JP5633074B2 - 温調装置 - Google Patents
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Description
このような温調装置として、ブース内に供給される空気の空気温度を、PID制御を用いて所定の空気用目標設定温度に温調して、当該温調された空気をブース内に直接送風する送風式の温調装置がある(特許文献1参照)。
しかしながら、PID制御方式を採用しているとはいえ、通常、系が新たなレベルに対応する基準点付近で安定するとは限らず、安定するとしてもそれまでには、新たなレベルに変更後、比較的長い時間が必要となる。また、特許文献1においては、新たなレベルに対応する基準点付近で運転が安定したことを、実質的に、どのタイミングで判断するのかは明確にされていない。そのため、制御において問題となるハンチングを起こしたり、運転が安定する場合には、既に運転が安定している状態であるにも拘らず、或いは、運転が安定していると予測できるにも拘わらず、運転の安定の判定までに比較的長い時間がかかる虞があった。
前記ブース内に供給される流体の流体温度を検出する流体温度検出手段を備え、
前記制御手段が、前記流体温度検出手段により検出される流体温度が流体用目標設定温度となるように前記温調手段をPID制御する構成で、
前記複数のレベルそれぞれに、異なる温度の前記流体用目標設定温度が対応して設定され、
前記各レベルには、制御の基準となる基準点がそれぞれ対応して設定されるとともに、各基準点には、当該各基準点に所定温度を加算又は減算した基準点変更用閾温度がそれぞれ対応して設定され、
前記各基準点に加算される所定温度の絶対値が、0よりも大きく、かつ、当該各基準点から当該各基準点に対応する前記各レベルにおける温度制御範囲の上限値までの温度差の絶対値よりも小さく設定されるとともに、前記各基準点に減算される所定温度の絶対値が、0よりも大きく、かつ、当該各基準点から当該各基準点に対応する前記各レベルにおける温度制御範囲の下限値までの温度差の絶対値よりも小さく設定され、
現在の基準点を制御の基準として前記温調手段の温調出力をPID制御している制御状態において、前記空気温度が、前記現在の基準点に対応する現在の前記レベルから新たな前記レベルに移動した後、前記現在の基準点に対応して設定された前記基準点変更用閾温度に初めて到達した場合に、前記制御手段が、当該現在の基準点を当該新たなレベルに設定された新たな基準点に変更し、当該新たな基準点を制御の基準として、前記温調手段の温調出力をPID制御する点にある。
この際には、ブース内において検出される空気の空気温度の温度制御範囲として下限値と上限値とが設定された温度制御範囲が異なる複数のレベルが設定され、複数のレベルのうち隣接するレベルの温度制御範囲が相互にオーバーラップした環状ステップを形成するように設定される。これにより、制御手段が、現在のレベルにおいて温調手段の温調出力をPID制御している制御状態において、空気温度が現在のレベルの温度制御範囲における上限値に到達した場合には、現在のレベルを、より大きな上限値を有する新たなレベルに変更して温調出力を上昇させ、空気温度が現在のレベルの温度制御範囲における下限値に到達した場合には、現在のレベルを、より小さな下限値を有する新たなレベルに変更して温調出力を低下させるように、複数のレベル間に亘って移動可能なステップサーモ方式の下で、温調手段の温調出力をPID制御する。
すなわち、上述のとおり、現在のレベルから新たなレベルに変更された後、空気温度が、新たなレベルにおいて現在の基準点に近づく方向に移動して、当該現在の基準点に対応して設定された基準点変更用閾温度に初めて到達した場合には、空気温度が当該新たなレベル以外のレベルを移動することがないものとして、当該新たなレベル内において安定するものと判断する。このように、新たなレベルにおいて、系が現在の基準点に近づく方向に移動する挙動を示す場合には、当該新たなレベルの温調出力にて温調することにより空気温度が空気用目標設定温度に収束する可能性があるものと判断することができる。
