JP5632004B2

JP5632004B2 - 広告アバター

Info

Publication number: JP5632004B2
Application number: JP2012534257A
Authority: JP
Inventors: ダン，メリッサ・ダブリュー; コランド，アビゲイル・エイミー
Original assignee: Microsoft Corp
Current assignee: Microsoft Corp
Priority date: 2009-10-16
Filing date: 2010-10-10
Publication date: 2014-11-26
Anticipated expiration: 2030-10-10
Also published as: KR20120099010A; TW201642197A; TW201137783A; WO2011046848A2; EP2489002A4; JP2013508814A; CN102549610A; US20110093780A1; EP2489002A2; CN102549610B; WO2011046848A3

Description

従来技術

[0001] 広告は、商人が潜在的顧客の聴衆(audience)に到達するための確立された方法である。理想的には、商人は、この商品の製品およびサービスを購入しそうな個人に向けて彼らの広告を送らせることを望む。したがって、広告は、ターゲッティング手法の発展を経て来ている。初期段階では、広告は一般に目標が定められていないことが多かった。しかしながら、時と共に、商人は複数の方法で潜在的顧客に目標を定め始めた。例えば、商人は、広告する媒体（例えば、新聞、雑誌、ラジオ、テレビジョン等）を選択的に選ぶことによって、特定の聴衆に目標を定めることが多い。加えて、広告は、広告が現れる特定のコンテンツを選択することによって（例えば、テレビジョンにおける特定のショー、インターネットにおける特定のウェブ・ページ等）、目標が定められることが多い。

[0002] オンライン広告は、計算環境の重要な一面になっている。これは、オンライン広告が広告主にとって彼らの製品およびサービスを販売する強力な方法を提案するからである。例えば、オンライン広告は、新聞、雑誌、およびラジオのような従前からの媒体広告と比較すると、広告を彼らのターゲット聴衆に効果的に配信することを、広告主に可能にしそうなことが多い。加えて、ユーザーに提示するオンライン広告を配信するには、様々な広告システムおよび方法がある。一般に、オンライン広告は、コンピューター・ネットワーク環境を使用して広告および他のマーケティング・メッセージを潜在的顧客に配信する、任意の形態の広告を含む。例えば、広告は、ウェブ・ページ、サーチ・エンジンのサーチ結果、オンライン・ビデオ・ゲーム、広告ベースのソフトウェア・アプリケーション、および電子メール・メッセージ等、その他数多くにおいて提示することができる。

ユーザーに提示するオンライン広告を配信するには、多種多様の追加の手法および環境が存在する。既存のオンライン広告も利点があるが、例えば、ユーザーに広告の目標を定めるときや、広告主に対する転換(conversion)に至りそうな、人を引きつける広告体験をユーザーに提供するときには、未だ改良を行うことができる。

[0003] この摘要は、詳細な説明の章において以下で更に説明する概念から選択したものを簡略化した形態で紹介するために設けられている。この摘要は、特許請求する主題の主要な特徴や必須の特徴を特定することを意図するのではなく、特許請求する主題の範囲を判断するための補助として使用されることを意図するのでもない。

[0004] 本発明の実施形態は、広告の目的のためにアバターを使用することに関する。ユーザーは、情報を広告システムに提供すること、および／または広告システムにユーザーに対する行動情報を追跡させることによって、広告アバターを作る。この情報は、ユーザー・プロファイルに格納され、アバターＩＤと関連付けられる。加えて、ユーザーによって提供された情報および／またはユーザーのために追跡される情報に少なくとも部分的に基づいて、アバター画像が作られる。したがって、ユーザーが提供する情報が多い程、および／または追跡させる情報が多い程、アバター画像の容貌が整っていく。アバター・ウィジェットがユーザーのクライアント・デバイスに格納される。アバター・ウィジェットは、広告システムとインターフェースするコードを含み、ユーザーのクライアント・デバイスにおいてアバターＩＤに対するコンテナとして機能する。広告をユーザーのクライアント・デバイスにおいて提示しようとするとき、アバターＩＤを含むことができる広告要求が広告システムに送られる。アバターＩＤに基づいて、ユーザー・プロファイルが特定され、ユーザー・プロファイルにおけるデーターに基づいて広告が選択される。選択された広告は、クライアント・デバイスに提示される。実施形態の中には、広告がクライアント・デバイスにおいて提示されるときに、アバター画像が広告内に提示される場合もある。広告におけるアバター画像の存在は、広告がユーザーの相互作用をサポートすることの指示を与えるために使用することもできる。

[0004] 以下に添付図面を参照して本発明の例示的実施形態について詳細に説明する。図面において、
図１は、本発明の実施形態を実現するときに使用するのに適した計算環境例のブロック図である。図２は、本発明の実施形態を使用することができるシステム例のブロック図である。図３は、本発明の一実施形態にしたがってユーザーに対して広告アバターを作る方法を示す流れ図である。図４は、本発明の一実施形態にしたがって、広告制御の開始時にクライアントによって行われる方法を示す流れ図である。図５は、本発明の一実施形態にしたがって、クライアント・デバイスからの広告要求に応答して広告を選択するために、広告プラットフォームによって行われる方法を示す流れ図である。図６は、本発明の一実施形態にしたがって、クライアント・デバイスにおいてアプリケーションの中に広告を提示する方法を示す流れ図である。図７は、本発明の一実施形態によるアバター・ウィジェット／アイコンを示す表示画面例である。図８は、本発明の一実施形態による、進展バーの一部としてアバター画像を示す表示画面例である。図９は、本発明の一実施形態による、広告内部における広告アバター画像の表示を示す表示画面例である。

[0015] 本発明の主題について、本明細書では、法的要件を満たすために具体性をもって説明する。しかしながら、説明自体は、本特許の範囲を限定することは意図していない。むしろ、本発明者は、特許請求する主題は、本文書において記載するステップとは異なるステップまたは同様のステップの組み合わせを含むように、他の現在または今後の技術と関連付けて、別の方法で具現化してもよいことを想定している。更に、「ステップ」および／または「ブロック」という用語は、本明細書においては、採用される方法の異なるエレメントを言外に意味するために使用することもできるが、個々のステップの順序が明示的に記載されている場合を除いて(unless and except)、この用語は、本明細書において開示される種々のステップ間において、いかなる特定の順序をも暗示するように解釈してはならない。

[0016] 本発明の実施形態は、一般に、魅力があり楽しい広告体験をユーザーに提供するのを促進する広告アバターを対象とする。ユーザーは、例えば、人口統計情報、個人的特徴、好き嫌いというような情報を、広告システムに提供すること、および／または広告システムに行動情報を追跡させることによって、広告アバターを作る。広告システムは、この情報に基づいてユーザー・プロファイルを作り／編集し、アバターＩＤをユーザー・プロファイルと関連付ける。加えて、広告システムは、アバター画像を作り／編集し、このアバター画像をユーザー・プロファイルおよびアバターＩＤと関連付ける。本発明の種々の実施形態では、アバター画像の一部は、例えば、皮膚の色および髪の色のように、ユーザーによって明示的に制御することができるが、例えば、アクセサリーや動作というようなアバター画像の他の部分は、ユーザーによって提供された情報および／またはユーザーに対して追跡されユーザー・プロファイルに格納された情報に基づいて、広告システムによって自動的に選択することができる。したがって、ユーザーが広告システムと共有する情報が多い程（直接的にまたは行動追跡を介して間接的に）、アバター画像の容貌および／または行動が増々整っていく。このように、アバターは、ユーザーにとって、広告システムに更に詳細な情報を提供する動機となり、これらの情報は、ユーザーに対して広告の目標をより良く定めるために広告システムによって使用することができる。

