JP5626895B2 - 連続鋳造用ロングノズル - Google Patents

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本発明は、取鍋からタンディッシュに溶鋼を注入する際に使用する連続鋳造用のロングノズルに関する。
鋼の連続鋳造において、取鍋からタンディッシュに溶鋼を注入する際には、溶鋼を空気から遮断し、整流化するためにロングノズルを使用し、そして、取鍋のノズル部には、取鍋から排出される溶鋼の流量を制御するために、スライディングノズルのような内孔の開孔面積を調整する機構を設けている。
ところが、この内孔の開孔面積を全内孔面積よりも小さい断面積にして注入する状態の下では、排出される溶鋼流に偏流を生じることが多い。この偏流によって、ロングノズルの内孔壁の特定の部分に溶鋼流が集中的に衝突し、この溶鋼流の集中的な衝突はロングノズル内孔壁の局部的な損傷を生じさせる。そして、このような損傷に起因してロングノズルの孔開き等のトラブルが発生することになる。
従来から、このような内孔壁の局部的な損傷に起因するトラブルの発生を防止するための対策が提案されてきた。例えば、特許文献1には、ロングノズル内孔面とその外周面の溶鋼接触面にロングノズル本体とは異なり、耐スポーリング性に優れた材質からなる層を、ロングノズル本体をなす耐火物層の表面側に配置する構造が提案されている。
また、ロングノズルは取鍋交換時の熱サイクルが大きいことから、その本体には耐熱衝撃性に優れた耐火物を採用し、しかも、この本体をなす耐火物層は、ロングノズル全体に亘って一体的に連続した構造とされて、破壊を防止する構造とされることが一般的である。
さらに、本体の耐火物よりも耐食性や耐摩耗性等の耐損傷性に優れる耐火物は、ほとんどの場合、本体の耐火物よりも耐熱衝撃性に劣るので、本体耐火物層の溶鋼接触面側に、相対的に薄い層として設置されることが多い。
特開2006−130555号公報
しかしながら、このように、本体の耐火物よりも耐食性や耐摩耗性等の耐損傷性に優れた耐火物を、溶鋼接触面側に相対的に薄い層(表面耐火物層)として設置した構造では、その損傷程度等を正確に把握すること、それによって、残りの使用可能時間等を推測することは困難である。例えば、内孔側について、その断面積を目視で確認した際には、たとえ元の孔径より拡大していることが把握できても、断面内の正確な位置及び位置ごとの損傷の絶対的な程度を目視又は簡易な治具では把握することはできない。そのため、耐損傷性に優れる耐火物の損傷が進んで残厚がなくなって、溶鋼注入中にロングノズルの側壁に突然孔が生じて漏鋼する、折損や亀裂が生じる等のトラブルが発生することがある。
表面耐火物層が損傷して残厚がなくなった後、本体耐火物層の損傷が始まる。表面耐火物層と本体耐火物層とを凹凸のない、又は凹凸の小さい平面状で接触させた構造の場合は、表面耐火物層と本体耐火物層との境界がなだらかであることから、表面耐火物層の損傷位置や程度を目視では正確に認識することが困難である。
そこで、本発明の課題は、内孔側及び外周側を含む溶鋼接触面(表面領域)に、本体をなす耐火物層(本体耐火物層)とは異なる耐火物層(表面耐火物層)を配置した構造のロングノズルにおいて、表面耐火物層の損傷状態を目視でも正確に把握できる耐火物の配置構造を提供することにある。
溶鋼接触面の一部又は全部に表面耐火物層を配置したロングノズルにおいて、操業により表面耐火物層が損傷して本体耐火物層が表面に露出した際に、本体耐火物層と表面耐火物層とが隣接して存在している場合は、両者の色調及び光の陰影の差が生じる。しかしながら、特にその接合面を平滑にした場合には、その差が僅少であること、確認可能な作業時間はチャージ間の短時間であること、ロングノズルは1000℃前後の温度域にあること、視覚によるので個人差や状況による差が生じること、等の理由により、正確に見極めることは困難である。
