JP5633046B2 - 画像情報処理方法及び画像情報処理システム - Google Patents

画像情報処理方法及び画像情報処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP5633046B2
JP5633046B2 JP2012192076A JP2012192076A JP5633046B2 JP 5633046 B2 JP5633046 B2 JP 5633046B2 JP 2012192076 A JP2012192076 A JP 2012192076A JP 2012192076 A JP2012192076 A JP 2012192076A JP 5633046 B2 JP5633046 B2 JP 5633046B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
image
server
division pattern
portable information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012192076A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014048942A (ja
Inventor
一樹 客野
一樹 客野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Axell Corp
Original Assignee
Axell Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Axell Corp filed Critical Axell Corp
Priority to JP2012192076A priority Critical patent/JP5633046B2/ja
Publication of JP2014048942A publication Critical patent/JP2014048942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5633046B2 publication Critical patent/JP5633046B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、画像情報処理方法及び画像情報処理システムに関し、特に、ネットワークを介して画像情報のやり取りを行うことを前提とした画像情報処理方法及び画像情報処理システムに関する。
昨今、いわゆるスマートフォンに代表される携帯情報端末においては、WEBブラウザが搭載され、ネットワークを介してサーバから送信又は配信される各種の画像が閲覧できるようになっている。このとき、送られてくる画像を可能な限りきれいなものとして閲覧したいという要望があり、例えば漫画の配信においてはかかる要望は顕著である。
上述のような、低解像度の画像を高解像度の画像に変換すべく画素を補間する方法としては、従来より様々な方法が提案されている。例えば、バイリニア法は、補間点を囲む4点の画素からの距離に応じて、それらの画素値を線形に内挿して補間画素(少数画素とも称す)値を決定する方法である。また、バイキュービック法は、補間点の周囲にある16点の画素の画素値を利用して所定の3次元関数の値を算出して補間画素値を決定する方法である。なお、これらの方法は、画像の回転・変形処理において原画素値を用いて新たな画素値を決定する方法としても活用されている。
しかしながら、上述の各方法では、斜め方向のエッジにいわゆるジャギーが発生したり、全体的にぼやけてしまうという課題がある。
そこで、高品質な拡大手法として、コスト関数やエッジ方向などに応じて、画像領域を三角形に分割して画素を補間する三角形分割手法が提案されており、代表的なものとして、Data Dependent Triangulationが挙げられる(例えば、非特許文献1参照)。これは、各画素を頂点とする格子状の各領域に渡って、コスト関数に基づいて分割といわゆる”edge swap”とを繰り返して領域を分割し、補間すべき画素の値を算出する際のサンプリング(参照)画素点を決定する手法である。
X.Yu, B. S. Morse, and T. W. Sederberg, "Image Reconstruction UsingData-Dependent Triangulation", IEEE Computer Graphics and Applications, Vol.21, No. 3, pp. 62-68 May/Jun. (2001)
