JP5626038B2 - 設計装置,設計プログラムおよび設計方法 - Google Patents
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Description
以下では、上述のように所定規格のラックに搭載される、ラックサーバ等のラックマウント型の装置のことを「ラックマウント装置」と呼ぶ。
また、ラックマウント装置の奥行き方向の設計は、設計後の装置が基本的にラック内に収まればよいものとして行なわれる。しかし、実際には、実装構造部門の設計者は、ラックマウント装置の前後における冷却用吸排気エリアや、ラックマウント装置背面におけるケーブル処理を考慮する必要があり、奥行き方向の設計に際しノウハウを必要とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的の一つとして位置付けることができる。
なお、以下の実施形態において、本実施形態の設計装置の設計対象装置は、上述したラックマウント装置である。つまり、設計対象装置は、所定規格の電子機器収納専用ラックに搭載され、所定規格で規定される高さ単位Uの数値によりサイズを指定されるものとする。
図1は、一実施形態としての設計装置1のハードウエア構成および機能構成を示すブロック図である。
図1に示す設計装置1は、CAD操作や詳細設計に熟練していない装置仕様化部門等の担当者であっても、必要最小限の仕様情報を入力するだけで、設計対象のラックマウント装置の装置仕様/装置案を作成可能にするものである。ここで、装置仕様/装置案とは、例えば、装置仕様化部門の要望するラックマウント装置の外形と同装置内における搭載ユニットの実装レイアウト状態とを示す画像である。
CPU10は、記憶部20に格納される設計プログラム25を実行することにより、後述する第1処理部11,第2処理部12,第3処理部13および表示処理部14としての機能を果たす。
・スライドレールの有無
・電源のタイプ,数量(冗長/非冗長),予想消費電力値など
・冷却ファン(FAN)のサイズ,数量など
・内蔵記憶装置や媒体ドライバなどの搭載I/O(入出力)装置の種類(例えば、HDD,DVD,CD−ROM)
・規格カード/規格外カードの選択
・規格カードの選択時には、規格カードのタイプ/数や活性交換の有無
・規格外カードの選択時には、規格外カードの外形寸法や活性交換の有無
・装置背面のケーブルの最小曲げ半径値(もしくはケーブルの種類)
外形情報テーブル21には、ラックマウント装置の外形寸法を規定する寸法規則が登録されている。具体的に、外形情報テーブル21には、図2に示すように、ラックマウント装置の高さ寸法,幅寸法および奥行き寸法をそれぞれ算出するための寸法規則が登録されている。
電源の選択候補としては、既存の各種電源が登録される。既存の各種電源としては、1U用の1種類の電源と2U以上用の1種類の電源との少なくとも2種類の電源が登録される。電源としては、新作電源を選択することも可能であり、新作電源を選択した場合については、図6のステップS19の説明に際して詳述する。
ケーブルの選択候補としては、各種ケーブルが登録され、各種ケーブルの最小曲げ半径も登録される。
なお、ユニット情報テーブル24において、SYSBDやケーブルサポートアームについては、特に選択候補は登録されていないが、イメージ情報やサイズ情報が登録される。
第1処理部11は、入力部30から入力された仕様情報と記憶部20の寸法規則に関する外形情報テーブル21とに基づき、ラックマウント装置の外形寸法を算出する。
具体的に、表示処理部14は、第1処理部11による外形寸法の算出結果および第2処理部12による搭載ユニットの配置結果と、ユニット情報テーブル24のイメージ情報やサイズ情報とに基づき、ラックマウント装置の外形と同装置内における搭載ユニットの実装レイアウト状態とを示す画像を作成し、同画像を表示部40に表示させる。表示部40に表示される画像については、図6のステップS16,S20,S24,S28,S30および図7のS34,S35,S38,S42および図8〜図19を参照しながら後述する。
