JP5629915B2 - コンセント装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デスク等に好適に適用されるコンセント装置に関するものである。
従来、デスクをはじめとする取付対象へ付けることにより、取付対象に電源コネクタや、LANコネクタ等を含む、いわゆるコンセントを位置付けることができるコンセント装置が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。これらのものを使用することにより、使用者は例えば、取付対象自体か、又はその近傍でノート型のパーソナルコンピュータを使用する場合には特に、電源ケーブルやLANコネクタ等を簡便に接続することができる。加えて、このコンセント装置を取付対象の所望の位置に取付けることによって、使用者の作業に都合が良いように、自由に取り回すことができるものとなっている。
しかしながら、ノート型パーソナルコンピュータを一時的に使用しない状態で当該ノート型パーソナルコンピュータを使用する箇所から別の場所へ退避させておくような場合や、取付対象を、複数の使用者がデスクを共有するようなフリーアドレスタイプのオフィスに適用される家具とする場合などは、配線の取り回しの態様も使用者の態様や使用者自身が変わることで頻繁に変化することが考えられる。そうなると、上記の特許文献1のようなものでは、使用者の態様や使用者自身が変わる毎に、コンセント装置を取付対象に頻繁に付け替え無ければならないか、あるいは配線の取り回しが使用者にとって所望のものとはならないといった事が考えられる。
特許第3479042号公報
本発明は、使用者の態様や使用者自身が変わっても、所望の態様で配線を取り回すことができるコンセント装置を提供することを目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち本発明に係るコンセント装置は、コンセント及びこのコンセントを収納する筐体を有するコンセント本体と、このコンセント本体を取付対象である天板付家具の天板に取付けるためのベースと、このベースに対して前記コンセント本体を当該コンセント本体の筐体の長手方向にスライド移動可能に結合するスライド手段、及び、前記筐体の一部を挟むことにより前記ベースに対して前記コンセント本体をスライド不能に固定するスライド位置固定手段を少なくとも有する結合機構とを具備し、前記コンセント本体が前記ベースに対してコンセント支持体を介して取付けられるものであり、前記結合機構が、前記コンセント本体の前記コンセント支持体に対する相対角度を複数の角度で固定し得る角度変更手段を有するコンセント装置であって、前記スライド手段が、前記筐体の長手方向の一端部で前記ベースに前記コンセント支持体を介して取り付けられるようにし得るものであり、前記角度変更手段が、前記コンセント本体の前記コンセント支持体に対する角度を、前記筐体の長手方向が天板面の面方向に沿った横向きの状態と、前記スライド手段によって前記筐体の一端部で前記ベースに取り付けられた前記横向きの状態から前記筐体の長手方向の他端部を前記天板面から離間するように動作させて前記筐体の長手方向を前記天板面の法線方向とした縦向きの状態とに適宜変更し得るものであることを特徴とする。
また本発明に係るコンセント装置は、コンセント及びこのコンセントを収納する筐体を有するコンセント本体と、このコンセント本体を取付対象に取付けるためのベースと、このベースに対して前記コンセント本体をスライド移動可能に結合するスライド手段、及び、前記コンセント本体の一部を挟むことにより前記ベースに対して前記コンセント本体をスライド不能に固定するスライド位置固定手段を少なくとも有する結合機構とを具備し、前記コンセント本体が前記ベースに対してコンセント支持体を介して取付けられるものであり、前記結合機構が、前記コンセントが面する向きを変更せずに前記コンセント本体の前記コンセント支持体に対する相対角度を複数の角度で固定し得る角度変更手段と、前記コンセントが面する向きを変更可能に前記コンセント本体を支持する向き変更手段とを有するコンセント装置であって、前記角度変更手段が、レールの長手方向に沿って延びる対をなす内側面と、この内側面に当接する対をなす当接面とを有するものであり、この当接面が、前記内側面に挿入される前記コンセント支持体に形成された突起の面であることを特徴とする。ここで、「コンセント」とは、単なる電源を取得するための電源コンセントに限られない。すなわち、LANケーブルやUSBケーブルといったオフィスで頻繁に使用され得る情報コンセントをも含む概念である。
