JP5620856B2 - スピーカー装置 - Google Patents

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Description

この発明は、特に楽音等における低周波波形の忠実な再生を考慮したスピーカー装置に関するものである。
一般に、スピーカー装置は、振動板、コイル、マグネット及びフレームから成るスピーカーユニットを、箱型や球状の筐体に振動板が正面に向くように取り付け、スピーカーユニットにより電気信号を振動板の振動に変換して音を再生するものとされ、筐体の背面は閉じられた構造となっている。
このような構造のスピーカー装置では、スピーカーユニットの振動板の背面から輻射された音波が筐体の壁面で反射され、振動板の背面に圧力を加え、音響インピーダンスのリアクタンス分を増加させるので、振動板の正面から放射される音圧が周波数によって変化し、位相特性も大きく乱れ、高忠実度再生が阻害されるという問題がある。
上記問題の改善を図ったスピーカー装置として、下記特許文献1(段落0074−0078、図27)には、図10に示すものが記載されている。このスピーカー装置は、スピーカーユニット51を、設置面G上に支持台52により直立させて支持される円筒状の筐体53の上端部に、振動板54が上方へ向くように取り付けたものとされている。
このスピーカー装置では、振動板54の下側に位置するマグネット55の背面から下方へ棒状錘56を延設し、棒状錘56の外周のほぼ全体を円筒形状のウレタンチューブ57で包囲し、これにガラス繊維の吸音シート58を巻き付け、さらにその最上部に、グラスウールやフェルトの吸音材59を巻き付けて、これを筐体53内に充填している。
特許第3484143号公報
しかしながら、図10のようなスピーカー装置では、音質を微妙に調整して設定することができず、また、製造に際し、吸音材58,59を棒状錘56の周りに巻き付けた状態に保持するため、糸で縛る等の作業が必要となり、手間がかかるほか、量産する際、吸音材58,59を均一に巻き付けて、音質を安定させるのが難しいという問題がある。
また、持ち運びに際し、手荒く扱うと、棒状錘56が上端部を中心に揺動して、これに伴い発生する振動や衝撃により、スピーカーユニット51等が破損するおそれもある。
そこで、この発明は、音質の調整及び製造作業を容易に行うことができるようにし、また、運搬時の振動や衝撃による破損を防止することを課題とするものである。
上記課題を解決するため、この発明では、電気信号を空気振動に変換して音を再生するスピーカーユニットを、鉛直方向に向けて設置される筒状の筐体の上端部に振動板が上方へ向くように取り付けたスピーカー装置において、前記スピーカユニットの背面側から下方へ延びる支持棒に、弾性を有するスポンジ状の芯部吸音材を上部から下部まで多数枚積層して挿通し、前記筐体の内部に、上下に連通する空間を確保しつつ、芯部吸音材を支持棒と共に挿入し、筐体の下端部に、内部空間を外部に開放する保持部材を嵌めて、保持部材により芯部吸音材を下方から受け止め、支持棒の下端部と保持部材とを緩衝部材を介して係止したのである。
また、前記芯部吸音材として、放射状に延びる複数の腕部を備えた星形吸音材と、その腕部の先端より小径の小円形吸音材とを組み合わせて使用したのである。
さらに、前記芯部吸音材として、星形吸音材及び小円形吸音材に加え、前記筐体の下部側に、上下に貫通する複数の開口部を有する大円形吸音材を挿入し、この大円形吸音材が筐体の内周に包囲されるようにしたのである。
この発明に係るスピーカー装置では、芯部吸音材の形状や向き、積層する数、材質等を種々変更することにより、音質を容易に調整して設定することができ、従来のように、吸音材を巻き付けて糸で縛る等の作業が不要となるので、製造時のばらつきが生じることがなく、作業性に優れ、良好で安定した音質が得られる。