次に、上述のごとく構成された設計装置1による設計手順(一実施形態としての設計方法)について、図2〜図5および図8〜図19を参照しながら図6および図7に示すフローチャート(ステップS11〜S42)に従って説明する。
設計装置1により設計対象のラックマウント装置の装置仕様/装置案を作成すべく、CPU10に設計プログラム25を実行させると、まず、表示処理部14により、装置外形情報の入力を利用者に対し要求する画面が表示部40に表示される(ステップS11)。ここで、利用者は、例えば装置仕様化部門の担当者であり、要求される装置外形情報は、例えば、装置サイズ(高さ)を規定しうるU数またはmm単位の数値、および、スライドレースの有無を指定する情報である。
指定高さが1Uの場合、装置上方に隙間0.5mmを確保するとともに装置下方に隙間1mmを確保すべく、高さ寸法として44.45mm−1.5mm=42.95mmが算出される。
指定高さが2U以上の場合、装置上方の隙間と装置下方の隙間との合計2mmを確保すべく、高さ寸法として44.45mm×指定U数−2mmが算出される。例えば4Uの場合、高さ寸法として44.45mm×4−2mm=175.8mmが算出される。
また、本実施形態では、設計対象装置の筐体の板厚は例えば1mmに設定される。これにより、設計対象装置内で部品(搭載ユニット)を配置可能な有効スペースの高さは、ステップS13で算出された高さ寸法から上下板厚の合計2mmを減じた値となる。以下、この有効スペースの高さが、設計対象装置内で部品を配置する際、および、設計対象装置内を表示する際の基準となる。
ラックマウント装置は、スライドレールの有無で外形制約を受ける。このため、ステップS13で高さ寸法が設定されると、入力されたスライドレールの有無を指定する情報と記憶部20の外形情報テーブル21(幅の寸法規則)とに基づき、第1処理部11により、ラックマウント装置の幅寸法が以下のように算出される(ステップS14)。なお、ラックマウント装置の幅寸法の初期値(基本幅サイズ)は、スライドレールをそなえない場合の値、例えば440mmとする。
また、本実施形態では、上述した通り、設計対象装置の筐体の板厚は例えば1mmに設定される。これにより、設計対象装置内で部品(搭載ユニット)を配置可能な有効スペースの幅は、ステップS14で算出された幅寸法から左右板厚の合計2mmを減じた値となる。つまり、幅寸法が440mmの場合、有効スペースの幅は438mmとなり、幅寸法が420mmの場合、有効スペースの幅は418mmとなる。以下、この有効スペースの幅が、設計対象装置内で部品を配置する際、および、設計対象装置内を表示する際の基準となる。
ステップS13で高さ寸法が設定されステップS14で幅寸法が設定されると、第1処理部1により、ラックマウント装置の奥行き寸法として、例えば700mmが仮設定される(ステップS15)。このとき、仮設定される奥行き寸法として700mmが自動的に選択されるが、その値は、表示部40を参照した利用者が入力部30を操作することにより指定入力してもよい。その場合、入力部30から入力された値は、第3処理部13の機能によりラックマウント装置の規格との整合性を確認され、整合性が無い場合には利用者へのエラー通知が表示部40を通じて行なわれる。
設計対象装置の外形寸法が設定されると、次に、電源のサイズや配置が決定される。これは、電源の詳細電力値が確定しないと装置構成を詳細に決定することができないからである。このため、設計対象装置の外形寸法が設定され、設計対象装置の外形形状が表示されると、次に、表示処理部14により、電源情報の入力を利用者に対し要求する画面が表示部40に表示される(ステップS17)。
電源が配置され、設計対象装置の有効スペース内での電源の配置状態が表示されると、次に、表示処理部14により、FAN情報の入力を利用者に対し要求する画面が表示部40に表示される(ステップS21)。このとき、ラックマウント装置に搭載可能なFANの選択候補も、記憶部20のユニット情報テーブル24から読み出され(図5参照)、表示部40に表示される。ユニット情報テーブル24から読み出される選択候補は、ステップS11で入力されたU数に応じたFANの選択候補である。なお、ステップS21で、要求されるFAN情報は、例えば、FANのサイズや、FANの数量などである。
