JP5621831B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、平板状で均一に発光する光源を用いた発光装置に関する。
従来の導光体発光装置として、光源にLEDを使用し、絵や文字等の凹凸が形成された発光パタンを有する導光板を備え、光源を導光体に嵌め込み、あるいは密着させて取り付けた導光体発光装置がある。
また、有機EL素子をエッジライト光源に用い、光源とアクリル導光板とを効果的に組み合わせる方式で光漏れの少ない薄型発光装置を得ようとするものがある。
特開2000−149606号公報 特開平10−50124号公報
従来の光源を導光体に嵌め込み、あるいは密着させて取り付けた発光装置は、構成上、使用者が装置外部から観察した際に光源イメージが視認されやすい課題がある。ここで、光源イメージとは、光源の位置、形状等を指す。
また、有機EL素子をエッジライト光源に用いた薄型の発光装置は、有機EL素子の配光角度が大きい、つまり高配光であるため、装置外部から観察した際に導光板へ進まない光が視認され、光源位置が確認されやすい課題がある。また、光源からの光が全て導光板へ入るようにリフレクタ等の導光手段や反射手段を設けると、発光装置の透明性が低下する課題がある。
そこで、上述の課題を解決するため、本発明は、光源の位置、形状が発光時、非発光時ともに視認されづらく、かつ透明性が高い発光装置を得ることを目的とする。
本発明に係る発光装置は、上面に凹部が形成され、透光性を有する下側導光体と、凹部に配置され、上方向に光を均一に照射する平板状の光源と、下側導光体の上面に光源を挟み込むように設けられ、光源の上面との間に間隔を設けて光源と対向する平坦な底面を有し、かつ、透光性を有する上側導光体と、を備える。
本発明に係る発光装置によれば、光源の位置、形状が発光時、非発光時ともに視認されづらく、かつ透明性が高いため、不快な輝度むらが無く、意匠性の高い発光装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る発光装置の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る光源の1例を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1に係る発光装置の試作装置外観を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る光源からの光が発光装置中をどのように進むかを示す概略図である。 本発明の実施の形態1に係る発光装置の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る発光装置の変形例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る発光装置の変形例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る発光装置を示す拡大図である。
実施の形態1.
本実施の形態1に係る発光装置を図1〜図5を用いて説明する。
図1は本発明に係る発光装置の斜視図であり、(a)は組み立て前の図、(b)は組み立て後の図を示す。
発光装置100は、平板状の光源4の上下を、正面視で下側部分が無い略楕円形状の上側導光体1と、上側導光体1の下端とほぼ段差なくつながるような形状の下側導光体5とで挟み込むように組み立てられる。上側導光体1および下側導光体5はそれぞれ透光性を有し、具体的にはアクリルやポリカーボネートなどの透明樹脂材料、あるいは、透明のガラス材料で形成される。
上側導光体1の面の内、光源4と対向する上側底面2は、表面に微細凹凸が無い平坦状に、かつ、鏡面状に研磨等の加工が施されている。また、上側導光体1の上側正面18aおよび上側背面18bは平坦面となっており、これらの面を通して上側導光体1の向かい側の領域をはっきり見ることができる。また、略楕円形状に湾曲した上側側面3は微小凹凸の拡散パタンが形成されている。
下側導光体5の下側正面19aおよび下側背面19bは上側と同様に平面となっており、また、上側側面3とほぼ段差無くつながるようデザインされた下側側面8も上側と同様に拡散パタンが形成されている。また、光源4を挟んで上側底面2と対向する下側上面は、光源4を配置するための凹部が形成された光源配置面7と、上側底面2と接触して上側導光体1を支持する接触面6を有する。光源配置面7から接触面6までの高さ寸法、つまり光源配置面7から上側底面2までの高さ寸法は、光源4の高さ寸法よりも大きく、光源4の上面から上側底面2までを所定間隔を保ち空気層ができるように構成されている。なお、上側底面2の幅と下側上面の幅は略同一となっている。
