JP5629027B1 - 電磁調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、加熱コイルから発生する磁束が本体部の外部に漏洩するのを防止できる電磁調理器を提供することを目的とする。【解決手段】電磁調理器1は、箱状の本体部3の内部に設けられた加熱コイル27と、本体部3の底部3aと加熱コイル27との間に配置され、非磁性体の金属材料で形成されて加熱コイル27から発生した磁束が本体部3の外部に漏洩するのを防止する磁束漏洩防止部51と、磁束漏洩防止部51と加熱コイル27との間に設けられ、3mm以上35mm以下の幅を備えた間隙部55とを有している。【選択図】図6

Description

本発明は、食材鍋を誘導加熱して食材を調理する電磁調理器に関する。
結晶化ガラス等で構成されるトッププレートの下方に同心円状の誘導加熱コイル(以下「加熱コイル」と略記する)を設置し、この加熱コイルに高周波電流を流し、発生する磁界でトッププレート上に載置された調理容器の鍋底にうず電流を誘起し、このジュール熱で調理容器を直接加熱する誘導加熱調理器が知られている(例えば、特許文献1及び2)。
高周波電流を流すことによって加熱コイルから発生する磁界が制御回路の誤動作を引き起こしたり、使用時に誘導加熱調理器が置かれる床面の材質によっては加熱コイルから発生する磁束がこの床面と鎖交してこの床面が発熱する場合がある。このため、特許文献1に記載された誘導加熱調理器は、加熱コイルの下方に導電金属板を設けることにより、加熱コイルから発生する磁束が下方に漏れるのを遮蔽するようになっている。また、特許文献2に記載された誘導加熱調理器は、加熱コイルの下方に磁性体と導電性遮蔽板とを設けることにより、加熱コイルから発生する磁束を磁性体に収束させるとともに、磁性体で収束されない漏れ磁束が床面と鎖交しないように導電性遮蔽板で漏れ磁束を遮蔽するようになっている。
特開昭62−20288号公報 特開平5−315067号公報
しかしながら、卓上型の誘導加熱調理器では、床面と加熱コイルとの間の距離を十分に確保できないため、加熱コイルから発生する磁束を遮蔽する導電性遮蔽板を加熱コイルのの下方に単に設けただけでは、この磁束の漏れを十分に遮蔽することができないという問題がある。
本発明の目的は、加熱コイルから発生する磁束が本体部の外部に漏洩するのを防止できる電磁調理器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様による電磁調理器は、箱状の本体部の内部に設けられた加熱コイルと、前記本体部の底部と前記加熱コイルとの間に配置され、非磁性体の金属材料で形成されて前記加熱コイルから発生した磁束が前記本体部の外部に漏洩するのを防止する磁束漏洩防止部と、前記磁束漏洩防止部と前記加熱コイルとの間に設けられ、3mm以上35mm以下の幅を備えた間隙部と、前記底部に形成された吸気口と、前記本体部に形成され、前記吸気口から吸気された空気を前記本体部の外部に排気する排気口とを有し、前記磁束漏洩防止部は、前記吸気口と前記排気口との間に配置されており、前記底部は、前記吸気口が配置された領域より前記磁束漏洩防止部が配置された領域が低くなる段差を有することを特徴とすることを特徴とする。
前記磁束漏洩防止部は、0.3mm以上1mm以下の厚さに形成されていてもよい。
前記磁束漏洩防止部は、前記加熱コイルの外形に沿う外形を有していてもよい。
前記磁束漏洩防止部は、前記加熱コイルの鉛直下方に配置されていてもよい。
上記一態様による電磁調理器は、前記加熱コイルと前記磁束漏洩防止部との間には、磁性材料で形成され前記加熱コイルから発生した磁束が通る磁路の一部を形成する磁路形成部をさらに有していてもよい。
前記本体部は、40mmの厚さを有していてもよい。
本発明によれば、加熱コイルから発生する磁束が本体部の外部に漏洩するのを防止できる。
本発明の第1の実施形態による電磁調理器1の外観斜視図である。 本発明の第1の実施形態による電磁調理器1の底面図である。 本発明の第1の実施形態による電磁調理器1のトッププレート5を取り外して見た電磁調理器1の内部構造を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態による電磁調理器1の加熱コイル27を取り外して見た電磁調理器1の内部構造を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態による電磁調理器1の電源回路部37を取り外して見た電磁調理器1の内部構造を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態による電磁調理器1の断面斜視図である。 本発明の第1の実施形態による電磁調理器1を切断した状態の斜視図である。 本発明の第2の実施形態による電磁調理器101の外観斜視図である。 本発明の第2の実施形態による電磁調理器101の底面図である。 本発明の第2の実施形態による電磁調理器101の左側面図である。 本発明の第2の実施形態による電磁調理器101の右側面図である。 本発明の第2の実施形態による電磁調理器101の背面図である。 本発明の第2の実施形態による電磁調理器101のトッププレート105を取り外して見た電磁調理器101の内部構造を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態による電磁調理器101を切断した状態の斜視図である。 本発明の第2の実施形態による電磁調理器101の断面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例による電磁調理器301の底面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例による電磁調理器301であって、第2の吸気口311近傍の拡大図である。 本発明の第1の実施形態による他の変形例による電磁調理器401であって、トッププレートを取り外して見た電磁調理器401の平面図である。
〔第1の実施形態〕
本発明の第1の実施形態による電磁調理器について図1から図5を用いて説明する。図1は、本実施形態による電磁調理器1の外観斜視図である。図2は、電磁調理器1の底面図である。
図1及び図2に示すように、電磁調理器1は、食卓などの上に置いて使用する卓上型の電磁調理器である。電磁調理器1は、長方形薄板状の外観形状を有している。電磁調理器1は、薄型の電磁調理器である。電磁調理器1は、高出力(例えば1400W)の電磁調理器である。
図1に示すように、電磁調理器1は、箱状の本体部3と、本体部3の開口(不図示)を塞ぐように本体部3上に配置されたトッププレート5とを有している。トッププレート5は薄板形状を有し、結晶化ガラス等で構成されている。電磁調理器1の正面側のトッププレート5上には、電磁調理器1に電源投入するための電源スイッチや温度調整スイッチなどの電磁調理器1の使用者が操作する操作パネル5bが設けられている。なお、操作パネル5bは、本体部3の側面に設けられていてもよい。操作パネル5bを除くトッププレート5のほぼ全面には、円形状の鍋底配置部5aが設けられている。本体部3の内部であって鍋底配置部5aの下方には、後述する加熱コイル27が設けられている。電磁調理器1は、トッププレート5上に鍋底配置部5aを設けることにより、加熱コイル27で発生する磁界を最も効率よく鍋底に印加できる場所を使用者に示唆するようになっている。また、背面側には、電源コード7が接続されている。本体部3は、40mmの厚さを有している。
