JP2017217401A - 椅子 - Google Patents

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諭司 長光
Satoshi Nagamitsu
諭司 長光
中村 健治
Kenji Nakamura
健治 中村
土山 和功
Waku Tsuchiyama
和功 土山
春彦 北嶋
Haruhiko Kitajima
春彦 北嶋
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Abstract

【課題】接続ポートや接続ポートに接続されたプラグと着座者との干渉を防止するとともに、着座者が容易に接続ポートを視認する。【解決手段】ソファーユニット1は、座部12を有し、床面Fに設置される支持体2と、座部12に着座する着座者の着座方向の後方に設けられた背凭れ部13と、背凭れ部13に設けられ、電子機器が接続可能な接続ポートを有し、電子機器に給電可能な給電装置30Aと、を備え、給電装置30Aの接続ポートは、背凭れ部13において最も前方に突出する突出部17tよりも後方に、前方を向くように設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、背凭れを備えた椅子に関する。
一般に、空港等の公共施設をはじめとする各種施設には、利用者が着座可能なソファー等の椅子が設置されている。このような椅子は、床面上に設けられる脚部と、脚部上に支持された座部及び背凭れを備えている。
近年、出先においても、ノート型PC(パーソナルコンピュータ)、タブレット端末、携帯型電話端末、スマートフォン等の電子機器に装備された充電池を充電することに対する要求が高まっている。
このため、各種の施設、列車、自動車等の室内空間に設置された椅子の周辺等に、コンセントや、給電可能なUSB(Universal Serial Bus)コネクタ等の接続ポートが装備されつつある。
例えば、特許文献1には、シートの背凭れの側面に、コンセントを備えた構成が開示されている。
実開昭63−36355号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成においては、コンセントは、背凭れの側面に設けられている。このため、コンセントやコンセントに接続されたプラグが着座者と直接干渉することはないものの、着座者は、上半身を大きく動作させて背凭れの側面をのぞきこまないとコンセントを視認することができないため、使用しにくい。
そこでなされた本発明の目的は、コンセント(接続ポート)やコンセントに接続されたプラグと着座者との干渉を防止するとともに、着座者が容易にコンセントを視認することができる椅子を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
この発明に係る椅子は、座部を有し、床面に設置される支持体と、前記座部に着座する着座者の着座方向の後方に設けられた背凭れ部と、前記背凭れ部に設けられ、電子機器が接続可能な接続ポートを有し、前記電子機器に給電可能な給電部と、を備え、前記給電部の前記接続ポートは、前記背凭れ部において最も前方に突出する突出部よりも後方に、前方を向くように設けられていることを特徴とする。
このように、給電部の接続ポートが前方を向くように設けられているので、着座者が容易に接続ポートを視認することができ、接続ポートに電源プラグや各種のコネクタを、座部の前方、つまり背凭れの前面に対面した側から容易に接続することができる。また、給電部の接続ポートを、背凭れ部において最も前方に突出する突出部よりも後方に設けることで、着座者が背凭れ部に寄りかかっても、接続ポートが着座者の背中に当たるのを抑えることができる。したがって、コンセントに接続する電気機器側のプラグに着座者の背中が干渉し、プラグが不用意に抜けてしまうのを抑えることができる。
また、この発明に係る椅子は、上記椅子において、前記背凭れ部は、前記座部の後部から上方に立ち上がるように設けられた背凭れベースと、前記背凭れベースの前方に設けられ、前記背凭れベースよりも軟質な材料で形成された背当て部材と、を備え、前記給電部の前記接続ポートは、前記背当て部材において最も前方に突出する突出部よりも後方に設けられているようにしてもよい。
このような構成によれば、接続ポートが、軟質な材料からなる背当て部材において最も前方に突出する突出部よりも後方に設けられているので、着座者による荷重によって背当て部材が弾性変形しても、接続ポートが着座者の背中に当たるのを抑えることができる。
また、この発明に係る椅子は、上記椅子において、前記背凭れ部は、前記背凭れベースよりも上方に延び、パネル状をなしたパネル部材をさらに備え、前記給電部は、前記パネル部材に沿って設けられた支持部材に支持されているようにしてもよい。
このように構成することで、背凭れベースよりも上方に延びるパネル部材に、支持部材を介して給電部を設けることで、給電部の接続ポートを、背凭れ部の前面において最も前方に突出する突出部よりも後方に設けることができる。また、接続ポートが背凭れよりも上方に露出するので、接続ポートへの電源プラグや各種のコネクタの接続を容易かつ確実に行うことができる。
また、給電部の設置位置を、背凭れベースよりも上方の領域であれば高い自由度で設定することができる。
また、この発明に係る椅子は、上記椅子において、前記パネル部材は、複数枚が隣接配置され、前記支持部材は、互いに隣接する2つの前記パネル部材の間に挟持されているようにしてもよい。
このように構成することで、給電部を支持する支持部材が露出するのを抑え、外観を向上させることができる。
また、この発明に係る椅子は、上記椅子において、前記背凭れベースの上端から上方に延びる支柱を備え、前記給電部は、前記支柱上に設けられているようにしてもよい。
このように、背凭れベースよりも上方に延びる支柱上に給電部を設けることで、給電部の接続ポートを、背凭れ部の前面において最も前方に突出する突出部よりも後方に設けることができる。また、接続ポートが背凭れよりも上方に露出するので、接続ポートへの電源プラグや各種のコネクタの接続を容易かつ確実に行うことができる。
