JP5625596B2 - 受信装置 - Google Patents

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Description

本件は、集積回路チップ内やチップ間などを接続し、NRZ方式でデータの転送を行う高速インタフェースの受信装置に関する。
集積回路チップ内やボード内のチップ間および異なるボードに搭載されたチップ間を接続するための高速インタフェースの規格として、様々な高速インタフェースが普及している。このような高速インタフェースの例としては、Serial−ATA(Advanced Technology Attachment)、PCI(Peripheral Component Interconnect)‐Express、USB3.0および10Gbit−Ethernet(登録商標)などが挙げられる。
上述したような高速インタフェースの回路構成の一つに、受信装置の入力段に アナログ/デジタル変換器(ADC)を搭載し、波形整形やクロック復元(CDR)などの機能をデジタル信号処理にて実現するものがある(特許文献1参照)。
送信装置から送出されたデジタル信号は、伝送線路を伝搬する過程で、伝送線路の抵抗損失や誘電損失の影響を受けて波形が劣化する。上述したような受信装置では、このような劣化した信号からデータを抽出するために、次のような処理を行う。
まず、送受信のデータ通信速度に対応するクロックの1/2の周期でADCを動作させ、このADCにより、受信信号波形を通信速度の2倍の速度でオーバーサンプリングする。これにより、受信信号の波形においてデータの値が反映されているタイミングと、データの値が遷移するタイミングとに対応して、それぞれサンプリングデータが得られる。以下の説明では、前者のサンプリングデータをDデータ、後者のサンプリングデータをBデータと称する。
ADCで得られたDデータおよびBデータは、交互にデジタルイコライザに入力される。そして、位相検出器により、デジタルイコライザの出力から入力データの位相ズレが検出される。検出された位相ズレに基づいて、クロック制御部により、ADCのサンプリングクロックの位相が調整される。このような調整により、受信データのクロック信号が復元される。また、これに伴って、アイパターンの中央部でDデータのサンプリングが行われるようになるので、受信データが安定して復元される。
特表2005−517325号公報
上述した従来技術では、受信信号波形をサンプリングするADCには、データ通信速度の2倍の速度で動作する高速性能とともに、劣化した信号波形からデータを抽出するために高い分解能が要求される。このため、高速インタフェースの受信装置には、信号波形における電圧変化範囲全体を量子化範囲とする多ビットのフラッシュ型ADCが用いられる場合が多かった。また、データ通信速度の更なる高速化に対応するために、複数のADCを時分割で動作させるタイムインタリーブ型のADCが受信装置に搭載される場合もある。
しかしながら、広い量子化範囲と高い分解能とを備えた多ビットのフラッシュ型ADCの回路規模は非常に大きい。そして、タイムインタリーブ型のADCを複数のフラッシュ型ADCを用いて構成した場合は、データ通信速度の高速化に対応することはできるものの、ハードウェアコストの増大が問題となってしまう。
本件開示の装置は、少ないビット数のADCを用いながら、信号受信精度を維持することが可能な受信装置を提供することを目的とする。
上述した目的は、以下に開示する受信装置によって達成することができる。
一つの観点による受信装置は、データ伝送速度に対応する第1クロック信号に同期して、受信信号をサンプリングして得られるサンプル値と当該サンプル値の直前のサンプル値との差分を、当該差分が0である場合を中心点として受信信号の電圧変化幅よりも小さく設定された所定の範囲で量子化する第1アナログ/デジタル変換器と、第1クロック信号とは位相が異なる第2クロック信号に同期して、受信信号をサンプリングして得られるサンプル値を、受信信号で表される受信データのビット値の判定用の閾値を中心点として受信信号の電圧変化幅よりも小さく設定された所定の範囲で量子化する第2アナログ/デジタル変換器と、第1アナログ/デジタル変換器の出力の変化に基づいて、受信信号で表される受信データを復元するデータ判定部と、第2アナログ・デジタル変換器の出力とデータ判定部で復元された受信データとに基づいて、受信信号から復元されるべきクロック信号と第1クロック信号および第2クロック信号との位相ズレを抽出する位相検出部と、位相ズレに基づいて、第1クロック信号および第2クロック信号の位相を調整する位相調整部と、を備え、Non−Return−to−Zero方式に従ってデータが表された送信信号に対応する受信信号を受信する。
本件開示の受信装置によれば、少ないビット数のADCを用いながら、信号受信精度を維持することが可能である。