図2に示すように、本体部3の底部3aの外表面の角部には、脚部3bがそれぞれ設けられている。脚部3bは、底部3aの外表面から突出して形成されている。脚部3bは、底部3a側から先端側に向かって細くなる円錐台形状を有している。電磁調理器1は、脚部3bを有することにより、底部3aと電磁調理器1を置く食卓の天板とが直接接触するのを防止するようになっている。
電磁調理器1は、本体部3の底部3aの外表面の中央よりも正面側に形成された第1の吸気口9と、第1の吸気口9と並んで底部3aに形成された第2の吸気口11と有している。第1の吸気口9と第2の吸気口11とは同じ形状を有している。
ここで、第1及び第2の吸気口9,11の構造について、第1の吸気口9を例にとって説明する。第1の吸気口9は、平皿状(シャーレ状)の形状を有し、底部3aから下方に向かって突出して形成されている。第1の吸気口9は、同心円状に形成された複数の同心円部9aと、最も内側に配置された同心円部9aから第1の吸気口9の外周側に向かって放射状に延びる複数の放射状部9bとを有している。複数の同心円部9aは、互いに所定の間隙を設けて配置され、複数の放射状部9bは、互いに所定の間隙を設けて配置されている。このため、隣り合う同心円部9aと、隣り合う放射状部9bとで囲まれた領域は、本体部3の内部空間と電磁調理器1が配置された外部の空間とを連通する連通口となる。また、最も内側に配置された同心円部9aに囲まれた空間も同様に連通口となる。外周囲の空気は、第1の吸気口9に形成されたこの連通口を通って本体部3の内部空間に吸気される。また、第1の吸気口9は、複数の放射状部9bのうちの3個の放射状部9bにそれぞれ設けられた薄板脚部9cを有している。薄板脚部9cは、同心円部9a及び放射状部9bの高さよりも高く形成されている。薄板脚部9cは、脚部3bとほぼ同じ高さに形成されている。薄板脚部9cと同心円部9a及び放射状部9bとの高さを異ならせることにより、後述する第1の送風機17の稼働中に第1の吸気口9の表面に紙などの異物が張り付くのを防止するようになっている。
本体部3の背面側には、第1及び第2の吸気口9,11から吸気され、本体部3の内部を通過した空気を外部に排気する排気口13が形成されている。排気口13は、長方形状の開口が複数並んで形成されたスリット状を有している。排気口13は、本体部3の背面側側面と、背面側側面近傍の左側側面及び右側側面とにそれぞれ形成されている。なお、「左側側面」は正面側から見て左側に位置する側面であり、「右側側面」は正面側から見て右側に位置する側面である。
また、電磁調理器1の背面側側面の右寄りであって排気口13の右隣には、電源コード7を差し込むコード差込口15が設けられている。コード差込口15は、マグネット式の差し込み口である。
次に、電磁調理器1の内部構造について図3から図5を用いて説明する。図3は、トッププレート5を取り外して見た電磁調理器1の内部構造を示す斜視図である。図4は、加熱コイル27を取り外して見た電磁調理器1の内部構造を示す斜視図である。図5は、電源回路部37を取り外して見た電磁調理器1の内部構造を示す斜視図である。
図3に示すように、電磁調理器1は、箱状の本体部3の内部に設けられた加熱コイル27と、本体部3の内部に設けられ、電力制御用半導体素子(不図示)から発生した熱を放熱する放熱部25と、底部3aと直交する回転軸17aを備えて第1の吸気口9の上方に配置された第1の送風機17と、底部3aと直交する回転軸19aを備えて第2の吸気口11の上方に配置された第2の送風機19とを有している。電源制御用半導体素子は、使用者の操作パネル5bの操作に基づいて、加熱コイル27への電流供給の開始や停止を制御したり、加熱コイル27に流す高周波電流の電流値を制御したりする素子である。加熱コイル27、第1の送風機17及び第2の送風機19は、平面視で互いに重ならないように配置されている。第1及び第2の吸気口9,11は、加熱コイル27の周囲に形成されている。
本体部3の正面側には、制御回路部35が配置されている。制御回路部35は、使用者による操作パネル5b(図1参照)が操作されたことに基づいて、電源投入や温度調節などを制御するようになっている。
加熱コイル27は、底部3aのほぼ中央に配置されている。加熱コイル27は、第1の吸気口9と排気口13とを連通し、第1の送風機17が送風する空気が流通する第1の流通部39に配置されている。加熱コイル27は、高周波電流が流れる導線部(不図示)と、導線部を巻き回して固定する導線固定部27aとを有している。導線固定部27aは、中心に配置された円環状の中央部27a−1と、中央部27a−1の周りに同心状に配置された外周部27a−2と、中央部27a−1から外周部27a−2の間に放射状に張り渡して配置され、導線を配線する複数の溝部が形成された複数(本例では8つ)の配線部27a−3とを有している。
加熱コイル27の左側には、放熱部25が配置されている。放熱部25は、第2の吸気口11と排気口13とを連通し、第2の送風機19が送風する空気が流通する第2の流通部41に配置されている。放熱部25は、第2の送風機19が送風する空気が流通する方向に延伸する複数のフィン25aを備えたヒートシンクを有している。放熱部25は、電力制御用半導体素子と熱的に接続されており、電力制御用半導体素子から発生し熱伝導により伝導した熱をフィン25aから放熱するようになっている。
第1の送風機17及び第2の送風機19は、加熱コイル27よりも正面側に配置されている。第1の送風機17は右寄りに配置され、第2の送風機19は左寄りに配置されている。第1及び第2の送風機17,19は、同期して回転するように制御される。第1及び第2の送風機17,19の回転数は、同一となるように制御される。これにより、第1の送風機17と第2の送風機19とが回転することによってうなりが生じるのを防止することができる。第1及び第2の送風機17,19は、遠心送風機である。このため、第1の吸気口9の直上に配置された第1の送風機17は、第1の吸気口9を介して本体部3の内部に吸気した空気を底部3aの広がる方向に送風することができる。同様に、第2の吸気口11の直上に配置された第2の送風機19は、第2の吸気口11を介して本体部3の内部に吸気した空気を底部3aの広がる方向に送風することができる。