次に、光源4について図2を用いて説明する。
図2は、光源4の概略断面図であり、(a)は片面発光タイプのもの、(b)は両面発光タイプのものになる。
光源4は平板状で均一に面発光する光源であれば種類は問わないが、例えば薄型軽量を特徴とする平板状の有機EL素子が用いられる。図4(a)に示す片面発光タイプの光源4aは発光表面となる薄い透明ガラス20に透明電極21を設け、透明電極21と金属電極23の間に有機発光材料層22を設けて、周囲を透光性封止材料24で封止した構成である。この際、有機発光層22の屈折率がおよそn=1.6〜1.8程度、透明電極21はおよそn=2.0〜2.2、透明ガラス20はn=1.49〜1.8程度であり、光取出しを考慮した発光効率の良好なものでは有機発光層22に近いn=1.8程度の材料を用いる場合が少なくない。また、図4(b)に示す両面発光タイプの光源4bは、有機発光層22を透明電極21で挟み、両面に発光表面となる薄い透明ガラス20を設け、側部を透光性封止材料24で封止した構成である。
前述のように構成された光源4aおよび光源4bは薄型であり、厚さ数百μm〜数mm程度のものを用いることができる。光源4が薄ければ薄いほど後述するように装置外部から見込んだ光源イメージを無くすことができ、さらに平面光源を配置する光源配置面7をかなり薄い凹部で形成できるため、同様に光源配置部として必要な領域を極力小さくすることができる。
なお、光源4は長期に渡り平面性を維持できるもの(空隙寸法を一定に維持できるもの)であれば、例えば、無機EL、薄型平面放電灯、LEDと導光板とを組合せた超薄型面発光源、透光性樹脂材料ベースの有機ELなどを用いてもよい。
次に、本実施の形態に係る発光装置100を外部から観察した際の見え方について説明する。
図3は実際に製作した発光装置100の試作品の図であり、(a)は下側導光体5の光源配置面7に光源4を設けた図、(b)は(a)に上側導光体1を設け、光源4が消灯状態の発光装置100の図、(c)は、光源4が点灯状態の発光装置100の図、(d)は上側底面2付近の拡大図である。
図3は上側導光体1および下側導光体5にアクリル材料を用い、光源4にガラスベースの薄型有機EL光源を用いた発光装置100の試作装置である。上下導光体を組合せた際の寸法が高さ318mm、幅(直径)350mm、底面から導光体分割位置までの高さ61mm、奥行き100mmであり、平面光源に有機EL光源(サイズ287×74×2.3mm、色温度4900K、光源中心輝度2700nit)を用い、空隙(光源との隙間)を0.2mmとしたものである。
実際の装置は、図3(a)に示すように、まず下側導光体5の光源配置面7に光源4を配置し、光源4が接触面6よりも下方となり、後に組み立てる上側導光体1の上側底面2との間に確実に間隔を有するように光源4の位置調整をする。この際光源4を光源配置面7に接着して固定してもよい。なお、光源4には家庭用コンセントなどの外部電源からの電力供給を受けるための図示しない差込プラグを有する電源線16が接続されており、下側導光体5には電源線16用の溝が設けられている。
その後、図3(b)に示すように下側導光体5の接触面6上に上側導光体1を設けて発光装置100を組み立てる。この際接触面6と、接触面6と対向する上側底面2とを接着して固定してもよい。その後光源4を点灯させると、図3(c)や図3(d)のように上側底面2の下方に光源4が存在する様子は全く認められない。さらに、光源イメージの無い状態で上側側面および下側側面からほぼ一様に光を放つため、照明空間の演出性に優れたこれまでにない特徴的な外観や照明機能を有する。
なお接触面6は平坦面でもよいが、微小凹凸(図3では細かいシボ)を付加することで、その表面で乱反射する光が、平面光源と導光体入光面との間の空隙で乱放射される光の状態を質的にほぼ等しくできる。そのため、外部から発光装置100を見た際に、図3の(a)〜(c)のように接触面6および光源配置面7の存在がより視認しづらくなる。
次に、図3にて光源4が見えない理由として、発光装置100の中を進む光の観点から説明する。
図4は、光源からの光が発光装置中をどのように進むかを示す概略図であり、(a)は発光装置の正面断面図、(b)は側面断面図、(c)は光源と上側底面との間に間隔が無い場合の拡大断面図、(d)は光源と上側底面との間に間隔を有する場合の拡大断面図を示す。