また、支持棒の下端部を、筐体の下端部に嵌めた保持部材に緩衝材を介して係止しているので、設置場所の変更等に伴い持ち運ぶ際、支持棒が激しく揺動することがなく、スピーカーユニット等の損傷が防止され、手軽に運搬することができる。
この発明の実施形態に係るスピーカー装置の概略斜視図 同上の縦断面図 (a)星形吸音材を示す斜視図、(b)小円形吸音材を示す斜視図,(c)大円形吸音材を示す斜視図 同上の芯部吸音材の積層過程を示す斜視図 同上の筐体への挿入過程を示す斜視図 同上の組立状態での上部拡大縦断面図 同上の下部の組立過程を示す斜視図 同上の組立状態での下部拡大縦断面図 芯部吸音材の他の実施形態を示す斜視図 従来のスピーカー装置を示す一部切欠斜視図
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
このスピーカー装置は、図1及び図2に示すように、スピーカーユニット1を、鉛直方向に向けて設置される円筒状の筐体2の上端部に取り付け、この筐体2を、3本の脚体3aを有する支持台3により、グランドとなる床やラック等の設置面上に支持するものとされている。
スピーカーユニット1は、振動板4をフレーム5で支持し、振動板4の中心部の背面側にコイルとマグネット6とを備え、コイルに入力された電気信号を、コイルとマグネット6との相互作用により振動板4の振動に変換して、音を再生するものであり、音場空間を広く確保するため、振動板4が上方へ向くように筐体2に取り付けられている。
マグネット6の中心部には、組立状態で下方へ向けて延びるように、金属製ねじ棒である支持棒7の上端部がねじ込んで固定されている。支持棒7には、弾性を有するウレタンフォーム等から成るスポンジ板状の芯部吸音材8が、その中央部に設けた軸穴8aを利用して、上部から下部まで多数枚積層して挿通されている。
芯部吸音材8としては、図3(a)に示すように、放射状に延びる複数の腕部を備えた星形吸音材9と、図3(b)に示すように、星形吸音材9の腕部の先端より小径の小円形吸音材10と、図3(c)に示すように、上下二層の大径部間が括れた大円形吸音材11とが組み合わせて使用されている。
大円形吸音材11の外周部寄りには、上下に貫通する複数の丸穴の開口部11aが周方向に並べて形成されている。開口部11aの外側には、スピーカーユニット1から下方へ延びるリード線Cを挿入する切込が入れられている。
星形吸音材9と小円形吸音材10とは、図4に示すように、支持棒7に交互に重ねて挿通され、このように積層された芯部吸音材8は、組み立てに際し、図5に示すように、支持棒7と共に筐体2内に挿入される。
このとき、図5及び図6に示すように、筐体2の上端部には、スピーカーユニット1を嵌合保持するため、短円筒状の取付部材12が嵌められ、取付部材12の溝部とフレーム5に設けられたフランジ13の間には、ゴム製の緩衝部材14が嵌められる。
また、フレーム5の上端のフランジ13の上方には、振動板4を保護するため、ドーム状のメッシュ部分を有する保護カバー15が被せられ、保護カバー15は、外周部の爪により、取付部材12に係止される。
一方、筐体2の下端部では、図7及び図8に示すように、大円形吸音材11が支持棒7に挿通されている。筐体2の下部内周には、その一部として接続筒2aがスポンジ等の緩衝部材2bを挟んで止ねじ2cにより固定され、筐体2の下端部と支持台3とは、接続筒2aを支持台3の開口部に螺合させて接続されている。
筐体2の内周には、図2、図6及び図8に示すように、上端側から下端側へかけて、周部吸音材16が円筒状に張設され、芯部吸音材8の大円形吸音材11は、接続筒2aに内接している。