ここで、前述のようにネットワークを介して接続されたサーバから送信又は配信された圧縮画像データを携帯情報端末が受信して処理を行う際のその携帯情報端末における処理を考えてみる。携帯情報端末においては、搭載されたハードウェアLSIにより、かかる圧縮画像データに対する拡大・回転等の処理することが好適であるが、具体的には、図8(a)に示すように、必要に応じて画像デコーダ110により画像データを伸長してVRAM120に展開しておき、描画回路130が、補間フィルタを用いて、VRAM120に置かれた各画素の中から、補間画素の値を算出するのに必要な画素をサンプリングして行う。
かかるハードウェア装置の描画回路130に上述の各手法を採用した場合、処理の複雑さに増すにつれて、その描画回路130やVRAM120での負担が大きくなる。特に、上述の三角形分割手法のような手法を採用した場合、三角形を決定するための処理の時間が長くなるので、描画のパフォーマンスが低下してしまうという課題がある。また、補間画素の値を算出するためのサンプリング画素点が多く必要(例えば36画素)となるため、VRAM120への負荷が大きいという課題がある。しかも回転・変形などの処理においては、その回転・変形の一処理ごとにVRAM120内の画素を参照すると共に、図8(b)に示すように、ランダムに参照することとなるので、参照処理は簡略化できず、負担が特に大きい。
加えて、現状の携帯情報端末のWEBブラウザにおいては、JavaScript(オラクル(Oracle)社の登録商標)による処理しか行うことができないのであるが、上述の三角形分割手法をJavaScriptで実装すると演算時間が無益に長くなってしまうという課題がある。
本発明は上述のような事情から為されたものであり、本発明の目的は、サーバから送信又は配線された画像データを携帯情報端末において拡大・変形等の表示をする場合において、ジャギーやぼやける現象が発生せず、かつ、処理の効率化を図ることができる画像情報処理方法及び画像情報処理システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の画像情報処理方法は、画像データが予め蓄積されたサーバと、そのサーバからネットワークを介して前記画像データを受信する1つ以上の携帯情報端末とにおける画像情報処理方法であって、前記1つ以上の携帯情報端末の各々は、前記サーバから、前記画像データと共に、前記画像データにおける各画素を頂点とする格子状の各領域に渡って三角形分割手法に基づき連続的に領域分割することにより得られる各領域ごとの分割パターンの情報を受信し、前記画像データに基づいて補間処理を行う必要がある場合に、前記画像データの所定の画素の値と、前記分割パターンに基づき、前記補間処理により値を決定すべき画素の値を求めることを要旨とする。
ここで、前記1つ以上の携帯情報端末の各々は、前記画像データと、その各領域の分割パターンとを対応付けて画像メモリに格納することが好適である。
このとき更に好適には、前記1つ以上の携帯情報端末の各々は、前記補間処理を行う必要がある場合に、その補間すべき画素を含む格子の領域についての分割パターンの情報と、その格子に係る所定数の画素の値を、前記画像メモリから読み込み、補間すべき画素の値を、当該分割パターンと、当該所定数の画素の値に基づいて求める。
また、前記1つ以上の携帯情報端末の各々は、前記補間の処理の前に、前記画像データに対して一括でエッジ強調フィルタ処理を行うことが好適である。
一方、サーバは、前記1つ以上の携帯情報端末の各々からの送信要求に応じて、前記画像データとその各領域の分割パターンとを、前記ネットワークを介して、要求に係る携帯情報端末に送信する。
また、前記サーバは、前記1つ以上の携帯情報端末の各々からの送信要求に応じて、前記各領域ごとの分割パターンを決定するができる。
あるいは、前記サーバは、前記1つ以上の携帯情報端末の各々からの送信要求に拘わらず、予め、前記各領域ごとの分割パターンを決定しておくことができる。
典型的には、前記サーバに蓄積された画像データは、圧縮画像データであり、前記サーバは、前記圧縮画像データに対して伸長処理を行う。
このとき、前記サーバは、前記伸長処理によりラインもしくはブロック単位で順次得られる伸長画像データについて、順次分割パターンを順次決定することが好適である。