電磁調理器1は、加熱コイル27側を開口して第1の送風機17の周囲に配置され、第1の送風機17が送風する空気を加熱コイル27に誘導する第1の風路29を形成する第1の風路壁21を有している。第1の風路壁21は、第1の送風機17の外周形状に沿うように配置されている。第1の風路29は、第1の流通部39の上流側を構成している。第1の送風機17は、第1の吸気口9を介して本体部3の内部に吸気した空気を第1の送風機17により、回転軸17a方向から吸い込み遠心方向に送風する。このため、第1の送風機17は、加熱コイル27が配置されていない方向にも送風してしまい、加熱コイル27の冷却効率が低くなってしまう。そこで、本実施形態では、第1の送風機17の周囲に加熱コイル27側を開口した第1の風路壁21を設け、加熱コイル27が配置されていない方向に向かう空気を塞き止めるとともに、開口側に導くようになっている。このように、第1の風路壁21は、第1の送風機17の回転軸17a方向から吸い込み遠心方向に送風される空気のほとんど全てを第1の風路29に導くことができる。第1の風路壁21の一端は、第1の送風機17の周囲から加熱コイル27の周囲に沿って第2の風路壁23まで延びて形成されている。また、第1の風路壁21の他端は、第1の風路壁21の一端とは反対方向に延びて加熱コイル27の周囲に沿って電源回路部37の近傍まで形成されている。これにより、電磁調理器1は、第1の送風機17から送風されるほとんど全ての空気を第1の風路29に導くとともに、加熱コイル27上に放出することができる。
第1の送風機17の送風によって第1の吸気口9から排気口13に向かう風の流れが第1の流通部39に形成されている。このため、第1の風路29から加熱コイル27上に進入する空気は、加熱コイル27上を通過する際に加熱コイル27の発熱によって温められた第1の流通部39内の空気を冷やすとともに、第1の流通部29から熱を奪った状態で排気口13から本体部3の外部に排気される。これにより、第1の流通部39内の温度が低下する。
電磁調理器1は、放熱部25側を開口して第2の送風機19の周囲に配置され、第2の送風機19が送風する空気を放熱部25に誘導する第2の風路31を形成する第2の風路壁23を有している。第2の風路壁23は、第2の送風機19の外周形状に沿うように配置されている。第2の風路31は、第2の流通部41の上流側を構成している。第2の送風機19は、第2の吸気口11を介して本体部3の内部に吸気した空気を回転軸19aを中心として360°の方向に送風する。このため、第2の送風機19は、放熱部25が配置されていない方向にも送風してしまい、放熱部25における熱変換効率が低くなってしまう。そこで、本実施形態では、第2の送風機19の周囲に放熱部25側を開口した第2の風路壁23を設け、放熱部25が配置されていない方向に向かう空気を塞き止めるとともに、開口側に導くようになっている。このように、第2の風路壁23は、回転軸19aを中心として360°の方向に第2の送風機19から送風される空気のほとんど全てを第2の風路31に導くことができる。第2の風路壁23の両端部は、放熱部25の端部近傍まで延びて形成されている。これにより、電磁調理器1は、第2の送風機19から送風されるほとんど全ての空気を第2の風路31に導くとともに、放熱部25上に放出することができる。
第2の送風機19の送風によって第2の吸気口11から排気口13に向かう風の流れが第2の流通部41に形成されている。さらに、複数のフィン25aは、第2の送風機19が送風する空気が流通する方向に延伸して形成されているので、放熱部25はこの空気の流れを妨げない上に複数のフィン25aの間に第2の送風機19から送風された空気を流通させることができる。このため、第2の風路31から放熱部25上に進入する空気は、電力制御用半導体素子伝導した熱によって温められた放熱部25上、すなわち複数のフィン25a間を通過する際に放熱部25を冷やす。さらに、第2の風路31から放熱部25上に進入する空気は、放熱部25から熱を奪った状態で複数のフィン25a間で滞留せずに速やかに排気口13から本体部3の外部に排気される。これにより、第2の流通部41内の温度は効率よく低下する。
図4に示すように、電源回路部37には、電源コード7及びコード差込口15を介して供給された商用電源から加熱コイル27の導線部に流す高周波電流やその他の所定の電源電圧を生成する回路部品群37aを排気口13近傍に有している。回路部品群37aの発熱により回路部品群37a近傍の温度は上昇するものの、回路部品群37aは排気口13近傍に配置されているため、第1及び第2の流通部39,41を通過した空気とともに回路部品群37a近傍の空気も排気口13から排気される。これにより、電磁調理器1は、電源回路部37の発熱による本体部3の内部の温度上昇を防止できる。
このように、電磁調理器1は、加熱コイル27を配置する本体部3の内部空間が狭くても、加熱コイル27での発熱による本体部3の内部空間の温度上昇を防止できる。
このように、電磁調理器1は、第1の吸気口9から排気口13に向かう気流を第1の送風機17によって発生させて本体部3の内部に形成された第1の流通部39に流通させることができる。また、電磁調理器1は、第2の吸気口11から排気口13に向かう気流を第2の送風機19によって発生させて本体部3の内部に形成された第2の流通部41に流通させることができる。これにより、加熱コイル27で発生した熱は、第1の流通部39を流通する気流により排気口13から本体部3の外部に直接排気されるとともに、第2の流通部41を流通する気流により放熱部25を介して排気口13から本体部3の外部に間接的に排気される。さらに、電源回路部37で発生する熱も第1及び第2の流通部39,41を流通する気流により本体部3の外部に排気される。これにより、電磁調理器1は、加熱コイル27で発生した熱を本体部3の外部に効率よく排気して本体部3内部の温度上昇を防止できる。
図4から図5に示すように、電磁調理器1は、底部3aから本体部3の内部に向かって突出して形成され、排気口13から本体部3の内部への異物の進入を防止する異物進入防止部33を有している。異物進入防止部33は、排気口13と電源回路部37との間に配置されている。異物進入防止部33は、電源回路部37の回路部品群37aの高さよりも高くなるように形成されている。異物進入防止部33は、排気口13から進入する異物が本体部3の内部に進入するのを防止するようになっている。異物には、例えばナイフやフォークなどの金属物や水などの水分などが含まれる。
図4及び図5に示すように、異物進入防止部33は、電源回路部37の回路部品群37aを実装する実装面よりも高い上側領域33aと、この実装面よりも低い下側領域33bとを有している。上側領域33aと下側領域33bとは、例えば一体的に形成されている。上側領域33aは、回路部品群37aの前面に配置されているので、電磁調理器1の使用中に排気口13から進入した例えば金属製の異物が回路部品群37aに接触して電源回路部37が短絡故障するのを防止できる。一方、下側領域33bは、電源回路部37の実装面よりも低い場所に位置している。このため、下側領域33bは、排気口13から浸入した例えば水などの異物が本体部3の内部に浸入するのを防止できる。