受信装置の一実施形態を示す図である。 差分によるデータ判定を説明する図である。 0−crossタイミングを説明する図である。 符号間干渉と0−crossタイミングの関係を説明する図である。 位相検出動作を説明する図(その1)である。 位相検出動作を説明する図(その2)である。 LPFの例を示す図である。 データ判定を説明する図である。 データ判定部の別実施形態を示す図である。 データ判定部の別実施形態を示す図である。 DFEの効果を説明する図である。 受信装置の別実施形態を示す図である。 FIRフィルタの例を示す図である。 FIRフィルタの効果を説明する図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(一つの実施形態)
図1に、受信装置の一実施形態を示す。
送信装置101により、NRZ方式で送信されたデジタル信号は、プリント基板状の配線やケーブルなどの伝送路を介して受信装置110に到達する。受信装置110は、δ−ADC111と、0−crossADC112と、データ判定部113と、位相検出部114と、位相調整部115と、クロック生成部116とを備えている。
δ−ADC111は、第1アナログ/デジタル変換器に相当する。図1に示したδ−ADC111は、2つのサンプルホールド回路(S/H)121,122と、遅延回路(Delay)123と、加算器124と、ADC125とを備えている。δ−ADC111には、クロック生成部116によって生成されたクロック信号が、位相調整部115を介して入力されている。そして、2つのサンプルホールド回路(S/H)121,122と、ADC125とは、このクロック信号の立ち上がりに同期して、それぞれサンプリング動作および量子化動作を行う。つまり、図1に示した受信装置110では、クロック信号の立ち上がりタイミングが、第1クロック信号に基づくサンプリングタイミングを示している。受信信号は、2つのサンプルホールド回路121,122により、それぞれサンプリングされる。そして、サンプルホールド回路122の出力は、遅延回路123を介して加算器124に入力され、サンプルホールド回路121の出力から差し引かれる。このようにして、加算器124の出力として、各サンプリングタイミングのサンプル値とその直前のサンプル値との差分が得られる。そして、ADC125により、この差分値のAD変換が行われ、差分値に対応するデジタルデータが出力される。
ここで、δ−ADC111の出力に基づいて、受信信号で表される受信データを判定する方法について説明する。
図2に、差分によるデータ判定を説明する図を示す。図2(a)は、送信装置によって送信されるデジタル信号を示す。図2(b)は、受信装置に到達した受信信号を示す。そして、図2(c)に、直前サンプルとの差分を示す。なお、図2において、各サンプリングタイミングに符号T1〜T10を付して示した。
受信信号波形は、伝送路の周波数特性による劣化とともに符号間干渉(ISI :Inter Symbol Interference)の重畳による劣化をうけている。しかしながら、各サンプリングタイミングでは、現在の信号(bit)の電力が最も大きい。また、元の送信信号は、図2(a)に示したように、0/1の値しか取らないNRZ形式のデジタル信号である。このため、受信信号の各サンプル値を1bit前のサンプル値と比較したとき、現信号のビット値が1であればサンプル値は増加し、現信号のビット値が0であればサンプル値は減少する。例えば、図2(b)に示した例では、各サンプリングタイミングにおける受信信号のサンプル値が黒丸で示されている。そして、送信データにおいて、ビット値1が連続している区間に相当するサンプリングタイミングT3〜T6では、対応するサンプル値は少しずつ増大している。逆に、送信データにおいて、ビット値0が連続している区間に相当するサンプリングタイミングT9〜T10では、対応するサンプル値は少しずつ減少している。
したがって、各サンプル値について、1bit前のサンプル値との差分が正の値であるか負の値であるかにより、各サンプル値に対応する受信データが1であるか0であるかを判定することができる。つまり、上述したδ−ADC111に含まれるADC125による量子化結果の符号に基づいて、受信データを復元することができる。
図1に示した受信装置110では、δ−ADC111の出力は、データ判定部113に入力される。このデータ判定部113は、符号判定部126と0/1判定部127を備えている。符号判定部126は、δ−ADC111の出力から符号情報を抽出し、抽出した符号情報を0/1判定部127に入力する。そして、0/1判定部127は、符号情報が「+」である場合に1を、符号情報が「−」である場合に0を復元した受信データの各ビットとして出力する。なお、図2(c)に、上述したサンプル値に対応する差分から抽出された符号情報と、この符号情報に基づいて判定されたデータのビット値を示した。
