JP5630804B2 - 封緘容器 - Google Patents

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Description

本発明は、封緘容器、特に錠剤などの収納に適した封緘容器に関する。
錠剤容器として、2枚の基板及びこれら基板の周辺部を連続する筒状の周壁とからなり、この周壁の周方向の一部を切り欠いて開口を形成し、かつ筒軸方向に巾狭に形成した容器体と、上記開口を開閉するために容器体に回動自在に枢着した蓋体とを具備し、上記周壁の筒軸方向からみて上記蓋体が閉蓋状態で上記基板の輪郭内にほぼ収まるように形成したものが知られている(特許文献1)。
特開平11−208746号 特開平10−297657号 特開平08−324612号
特許文献1の容器は、蓋体を封緘する作用を有しないため、不正に開蓋される可能性があった。
蓋体を封緘するための方法としては、蓋体の頂面から容器体の上部に亘って封緘用キャップを被せ、熱溶着やカシメ加工により封緘することが知られているが(特許文献2)、それを行うためには熱溶着などの器具を必要とする。
さらに容器体と蓋体とは別の部材として、蓋体の操作を阻止する封緘部材を設けることも行われているが(特許文献3)、それでは容器のパーツ数が増え、製造コストの増加につながる。
本発明の第1の目的は、蓋付きの容器であって確実に蓋を封緘することができるものを提案することである。
本発明の第2の目的は、封緘作業が容易な封緘容器を提供することである。
本発明の第3の目的は、簡易な構成で封緘することが可能な容器を提供することである。
第1の手段は、2枚の基板4及びこれら基板の周辺部を連続する周壁6とからなり、この周壁6の周方向の一部をこの周方向に切り欠いて開口8を形成し、かつ周壁6の筒軸方向に巾狭に形成した容器体2と、
上記開口8の周方向一側の容器体部分に枢着された蓋板12を有し、その枢着部14と反対側の蓋板部分を操作部16として回動することで上記開口8を開閉することが可能に形成した蓋体10とを具備し、
この蓋体10を、上記周壁6の筒軸方向からみて閉蓋状態で上記基板4の輪郭内にほぼ収まるように形成し、
さらに2つの基板4の端部の間に破断部22を介して架設するための封止用部Aを具備し、この封止用部で、上記操作部16及び枢着部14を除く蓋板部分の少なくとも一部を外側から押えることができるように形成した封緘容器であって、
上記封止用部Aは、閉蓋状態から開蓋状態へ至る蓋体10の回動軌跡から逸れた第1の位置から蓋体10の回動を阻む第2の位置へ移行できるように、容器体2に対して起伏可能に連続させた一対の封止板20を有し、これらの封止板を蓋体10の外側に倒して固定することで蓋体10を封緘することが可能に構成しており、
上記一対の封止板20は、上記2枚の基板4の対応端部からそれぞれ外方へ屈折可能な破断部22を介して突出するとともに、これら封止板の対応箇所に固定手段24を設けて、これら封止板を蓋体側へ倒して重ねたときに固定手段24で2枚の封止板を分離不能に結合させることができるように形成している。
本手段は、開口付きの周壁を有する容器体に、開口閉塞用の蓋板を枢着させ、この枢着部と反対側の蓋板部分を開閉蓋の操作部とした封緘容器において、枢着部及び操作部以外の蓋板部分の少なくとも一部を外側から押さえるための封止用部Aを設けることを提案する。図6に示すように封止用部Aを操作部と枢着部との間に位置させることで、梃子作用により容易に破断させることができる。しかし封止用部は、2つの基板間に架設することで蓋板を係止するから、係止用部が除去されない限り蓋板を開くことはできず、確実に封緘機能を発揮できる。「封止用部」という用語は、図6の如く2つの基板の間に架設された状態の構造のもの、及び図1の如く架設される前の状態の構造を含む意味である。