また、この発明に係る椅子は、上記椅子において、前記支柱は、前記背凭れベースに係止されているようにしてもよい。
このような構成によれば、支柱は、背凭れベースに係止して設ければよいので、組立性に優れる。
また、この発明に係る椅子は、上記椅子において、前記背凭れベースの後方に、前記背凭れベースを覆う背部パネルをさらに備えるようにしてもよい。
このように構成することで、背凭れベースよりも上方に延びる支柱や、支柱上の給電部に電力を供給する配線等を背部パネルで覆うことができ、椅子を背凭れ部側の後方から見たときの外観を向上させることができる。
また、この発明に係る椅子は、上記椅子において、前記背当て部材に後方に向かって窪んだ凹部が形成され、前記給電部は、前記凹部内に設けられているようにしてもよい。
このように、背当て部材に形成した凹部内に給電部を設けることで、給電部の接続ポートを、背凭れ部の前面において最も前方に突出する突出部よりも後方に設けることができる。
また、この発明に係る椅子は、上記椅子において、前記給電部は、前記背当て部材における前記突出部と前記座部の上面との間に設けられているようにしてもよい。
このように、給電部を、背当て部材の突出部と座部の上面との間に設けることで、給電部の接続ポートを、背凭れ部の前面において最も前方に突出する突出部よりも後方に設けることができる。
この発明に係る椅子によれば、接続ポートや接続ポートに接続されたプラグと着座者との干渉を防止するとともに、着座者が容易に接続ポートを視認することができる。
本発明の第1の実施形態に係るソファーユニットの全体構成を示す斜視図である。 上記ソファーユニットの側面図である。 互いに隣接するパネル体同士の間に設けられる支持部材を示す斜視展開図である。 互いに隣接するパネル体同士の間に設けられた支持部材を示す断面図である。 互いに隣接するパネル体同士の間に挟持された支持部材を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るソファーユニットの全体構成を示す斜視図である。 上記ソファーユニットの側面図である。 背凭れベース上に係止された給電装置を示す斜視図である。 給電装置を支持する支柱を斜め前方から見た斜視図である。 給電装置を支持する支柱を斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るソファーユニットの全体構成を示す斜視図である。 ソファーユニットに設けられた給電装置を示す側断面図である。 本発明の第4の実施形態に係るソファーユニットを示す側面図である。 本発明の第5の実施形態に係るソファーユニットを示す側面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による椅子を実施するための形態を説明する。しかし、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るソファーユニットの全体構成を示す斜視図である。図2は、上記ソファーユニットの側面図である。図3は、互いに隣接するパネル体同士の間に設けられる支持部材を示す斜視展開図である。図4は、互いに隣接するパネル体同士の間に設けられた支持部材を示す断面図である。図5は、互いに隣接するパネル体同士の間に挟持された支持部材を示す平面図である。
図1、図2に示すように、ソファーユニット(椅子)1は、着座可能な複数のソファー10と、給電装置(給電部)30Aと、を備えている。
以下の説明において、便宜上、ソファー10に着座した着座者が前を向く方向を着座方向とし、着座方向の前方を単に「前方」、その反対方向を「後方」と称する。また、ソファー10が設置される床面F側とその反対側を結ぶ方向を「上下方向」と称する。また、ソファー10の幅方向、つまり前後方向と直交する水平方向を「幅方向」と称する。また、図中において、前方を矢印FRで示し、上方を矢印UPで示し、幅方向の左方を矢印LHで示す。
(ソファー)
本実施形態では、ソファーユニット1は、互いに隣接配置された2個のソファー10を備えている。
各ソファー10は、床面F上に設置される支持体2と、支持体2に支持され着座者の背を受ける背凭れ部13とを有している。
支持体2は、床面F上に設置され上方に向かって延びる4本の脚部11と、これら脚部11に支持された座部12と、を有している。
脚部11は、ソファー10の前後方向および幅方向に間隔を有して4本設けられている。これら脚部11の上端は、座部12の下面に取り付けられている。座部12の上面は、利用者が着座可能な座面12uとされている。
背凭れ部13は、背凭れベース16と、クッション(背当て部材)17と、背凭れベース16の背面側に一体的に設けられたパネル体(パネル部材、背部パネル)20と、を備えている。
背凭れベース16は、鉛直面内に位置する板状で、下部が座部12に連結されて、座部12の座面12uよりも上方に向かって突出するよう延びている。ここで、背凭れベース16は、着座者による荷重に耐えうるよう、所要の強度を有した材料、例えば、木系材料、樹脂系材料、金属系材料、あるいはこれらを組み合わせた複合材料等の硬質材料から形成されている。
クッション17は、背凭れベース16の前方に沿って配置されている。クッション17は、背凭れベース16よりも柔軟で、例えば布やビニール素材のカバー17a内に、スポンジ、ウレタン等の軟質材料からなる各種クッション材が充填されている。なお、このクッション17は、図1、図2に図示した形状に限らず、いかなる形状であってもよい。
(パネル体)
本実施形態では、各背凭れベース16の背面に沿って、2枚のパネル体20が隣接配置されている。
図2に示すように、パネル体20は、パネル状の基体21の両面に、柔軟性および弾性を有した材料、例えば発泡ウレタン材等からなるクッション材22と、基材およびクッション材22を覆う表皮材23と、を備えている。
基体21の外周部には、フレーム24が設けられている。フレーム24は、パネル体20の外周部に沿って周方向に連続し、パネル体20の内方に向けて窪んだ溝24mを有している。