ここで、δ−ADC111に備えられるADC125の量子化範囲は、差分0を中心とする所定の範囲に設定することができる。このADC125の量子化範囲は、受信信号における信号電圧の変化範囲に比べて小さくすることができることに注意されたい。また、このADC125の分解能は、想定される最悪の伝送条件において、想定される最大の符号間干渉が働いたときに、送信信号のビット値の変化に応じて受信信号に現れる信号電圧の変化分を検出可能なように設定することができる。つまり、ADC125の分解能は、従来の受信装置に備えられたADCと同等とすることができる。したがって、ADC125としては、従来の受信装置に備えられたADCよりも少ないビット数のアナログ/デジタル変換器を用いることができる。
次に、図1に示した受信装置の実施形態におけるクロック信号の復元機能について説明する。
図1に示した0−crossADC112は、第2アナログ/デジタル変換器に相当する。この0−crossADC112には、クロック生成部116によって生成されたクロック信号が、位相調整部115を介して反転入力されている。したがって、0−crossADC112は、上述したADC125とは逆位相で、クロック信号の立ち上がりに同期して量子化動作を行う。つまり、図1に示した受信装置110では、クロック信号の立ち下がりタイミングが、第2クロック信号に基づくサンプリングタイミングを示している。
また、図1に示した位相検出部144は、遷移検出部128と、乗算器129とを備えている。遷移検出部128には、データ判定部113の出力データが入力される。この遷移検出部128において、比較器131は、この出力データと、遅延回路(Delay)130で1ビット分遅延させられた出力データとを比較して、出力データのビット値の遷移を検出する。この遷移検出結果は、乗算器129に送られる。そして、乗算器129により、遷移検出結果と0−crossADC112による量子化結果とが乗算される。乗算器129による乗算結果は、受信信号のクロック信号と0−crossADC112に入力されるクロック信号との位相ズレを示す位相情報(E/L)として、位相調整部115に渡される。
図1に示した位相調整部115は、ローパスフィルタ(LPF)132と、位相補間回路133とを備えている。LPF132は、上述した位相情報(E/L)に基づいて、位相制御情報を生成する。そして、位相補間回路133は、この位相制御情報に基づいて、クロック生成部116で生成されるクロック信号の位相を調整する。
図1に示した受信装置110では、上述した位相検出部114と位相調整部115とにより、0−crossADC112のサンプリングタイミングとデータ遷移のタイミングとが一致するように、クロック信号の位相を調整する。これにより、逆位相のクロック信号に同期して動作するδ−ADC111のサンプリングタイミングは、アイパターンの中央部に収束する。
次に、本件開示の受信装置におけるクロック復元動作について、図3〜図6を参照して説明する。本件開示の受信装置では、データ遷移の際に、受信信号の信号電圧がビット値を判定する閾値を横切るタイミング(0−crossタイミング)に着目して、サンプリングクロックの位相が早いか遅いかを判断する。
図3に、0−crossタイミングを説明する図を示す。また、図4に、符号間干渉と0−crossタイミングの関係を説明する図を示す。更に、図5、図6に、位相検出動作を説明する図(その1)、(その2)を示す。
図3(a)と図3(b)とに、それぞれ劣化した受信信号波形の例とイコライザなどによって波形整形された受信信号波形の例とを示す。また、図3(a)、(b)の信号波形の下のグラフは、それぞれの受信信号波形の例に対応する0−crossタイミングの分布を示している。2つの0−crossタイミングの分布を比べると、劣化した信号波形に対応する分布の幅は大きくなっているが、データ遷移のタイミングにおいてピークを持っている点は共通している。したがって、受信信号波形が劣化したままでも、0−crossタイミングの分布とサンプリングタイミングとの関係に基づいて、クロック信号の位相調整を行うことが可能である。
ここで、ビット値が0から1へあるいは1から0へと遷移する際の0−crossタイミングは、それまでのデータにおけるビットパターンからの符号間干渉を受ける。例えば、図4(a)に示した例では、様々なビットパターンの符号間干渉により劣化した信号を線の種類を変えて示している。また、図4(b)は、図4(a)において二重線の枠で囲んで示した範囲について、信号トレースを模式的に示したものである。
このような0−crossタイミングの分布に関する情報は、例えば、ビット値が遷移する区間内に設定されたサンプリングタイミングにおけるサンプル値の分布として得ることができる。