このようなものであれば、使用者の態様が変わったり、また使用者自身が変わったりするような場合であっても、スライド手段によってコンセント本体を適宜スライドさせて所望の位置に位置付け、スライド位置固定手段によりコンセント本体を位置決めすることで、配線の取り回しを使用者に都合が良い所望のものとすることができる。
また、安定したスライド動作を実現するための具体的な構成として、スライド手段を、コンセント本体の背面側に設けられたレールと、コンセント支持体に取付けられレールに沿って移動するスライダとを有するものを挙げることができる。
上述したスライダを利用することで、部品点数の増加を回避しながら確実にコンセント本体のコンセント支持体に対する位置を固定するためには、スライド位置固定手段を、スライダをレールの内側面に圧接することにより前記コンセント支持体に対してコンセント本体をスライド不能に固定するものとすれば良い。
特に、スライド動作自体が配線の取り回しに干渉することを有効に回避するためには、スライダに、コンセントの背面側に接続される配線から退避するための退避部を設けておくことが好ましい。
スライド手段と角度変更手段とを単純な構成で両立させるための具体的な構成として、角度変更手段を、レールの長手方向に沿って延びる対をなす内側面と、この内側面に当接する対をなす当接面とを有するものとし、この当接面が、内側面に挿入されるコンセント支持体に形成された突起の面としておくことが好ましい。
また、結合機構を、コンセントが面する向きを変更可能に支持する向き変更手段を有するものとすれば、使用者がコンセントを差し込む向きを変更所望の向きに変更することにより、使用者にとっての配線の取り回しの選択肢が増えるのみならず、配線を接続する作業時にコンセントの向きを変更し、配線接続に係る作業も行ない易いものとなる。
そして、オフィスにおける天板上の配線の取り回しを行ない易くするとともに、コンセント本体自体が天板上にある他の物の邪魔にならないようにするためには、ベースを取付対象である天板付家具の天板を挟持し得るクランプとし、結合機構を、コンセント本体を天板の縁に沿ってスライド移動可能に結合するものとすることが望ましい。
本発明によれば、スライド手段によってコンセント本体を適宜スライドさせて所望の位置に位置付け、スライド位置固定手段によりコンセント本体を位置決めすることで、配線の取り回しを使用者に都合が良い所望のものとすることができるコンセント装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る外観図。 同実施形態に係る他の外観図。 同側面図。 図3の一部を破断して示す構成説明図。 同実施形態に係る要部を示す斜視図。 同分解斜視図。 同構成説明図。 同実施形態に係る図2に対応させた動作説明図。 同上。 同上。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係るコンセント装置Aは、図1に示すように、例えばオフィス内に配置された取付対象である天板付家具、すなわちデスクDの天板D1の縁部に取付けて使用するものである。同図では当該コンセント装置Aを使用する一例として、天板D1の反使用端側に配線ダクトD2を設けたタイプのデスクDに適用した態様を示している。この場合、コンセント装置Aの背面側から延出する配線は、そのまま配線ダクトD2内に収容される。
ここで、本実施形態に係るコンセント装置Aは、コンセント10及びこのコンセント10を収納する筐体11を有するコンセント本体1と、このコンセント本体1を取付対象であるデスクDに取付けるためのベースたるクランプ3と、このクランプ3に対してコンセント本体1をスライド移動可能に結合するスライド手段X1、及び、前記クランプ3に対して前記コンセント本体1をスライド不能に固定するスライド位置固定手段X2を少なくとも有する結合機構Xとを具備することを特徴とするものである。本実施形態では、このコンセント装置Aは、コンセント本体1がベースたるクランプ3に対してコンセント支持体2を介して取付けられるものとしている。