パネル体20の下部は、L字状のジョイント金具26を介し、ソファー10の座部12の下面に連結されている。また、図1に示すように、パネル体20の上下方向の中間部は、パネル体20の前面に設けられた下向きコ字状の係止フック27が、ソファー10の背凭れベース16の上端16tに係止されることで固定されている。
これにより、パネル体20は、ソファー10の背凭れベース16の後方に沿うようにしてソファー10と一体に設けられている。また、パネル体20は、背凭れベース16よりも上方に延出して設けられている。
図3、図4に示すように、上記したようなパネル体20の下部のコーナー部には、床面Fに接地することで、パネル体20を床面F上に立設させる支持脚体25が設けられている。
支持脚体25は、フレーム24の下部端部に収容される基部25aと、基部25aから下方に延びる支持脚部25bと、を一体に備えている。また、支持脚体25には、支持脚部25bに対してパネル体20の幅方向外側に、下方およびパネル体20の幅方向外側に開口したスリット25sが形成されている。図4に示すように、このスリット25s内には、上方に窪んだ凹部25tが形成されている。
(給電装置)
図1〜図3に示すように、給電装置30Aは、各ソファー10に着座した利用者が、電子機器の充電等を行う際に利用することができるものである。図3に示すように、給電装置30Aは、装置本体31を備えている。装置本体31は、支持部材40に支持されている。
装置本体31は、電子装置の電源プラグが接続可能なコンセント接続ポート(接続ポート)32や、USBケーブルの端部に設けられたコネクタが接続可能なコネクタ接続ポート(接続ポート)33を備えている。この実施形態において、コンセント接続ポート32及びコネクタ接続ポート33は、装置本体31の幅方向中心に対し、幅方向一方の側と他方の側とにそれぞれ左右対称に設けられている。
図3に示すように、支持部材40は、杆体41と、固定金具42と、ステー43と、受け台44と、を一体に備えている。
図3、図5に示すように、杆体41は、平断面視矩形状の筒状をなしている。杆体41は、互いに隣接するパネル体20,20の間に挟み込まれて配置される。具体的には、杆体41は、互いに隣接するパネル体20,20の側端部に形成された溝24m,24m内に収容され、水平方向への移動が拘束されている。
図3、図4に示すように、固定金具42は、杆体41の下端部に設けられている。固定金具42は、パネル体20の表面に沿って幅方向両側に突出する係合片42a,42aを有している。各係合片42aは、上方に突出する凸部42bを有している。
固定金具42は、支持脚体25に形成されたスリット25s内に下方から挿入され、凸部42bがスリット25sの凹部25tに係合した状態で、固定金具42と支持脚体25とが、ボルト45により締結される。
これにより、支持部材40は、上下方向への移動が拘束されている。
図3に示すように、ステー43は、杆体41の上部において、杆体41の幅方向中央部から前方に向かって突出するよう設けられている。
図5に示すように、ステー43は、互いに隣接するパネル体20,20の溝24m,24m内で杆体41が挟持された状態で、パネル体20,20の隙間から前方に突出するよう設けられている。図2に示すように、ステー43は、ソファー10の背凭れベース16の上端よりも上方に位置するよう設けられている。
受け台44は、水平面内に位置するよう、ステー43の上面に設けられている。受け台44は、パネル体20,20に対して前方のソファー10側に張り出し、背凭れベース16の上方に配置される。
装置本体31は、この受け台44上に固定されている。すなわち、図1、図2に示すように、給電装置30Aは、背凭れ部13の前面側に設けられたクッション17において最も前方に突出する突出部17tよりも後方に設けられている。給電装置30Aは、この状態で、装置本体31に設けられたコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が、各ソファー10の前方を向くよう設けられている。
なお、給電装置30Aは、例えば、背凭れ部13が幅方向において前後方向の厚さが変わるような構成であっても、背凭れ部13の幅方向において給電装置30Aが設けられている部位の一断面において、突出部17tよりも後方に設けられていればよい。
また、給電装置30Aは、想定される着座者の荷重が突出部17tに加えられて突出部17tが変形した場合であっても、変形した突出部17tよりも後方に設けられるように設計されている。
上述したようなソファーユニット1によれば、座部12を有し、床面Fに設置される支持体2と、座部12に着座する着座者の着座方向の後方に設けられた背凭れ部13と、背凭れ部13に設けられ、電子機器が接続可能なコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33を有し、電子機器に給電可能な給電装置30Aと、を備え、給電装置30Aのコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33は、背凭れ部13において最も前方に突出する突出部17tよりも後方に設けられている。
このように、給電装置30Aのコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が前方を向くように設けられている。このように構成することで、着座者が容易にコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33を視認することができ、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33に電源プラグや各種のコネクタを、前方、つまり背凭れ13の前面に対面した側から容易に接続することができ、給電装置30Aへのアクセス性が向上する。
また、給電装置30Aのコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33を、背凭れ部13において最も前方に突出する突出部17tよりも後方に設けることで、着座者が背凭れ部13に寄りかかっても、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が着座者の背中に当たるのを抑えることができる。したがって、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33に接続する電気機器側のプラグに着座者の背中が干渉し、プラグが不用意に抜けてしまうのを防ぐことができる。