図5(a)に示した例では、信号トレースの模式図の左側に、ビット値が0から1へ遷移する0→1遷移の区間内のサンプリングタイミングで得られたサンプル値の出現度数分布を示した。また、図5(a)に示した例では、信号トレースの模式図の左側に、ビット値が1から0へ遷移する1→0遷移の区間内のサンプリングタイミングで得られたサンプル値の出現度数分布を示した。なお、図5(a),(b)において、出現度数分布にかかるサンプル値が取得されたサンプリングタイミングを矢印で示した。
図5(a)、(b)の例では、サンプリングクロックの方が受信信号のクロックよりも早い方向、つまり、Early側にずれている。そして、この場合に、0→1遷移に対応するサンプル値は、判定閾値よりも小さい方に偏って分布する。逆に、1→0遷移に対応するサンプル値は、判定閾値よりも大きい方に偏って分布する。そして、いずれの場合でも、サンプル値の分布の偏りと、サンプリングクロックと受信データのクロックとの位相ズレの大きさとの間には相関関係がある。
図6(a)に、Early側への位相ズレの大きさとサンプル値の出現度数分布の偏りとの関係を示した。一方、図6(b)に、Late側への位相ズレの大きさとサンプル値の出現度数分布の偏りとの関係を示した。図6(a)、(b)の例では、上のグラフに表された信号トレースに示した位相ズレよりも、下のグラフに表された信号トレースに示した位相ズレの方が大きくなっている。そして、それぞれのサンプリングタイミングで得られたサンプル値の出現度数分布は、位相ズレが大きい方が大きく偏っていることが分かる。
したがって、それぞれのビット値の遷移区間に0−crossADC112のサンプリングタイミングが設定されている場合に、サンプル値の出現度数分布が偏っている方向と大きさとによって位相ズレの方向と大きさとを特定することができる。
0−crossADC112の量子化範囲は、例えば、判定閾値を含む所定の範囲に設定することができる。そして、0−crossADC112により、判定閾値を基準とした量子化結果を出力させることができる。この場合に、0−crossADC112による量子化結果の符号および値の大きさには、サンプル値の出現度数分布が偏っている方向および大きさが反映される。
図1に示した遷移検出部128の比較器131は、出力データの第iビットが、遅延回路(Delay)130で遅延させられた第i−1ビットよりも大きい場合に、0→1遷移を検出した旨の検出出力「−1」を出力する。逆に、出力データの第iビットが、遅延回路(Delay)130で遅延させられた第i−1ビットよりも大きい場合に、この比較器131は、1→0遷移を検出した旨の検出出力「+1」を出力する。一方、第iビットと第i−1ビットとが等しい場合は、検出出力「0」を出力して、ビット値の遷移がない旨を示す。
そして、この検出出力と0−crossADC112による量子化結果とから、乗算器129により、位相情報(E/L)が算出される。この位相情報(E/L)では、Early側への位相ズレ量は正の値で示され、Late側への位相ズレ量は負の値で示される。
このようにして得られた位相情報(E/L)を、公知技術に基づくLPF132に入力することにより、クロック信号の位相調整のための位相制御情報を得ることができる。
図7に、LPFの例を示す。LPF132として、例えば、2つのアンプ134,135と、2つの加算器136、138と、周波数レジスタ137および位相レジスタ139とを備えた2次の積分フィルタを用いることができる。そして、このようなLPF132に、上述した位相情報(E/L)を入力して積分することにより、位相ズレの方向および大きさに関する緩やかな変化の傾向を位相制御情報に反映させることができる。
また、このような位相制御情報は、公知技術を用いた位相補間回路133に入力される。そして、この位相補間回路133により、位相制御情報に基づいたクロック信号の位相調整が行われる。このような位相調整により、0−crossADC112のサンプリングタイミングを、上述した0−crossタイミングの分布の中央に収束させることができる。そして、0−crossADC112のサンプリングタイミングの収束に応じて、データ判定用のδ−ADC111のサンプリングタイミングは、アイパターンの中央部に収束する。このようにして、0−crossADC112の量子化出力に基づいて、受信信号のクロックの復元を実現することができる。
なお、クロック復元機能に利用する0−crossADC112の量子化結果は、サンプル値の大きさを忠実に反映しなくてもよい。したがって、0−crossADC112の量子化範囲は、受信信号における信号電圧の変化範囲よりも小さい範囲とすることができる。つまり、0−crossADC112もまた、従来の受信装置に備えられたADCよりも少ないビット数のアナログ/デジタル変換器を用いて実現することができる。