[0017] 広告アバター・ウィジェットは、ユーザーが所有し動作させる１つ以上のクライアント・デバイスにインストールすることができる。広告アバター・ウィジェットは、クライアント・デバイスと広告システムとの間における相互作用を容易にするコードを与える。加えて、広告アバター・ウィジェットは、クライアント・デバイスにユーザーのアバターＩＤを格納するコンテナとして機能することもできる。クライアント・デバイスにおけるアプリケーションが広告を要求すると、広告の要求をクライアント・デバイスから広告システムに伝えることができる。この要求は、アバターＩＤを含むことができる。アバターＩＤを使用して、広告システムは対応するユーザー・プロファイルにアクセスし、ユーザー・プロファイルに含まれている情報に基づいて、広告を選択する。加えて、実施形態の中には、アバター画像が広告体験の一部として現れるように、広告を、アバター画像が提示されることになるものとして特定することができる。このような実施形態では、広告はクライアント・デバイスに伝えられ、アバターＩＤと対応するアバター画像と共にクライアント・デバイスにおいて提示される。

[0018] したがって、一態様では、本発明の一実施形態は、コンピューター使用可能命令を格納した１つ以上のコンピューター読み取り可能媒体であって、命令が１つ以上の計算デバイスによって使用されると、これら１つ以上の計算デバイスに方法を実行させる、１つ以上のコンピューター読み取り可能媒体を対象とする。この方法は、ユーザーから個人情報を受け取るステップを含み、個人情報は、以下のうち少なくとも１つを記述する。ユーザーについての人口統計情報、ユーザーの個人的特徴、ユーザーの好きなもの、およびユーザーの嫌いなもの。また、この方法は、個人情報をユーザー・プロファイルに格納し、ユーザー・プロファイルをアバターＩＤと関連付けるステップも含む。更に、この方法は、ユーザー・プロファイルからの個人情報の少なくとも一部を使用して、ユーザーに対するアバター画像の外観の少なくとも一部を決定するステップを含む。更にまた、この方法は、ユーザー・プロファイルからの個人情報の少なくとも一部を使用して、ユーザーへ電子配信するオンライン広告を選択するステップを含む。

[0019] 他の実施形態では、本発明の一態様は、広告を選択しクライアント・デバイスに提供するために、１つ以上のサーバー・デバイスによって実行される方法を対象とする。この方法は、クライアント・デバイスから、当該クライアント・デバイスのアプリケーション内において提示するための広告の要求を受け取るステップを含む。また、この方法は広告の要求に基づいて、アバターＩＤを特定するステップも含む。更に、この方法は、アバターＩＤと関連したユーザー・プロファイルにアクセスするステップを含み、ユーザー・プロファイルは、アバターＩＤと関連したユーザーについての個人情報を含む。また、この方法は、ユーザー・プロファイルからの個人情報の少なくとも一部に、少なくとも部分的に基づいて広告を選択するステップを含む。更に、この方法は、アバター画像を広告の中で提示すべきことを決定するステップを含む。更にまた、この方法は、広告をクライアント・デバイスに提供し、そしてクライアント・デバイスに、アバター画像またはアバター画像を広告の中で提示すべきことの指示を与えるステップを含み、クライアント・デバイスにおいてアバター画像が広告と共に提示される。

[0020] 本発明の更に他の実施形態は、コンピューター使用可能命令を格納した１つ以上のコンピューター読み取り可能媒体であって、命令が１つ以上の計算デバイスによって使用されると、これら１つ以上の計算デバイスに方法を実行させる、１つ以上のコンピューター読み取り可能媒体を対象とする。この方法は、ユーザーから個人情報を受け取るステップを含み、個人情報は、以下のうち少なくとも１つを含む。ユーザーについての人口統計情報、ユーザーの個人的特徴、ユーザーの好きなもの、およびユーザーの嫌いなもの。更に、この方法は、ユーザーからの個人情報の少なくとも一部に基づいて、ユーザーに対するアバターを作るステップを含む。広告アバターは、匿名の識別子を含むアバターＩＤと関連付けられる。また、広告アバターはアバター画像とも関連付けられ、アバター画像の少なくとも一部はユーザーによって明示的に指定され、アバター画像は、ユーザーからの個人情報の少なくとも一部に基づいて自動的に決定されるアクセサリーを含み、ユーザーがこのアクセサリーを明示的に指定することはない。また、この方法は、ユーザー・デバイスに格納するために、アバター・ウィジェットをユーザー・デバイスに伝えるステップを含む。アバター・ウィジェットは、ユーザー・デバイスにリモート広告プラットフォームと相互作用させて、ユーザーに提示するための広告のユーザーへの配信を容易にするためのコードを含む。また、アバター・ウィジェットは、ユーザー・デバイスにアバターＩＤを格納するためのコンテナとしても機能する。更に、この方法は、ユーザー・デバイスから、広告の要求を受け取るステップも含み、この要求はアバターＩＤを含む。また、この方法は、ユーザーから受け取った個人情報の少なくとも一部に少なくとも部分的に基づいて、広告を選択するステップを含む。更に、この方法は、ユーザーの広告との相互作用を可能にするように広告が構成されていると判断し、ユーザーの広告との相互作用を可能にするように広告が構成されているという判断に基づいて、アバター画像を取り出すステップを含む。更にまた、この方法は、広告およびアバター画像をユーザー・デバイスに提供するステップを含み、アバター画像はユーザー・デバイスにおいて広告の中に提示され、広告がユーザーとの相互作用を可能にすることをユーザーに示す。

[0021] 以上本発明の実施形態の全体像について端的に説明したので、本発明の種々の態様に対する一般的なコンテキストを与えるために、本発明の実施形態を実現することができる動作環境例について以下に説明する。最初に特に図１を参照すると、本発明の実施形態を実現する動作環境の一例が示されており、全体的に計算デバイス１００と示されている。計算デバイス１００は、適した計算環境の一例に過ぎず、本発明の使用範囲や機能に関して何の限定も示唆する意図はない。また、図示するコンポーネントの任意の１つまたは組み合わせに関して、何らかの依存性や要件を有するように、計算デバイス１００を解釈してはならない。

[0022] 本発明の実施形態は、コンピューター、あるいはパーソナル・データー・アシスタントまたは他のハンドヘルド・デバイスのような他の装置によって実行される、プログラム・モジュールのようなコンピューター実行可能命令を含む、コンピューター・コードまたは装置使用可能命令という一般的なコンテキストで記載することができる。一般に、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データー構造等を含む、プログラム・モジュールは、特定のタスクを実行するコード、または特定の絶対データー・タイプを実装するコードを指す。本発明は、ハンド・ヘルド・デバイス、消費者用電子機器、汎用コンピューター、より特殊な計算デバイスなどを含む、種々のシステム構成において実用することができる。また、本発明は分散型計算環境においても実用することができ、この環境では、通信ネットワークを通じてリンクされているリモート処理デバイスによってタスクを実行する。

[0023] 図１を参照すると、計算デバイス１００は、以下のデバイスを直接または間接的に結合するバス１１０を含む。メモリー１１２、１つ以上のプロセッサー１１４、１つ以上のプレゼンテーション・コンポーネント１１６、入力／出力ポート１１８、入力／出力コンポーネント１２０、および例示の電源１２２。バス１１０は、１つ以上のバス（アドレス・バス、データー・バス、またはこれらの組み合わせ）であるものを表す。図１の種々のブロックは、明確にするために、線で示されているが、実際には、これらのブロックは、論理的なコンポーネントを表すが、必ずしも実際のコンポーネントではない。例えば、ディスプレイ・デバイスのようなプレゼンテーション・コンポーネントを、Ｉ／Ｏコンポーネントと見なす人もいるかもしれない。また、プロセッサーはメモリーを有する。本発明者は、このようなことは技術の本質であることを認識しており、図１の線図は本発明の１つ以上の実施形態と共に使用することができる計算デバイス例の一例に過ぎないことを繰り返しておく。「ワークステーション」、「サーバー」、「ラップトップ」、「ハンド・ヘルド・デバイス」などのようなカテゴリー間では区別は行われない。何故なら、これらは全て図１の範囲に入り、「計算デバイス」と呼ばれると考えられるからである。