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像情報処理システムは、画像データが予め蓄積されたサーバと、そのサーバからネットワークを介して前記画像データを受信して表示する1つ以上の携帯情報端末とを備えた画像情報処理システムであって、前記サーバは、前記蓄積された画像データにおける各画素を頂点とする格子状の各領域に渡って、三角形分割手法に基づき連続的に領域分割することにより、各領域ごとに分割パターンを決定する三角形分割評価回路と、前記1つ以上の携帯情報端末のうちの少なくとも1つからの送信要求に応じて、要求された画像データとその各領域の分割パターンとを、前記ネットワークを介して、要求に係る携帯情報端末に送信する送信部と、を有し、前記1つ以上の携帯情報端末の各々は、前記サーバから受信した画像データとその各領域の分割パターンとを対応付けて格納する画像メモリと、画像表示に際して補間により値を決定すべき画素がある場合に、その補間すべき画素を含む格子の領域についての分割パターンの情報と、その格子に係る所定数の画素の値を、前記画像メモリから読み込み、補間すべき画素の値を、当該分割パターンと、当該所定数の画素の値に基づいて求める描画回路と、前記描画回路により得られた新たな画像データに基づき、画像が表示される表示部と、を有することを要旨とする。ここで、典型的には、前記ネットワークは、第3世代移動通信網である。
本発明の画像情報処理方法及び画像情報処理システムによれば、ネットワークを介してサーバから画像データを携帯情報端末にダウンロードする際に、三角形分割手法アルゴリズムを採用しているので、画像の拡大・変形等を行っても、いわゆるジャギーが発生したり、全体的にぼやけてしまうようなことがない。ここで、特に、携帯情報端末に三角形分割手法に係るすべての処理を負わせてしまうのではなく、サーバにその一部を負担させる。具体的には、サーバ側で、描画と切り離して分割パターン情報を獲得しておき、配信要求に応じて、画像データとともにその分割パターン情報を携帯情報端末に送信し、携帯情報端末側では、その分割パターン情報に基づいて、補間処理を行うだけでよい。これは、分割パターン情報を予め一括して求めておくことができる、という着眼の応用といえる。かかる構成により、処理の効率化を図ることができる。
特に、複数の携帯情報端末が一のサーバから同一の画像データをダウンロードする場合には、各携帯情報端末がそれぞれ分割パターン情報を求める必要がないので、全体としては、非常に処理が効率化できる。また、携帯情報端末が、画像データに対して一括でエッジ強調フィルタ処理を行うフィルタ処理部を有していれば、画質の更なる向上を図ることができる。
本発明における画像情報処理システムの第1実施形態の主要構成を示すブロック図である。 サーバにおける送信までの処理手順を示すフローチャートである。 分割パターンの種類を示す図である。 三角形分割評価回路における分割パターンの決定の仕方を説明するための図である。 携帯情報端末における表示部への画像の描画までの処理手順を示すフローチャートである。 描画回路における画素の補間を説明するための図である。 本発明における画像情報処理システムの第2実施形態を説明するための図である。 従来の技術を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明における画像情報処理システムの第1実施形態の主要構成を示すブロック図である。同図に示した画像情報処理システムは、概して、サーバ1と携帯情報端末(クライアント)2とが、第3世代移動通信網(3G回線)3を介して通信可能となっている。なお、同図においては、説明の便宜上、1台のサーバと1台の携帯情報端末を示しているが、一般的には、当該通信網3にはそれぞれ複数の機器が接続されるものであり、特に、本発明においても、複数の携帯情報端末が一のサーバから画像データを、いわゆるダウンロードする構成をも前提としている。
そこで、サーバ1は、圧縮画像データCPD(例えばpng形式)が格納されている圧縮画像データ格納部11と、圧縮画像データ格納部11から圧縮画像データCPDを読み出して伸長処理を行う画像デコーダ12と、画像デコーダ12により伸長された画像データPDに基づいて、補間すべき画素が参照すべきサンプリング画素を決定すべく、画像デコーダ12により伸長された格子状の画素点を含む二次元平面を三角形分割手法に基づき幾何学的に三角形に分割し、各格子領域について複数分割パターンのうちの1つに決定する三角形分割評価回路13と、圧縮画像データ格納部11からの圧縮画像データCPDと、三角形分割評価回路13から出力された分割パターン情報DPIとが一時的に格納され、それらを送信する送信部(送信バッファを含む)14とを備えている。なお、圧縮画像データCPDとしては、典型的には、漫画のデータが挙げられるがこれに限られることはない。また、同図においては、サーバ1のサーバとしての他の基本構成については省略している。