FANが配置され、設計対象装置の有効スペース内でのFANの配置状態が表示されると、次に、表示処理部14により、HDD,DVD,CD−ROM等のI/O装置情報の入力を利用者に対し要求する画面が表示部40に表示される(ステップS25)。このとき、ラックマウント装置に搭載可能なI/O装置の選択候補も、記憶部20のユニット情報テーブル24から読み出され(図5参照)、表示部40に表示される。
I/O装置の種類や数量が指定されると、記憶部20の配置制限テーブル23(HDD,DVD,CD−ROMの配置規則)に基づき、HDD,DVD,CD−ROM等の配置位置が以下のように決定される。
HDD,DVD,CD−ROMが配置され、設計対象装置の有効スペース内でのHDD,DVD,CD−ROMの配置状態が表示されると、次に、第2処理部12により、記憶部20の配置制限テーブル23(SYSBDの配置規則;図4参照)に基づき、SYSBDの配置位置やサイズが以下のように決定される(ステップS29)。
SYSBDが配置され、設計対象装置の有効スペース内でのSYSBDの配置状態が表示されると、次に、表示処理部14により、I/Oカード情報の入力を利用者に対し要求する画面が表示部40に表示される(ステップS31)。このとき、ラックマウント装置に搭載可能なI/Oカード(PCIカード)の選択候補も、記憶部20のユニット情報テーブル24から読み出され(図5参照)、表示部40に表示される。なお、ステップS31で、要求されるI/Oカード情報は、例えば、規格カードか規格外カードかを指定する情報や、カードの枚数や、カードの活性交換の有無を指定する情報などである。
規格カードが選択されると、活性交換の有無を指定する情報と記憶部20の配置制限テーブル23(I/Oカードの配置規則)とに基づき、規格カードの配置位置が以下のように決定される。
I/O装置等が配置され、設計対象装置の有効スペース内でのI/O装置等の配置状態が表示されると、次に、表示処理部14により、奥行き寸法設定に必要な情報の入力を利用者に対し要求する画面が表示部40に表示される(ステップS35)。なお、ステップS35で、要求される奥行き寸法設定に必要な情報は、例えば、奥行き寸法の候補(推奨値の中の一つ)を指定する情報や、装置背面のケーブルの最小曲げ半径の値(もしくは種類)などである。
ステップS11〜S38の処理を終えると、設計対象装置の外形およびレイアウト案が完成することになるが、ステップS15,S33などの説明で既述の通り、ステップS11〜S38の処理中には、第3処理部13により整合性確認が行なわれている。つまり、適宜、入力部30からの仕様情報または第1処理部11による外形寸法の算出結果または第2処理部12による搭載ユニットの配置結果と、ラックマウント装置の規格との整合性が、第3処理部13により確認されている。
このように、本実施形態の設計装置1によれば、入力部30から必要最低限の仕様情報を対話形式等で入力するだけで、設計対象装置の外形寸法や搭載ユニットの配置位置を決定することが可能になる。したがって、非熟練者、例えば実装構造専門知識、設計スキル,CAD操作スキル等の特別なスキルを持たない者であっても、実現性の高い設計対象装置の外形案や搭載ユニットのレイアウト案を容易に作成することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更して実施することができる。
なお、上述した実施形態では、設計対象装置が、所定規格のラックに搭載され、所定規格で規定される高さ単位の数値によりサイズを指定されるラックマウント装置である場合について説明したが、本件は、これに限定されるものではない。
以上の本実施形態を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
設計対象装置の仕様情報を入力する入力部と、
前記設計対象装置の外形寸法を規定する寸法規則を記憶し、前記設計対象装置内での搭載ユニットの配置規則を当該搭載ユニットの種類毎に記憶し、前記設計対象装置に搭載可能な選択候補を前記搭載ユニットの種類毎に記憶する記憶部と、