また、背凭れ部13は、座部12の後部から上方に立ち上がるように設けられた背凭れベース16と、背凭れベース16の前方に設けられ、背凭れベース16よりも軟質な材料で形成されたクッション17と、を備え、給電装置30Aのコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33は、クッション17において最も前方に突出する突出部17tよりも後方に設けられている。
このような構成によれば、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が、軟質な材料からなるクッション17において最も前方に突出する突出部17tよりも後方に設けられているので、着座者による荷重によってクッション17が弾性変形しても、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が着座者の背中に当たるのを抑えることができる。
また、ソファーユニット1は、背凭れベース16よりも上方に延び、パネル状をなしたパネル体20をさらに備え、給電装置30Aは、パネル体20に沿って設けられた支持部材40に支持されている。このように、背凭れベース16よりも上方に延びるパネル体20に、支持部材40を介して給電装置30Aを設けることで、給電装置30Aのコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33を、背凭れ部13において最も前方に突出する突出部17tよりも後方に設けることができる。また、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が背凭れ部13よりも上方に露出するので、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33への電源プラグや各種のコネクタの接続を容易かつ確実に行うことができ、給電装置30Aへのアクセス性が高まる。
また、背凭れベース16よりも上方の領域であれば、給電装置30Aの設置位置を高い自由度で設定することができる。
また、パネル体20は、複数枚が隣接配置され、支持部材40は、互いに隣接する2つのパネル体20の間に挟持されている。このように構成することで、給電装置30Aを支持する支持部材40が露出するのを抑え、外観を向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る椅子の第2の実施形態について説明する。なお、以下に説明する第2の実施形態においては、上記第1の実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係るソファーユニットの全体構成を示す斜視図である。図7は、上記ソファーユニットの側面図である。図8は、背凭れベース上に係止された給電装置を示す斜視図である。図9は、給電装置を支持する支柱を斜め前方から見た斜視図である。図10は、給電装置を支持する支柱を斜め後方から見た斜視図である。
図6、図7に示すように、ソファーユニット1は、着座可能な複数のソファー10と、パネル体20と、給電装置(給電部)30Bと、を備えている。
給電装置30Bは、装置本体31を備えている。装置本体31は、支柱50に支持されている。
図8〜図10に示すように、支柱50は、支持ブラケット51と、受け台52と、脚部カバー53と、を備えている。
支持ブラケット51は、支柱部54(図10参照)と、支柱部54から下方に延出した延出部55と、を一体に有している。
図10に示すように、支柱部54は、鉛直面内に位置する板状の基部54aと、基部54aの幅方向両側から前方に延びる側壁部54bとを有して、平断面視前向きコ字状をなしている。基部54aの下端部には、装置本体31から導出される給電ケーブル35を通す凹部54cが形成されている。
図8〜図10に示すように、延出部55は、支柱部54の基部54aから連続して下方に延出するプレート部55aと、プレート部55aの幅方向一端から直交して前方に延出する直交片55bと、を有した平断面視L字状をなしている。
図10に示すように、受け台52は、支持ブラケット51の支柱部54上に、水平面内に位置するよう設けられている。受け台52には、上下方向に貫通し、支柱部54の基部54aと側壁部54b,54bとに囲まれた空間に連通する開口部52aが形成されている。
受け台52上に設置される装置本体31には、下方に向かって延び、開口部52aに挿入される挿入片31aが一体に設けられている。挿入片31aには、上下方向に連続するスリット36と、挿入片31aの幅方向両側から前方に延び、支柱部54の側壁部54b,54bに沿うサポート壁37,37とが形成されている。
装置本体31は、挿入片31aを開口部52aから支柱部54の内側に挿入した状態で、支柱部54の後方から、支柱部54に形成された貫通孔54h及びスリット36にビス56を挿通させ、このビス56にナット57を螺着させることで、支持ブラケット51に固定される。
脚部カバー53は、支持ブラケット51の支柱部54を前方から覆う前面部53aと、前面部53aの幅方向両側から後方に向かって延び、支柱部54の側壁部54bを幅方向外側から覆う側面部53b,53bとを一体に有している。また、脚部カバー53の前面部53aの背面側には、前面部53aと前後方向に間隔をあけて配置された固定プレート部53cが設けられている。
このような脚部カバー53は、支柱部54の内側に挿入された挿入片31aに固定プレート部53cを対向させた状態で、支柱部54に形成された貫通孔54g、及びスリット36にビス58を挿通させ、このビス58を固定プレート部53cにねじ込むことで、支持ブラケット51に固定される。
なお、固定プレート部53cには、前記のナット57及びビス56の先端部を収容する開口部53hが形成されている。