また、異物進入防止部33は、第1及び第2の流通部39,41を流通した空気が排気口13側に通過する通過部33cを有している。通過部33cは、異物進入防止部33の上側領域33aの少なくとも一部を切り欠いて形成されている。異物進入防止部33は、通過部33cを有しているので、本体部3の内部の空気を排気口13を介して外部に排気するのを妨げないようになっている。本実施形態では、異物進入防止部33は複数設けられている。また、複数の異物進入防止部33のそれぞれの形状は同一である必要はない。異物進入防止部33は、例えばコード差込口15の左隣に設けられた異物進入防止部33のように、下側領域33bのみを有していてもよい。
次に、加熱コイル27で発生した磁束が外部に漏洩するのを防止する磁束漏洩防止部について図4及び図5を参照しつつ図6及び図7を用いて説明する。図6は、加熱コイル27の中心軸を通り左側面及び右側面に平行に電磁調理器1を切断した状態を示す斜視図である。図7は、図6に示す電磁調理器1の切断した状態を加熱コイル27の左側面の法線方向に見た電磁調理器1の切断面図である。
図4及び図6に示すように、電磁調理器1は、本体部3の底部3aと加熱コイル27との間に配置され、非磁性体の金属材料で形成されて加熱コイル27から発生した磁束が本体部3の外部に漏洩するのを防止する磁束漏洩防止部51を有している。磁束漏洩防止部51は、加熱コイル27の鉛直下方に配置されている。磁束漏洩防止部51は、トッププレート5上に載置される加熱対象の調理容器を形成する材料以外の材料で形成されている。磁束漏洩防止部51は例えばアルミニウムで形成されている。磁束漏洩防止部51は、例えば0.3mm以上1mm以下の厚さに形成されている。本実施形態では、磁束漏洩防止部51は、例えば0.6mmの厚さに形成されている。磁束漏洩防止部51は、加熱コイル27の外形に沿う外形を有している。本実施形態では、磁束漏洩防止部51は、円形の外形を有している。したがって、磁束漏洩防止部51は、薄板円盤形状を有している。磁束漏洩防止部51は、加熱コイル27の外周部27a−1の内径とほぼ同じ長さの直径を有している。磁束漏洩防止部51は、第1の流通部39に配置されているので、加熱コイル27からの輻射熱などによる温度上昇が防止されるようになっている。図5に示すように、磁束漏洩防止部51には、電源回路部37を固定するための貫通穴51aが設けられている。
磁束漏洩防止部51と加熱コイル27との間には、3mm以上35mm以下の間隙部53が設けられている。すなわち、間隙部53の幅の下限値は3mmであり、上限値は35mmである。図7に示すように、間隙部53の幅L1は、例えば磁束漏洩防止部51の表面と、導線固定部27aの配線部27a−3の溝部の底部との間の距離である。磁束漏洩防止部51の表面は、磁束漏洩防止部51が加熱コイル27に対向している面である。配線部27a−3の溝部の底部は、この溝部に導線部を配線した場合に、溝部の深さ方向における、磁束漏洩防止部51の最も近くに位置する導線部に接する部分である。磁束漏洩防止部51の表面と、配線部27a−3の溝部の底部を含み磁束漏洩防止部51の表面と対向する平面とで挟まれた領域が間隙部53となる。
間隙部53には、電源回路部37と、磁路形成部55とが配置されている。磁路形成部55は、磁性材料で形成されており、加熱コイル27から発生した磁束が通る磁路の一部を形成するようになっている。磁路形成部55は、導線固定部27aの内側にそれぞれ配置されている。加熱コイル27に高周波電流を流すことによって発生する磁束は、トッププレート5の上方では加熱対象の調理容器の底と鎖交する。これにより、調理容器の底にうず電流が誘起されてジュール熱が発生する。このように、調理容器は加熱コイル27から発生した磁束により直接誘導加熱される。一方、加熱コイル27に高周波電流を流すことによって発生する磁束は、加熱コイル27の下方では磁路形成部55にほぼ収束される。これにより、加熱コイル27で発生する磁束が電磁調理器1が置かれる食卓の天板と鎖交するのを防止できる。しかしながら、加熱コイル27で発生する磁束の全てが磁路形成部55に収束されず、この磁束の一部は磁路形成部55から漏洩して漏れ磁束となる。しかしながら、本体部3の底部3aの上方であって磁路路形成部55の下方には、磁束漏洩防止部51が配置されている。磁束漏洩防止部51はこの漏れ磁束を遮蔽するので、漏れ磁束は電磁調理器1の外部に漏洩しない。このため、使用時に電磁調理器1が置かれている例えば食卓の天板が誘導加熱される材料で形成されていたとしても、天板が電磁調理器1によって誘導加熱されることが防止される。
電磁調理器1では、トッププレート5上に載置した加熱対象の調理容器が最も効率よく誘導加熱されるように加熱コイル27が配置されている。このため、加熱対象の調理容器と加熱コイル27との間の距離は、加熱コイル27によって発生する磁束が加熱対象の調理容器と最も効率よく鎖交する距離となる。また、加熱コイル27から発生する磁束の磁束密度は、加熱コイル27から離れるほど小さくなる。このため、電磁調理器1を稼働状態にしたままで、加熱対象の調理容器をトッププレート5の上方に持ち上げると、この調理容器と鎖交する磁束が徐々に少なくなり、加熱対象の調理容器と加熱コイル27との距離が所定値を超えると、この調理容器は誘導加熱されなくなる。加熱コイル27の下方に生じる漏れ磁束は、加熱コイル27には磁路形成部55が設けられている分だけ加熱コイル27の上方に生じる磁束よりも少なくなる。このため、食卓の天板に高透磁率の金属板を使用している場合であっても、電磁調理器1が置かれる食卓の天板と加熱コイル27との距離が上述の所定値以上であれば、この食卓の天板は、加熱コイル27から発生した磁束により誘導加熱されない。
そこで、本実施形態では、加熱対象の調理容器と加熱コイル27との間の距離を含むように間隙部55の幅L1の範囲が設定される。また、間隙部55の幅L1の下限値は、加熱コイル27の上面からトッププレート5の上面までの距離に設定される。ここで、加熱コイル27の上面は、加熱コイル27がトッププレート5と対向している対向面である。トッププレート5の上面は、トッププレート5が加熱コイル27の上面と対向している対向面の裏面、すなわち外部に接する鍋底配置部5aの表面である。さらに、間隙部55の幅L1の上限値は上述の所定値とする。間隙部の幅L1、すなわち磁束漏洩防止部51と加熱コイル27との間の距離は、電磁調理器1が置かれる食卓の天板と加熱コイル27と間の距離よりも必ず短くなる。このため、間隙部53の幅L1を上述の所定値に設定することにより、磁束漏洩防止部51と食卓の天板との距離は、この天板を誘導加熱し難くするマージンとなる。本実施形態では、加熱対象の調理容器と加熱コイル27との間の距離は例えば7.5mmであり、所定値は例えば35mmであり、間隙部53の幅L1は例えば22mmである。
また、電磁調理器1が薄型の電磁調理器であって、加熱コイル27から発生する磁束の大きさに対して間隙部53の幅L1が十分に確保できない場合には、磁束漏洩防止部51の厚さを厚くする。磁束漏洩防止部51の厚さが厚くなると、磁束の大きさが同じであっても、漏洩防止部51を磁束が貫通し難くなるので、漏洩防止部51の漏れ磁束の遮蔽効果が高くなる。