前記入力部から入力された仕様情報と前記記憶部の寸法規則とに基づき、前記設計対象装置の外形寸法を算出する第1処理部と、
前記入力部から入力された前記仕様情報により前記記憶部の前記選択候補の一つが前記設計対象装置内での搭載ユニットとして選択された場合、当該搭載ユニットの種類に対応する前記記憶部の配置規則に基づき、前記第1処理部で算出された外形寸法をもつ前記設計対象装置内における当該搭載ユニットの配置位置を決定する第2処理部と、
を有する、設計装置。
表示部と、
前記表示部の表示状態を制御する表示処理部と、をさらに有し、
前記表示処理部は、前記第1処理部および前記第2処理部による処理結果と前記記憶部に記憶される情報とに基づき、前記設計対象装置の外形と同装置内における前記搭載ユニットの実装レイアウト状態とを示す画像を作成し、同画像を前記表示部に表示させる、付記1記載の設計装置。
前記入力部からの前記仕様情報または前記第1処理部または前記第2処理部による処理結果と前記設計対象装置の規格との整合性を確認する第3処理部をさらに有し、
前記表示処理部は、前記第3処理部による確認結果を前記表示部に表示させる、付記2記載の設計装置。
前記表示処理部は、前記第3処理部による確認の結果、前記整合性が無い場合、前記画像において前記整合性の無い部分を強調表示させる、付記3記載の設計装置。
前記表示処理部は、前記第1処理部および前記第2処理部による処理が完了すると、前記第1処理部および前記第2処理部による処理結果の最終確認を操作者に指示すべくその旨を前記表示部に表示させる、付記2〜付記4のいずれか一項に記載の設計装置。
前記設計対象装置が、所定規格のラックに搭載され、前記所定規格で規定される高さ単位の数値によりサイズを指定される装置であり、
前記第1処理部は、前記入力部から前記仕様情報として入力される、前記設計対象装置のサイズを指定する前記高さ単位の数値と、前記記憶部の寸法規則とに基づき、前記設計対象装置の高さ寸法を算出する、付記2〜付記5のいずれか一項に記載の設計装置。
前記第1処理部は、前記入力部から前記仕様情報として入力される、前記設計対象装置を前記ラックに対し挿抜可能に設置するスライドレールの有無を指定する情報と、前記記憶部の寸法規則とに基づき、前記設計対象装置の幅寸法を算出する、付記6記載の設計装置。
前記第1処理部は、前記スライドレール無しの場合、前記設計対象装置を載置する棚板の厚さに基づき、前記設計対象装置の高さ寸法を修正する、付記7記載の設計装置。
前記設計対象装置の奥行き寸法を仮設定した状態で前記第2処理部による前記搭載ユニットの配置位置の決定を完了すると、前記第1処理部は、前記入力部から前記仕様情報として入力される、前記設計対象装置背面のケーブルの最小曲げ半径の値と、前記記憶部の寸法規則とに基づき、前記設計対象装置の奥行き寸法を決定する、付記7または付記8に記載の設計装置。
前記設計対象装置の奥行き寸法を仮設定した状態で前記第2処理部による前記搭載ユニットの配置位置の決定を完了すると、前記第1処理部は、前記入力部から前記仕様情報として入力される、前記設計対象装置背面のケーブルの種類に応じた最小曲げ半径の値を前記記憶部から読み出し、同最小曲げ半径の値と、前記記憶部の寸法規則とに基づき、前記設計対象装置の奥行き寸法を決定する、付記7または付記8に記載の設計装置。
前記表示処理部は、前記設計対象装置の奥行き寸法を決定する前に、前記設計対象装置背面と前記ラックの後扉内側との間の距離を、前記ケーブルを収納可能な最大寸法として前記画像において表示させる、付記9または付記10に記載の設計装置。
前記搭載ユニットの種類が、電源,冷却ファン,内蔵記憶装置,媒体ドライバ,システムボード,入出力カードのうちの少なくとも一つである、付記1〜付記11のいずれか一項に記載の設計装置。
前記第1処理部が、前記設計対象装置の高さ寸法および幅寸法を算出するとともに前記設計対象装置の奥行き寸法を仮設定してから、前記第2処理部が、前記搭載ユニットの配置位置を、電源,冷却ファン,内蔵記憶装置,媒体ドライバ,システムボード,入出力カードの順に決定した後、前記第1処理部が、前記設計対象装置の奥行き寸法を決定する、付記1〜付記12のいずれか一項に記載の設計装置。