[0024] 計算デバイス１００は、通例、種々のコンピューター読み取り可能媒体を含む。コンピューター読み取り可能媒体は、計算デバイス１００によってアクセスすることができる任意の利用可能な媒体とすることができ、コンピューター読み取り可能命令、データー構造、プログラム・モジュール、または他のデーターのような情報の格納のための任意の方法または技術で実現される、揮発性および不揮発性双方の、リムーバブルおよび非リムーバブル媒体を含む。コンピューター読み取り可能媒体は、限定ではなく、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュ・メモリーまたは他のメモリー技術、ＣＤ‐ＲＯＭ、ディジタル・バーサタイル・ディスク（ＤＶＤ）または他の光ディスク・ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶デバイスまたは他の磁気記憶デバイス、あるいは所望の情報を格納するために使うことができそしてコンピューター１００がアクセス可能なその他の任意の媒体も含むことができる。以上のうち任意のものの組み合わせも、コンピューター読み取り可能媒体の範囲に含まれてしかるべきである。

[0025] メモリー１１２は、揮発性および／または不揮発性メモリーの形態としたコンピューター記憶媒体を含む。メモリーは、リムーバブル、非リムーバブル、またはその組み合わせであってもよい。ハードウェア・デバイスの例には、ソリッド・ステート・メモリー、ハード・ドライブ、光ディスク・ドライブ等が含まれる。計算デバイス１００は、メモリー１１２、またはＩ／Ｏコンポーネント１２０のような種々のエンティティからデーターを読み出す１つ以上のプロセッサーを含む。プレゼンテーション・コンポーネント（１つまたは複数）１１６は、データー指示をユーザーまたは他のデバイスに提示する。プレゼンテーション・コンポーネントの例には、ディスプレイ・デバイス、スピーカー、印刷コンポーネント、振動コンポーネント等が含まれる。

[0026] Ｉ／Ｏポート１１８は、Ｉ／Ｏコンポーネント１２０を含む他のデバイスに計算デバイス１００を論理的に結合することを可能にする。これら他のデバイスの一部は内蔵されていてもよい。例示的なコンポーネントには、マイクロフォン、ジョイスティック、ゲーム・パッド、衛星ディッシュ、スキャナー、プリンター、ワイヤレス・デバイス等が含まれる。

[0027] 既に示したように、本発明の実施形態は、ユーザー自身の広告アバターを作る能力をユーザーに与え、広告の目的のためにこの広告アバターを使用することを対象とする。以下で更に詳しく説明するが、ユーザーは、ユーザーに関する情報を広告システムに提供すること、および／または広告システムにユーザーについての行動情報を追跡させることによって、広告アバターを作り編集することができる。この情報は、アバターＩＤと関連付けて、ユーザーに対するユーザー・プロファイルに広告システムによって格納され、ユーザーの広告アバターに対するアバター画像の少なくとも一部を決定するために、広告システムによって使用される。したがって、ユーザーが広告システムに提供する情報が多い程、および／またはユーザーが広告システムに追跡させる情報が多い程、ユーザーのアバター画像はその外観および／または動作が増々整っていく。また、ユーザー・プロファイルにおける情報は、ユーザーへの配信および提示のために広告を選択するために広告システムによっても使用される。

[0028] 本発明の実施形態によれば、クライアント・フレームワークが、ユーザーが所有し動作させるクライアント・デバイス（１つまたは複数）においてインストールされる。クライアント・フレームワークは、広告アバター・ウィジェットを含み、広告アバター・ウィジェットは、本明細書において記載する広告機能を容易にするコードを含む。広告アバター・ウィジェットは、クライアント・デバイスにおいてアバターＩＤのコンテナとして機能する。ユーザーがログ・インしたときにはいつでも、アバターＩＤがアバター・ウィジェットの中に具体化される。アバター・ウィジェットをアバターＩＤのコンテナとして使用することによって、媒体、生産物、およびサービスを跨いでこのアバターＩＤを使用することができるという利点が得られる。

[0029] 以下で更に詳しく説明するが、アバターＩＤは種々の目的のために使用することができる。一般に、アバターＩＤは、ユーザーへの配信のための広告を選択するために、広告システムによって使用される。実施形態の中には、アバターＩＤが、広告の中に置くためのアバター画像を特定するために、広告システムによって使用されてもよい場合もある。加えて、アバターＩＤは、行動情報を追跡するために、広告システムによって使用されてもよい。更に、アバターＩＤは、サイン・オンの目的のために、アプリケーションおよびサービスによって使用されてもよい。本発明の実施形態の中には、個人的に特定可能な情報（例えば、ユーザーの名前、住所等）がアバターＩＤと関連付けられないように、アバターＩＤが匿名の識別子（ＡＮＩＤ）である場合もある。このような実施形態では、アバターＩＤにＡＮＩＤを使用することによって、広告システムがユーザーに匿名の体験を与えることが可能になる。これは、広告システムによって受信されアバターＩＤと関連付けて格納されたいずれの情報を使用しても、ユーザーを特定することができないからである。

[0030] ユーザーの広告アバターは、ユーザーのクライアント・デバイス間で共有することもできる。即ち、広告アバター・ウィジェットを含むクライアント・フレームワークをユーザーのクライアント・デバイスの各々にインストールすることができ、ユーザーのアバターＩＤを各デバイスにおいてアバター・ウィジェットに埋め込むことができる。加えて、ユーザーのアバターは、例えば、Microsoft Corporationによって提供されるLIVE MESH同期サービスを使用して、ユーザー・デバイス間で同期させることができる。

[0031] 既に示したように、ユーザーは最初に広告アバターを作る。ユーザーは、新たなアバターを作り、システムによって提供されるベース・アバターを使用するか、または他の計算環境から発した、ユーザーに対する既存のアバターを使用することができる。後者の一例として、ユーザーは、Microsoft Corporationによって提供されるＸＢＯＸゲーミング・システムのような、ゲーミング・システムにおいて既にアバターを作ってあってもよい。ユーザーは、既に作られているアバターを彼／彼女の広告アバターとして使用することを選択することができる。

[0032] アバター画像は、ユーザーの広告アバターに対して作られる。本発明の実施形態の中には、ユーザーがアバター画像のある種の視覚的属性を明示的に指定できる場合もある。一例のみとしてそして限定ではなく、ユーザーはアバターの皮膚の色および髪の色を指定することができる。ユーザーが他の計算環境からの既存のアバターを使用することを選択する場合、このユーザーの広告アバターに対するアバター画像は、既存のアバターに対するアバター画像に基づくことができる。ユーザーの広告アバターに対するアバター画像の何らかの様相を明示的にユーザーに指定させることに加えて、本システムは、ユーザーが広告システムに明示的に提供した情報に基づいて、アバター画像の追加の様相を自動的に選択する、および／または広告に行動追跡によって追跡させ、広告の目標をユーザーに定めるために広告システムによって使用することができる。実施形態の中には、アバター画像のこれらの追加の様相には、アクセサリー、および／またはアバターによって実行される動作が含まれ、これらは広告システムによって自動的に選択され、ユーザーが情報を提供した場合のみ、および／または広告システムに情報を追跡させる場合のみ、アバター画像に追加することができる。言い換えると、ユーザーはこれらのアバター画像の様相を明示的に指定することはできないが、これらの様相は、広告システムが広告の目標を定める目的のために使用してもよい情報を受け取った場合にのみ、得ることができる。したがって、広告アバターは、このような情報を提供する動機をユーザーに与え、および／または広告システムにこのような情報を追跡させる。更に他の動機として、実施形態の中には、ユーザーが、広告システムによって提供された広告と相互作用する場合、このユーザーに、アバター画像のために更に別の容貌(feature)を得るために使用することができるクレジットを与えることができる。