上述したように、本件開示の受信装置では、データ判定に用いられるδ−ADC111と、クロック信号復元に用いられる0−crossADC112との両方を、少ないビット数のアナログ/デジタル変換器を用いて実現することができる。その一方、本件開示の受信装置では、データ判定に用いるADCとクロック信号復元に用いるADCとが分離され、それぞれ用途に適した処理が行われている。これにより、データ判定精度およびクロック復元の精度の双方を、従来の受信装置と同等に維持することができる。つまり、本件開示の受信装置によれば、少ないビット数のADCを用いながら、信号受信精度を維持することが可能である。
以下では、本件開示の受信装置に備えられるデータ判定部の別構成例について説明する。本件開示の受信装置では、データ判定部113は、δ−ADC111による量子化結果により、前のビットに対応するサンプル値よりも現ビットに対応するサンプル値の方が大きいことが示された場合に、現ビットのデータは1であると判定する。そして、δ−ADC111による量子化結果により、前のビットに対応するサンプル値よりも現ビットに対応するサンプル値の方が小さいことが示された場合に、データ判定部113は、現ビットのデータは0であると判定する。
(データ判定部の別実施形態1)
図8に、データ判定を説明する図を示す。図8(a)は、現ビットと前のビットとのサンプル値の差分を1ビットで量子化した結果を示す。図8(b)は、現ビットと前のビットとのサンプル値の差分を複数ビットで量子化した結果を示す。
上述したように、本件開示の受信装置では、δ−ADC111に備えられるADC125として、例えば、1ビットのADCを用いることも可能である。そして、1ビットのADCを用いてδ−ADC111を構成した場合に、データ判定部113では、この1ビットのADCの出力をそのままデータ判定結果とすることもできる(図8(a)参照)。
一方、δ−ADC111に備えられるADC125として、複数ビットのADCを用いることもできる。そして、この複数ビットのADCにより、現ビットと前のビットとのサンプル値の差分が0に近い旨の量子化結果が得られた場合に、データ判定部113により、ビット値の変化がないと判定することもできる。
図8(b)に示した例では、複数ビットのADCによって得られる量子化結果を、プラス側のMSB(+MSB)を超える範囲と、マイナス側のMSB(−MSB)を下回る範囲と、中間の範囲とに分けている。この場合に、データ判定部113の符号判定部126は、δ−ADC111によって得られた量子化結果が上述した範囲のいずれに含まれるかを判定する。そして、この判定に基づいて、符号判定部126は、ビット値の遷移の有無と、ビット値の遷移があった場合についてその方向を示す符号を生成することができる。
複数ビットのADCを備えたδ−ADC111と、上述した中間の範囲を考慮して符号を判定する符号判定部126を備えたデータ判定部113を有する受信装置は、実際の伝送路で受信信号がノイズの影響を受ける場合に有利である。
ノイズの影響のために、例えば、ビット値「1」が連続している区間のいずれかのサンプル値が前のビットのサンプル値よりもわずかに小さくなる場合がある。図8(b)に示した例では、本来プラスの値を持つサンプリングタイミングT5,T4のサンプル値の差分が、ノイズの影響により負の値となっている。なお、図8(b)において、サンプリングタイミングT5に対応して期待される差分値を黒丸でプロットし、ノイズの影響を受けた差分値を白丸でプロットした。
上述したように、プラスあるいはマイナスの符号が確定される範囲の間に中間の範囲を設けることにより、図8(b)に示した例のように、ノイズの影響による差分値の符号の揺らぎを無視し、正確なデータ判定を行うことができる。このようなデータ判定を行うデータ判定部113は、例えば、量子化結果の入力に応じて動作する論理回路を用いて実現することができる。
図9に、データ判定部の別実施形態を示す。なお、図9に示した構成要素のうち、図1に示した構成要素と同等のものについては、同一の符号を付して示し、その説明は省略する。
図9に示した符号判定部126は、2つのアンドゲート141,142と一つのNORゲート143とを備えている。アンドゲート141,142の一方の入力端子には、ビット値「1」に相当する電圧が印加されている。また、アンドゲート141の他方の入力端子には、δ−ADC111による量子化結果のプラス側のMSB(+MSB)が入力されている。そして、アンドゲート142の他方の入力端子には、δ−ADC111による量子化結果のマイナス側のMSB(−MSB)が入力されている。一方、上述した量子化結果のプラス側のMSB(+MSB)およびマイナス側のMSB(−MSB)は、NOR142の入力端子にそれぞれ入力される。
このような符号判定部126によれば、前のビットとの差分値が、図8(b)に示した3つの範囲のいずれに含まれるかを、それぞれの範囲に対応するアンドゲート141,142およびNORゲート143の出力として示すことができる。例えば、プラス側のMSB(+MSB)を超える範囲に差分値が含まれる場合は、アンドゲート141により1が出力され、差分値の符号がプラスであることが示される。一方、マイナス側のMSB(−MSB)を下回る範囲に差分値が含まれる場合は、アンドゲート142により1が出力され、差分値の符号がマイナスであることが示される。そして、中間の範囲に差分値が含まれる場合は、NORゲート143により1が出力され、差分値の符号に変化がないことが示される。
