接続される。ホトカプラー134a、トランジスタ146a、150a、リレーコイル152a、ホトカプラー154a、リレー接点96aも、接続台数検出信号源の一部をなす。
なお、図1に示すように、比較器80aの出力には、オーディパワーアンプ2aが単体使用されているかカスケード接続されて使用されているかを表示する単体/カスケード表示手段用の表示駆動手段、例えばホトカプラー160aが設けられている。ホトカプラー160aはホトダイオード162aを有し、そのアノードが正の電源端子164aに接続され、カソードが比較器80aの出力に接続されている。ホトカプラー160aは、ホトトランジスタ166aも有し、そのコレクタは正の電源端子168aに接続され、そのエミッタは、図示していない単体/カスケード表示手段に接続されている。
従って、オーディオパワーアンプ2aが単体で使用されている場合、上述したように抵抗器92aの両端間電圧が抵抗器86a、88a及び90aによる第1の電圧よりも大きく、比較器80aの出力が電流を吸い込むので、ホトダイオード162aが発光し、ホトトランジスタ166aを介して単体/カスケード表示手段に電流が流れる。これによって、単体でオーディオパワーアンプ2aが使用されていることを報知できる。また、オーディオパワーアンプ2aがカスケード接続されている場合には、抵抗器92aの両端間電圧が第1の電圧以下で、ホトトランジスタ166aには電流が流れず、カスケード接続で使用されていることを報知できる。
同様に比較器72aの出力には、オーディパワーアンプ2aが2台のケーブルカスケード接続状態にあるのか、3台のケーブルカスケード接続状態にあるのかを表示するカスケード台数表示手段用の表示駆動手段、例えばホトカプラー170aが設けられている。このホトカプラー170aも、ホトダイオード172aとホトトランジスタ174aとを有し、これらはホトダイオード162a、ホトトランジスタ166aと同様にカスケード台数表示手段(図示せず)に接続されている。
抵抗器92a間の電圧が、抵抗器88a及び90aによる第2の基準電圧よりも大きく、比較器72aが電流を吸い込んで、ホトトランジスタ174aに電流が流れているとき、オーディオパワーアンプ2aが2台のケーブルカスケード接続状態にあることをカスケード台数表示手段が表す。抵抗器92a間の電圧が第2の基準電圧以下で、比較器72aが電流を吸い込まず、ホトトランジスタ174aに電流が流れていないとき、オーディオパワーアンプ2aが3台のケーブルカスケード接続状態にあることをカスケード台数表示手段が表す。
なお、オーディオパワーアンプ2aが2台または3台のケーブルカスケード接続状態でなく、オーディオパワーアンプ2aが単体使用されていないにも拘わらず、なんらかの原因で抵抗器92a間の電圧が第2の電圧以下となると、比較器72aの出力が電流を吸い込まず、オーディオパワーアンプ2aが3台のケーブルカスケード接続状態にあると誤表示する可能性がある。そこで、抵抗器90aの両端間電圧が比較器176aの非反転入力端子に供給され、抵抗器92aの両端間電圧が比較器176aの反転入力端子に供給され、比較器176aの出力にホトカプラー178aが接続されている。このホトカプラー178aは、ホトダイオード180aとホトトランジスタ182aとを有し、これらは、ホトトランジスタ182aのエミッタが、正常/異常表示手段(図示せず)に接続されている以外、ホトダイオード162a及びホトトランジスタ166aと同様に接続されている。
従って、オーディオパワーアンプ2aが単体で使用されている場合、またはオーディオパワーアンプ2aが2台または3台のケーブルカスケード接続状態の場合には、抵抗器92aの両端間電圧は、抵抗器90aの両端間電圧よりも大きく、比較器176aの出力は電流を吸い込み、ホトトランジスタ182aに電流が流れ、正常に動作していることが正常/異常表示手段で表示される。異常があって抵抗器92aの両端間電圧が抵抗器90aの両端間電圧よりも低いと、比較器176aの出力は電流を吸い込まず、ホトトランジスタ182aに電流が流れず、異常があることが正常/異常表示手段で表示される。
このようにオーディオパワーアンプ2a、2b及び2cが構成されているので、オーディオパワーアンプ2aが単体で使用されている場合、即ち出力端子22aがケーブル50によってスピーカ接続装置26の接続端子28に接続され、入力端子24aには何も接続されていない状態では、出力変圧器4aの2次巻線8aの両端間にスピーカ20が接続され、正常/異常表示手段が正常の表示を行い、かつ単体/カスケード表示手段が単体表示を行う。
オーディオパワーアンプ2aの出力端子22aがケーブル50によってスピーカ接続装置26の接続端子28に接続され、入力端子24aがケーブル56によってオーディオパワーアンプ2bの出力端子22bに接続され、入力端子24bにコネクタ58が接続され、スピーカ接続装置26の開閉スイッチ126が操作されると、オーディオパワーアンプ2a、2bの出力変圧器4a、4bの2次巻線8a、8bはリレー接点42a、42b、44a、44bの切換によって図3に示すように接続され、スピーカ20と接続される。そして、オーディオパワーアンプ2a、2bの正常/異常表示手段が正常の表示を行い、かつ、オーディオパワーアンプ2a、2bのカスケード台数表示手段によってオーディオパワーアンプ2a、2bがカスケード接続されていることが表示される。