[0033] 先に示したように、広告アバターを作るとき、ユーザーには、アバターと関連したプロファイルに格納されている情報を提供する機会が与えられる。また、ユーザーはいつの時点でもアバターと関連付けられているプロファイル情報を編集することもできる。本発明の種々の実施形態によれば、ユーザーは、人口統計情報、個人的特徴、好きなもの、および嫌いなもののような情報を指定することができる。この情報は、特定のユーザーに広告の目標を定めるために、広告システムによって使用することができる。先に注記したように、ユーザーが広告システムに情報を提供する動機として、ユーザーがシステムに提供する情報が多い程、アバター画像の外観および動作が増々整っていく。

[0034] 一実施形態では、広告システムは個性検査を行い、ユーザーの性格特性と対応する１つ以上の名前が付けられたセグメントに、ユーザーが彼自身／彼女自身を入れることが可能になる。個性検査の一部として、ユーザーは、ユーザーの個性に一致する複数の説明文から選択することができる。ユーザーの選択に基づいて、１つ以上の性格特性がユーザーのアバターに関連付けられる。一例のみとしてそして限定ではなく、名前が付けられたセグメント、即ち、性格特性には、「風来坊」（rolling stone）、「スポーツ狂」（sports nut）、「電化製品おたく」（gadget geek）、「ファッション中毒」（fashionista）、「スーパー・ペアレント」（super parent）、「スピード・レーサー」（speed racer）、および「献身的」（committed）を含むことができる。

[0035] ユーザーが個性検査の一部として情報を提供することを誘導するものとして、各性格特性は、アバター画像の一部として表れる少なくとも１つの項目を含むとよい。したがって、ユーザーが個性検査を完了した結果、複数の性格特性がユーザーの広告アバターと関連付けられた場合、このアバター画像は、特定された性格特性に対応する項目を含むことになる。この項目は、アバターのためのアクセサリー、および／またはアバターが行うことができる動作とすることができる。以下に、異なる性格特性に対してアバター画像の一部として与えることができる項目の複数の例を示す。「風来坊」に対する航空会社の搭乗券、「スポーツ狂」に対する野球帽、「電化製品おたく」に対する電話のようなかっこいい小物(cool gadget)、「ファッション中毒」に対するサングラス、「スーパー・ペアレント」に対する子供の像、「スピード・レーサー」に対するかっこいい自動車、および「献身的」に対する結婚指輪。

[0036] ユーザーが個性検査の一部として情報を提供することの更なる動機として、広告システムは、性格特性に基づいてコミュニティーを作ることができ、対応する性格特性を有することによって、このコミュニティーが開かれる(gate)。言い換えると、ユーザーが個性検査を完了しており、コミュニティーに対応する性格特性を有すると特定されたときにのみ、コミュニティーにアクセスすることができる。

[0037] ユーザーによって個性検査を介して提供された情報は、しかるべく広告の目標をユーザーに定めるために広告システムによって使用される。即ち、ユーザーの性格特性(personality trait)と対応する広告がユーザーに配信されるが、一方、ユーザーの個性(personality)に対応しない広告は配信されない。前者の一例として、ユーザーが「風来坊」と識別された場合、旅行と関連した広告がユーザーに配信されるとよい。後者の例として、ユーザーが「献身的」と特定された場合、広告システムは、出会いサービスに関する広告をサーブする。

[0038] 本発明の実施形態の中には、ユーザーが追加的にまたは代わりにユーザーの好きなものおよび／または嫌いなものに関する情報を提供するとよい場合がある。個性検査の一部としてユーザーによって提供される情報と同様、ユーザーの好きなものおよび／または嫌いなものに関してユーザーによって提供される情報も、ユーザーの広告体験に寄与する。即ち、ユーザーの好きなものおよび／または嫌いなものに関してユーザーによって提供される情報は、ユーザーへの配信に選択される広告に影響を及ぼす。例えば、ユーザーの好きなものに対応する広告が配信に選択されるが、ユーザーの嫌いなものに関連した広告は選択されない。加えて、ユーザーの好きなものおよび／または嫌いなものに関する情報は、アバター画像にアクセサリーおよび／または動作を与えるために広告システムによって使用することができる。

[0039] 分類法(taxonomy)を設け、この分類法から選択を行うことによって、ユーザーの好きなものおよび／または嫌いなものをユーザーに指定させることもできる。実施形態の中には、分類法が項目の階層を与え、多様な特殊な項目をユーザーに選択させる場合もある。例えば、ユーザーは「食べ物」を一般的な好きなものとして示すことができる。あるいは、ユーザーは、例えば、「中国レストラン」を好きなものとして特定するというように、分類法において更に掘り下げて、更に専門性を示すことができる。他の代替物として、ユーザーは分類法において更に掘り下げて、特定の商人（例えば、特定のレストラン）の識別を好きなものとして示すこともできる。

[0040] 実施形態では、分類法は、広告システムに対して作られた所定の階層である。ユーザーは、分類法を介して好きなものおよび／または嫌いなものを示すために単にナビゲートすればよい。実施形態の中には、ユーザーが彼らの好きなものおよび／または嫌いなものを特定するために使用される分類法は、アプリケーション開発者やサイト・パブリッシャー(site publisher)が彼らのコンテキストを記述するために、そして広告主が彼らの目的の聴衆を記述するために使用される分類法と同じである。広告主によって使用されているのと同じ分類法を使用して好きなものおよび／または嫌いなものをユーザーに特定させることによって、ユーザーがすきなもの／嫌いなものとして示すものと、広告主が広告選択において有用であると特定するものとの間に、直接的な対応が得られる。したがって、ユーザー毎に選択される広告は、特にそのユーザーを目標に定めることができる。

[0041] 実施形態の中には、ユーザーが新たなエレメントを分類法に追加できる場合もある。新たなエレメントは、ユーザーによって分類法内における任意の階層レベルに追加することができる。例えば、ユーザーは一般的専門性（例えば、「衣服」）に対応する新たな高レベル・エレメントを与えることができる。また、ユーザーは、特定の専門性（例えば、特定の商人を指定する）に対応する新たな低レベル・エレメントを与えることもできる。次いで、分類法に追加されたエレメントは、他のユーザー、広告主、アプリケーション開発者、および／またはサイト・パブリッシャーによって使用することができる。加えて、分類法に追加されたエレメントは、広告主を引きつけるために、広告システム・プロバイダーによって使用されてもよい。例えば、ユーザーが特定の商人を分類法に追加することができ、そして他のユーザーがこの商人を好きなものとして特定することもできる。広告システム・プロバイダーは、広告システムを有する広告主として商人を引きつけようとする試みにおいて、このような情報を商人に提供することができる。