以下、図1ないし図7を参照し、本実施形態に係るコンセント装置Aの各部の構成について説明する。
コンセント本体1は、同図に示すように、コンセント10と、コンセント10を収容するための筐体11と、筐体11の背面側にて当該筐体11内を筐体11の長手方向にスライドするスライダ12とを有している。
コンセント10は、本実施形態では電源コンセント13と情報コンセント14とを有している。これらコンセント10の前面板部10aは、電源コンセント13と情報コンセント14とで、略面一となるように配置されている。そして電源コンセント13は、前面板部10a側に表出する、例えば電源プラグが横方向に二つ接続可能な電源コネクタ13aと、筐体11の背面側且つ側端においてスリット18から外部に案内される電源ケーブル13bと、この電源ケーブル13bの先端において図示しない電源プラグとを有している。情報コンセント14は、本実施形態ではプリンタ等の周辺機器と接続するためのUSBコネクタ141と、ネットワークに接続するためのLANコネクタ142とを有している。USBコネクタ141並びにLANコネクタ142を使用する際には、図3、図5で実線、図7にて想像線に示されるような別体のUSBケーブル、並びに図7で想像線で示される別体のLANケーブルに筐体11の背面側から接続される。
筐体11は、上述したコンセント10を収容するためのコンセント収容部15と、背面側の上下に形成されたレール16と、レール16のさらに背面側且つ後面部11aに連続する位置に形成された互いに面した対をなす内側面17と、背面側両側端にてコンセント収容部15と外部とを連通するためのスリット18とを有している。コンセント収容部15は、本実施形態では電源コネクタ13a、USBコネクタ141及びLANコネクタ142をそれぞれ一つずつ収容し得る容積を有したものとしている。勿論、製造時のコンセント10の組み付け内容を変更することにより、電源コネクタ13aを二つ収容する態様や、情報コンセント14のうちLANコネクタ142のみを収容する態様をとることも可能である。レール16は、本実施形態ではスライダ12の上下端をスライド移動可能に収容する対をなす溝形状の態様を採用している。このレール16は、背面側に位置する立面を、調節ねじ22の操作によるスライダ12の圧接面12aに圧接されるための被圧接面16aとしている。またこのレール16は、スライダ12とともに本発明に係るスライド手段X1、並びに、スライダ12、コンセント支持体2とともに本発明に係るスライド位置固定手段X2を構成するが、これらについては後に詳述する。内側面17は、この被圧接面16aと後面部11aとの間に位置する互いに面する対をなす面である。換言すれば、対をなす内側面17は、レール16の長手方向に沿って延びるものである。この内側面17間に後述する支持体本体20の突起24を挟み込ませ当接面24aを当接させることにより、筐体11とコンセント支持体2との相対角度を決定する。これにより、内側面17と突起24の当接面24aとが本発明に係る後述する角度変更手段X3を構成する。スリット18は、筐体11の背面側の両側に形成された筐体11の厚み方向略全域に亘って延びるものであり、電源コネクタ13aに接続された電源ケーブル13bを筐体11外方へと案内する為のものである。筐体11の両側にスリット18を設けることにより、筐体11の何れの位置に電源コンセント13を位置付けても、電源ケーブル13bを何れかのスリット18から好適に外部へ案内することができる。
スライダ12は、本実施形態では長手寸法がレール16の長手寸法の半分よりも若干長い寸法に設定された例えば金属製の板材からなるものであり、上下端をレール16内に収容されることにより、レール16に沿ってスライドし得るものである。このスライダ12は、レール16の被圧接面16aに圧接し得る圧接面12aと、調節ねじ22に螺合される雌ねじ部12bと、前記コンセント10の背面側に接続される配線から退避するための退避部12c、すなわち、図3、図5で実線、図7にて想像線に示されるような別体のUSBケーブル、並びに図7で想像線で示される別体のLANケーブルから退避するための退避部12cとを有している。具体的には、雌ねじ部12bが調節ねじ22の雄ねじ部22bに螺合し、締結される際に、圧接面12aが被圧接面16aに圧接することにより、スライダ12及びコンセント支持体2に対するコンセント本体1のスライド位置を位置決めする、本発明に係るスライド位置固定手段X2の役割の一部を担っている。そして、退避部12cは、筐体11の長手寸法の約半分の寸法に亘ってスライダ12を長手方向に切り欠いた形状をなしている。これにより、スライダ12の全ての動作範囲において、スライダ12が筐体11の背面側に接続する配線に干渉することがない。