設計対象装置の仕様情報を入力する入力部と、前記設計対象装置の外形寸法を規定する寸法規則を記憶し、前記設計対象装置内での搭載ユニットの配置規則を当該搭載ユニットの種類毎に記憶し、前記設計対象装置に搭載可能な選択候補を前記搭載ユニットの種類毎に記憶する記憶部とに接続され、前記設計対象回路の設計を行なうコンピュータに、
前記入力部から入力された前記仕様情報と前記記憶部の寸法規則とに基づき、前記設計対象装置の外形寸法を算出し、
前記入力部から入力された前記仕様情報により前記記憶部の選択候補の一つが前記設計対象装置内での搭載ユニットとして選択された場合、当該搭載ユニットの種類に対応する前記記憶部の配置規則に基づき、算出された外形寸法をもつ前記設計対象装置内における当該搭載ユニットの配置位置を決定する、
処理を実行させる、設計プログラム。
前記設計対象装置の外形寸法の算出結果および前記搭載ユニットの配置結果と前記記憶部に記憶される情報とに基づき、前記設計対象装置の外形と同装置内における前記搭載ユニットの実装レイアウト状態とを示す画像を作成し、同画像を表示部に表示させる、
処理を、前記コンピュータに実行させる、付記14記載の設計プログラム。
前記入力部からの前記仕様情報または前記設計対象装置の外形寸法の算出結果または前記搭載ユニットの配置結果と前記設計対象装置の規格との整合性を確認し、
前記整合性の確認結果を前記表示部に表示させる、
処理を、前記コンピュータに実行させる、付記15記載の設計プログラム。
前記整合性の確認の結果、前記整合性が無い場合、前記画像において前記整合性の無い部分を強調表示させる、
処理を、前記コンピュータに実行させる、付記16記載の設計プログラム。
設計対象装置の仕様情報を入力する入力部と、前記設計対象装置の外形寸法を規定する寸法規則を記憶し、前記設計対象装置内での搭載ユニットの配置規則を当該搭載ユニットの種類毎に記憶し、前記設計対象装置に搭載可能な選択候補を前記搭載ユニットの種類毎に記憶する記憶部とに接続されたコンピュータにより、前記設計対象回路の設計を行なう設計方法であって、
前記入力部から入力された前記仕様情報と前記記憶部の寸法規則とに基づき、前記設計対象装置の外形寸法を算出し、
前記入力部から入力された前記仕様情報により前記記憶部の選択候補の一つが前記設計対象装置内での搭載ユニットとして選択された場合、当該搭載ユニットの種類に対応する前記記憶部の配置規則に基づき、算出された外形寸法をもつ前記設計対象装置内における当該搭載ユニットの配置位置を決定する、設計方法。
前記設計対象装置の外形寸法の算出結果および前記搭載ユニットの配置結果と前記記憶部に記憶される情報とに基づき、前記設計対象装置の外形と同装置内における前記搭載ユニットの実装レイアウト状態とを示す画像を作成し、同画像を表示部に表示させる、付記18記載の設計方法。
前記入力部からの前記仕様情報または前記設計対象装置の外形寸法の算出結果または前記搭載ユニットの配置結果と前記設計対象装置の規格との整合性を確認し、
前記整合性の確認結果を前記表示部に表示させる、付記19記載の設計方法。
10 CPU(コンピュータ)
11 第1処理部
12 第2処理部
13 第3処理部
14 表示処理部
20 記憶部
21 外形情報テーブル(寸法規則)
22 部品種テーブル
23 配置制限テーブル(配置規則)
24 ユニット情報テーブル(選択候補)
25 設計プログラム
30 入力部
40 表示部
50 バス
Claims (10)
- 設計対象装置の仕様情報を入力する入力部と、
前記設計対象装置の外形寸法を規定する寸法規則を記憶し、前記設計対象装置内での搭載ユニットの配置規則を当該搭載ユニットの種類毎に記憶し、前記設計対象装置に搭載可能な選択候補を前記搭載ユニットの種類毎に記憶する記憶部と、
前記入力部から入力された前記仕様情報と前記記憶部の寸法規則とに基づき、前記設計対象装置の外形寸法を算出する第1処理部と、