筐体2の下端部には、保持部材17が嵌められ、図7及び図8に示すように、保持部材17は、中央側のボス部と外周側のリング部を繋ぐスポーク間に開口部17aを備えたものとされている。そして、芯部吸音材8は、保持部材17により下方から受け止められ、支持棒7の下端部と保持部材17とがゴム製の緩衝部材18を介して係止されている。
この係止部においては、保持部材17のボス部から下方へ突出した支持棒7を、緩衝部材18の中央の穴に挿通し、緩衝部材18から下方へ突出した支持棒7にワッシャ19を嵌め、ナット20をねじ込んで締め付けている。
そして、図1及び図2に示すように、支持棒7の下端部へのナット20のねじ込みにより、緩衝部材14,18に圧縮力が付与された状態で、スピーカーユニット1と筐体2とが一体化されている。この組立状態において、筐体2の内部には、上下に連通した空間が確保され、この内部空間は、保持部材17の開口部17aを介し外部に開放される。
ここで、芯部吸音材8としては、図9に示すように、例えば、小円形吸音材10とこれより小径の円筒形吸音材21とを交互に重ねて支持棒7に挿通したもの等、種々の積層態様のものを使用できる。
また、芯部吸音材8の各部材に、外周から軸穴8aに達する切込を入れ、この切込を介して支持棒7に芯部吸音材8の各部材を外径方向から挿通できるようにし、積層態様を容易に変更できるようにしてもよい。
上記のようなスピーカー装置では、芯部吸音材8の形状や向き、積層する数、材質等を種々変更することにより、音質を容易に調整して設定することができ、従来のように、吸音材を巻き付けて糸で縛る等の作業が不要となるので、製造時のばらつきが生じることがなく、作業性に優れ、良好で安定した音質が得られる。
また、支持棒7の下端部を、筐体2の下端部に嵌めた保持部材17に緩衝部材18を介して係止しているので、設置場所の変更等に伴い持ち運ぶ際、支持棒7が激しく揺動することがなく、スピーカーユニット1等の損傷が防止され、手軽に運搬することができる。
1 スピーカーユニット
2 筐体
2a 接続筒
2b 緩衝部材
2c 止ねじ
3 支持台
3a 脚体
4 振動板
5 フレーム
6 マグネット
7 支持棒
8 芯部吸音材
8a 軸穴
9 星形吸音材
10 小円形吸音材
11 大円形吸音材
11a 開口部
12 取付部材
13 フランジ
14 緩衝部材
15 保護カバー
16 周部吸音材
17 保持部材
17a 開口部
18 緩衝部材
19 ワッシャ
20 ナット
21 円筒形吸音材
C リード線

Claims (3)

  1. 電気信号を空気振動に変換して音を再生するスピーカーユニット(1)を、鉛直方向に向けて設置される筒状の筐体(2)の上端部に振動板(4)が上方へ向くように取り付けたスピーカー装置において、前記スピーカユニット(1)の背面側から下方へ延びる支持棒(7)に、弾性を有するスポンジ状の芯部吸音材(8)を上部から下部まで多数枚積層して挿通し、前記筐体(2)の内部に、上下に連通する空間を確保しつつ、芯部吸音材(8)を支持棒(7)と共に挿入し、筐体(2)の下端部に、内部空間を外部に開放する保持部材(17)を嵌めて、保持部材(17)により芯部吸音材(8)を下方から受け止め、支持棒(7)の下端部と保持部材(17)とを緩衝部材(18)を介して係止したことを特徴とするスピーカー装置。
  2. 前記芯部吸音材(8)として、放射状に延びる複数の腕部を備えた星形吸音材と(9)、その腕部の先端より小径の小円形吸音材(10)とを組み合わせて使用したことを特徴とする請求項1に記載のスピーカー装置。
  3. 前記芯部吸音材(8)として、星形吸音材(9)及び小円形吸音材(10)に加え、前記筐体(2)の下部側に、上下に貫通する複数の開口部(11a)を有する大円形吸音材(11)を挿入し、この大円形吸音材(11)が筐体(2)の内周に包囲されるようにしたことを特徴とする請求項2に記載のスピーカー装置。
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