図6、図8に示すように、このような支柱50は、互いに隣接するソファー10,10の境界部に配置され、支持ブラケット51の延出部55のプレート部55aを、一方のソファー10の背凭れベース16の背面に沿わせ、直交片55bを、互いに隣接するソファー10,10の背凭れベース16,16の間に差し込んだ状態で、図示しないビスによって背凭れベース16に固定される。この状態で、図10に示した支柱部54は、背凭れベース16の上端16t上に載置される。また、給電ケーブル35は、凹部54cを通して背凭れベース16の後方に導出される。
また、支柱50が設けられた背凭れベース16の後方には、背凭れベース16を後方から覆うようにパネル体20が設けられている。
このようにして設けられた支柱50の受け台52上に設置された装置本体31は、背凭れベース16の上方に配置されている。すなわち、図6、図7に示すように、給電装置30Bは、背凭れ部13の前面側に設けられたクッション17において最も前方に突出する突出部17tよりも後方に設けられている。給電装置30Bは、この状態で、装置本体31に形成されたコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が、各ソファー10の前方を向くよう設けられている。
なお、給電装置30Bは、背凭れ部13の幅方向において給電装置30Bが設けられている部位の一断面において、突出部17tよりも後方に設けられていればよい。
また、給電装置30Bは、想定される着座者の荷重が突出部17tに加えられて突出部17tが変形した場合であっても、変形した突出部17tよりも後方に設けられるように設計されている。
上述したようなソファーユニット1によれば、給電装置30Bは、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が前方を向くように設けられている。このように構成することで、着座者がコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33を容易に視認することができ、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33に電源プラグや各種のコネクタを、前方、つまり背凭れ13の前面に対面した側から容易に接続することができ、給電装置30Bへのアクセス性が向上する。
また、給電装置30Bのコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33を、背凭れ部13において最も前方に突出する突出部17tよりも後方に設けることで、着座者が背凭れ部13に寄りかかっても、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が着座者の背中に当たるのを抑えることができる。したがって、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33に接続する電気機器側のプラグに着座者の背中が干渉し、プラグが不用意に抜けてしまうのを防ぐことができる。
さらに、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が、軟質な材料からなるクッション17において最も前方に突出する突出部17tよりも後方に設けられているので、着座者による荷重によってクッション17が弾性変形しても、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が着座者の背中に当たるのを抑えることができる。
また、背凭れベース16よりも上方に延びる支柱50上に給電装置30Bを設けることで、給電装置30Bのコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33を、背凭れ部13において最も前方に突出する突出部17tよりも後方に設けることができる。また、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が背凭れ部13よりも上方に露出するので、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33への電源プラグや各種のコネクタの接続を容易かつ確実に行うことができ、給電装置30Bへのアクセス性が高まる。
さらに、支柱50は、背凭れベース16に係止して設ければよいので、組立性に優れる。
また、背凭れベース16の後方に、背凭れベース16を覆うパネル体20が設けられている。このように構成することで、背凭れベース16よりも上方に延びる支柱50や、支柱50上の給電装置30Bに電力を供給する給電ケーブル(配線)35等をパネル体20で覆うことができ、ソファーユニット1を後方から見たときの外観を向上させることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明に係る椅子の第3の実施形態について説明する。なお、以下に説明する第3の実施形態においては、上記第1、第2の実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
図11は、本発明の第4の実施形態に係るソファーユニットの全体構成を示す斜視図である。図12は、ソファーユニットに設けられた給電装置を示す側断面図である。
図11、図12に示すように、ソファーユニット(椅子)90は、ソファー本体91と、給電装置(給電部)30Dと、を備えている。
ソファー本体91は、床面F上に設置される支持体2と、支持体2に支持され着座者の背を受ける背凭れ部93とを有している。この実施形態において、ソファーユニット90は、2つのソファー本体91を幅方向に並設し、図示しない連結金具等で一体に連結している。
支持体2は、床面F上に設置され上方に向かって延びる4本の脚部11と、これら脚部11に支持された座部12と、を有している。
背凭れ部93は、背凭れベース16と、クッション(背当て部材)92と、を備えている。
背凭れベース16は、鉛直面内に位置する板状で、下端が座部12に連結されて、座部12の座面12uよりも上方に向かって突出するよう延びている。ここで、背凭れベース16は、着座者による荷重に耐えうるよう、所要の強度を有した材料、例えば、木系材料、樹脂系材料、金属系材料、あるいはこれらを組み合わせた複合材料等の硬質材料から形成されている。