コンセント支持体2は、例えば中実の金属素材を一体成形したものであり、上半分の部分をコンセント本体1を取付けるための支持体本体20とするとともに、下半分の部分をクランプ3に固定されるための被固定部21としている。そしてコンセント支持体2はさらに、コンセント本体1を固定するための調節ねじ22と、クランプ3及び被固定部21とを接続するためのピン28とを有している。
支持体本体20は、調節ねじ22を挿通させるためのねじ挿通孔23と、前方に突出させた突起24と、突起24の周辺において筐体11の後面部11aに当接し得る前向面25とを有している。突起24は、一辺が内側面17間と略同一寸法か、僅かに小さい寸法をなす正方形状に突出し、その突出した周囲の面を内側面17に当接し得る当接面24aとしている。
被固定部21は、クランプ3の固定部34側に挿入し得る挿入部26と、クランプ3側に固定されたピン28を挿通し得る長孔であるピン挿通孔27とを有している。挿入部26は、固定部34側に挿入された状態で前面26aと後面26bとがそれぞれ固定部34側に当接することにより、コンセント支持体2を起立させた図3に実線で示す状態をなし、同図に想像線で示すようにコンセント支持体2を背面側に傾倒させた状態では後面26bが固定部34側に上方から当接し、その状態が維持される。ピン挿通孔27は、長孔とすることにより、長孔の長手寸法だけ支持体本体20を上下方向に動作させ得るようにしている。この長孔の長手寸法は、固定部34側の被挿入部36の後ろ側の深さ寸法に略対応させている。これにより、ピン挿通孔27がピン28を挿通させた状態で、挿入部26の被挿入部36からの挿抜が可能となっている。
調節ねじ22は、先端部分をスライダ12側に螺合させることによってスライダ12を前後方向に進退させることにより、コンセント本体1のスライド動作、スライド位置の固定動作、そしてコンセント本体1の角度の変更動作を行なう為のものである。この調節ねじ22は、使用者の手指によって回転操作されるためのつまみ部と、摘み部の先端側にねじ挿通孔23に挿通するとともにスライダ12の雌ねじ部12bに螺合することによって、スライダ12を前後方向にねじ送りさせるための雄ねじ部22bとを有している。
クランプ3は、下部においてデスクDの天板D1に取付ける為のクランプ本体30と、上部においてコンセント支持体2を固定するための固定部34とを有している。クランプ本体30は、下向面32と挟持板33とで天板D1の縁部を挟持した状態で固定ねじ部31を回転させることにより、天板D1の縁部に取付ける態様をなす既存のものである。勿論、このクランプ本体30の構成は、図示の態様に限定されることはなく、既存の種々の構成を適用することが可能である。
固定部34は、ピン28を固定することによってピン28と共にコンセント支持体2を回転可能に支持するためのピン固定孔35と、挿入部26を挿入させることによってコンセント支持体2を起立させた状態で固定するために上下方向に凹ませた形状をなす被挿入部36と、被挿入部36の背面側において背面側に傾倒させたコンセント支持体2を支持するための上向面37とを有している。ピン固定孔35は、ピン28の中央部を略隙間無く収容することにより、ピンの両端が挿入部26を上下動作並びに回転動作可能に支持し得るようにするものである。被挿入部36は、前後方向に面した立面である前後面部36aが挿入部26を挟み込むことによって、換言すれば前後面部36aが前面26a及び後面26bにそれぞれ当接することによって、挿入部26を固定するものである。上向面37は、挿入部26を背面側に傾倒させた際に挿入部26の後面26bに当接することにより、ピン挿通孔27にピン28の両端を挿通させた状態にある挿入部26を傾倒させた状態に保持するものである。