よって、的確かつ迅速に新たな基準点を基準とした温調出力のPID制御を実行することができ、ブース内の空気の空気温度を短い時間で且つハンチングを防止しながら空気用目標設定温度に収束させることが可能となり、省エネを実現することができる。
前記流体温度検出手段が、前記冷却手段により冷却され、前記加熱手段により加熱される前の前記熱媒の熱媒温度を検出する熱媒温度検出手段で構成されるとともに、
前記制御手段が、前記空気温度に替えて、当該空気温度と前記ブース内における空気の空気用目標設定温度との差分値である制御変数を用いて、前記熱媒温度が前記流体用目標設定温度としての熱媒用目標設定温度となるように前記冷却手段をPID制御するとともに、前記制御変数が前記新たな基準点に収束するように前記加熱手段をPID制御する点にある。
また、輻射温調手段の温調出力を、ブース内の空気温度に替えて、当該空気温度と空気用目標設定温度との差分値を制御変数として用いて制御するので、空気温度が空気用目標設定温度から乖離している度合いを適切に反映させた状態で、温調出力の制御を行うことができる。
輻射温調装置Eは、ブース1内に配設された輻射パネル2a内に熱媒としての冷却水Q(流体の一例)を循環供給してブース1内の空気Pを輻射温調する輻射温調手段2(温調手段の一例)と、輻射パネル2aに供給される冷却水Qの冷却水温度Q1(流体温度及び熱媒温度の一例)を検出する冷却水用温度センサ3(流体温度検出手段及び熱媒温度検出手段の一例)と、ブース1内の空気Pの空気温度P1を検出する空気用温度センサ4(空気温度検出手段の一例)と、運転を制御する制御部5(制御手段の一例)とを備える。なお、図示を省略するが、制御部5にはブース1内の空気用目標設定温度P2及び冷却水用目標設定温度Q2(流体用目標設定温度及び熱媒用目標設定温度の一例)等を設定可能で、設定された各種情報を記憶可能な記憶部を備えている。
以下では、ブース1の構成及び輻射温調装置Eの構成を説明した後、制御部5による制御方法、及び輻射温調装置Eの運転方法について説明する。
以下に、制御部5による輻射温調の制御方法について説明する。
図2に示すように、レベル1とレベル2との間を移動する第1環状ステップでは、高い温度からc点に到達したときにレベル2をレベル1に変更し、低い温度からb点に到達したときにレベル1をレベル2に変更するように制御状態が変更される。
同様に、レベル2とレベル3との間を移動する第2環状ステップでは、高い温度からe点に到達したときにレベル3をレベル2に変更し、低い温度からd点に到達したときにレベル2をレベル3に変更するように制御状態が変更される。
レベル3とレベル4との間を移動する第3環状ステップでは、高い温度からg点に到達したときにレベル4をレベル3に変更し、低い温度からf点に到達したときにレベル3をレベル4に変更するように制御状態が変更される。
レベル4とレベル5との間を移動する第4環状ステップでは、高い温度からi点に到達したときにレベル5をレベル4に変更し、低い温度からh点に到達したときにレベル4をレベル5に変更するように制御状態が変更される。
レベル5とレベル6との間を移動する第5環状ステップでは、高い温度からk点に到達したときにレベル6をレベル5に変更し、低い温度からj点に到達したときにレベル5をレベル6に変更するように制御状態が変更される。
例えば、本実施形態では、輻射温調手段2の起動時には、レベル3の下限値eと上限値fとの中間値を起動用基準点N0として、制御変数Xがそれぞれ、所定温度制御範囲(X≦−1.2℃)にある場合にレベル1とし、所定温度制御範囲(−1.2℃<X<−0.8℃)にある場合にレベル2とし、起動用基準点N0を挟んで所定温度制御範囲(−0.8℃≦X<0.8℃)にある場合にレベル3とし、さらに、所定温度制御範囲(0.8℃≦X<1.2℃)にある場合にレベル4とし、所定温度制御範囲(1.2℃≦X<1.6℃)にある場合にレベル5とし、所定温度制御範囲(1.6℃≦X)にある場合にレベル6とするように選択可能に構成されている。