また本手段は、前述の封止用部の構成として、容器体の一部に封止板を起伏自在に付設することを提案している。蓋体が開放されるとともに封止板が起立している状態で、封止板付きの容器体及び蓋体を一体成形し、成形後に蓋体を閉じ、かつ封止板を倒伏させて固定・封緘することが好適である。後述の好適な図示例では、2枚の封止板をともに倒して重ねた状態で両者を固定するようにしているが、この構成は適宜変更することができる。「起伏」の“起立”状態は容器体の外面から垂直又は斜めに突出することを、“倒伏”状態は容器体の外面に沿うことを意味する。
さらにまた本手段では、図1に示すように容器体の2枚の基板にそれぞれ付設した2枚の封止板で封止用部Aを形成することを提案する。それら封止板は、両封止板を倒して重ねることで相互に結合する固定手段を有する。従って封緘作業が容易である。
第1の手段に係る発明によれば、容器体2に封止用部Aを付設したから、封緘容器を確実に封緘することができ、また操作部16及び枢着部14の間の蓋板部分の少なくとも一部を封止用部Aで抑えたから、蓋体10を開方向へ回すときにテコの作用で容易に封止用部Aの破断部22を破断させることができる。
またの手段に係る発明によれば、封止用部Aは、蓋体の回動軌跡から逸れた位置とその回動を遮る位置との間を起伏可能な封止板20を有するから、封止用部を別体に形成する場合に比べてパーツ数を少なくすることができる。
さらにまたの手段に係る発明によれば、封止用部Aは、2枚の封止板20を重ね合わせることが可能に形成したから、蓋体10を閉蓋位置にセットして封緘する作業が容易である。
本発明の実施形態に係る封緘容器の封緘前の正面図である。 図1の容器の平面図である。 図2の容器のIII−III方向の要部拡大断面図である。 図1の容器の側面図である。 図1の容器の斜視図である。 図1の容器の封緘後の側面図である。 図6の容器の斜視図である。 図6の容器の要部拡大断面図である。
図1から図8は、本発明の実施形態に係る封緘容器を示している。この容器は、容器体2と、蓋体10とで形成している。この容器は、特に断らない限り、合成樹脂で成形することができる。本発明の構成のうち前提的な構成をまず説明する。
容器体2は、左右一対の縦長の基板4と、これら基板の外周部を連結する短い周壁6とで形成している。好適な図示例では側方から見て略長方形状の扁平な箱型に形成している。上記周壁6の長手方向の一部、図示例では上記長方形の上辺及び前後両辺各上部にかかる部分を切り欠いて、開口8を形成している。
蓋体10は、上記基板4の上半部を側方から見た輪郭に対応した形の蓋板12を有する。この蓋板12の後縁と開口8の後縁とはヒンジ連結して、枢着部14を形成している。蓋板の前端上部側は、開蓋するときに指で押すための操作部16に形成している。蓋体の前部からは脚部18を垂下し、この脚部が閉蓋状態で容器体の内面に挿入されるように設ける。
本発明においては、蓋体10を封緘するための封止用部Aを容器体2に形成する封止用部Aは、容器体2の2つの基板4の上端部から屈折可能な破断部22を介して起立する一対の封止板20で形成する。
破断部22は、封止板を倒しても切れない程度に強く、また蓋体を開方向へ回動させることで切れる程度の強度を有する。また図示の破断部は、各封止板の下端部前後両側に付設した棒状の破断子としており、破断後の痕跡が目立たないようにしている。しかしながら、破断部22の構造は適宜変更することができる。
上記一対の封止板20は、図1に示すように蓋体10の開閉を妨げないように基板4の上端から起立している。この起立状態において、封止板の任意の一部(後述の嵌合突起を含む)は蓋体の回動軌跡の中に入らないように設計されている。製造工程において、封止板が蓋体を閉じるときの邪魔にならないようにするためである。他方、封止板20は、蓋体を閉じた後に蓋体の上に倒され、この倒伏状態を固定することで蓋体を封緘する機能を有する。
上記一対の封止板20は2つの基板4から相互に向かい合うように起立している。これら封止板20は、蓋体側に倒したときに一定の範囲で重なり合い、重なり部分で固定できる程度の長さとする。好適な図示例では封止板の突出長さを基板4間の距離と同程度としている。各封止板は、一定の剛性を有し、かつその倒伏状態での重なり部分には、封止板同士を固着させるための固定手段24を設ける。