本発明者らは、本体耐火物層と表面耐火物層との間の境界面をノズルの円周方向に凹凸状に形成し、かつ隣り合う凹凸の頂点間の長さを所定値以上に大きくすることにより、その凹凸部分を目視によって明確に認識できることを知見した。これは、このように色調及び輝度が異なる材料(耐火物)を凹凸状に隣接させると、材質に関係なく、視覚上、色調及び光の陰影の差がより強調されることによる。
以下、内孔側の表面に本体耐火物層よりも損傷速度が小さい表面耐火物層を配置する場合を例に、本発明を詳述する。
本発明の実施形態を示す図1においては、溶鋼接触面として、連続鋳造用ロングノズル10の内孔1面に本体耐火物層2とは異なる表面耐火物層3を目地を設けずに一体的に配置した例を示す。そして、本体耐火物層2と表面耐火物層3との境界である接合部分を、図2の拡大図に示すように、各頂点間の長さLr、Lac及びLbcを有する凹凸状に形成している。
このような本体耐火物層2と表面耐火物層3の接合部分は、表面耐火物層3の損傷により現れる。そして、この接合部分に現れる凹凸のピッチ(長さ及び深さ)が5mm以上の場合に、目視によって、上記接合部分の出現、言い換えれば表面耐火物層3の損耗の程度を明確に認識できることが、実験によって確認された。
接合部分に現れる凹凸のピッチを5mm以上とするためには、凹凸の各頂点間の長さLr、Lac及びLbcを以下のように設定する必要がある。
まず、凹凸の半径方向の深さ、すなわち凹凸の半径方向の隣接する頂点間の長さLr(mm)は、本体耐火物層2及び表面耐火物層3の損傷速度の差により現れる凹部の半径方向の深さが、視認するために必要な5mm以上の長さになるために必要なチャージ数以上に耐用する長さでなければならない。すなわち、表面耐火物層3について、このチャージ数に表面耐火物層3の1チャージ当たりの損傷速度を乗じた長さ以上が必要である。
これを数式で表すと、凹凸の半径方向の深さ、すなわち凹凸の半径方向の隣接する頂点間の長さLr(mm)は、本体耐火物層2の1チャージあたりの損傷速度をA(mm)、表面耐火物層3の1チャージあたりの損傷速度をB(mm)とするときに、式1を満足する長さであることが必要である。
Lr ≧ B×[5/(A−B)] ・・・・・ 式1
ただし、A>B
式1中の[5/(A−B)]部分は、視認するために必要な5mm以上の長さになるために必要なチャージ数である。この部分は、本体耐火物層2と表面耐火物層3の損傷後の差、すなわち凹部深さが5mm以上になるときに、表面耐火物層3の残寸を確保する必要性から、小数点以下を切り上げた整数の値とすることが必要である。
次に、凹凸の円周方向の隣接する頂点間の、表面耐火物層の長さLbc(mm)は、上記式1内に示すチャージ数を経た後も円周方向に5mm以上を確保する長さにすることが必要である。
これは式2の数式で表すことができる。
Lbc ≧ 2×B×[5/(A−B)]+5 ・・・・・ 式2
ただし、A>B
本体耐火物層2が露出すると、その後の表面耐火物層3の円周方向の損傷は本体耐火物層2の消失に伴って2面で進行する。表面耐火物層3の円周方向の面も1チャージ当たりに損傷する長さBの速度で損傷するが、円周方向には2面が露出するのでその2面分の長さとして前記Bに2を乗じ、さらに上述の式1のチャージ数、すなわち式2中の[5/(A−B)]部分を乗じた長さが、チャージ数に応じて必要な長さとなる。さらにこのチャージ数を経た後も円周方向に5mm以上を確保するために、上述の2×[5/(A−B)]に5mmを加えた長さにすることが必要である。