本願に係るステップサーモ方式では、図7に示すように、上述の起動用基準点N0とは別に、複数のレベルのそれぞれに対応して、それら各レベルにおける制御の基準となる基準点(制御変数Xがゼロとなる点(X=P1−P2=0))が設定される。本実施形態では、これら複数の基準点N1〜N6(図7では、6つ)は、各レベルの温度制御範囲における中間値にそれぞれ設定される。
例えば、レベル3を選択した場合には、冷却水用目標設定温度Q2を空気用目標設定温度P2から2℃減算した値(Q2=P2−2)とし、検出された冷却水Qの冷却水温度Q1が当該冷却水用目標設定温度Q2(Q1=Q2)となるように熱交換部10の温調出力がPID制御される。これに加えて、制御変数Xが現在の基準点である第3基準点N3(X=P1−P2=0)となるように、電気ヒータ12の温調出力をPID制御し熱交換部10で温調された冷却水Qを温調して、当該温調された冷却水Qによる輻射温調により、制御変数Xを第3基準点N3(制御変数Xがゼロ(X=0))に収束させる。この電気ヒータ12の加熱容量は、電気ヒータ12の運転状態により、制御変数Xが各レベルにおける温度制御範囲内の全域を移動可能にする程度の最低限の容量とされている。
なお、起動時には起動用基準点N0を基準とする制御変数Xを、選択されたレベルの温度制御範囲に位置させるようにしたが、起動してレベルを選択した後すぐに、起動用基準点N0ではなく制御変数Xが属するレベルの基準点(現在の基準点)を制御の基準として制御が行われる(起動時のみの処理)。例えば、図8に示すように、レベル3において制御変数Xが上限値f方向に移動すると、制御変数Xはレベル3に位置しているので、当該レベル3に対応する第3基準点N3を制御の基準として制御が行われる。
例えば、上述のように、レベル3からレベル4に変更され、更にレベル4からレベル5に変更された場合には、制御変数Xは、レベル3(現在のレベル)から、レベル5(新たなレベル)に移動した状態となっている(ステップ♯7:Yes)。
具体的には、第1基準点N1には、第1基準点に0.7℃(所定温度)を加算又は減算した第1基準点変更用閾温度C1が、第1レベルの温度制御範囲内(第1基準点N1を除く温度制御範囲内)に位置するように設定され、第2基準点N2には、第2基準点に0.7℃(所定温度)を加算又は減算した第2基準点変更用閾温度C2が、第2レベルの温度制御範囲内(第2基準点N2を除く温度制御範囲内)に位置するように設定され、第3基準点N3には、第3基準点に0.7℃(所定温度)を加算又は減算した第3基準点変更用閾温度C3が、第3レベルの温度制御範囲内(第3基準点N3を除く温度制御範囲内)に位置するように設定され、第4基準点N4には、第4基準点に0.7℃(所定温度)を加算又は減算した第4基準点変更用閾温度C4が、第4レベルの温度制御範囲内(第4基準点N4を除く温度制御範囲内)に位置するように設定され、第5基準点N5には、第5基準点に0.7℃(所定温度)を加算又は減算した第5基準点変更用閾温度C5が、第5レベルの温度制御範囲内(第5基準点N5を除く温度制御範囲内)に位置するように設定されている。なお、簡単のため、図10に、第3基準点変更用閾温度C3を示し、図12に、第5基準点変更用閾温度C5を示し、その他の基準点変更用閾温度C1,C2,C4の図示を省略した。
例えば、レベル4からレベル5に変更された後(図9参照)、図10に示すように、レベル5において制御変数Xがオーバーシュートして、上限値j方向に移動した後、下限値i方向に移動して、現在の基準点である第3基準点N3の第3基準点変更用閾温度C3に初めて到達(図10では、X4と記載)すると(ステップ♯8:Yes)、図11に示すように、第3基準点N3(現在の基準点)をレベル5(新たなレベル)に対応する第5基準点N5(新たな基準点)に変更する(ステップ♯9)。この第3基準点N3から第5基準点N5への変更により、制御変数Xは、レベル5に位置する状態を維持しながら、第5基準点N5と第3基準点N3との差分値(正の値)だけ増分した位置に変更されることとなる。