以上説明したように、本実施形態による電磁調理器1は、加熱対象の調理容器と加熱コイル27との間の距離に基づいて、間隙部53の幅L1、すなわち磁束漏洩防止部51と加熱コイル27との間の距離が設定される。これにより、本実施形態による電磁調理器1は、本体部3の厚さが例えば40mmあるいはそれ以下のように薄くなって加熱コイル27と食卓の天板との距離が短くなっても、加熱コイルから発生する磁束が本体部3の外部に漏洩するのをより効果的に防止できる。その結果、使用時に電磁調理器1が置かれる例えば食卓の天板が高透磁率の金属材料で形成されていても、加熱コイル27から発生した磁束は磁束漏洩防止部51によって遮蔽されてこの天板と鎖交しない。これにより、電磁調理器1の使用時に食卓の天板の温度上昇が防止される。
〔第2の実施形態〕
本発明の第2の実施形態による電磁調理器について図6から図11を用いて説明する。図6は、本実施形態による電磁調理器101の外観斜視図である。図7は、電磁調理器101の底面図である。図8は、電磁調理器101の左側面図である。図9は、電磁調理器101の右側面図である。図10は、電磁調理器101の背面図である。なお、「左側面」は正面側から見て左側に位置する側面であり、「右側面」は正面側から見て右側に位置する側面である。
図6から図10に示すように、電磁調理器101は、食卓などの上に置いて使用する卓上型の電磁調理器である。電磁調理器101は、長方形薄板状の外観形状を有している。電磁調理器101は、薄型の電磁調理器である。電磁調理器101は、上記第1の実施形態による電磁調理器1よりも低出力(例えば1000W)の電磁調理器である。
図6に示すように、電磁調理器101は、箱状の本体部103と、本体部103の開口(不図示)を塞ぐように本体部103上に配置されたトッププレート105とを有している。トッププレート105は薄板形状を有し、結晶化ガラス等で構成されている。電磁調理器101の正面側のトッププレート105上には、電磁調理器101に電源投入するための電源スイッチや温度調整スイッチなどの電磁調理器101の使用者が操作する操作パネル105bが設けられている。操作パネル105bを除くトッププレート105のほぼ全面には、円形状の鍋底配置部105aが設けられている。本体部103の内部であって鍋底配置部105aの下方には、後述する加熱コイル127が設けられている。電磁調理器101は、トッププレート105上に鍋底配置部105aを設けることにより、加熱コイル127で発生する磁界を最も効率よく鍋底に印加できる場所を使用者に示唆するようになっている。
図7に示すように、本体部103の底部103aの外表面の角部には、脚部103bがそれぞれ設けられている。脚部103bは、底部103aの外表面から突出して形成されている。脚部103bは、底部103a側から先端側に向かって細くなる円錐台形状を有している。電磁調理器101は、脚部103bを有することにより、底部103aと電磁調理器101を置く食卓の天板とが直接接触するのを防止するようになっている。
電磁調理器101は、本体部103の底部103aの外表面の中央よりも正面側の左寄りに形成された吸気口109を有している。吸気口109は、上記第1の実施形態における第1の吸気口9と同様の構成を有している。吸気口109は、平皿状(シャーレ状)の形状を有し、底部103aから下方に向かって突出して形成されている。吸気口109は、第1の吸気口9の複数の同心円部9aと同様の構成を備えた複数の同心円部109aと、複数の放射状部9bと同様の構成を備えた複数の放射状部109bと、3個の薄板脚部9cと同様の構成を備えた3個の薄板脚部109cとを有している。隣り合う同心円部109aと、隣り合う放射状部109bとで囲まれた領域と、最も内側に配置された同心円部109aに囲まれた空間とは、本体部103の内部空間と電磁調理器101が配置された外部の空間とを連通する連通口となる。外部の空気は、吸気口109に形成されたこの連通口を通って本体部103の内部空間に吸気される。また、薄板脚部109cと同心円部109a及び放射状部109bとの高さを異ならせることにより、後述する送風機117の稼働中に吸気口109の表面に紙などの異物が張り付くのを防止するようになっている。
図8及び図9に示すように、本体部103は、吸気口109が形成された正面側の領域の方が吸気口109が形成されていない背面側の領域よりも薄く形成されている。これにより、吸気口109と、電磁調理器101が置かれる食卓の天板との間隔が長くなるので、電磁調理器101は、外部の空気を本体部103の内部に吸気しやすくなる。
図10に示すように、本体部3の背面側には、吸気口109から吸気され、本体部103の内部を通過した空気を外部に排気する排気口113が形成されている。排気口113は、長方形状の開口が複数並んで形成されたスリット状を有している。排気口113は、本体部103の背面側側面及び左側面の背面側近傍(図8参照)に形成されている。
また、電磁調理器101の背面側側面の右寄りであって排気口113の右隣には、電源コード107を差し込むコード差込口115が設けられている。コード差込口115は、マグネット式の差し込み口である。
次に、電磁調理器101の内部構造について図11を用いて説明する。図11は、トッププレート105を取り外して見た電磁調理器101の内部構造を示す斜視図である。
図11に示すように、電磁調理器101は、箱状の本体部103の内部に設けられた加熱コイル127と、本体部103の内部に設けられ、電力制御用半導体素子(不図示)から発生した熱を放熱する放熱部125と、底部103aと直交する回転軸117aを備えて吸気口109の上方に配置された送風機117とを有している。電源制御用半導体素子は、使用者の操作パネル105bの操作に基づいて、加熱コイル127への電流供給の開始や停止を制御したり、加熱コイル127に流す高周波電流の電流値を制御したりする素子である。加熱コイル127及び送風機117は、平面視で互いに重ならないように配置されている。吸気口109は、加熱コイル127の周囲に形成されている。
本体部103の正面側には、制御回路部135が配置されている。制御回路部135は、使用者による操作パネル105b(図6参照)が操作されたことに基づいて、電源投入や温度調節などを制御するようになっている。なお、操作パネル105bは、本体部103の側面に設けられていてもよい。本体部103は、40mmの厚さを有している。
加熱コイル127は、底部103aのほぼ中央に配置されている。加熱コイル127は、吸気口109と排気口113とを連通し、送風機117が送風する空気が流通する流通部139に配置されている。加熱コイル127は、高周波電流が流れる導線部(不図示)と、導線部を巻き回して固定する導線固定部127aとを有している。導線固定部127aは、中心に配置された円環状の中央部127a−1と、中央部127a−1の周りに同心状に配置された外周部127a−2と、中央部127a−1から外周部127a−2の間に放射状に張り渡して配置され、導線を配線する複数の溝部が形成された複数(本例では8つ)の配線部127a−3とを有している。加熱コイル127は、上記第1の実施形態における加熱コイル27と同様の構造を有しているが、加熱コイル27に配線された導線よりも定格電流の低い導線が用いられている。