凹凸の円周方向の隣接する頂点間の、本体耐火物層の長さLac(mm)も、上記式1内に示すチャージ数を経た後において円周方向に5mm以上を確保する長さであることが必要である。凹凸の円周方向における本体耐火物層側の長さは、上記Lbcで説明したとおり、Bの2倍の損傷速度で、チャージ数が大きくなるに伴って漸次増大する。したがって、凹凸の円周方向の隣接する頂点間の、本体耐火物層の長さLac(mm)は、凹凸を形成するためにゼロを超えることを前提として、式3を満足する長さとすれば、凹凸の円周方向における本体耐火物層側の長さは5mm以上となる。
Lac ≧ 5−2×B×[5/(A−B)] ・・・・・ 式3
ただし、A>B、Lac>0
耐火物の損傷状態の確認及び判定を行う時点の凹凸の円周方向の隣接する頂点間の長さ(Lac及びLbcに対応する長さ)が5mm未満の場合は付着物等により凹凸が滑らかになることがあって目視では凹凸の区別がし難くなる。なお、このLbcに対応する長さが5mm未満の場合は、内孔側に凸状に飛び出した表面耐火物部分が破壊する虞もある。
Lac及びLbcの上限は定めるべき理由はない。しかし、Lacに関しては漸次拡大するので、初期(損傷のない状態)のLacは、表面耐火物層2の損傷速度に応じて目視による確認時点で5mm以上になるような長さにしておけばよい。Lacは上述のとおり、Lbcの損傷長さの2倍の長さ分漸次増大するので、製造上可能な最小の値の長さにすることが好ましい(例えば、1〜3mm等)。
凹凸部分(接合部分)において円周方向に隣接する本体耐火物層2と表面耐火物層3の方向が変化する部分すなわち頂点4、5の形状は、鋭角になっている場合には応力の集中により破壊が発生する懸念があるので、数ミリ程度のRを形成することが好ましい。
また、Lacは、図3に示すように表面領域側が本体耐火物層側よりも大きくなるような凹凸形状、すなわち、本体耐火物層2を外周側から内孔側に拡大する扇状の形状にすることが好ましい。
このような形状にすることで、表面耐火物層3は内孔側から外周側に拡大する扇状の形状になる。すると、Lacに対応する本体耐火物層2の長さは損傷の進行に伴って漸次小さくなり、Lbcに対応する表面耐火物層3の長さは損傷の進行に伴って漸次大きくなる。その結果、チャージ数が増大して損傷が大きくなっても、表面耐火物層3の露出部分がより強固に本体耐火物層2側に固定されると共に、本体耐火物層3の損傷面積も極小化することが可能になる。
なお、凹凸部分は、図2及び図3の形状に限定されず、図4のような形状であってもよい。この場合、図2で説明した表面領域側のLacは、ゼロを超える極小値をとる。
本体耐火物層2が露出してその損傷が始まってから、取鍋1チャージの注入中に本体耐火物層2の残厚が失われた場合はロングノズルの孔開き等の事故につながる。したがって、表面耐火物層3が損傷して本体耐火物層2が表面に露出する部分、すなわち、ロングノズル横方向断面の半径方向における本体耐火物層の最も内側(表面領域側)の頂点から同半径方向の最外周面(最背面)までの長さCi(図2参照)は、5mmの凹深さになるのに必要なチャージ数に1チャージあたりの本体耐火物層2の損傷速度Aを乗じた値に相当する長さを超えていることが必要である。
これは式4の数式で表すことができる。
Ci > A×[5/(A−B)] ・・・・・ 式4
ただし、A>B
安全代を得るためには、前記CiにLrを加えた長さであることが好ましい。
表面耐火物層3は、主としてロングノズル内孔の溶鋼の偏流等による損傷が大きい部位に配置し、その配置部位は、ロングノズルの縦方向断面上の一部又は全部、横方向断面上の一部又は全部のいずれであってもよい。