[0042] ユーザーが明示的にに提供する情報に基づいて、魅力があり楽しい広告体験を与えることに加えて、広告システムは行動追跡を使用するユーザーのために情報を収集することができる。本発明の実施形態によれば、行動追跡は、ユーザーが行ったことがあるウェブページのＵＲＬ、ユーザーによって出されたサーチ問い合わせ要求、広告とのユーザーの相互作用、およびアプリケーションのコンテキスト、その他多数を収集することを含むことができる。行動追跡によって収集された情報は、ユーザーのプロファイルに追加することができ、ユーザーのアバター画像の様相および／またはユーザーに配信する広告を選択するために使用することができる。実施形態では、ユーザーには、行動追跡をオプト・インまたはオプト・アウトする選択肢が与えられる。加えて、ユーザーは、追跡される特定の情報をオプト・インまたはオプト・アウトすることもできる。例えば、ユーザーは、ユーザーによって出されたサーチ要求を広告システムに追跡させるが、ユーザーが行ったウェブページを広告システムに追跡させないと決定することもできる。更に、ユーザーは行動追跡を全域的にオプト・アウトすることもでき、またはセッション毎に行動追跡をオプト・アウトすることもできる。

[0043] これより図２を参照すると、ブロック図が示されており、本発明の実施形態を使用することができるシステム例２００を示す。尚、本明細書において説明するこの構成および他の構成は、一例として明示するに過ぎないことは言うまでもない。示されるものに加えてまたはその代わりに、他の構成およびエレメント（例えば、装置、インターフェース、機能、順序、および機能の集合等）も使用することができ、一部のエレメントを纏めて省略することもできる。更に、本明細書において説明するエレメントの多くは、担体または分散コンポーネントとして、あるいは他のコンポーネントと合わせて、そして任意の適した組み合わせおよび場所で実装することができる機能的エンティティである。本明細書において１つ以上のエンティティによって実行されると記載される種々の機能は、ハードウェア、ファームウェア、および／またはソフトウェアによって実行することができる。例えば、種々の機能は、メモリーに格納されている命令を実行するプロセッサーによって実行することができる。

[0044] 図示されていないコンポーネントの中ではとりわけ、システム２００は通常クライアント・デバイス２０２および広告プラットフォーム２０４を含む。クライアント・デバイス２０２および広告プラットフォーム２０４は、各々、例えば図１を参照して説明した計算デバイス１００のような、任意のタイプの計算デバイスを含むことができる。システム２００のコンポーネントは、ネットワークを介して互いに通信することができる。ネットワークは、限定ではなく、１つ以上のローカル・エリア・ネットワーク（ＬＡＮ）および／またはワイド・エリア・ネットワーク（ＷＡＮ）を含むことができる。このようなネットワーキング環境は、事務所、企業規模のコンピューター・ネットワーク、イントラネット、およびインターネットでは極普通である。尚、本発明の範囲内において、システム２００内には任意の数のクライアント・デバイスおよび広告プラットフォームを使用してもよいことは言うまでもない。各々が、１つのデバイス、または分散環境で協同する複数のデバイスを含むことができる。例えば、広告プラットフォーム２０４は、分散環境で配列されている複数のデバイスを含むことができ、これらのデバイスが集合的に、本明細書において説明する広告プラットフォームの機能を設ける。加えて、図示されていない他のコンポーネントもシステム２００の中に含めることができる。

[0045] 一般に、システム２００は、クライアント・デバイス２０２が、ユーザーの広告アバターを使用することによって、広告を要求し広告プラットフォーム２０４から受け取る環境を示す。クライアント・デバイス２０２は、例えば、デスクトップ・コンピューター、ラップトップ・コンピューター、あるいは電話機またはメディア・プレーヤーのような移動体デバイスのような、ユーザーが所有し動作させる複数の異なるタイプのデバイスのうち任意のものとすることができる。クライアント・デバイス２０２は、広告を表示する環境を設けるアプリケーション２０６を含む。アプリケーション２０６は、広告を提示することができる任意のタイプのアプリケーションを含むことができる。一例のみとしてそして限定ではなく、このアプリケーションは、ゲーミング・アプリケーションまたはウェブ・ブラウジング・アプリケーションとすることができる。図２に示すように、アプリケーション２０６は広告コンテナ２０８を含む。広告コンテナ２０８は、広告をユーザーに提示することができる、アプリケーション２０６内の場所を表す。

[0046] アプリケーション２０６内において広告を提示しようとするとき、クライアント・デバイス２０２におけるクライアント・ライブラリー２１０に対して広告の要求を行う。場合によっては、１つ以上の広告がクライアント・デバイス２０２にキャッシュされていることもある。広告がクライアント・デバイス２０２にキャッシュされている場合、クライアント・ライブラリー２１０はキャッシュされている広告を提示のためにアプリケーション２０６に戻すことができる。あるいは、広告がクライアント・デバイス２０２にキャッシュされていない場合、または何らかの他の理由のために広告プラットフォーム２０４から広告を取り出すことが望ましい場合、広告の要求を広告プラットフォーム２０４に対して行う。更に、１つ以上の広告の要求を任意の時点でクライアント・デバイス２０２から広告プラットフォーム２０４に行い、クライアント・デバイス２０２において、今後の使用のためにアプリケーション２０６のようなアプリケーションにキャッシュすることができる。

[0047] 広告プラットフォーム２０４から広告を要求するために、クライアント・ライブラリー２１０は、クライアント・デバイス２０２にアバターＩＤが存在するかチェックする。アバターＩＤがある場合、広告プラットフォームへの要求はアバターＩＤを含む。アバターＩＤがない場合、アバターＩＤを特定するために広告プラットフォーム２０４によって使用することができる他の情報を、要求の中に含めることができる。例えば、ユーザーＩＤ（例えば、個人的に特定可能な情報と関連したＩＤ）、および／または装置の一意のＩＤを広告プラットフォーム２０４に与えることができ、広告プラットフォーム２０４は、例えば、ハッシュ関数をユーザーＩＤおよび／または装置の一意のＩＤに適用することによって、アバターＩＤを特定することができる。

[0048] 広告プラットフォーム２０４は、クライアント・デバイス２０２のようなクライアント・デバイスへの広告の配信のために広告システムを含む。先に注記したように、広告プラットフォーム２０４は１つの計算デバイスを含めばよいが、広告プラットフォーム２０４が分散型計算環境において複数の計算デバイスによって実現される可能性も高い。図２に示すように、広告プラットフォーム２０４は、ユーザーに配信する広告の選択を容易にする広告選択コンポーネント２１２を含む。広告選択コンポーネント２１２は、移動体アダプター２１４、オンライン・アダプター２１６、およびＴＶアダプター２１８を含む。ＴＶアダプター２１８は、クライアント・デバイス２０２を特定のタイプのデバイスとして特定し、そのタイプに基づいてクライアント・デバイス２０２に対して広告体験を適合するのを容易にする。広告コア配信２２０は、クライアント・デバイス２０２のようなクライアント・デバイスからのアバター要求を扱う。アバターは、アバターＩＤのコンテナとして機能するコードを含み、クライアント・デバイスに供給され、クライアント・デバイスにおいてアバター・ウェッジによってキャッシュされる。

[0049] 広告選択コンポーネント２１２は、広告パッケージ選択コンポーネント２２２を含む。広告パッケージ選択コンポーネント２２２は、クライアント・デバイス２０２のようなクライアント・デバイスに配信する広告の選択を容易にする。広告パッケージ選択コンポーネント２２２は、広告要求に含まれるアバターＩＤまたは広告要求における情報に基づいて決定されるアバターＩＤを使用して、目標設定情報サービス２２４によって維持されている対応するユーザー・プロファイル２２６におけるデーターにアクセスする。ユーザー・プロファイル２２６からのデーターは、ユーザーについての情報を含み、例えば、ユーザーの人口統計情報、性格特性、好きなもの、および／または嫌いなものを記述する。この情報は、ユーザー・デバイス２０２に配信する広告を選択するために、広告パッケージ選択コンポーネント２２２によって使用される。実施形態の中には、広告パッケージ選択コンポーネント２２２が、ユーザー・プロファイル外部の情報にも基づいて広告を選択する場合もある。例えば、広告パッケージ選択コンポーネント２２２は、ユーザー・プロファイル２２６からの情報、および広告がユーザー・デバイスに提示されるコンテキストの双方に基づいて、その広告を選択することもできる。一例のみとしてそして限定ではなく、広告がサーチ・エンジンの結果ページにおいてサーチ結果と共に提示される一実施形態では、広告は、サーチ・エンジンによって使用されたサーチ問い合わせタームおよび／またはサーチ・エンジンの結果ページにおいて与えられたサーチ結果に少なくとも部分的に基づいて選択することができる。