しかして本実施形態に係るコンセント装置Aは上述の通り、クランプ3に対してコンセント本体1をコンセント支持体2を介して結合する、本発明に係る結合機構Xを有するものである。具体的には、斯かる結合機構Xは、クランプ3に対してコンセント本体1をスライド移動可能に結合するスライド手段X1と、クランプ3に対して前記コンセント本体1をスライド不能に固定するスライド位置固定手段X2と、コンセント本体1の前記コンセント支持体2に対する相対角度を複数の角度で固定し得る角度変更手段X3と、コンセント10が面する向きを変更可能に支持する向き変更手段X4とを有している。
以下、図2ないし図4及び図8ないし図10を参照して結合機構Xに係る各動作について説明する。
スライド手段X1は、図4及び図8に示すように、コンセント本体1をコンセント支持体2に対しスライド可能に結合するものである。具体的には、スライド手段X1は、図4に示すように支持体本体20が調節ねじ22を介して取付けたスライダ12をレール16内でスライドさせることにより、コンセント本体1をコンセント支持体2に対しスライド可能に結合するものである。これにより、コンセント本体1は図8に示すように天板D1の縁に沿ったスライド移動が可能となっている。すなわち本実施形態に係るスライド手段X1は、スライダ12を固定する支持体本体20と、スライダ12と、レール16とによって構成されているものである。
スライド位置固定手段X2は、図4及び図8に示すように、コンセント本体1を支持体に対してスライド不能に固定するものである。すなわち、図4に示した状態で調節ねじ22を回すことにより雄ねじ部22bに螺合する雌ねじ部12bを有したスライダ12が筐体11の背面側にねじ送りされることにより、スライダ12の圧接面12aがレール16の被圧接面16aを圧接し、且つ、筐体11の後面部11aが支持体本体20の前向面25に押し付けられることで、筐体11の一部がスライダ12及び支持体本体20に厚み方向に挟まれる。これにより、コンセント支持体2に対するコンセント本体1のスライド位置が固定される。すなわちスライド位置固定手段X2は、スライダ12と、レール16と、支持体本体20と、調節ねじ22とによって構成されるものである。
角度変更手段X3は、図2、図4及び図9に示すように、コンセント本体1のコンセント支持体2に対する角度を、天板D1面の面方向に沿った横向きの状態と、天板D1面の法線方向である縦向きの状態とに適宜変更し得るものである。具体的には、図4に示す状態から、調節ねじ22を緩めていくと、突起24が内側面17から抜け出る位置まで支持体本体20と筐体11とが離間する。その状態から筐体11を90°回転させ、今度は調節ねじ22を締めていけば、筐体11は図9に示す状態で再び突起24の当接面24aが内側面17に当接し、支持体本体20に対する筐体11の回転が禁止される。すなわち本実施形態に係る角度変更手段X3は、突起24を有する支持体本体20と、内側面17を有する筐体11と、筐体11と支持体本体20との距離を決定する調節ねじ22及びスライダ12とによって構成されているものである。
向き変更手段X4は、図2、図3及び図10に示すように、クランプ3に対するコンセント支持体2の向きを変更することにより、コンセント10の向きを天板D1面の面方向に沿った横向きの状態と、同図に示す上向きの状態とに変更し得るものである。具体的には、図2及び図3に実線で示すような、挿入部26を被挿入部36に挿入した状態から挿入部26を一時的に持ち上げることにより挿入部26をピン挿通孔27の上下寸法だけ上昇させた図3中央に想像線で示す状態とする。しかる後、ピン28を中心に挿入部26を背面側に倒し、挿入部26の後面26bを固定部34の上向面37に当接させる。これにより、図3では想像線で、並びに図10に示すような、コンセント10を上向きとした状態とするものである。すなわち、この向き変更手段X4は、コンセント支持体2の被固定部21と、クランプ3の固定部34とによって構成されているものである。
以上のような構成とすることにより、本実施形態に係るコンセント装置Aは、使用者の作業の態様が変わったり、また使用者自身が変わったりするような場合であっても、スライド手段X1及び角度変更手段X3によってコンセント本体1を適宜スライドさせて所望の位置に位置付け、スライド位置固定手段X2によりコンセント本体1を位置決めすることで、配線の取り回しを使用者に都合が良い所望の状態にし得るものとなっている。