なお、本発明の溶鋼接触面側に関する上述のロングノズル構造は、内孔側にとどまらず、外周側の溶鋼やスラグ等に接触する面にも適用することが可能である。ただし、その場合は、外周側に損傷速度が相対的に小さい耐火物を設置する。
本発明のロングノズルは、一般的なアルミナ−黒鉛質のロングノズルの製造方法に準じて製造することができる。本発明の表面耐火物層を形成するには、CIP成形用のモールドに予め所定の形状に成形した仕切り板を表面耐火物層とするはい土と本体耐火物とするはい土の間に設置し、それぞれのはい土を充填した後に前記の仕切り板を除去すればよい。
本発明によると、表面耐火物層が損傷した際に、表面耐火物層とその表面耐火物層の背面側に位置する本体耐火物層との境界である接合部分に明確な凹凸を認識させることができ、目視による表面耐火物層の損傷状態の確認を正確かつ迅速に行うことができる。
本発明により、ロングノズルの残りの使用可能チャージ数等(残りの寿命)を推測することができ、また、交換すべき時期を正確に把握することができ、ロングノズルの孔開き、亀裂・折損等の事故の発生を未然に防止することが可能となる。ひいては操業の安全及び安定に寄与することができ、鋳片の品質の安定化や向上にも寄与することができる。
本発明の連続鋳造用ロングノズルの一例(内孔全面に表面耐火物層を配置した例)を示し、(a)はその縦方向断面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 図1の連続鋳造用ロングノズルにおいて表面耐火物層と本体耐火物層との境界である接合部分を概念的に示す拡大図である。 凹凸の形状(パターン)例を示す。 凹凸の他の形状(パターン)例を示す。
以下、具体的な実施例に基づいて、本発明の実施形態を説明する。
(計算例)
表1に、本体耐火物層と異なる損傷速度を有する表面耐火物層につき、その損傷速度の大小によって上記式1によるLrを算出した計算例を示す。
Figure 0005626895
(実施例A)
実施例Aは、上述の長さLbc(表面耐火物層の円周方向頂点間長さ)と長さLr(半径方向の凹深さ)につき、目視による判定可能性を調査した例である。
これは、図1に示す内径(表面耐火物層3部分の内径)が90mm、外径(本体耐火物2部分の外径)が150mmの連続鋳造用ロングノズルにおいて、本体耐火物層2としてカーボン30%シリカ25%のアルミナカーボン質、表面耐火物層3としてカーボン20%シリカ20%のアルミナカーボン質の耐火物を使用した例である。
表2に結果を示す。表2から、上述の長さLbcと長さLrの両方が5mm以上の場合に目視による判定が可能であることがわかる。
Figure 0005626895
(実施例B)
実施例Bは、図1に示す連続鋳造用ロングノズルにおいて、本体耐火物層2の損傷速度をAmm/ch(chはチャージの略)と表面耐火物層3の損傷速度をBmm/chとした場合の損傷速度の差による、上述の長さLr(半径方向の凹深さ)と目視により判定が可能となるチャージ数との関係を示す。
表3は、損傷速度Aが1.0mm/chの本体耐火物層2に対して損傷速度Bが0.7mm/chの表面耐火物層3を組み合わせた場合の、鋳造チャージ数に伴うそれぞれの耐火物層の半径方向の損傷長さの差を示す。この場合の半径方向の凹凸頂点間長さの初期値である、式1によるLrは11.9mm(必要長さの最小値)である。
この場合、17chで表面耐火物層3の半径方向の残寸がゼロになり、同時に本体耐火物層2との差が5mm以上となることがわかる。仮にLrが11.9mm(必要長さの最小値)より小さい場合には、17ch前に表面耐火物層3の残寸が消失するので、その消失後には本体耐火物層2と表面耐火物層3との差が5mm以上になることはない。
