JP5620661B2 - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents
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Description
(1)第1実施形態
図1は、第1施形態に係る情報処理装置1のハードウェア構成を表したブロック図である。この情報処理装置1は、例えば携帯電話機、無線LAN(Local Area Network)端末、PDA(Personal Digital Assistants)、またはパーソナルコンピュータのような情報処理を行う情報処理装置であり、図1では携帯電話機の構成を例示している。情報処理装置1は、制御部10、記憶部11、表示部12、操作部13、無線通信部14、音声処理部15及びインターフェース16を有している。これらの各部がバス17を介して互いに接続されている。
図に示すように、情報処理装置1の機能は、処理実行部21、処理内容取得部22、一次保存制御部23、連続性判断部24、二次保存制御部25、一次保存領域111及び二次保存領域112を含んでいる。これら機能のうち、処理実行部21、処理内容取得部22、一次保存制御部23、連続性判断部24及び二次保存制御部25は、主に、制御部10のCPUがRAMをワークエリアとし、ROMに記憶された制御プログラムを実行することによって実現される。ただし、処理実行部21は、制御部10のほか、音声処理部や無線通信部などによっても実現される。また、一次保存領域111及び二次保存領域112は、前述した制御部10のRAMと、記憶部11とによってそれぞれ実現される。
図3A、図3Bは、情報処理装置1の動作を示すシーケンス図である。
図3Aにおいて、処理内容取得部22は処理実行部21の処理内容を常時監視しており、ログデータを保存すべき処理が行われた際に、その処理内容を処理実行部21から取得する(ステップS1)。次に、処理内容取得部22は、処理実行部21から取得した処理内容からログデータを生成し、連続性判断部24へ受け渡す(ステップS2)。連続性判断部24は、ログデータを受け取ると、二次保存領域112に保存されている最新の第1の旧ログデータに付加された保存日時(TS0とする)と、それよりも時間的に1つ前の第2の旧ログデータに付加された保存日時(TS#とする)としてのタイムスタンプをそれぞれ比較し、両者の差異が閾値以内に収まるかどうかで、今回新たに取得した新ログデータと過去に保存した旧ログデータとの間の連続性を判断する(ステップS3)。ここでは、既に二次保存領域に保存されている第1の旧ログデータと第2の旧ログデータの保存日時が互いに近い場合には、今回新たに取得した新ログデータもこれらの過去の旧ログデータに連続しているとみなす、という考え方を採用している。
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る情報処理装置1は、第1実施形態の情報処理装置1と同じ構成であり、その動作が異なるだけである。より具体的には、第1実施形態では、情報処理装置1は、連続性がないログデータを二次保存領域112に保存していたのに対し、第2実施形態では、情報処理装置1は、連続性がないログデータをまずは一次保存領域111に保存し、付随的に二次保存領域112にも保存する。そして、情報処理装置1は、取得したログデータに連続性があるか否か判断する際に、二次保存領域112ではなく、一次保存領域111において、最新の保存日時とともに書き込まれているログデータ(以下、第1の旧ログデータという)と、その1つ前の保存日時とともに書き込まれているログデータ(以下、第2の旧ログデータ)との保存日時の差異が閾値以内である場合には、第1のログデータの後に取得したログデータ(以下、新ログデータという)に対して、第1の旧ログデータ及び第2の旧ログデータに続く連続性があると判断する。
図4Aにおいて、処理内容取得部22は処理実行部21を監視しており、ログデータを保存すべき処理が行われた際に、処理内容を処理実行部21から取得する(ステップS30)。処理内容取得部22は、処理実行部21から取得した処理内容からログデータを生成し、連続性判断部24へ受け渡す(ステップS31)。連続性判断部24は、ログデータを受け取ると、一次保存領域111に保存されている最新の第1の旧ログデータに付加された保存日時と、それよりも時間的に1つ前の第2の旧ログデータに付加された保存日時としてのタイムスタンプをそれぞれ比較し、両者の差異が閾値以内に収まるかどうかで、今回新たに取得した新ログデータと過去に保存した旧ログデータとの間の連続性を判断する(ステップS32)。即ち、第1の実施形態との違いは、連続性判断部24が、二次保存領域112ではなく一次保存領域111に保存された旧グデータに付加されたタイムスタンプを基にして連続性を判断しているところである。
これ以降の処理(図4Bの内容を含む)は、第1の実施形態と同様であるため詳細な説明は省略する。この第2の実施形態に係る情報処理装置によれば、第1実施形態と同様の効果を奏することが可能となる。