前記入力部から入力された前記仕様情報により前記記憶部の選択候補の一つが前記設計対象装置内での搭載ユニットとして選択された場合、当該搭載ユニットの種類に対応する前記記憶部の配置規則に基づき、前記第1処理部で算出された外形寸法をもつ前記設計対象装置内における当該搭載ユニットの配置位置を決定する第2処理部と、
を有する、設計装置。 - 表示部と、
前記表示部の表示状態を制御する表示処理部と、をさらに有し、
前記表示処理部は、前記第1処理部および前記第2処理部による処理結果と前記記憶部に記憶される情報とに基づき、前記設計対象装置の外形と同装置内における前記搭載ユニットの実装レイアウト状態とを示す画像を作成し、同画像を前記表示部に表示させる、請求項1記載の設計装置。 - 前記入力部からの前記仕様情報または前記第1処理部または前記第2処理部による処理結果と前記設計対象装置の規格との整合性を確認する第3処理部をさらに有し、
前記表示処理部は、前記第3処理部による確認結果を前記表示部に表示させる、請求項2記載の設計装置。 - 前記表示処理部は、前記第3処理部による確認の結果、前記整合性が無い場合、前記画像において前記整合性の無い部分を強調表示させる、請求項3記載の設計装置。
- 前記表示処理部は、前記第1処理部および前記第2処理部による処理が完了すると、前記第1処理部および前記第2処理部による処理結果の最終確認を操作者に指示すべくその旨を前記表示部に表示させる、請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の設計装置。
- 前記設計対象装置が、所定規格のラックに搭載され、前記所定規格で規定される高さ単位の数値によりサイズを指定される装置であり、
前記第1処理部は、前記入力部から前記仕様情報として入力される、前記設計対象装置のサイズを指定する前記高さ単位の数値と、前記記憶部の寸法規則とに基づき、前記設計対象装置の高さ寸法を算出する、請求項2〜請求項5のいずれか一項に記載の設計装置。 - 前記第1処理部は、前記入力部から前記仕様情報として入力される、前記設計対象装置を前記ラックに対し挿抜可能に設置するスライドレールの有無を指定する情報と、前記記憶部の寸法規則とに基づき、前記設計対象装置の幅寸法を算出する、請求項6記載の設計装置。
- 前記第1処理部は、前記スライドレール無しの場合、前記設計対象装置を載置する棚板の厚さに基づき、前記設計対象装置の高さ寸法を修正する、請求項6記載の設計装置。
- 設計対象装置の仕様情報を入力する入力部と、前記設計対象装置の外形寸法を規定する寸法規則を記憶し、前記設計対象装置内での搭載ユニットの配置規則を当該搭載ユニットの種類毎に記憶し、前記設計対象装置に搭載可能な選択候補を前記搭載ユニットの種類毎に記憶する記憶部とに接続され、前記設計対象回路の設計を行なうコンピュータに、
前記入力部から入力された前記仕様情報と前記記憶部の寸法規則とに基づき、前記設計対象装置の外形寸法を算出し、
前記入力部から入力された前記仕様情報により前記記憶部の選択候補の一つが前記設計対象装置内での搭載ユニットとして選択された場合、当該搭載ユニットの種類に対応する前記記憶部の配置規則に基づき、算出された外形寸法をもつ前記設計対象装置内における当該搭載ユニットの配置位置を決定する、
処理を実行させる、設計プログラム。 - 設計対象装置の仕様情報を入力する入力部と、前記設計対象装置の外形寸法を規定する寸法規則を記憶し、前記設計対象装置内での搭載ユニットの配置規則を当該搭載ユニットの種類毎に記憶し、前記設計対象装置に搭載可能な選択候補を前記搭載ユニットの種類毎に記憶する記憶部とに接続されたコンピュータにより、前記設計対象回路の設計を行なう設計方法であって、
前記入力部から入力された前記仕様情報と前記記憶部の寸法規則とに基づき、前記設計対象装置の外形寸法を算出し、
前記入力部から入力された前記仕様情報により前記記憶部の選択候補の一つが前記設計対象装置内での搭載ユニットとして選択された場合、当該搭載ユニットの種類に対応する前記記憶部の配置規則に基づき、算出された外形寸法をもつ前記設計対象装置内における当該搭載ユニットの配置位置を決定する、設計方法。
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