[0050] 広告パッケージ選択コンポーネント２２２によって選択された広告は、複数のアセット(asset)のパッケージを含むことができる。したがって、広告パッケージ選択コンポーネント２２２によって行われた広告選択に基づいて、アセット・アセンブリ・コンポーネント２２８は、動的なアセット取り出しおよび組み立てを、広告応答をクライアント・デバイス２０２に配信するために行う。実施形態の中には、ユーザーの広告アバターに対するアバター画像を広告の中に含ませるべきか否かに関して判定を行う場合もある。例えば、この判定は、ユーザーが広告と相互作用することができるという指示に基づいてもよく、広告がユーザーに提示されたときに、アバター画像がユーザーに対してユーザーが広告と相互作用できることのインディケーターの役割を果たすようにしてもよい。実施形態の中には、これが、ユーザーの広告との相互作用の結果、ユーザーがユーザーのアバター画像のために更に他の容貌をえるために使用できるクレジットが得られることの指示を含むとよい場合もある。

[0051] 実施形態の中には、ユーザーの広告アバターが複数のアバター画像状態を含み、各アバター画像状態が異なるアバター画像を含む場合もある。一例のみとしてそして限定ではなく、広告アバターは、アバター画像の頭のみが与えられる頭部状態と、アバター画像全体が与えられる完全状態とを含むことができる。したがって、アバター画像が広告の中に含まれ複数のアバター画像状態が利用可能な場合、アバター画像状態が判定される。

[0052] 広告応答を選択し組み立てた後、広告プラットフォーム２０４は、広告応答をクライアント・デバイス２０２に供給する。広告応答は広告を含み、この広告はアセット・パッケージを含むことができる。実施形態の中には、広告応答が、広告の中で提示されるアバター画像を含む場合もある。他の実施形態では、広告応答は、アバター画像が広告において提示されることになっていることの指示を含み、クライアント・デバイス２０２が、広告の中に入れるために、キャッシュされているアバター画像を取り出す。この指示は、複数のアバター画像状態が利用可能な場合には、特定のアバター画像状態の指示を含むことができる。更に他の実施形態では、広告応答は、アバター画像も、アバター画像が広告の中に表示されることの指示も含まず、広告はアバター画像なしで提示される場合もある。

[0053] これより図３に移ると、流れ図が示されており、本発明の一実施形態にしたがって広告アバターをユーザーに対して作る方法３００を示す。ブロック３０２に示すように、ユーザーは、広告アバターを提供する広告システム・プロバイダーに個人情報を提供する。先に論じたように、ユーザーは種々の異なる個人情報を提供することができる。例えば、ユーザーは人口統計情報、性格特性、好きなもの、および／または嫌いなもの、更には他の情報を提供することができる。本発明の実施形態によれば、ユーザーによって提供された情報は、ユーザーの広告アバター画像の外観の様相を選択するときに使用することができる。例えば、アバター画像は、ユーザーの性格特性に基づいて、１つ以上のアクセサリーを含むことができる。加えて、アバター画像は、ユーザーの個人情報に基づいて、特定の動作を行うこともできる。

[0054] ブロック３０４に示すように、このユーザーによって提供された情報に基づいて、ユーザー・プロファイルがユーザーに対して作られる。加えて、ブロック３０６において、アバターＩＤがユーザー・プロファイルと関連付けられる。本発明の実施形態の中には、個人的に特定可能な情報（例えば、名前、住所等）がアバターと関連付けられないように、アバターＩＤが匿名ＩＤである場合もある。代わりに、アバターＩＤは、例えば、ユーザーの人口統計情報、性格特性、好きなもの、および／または嫌いなものというような、ユーザーの特性を記述する情報と関連付けられるが、ユーザーを個人的に特定させない。

[0055] ブロック３０８に示すように、アバター画像が作られ、アバターＩＤと関連付けられる。実施形態の中には、例えば、アバター画像の皮膚の色および髪の色というような、アバター画像の外観のある種の様相を、ユーザーが明示的に指定できる場合もある。実施形態の中には、アバター画像が、他のアプリケーションまたはシステムからのユーザーに対する既存のアバター（例えば、ＸＢＯＸゲーミング・システムからのアバター画像）に少なくとも部分的に基づくことができる場合もある。実施形態の中には、ユーザー・プロファイルからの個人情報の少なくとも一部が、アバター画像の外観の少なくとも一部を決定するために使用される場合がある。例えば、先に注記したように、アバター画像はアクセサリーを含むことができ、またはユーザー・プロファイルからの情報に基づいてシステムによって自動的に選択された動作を実行することができる。一実施形態では、ユーザーによって提供される個人情報は、名称付きセグメント（「風来坊」、「スポーツ狂」）、「電化製品おたく」、「ファッション中毒」、「スーパー・ペアレント」、「スピード・レーサー」、および「献身的」）にユーザーを入れるためにシステムによって使用され、ユーザーのアバター画像は、この名称付きセグメントに対応するアクセサリーを含む。したがって、ユーザーのアバター画像は、ユーザーの個性を反映する。

[0056] 実施形態の中には、広告アバターが複数のアバター画像状態を有することができる場合もある。例えば、広告アバターは、アバター画像の変わりゆく量または部分を表示するアバター画像状態を含むことができる。一例のみとしてそして限定ではなく、一実施形態では、広告アバターは、アバターの頭部のみを含む頭部状態と、アバター全体を含む完全状態とを含むことができる。本発明の種々の実施形態によれば、任意の数のアバター画像状態を広告アバターに対して含ませることができる。異なるアバター画像状態を含ませることによって、システムは、アバター画像を提示しようとするコンテキストに適したアバター画像状態を与えることができる。例えば、アバター画像を、空間が限られている場所に提示しようとする場合、頭部状態を選択するとよい。

[0057] ブロック３１０に示すように、アバター・ウィジェットが、ユーザー・デバイスに格納するために、ユーザー・デバイスに伝えられる。アバター・ウィジェットは、ユーザーに提示するためのユーザーへの広告の配信を容易にするために、ユーザー・デバイスにリモート広告プラットフォームと相互作用させるコードを含む。加えて、アバター・ウィジェットは、ユーザー・デバイスにおいてアバターＩＤを格納するコンテナとして機能する。したがって、ユーザー・デバイスにおいてアプリケーションの中に入れるために広告が要求されたときには、アバターＩＤは、クライアント・デバイスによって与えられ、広告の選択、およびいずれかの広告におけるアバター画像の配置を容易にすることができる。これについては、以下で更に詳しく説明する。

[0058] 次に図４を参照すると、流れ図が示されており、本発明の一実施形態にしたがって、広告制御の開始時にクライアントによって行われる方法４００を示す。最初に、ブロック４０２に示すように、アプリケーションがクライアント・デバイスにおいて実行し始める。ブロック４０４に示すように、アプリケーションが実行している間、アプリケーションの中における提示に対する広告の必要性に基づいて、広告制御が作動する。