すなわち、制御変数Xは、レベル5において、X4と記載した位置からX4´と記載した位置に変更される状態となる。この場合、レベル5の温度制御範囲(ij間)が、第5基準点N5と第3基準点N3との差分値(正の値)と、第3基準点変更用閾温度C3との和よりも大きく設定されているので、第3基準点N3を第5基準点N5に変更したとしても、制御変数Xは、レベル5に位置する状態を維持したまま(レベルが変更することなく)、第5基準点N5と第3基準点N3との差分値だけ増分することとなる。同様に、各レベルの温度制御範囲は、基本的に、基準点同士の差分値(正の値)と、一方の基準点に対応する基準点変更用閾温度Cとの和よりも大きく設定されている。
なお、本実施形態では、複数設定されたレベルのうち、最上位のレベル又は最下位のレベルに変更された場合には、上述の説明に関わらず、現在の基準点から最上位又は最下位のレベルに対応する新たな基準点に即座に変更するように構成されている。
一方で、制御変数Xが当該第5基準点N5近傍に収束しない場合には(ステップ♯11:No)、ステップ♯6に戻り、制御変数Xの導出を繰り返す。なお、第3基準点N3から第5基準点N5への変更に伴って、図12に示すように、第5基準点N5には、対応する第5基準点変更用閾温度C5が設定されている。
よって、的確かつ迅速に新たな基準点を基準とした温調出力のPID制御を実行することができ、ブース内の空気の空気温度を短い時間で且つハンチングを防止しながら空気用目標設定温度に収束させることが可能となり、省エネを実現することができる。
(A)上記実施形態においては、各基準点に所定温度を加算又は減算した各基準点変更用閾温度Cを設定する際に、当該所定温度の絶対値を0.7℃に設定したが、これに限らず、各基準点に加算される所定温度の絶対値が、0よりも大きく、かつ、当該各基準点から当該各基準点に対応する各レベルにおける温度制御範囲の上限値までの温度差の絶対値よりも小さく設定されるとともに、各基準点に減算される所定温度の絶対値が、0よりも大きく、かつ、当該各基準点から当該各基準点に対応する各レベルにおける温度制御範囲の下限値までの温度差の絶対値よりも小さく設定された構成とすることができる。
これに加えて、例えば、各基準点変更用閾温度を、現在の基準点を制御の基準として輻射温調手段2の温調出力をPID制御している制御状態において、現在のレベルから新たなレベルへのレベル変更が温調出力の大きくなる方向又は小さくなる方向に連続して実行された後、現在の基準点の基準点変更用閾温度Cが変更後の新たなレベルの温度制御範囲内に位置するように設定することができる。この場合、仮に、現在のレベルから新たなレベルへのレベル変更が温調出力の大きくなる方向又は小さくなる方向に連続して(例えば、3連続や4連続で)実行された場合でも、変更後のレベルの温度制御範囲内に、現在の基準点に対応する基準点変更用閾温度Cを位置させることが可能となり、現在の基準点から新たな基準点への変更を確実に行うことが可能な構成とすることができる。
例えば、各レベルの温度制御範囲の下限値と上限値との中間値よりも下限値側に或いは上限値側に一定温度だけ変位した箇所を、各基準点とすることができる。この場合、一定温度は、0.1℃〜0.6℃程度とすることができる。
2 輻射温調手段(温調手段)
2a 輻射パネル(輻射温調手段)
3 冷却水用温度センサ(流体温度検出手段及び熱媒温度検出手段)
4 空気用温度センサ(空気温度検出手段)
5 制御部(制御手段)
10 熱交換部(冷却手段、輻射温調手段)
12 電気ヒータ(加熱手段、輻射温調手段)
13 流体循環流路
X 制御変数
P1 空気温度
P2 空気用目標設定温度
Q1 冷却水温度(流体温度及び熱媒温度)
Q2 冷却水用目標設定温度(流体用目標設定温度及び熱媒用目標設定温度)
C 基準点変更用閾温度
E 輻射温調装置(温調装置)
P 空気
Q 冷却水(流体及び熱媒)
Claims (5)
- ブース内に流体を供給して前記ブース内の空気を温調する温調手段と、前記ブース内の空気の空気温度を検出する空気温度検出手段と、前記温調手段の運転を制御する制御手段とを備え、