上記固定手段24は、図示例では、図3に示す如く一方の封止板に開口する嵌合孔24aと他方の封止板から外方突出する嵌合突起24bとからなる。そして他方の封止板を倒し、次のその上に重ねて一方の封止板を倒すと、嵌合突部24bが嵌合孔24a内に抜け出し不能に嵌着するように形成する。
封止用部Aは、本願容器のうち蓋体の封止に用いられる部分という程度の意味である。封止用部Aの機能の一つに封止前には蓋体の開閉を妨げないということがあり、単に「封止部」というと当該機能を表現できないからである。図示例の封止用部Aは、操作部16と枢着部14とのうち、やや操作部寄りに配置されている。
以上の構成において、本実施形態の容器は、図4に想像線で示すように蓋体10が開放された状態で一体に成形される。内容物を開口8から充填した後に、この開口を蓋体10で閉じ、次に2枚の封止板20を順次倒伏させると、両封止板が分離不能に合体し、図7に示す封緘状態となる。封緘のために従来例のように溶着設備を使用する必要もなく、単に封止板を倒すだけでよいので、作業も簡単である。
この封緘状態では2枚の封止板からなる封止用部Aが蓋体10を上側から押さえている。仮に上側の封止板を下側の封止板から無理に引き離そうとしても、嵌合突部が嵌合孔から外れる前に破断部が切れてしまうので、封緘状態を不正に解除することはできない。
また上記封止用部Aは、例えば図7に示すように封緘容器全体の寸法と比べると、巾の薄い板形であり、例えば容器の形態中に封止用部Aが他物にひっかかって破断部22が切れるおそれが少ない。
上記封緘状態から、操作部16を押し上げると、枢着部14を中心として蓋体10が開方向へ回動しようとし、封止用部Aを押し上げる。図6に示すように回転中心である枢着部14から封止用部Aまでの距離Rは、枢着部14から操作部16までの距離Rよりも短いから、梃子の原理による倍力作用が働き、破断部22を容易に切ることができる。
2…容器体 4…基板 6…周壁 8…開口
10…蓋体 12…蓋板 14…枢着部 16…操作部 18…脚部
A…封止用部
20…封止板 22…破断部
24…固定手段 24a…嵌合孔 24b…嵌合突起

Claims (1)

  1. 2枚の基板(4)及びこれら基板の周辺部を連続する周壁(6)とからなり、この周壁(6)の周方向の一部をこの周方向に切り欠いて開口(8)を形成し、かつ周壁(6)の筒軸方向に巾狭に形成した容器体(2)と、
    上記開口(8)の周方向一側の容器体部分に枢着された蓋板(12)を有し、その枢着部(14)と反対側の蓋板部分を操作部(16)として回動することで上記開口(8)を開閉することが可能に形成した蓋体(10)とを具備し、
    この蓋体(10)を、上記周壁(6)の筒軸方向からみて閉蓋状態で上記基板(4)の輪郭内にほぼ収まるように形成し、
    さらに2つの基板(4)の端部の間に破断部(22)を介して架設するための封止用部(A)を具備し、この封止用部で、上記操作部(16)及び枢着部(14)を除く蓋板部分の少なくとも一部を外側から押えることができるように形成した封緘容器であって、
    上記封止用部(A)は、閉蓋状態から開蓋状態へ至る蓋体(10)の回動軌跡から逸れた第1の位置から蓋体(10)の回動を阻む第2の位置へ移行できるように、容器体(2)に対して起伏可能に連続させた一対の封止板(20)を有し、これらの封止板を蓋体(10)の外側に倒して固定することで蓋体(10)を封緘することが可能に構成しており、
    上記一対の封止板(20)は、上記2枚の基板(4)の対応端部からそれぞれ外方へ屈折可能な破断部(22)を介して突出するとともに、これら封止板の対応箇所に固定手段(24)を設けて、これら封止板を蓋体側へ倒して重ねたときに固定手段(24)で2枚の封止板を分離不能に結合させることができるように形成したことを特徴とする、封緘容器
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