一方、携帯情報端末(クライアント)2は、サーバ1から送信又は配信されてくる圧縮画像データCPD及び分割パターン情報DPIを受信して一時的に格納する受信部(受信バッファを含む)21と、受信部21から画像データCPDを読み出して伸長処理を行う画像デコーダ22と、伸長された画像データPDが展開格納されるとともに分割パターン情報DPIがそれに対応付けられて格納されるVRAM(Video Random Access Memory)23と、VRAM23に展開格納された画像データを参照して、補間処理を含む各種描画処理を行う描画回路24と、描画回路24により各種の描画処理が施された画像データに基づいて画像が表示される表示部25とを備えている。そして、描画回路24は、少なくとも補間回路241を有している。なお、サーバ1と同様、同図においては、携帯情報端末2の端末としての他の基本構成については省略している。
図2(a)及び(b)は、サーバ1における送信までの処理手順を示すフローチャートである。同図を参照して、サーバ1は、少なくとも1台の携帯情報端末(クライアント)2からの要求に応じて、まず、圧縮画像データ格納部11から圧縮画像データCPDを読み出して画像デコーダ12及び送信部14に送る(ステップS11)。
画像デコーダ12は、受け取った圧縮画像データCPDに対して伸長処理を施し、伸長された画像データPDを三角形分割評価回路13に送る(ステップS12)。
三角形分割評価回路13は、伸長された画像データPDをシーケンシャルに入力しつつ、分割パターン情報DPIを決定し、送信部14に送る(ステップS13)。ここで、図3及び図4を参照して、三角形分割評価回路13における処理を説明する。ここでは、画素値の傾斜を360度/16の精度、すなわち22.5度単位の精度まで近似する場合を説明する。
画素値の傾斜を22.5度単位の精度まで近似する場合、注目する4つの画素点が形成する格子領域の各々に決定される分割パターンは、図3に示した15通りとなる。このとき、ノイズ耐性を考慮すると共に各格子領域の分割パターンの連続性を担保しつつ決定するためには、図4(a)に示すように、その格子の各頂点の4画素を含めて周囲36画素を参照する必要がある。
そこで、三角形分割評価回路13は、図4(b)に示すように、画像デコーダ12から伸長された画像データがライン単位(もしくはブロック単位)でシーケンシャルに送られてくるのに応じて、注目する格子領域をシフトしつつ、注目する格子領域について、三角形分割手法に基づき、順次、分割パターン(図3に示したいずれか)を決定する(ステップS131)。そして、三角形分割評価回路13は、各格子領域について得られた分割パターンを、分割パターン情報DPIとして送信部14に送り(ステップS132)、送信部14においては、各格子領域に対応した情報として分割パターン情報DPIが格納される。これを注目する格子領域をシフトしつつ最終領域まで行う(ステップS133,S134)。このように、三角形分割評価回路13においては、画像デコーダ12の処理に対してパイプライン処理を行い、つまり、伸長された画像データを画像デコーダ12からシーケンシャルに受け取りつつ、ラインバッファを活用して各格子領域について順次、分割パターンを決定することができる。なお、分割パターンは、図3に示すように、15通りなので、この分割パターン情報DPIは各格子につき4ビットで足りる情報である。
図2(a)に戻り、最後に、送信部14は、送信バッファに格納された圧縮画像データCPD及び分割パターン情報DPIを通信網3に向けて送信する(ステップS14)。
なお、上述の説明においては、携帯情報端末2からの送信要求に応じて、画像デコーダ12による圧縮画像データの伸長処理と、三角形分割評価回路13による分割パターン情報DPIの獲得処理とを行っているが、携帯情報端末2からの要求によらず、予め当該伸長処理及び獲得処理を行っておき、獲得された分割パターン情報DPIを予め所定の格納部に格納しておくような処理構成にしてもよい。この場合には、サーバ1は、携帯情報端末2からの送信要求に起因して、圧縮画像データCPDと分割パターン情報DPIとを送信するだけの処理となる。
次に、第3世代移動通信網3を介してサーバ1から送られた圧縮画像データCPD及び分割パターン情報DPIを受信した携帯情報端末2における処理について説明する。図5(a)及び(b)は、携帯情報端末2における表示部25への画像の描画までの処理手順を示すフローチャートである。
同図を参照して、まず、携帯情報端末2の受信部21は、圧縮画像データCPD及び分割パターン情報DPIを受信し、一旦受信バッファに格納する(ステップS21)。画像デコーダ22は、受信部21の受信バッファに格納された圧縮画像データCPDを読み出して伸長処理を施し、伸長された画像データPDをVRAM23に展開格納する(ステップS22)。また、携帯情報端末2は、同受信バッファに格納された分割パターン情報DPIを読み出し、伸長された画像データPDに対応させてVRAM23に格納する(ステップS23)。