前記空気温度の温度制御範囲として下限値と上限値とが設定された温度制御範囲の異なる複数のレベルが、当該複数のレベルのうち隣接するレベルの前記温度制御範囲を相互にオーバーラップさせた環状ステップを形成するように設定され、
前記制御手段が、現在のレベルにおいて前記温調手段の温調出力を制御している制御状態において、前記空気温度が前記現在のレベルの温度制御範囲における上限値に到達した場合には、前記現在のレベルを、より大きな上限値を有する新たなレベルに変更して温調出力を上昇させ、前記空気温度が前記現在のレベルの温度制御範囲における下限値に到達した場合には、前記現在のレベルを、より小さな下限値を有する新たなレベルに変更して温調出力を低下させるように、前記複数のレベル間に亘って移動可能なステップサーモ方式の下に、前記温調手段の温調出力をPID制御する温調装置であって、
前記ブース内に供給される流体の流体温度を検出する流体温度検出手段を備え、
前記制御手段が、前記流体温度検出手段により検出される流体温度が流体用目標設定温度となるように前記温調手段をPID制御する構成で、
前記複数のレベルそれぞれに、異なる温度の前記流体用目標設定温度が対応して設定され、
前記各レベルには、制御の基準となる基準点がそれぞれ対応して設定されるとともに、各基準点には、当該各基準点に所定温度を加算又は減算した基準点変更用閾温度がそれぞれ対応して設定され、
前記各基準点に加算される所定温度の絶対値が、0よりも大きく、かつ、当該各基準点から当該各基準点に対応する前記各レベルにおける温度制御範囲の上限値までの温度差の絶対値よりも小さく設定されるとともに、前記各基準点に減算される所定温度の絶対値が、0よりも大きく、かつ、当該各基準点から当該各基準点に対応する前記各レベルにおける温度制御範囲の下限値までの温度差の絶対値よりも小さく設定され、
現在の基準点を制御の基準として前記温調手段の温調出力をPID制御している制御状態において、前記空気温度が、前記現在の基準点に対応する現在の前記レベルから新たな前記レベルに移動した後、前記現在の基準点に対応して設定された前記基準点変更用閾温度に初めて到達した場合に、前記制御手段が、当該現在の基準点を当該新たなレベルに設定された新たな基準点に変更し、当該新たな基準点を制御の基準として、前記温調手段の温調出力をPID制御する温調装置。 - 前記温調手段が、前記ブース内に配設された輻射パネル内に前記流体としての熱媒を循環供給して前記ブース内の空気を輻射温調する輻射温調手段で構成され、前記輻射温調手段が、前記熱媒を冷却する冷却手段と、前記冷却手段により冷却された前記熱媒を加熱する加熱手段とを備え、
前記流体温度検出手段が、前記冷却手段により冷却され、前記加熱手段により加熱される前の前記熱媒の熱媒温度を検出する熱媒温度検出手段で構成されるとともに、
前記制御手段が、前記空気温度に替えて、当該空気温度と前記ブース内における空気の空気用目標設定温度との差分値である制御変数を用いて、前記熱媒温度が前記流体用目標設定温度としての熱媒用目標設定温度となるように前記冷却手段をPID制御するとともに、前記制御変数が前記新たな基準点に収束するように前記加熱手段をPID制御する請求項1に記載の温調装置。 - 前記現在の基準点を制御の基準として前記温調手段の温調出力をPID制御している制御状態において、前記現在のレベルから前記新たなレベルへのレベル変更が前記温調出力の大きくなる方向又は小さくなる方向に連続して実行された後、前記現在の基準点の前記基準点変更用閾温度が変更後の前記新たなレベルの温度制御範囲内に位置するように設定される請求項2に記載の温調装置。
- 前記各基準点は、前記各レベルの中間値に設定されている請求項3に記載の温調装置。
- 前記各レベルに対応する異なる温度の前記熱媒用目標設定温度が、前記空気用目標設定温度に所定値を加算又は減算した値である請求項4に記載の温調装置。
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