図4(a)は、光源4から発せられ、上側導光体1および下側導光体5を進む光線の例A1〜A3を示した図である。また、図4(b)は、側面視で光源4から発せられ、上側導光体1および下側導光体5を進む光線の例A4を示した図である。
まず、光源4から発せられる光の例として、光線A1のように上側側面3から外に出る光がある。
この際、上側導光体1の上側正面18aおよび上側背面18bは平坦な面となっている。これにより光源4から発せられた光は光線A4に示すように上側正面18aおよび上側背面18bで、大半が全反射しながら装置上方に進みつつ、上側側面3に入射した光は上側側面3に形成された、微小シボやディンプル、半透光性の塗料印刷などによる微小凹凸の拡散パタン17の条件に依存する。つまり、側面形状(正反射や凹凸パタン面での透過反射など)に従い反射し導光体内を進行し、一部の光は導光体外部に発光する。
一方で光線A2に示すように、上側側面3の微小凹凸状の拡散パタン17により光が内部反射し、再び上側導光体1内を通過した後下側導光体5へ進む光もある。ここで、下側導光体5の下側正面19aおよび下側背面19bも上側正面18aおよび上側背面18b平坦な面となっているため、大半が全反射しながら装置下方に進むこととなる。さらに、下側導光体5の内部を進み、下側側面8に形成された微小凹凸の拡散パタン17で散乱し外部に放射される光線A3のような光もある。
なお、上側底面2の幅と下側上面の幅は略同一となっているため、上側導光体1内を通過した後下側導光体5へ進む光が上側底面2から漏れることは無い。
次に、図4(c)および(d)を用いて、光源4と上側底面2との間の間隔がある場合と無い場合の光の進み方の違いを説明する。
光源4と上側底面2との間隔がない場合は、図4(c)に示すように光源4と上側導光体1とが接触しているため、上側導光体1と光源4との屈折率の違いに応じスネルの法則に従って光線が媒質中を進む(光線B)。ここで、光源4に用いた有機ELの透明ガラス20の屈折率(発光部表面ガラスが高屈折率ガラス(n1=1.8)の場合)と上側導光体1を形成するアクリル材料(屈折率がn2=1.49の場合)との屈折率差を考慮すると、入射光が境界面を通過せず、すべて反射する全反射の現象が起きる角度である全反射角度θaは55.9°になる。全反射角度θa以上の角度で入射した光は光線Cに示すように、上側導光体1に進むことなく上側導光体1と光源4との境界面である上側底面2で反射される。しかし光源4と上側導光体1とが接触している場合は全反射角度θaが大きく、つまり大半の光が上側導光体1へ進むため、外部から発光装置100を観察した際には光源4が視認されやすくなる。
また、透明ガラス20に屈折率n=1.49程度の汎用ガラスを用いた場合は、全反射は起こらずに全光線が上側導光体1を通して進むため、外部から発光装置100を観察した際はさらに光源4が視認されやすくなる。
一方、光源4と上側底面2との間に空隙(空気層n0)がある場合には屈折率の関係はn1>n0となるため、例えばn0=1.0、n1=1.8とした場合には全反射角度θbは33.7°(n0=1.0、n1=1.49の場合はθb=42.2°)になり、それ以上の角度で入射した光は上側底面2で反射され、(光線F)それ以下の入射角度の光線は上側導光体1を進む(光線E)。すなわち図4(d)は図4(c)の構成に比較して、直接上側導光体1に入射させる光強度を低く抑えることができる。そのため、装置外側から光源4が配置されている光源配置面7を見込んだ場合には、直接上側導光体1に入射する光が弱められているため、光源4の形状や位置などの光源イメージが強く視認されることがない。これにより、輝度むら含め光源イメージが見えない、あるいは、導光体の中にある光源4の存在を意識させない意匠的に風変わりな発光装置100を得ることができる。なお、光源4に用いる有機ELの透明ガラス20を発光材料層と同程度、あるいはそれ以上の屈折率(n>1.7)とした場合について説明したが、屈折率の条件を満たせばガラス以外の硬性透光性材料でも良い。
以上のように光の屈折・反射を利用する構成により、光源4を挟み上側側面3と下側側面8とから同時に発光させることができる。なお、図2(b)に示したような両面発光型の光源4bを用いることで、直接光源4bから下側導光体5へ直接光を入射させることも可能である。なお、図4(b)にて説明したように上側導光体1に入射した光は、基本的には上側導光体1の上側底面2及び上側側面3以外の面、つまり上側正面18aおよび上側背面18bで全反射して上方へ進む成分が多く、一方、外部からその広い面を見込んだ際にはその領域からは僅かな発光があるものの、基本的には発光量が少なく、外部から上側正面18aを眺めた場合には透明で、対向する上側背面18bの後ろの空間を見ることができる。したがって観察者には空間に対する奥行感を保たせながら、主な出光面である上側側面3および下側側面8からの発光でその周囲を演出的に照明することができる。