加熱コイル127の左側には、放熱部125が配置されている。放熱部125は、加熱コイル127と同様に、流通部139に配置されている。放熱部125は、送風機117が送風する空気が流通する方向に延伸する複数のフィン125aを備えたヒートシンクを有している。放熱部125は、電力制御用半導体素子と熱的に接続されており、電力制御用半導体素子から発生し熱伝導により伝導した熱を複数のフィン125aから放熱するようになっている。
送風機117は、加熱コイル127よりも正面側左寄りに配置されている。送風機117は、遠心送風機である。このため、吸気口109の直上に配置された送風機117は、吸気口109を介して本体部103の内部に吸気した空気を底部103aの広がる方向に送風することができる。
電磁調理器101は、放熱部125及び加熱コイル127側を開口して送風機117の周囲に配置され、送風機117が送風する空気を放熱部125及び加熱コイル127に誘導する風路129を形成する風路壁121を有している。風路壁121は、送風機117の外周形状に沿うように配置されている。風路129は、流通部139の上流側を構成している。送風機117は、吸気口109を介して本体部103の内部に吸気した空気を送風機117により、回転軸117a方向から吸い込み遠心方向に送風する。このため、送風機117は、放熱部125や加熱コイル127が配置されていない方向にも送風してしまい、放熱部125及び加熱コイル127の冷却効率が低くなってしまう。そこで、本実施形態では、送風機117の周囲に放熱部125及び加熱コイル127側を開口した風路壁121を設け、放熱部125や加熱コイル127が配置されていない方向に向かう空気を塞き止めるとともに、開口側に導くようになっている。このように、風路壁121は、回転軸117aを中心として360°の方向に送風機117から送風される空気のほとんど全てを風路129に導くことができる。風路壁121の一端は、送風機117の周囲から本体部103の左側側面の内側まで延びて形成されている。また、風路壁121の他端は、風路壁121の一端とは反対方向に延びて正面側に位置する加熱コイル127の周囲に沿って形成されている。これにより、電磁調理器101は、送風機117から送風されるほとんど全ての空気を風路129に導くとともに、放熱部125上及び加熱コイル127上に放出することができる。
送風機117の送風によって吸気口109から排気口113に向かう風の流れが流通部139に形成されている。このため、風路129から加熱コイル127上に進入する空気は、加熱コイル127上を通過する際に加熱コイル127の発熱によって温められた流通部139内の空気を冷やすとともに、流通部139から熱を奪った状態で排気口113から本体部103の外部に排気される。また、フィン125aは、送風機117が送風する空気が流通する方向に延伸して形成されているので、放熱部125はこの空気の流れを妨げない上に複数のフィン125aの間に送風機117から送風された空気を流通させることができる。このため、風路129から放熱部125上に進入する空気は、電力制御用半導体素子から伝導した熱によって温められた放熱部125上、すなわち複数のフィン125a間を通過する際に放熱部125を冷やす。さらに、風路129から放熱部125上に進入する空気は、放熱部125から熱を奪った状態で複数のフィン125a間で滞留せずに速やかに排気口113から本体部103の外部に排気される。これにより、流通部139内の温度は効率よく低下する。
図11に示すように、電源回路部137は、電源コード107及びコード差込口115を介して供給された商用電源から加熱コイル127の導線部に流す高周波電流やその他の所定の電源電圧を生成する回路部品群137aを排気口113近傍に有している。回路部品群137aの発熱により電源回路部137の回路部品群137a近傍の温度は上昇するものの、回路部品群137aは排気口113近傍に配置されているため、流通部139を通過した空気とともに回路部品群137a近傍の空気も排気口113から排気される。これにより、電磁調理器101は、電源回路部137の発熱による本体部103の内部の温度上昇を防止できる。
このように、電磁調理器101は、吸気口109から排気口113に向かう気流を送風機117によって発生させて本体部103の内部に形成された流通部139に流通させることができる。これにより、加熱コイル127で発生した熱は、流通部139を流通する気流により排気口113から本体部103の外部に直接排気されるとともに、放熱部125を介して排気口113から本体部103の外部に間接的に排気される。さらに、電源回路部137で発生する熱も流通部139を流通する気流により本体部103の外部に排気される。これにより、電磁調理器101は、加熱コイル127で発生した熱を本体部103の外部に効率よく排気して本体部103内部の温度上昇を防止できる。
このように、電磁調理器101は、加熱コイル127を配置する本体部103の内部空間が狭くても、加熱コイル127での発熱による本体部103の内部空間の温度上昇を防止できる。
図11に示すように、電磁調理器101は、底部103aから本体部103の内部に向かって突出して形成され、排気口113から本体部103の内部への異物の進入を防止する異物進入防止部133を有している。異物進入防止部133は、排気口113と電源回路部137との間に配置されている。異物進入防止部133は、電源回路部137の回路部品群137aの高さよりも高くなるように形成されている。異物進入防止部133は、排気口113から進入する異物が本体部103の内部に進入するのを防止するようになっている。異物には、例えばナイフやフォークなどの金属製の異物や水などの水分などが含まれる。
異物進入防止部133は、電源回路部137の回路部品群137aを実装する実装面よりも高い上側領域133aと、この実装面よりも低い下側領域133bとを有している。上側領域133aと下側領域133bとは、例えば一体的に形成されている。上側領域133aは、回路部品群137aの前面に配置されているので、電磁調理器101の使用中に排気口113から進入した例えば金属製の異物が回路部品群137aに接触して電源回路部137が短絡故障するのを防止できる。一方、下側領域133bは、電源回路部137の実装面よりも低い場所に位置している。このため、下側領域133bは、排気口113から浸入した例えば水などの異物が本体部103の内部に浸入するのを防止できる。
また、異物進入防止部133は、流通部139を流通した空気が排気口113側に通過する通過部133cを有している。通過部133cは、異物進入防止部133の上側領域133aの少なくとも一部を切り欠いて形成されている。異物進入防止部133は、通過部133cを有しているので、本体部103の内部の空気が排気口113を介して外部に排気されるのを妨げないようになっている。本実施形態では、異物進入防止部133は複数設けられている。また、複数の異物進入防止部133のそれぞれの形状は同一である必要はない。図示は省略するが、上記第1の実施形態における異物進入防止部33と同様に、異物進入防止部133は下側領域133bのみを有していてもよい。