次に、描画回路24が、VRAM23内に展開格納された画像データPDに基づいて表示部25に画像として描画するのであるが、拡大等により補間して求めるべき画素(以下、「補間画素」又は「補間すべき画素」と称す)が生じた場合には、描画回路24内の補間回路241が、VRAM23内の複数の画素を参照してその画素値を決定する(ステップS24)。詳細には、注目する補間画素ごとに以下の処理を行う。すなわち、まず、補間回路241は、注目する補間画素が含まれる格子領域を認識する(ステップS241)。次に、補間回路241は、当該格子領域について、分割パターン情報DPIをVRAM23から読み込む(ステップS242)。
ここで、各分割パターンのそれぞれの場合における補間に必要な画素(参照画素)について説明する。図6(a)〜(h)は、参照画素の取り方を示した分割パターンの例を示す図である。例えば、同図(a)のように、分割なしのパターンの場合には、格子の各頂点の画素p(ul),p(ur),p(dl),p(dr)の線形補間により補間すべき画素ipの値を算出する。また、同図(b)の2分割の場合であって、同図に示す位置の補間すべき画素ipの場合、画素p(ul),p(ur),p(dl)の値に基づき、補間すべき画素ipの値を算出する。また、同図(c)に示す3分割の1パターンであって、同図に示す位置の補間すべき画素ipの場合、画素p(ur),p(dl),p(dll)の値に基づき、補間すべき画素idの値を算出する。また、同図(d)に示す3分割の1パターンであって、同図に示す位置の補間すべき画素ipの場合、画素p(ur),p(dl),p(urr)の値に基づき、補間すべき画素idの値を算出する。また、同図(e)に示す3分割の1パターンであって、同図に示す位置の補間すべき画素ipの場合、画素p(ur),p(dl),p(uru)の値に基づき、補間すべき画素idの値を算出する。また、同図(f)に示す3分割の1パターンであって、同図に示す位置の補間すべき画素ipの場合、画素p(ur),p(dl),p(dld)の値に基づき、補間すべき画素idの値を算出する。また、同図(g)及び(h)に示す4分割の各パターンについても、各分割領域において同様である。更に、図には例示していない他の7つの分割パターンについても同様である。
従って、結局、図6(i)に示す12個の画素の値があれば、その格子内の補間すべき画素については、値が決定できることになる。しかして、図5(b)に戻り、次に、補間回路241は、当該格子領域について、その12個の画素の値をVRAM23から読み込む(ステップS243)。そして、図6を参照して説明したように、補間回路241は、分割パターン情報DPIと12個の画素の値に基づき、補間すべき画素idの値を算出する(ステップS244)。そして、すべての補間すべき画素について値が求まると、ステップS24の処理が終了する(ステップS245,S246)。なお、ステップS241において認識する、注目する補間画素が含まれる格子領域が、既に処理した補間画素に係る格子領域と同じ場合には、ステップS242及びS243の処理、すなわち、分割パターン情報DPI及び所定の12個の画素の値をVRAM23から読み込む処理は行う必要はない。
なお、補間すべき各画素の値を参照画素から求めるステップS24の処理は、一般的手順としては上述のように説明できるが、具体例としては、HTML5においては、getImageData()というメソッドを利用して画素配列を取得し、それらを参照して補間画素を求めて拡大・変形等した画素配列を作成し、その作成後の画素配列に対してputImageData()というメソッドを施して画像に戻すことにより実現できる。
図5(a)に戻り、描画回路24は、その他の描画処理を施し、補間された画素を含む画素の値に基づき、表示部25に画像を描画する(ステップS25)。
なお、上述においては、12個の画素を一律にVRAM12から読み込んでいるが、分割パターンに応じて、必要な画素のみを読み込むようにしてもよい。なお、一律に読み込んだ方が、可変の数の画素を読み込むよりは、読み込み処理は簡易な形式となる。
以上のように、上述の第1実施形態によれば、第3世代移動通信網3を介してサーバ1から漫画等の圧縮画像データを携帯情報端末2にダウンロードする際に、三角形分割手法アルゴリズムを搭載しているので、画像の拡大・変形等を行っても、いわゆるジャギーが発生したり、全体的にぼやけてしまうようなことがない。ここで、特に、携帯情報端末2に三角形分割手法に係るすべての処理を負わせてしまうのではなく、サーバ1にその一部を負担させる。具体的には、携帯情報端末2において、描画回路が、拡大・変形等の一処理ごとに、補間に要する参照画素をランダムにVRAMから読み出してその都度分割パターンを決定し、補間すべき画素の値を求める、という手法ではなく、サーバ1側で、描画と切り離して分割パターン情報DPIを獲得しておき、配信要求に応じて、圧縮画像データCPDとともにその分割パターン情報DPIを携帯情報端末2に送信し、携帯情報端末2側では、その分割パターン情報DPIに基づいて、補間処理を行うだけでよい。これは、分割パターン情報DPIを予め一括して求めておくことができる、という着眼の応用といえる。また、携帯情報端末2は、画像の拡大や変形があるごとに分割パターンを算出するのではなく、同じ画像であれば、VRAM23に格納した同一の分割パターン情報DPIを参照できる。