図2に示すように、オーディオパワーアンプ2aの出力端子22aがケーブル50によってスピーカ接続装置26の接続端子28に接続され、入力端子24aがケーブル56によってオーディオパワーアンプ2bの出力端子22bに接続され、入力端子24bがオーディオパワーアンプ2cの出力端子22cに接続され、入力端子24cにコネクタ58が接続され、スピーカ接続装置26の開閉スイッチ126が操作されると、オーディオパワーアンプ2a、2b及び2cの出力変圧器4a、4b及び4cの2次巻線8a、8b及び8cはリレー接点42a、42b、42c、44a、44b及び44cの切換によって図4に示すように接続され、スピーカ20と接続される。そして、オーディオパワーアンプ2a、2b及び2cの正常/異常表示手段が正常の表示を行い、かつ、オーディオパワーアンプ2a、2b及び2cのカスケード台数表示手段によってオーディオパワーアンプ2a、2b及び2cがカスケード接続されていることが表示される。
上記の実施形態では、オーディオパワーアンプが2台または3台カスケード接続される場合について説明したが、これに限ったものではなく、更に多くの台数のオーディオパワーアンプがカスケード接続されるように構成することもできる。その場合、各出力変圧器の2次巻線の中間タップの数は、カスケード接続しようとするオーディオパワーアンプの台数に応じて増加させる必要がある。また、上記の実施形態では、2台のケーブルカスケード接続状態または3台のケーブルカスケード接続状態であることを検出すると、自動的にリレー接点42a及び44a等が切り換えられるように構成したが、これらの構成を除去して、ホトカプラー160a及び170aの出力に基づいて表示のみを行うように構成することもできる。この場合、リレー接点42a及び44a等に代えて手動の切換スイッチを使用することができる。

Claims (6)

  1. 複数台をカスケード接続することで出力合成することが可能なオーディオパワーアンプであって、
    1次巻線と2次巻線とを有し、前記1次巻線が電力増幅手段に接続され、前記2次巻線が中途に少なくとも1つの中間タップを有し、この中間タップ及び前記2次巻線の一端を含む複数の端子から1つを選択することによって、選択された前記端子と前記2次巻線の他端との間の電圧を、出力電圧として出力する出力変圧器と、
    出力端子と、
    入力端子とを、
    有し、前記複数台のオーディオパワーアンプの前記入力端子が後段の前記オーディオパワーアンプの出力端子にケーブルによって接続されることによって、前記複数台のオーディオパワーアンプの前記出力変圧器の前記2次巻線の他端と前記選択された端子とがカスケード接続されるように、前記出力変圧器の前記2次巻線の他端と前記端子とが、前記入力端子及び前記出力端子に接続され、更に、
    前記複数台のオーディオパワーアンプそれぞれは、抵抗器を備え、これら抵抗器は、前記複数台のオーディオパワーアンプが前記ケーブルによってカスケード接続されたとき、前記ケーブルを介して互いに接続され、
    互いに接続された抵抗値の値に基づいて、カスケード接続されているオーディオパワーアンプのアンプの台数を表す出力信号を、出力手段が出力するオーディオパワーアンプ。
  2. 請求項1記載のオーディオパワーアンプにおいて、前記出力手段は、前記ケーブルを介して互いに接続された前記抵抗器に、互いに接続された前記抵抗器の数に応じて値が変化する接続台数検出信号を前記ケーブルを介して供給する接続台数検出信号源を有し、前記出力手段は、前記接続台数検出信号の値に基づいて前記出力信号を出力するオーディオパワーアンプ。
  3. 請求項1記載のオーディオパワーアンプにおいて、前記出力手段の出力信号に応じて、前記ケーブルによってカスケード接続されているオーディオパワーアンプの台数を表示する表示手段を有するオーディオパワーアンプ。
  4. 請求項1記載のオーディオパワーアンプにおいて、更に、前記出力手段の出力信号に基づいて、前記出力変圧器の前記端子を選択する制御手段を有するオーディオパワーアンプ。
  5. 請求項4記載のオーディオパワーアンプにおいて、前記制御手段は、他のオーディオパワーアンプが非接続であることを、前記出力手段の出力信号が表しているとき、前記2次巻線の一端を選択するオーディオパワーアンプ。
  6. 請求項2記載のオーディオパワーアンプにおいて、前記出力手段は、予め定めた基準信号と、前記接続台数検出信号とを比較する比較手段を有するオーディオパワーアンプ。
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