なお、図8(b)の例では、差分値の符号がプラスであると判定されるサンプリングタイミングについては、符号「+」を付して示した。逆に、差分値の符号がマイナスであると判定されるサンプリングタイミングについては、符号「−」を付して示した。そして、差分値の符号に変化がないことが示されるサンプリングタイミングについては、符号「0」を付して示した。
図9に示した0/1判定回路127は、アンドゲート141の出力により、差分値の符号がプラスであることが示されたときに、前のビット値にかかわらず、現ビット値を「1」とすることができる。また、アンドゲート142の出力により、差分値の符号がマイナスであることが示されたときに、0/1判定回路127は、前のビット値にかかわらず、現ビット値を「0」とすることができる。一方、NORゲート143の出力により、差分値の符号に変化がないことが示されたときに、0/1判定回路127は、現ビット値を前のビット値と同一とすることができる。
このように、図9に示したような符号判定部126を備えたデータ判定部113によれば、ノイズの影響による差分値の符号の揺らぎにかかわらず、受信信号で表されるデータを安定して検出することができる。
また、δ−ADC111による量子化結果について、エッジ強調処理を適用することにより、0→1遷移あるいは1→0遷移を強調することも可能である。
(データ判定部の別実施形態2)
図10に、データ判定部の別実施形態を示す。なお、図10に示した構成要素のうち、図1に示した構成要素と同等のものについては、同一の符号を付して示し、その説明は省略する。
図10に示したデータ判定部113では、符号判定部126による判定結果が、遅延回路144および増幅器145を介して加算器146に入力されている。そして、この加算器146により、δ−ADC111によって得られる現ビットの量子化結果から、前のビットに対応する符号判定結果に係数Cを乗じた値が差し引かれる。この減算結果が、現ビットについての符号判定部126の入力となる。つまり、このデータ判定部113では、各ビットについての符号判定にDFE(Decision Feedback Equalizer)が適用されている。
図11に、DFEの効果を説明する図を示す。図11の例では、サンプリングタイミングT1〜T10に対応するδ−ADC111による量子化結果を黒丸でプロットした。また、各サンプリングタイミングに対応する量子化結果にDFEを適用した結果を、図11において白丸でプロットして示した。
このように、各サンプリングタイミングに対応するδ−ADC111の量子化結果にDFEを適用することにより、ビット値の遷移に対応する差分値の変化を強調することができる。その一方、同一のビット値が連続する区間における差分値の揺らぎは、DFEの適用によって逆に抑制される。したがって、δ−ADC111の量子化結果にDFEを適用してから符号判定を行うことにより、より正確な符号判定を行うことができる。
一方、クロック信号の復元に用いられる0−crossADC112の量子化結果について、信号等化処理を適用することもできる。
(別の実施形態)
図12に、受信装置の別実施形態を示す。なお、図12に示した構成要素のうち、図1に示した構成要素と同等のものについては、同一の符号を付して示し、その説明は省略する。
図12に示した受信装置110では、0−crossADC112による量子化結果は、BデータとしてFIR(Finite Impulse Response)フィルタ117に入力される。また、δ−ADC111による量子化結果は、Dデータとして上述したFIRフィルタ117に入力される。そして、このFIRフィルタ117により、新たに入力されるBデータに対する等化処理が、これに先立って入力されたDデータおよびBデータを用いて行われる。
図13に、FIRフィルタの例を示す。図13では、Dデータを符号Dで示し、Bデータを符号Bで示した。
図13に示したFIRフィルタは、4つの遅延回路151〜154と、これらに対応する増幅器155〜158と、加算器159およびセレクタ160を備えている。各遅延回路151〜154の遅延時間は、例えば、各ビットの間隔(UI:Unit Interval)の半分である。各遅延回路151〜154で遅延させられたDデータあるいはBデータは、対応する増幅器155〜158を介して加算器159に入力される。そして、この加算器159による加算結果は、セレクタ160を介して出力される。