上記の第1及び第2実施形態は次のような変形も可能である。なお、これらの変形は、各々を適宜組み合わせることも可能である。
(3−1)変形例1
連続性判断部24がログデータの連続性を判断するときの条件は第1及び第2実施形態の内容に限らない。例えば、連続性判断部24は、処理内容取得部22によって新たに取得されたログデータ(新ログデータ)の取得日時と、二次保存領域112(又は一次保存領域111)に保存されている最新のログデータ(旧ログデータ)との保存日時とを比較し、その差異が閾値内に収まるかかどうかで、新ログデータの連続性の有無を判断するようにしてもよい。
図5A,図5Bは変形例1における情報処理装置1の動作を示すシーケンス図である。
図5Aにおいて、処理内容取得部22は処理実行部21の処理内容を常時監視しており、ログデータを保存すべき処理が行われた際に、その処理内容を処理実行部21から取得する(ステップS40)。次に、処理内容取得部22は、取得した処理内容からログデータを生成し、連続性判断部24へ受け渡す(ステップS41)。連続性判断部24は、ログデータを受け取ると、このログデータ(新ログデータ)を受け取った日時と、二次保存領域112に保存されている最新の旧ログデータに付加された保存日時としてのタイムスタンプとを比較し、両者の差異が閾値以内に収まるかどうかで、新ログデータと旧ログデータとの間の連続性を判断する(ステップS42)。ここでは、両者の差異が閾値を超えており、連続性判断部24が、新ログデータと旧ログデータとの間に連続性が無いと判断したと仮定する。連続性判断部24は、連続性が無いと判断した場合には、新ログデータを二次保存制御部25へ受け渡す(ステップS43)。二次保存制御部25は、この新ログデータに、保存日時(TS10とする)として示すタイムスタンプを付加し(ステップS44)、この新ログデータを二次保存領域112に保存する(ステップS45)。
以降の処理におけるその他の動作については、第1実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、上記のような考え方は第2実施形態にも適用可能である。
なお、新ログデータに付加するタイムスタンプは、新ログデータが取得された日時に相当するものであればよい。例えば、上記のように二次保存制御部25が二次保存領域112に新ログデータを保存するときの日時であってもよいし、連続性判断部24が新ログデータを受け取った日時であってもよいし、或いは、その両者の間の日時であってもよい。また、これら例示した日時以外の日時であっても、新ログデータが取得された日時とみなせる日時であれば、それでもよい。
バッファリング期間の終了を判断する基準は、第1及び第2実施形態の内容に限らない。例えばタイマによる時間的な基準に加え、もしくはタイマによる時間的な基準には拠らず、予め決められたログデータの量を基準として用いてもよい。ここで、ログデータの量とは、ログデータのデータ量もしくはログデータの件数のいずれか一方または双方を含む。
図6Aおよび図6BにおけるステップS1からステップS19に至るまでの動作は、第1の実施形態における動作と同様のため、詳細な説明は省略する。以下では、図6Bにおける一次保存制御部23がバッファリングを開始し、処理内容取得部22に通知を行った後(ステップS19の後)の動作から説明する。
図6Bにおいて、一次保存制御部23はタイマによる計時を開始するとともに、処理内容取得部22から受け取るログデータの量の監視を開始する(ステップS50)。このログデータの量には、前述のとおり、ログデータのデータ量もしくはログデータの件数のいずれか一方または双方を含む。次に、処理内容取得部22は処理実行部21を監視し、ログデータを保存すべき処理が行われた際に、処理内容を処理実行部21から取得する(ステップS51)。処理内容取得部22は、一次保存制御部23からバッファリング開始の通知を受けている場合、ログデータを一次保存制御部23へ受け渡す(ステップS52)。一次保存制御部23はログデータを一次保存領域111に保存する(ステップS53)。一次保存制御部23によりバッファリングの実行が終了されるまで、ログデータはこの一連の流れに沿って一次保存領域111に保存される。一次保存制御部23におけるタイマが満了となるか、もしくは一次保存領域111に保存されたログデータの量が閾値に達すると、一次保存制御部23はバッファリングの実行を終了する(ステップS54)。以降の処理については、第1の実施形態における動作と同様のため、詳細な説明は省略する。上記のような考え方は第2実施形態にも適用可能である。また、上記の例はタイマによる時間的な基準に加えてログデータの量を基準として用いていたが、タイマによる時間的な基準に代えてログデータの量を基準として用いてもよい。
Claims (6)
- データが書き込まれる第1の記憶手段と、
前記第1の記憶手段に対するデータの書き込み速度よりも遅い速度でデータが書き込まれる第2の記憶手段と、