[0059] ブロック４０６に示すように、アバターＩＤを含むアバターがクライアント・デバイスにキャッシュされているか否か判定を行う。アバターＩＤを含むアバターがクライアント・デバイスにキャッシュされている場合、ブロック４０８に示すように、アバターＩＤを含む広告要求が生成され、プラットフォームに送られる。アバターＩＤを含むアバターがクライアント・デバイスに格納されていない場合、ブロック４１０において、ユーザーがアバターＩＤを有するか否か判定する。クライアントがアバターＩＤが存在すると判定した場合、ブロック４１２において、広告要求はアバターＩＤを含むユーザーのアバターの要求を含む。広告要求は、例えば、ユーザーＩＤまたは装置の一意のＩＤのような、しかるべきアバターＩＤの特定を可能にする情報を含む。ユーザーがアバターＩＤを有していないと判定された場合、ブロック４１４において、アバター・ウィジェットが存在するか否か判定を行う。有している場合、ブロック４１６に示すように、アバター・ウィジェットが広告要求の一部として要求される。あるいは、ブロック４１８に示すように、いずれのアバター情報についての何の指示および／または要求もなく、広告要求が送られる。

[0060] これより図５を参照すると、流れ図が示されており、本発明の一実施形態にしたがってクライアント・デバイスからの広告要求に応答して広告を選択するために、広告プラットフォームによって実行される方法５００を示す。最初に、ブロック５０２に示すように、広告要求がクライアント・デバイスから受け取られる。ブロック５０４において、この広告要求がアバターＩＤを含むか否か判定を行う。広告要求がアバターＩＤを含まない場合、ブロック５０６に示すように、広告要求が、アバターＩＤを特定するために使用することができる他の特定情報（例えば、ユーザーＩＤまたは装置の一意のＩＤ）を含むか否か判定を行う。広告要求がアバターＩＤも、アバターＩＤを特定するために使用することができる他の情報も含まない場合、ブロック５０８に示すように、基準広告が選択されてクライアント・デバイスに提供され、アバターＩＤと関連したユーザー・プロファイルにある情報を使用せず、アバター画像も使用しない。あるいは、要求が、アバターＩＤの特定を可能にする情報を含む場合、ブロック５１０において、アバターＩＤが特定される。

[0061] ブロック５１２に示すように、広告要求と共に含まれているアバターＩＤ、または広告要求に含まれている他の情報に基づいて判定されたアバターＩＤは、このアバターＩＤと関連したユーザー・プロファイルにアクセスするために使用される。ブロック５１４に示すように、ユーザー・プロファイルに基づいて広告が選択される。ブロック５１６において、表示される広告の一部として、アバター画像が含められるか否か判定を行う。広告の一部としてアバター画像が含められるか否かの判定は、本発明の種々の実施形態において複数のファクターに基づくことができる。例えば、実施形態の中には、ユーザーが広告と相互作用できることの指示として、アバター画像は広告の一部として含まれる場合もある。実施形態の中には、ユーザーが広告と相互作用したことに対してクレジットを受け取ることができることの指示として、アバター画像が広告の一部として含まれる場合もある。本発明の実施形態の範囲内で、他の目的のためにアバター画像を広告の中に含めることもできる。

[0062] 広告の中にアバター画像が表示されないことが決定された場合、ブロック５１８に示すように、アバター画像のない広告がユーザー・デバイスに提供され、広告の一部としてアバター画像が提示されることの指示もない。逆にアバター画像が広告の一部として提示されることが決定された場合、ブロック５２０において、アバター画像が取り出される。ブロック５２２において、アバター画像を含む広告がクライアント・デバイスに提供される。

[0063] 実施形態の中には、アバター画像を取り出してこのアバター画像を広告と共にクライアント・デバイスに提供する代わりに、広告プラットフォームが、アバター画像のない広告をクライアント・デバイスに提供することができるが、アバター画像が広告の一部として表示されることの指示がある。次いで、クライアント・デバイスはアバター画像を取り出し、このアバター画像をクライアント・デバイスにキャッシュすることができる。クライアント・デバイスは、アバター画像を含む広告を表示することができる。

[0064] 広告アバターが複数のアバター画像状態を含む実施形態では、この方法は、更に、どのアバター画像状態を所与の広告に対して使用するべきか決定するステップを含むことができる。アバター画像状態は、例えば、広告が提示されるコンテキスト、および／またはアバター画像が現れる広告の様相というような、種々のファクターに基づいて選択することができる。次に、選択されたアバター画像状態に対応するしかるべきアバター画像を、広告と共にクライアント・デバイスに提供することができ、またはクライアント・デバイスが、広告の中における提示のために、キャッシュされているアバター画像のうちアバター画像状態と対応するものを取り出すことができるように、クライアント・デバイスに提供された広告は、アバター画像状態の指示を含むことができる。

[0065] 図６を参照すると、流れ図が示されており、本発明の一実施形態にしたがって、クライアント・デバイスにおいてアプリケーションの中に広告を提示する方法６００を示す。ブロック６０２に示すように、広告がアバター画像を要求するか否か判定を行う。例えば、先に図５を参照して論じたように、広告プラットフォームからの広告応答が、アバター画像を含むことができ、あるいは広告の一部としてアバター画像が提示されることの指示を含むこともできる。アバター画像が要求されないことが判定された場合、ブロック６０４に示すように、アバター画像のない基準広告が提示される。逆に、広告がアバター画像を要求する場合、ブロック６０６に示すように、このアバター画像が、広告プラットフォームからクライアント・デバイスへの広告応答の一部として提供されたのか否か判定が行われる。広告プラットフォームが広告応答の一部としてアバター画像を戻したのである場合、ブロック６０８に示すように、広告はアバター画像と共に提示される。

[0066] アバター画像が広告応答の一部として提供されない場合、ブロック６１０において、アバター画像がクライアント・デバイスにキャッシュされているか否か判定を行う。実施形態の中には、これが、現在の広告に対する特定のアバター画像状態を特定するステップを含むことができる。アバター画像がクライアント・デバイスにキャッシュされていることが判定された場合、ブロック６１２に示すように、このアバター画像がクライアント・デバイスにおけるキャッシュから取り出される。次いで、ブロック６０８において、広告はアバター画像と共に提示される。ブロック６１０において、アバター画像がクライアント・デバイスにキャッシュされていないことが判定された場合、ブロック６１４に示すように、アバター画像がサーバーから取り出される。次いで、ブロック６０８において、広告はアバター画像と共に提示される。

[0067] ユーザーの広告アバターと関連付けられたアバター画像は、種々の異なる設定で表示することができる。例示のために過ぎないが、図７から図９は本発明の種々の実施形態にしたがって広告アバター画像を示す画面表示例を含む。尚、図７から図９の画面表示は、一例として示すに過ぎず、本発明の範囲をいかようにも限定することは意図していないことは言うまでもないことであり、当業者には認められよう。

[0068] 最初に図７を参照すると、移動体デバイスに対する画面表示例７００が示されている。図７に示すように、画面表示７００に示されているユーザー・インターフェースは、広告アバター・ウィジェット・アイコン７０２を含む。広告アバター・ウィジェット・アイコン７０２は、図７では、移動体デバイスにおいて示されているが、広告アバター・ウィジェット・アイコン７０２は、任意のタイプの計算デバイスにおいて表示できることは言うまでもない。広告アバター・ウィジェット・アイコン７０２によって、ユーザーは、ユーザーの広告アバターと関連した情報にアクセスすることが可能になる。例えば、ユーザーは、ユーザー・プロファイルにおける情報にアクセスすること、および／またはこの情報を編集することができる。