更に、複数の携帯情報端末が一のサーバから同一の画像データをダウンロードすることはごく一般的であるが、その場合に各携帯情報端末がそれぞれ分割パターン情報を求める必要がないので、全体としては、非常に処理が効率化できる。
<第2実施形態>
図7は、本発明における画像情報処理システムの第2実施形態を説明するための図である。第2実施形態の第1実施形態と異なる点は、携帯情報端末のみであるので、同図においても携帯情報端末2Bのみを示し、他の構成は省略する。すなわち、第2実施形態に係る携帯情報端末2Bは、第1実施形態に係る携帯情報端末2の構成に加えて、VRAM23と描画回路24との間にエッジ強調フィルタ処理部26を備える構成となっている。当該エッジ強調フィルタ処理部26は、伸長された画像データPDに対して一括で、エッジ強調のための任意のフィルタを掛けることにより、エッジ強調フィルタ処理を行い、得られた画像データを、図示しない内部のローカルメモリに格納しておく。
従って、第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、エッジ強調フィルタ処理による画質向上を図ることができるという効果がある。
なお、上述の各実施形態においては、サーバと携帯情報端末が接続されるネットワークをいわゆる3G回線としたが、これに限られることはなく、例えば3G回線を発展させたLTE(Long Term Evolution)規格のネットワークや他の移動通信網であってもよい。また、いわゆるWi-Fi(公衆無線LAN)接続を含めたインターネット経由の通信であってもよい。
また、上述の各実施形態においては、圧縮符号化された画像データをサーバに蓄積しておき、表示に際してはそれを伸長して表示するようにしているが、本発明の趣旨は、元々の画像が圧縮されているものに限定されるわけではない。但し、格納容量や通信容量を鑑みれば、圧縮画像であることが、ごく一般的である。
本発明の画像情報処理方法及び画像情報処理システムは、ネットワークを介してサーバから漫画等の画像情報をいわゆるスマートフォンにダウンロードする場合に適用できる。
1 サーバ
11 圧縮画像データ格納部
12 画像デコーダ
13 三角形分割評価回路
14 送信部
2 携帯情報端末(クライアント)
21 受信部
22 画像デコーダ
23 VRAM
24 描画回路
241 補間回路
25 表示部
26 エッジ強調フィルタ処理部
3 第3世代移動通信網
p 画素
ip 補間すべき画素

Claims (11)

  1. 画像データが予め蓄積されたサーバと、そのサーバからネットワークを介して前記画像データを受信する1つ以上の携帯情報端末とにおける画像情報処理方法であって、
    前記1つ以上の携帯情報端末の各々は、
    前記サーバから、前記画像データと共に、前記画像データにおける各画素を頂点とする格子状の各領域に渡って三角形分割手法に基づき連続的に領域分割することにより得られる各領域ごとの分割パターンの情報を受信し、
    前記画像データに基づいて補間処理を行う必要がある場合に、前記画像データの所定の画素の値と、前記分割パターンに基づき、前記補間処理により値を決定すべき画素の値を求めることを特徴とする画像情報処理方法。
  2. 前記1つ以上の携帯情報端末の各々は、前記画像データと、その各領域の分割パターンとを対応付けて画像メモリに格納することを特徴とする請求項1に記載の画像情報処理方法。
  3. 前記1つ以上の携帯情報端末の各々は、前記補間処理を行う必要がある場合に、その補間すべき画素を含む格子の領域についての分割パターンの情報と、その格子に係る所定数の画素の値を、前記画像メモリから読み込み、補間すべき画素の値を、当該分割パターンと、当該所定数の画素の値に基づいて求める請求項2に記載の画像情報処理方法。
  4. 前記1つ以上の携帯情報端末の各々は、前記補間の処理の前に、前記画像データに対して一括でエッジ強調フィルタ処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像情報処理方法。
  5. 前記サーバは、前記1つ以上の携帯情報端末の各々からの送信要求に応じて、前記画像データとその各領域の分割パターンとを、前記ネットワークを介して、要求に係る携帯情報端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の画像情報処理方法。