また本実施形態では、安定したスライド動作を実現するために、コンセント本体1をクランプ3に対してコンセント支持体2を介して取付けるものとし、スライド手段X1を、コンセント本体1の背面側に設けられたレール16と、コンセント支持体2に取付けられレール16に沿って移動するスライダ12とを設けたものとしている。
そして本実施形態では、スライド位置固定手段X2を、スライダ12をレール16の内側面17に圧接することによりコンセント支持体2に対してコンセント本体1をスライド不能に固定するものとすることにより、スライダ12をそのまま利用しながら部品点数の増加を回避しつつ、確実にコンセント本体1のスライド位置を固定している。
特に本実施形態では、スライダ12に、コンセント10の背面側に接続される配線から退避するための退避部12cを設けることにより、スライド動作自体が配線の取り回しに干渉することを回避している。
さらに本実施形態では結合機構Xが、上述のスライド手段X1、スライド位置固定手段X2に加え、角度変更手段X3を有するものとなっている。これにより、使用者の配線の取り回しの選択肢を有効に増やすことができ、使用者がより所望の配線の取り回しを実現し得るものとなっている。
そして、スライド手段X1と角度変更手段X3とを単純な構成で両立させるための具体的な構成として本実施形態では角度変更手段X3を、レール16の長手方向に沿って延びる対をなす内側面17と、この内側面17に当接する対をなす支持体本体20に設けた突起24の当接面24aとしている。
さらに本実施形態では向き変更手段X4をさらに設けることで使用者が電源プラグ等を差し込む向きを変更所望の向きに変更することができ、さらに配線の取り回しの選択肢が増えるのみならず、配線を接続する作業時にコンセント10の向きを変更し、配線接続に係る作業も行ない易いものとなっている。特に、スライド手段X1、スライド位置固定手段X2及び向き変更手段X4がコンセント本体1とコンセント支持体2との間で設けられているのに対し、本実施形態では向き変更手段X4をベースたるクランプ3とコンセント支持体2との間に設けている。これにより、向き変更手段X4は、スライド手段X1、スライド位置固定手段X2並びに向き変更手段X4の動作に干渉することなく、安定して動作させ得るものとなっている。
そして本実施形態では、ベースたるクランプ3を天板D1の縁部に取付け得るものとし、スライド手段X1がコンセント本体1が天板D1の縁部に沿ってスライド動作し得るものとなっている。これにより、天板D1上の配線の取り回しを行ない易くするとともに、コンセント本体1自体が天板D1上において他の物の邪魔にならないようになる。つまり、天板D1上のスペースを有効に利用しながら、所望の配線の取り回しを実現し得るものとなっている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態では筐体内に電源コネクタ2つ及びUSBコネクタとLANコネクタとを1つずつ収容し得る大きさ、換言すれば、電源コネクタが都合4つ並び得る長さの態様を開示したが、勿論、さらに大きな筐体を有するものであったり、また例えば電源コネクタ2つを収容し得るようにしたものであったりしてもよい。また勿論、製造工程においてこれら電源コンセント及び情報コンセントの数や配置を適宜工夫することによって、種々のバリエーションのコンセント装置を提供することができる。また、上記実施形態では突起の形状を正方形にすることによりコンセント本体の角度を90°変更し得る角度変更手段を開示したが、勿論、正八角形や正六角形として45°や60°変更し得るものとするなど、変更する角度は種々設定することが可能である。また他にもコンセント本体やコンセント支持体、或いはクランプであるベースの具体的な態様は上記実施形態のものに限定されることはなく、既存のものを含め、種々の態様のものを適用することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明はデスク等に好適に適用されるコンセント装置として利用することができる。
1…コンセント本体
10…コンセント
11…筐体