クッション92は、背凭れベース16の前面に一体に設けられている。クッション92は、座部12の座面12uの上方に、スペーサ97を挟んで設けられている。
クッション92は、背凭れベース16よりも柔軟で、例えば布やビニール素材のカバー92a内に、スポンジ、ウレタン等の軟質材料からなる各種クッション材92bが充填されている。
クッション92の前面は、下部に最も前方に突出(膨出)する突出部92tを備え、クッション92の前面において突出部92tよりも上方は、上方に向かうにしたがって漸次後方に傾斜する傾斜面92sとされている。また、クッション92の前面において突出部92tよりも下方は、下方に向かうにしたがって漸次後方に湾曲する湾曲面92uとされている。
また、クッション92には、上下方向の中間部に、傾斜面92sよりも後方に窪む凹部94が形成されている。凹部94は、クッション92に、前後方向に貫通する貫通孔(開口部)92hが形成され、この貫通孔92hの後方に背凭れベース16が露出することで有底状に形成されている。
この実施形態において、凹部94は、互いに隣接するソファー本体91,91の背凭れ部93,93の境界部Kを挟んで幅方向両側に跨がるように形成されている。
給電装置30Dは、凹部94内に設けられている。給電装置30Dの装置本体31は、凹部94内に露出した背凭れベース16に固定されている。給電装置30Dは、コンセント接続ポート32やコネクタ接続ポート33が設けられた接続面30fが前方を向くよう設けられている。また、給電装置30Dは、接続面30fが、凹部94内でクッション92の突出部92tよりも後方に位置するよう設けられている。
なお、給電装置30Dは、背凭れ部93の幅方向において給電装置30Dが設けられている部位の一断面において、突出部92tよりも後方に設けられていればよい。
また、給電装置30Dは、想定される着座者の荷重が突出部92tに加えられて突出部92tが変形した場合であっても、変形した突出部92tよりも後方に設けられるように設計されている。
上述したようなソファーユニット90によれば、給電装置30Dは、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が前方を向くように設けられている。このように構成することで、着座者がコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33を容易に視認することができ、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33に電源プラグPや各種のコネクタを、前方、つまり背凭れ93の前面に対面した側から容易に接続することができる。
また、給電装置30Dのコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33を、背凭れ部93において最も前方に突出する突出部92tよりも後方に設けることで、着座者が背凭れ部93に寄りかかっても、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が着座者の背中に当たるのを抑えることができる。したがって、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33に接続した電源プラグPに着座者の背中が干渉し、電源プラグPが不用意に抜けてしまうのを防ぐことができる。
また、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が、軟質な材料からなるクッション92において最も前方に突出する突出部92tよりも後方に設けられているので、着座者による荷重によってクッション92が弾性変形しても、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が着座者の背中に当たるのを抑えることができる。
また、クッション92に形成した凹部94内に給電装置30Dを設けることで、給電装置30Dのコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33を、背凭れ部93において最も前方に突出する突出部92tよりも後方に設けることができる。
これらにより、各ソファー本体91に着座する着座者の背中が、凹部94内の給電装置30Dや、これに接続される電源プラグPや各種のコネクタに触れにくい。したがって、電源プラグPやコネクタが不用意に抜けるのを抑えることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明に係る椅子の第4の実施形態について説明する。なお、以下に説明する第4の実施形態においては、上記第1〜第3の実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
図13は、本発明の第4の実施形態に係るソファーユニットを示す側面図である。
図13に示すように、ソファーユニット(椅子)90Bは、ソファー本体91と、給電装置(給電部)30Eと、を備えている。
背凭れ部93は、背凭れベース16と、クッション(背当て部材)95と、を備えている。
クッション95は、背凭れベース16の前面16fに一体に設けられている。クッション95は、座部12の座面12uよりも上方に、上下方向に隙間96を隔てて設けられている。これにより、座部12の座面12uとクッション95との隙間96に、背凭れベース16が露出している。クッション95の前面95fは、下部に最も前方に突出する突出部95tを備えている。
クッション95は、背凭れベース16よりも柔軟で、例えば布やビニール素材のカバー95a内に、スポンジ、ウレタン等の軟質材料からなる各種クッション材(図示無し)が充填されている。
給電装置30Eは、座部12の座面12uとクッション95との間で露出した背凭れベース16の前面16fに固定されている。これにより、給電装置30Eは、クッション95における突出部95tと座部12の座面(上面)12uとの間に設けられている。