  6. 前記サーバは、前記1つ以上の携帯情報端末の各々からの送信要求に応じて、前記各領域ごとの分割パターンを決定することを特徴とする請求項1に記載の画像情報処理方法。
  7. 前記サーバは、前記1つ以上の携帯情報端末の各々からの送信要求に拘わらず、予め、前記各領域ごとの分割パターンを決定しておくことを特徴とする請求項1に記載の画像情報処理方法。
  8. 前記サーバに蓄積された画像データは、圧縮画像データであり、前記サーバは、前記圧縮画像データに対して伸長処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像情報処理方法。
  9. 前記サーバは、前記伸長処理によりラインもしくはブロック単位で順次得られる伸長画像データについて、順次分割パターンを順次決定することを特徴とする請求項8に記載の画像情報処理方法。
  10. 画像データが予め蓄積されたサーバと、そのサーバからネットワークを介して前記画像データを受信して表示する1つ以上の携帯情報端末とを備えた画像情報処理システムであって、
    前記サーバは、
    前記蓄積された画像データにおける各画素を頂点とする格子状の各領域に渡って、三角形分割手法に基づき連続的に領域分割することにより、各領域ごとに分割パターンを決定する三角形分割評価回路と、
    前記1つ以上の携帯情報端末のうちの少なくとも1つからの送信要求に応じて、要求された画像データとその各領域の分割パターンとを、前記ネットワークを介して、要求に係る携帯情報端末に送信する送信部と、
    を有し、
    前記1つ以上の携帯情報端末の各々は、
    前記サーバから受信した画像データとその各領域の分割パターンとを対応付けて格納する画像メモリと、
    画像表示に際して補間により値を決定すべき画素がある場合に、その補間すべき画素を含む格子の領域についての分割パターンの情報と、その格子に係る所定数の画素の値を、前記画像メモリから読み込み、補間すべき画素の値を、当該分割パターンと、当該所定数の画素の値に基づいて求める描画回路と、
    前記描画回路により得られた新たな画像データに基づき、画像が表示される表示部と、
    を有することを特徴とする画像情報処理システム。
  11. 前記ネットワークは、第3世代移動通信網であることを特徴とする請求項10に記載の画像情報処理システム。
JP2012192076A 2012-08-31 2012-08-31 画像情報処理方法及び画像情報処理システム Active JP5633046B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012192076A JP5633046B2 (ja) 2012-08-31 2012-08-31 画像情報処理方法及び画像情報処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012192076A JP5633046B2 (ja) 2012-08-31 2012-08-31 画像情報処理方法及び画像情報処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014048942A JP2014048942A (ja) 2014-03-17
JP5633046B2 true JP5633046B2 (ja) 2014-12-03

Family

ID=50608534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012192076A Active JP5633046B2 (ja) 2012-08-31 2012-08-31 画像情報処理方法及び画像情報処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5633046B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100405060B1 (ko) * 2000-08-24 2003-11-07 휴먼드림 주식회사 데이터 통신망을 통한 디지털 확대 이미지 제공방법,디지털 확대 이미지 제공장치
JP2002170110A (ja) * 2000-09-22 2002-06-14 Seiko Epson Corp 画像処理方法
JP3776766B2 (ja) * 2001-07-26 2006-05-17 株式会社東芝 画像データの変換方法および装置
JP2003099357A (ja) * 2001-09-20 2003-04-04 Pfu Ltd 画像生成処理装置、携帯端末、スライドショーシステム