12…スライダ
12c…退避部
16…レール
16a…レールの内側面(被圧接面)
17…内側面、
2…コンセント支持体
24…突起
24a…当接面
3…ベース(クランプ)
A…コンセント装置
X…結合機構
X1…スライド手段
X2…スライド位置固定手段
X3…角度変更手段
X4…向き変更手段
D…取付対象、天板付家具(デスク)

Claims (7)

  1. コンセント及びこのコンセントを収納する筐体を有するコンセント本体と、
    このコンセント本体を取付対象である天板付家具の天板に取付けるためのベースと、
    このベースに対して前記コンセント本体を当該コンセント本体の筐体の長手方向にスライド移動可能に結合するスライド手段、及び、前記筐体の一部を挟むことにより前記ベースに対して前記コンセント本体をスライド不能に固定するスライド位置固定手段を少なくとも有する結合機構とを具備し、
    前記コンセント本体が前記ベースに対してコンセント支持体を介して取付けられるものであり、
    前記結合機構が、前記コンセント本体の前記コンセント支持体に対する相対角度を複数の角度で固定し得る角度変更手段を有するコンセント装置であって、
    前記スライド手段が、前記筐体の長手方向の一端部で前記ベースに前記コンセント支持体を介して取り付けられるようにし得るものであり、
    前記角度変更手段が、前記コンセント本体の前記コンセント支持体に対する角度を、前記筐体の長手方向が天板面の面方向に沿った横向きの状態と、前記スライド手段によって前記筐体の一端部で前記ベースに取り付けられた前記横向きの状態から前記筐体の長手方向の他端部を前記天板面から離間するように動作させて前記筐体の長手方向を前記天板面の法線方向とした縦向きの状態とに適宜変更し得るものであることを特徴とするコンセント装置。
  2. 前記角度変更手段が、レールの長手方向に沿って延びる対をなす内側面と、この内側面に当接する対をなす当接面とを有するものであり、
    この当接面が、前記内側面に挿入される前記コンセント支持体に形成された突起の面である請求項1記載のコンセント装置。
  3. コンセント及びこのコンセントを収納する筐体を有するコンセント本体と、
    このコンセント本体を取付対象に取付けるためのベースと、
    このベースに対して前記コンセント本体をスライド移動可能に結合するスライド手段、及び、前記コンセント本体の一部を挟むことにより前記ベースに対して前記コンセント本体をスライド不能に固定するスライド位置固定手段を少なくとも有する結合機構とを具備し、
    前記コンセント本体が前記ベースに対してコンセント支持体を介して取付けられるものであり、
    前記結合機構が、前記コンセントが面する向きを変更せずに前記コンセント本体の前記コンセント支持体に対する相対角度を複数の角度で固定し得る角度変更手段と、前記コンセントが面する向きを変更可能に前記コンセント本体を支持する向き変更手段とを有するコンセント装置であって、
    前記角度変更手段が、レールの長手方向に沿って延びる対をなす内側面と、この内側面に当接する対をなす当接面とを有するものであり、
    この当接面が、前記内側面に挿入される前記コンセント支持体に形成された突起の面であることを特徴とするコンセント装置。
  4. 前記スライド手段が、前記コンセント本体の背面側に設けられたレールと、前記コンセント支持体に取付けられ前記レールに沿って移動するスライダとを有するものである請求項1又は3記載のコンセント装置。
  5. 前記スライド位置固定手段が、前記スライダを前記レールの内側面に圧接することにより前記コンセント支持体に対して前記コンセント本体をスライド不能に固定するものである請求項4記載のコンセント装置。
  6. 前記スライダが、前記コンセントの背面側に接続される配線から退避するための退避部を有している請求項4または5記載のコンセント装置。
  7. 前記ベースが取付対象である天板付家具の天板を挟持し得るクランプであり、前記結合機構が前記コンセント本体を前記天板の縁に沿ってスライド移動可能に支持するものである請求項1、2、3、4、5または6記載のコンセント装置。
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