上述した増幅器155〜158には、予め、入力されるDデータあるいはBデータに適用する係数C〜Cが設定されている。これらの係数C〜Cは、増幅器155〜158に入力されるDデータあるいはBデータに適用して、加算器159で加算することにより、新たに入力されるBデータを復元するように設定される。セレクタ160は、新たなBデータの入力に応じて、加算器159で得られた加算結果を補正されたBデータとして出力する。
図14に、FIRフィルタの効果を説明する図を示す。図14において、FIRフィルタによる補正の適用前の信号波形を破線で示した。図14の例では、上側の破線で示した信号波形は、ビット値1が連続した後にビット値が0に遷移し、再びビット値1に遷移する場合を示している。また、図14の下側の破線は、ビット値0が連続した後に、ビット値が1に遷移する場合の信号波形を示している。
図14から分かるように、上側の破線で示した信号波形では、0→1遷移の0−crossタイミングがLate側にずれている。そして、下側の破線で示した信号波形では、逆に、0−crossタイミングはEarly側にずれている。このような0−crossタイミングのずれは、直前のビットパターンからの影響によっている。
したがって、図13に示したFIRフィルタ117に備えられる各増幅器155〜158の係数C〜Cを調整することにより、上述したような0−crossタイミングのズレを小さくすることができる。例えば、図14に、FIRフィルタによる補正を適用した後の信号波形の例を実線で示した。
上述したようなFIRフィルタ117による補正を適用することにより、図14に示したように、Bデータに対応する量子化結果の分布範囲を、補正適用前の分布範囲に比べて狭くすることができる。なお、図14の例では、補正適用前の量子化結果の出現度数分布を破線で示し、補正適用後の量子化結果の出現度数分布を実線で示した。
図12に示した受信装置110では、FIRフィルタ117による補正適用後のBデータが位相検出部114に入力される。したがって、位相検出部114により、より精度の高い位相情報を検出することが可能である。
以上に説明した別実施形態は、様々な組み合わせで適用可能である。そして、いずれの組み合わせを適用した場合においても、データ判定用のADCおよびクロック復元用のADCとして少ないビット数のADCを用いながら、信号受信精度を維持することが可能である。
以上の説明に関して、更に、以下の各項を開示する。
(付記1)
データ伝送速度に対応する第1クロック信号に同期して、受信信号をサンプリングして得られるサンプル値と当該サンプル値の直前のサンプル値との差分を量子化する第1アナログ/デジタル変換器と、
前記第1クロック信号とは位相が異なる第2クロック信号に同期して、前記受信信号をサンプリングして得られるサンプル値を量子化する第2アナログ/デジタル変換器と、
前記第1アナログ/デジタル変換器の出力の変化に基づいて、前記受信信号で表される受信データを復元するデータ判定部と、
前記第2アナログ・デジタル変換器の出力と前記データ判定部で復元された受信データとに基づいて、前記受信信号の同期信号と前記第1クロック信号および前記第2クロック信号との位相ズレを抽出する位相検出部と、
前記位相ズレに基づいて、前記第1クロックおよび前記第2クロックの位相を調整する位相調整部と、
を備え、
前記受信信号は、Non−Return−to−Zero方式に従ってデータが表された送信信号に対応する
ことを特徴とする受信装置(1)。
(付記2)
付記1に記載の受信装置において、
前記データ判定部は、
前記第1アナログ/デジタル変換器の出力から前記差分の符号を抽出して出力する符号抽出部と、
前記差分の符号の変化に基づいて、対応するサンプリングタイミングにおける受信データのビット値を判定する0/1判定部と、
を備えた
ことを特徴とする受信装置。
(付記3)
付記1に記載の受信装置において、
前記データ判定部は、
前記第1アナログ/デジタル変換器の出力により、前記差分の絶対値が所定の閾値よりも大きいことが示されたときに、前記差分の符号を出力し、他の場合に、前記受信信号に変化がない旨の情報を出力する符号判定部と、
前記差分の符号の変化に基づいて、対応するサンプリングタイミングにおける受信データのビット値を判定する0/1判定部と、
を備えた
ことを特徴とする受信装置(2)。
(付記4)
付記1に記載の受信装置において、
前記位相検出部は、
前記第2アナログ/デジタル変換器のサンプリングタイミングを挟む2つのタイミングで前記第1アナログ/デジタル変換器で得られた前記差分に対応する前記データ判定部の判定結果に変化に基づいて、前記受信データのビット値について遷移の方向を検出する遷移検出部と、
前記遷移の方向と前記第2アナログ/デジタル変換器の出力とに基づいて、前記位相ズレの方向と大きさとを示す位相情報を生成する位相情報生成部と、
を備えた
ことを特徴とする受信装置。
(付記5)
付記1乃至付記4に記載の受信装置において、
前記第1アナログ/デジタル変換器の出力を用いて、前記第2アナログ/デジタル変換器の出力を補正する信号補正部と、