AU2002244908A1 (en) * 2002-03-04 2003-09-16 Setoguchi Laboratory Ltd. Web-oriented image database building/controlling method
JP4166646B2 (ja) * 2003-08-06 2008-10-15 住江織物株式会社 デジタル画像の拡大補間方法、デジタル画像の圧縮方法、デジタル画像の復元方法、デジタル画像の拡大補間プログラムが記録された記録媒体、デジタル画像の圧縮プログラムが記録された記録媒体、デジタル画像の復元プログラムが記録された記録媒体
JP4400237B2 (ja) * 2004-02-09 2010-01-20 富士ゼロックス株式会社 携帯端末装置及びサーバ装置
US8260087B2 (en) * 2007-01-22 2012-09-04 Sharp Laboratories Of America, Inc. Image upsampling technique

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014048942A (ja) 2014-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110136066B (zh) 面向视频的超分辨率方法、装置、设备和存储介质
JP6490871B2 (ja) 画像アップスケーリング
EP3108453B1 (en) Method for selecting data files for downloading
CN114625992B (zh) 一种百兆级气象网络数据的可视化方法及系统
CN110740350A (zh) 图像处理方法、装置、终端设备及计算机可读存储介质
CN111754406B (zh) 图像分辨率处理方法、装置、设备及可读存储介质
CN115841420A (zh) 一种基于深度学习的偏振图像超分辨率重建方法
Olanda et al. Terrain data compression using wavelet-tiled pyramids for online 3D terrain visualization
CN114066722B (zh) 用于获取图像的方法、装置和电子设备
JP6102938B2 (ja) 画像処理装置、及び、画像処理方法
US8553999B2 (en) Method and system for providing tile map service using solid compression
JP5633046B2 (ja) 画像情報処理方法及び画像情報処理システム
JP2004302524A (ja) 3次元モデリング・プログラム、3次元モデリング制御プログラム、3次元モデリング・データ伝送プログラム、記録媒体および3次元モデリング方法
KR101379905B1 (ko) 이미지 렌더링 방법 및 시스템
WO2011160225A1 (en) A method for downsampling images
JP2004264919A (ja) 画像処理方法
JP5678295B2 (ja) 画像表示処理方法及び画像表示処理装置
JP5712385B2 (ja) 画像表示処理装置及び画像表示処理方法
CN113808238A (zh) 动画的渲染方法、装置、可读介质和电子设备
JP5522736B2 (ja) 画像超解像装置およびそのプログラム
JP5712388B2 (ja) 画像表示処理方法及び画像表示処理装置
KR20050088674A (ko) 예제 기반 초해상도 기법을 이용한 고품질 영상 획득 방법
CN110677691B (zh) 视频编码、解码方法和装置、存储介质及电子装置
JP5712386B2 (ja) 画像表示処理方法及び画像表示処理装置
JP3573085B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140602

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20140602

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20140801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140902

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5633046

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250