処理の履歴をそれぞれ表す各履歴データを順次取得し、取得した前記履歴データが、順次取得済みの他の履歴データとにおける時間的な連続性について決められた条件を満たすか否かにより、取得した前記履歴データに連続性があるか否かを判断する連続性判断手段と、
前記連続性判断手段により前記履歴データに連続性がないと判断された場合には、当該履歴データを、前記第1の記憶手段に書き込まずに、タイムスタンプを付加する処理を実行してから前記第2の記憶手段に書き込み、前記連続性判断手段により前記履歴データに連続性があると判断された場合には、当該履歴データを前記第1の記憶手段に書き込んでいき、当該第1の記憶手段に書き込まれた履歴データが決められた量に至るかまたは決められた期間だけ記憶されると、当該履歴データを当該第1の記憶手段から読み出して当該履歴データの全体に対して前記タイムスタンプを付加する処理を実行してから前記第2の記憶手段に書き込む制御手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記履歴データを、前記第2の記憶手段に対する書き込みを行う時期である書込時期とともに前記第2の記憶手段に書き込み、
前記連続性判断手段は、最新の書込時期とともに前記第2の記憶手段に書き込まれている履歴データである第1の旧履歴データと、その1つ前の書込時期とともに前記第2の記憶手段に書き込まれている履歴データである第2の旧履歴データとの書込時期の差異が閾値以内である場合には、前記連続性判断手段が前記第1の旧履歴データの後に取得した履歴データである新履歴データに対して、連続性があると判断する
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記履歴データを、前記第1の記憶手段に対する書き込みを行う時期である書込時期とともに前記第1の記憶手段に書き込み、
前記連続性判断手段は、最新の書込時期とともに前記第1の記憶手段に書き込まれている履歴データである第1の旧履歴データと、その1つ前の書込時期とともに前記第1の記憶手段に書き込まれている履歴データである第2の旧履歴データとの書込時期の差異が閾値以内である場合には、前記連続性判断手段が前記第1の旧履歴データの後に取得した履歴データである新履歴データに対して、連続性があると判断する
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記履歴データを、前記第2の記憶手段に対する書き込みを行う時期である書込時期とともに前記第2の記憶手段に書き込み、
前記連続性判断手段は、最新の書込時期とともに前記第2の記憶手段に書き込まれている履歴データである旧履歴データの当該書込時期と、前記連続性判断手段が当該旧履歴データの後に取得した履歴データである新履歴データの取得時期との差異が閾値以内である場合には、当該新履歴データに対して連続性があると判断する
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記履歴データを、前記第1の記憶手段に対する書き込みを行う時期である書込時期とともに前記第1の記憶手段に書き込み、
前記連続性判断手段は、最新の書込時期とともに前記第1の記憶手段に書き込まれている履歴データである旧履歴データの当該書込時期と、前記連続性判断手段が当該旧履歴データの後に取得した履歴データである新履歴データの取得時期との差異が閾値以内である場合には、当該新履歴データに対して連続性があると判断する
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - データが書き込まれる第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に対するデータの書き込み速度よりも遅い速度でデータが書き込まれる第2の記憶手段とを備える情報処理装置における情報処理方法であって、
処理の履歴をそれぞれ表す各履歴データを順次取得し、各々の前記履歴データが、当該履歴データどうしの時間的な連続性について決められた条件を満たすか否かにより、取得した前記履歴データに連続性があるか否かを判断するステップと、
履歴データに連続性がないと判断された場合には、当該履歴データを、前記第1の記憶手段に書き込まずに、タイムスタンプを付加する処理を実行してから前記第2の記憶手段に書き込み、前記履歴データに連続性があると判断された場合には、当該履歴データを前記第1の記憶手段に書き込むステップと、
前記第1の記憶手段に書き込まれた履歴データが決められた量に至るかまたは決められた期間だけ記憶されると、当該履歴データを当該第1の記憶手段から読み出して当該履歴データの全体に対して前記タイムスタンプを付加する処理を実行してから前記第2の記憶手段に書き込むステップと
を備えることを特徴とする情報処理方法。
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