なお、表面拡散パタン17は必ずしも側面全体に一様に施す必要はなく、所望する演出照明次第では例えば細かい千鳥状、あるいは離散的に配置するなどしてよい。この際、パタンを設けていない領域は平面になり、平面域に入射した光は正反射を生じやすく、導光体内部で正反射を繰り返して進み、下側導光体に入射し、下側導光体からの発光に寄与する成分を多くすることもできる。なお導光体表面に一切、拡散パタンが無い場合にも導光体と空気界面との屈折作用により発する光があり、発光光束自体は低いものの柔らかい光を放つ装置とすることができる。
また、光源4が消灯時においても、上側導光体1の材質は透光性を有し、空気よりも屈折率が高く、また、上側底面2は凹凸の無い平坦な面であるため、外部照明光や太陽光などが発光装置100内を通過しても、上述の上側導光体1から装置外部(空気層)へ進む光や透明ガラス20から空気層へ進む光と同様に、上側底面2にて全反射が起こりやすくなる。そのため、光源4が消灯時の発光装置100を外部、特に光源4配置位置よりも上方から観察した場合でも、内部に収容されている光源4を見ることはできない。
なお、上側底面2に凹凸があると、上側底面2で全反射して外へ出られなかった光は様々な方向に乱反射されるため、光源4は視認されやすくなる。そのため光源4は上側導光体1に凹部を設けて配置されずに、下側導光体3に凹部を設けて配置される。また、上側底面2は肉眼では平坦であるように見えても実際は微細な凹凸がある場合もあるため、より一層平坦にして全反射を起こしやすくするために鏡面状に加工すると良い。
以上のように本実施の形態に係る発光装置100は、平板状で均一に発光する光源4と、光源4の周囲を覆う透光性を有し、空気よりも屈折率の高い材質で形成された上側導光体1および下側導光体3を備え、光源4からの光が入る入光面に相当する上側底面2が凹凸の無い平坦な面であるとともに、光源4と上側底面2との間にほぼ一定寸法の空気層ができるように光源4を上側底面2と間隔を有して配置して、空気層により光路に屈折率差を生じさせることで、光源4から発する光のうち、上側底面2で反射させる光の比率を高くさせ、発光装置100の外観を観察した際に光源4の位置や形状を視認させづらくすることができる。また、上側底面2が凹凸の無い平坦な面であるため、光源4が消灯時においても光源4の位置や形状を視認させづらくすることができる。光源4の位置、形状が発光時、非発光時ともに視認されづらく、かつ透明性が高いため、不快な輝度むらが無く、意匠性の高い発光装置100を得ることができる。
また、上側側面3および下側側面8に付加する拡散パタン17のパタン密度を位置的に調整することで、光源部周辺の輝度均一化を図ることができ、さらに意匠性を良好にすることができる。
また、下側導光体5は上面の一部が光源4を配置する凹部が形成された光源配置面7であり、上側導光体1は光源4と間隔を有し対向する凹凸の無い平面状の上側底面2を有し、上側導光体1の上側底面2と下側導光体5の接触面6とを接触させて光源4を挟み込む構成とすることで、光源4の着脱性がよく、光源4の交換やメンテナンスが簡便な発光装置100を得ることができる。さらに上側底面2を平坦にするための加工性が向上する。なお、この場合は上側導光体1および下側導光体3を一体に形成しても良い。
また下側導光体の接触面6の短辺側の一端を、光源配置面7と同平面としても良く、これにより光源4のスライド着脱が可能となる。光源4の交換が容易になることで、例えば使用者によって光色の異なる複数の光源4を簡単に差し替え装着することができ、照明空間の色温度などを自在に変更することが可能となる。
また、本実施の形態1で示したように、薄型で均一発光する光源4として薄さや良好な発光効率を特徴とする有機EL光源を用いることで、光源4の存在を意識させない、つまり発光時、非発光時ともに光源4の位置や形状などの光源イメージを視認させづらくすることができる。上述したように有機ELとしてはフレキシブル状(柔軟材料)のものでも構わないが、安定した光源平面性を維持するには従来のガラスなどの硬性材料をベース基板とするもが好ましい。
また、上側底面2の幅と下側上面の幅が略同一となっているため、上側導光体1内を通過した後下側導光体5へ進む光が上側底面2から漏れること無く下側導光体1へ進むため、光源4の発光面より下方の導光体からも光が出射される。また、上側底面2が発光することで光源イメージを視認させやすくすることが無い。