給電装置30Eは、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が設けられた接続面30gが前方を向くよう設けられている。この給電装置30Eは、接続面30gが、クッション95の突出部95tよりも後方に位置するよう設けられている。
なお、給電装置30Eは、背凭れ部93の幅方向において給電装置30Eが設けられている部位の一断面において、突出部95tよりも後方に設けられていればよい。
また、給電装置30Eは、想定される着座者の荷重が突出部95tに加えられて突出部95tが変形した場合であっても、変形した突出部95tよりも後方に設けられるように設計されている。
上述したような構成によれば、給電装置30Eは、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が前方を向くように設けられている。このように構成することで、着座者がコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33を容易に視認することができ、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33に電源プラグPや各種のコネクタを、前方、つまり背凭れ93の前面に対面した側から容易に接続することができる。
また、給電装置30Eのコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33を、背凭れ部93において最も前方に突出する突出部95tよりも後方に設けることで、着座者が背凭れ部93に寄りかかっても、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が着座者の背中に当たるのを抑えることができる。したがって、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33に接続した電源プラグPに着座者の背中が干渉し、電源プラグPが不用意に抜けてしまうのを防ぐことができる。
また、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が、軟質な材料からなるクッション95において最も前方に突出する突出部95tよりも後方に設けられているので、着座者による荷重によってクッション95が弾性変形しても、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が着座者の背中に当たるのを抑えることができる。
さらに、給電装置30Eを、クッション95における突出部95tと座部12の座面12uとの間の隙間96に設けることで、給電装置30Eのコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33を、背凭れ部93において最も前方に突出する突出部95tよりも後方に設けることができる。しかも、このような構成では、給電装置30Eは、突出部95tの下方において着座者の腰部の後方に位置することになり、より一層着座者に干渉しにくくなる。
(第5の実施形態)
次に、本発明に係る椅子の第5の実施形態について説明する。なお、以下に説明する第5の実施形態においては、上記第1〜第4の実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
図14は、本発明の第5の実施形態に係るソファーユニットを示す側面図である。
図14に示すように、ソファーユニット(椅子)90Cは、ソファー本体91Cと、給電装置(給電部)30Fと、を備えている。
ソファー本体91Cは、床面F上に設置される支持体2と、支持体2に支持され着座者の背を受ける背凭れ部100とを有している。
支持体2は、床面F上に設置され上方に向かって延びる4本の脚部11と、これら脚部11に支持された座部12と、を有している。
背凭れ部100は、背凭れベース16と、クッション(背当て部材)98と、を備えている。
クッション98は、背凭れベース16の前面16fに一体に設けられている。クッション98の前面98fは、下部に最も前方に突出する突出部98tを備えている。
クッション98は、背凭れベース16よりも柔軟で、例えば布やビニール素材のカバー98a内に、スポンジ、ウレタン等の軟質材料からなる各種クッション材(図示無し)が充填されている。
ここで、カバー98aは、クッション材(図示無し)とともに背凭れベース16を一体に覆うように設けてもよい。
また、クッション98には、突出部98tよりも下方に、前面98fよりも後方に窪む凹部99が形成されている。凹部99は、クッション98に、前後方向に貫通する貫通孔(開口部)99hが形成され、この貫通孔99hの後方に背凭れベース16が露出することで有底状に形成されている。
給電装置30Fは、凹部99内に設けられている。給電装置30Fの装置本体31は、凹部99内に露出した背凭れベース16に固定されている。これにより、給電装置30Fは、クッション98における突出部98tと座部12の座面12uとの間に設けられている。
給電装置30Fは、コンセント接続ポート32やコネクタ接続ポート33が設けられた接続面30hが前方を向くよう設けられている。また、給電装置30Fは、接続面30hが、凹部99内でクッション98の突出部98tよりも後方に位置するよう設けられている。ここで、接続面30hは、クッション98の突出部98tよりも後方に位置しているのであれば、クッション98のカバー98aよりも前方に露出していてもよい。
なお、給電装置30Fは、背凭れ部100の幅方向において給電装置30Fが設けられている部位の一断面において、突出部98tよりも後方に設けられていればよい。
また、給電装置30Fは、想定される着座者の荷重が突出部98tに加えられて突出部98tが変形した場合であっても、変形した突出部98tよりも後方に設けられるように設計されている。
上述したような構成によれば、給電装置30Fは、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が前方を向くように設けられている。このように構成することで、着座者がコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33を容易に視認することができ、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33に電源プラグPや各種のコネクタを、前方、つまり背凭れ部100の前面に対面した側から容易に接続することができる。