を備え、
前記信号補正部の出力を、前記位相検出部による位相ズレの検出に供する
ことを特徴とする受信装置(3)。
(付記6)
付記1乃至付記53のいずれか一項に記載の受信装置において、
前記データ判定部は、
入力されるデジタル値の符号を判定する符号判定部と、
i番目のサンプル値に対応して前記第1アナログ/デジタル変換器で得られた前記差分の量子化結果を、i−1番目のサンプル値に対応して前記符号判定部によって得られた判定結果を用いて補正する差分補正部と、
を備え、
前記差分補正部によって補正された量子化結果を前記符号判定部に入力する
ことを特徴とする受信装置(4)。
(付記7)
付記1乃至付記6のいずれか一項に記載の受信装置において、
前記第1アナログ/デジタル変換器および前記第2アナログ/デジタル変換器は、前記受信信号の電圧変化幅よりも小さい量子化範囲で量子化を行う
ことを特徴とする受信装置(5)。
101 送信装置
110 受信装置
111 δ−ADC
112 0−crossADC
113 データ判定部
114 位相検出部
115 位相調整部
116 クロック生成部
117 FIRフィルタ
121,122 サンプル/ホールド回路(S/H)
123,130,144,151〜154 遅延回路(Delay)
124,136,138,146,159 加算器
125 ADC
126 符号判定部
127 0/1判定部
128 遷移検出部
129 乗算器
131 比較器
132 ローパスフィルタ(LPF)
133 位相補間回路
134,135,145,155〜158 増幅器
137 周波数レジスタ
139 位相レジスタ
141,142 アンドゲート
143 NORゲート
160 セレクタ

Claims (4)

  1. データ伝送速度に対応する第1クロック信号に同期して、受信信号をサンプリングして得られるサンプル値と当該サンプル値の直前のサンプル値との差分を、当該差分が0である場合を中心点として前記受信信号の電圧変化幅よりも小さく設定された所定の範囲で量子化する第1アナログ/デジタル変換器と、
    前記第1クロック信号とは位相が異なる第2クロック信号に同期して、前記受信信号をサンプリングして得られるサンプル値を、前記受信信号で表される受信データのビット値の判定用の閾値を中心点として前記受信信号の電圧変化幅よりも小さく設定された所定の範囲で量子化する第2アナログ/デジタル変換器と、
    前記第1アナログ/デジタル変換器の出力の変化に基づいて、前記受信信号で表される受信データを復元するデータ判定部と、
    前記第2アナログ・デジタル変換器の出力と前記データ判定部で復元された受信データとに基づいて、前記受信信号から復元されるべきクロック信号と前記第1クロック信号および前記第2クロック信号との位相ズレを抽出する位相検出部と、
    前記位相ズレに基づいて、前記第1クロック信号および前記第2クロック信号の位相を調整する位相調整部と、
    を備え、
    前記受信信号は、Non−Return−to−Zero方式に従ってデータが表された送信信号に対応する
    ことを特徴とする受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置において、
    前記データ判定部は、
    前記第1アナログ/デジタル変換器の出力により、前記差分の絶対値が所定の閾値よりも大きいことが示されたときに、前記差分の符号を出力し、他の場合に、前記受信信号に変化がない旨の情報を出力する符号判定部と、
    前記差分の符号の変化に基づいて、対応するサンプリングタイミングにおける受信データのビット値を判定する0/1判定部と、
    を備えた
    ことを特徴とする受信装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の受信装置において、
    前記第1アナログ/デジタル変換器の出力を用いて、前記第2アナログ/デジタル変換器の出力を補正する信号補正部と、
    を備え、
    前記信号補正部の出力を、前記位相検出部による位相ズレの検出に供する
    ことを特徴とする受信装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の受信装置において、
    前記データ判定部は、
    入力されるデジタル値の符号を判定する符号判定部と、
    i番目のサンプル値に対応して前記第1アナログ/デジタル変換器で得られた前記差分の量子化結果を、i−1番目のサンプル値に対応して前記符号判定部によって得られた判定結果を用いて補正する差分補正部と、
    を備え、
    前記差分補正部によって補正された量子化結果を前記符号判定部に入力する
    ことを特徴とする受信装置。
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