[0069] 図８に示すように、ユーザーの広告アバターと関連付けられたアバター画像８０２を表示することができる他の場所は、進展バーである。図８は、移動体デバイスに対する表示画面例８００を示す。アバター画像８０２は、図８では、移動体デバイスにおいて示されているが、アバター画像８０２は任意のタイプの計算デバイスにおいて表示できることは言うまでもない。実施形態の中には、アバター画像８０２が静止画像である場合もあり、一方、他の実施形態では、アバター画像８０２は動画化されることもある。例えば、ユーザーは、彼／彼女のアバターに対する動作を得ていることもある。このような場合、アバター画像８０２は、この動作に基づいて動画化される。

[0070] 図９は、広告９０２内におけるアバター画像９０４の配置を示す。簡単にするために、広告９０２の内容は図９には示されていない。既に論じたように、広告アバターは対応する画像では異なる表示状態を有することができる。図９の例では、ヘッドショット(headshot)がアバター画像として設けられている。他の実施形態では、広告の中に置かれるアバター画像は、アバター画像全体であってもよい。加えて、実施形態の中には、ユーザーが広告アバターに対する動作を得ている場合、アバター画像が広告の中でその動作を行うことができる場合もある。更に他の実施形態では、広告画像が広告の内容と相互作用することもできる。任意の変形および全ての変形は、本発明の実施形態の範囲内にあるものと考えられる。

[0071] 図９に示す広告９０２は、ユーザーに特定の機能を選択させる追加のアイコンを含む。アイコン９０６は、ユーザーが、広告と関連付けられているビデオを見ることを可能にする。アイコン９０８は、ユーザーが広告と関連付けられている製品またはサービスを購入する選択肢を与える。

[0072] 理解できるであろうが、本発明の実施形態は、魅力があり楽しい広告体験をユーザーに与える広告アバターを提供する。以上、本発明について特定の実施形態に関連して説明したが、あらゆる観点において限定的ではなく例示的であることを意図している。本発明に関係する技術における当業者には、その範囲から逸脱することなく、代替実施形態も明白になるであろう。

[0073] 以上のことから、本発明が、先に明記した全ての目標および目的を、本システムおよび方法には自明でありそして固有である他の利点と共に、達成するのに非常に適していることが分かるであろう。尚、ある種の特徴およびサブコンビネーションは有益であり、他の特徴およびサブコンビネーションを参照しなくても採用できることは言うまでもない。これは、請求項の範囲によって想定されていることであり、その範囲に含まれることとする。

Claims

ユーザーから個人情報を受け取るステップであって、前記個人情報が、ユーザーについての人口統計学的情報、ユーザーの性格特性、ユーザーの好きなもの、およびユーザーの嫌いなもののうち少なくとも1つを記述する、ステップと、
前記個人情報をユーザー・プロファイルに格納するステップと、
前記ユーザー・プロファイルをアバターＩＤと関連付けるステップと、
アバター画像の外観の少なくとも一部をユーザーに対して決定するために、前記アバターＩＤによって指定された前記ユーザー・プロファイルからの前記個人情報の少なくとも一部を使用するステップと、
ユーザーに電子配信するオンライン広告を選択するために、前記アバターＩＤによって指定された前記ユーザー・プロファイルからの前記個人情報の少なくとも一部を使用するステップと、
前記アバター画像を前記オンライン広告の中に提示することを決定するステップと、
を含む方法であって、
ユーザーが行ったことがあるウェブページのＵＲＬ、ユーザーによって出されたサーチ問い合わせ要求、広告とのユーザーの相互作用、およびアプリケーションのコンテキストを含むユーザーについての行動情報を追跡し、前記行動情報を前記ユーザー・プロファイルに追加するステップと、
前記アバター画像の外観の少なくとも一部が、前記行動情報に基づいて、自動的に決定されるステップを更に含む、
方法。
請求項１記載の方法において、前記ユーザーから受け取られた個人情報の少なくとも一部が、あらかじめ定められた分類法を使用してユーザーによって指定されたものである、方法。
請求項１〜２のいずれか一項に記載の方法において、前記アバター画像の外観の少なくとも一部をユーザーに対して決定するために、前記アバターＩＤによって指定された前記ユーザー・プロファイルからの前記個人情報の少なくとも一部を使用するステップが、
ユーザーの性格特性を分類するステップと、
前記分類した結果に基づいて、前記アバター画像の一部としてアクセサリーの画像を与えるか、または、前記アバター画像の動作を与えるステップと、
を含む、方法。
請求項１〜３のいずれか一項に記載の方法において、前記方法が、更に、広告と相互作用したことに対してユーザーにクレジットを与えるステップを含み、前記クレジットが、前記アバター画像に他のアクセサリーおよび動作を得るために、ユーザーによって使用可能である、方法。
請求項１〜４のいずれか一項に記載の方法において、追跡の対象となる行動情報の一部ないし全部を追跡の対象としないようにユーザーが設定できることを特徴とする方法。
請求項５記載の方法において、セッション毎に、追跡の対象となる行動情報の一部ないし全部を追跡の対象としないようにユーザーが設定できることを特徴とする方法。
請求項１〜６のいずれか一項に記載の方法を実行するためのプログラム。
請求項１〜６のいずれか一項に記載の方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体。
ユーザーから個人情報を受け取る手段であって、前記個人情報が、ユーザーについての人口統計学的情報、ユーザーの性格特性、ユーザーの好きなもの、およびユーザーの嫌いなもののうち少なくとも1つを記述する手段と、
前記個人情報をユーザー・プロファイルに格納する手段と、
前記ユーザー・プロファイルをアバターＩＤと関連付ける手段と、
アバター画像の外観の少なくとも一部をユーザーに対して決定するために、前記アバターＩＤによって指定された前記ユーザー・プロファイルからの前記個人情報の少なくとも一部を使用する手段と、
ユーザーに電子配信するオンライン広告を選択するために、前記アバターＩＤによって指定された前記ユーザー・プロファイルからの前記個人情報の少なくとも一部を使用する手段と、
前記アバター画像を前記オンライン広告の中に提示することを決定する手段と、
を含む装置であって、
ユーザーが行ったことがあるウェブページのＵＲＬ、ユーザーによって出されたサーチ問い合わせ要求、広告とのユーザーの相互作用、およびアプリケーションのコンテキストを含むユーザーについての行動情報を追跡し、前記行動情報を前記ユーザー・プロファイルに追加する手段と、
前記アバター画像の外観の少なくとも一部が、前記行動情報に基づいて、自動的に決定される手段とを更に含む、
システム。
請求項９記載のシステムにおいて、前記ユーザーから受け取られた前記個人情報の少なくとも一部が、あらかじめ定められた分類法を使用してユーザーによって指定されたものである、システム。
請求項９〜１０のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記アバター画像の外観の少なくとも一部をユーザーに対して決定するために、前記アバターＩＤによって指定された前記ユーザー・プロファイルからの前記個人情報の少なくとも一部を使用する手段が、
ユーザーの性格特性を分類する手段と、
前記分類した結果に基づいて、前記アバター画像の一部としてアクセサリーの画像を与えるか、または、前記アバター画像の動作を与える手段と、
を含む、システム。
請求項９〜１１のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記システムが、更に、広告と相互作用したことに対してユーザーにクレジットを与える手段を含み、前記クレジットが、前記アバター画像に他のアクセサリーおよび動作を得るために、ユーザーによって使用可能である、システム。
請求項９〜１２のいずれか一項に記載のシステムにおいて、追跡の対象となる行動情報の一部ないし全部を追跡の対象としないようにユーザーが設定できることを特徴とするシステム。
請求項１３記載のシステムにおいて、セッション毎に、追跡の対象となる行動情報の一部ないし全部を追跡の対象としないようにユーザーが設定できることを特徴とするシステム。