また、給電装置30Fのコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33を、背凭れ部100において最も前方に突出する突出部98tよりも後方に設けることで、着座者が背凭れ部100に寄りかかっても、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が着座者の背中に当たるのを抑えることができる。したがって、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33に接続した電源プラグPに着座者の背中が干渉し、電源プラグPが不用意に抜けてしまうのを防ぐことができる。
また、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が、軟質な材料からなるクッション98において最も前方に突出する突出部98tよりも後方に設けられているので、着座者による荷重によってクッション98が弾性変形しても、コンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33が着座者の背中に当たるのを抑えることができる。
さらに、給電装置30Fを、クッション98における突出部98tと座部12の座面12uとの間に設けることで、給電装置30Fのコンセント接続ポート32、コネクタ接続ポート33を、クッション98において最も前方に突出する突出部98tよりも後方に設けることができる。しかも、このような構成では、給電装置30Fは、突出部98tの下方において着座者の腰部の後方に位置することになり、より一層着座者に干渉しにくくなる。
(その他の実施形態)
なお、本発明の椅子は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、椅子として、ソファーユニット1,90,90Bを示したが、それらの外観や形状については何ら限定するものではなく、適宜他の構成に変更可能である。
例えば、背凭れベース16と、クッション17,92,95とを別体としているが、背凭れベースとクッションとを、カバー部材で一体に覆うようにしてもよい。
上述の実施形態では、支持体2は、脚部11と座部12とを有し、座部12は脚部11を介して床面F上に設置されているが、支持体が脚部を有さずに、座部自体を床面上に直に設置するようにしてもよい。
また、給電装置30A、30B、30D、30Eの外観、形状についても、何ら限定するものではない。さらに、給電装置30A、30B、30D、30Eに、コンセント接続ポート32やコネクタ接続ポート33を設けるようにしたが、その種類、設置数等は適宜変更することが可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1、90、90B、90C ソファーユニット(椅子)
2 支持体
10 ソファー
11 脚部
12 座部
12u 座面
13、93、100 背凭れ部
16 背凭れベース
16f 前面
17、92、95、98 クッション(背当て部材)
17t、92t、95t、98t 突出部
20 パネル体(パネル部材、背部パネル)
30A、30B、30D、30E、30F 給電装置(給電部)
32 コンセント接続ポート(接続ポート)
33 コネクタ接続ポート(接続ポート)
40 支持部材
50 支柱
94、99 凹部
96 隙間
F 床面

Claims (9)

  1. 座部を有し、床面に設置される支持体と、
    前記座部に着座する着座者の着座方向の後方に設けられた背凭れ部と、
    前記背凭れ部に設けられ、電子機器が接続可能な接続ポートを有し、前記電子機器に給電可能な給電部と、を備え、
    前記給電部の前記接続ポートは、前記背凭れ部において最も前方に突出する突出部よりも後方に、前方を向くように設けられていることを特徴とする椅子。
  2. 前記背凭れ部は、
    前記座部の後部から上方に立ち上がるように設けられた背凭れベースと、
    前記背凭れベースの前方に設けられ、前記背凭れベースよりも軟質な材料で形成された背当て部材と、を備え、
    前記給電部の前記接続ポートは、前記背当て部材において最も前方に突出する突出部よりも後方に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
  3. 前記背凭れ部は、前記背凭れベースよりも上方に延び、パネル状をなしたパネル部材をさらに備え、
    前記給電部は、前記パネル部材に沿って設けられた支持部材に支持されていることを特徴とする請求項2に記載の椅子。
  4. 前記パネル部材は、複数枚が隣接配置され、
    前記支持部材は、互いに隣接する2つの前記パネル部材の間に挟持されていることを特徴とする請求項3に記載の椅子。
  5. 前記背凭れベースの上端から上方に延びる支柱を備え、
    前記給電部は、前記支柱上に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の椅子。
  6. 前記支柱は、前記背凭れベースに係止されていることを特徴とする請求項5に記載の椅子。
  7. 前記背凭れベースの後方に、前記背凭れベースを覆う背部パネルをさらに備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の椅子。
  8. 前記背当て部材に後方に向かって窪んだ凹部が形成され、
    前記給電部は、前記凹部内に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の椅子。
  9. 前記給電部は、前記背当て部材における前記突出部と前記座部の上面との間に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の椅子。
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