また、上側導光体1の上側側面3を湾曲形状にしたことで、端部に大きな鋭角部がなく、光損失が少なくすることができるため、より多くの光を照明光として用いることができる。また、上側側面3および下側側面8から出る光の輝度も輝度むらも少なくほぼ一様のものとすることができる。
また、光源4として、消灯時に透光性を保ち、点灯時のみある色光で両面発光する光源4を用いることで、消灯時、点灯時問わず光源イメージを視認させづらい発光装置100を得ることができる。例えば図2(b)に示した両面発光タイプの光源4bを用いることで、発光時には上下全方向に光が放射されるため、装置の主発光面の輝度の高い発光装置100を得ることができる。
また、光源4と下側導光体3との間の空隙層の有無は、本装置を下側導光体3の方向から観察することが無ければ、光源イメージの認識度合いに対する影響はさほど大きくない。とくに下側導光体3を強く発光させたい場合には、平面光源表面と下側導光体表面とを密着させるように構成するとよく、それらと同等レベルの屈折率を持つ樹脂層を介在させてもよい。
また、光源4を例えば複数発光層を調光して色合いを作るようなタイプの有機EL色可変光源で構成することで、たとえば周囲環境に合わせた光源イメージレスでありながら時間的調色変化を可能とする装置を実現することができる。
次に、本実施の形態1に係る発光装置の変形例について図5〜図7を用いて説明する。
図5は発光装置100の変形例を示す斜視図である。
なお、発光装置100やそれに組み込む光源4は必ずしも実施の形態1中に図示した形状である必要がなく、例えば図5に示すように光源4を正方形状、あるいは円板状のものとし、光源4を配置する下側導光体3及び上側導光体1を組み合わせた形を球形にしても良い。これにより、発光装置100をアクセサリや電球の代わりとしても使用することができる。なおこれ以外にも導光体の形を楕円形、円筒などとしてもよいことは言うまでも無い。さらにそれら形状の導光体上に所望の発光パタンを与えるように拡散パタン17(シルクドット印刷、凹凸加工など)を備え持たせてもよい。
図6は照明装置100を壁面設置のブラケットとして用いる場合の概要図であり、(a)は照明装置100を設置した照明空間の概要図、(b)は上側側面3を平面にした斜視図、(c)は上側側面3を湾曲面にした斜視図、(d)は壁面上に下側導光体5を配置した場合の断面図、(e)は下側導光体5の一部を設置面15裏側に配置した場合の断面図である。
なお、本実施の形態1に係る発光装置100により、外部からは光源イメージ(光源形状や光源位置)が見えず、全体に柔らかな光を発する風変わりな発光装置を得ることができる。そのため、これまでにない照明空間を演出することができるが、本装置の用途(設置空間)は特に限定されるものではない。例えば図6に示すように照明装置100を室内に設置し、ブラケットのように使用しても良い。この際、上側側面3の形状は図6(b)に示す平面や図6(c)に示す湾曲面で形成され、いずれの場合にも直接光源イメージを見せることなく、むしろ光源4の存在を意識させない鏡面状に見せる効果を備え持つ。また、設置する設置面15の状態により、図6(d)のように壁面上に設置してもよく、図6(e)のように下側導光体5の一部を設置面15内に埋設して設置しても良い。なお、導光体の上下は光源4の発光面に対しての上下で示している。
図7は照明装置100をアプローチ灯として用いる場合の概要図であり、(a)は照明装置100を設置した空間の概要図、(b)は照明装置100の構成を示す断面図である。
また、本実施の形態1に係る発光装置100の用途の例として、図7(b)に示すように上側導光体1と下側導光体5の組を2組備え、それぞれに光源4を設けアプローチ灯とし、図7(a)のように屋内あるいは屋外の通路を演出する照明に用いても良い。この際、1組目の下側導光体5と2組目の上側導光体1との間に特有の発光状態を作り出すことを目的とした空洞(空気層)を構成する内部意匠面14を形成することで、下側の光源4からの光と上側の光源4からの光が反射、あるいは、透過する界面となり、光源イメージレスでありながら、空間演出に優れた特徴的な配光や輝度分布を与えることができる(図中G1、G2は内部意匠面で屈折して進む光線例)。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る発光装置について図8を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様の箇所については同一の符号を付しその説明を省略する。