なお、この場合のLbcは、28.8mm以上となる。計算上のLacの最小値は負の値(−18.8mm)となるが、Lbcの損傷量に合わせて23.8mm/ch以上拡大するので、Lacはゼロより大きい製造上可能な最小値でよいことになる。Ciは、17mm以上、Lrとの合計である28.9mm以上であることが好ましいことになる。
Figure 0005626895
表4は、損傷速度Aが1.0mm/chの本体耐火物層2に対して損傷速度Bが0.5mm/chの表面耐火物層3を組み合わせた場合の、鋳造チャージ数に伴うそれぞれの耐火物層の半径方向の損傷長さの差を示す。この場合の半径方向の凹凸頂点間長さの初期値である、式1によるLrは5mm(必要長さの最小値)である。
この場合、10chで表面耐火物層3の半径方向の残寸がゼロになり、同時に本体耐火物層2との差が5mm以上となることがわかる。11ch目以降は、表面耐火物層3が存在していた半径方向外側には表面耐火物層3は存在しない。つまり11ch目以降は本体耐火物層2が露出し、その隣接する本体耐火物2と同一の損傷速度で損傷が進行することになって、半径方向凹部深さは5mmを維持することになる。仮にLrが5mm(必要長さの最小値)より小さい場合には10ch前に表面耐火物層3の残寸が消失するので、その消失後には本体耐火物層2と表面耐火物層3との差が5mm以上になることはない。
なお、この場合のLbcは、15mm以上となる。計算上のLacの最小値は負の値(−5mm)となるが、Lbcの損傷量に合わせて10mm/ch以上拡大するので、Lacはゼロより大きい製造上可能な最小値でよいことになる。Ciは、10mm以上、Lrとの合計である15mm以上であることが好ましいことになる。
Figure 0005626895
上記表3、表4の結果から、概念的には、AとBの差が小さい場合は表面耐火物層3の半径方向の凹凸頂点間長さであるLrを大きくする必要があり、AとBの差が大きい場合は小さくてよいといえる。これらのことは、ロングノズルの本体及び表面の耐火物それぞれの材質、それぞれの肉厚等の設計、並びに計画寿命の決定等において、基準の一つとすることができる。
10 連続鋳造用ロングノズル
1 内孔
2 本体耐火物層
3 表面耐火物層
4,5 凹凸の頂点

Claims (2)

  1. 本体耐火物層とは損傷速度が異なる表面耐火物層を側壁の一部又は全部の表面領域に配置した構造の連続鋳造用ロングノズルにおいて、
    前記表面耐火物層とその表面耐火物層の背面側に位置する本体耐火物層との境界である接合部分が、円周方向において凹凸状になっており、
    凹凸の半径方向の隣接する頂点間の長さLr(mm)が、本体耐火物層の1チャージあたりの損傷速度をA(mm)、表面耐火物層の1チャージあたりの損傷速度をB(mm)とするときに、式1を満足し、
    凹凸の円周方向の隣接する頂点間の、表面耐火物層の長さLbc(mm)が式2を満足し、
    凹凸の円周方向の隣接する頂点間の、本体耐火物層の長さLac(mm)が、式3を満足し、
    半径方向における本体耐火物層の最も表面領域側の頂点から同半径方向最背面までの長さCiが、式4を満足することを特徴とする連続鋳造用ロングノズル。
    Lr ≧ B×[5/(A−B)] ・・・・・ 式1
    Lbc ≧ 2×B×[5/(A−B)]+5 ・・・・・ 式2
    Lac ≧ 5−2×B×[5/(A−B)] ・・・・・ 式3
    Ci > A×[5/(A−B)] ・・・・・ 式4
    ただし、A>B、Lac>0、[5/(A−B)]は小数点以下を切り上げた整数とする。
  2. 前記Lacは、表面領域側が本体耐火物側よりも大きい請求項1に記載の連続鋳造用ロングノズル。
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