次に、加熱コイル127で発生した磁束が外部に漏洩するのを防止する磁束漏洩防止部について図14及び図15を用いて説明する。図14は、加熱コイル127の中心軸を通り左側面及び右側面に平行に電磁調理器101を切断した状態を示す斜視図である。図15は、図14に示す電磁調理器101の切断した状態を加熱コイル127の左側面の法線方向に見た電磁調理器101の切断面図である。
図14に示すように、電磁調理器101は、本体部103の底部103aと加熱コイル127との間に配置され、非磁性体の金属材料で形成されて加熱コイル127から発生した磁束が本体部103の外部に漏洩するのを防止する磁束漏洩防止部151を有している。磁束漏洩防止部151は、加熱コイル127の鉛直下方に配置されている。磁束漏洩防止部151は、トッププレート105上に載置される加熱対象の調理容器を形成する材料以外の材料で形成されている。磁束漏洩防止部151は例えばアルミニウムで形成されている。磁束漏洩防止部151は、例えば0.3mm以上1mm以下の厚さに形成されている。本実施形態では、磁束漏洩防止部151は、例えば0.6mmの厚さに形成されている。磁束漏洩防止部151は、加熱コイル127の外形に沿う外形を有している。本実施形態では、磁束漏洩防止部151は、円形の外形を有している。したがって、磁束漏洩防止部151は、薄板円盤形状を有している。磁束漏洩防止部151は、加熱コイル127の外周部127a−1の内径とほぼ同じ長さの直径を有している。磁束漏洩防止部151は、流通部139(図13参照)に配置されているので、加熱コイル127からの輻射熱などによる温度上昇が防止されるようになっている。
磁束漏洩防止部151と加熱コイル127との間には、3mm以上35mm以下の間隙部153が設けられている。すなわち、間隙部153の幅の下限値は3mmであり、上限値は35mmである。図15に示すように、間隙部53の幅L2は、例えば磁束漏洩防止部151の表面と、導線固定部127aの配線部127a−3の溝部の底部との間の距離である。磁束漏洩防止部151の表面は、磁束漏洩防止部151が加熱コイル127に対向している面である。配線部127a−3の溝部の底部は、この溝部に導線部を配線した場合に、溝部の深さ方向における、磁束漏洩防止部151の最も近くに位置する導線部に接する部分である。磁束漏洩防止部151の表面と、配線部127a−3の溝部の底部を含み磁束漏洩防止部151の表面と対向する平面とで挟まれた領域が間隙部153となる。
間隙部153には、電源回路部137と、磁路形成部155とが配置されている。磁路形成部155は、磁性材料で形成されており、加熱コイル127から発生した磁束が通る磁路の一部を形成するようになっている。磁路形成部155は、導線固定部127aの内側にそれぞれ配置されている。加熱コイル127に高周波電流を流すことによって発生する磁束は、トッププレート105の上方では加熱対象の調理容器の底と鎖交する。これにより、調理容器の底にうず電流が誘起されてジュール熱が発生する。このように、調理容器は加熱コイル127から発生した磁束により誘導加熱される。一方、加熱コイル127に高周波電流を流すことによって発生する磁束は、加熱コイル127の下方では磁路形成部155にほぼ収束される。これにより、加熱コイル127で発生する磁束が電磁調理器101が置かれる食卓の天板と鎖交するのを防止できる。しかしながら、加熱コイル127で発生する磁束の全てが磁路形成部155に収束されず、この磁束の一部は磁路形成部155から漏洩して漏れ磁束となる。しかしながら、本体部103の底部103aの上方であって磁路路形成部155の下方には、磁束漏洩防止部151が配置されている。磁束漏洩防止部151はこの漏れ磁束を遮蔽するので、漏れ磁束は電磁調理器101の外部に漏洩しない。このため、使用時に電磁調理器101が置かれている例えば食卓の天板が誘導加熱される材料で形成されていたとしても、天板が電磁調理器101によって誘導加熱されることが防止される。
間隙部153の幅L2は、上記第1の実施形態における間隙部53の幅L1の設定と同様の考えに基づいて設定されるので、説明は省略する。
以上説明したように、本実施形態による電磁調理器101は、加熱対象の調理容器と加熱コイル127との間の距離に基づいて、間隙部153の幅L2、すなわち磁束漏洩防止部151と加熱コイル127との間の距離が設定される。これにより、本実施形態による電磁調理器101は、本体部103の厚さが例えば40mmあるいはそれ以下のように薄くなって加熱コイル127と食卓の天板との距離が短くなっても、加熱コイルから発生する磁束が本体部103の外部に漏洩するのをより効果的に防止できる。その結果、使用時に電磁調理器101が置かれる例えば食卓の天板が高透磁率の金属材料で形成されていても、加熱コイル127から発生した磁束は磁束漏洩防止部151によって遮蔽されてこの天板と鎖交しない。これにより、電磁調理器101の使用時に食卓の天板の温度上昇が防止される。
(変形例)
上記第1及び第2の実施形態の変形例による電磁調理器について図16及び図17を用いて説明する。本変形例による電磁調理器は、吸気口の形状が上記第1及び第2の実施形態における吸気口の形状と異なる点に特徴を有している。以下、上記第1の実施形態を例にとり、本変形例による電磁調理器が電磁調理器1と異なる点について簡述する。なお、上記第1の実施形態による電磁調理器1と同様の作用・機能を奏する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図16は、本変形例による電磁調理器301の底面図である。図17は、第2の吸気口311近傍の拡大図である。
図16及び図17に示すように、本変形例による電磁調理器301は、第1及び第2の送風機(不図示)の回転方向と同方向の渦巻き状に形成された連通口を備えた第1及び第2の吸気口309,311を有している。第1の吸気口309と第2の吸気口311とは同じ形状を有しているので、以下、第2の吸気口311を例にとって、第1及び第2の吸気口309,311の構造について説明する。
第2の吸気口311は、平皿状(シャーレ状)の形状を有し、本体部303の底部303aから下方に向かって突出して形成されている。第2の吸気口311は、同心円状に形成された複数の同心円部311aと、最も内側に配置された同心円部311aから外周側に向かって放射状に延びる複数の放射状部311bとを有している。複数の放射状部311bは、第2の吸気口311の上方に配置された第2の送風機(不図示)の回転方向と同方向に湾曲して形成されている。複数の同心円部311aは、互いに所定の間隙を設けて配置され、複数の放射状部311bは、互いに所定の間隙を設けて配置されている。隣り合う同心円部311aと、隣り合う放射状部311bとで囲まれた領域は、本体部303の内部空間と電磁調理器301が配置された外部の空間とを連通する連通口となる。また、最も内側に配置された同心円部311aに囲まれた空間も同様に連通口となる。