図8は本発明の実施の形態2に係る発光装置100bの概略図である。
透光性パタン11は、上側導光体1と平面光源4との間に設けた僅かな空隙に、それら空隙を埋めるように上側導光体1あるいは光源4上に配置される。透光性パタン11は例えば印刷等により構成され、透光性で、ある特定の意匠パタンを有し、光源4の表面媒質の屈折率より大きい屈折率材料からなる凸部を有する。このように透光性パタン11を構成することで、透光性パタン11の凸部を通して上側導光体1側により強く光を通すことができ、発光装置100b外側から見ると凸パタンが浮き出て見えることになる。したがってこの凸部で文字や意匠パタンを形成することで、意匠パタンとしてそれらを浮き上がらせることが可能になる。図6右下の点線内で示したのは凸パタンの集合体で文字「A」を構成した場合に、光源4からの光が入光する上側底面2を外部から見込んだ際に知覚される発光イメージである。
以上のように、本実施の形態2では、実施の形態1で得られる効果に加え、上側導光体1と光源4との間に設けた僅かな空隙に、それら空隙を埋める、ある特定意匠を有する透光性パタン11を上側導光体1あるいは光源4上に備えることで、光源点灯時に透光性パタン11の発光強度を保つことができる。このため、外部から光源4を覗き込んだ際に、実際の光源イメージは見えないものの特定の意匠(文字、模様など)を視認可能な装置を得ることができる。
1 上側導光体 2 上側底面 3 上側側面 4 平面光源 5 下側導光体 6 接触面 7 光源配置面 8 下側側面 10 高屈折率層 11 透光性パタン 14 内部意匠 15 設置面 16 電源線 17 拡散パタン 18a 上側正面 18b 上側背面 19a 下側正面 19b 下側背面 20透明ガラス 21透明電極 22有機発光層 23金属電極 24封止材料 100 発光装置

Claims (11)

  1. 上面に凹部が形成され、透光性を有する下側導光体と、
    前記凹部に配置され、上方向に光を均一に照射する平板状の光源と、
    前記下側導光体の上面に前記光源を挟み込むように設けられ、前記光源の上面との間に間隔を設けて前記光源と対向する平坦な底面を有し、かつ、透光性を有する上側導光体と、を備えたことを特徴とする発光装置。
  2. 前記下側導光体の上面よりも下方に前記光源を配置したことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記光源が発光表面にガラスまたは透光性硬質樹脂を用いた有機EL光源であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記下側導光体の上面の幅と前記上側導光体の底面の幅が略同一であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の発光装置。
  5. 前記上側導光体の底面が鏡面状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の発光装置。
  6. 前記下側導光体の接触面の短辺側の一端を、光源配置面と同平面としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の発光装置。
  7. 前記上側導光体および前記下側導光体の正面および背面が平坦な形状からなり、前記上側導光体および前記下側導光体の側面に微小の凹凸を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の発光装置。
  8. 前記上側導光体の底面と光源透光性を有し、前記光源の表面材料よりも大きい屈折率を有する凸部を前記上側導光体の底面と前記光源との間隔に備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の発光装置。
  9. 前記光源は点灯時に両面発光することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の発光装置。
  10. 前記光源に色可変光源を用いたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の発光装置。
  11. 平面状の光源と前記光源の全周囲を覆う透光性を有する導光体とを備え、前記導光体の少なくとも前記光源の出光面に対向する表面が平坦面であるとともに、前記光源と前記導光体の前記平坦面との間にほぼ一定寸法の空隙を備えたことを特徴とする発光装置。
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