放射状部311bは湾曲して形成されているので、隣り合う放射状部311bの間隙は、第2の吸気口311の内側から外側に向かうほど長くなる。このため、隣り合う同心円部311aと隣り合う放射状部311bとで囲まれた連通口は、平面視における第2の吸気口311の内側から外側に向かって大きくなる。さらに、連通口の外形は、全体として台形状であって台形の脚が第2の送風機の回転方向側に位置する方が長くなる。このため、複数の連通口は、平面視において全体として、第2の送風機の回転方向と同方向の渦巻き状に形成される。第2の吸気口311は、第2の送風機の回転方向と同方向の渦巻き状の連通口を有することにより、吸気効率が向上する。
また、第2の吸気口311は、隣り合う同心円部311の間の放射状部311b上に所定の間隔で設けられた複数(本例では13個)の薄板脚部311cを有している。薄板脚部311cは、同心円部311a及び放射状部311bの高さよりも高く形成されている。薄板脚部311cと同心円部311a及び放射状部311bとの高さを異ならせることにより、第2の送風機の稼働中に第2の吸気口311の表面に紙などの異物が張り付くのを防止するようになっている。
以上説明したように、本変形例による電磁調理器によれば、本体部の内部への吸気の効率が向上するので、本体部内に効率よく冷風を送風でき、本体部の内部の冷却効率も向上する。
なお、本例では、上記第1の実施形態の変形例として説明したが、上記第2の実施形態における吸気口にも図16及び図17に示す構造の吸気口を適用できる。
(他の変形例)
上記第1及び第2の実施形態の他の変形例による電磁調理器について図18を用いて説明する。本変形例による電磁調理器は、千鳥状に配置された異物進入防止部を備えている点に特徴を有している。以下、上記第1の実施形態を例にとり、本変形例による電磁調理器が電磁調理器1と異なる点について簡述する。なお、上記第1の実施形態による電磁調理器1と同様の作用・機能を奏する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図18は、本変形例による電磁調理器401を説明する図であって、トッププレート5(図18では不図示)を取り外して見た電離調理器401の平面図である。
図18に示すように、本変形例による電磁調理器401は、排気口13と電源回路部37との間に、千鳥状に配置された複数の異物進入防止部433を有している。異物進入防止部443は、例えば本体部3の底部3aから本体部3の内部に向かって千鳥状に突出して形成されていている。複数の異物進入防止部433が千鳥状に配置されることによって隣り合う異物進入防止部433の間に生じる間隙は、第1及び第2の流通部39,41を流通した空気が通過する通過部433cとなる。複数の異物進入防止部433は、異物進入防止部33に備えられた上側領域33a及び下側領域33bと同様の機能を発揮する上側領域及び下側領域を備え、上側領域の少なくとも一部を切り欠いて形成された通過部を有していてもよい。異物進入防止部433は、例えば本体部3の底部3aから本体部3の内部に向かって突出する異物進入防止部と、トッププレート5の裏面側から本体部3の内部に向かって突出する異物進入防止部とが千鳥状に配置されるように形成されていてもよい。
以上説明したように、本変形例による電磁調理器は、本体部の内部の温度上昇を防止するとともに、本体部の内部への異物の進入を防止するので、電磁調理器の故障率を低減できる。
なお、本例では、上記第1の実施形態の変形例として説明したが、上記第2及び第3の実施形態における異物進入防止部にも図18に示す構造の異物進入防止部を適用できる。
1,101,201,301,410 電磁調理器
3,103,203,303 本体部
3a,103a,203a,303a 底部
3b,103b 脚部
5,105,205 トッププレート
5a,105a,205a 鍋底配置部
5b,105b,205b 操作パネル
7,107 電源コード
9,309 第1の吸気口
9a,109a,209a,311a 同心円部
9b,109b,209b、311b 放射状部
9c,109c、311c 薄板脚部
11,311 第2の吸気口
13,113,213 排気口
15,115 コード差込口
17 第1の送風機
17a,19a,117a 回転軸
19 第2の送風機
21 第1の風路壁
23 第2の風路壁
25,125 放熱部
25a,125a フィン
27,127,227 加熱コイル
27a,127a,227a 導線固定部
27a−1,127a−1 中央部
27a−2,127a−2 外周部
27a−3,127a−3 配線部
29 第1の風路
31 第2の風路
33,133,233,433 異物進入防止部
33a,133a 上側領域
33b,133b 下側領域
33c,133c 通過部
35,135 制御回路部
37,137 電源回路部
37a,137a 回路部品群
39 第1の流通部
41 第2の流通部
51,151 磁束漏洩防止部
51a 貫通穴
53 間隙部
55,155 磁路形成部
109,209 吸気口
117,217 送風機
121,221 風路壁
129,229 風路
139,239 流通部

Claims (6)

  1. 箱状の本体部の内部に設けられた加熱コイルと、
    前記本体部の底部と前記加熱コイルとの間に配置され、非磁性体の金属材料で形成されて前記加熱コイルから発生した磁束が前記本体部の外部に漏洩するのを防止する磁束漏洩防止部と、
    前記磁束漏洩防止部と前記加熱コイルとの間に設けられ、3mm以上35mm以下の幅を備えた間隙部と
    前記底部に形成された吸気口と、
    前記本体部に形成され、前記吸気口から吸気された空気を前記本体部の外部に排気する排気口とを有し、
    前記磁束漏洩防止部は、前記吸気口と前記排気口との間に配置されており、
    前記底部は、前記吸気口が配置された領域より前記磁束漏洩防止部が配置された領域が低くなる段差を有すること
    を特徴とする電磁調理器。
  2. 前記磁束漏洩防止部は、0.3mm以上1mm以下の厚さに形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の電磁調理器。
  3. 前記磁束漏洩防止部は、前記加熱コイルの外形に沿う外形を有していること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の電磁調理器。
  4. 前記磁束漏洩防止部は、前記加熱コイルの鉛直下方に配置されていること
    を特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載の電磁調理器。
  5. 前記加熱コイルと前記磁束漏洩防止部との間には、磁性材料で形成され前記加熱コイルから発生した磁束が通る磁路の一部を形成する磁路形成部をさらに有すること
    を特徴とする請求項1から4までのいずれか一項に記載の電磁調理器。
  6. 前記本体部は、40mmの厚さを有していること
    を特徴とする請求項1から5までのいずれか一項に記載の電磁調理器。
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