JP5513046B2 - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、処理の履歴を記録する情報処理装置の処理負荷を軽減するための技術に関する。
携帯電話機やパーソナルコンピュータなどの各種情報処理装置において処理の履歴を記憶するための各種システムが提案されている。これらのシステムでは、情報処理装置においてなされた処理を監視し、その処理の内容を履歴として記憶する。しかし、しばしば、これらの履歴が膨大な量になったり、履歴の発生が集中してその履歴を取得して記憶するための処理負荷が増大したりといったことが原因で、情報処理装置による他の処理が遅延して、ユーザの操作に対する応答性が悪化し、利便性が損なわれるといった問題が指摘されている。履歴を記憶しておく技術として、例えば特許文献1には、情報処理装置を構成する各デバイス部品の属性に基づいて履歴の記憶の是非を判定する仕組みが提案されている。また、特許文献2には、履歴の発生時間や履歴自体の種別及び重要度に応じて、その履歴を選別して保存する方法が提案されている。
特許第3950736号 特開2009−70047号公報
履歴の内容に応じてその履歴の保存の要否などを判断するという手法では、毎回、履歴の解析を行う必要があり、情報処理装置の処理負荷が増大するという問題がある。
そこで、本発明は、個々の履歴が保存対象である否かを判断することによる処理負荷の増大をできるだけ抑制することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本願に係る情報処理装置は、プログラムに記述された手順に従って実行された処理の履歴が記述された履歴データを取得する取得手段と、自装置において起動中のプログラムである起動中プログラムを特定する起動中プログラム特定手段と、処理の履歴が保存対象となる1または複数のプログラムである対象プログラムを特定する対象プログラム特定手段と、保存の対象となる履歴が記述された履歴データの条件を記憶する条件記憶手段と、前記対象プログラム特定手段に特定された前記対象プログラムのうちのいずれかが前記起動中プログラム特定手段により特定される前記起動中プログラムであるか否かを判断する第1判断手段と、前記第1判断手段により、前記対象プログラムのうちのいずれかが前記起動中プログラムであると判断された場合には、前記取得手段が取得した前記履歴データのうち、前記条件記憶手段に記憶された条件を満たす履歴データを保存する保存手段と、自装置が起動している期間にわたって起動中の状態を維持するプログラムである常駐プログラムが、前記対象プログラム特定手段により特定される前記対象プログラムに含まれるか否かを判断する第2判断手段と、前記第2判断手段により、前記常駐プログラムが前記対象プログラムに含まれると判断された場合に、前記起動中プログラム特定手段により特定される前記起動中プログラムの中に、前記対象プログラム特定手段により特定される前記対象プログラム以外のプログラムがあるか否かを判断する第3判断手段とを具備し、前記第2判断手段により、前記常駐プログラムが前記対象プログラムに含まれないと判断された場合に、前記第1判断手段は、前記対象プログラムのうちのいずれかが前記起動中プログラムであるか否かを判断し、前記保存手段は、前記第3判断手段により前記起動中プログラムの中に前記対象プログラム以外のプログラムがないと判断された場合には、前記取得手段が取得した前記履歴データを全て保存し、前記第3判断手段により前記起動中プログラムの中に前記対象プログラム以外のプログラムがあると判断された場合には、前記履歴データのうち、前記条件を満たす履歴データを保存することを特徴とする
また、好ましくは、前記条件記憶手段に記憶された条件は、前記処理の対象であるファイルの種別を表すファイル拡張子を限定する条件であり、前記保存手段は、前記条件を満たす履歴データを保存する場合には、前記ファイル拡張子を含む履歴データを保存するとよい。
また、好ましくは、前記条件記憶手段に記憶された条件は、前記処理の対象の所在を表すパス名を限定する条件であり、前記保存手段は、前記条件を満たす履歴データを保存する場合には、前記パス名を含む履歴データを保存するとよい。
また、好ましくは、前記条件記憶手段に記憶された条件は、前記処理の対象となるデータを管理するプログラムであるデータベース管理システムに対して当該データを操作する命令の種別を限定する条件であり、前記保存手段は、前記条件を満たす履歴データを保存する場合には、前記命令の種別を表す情報を含む履歴データを保存するとよい。
また、好ましくは、前記条件記憶手段に記憶された条件は、前記処理の対象となるデータの通信に用いられるプロトコルの種別を限定する条件であり、前記保存手段は、前記条件を満たす履歴データを保存する場合には、前記プロトコルの種別を表す情報を含む履歴データを保存するとよい。
た、本願に係る情報処理方法は、プログラムに記述された手順に従って実行された処理の履歴が記述された履歴データを取得する取得過程と、自装置において起動中のプログラムである起動中プログラムを特定する起動中プログラム特定過程と、処理の履歴が保存対象となる1または複数のプログラムである対象プログラムを特定する対象プログラム特定過程と、前記対象プログラム特定過程において特定された前記対象プログラムのうちのいずれかが前記起動中プログラム特定過程において特定される前記起動中プログラムであるか否かを判断する第1判断過程と、前記第1判断過程において、前記対象プログラムのうちのいずれかが前記起動中プログラムであると判断された場合には、前記取得過程が取得した前記履歴データのうち、保存の対象となる履歴が記述された履歴データの条件として記憶手段に記憶されている条件を満たす履歴データを保存する保存過程と、自装置が起動している期間にわたって起動中の状態を維持するプログラムである常駐プログラムが、前記対象プログラム特定過程において特定される前記対象プログラムに含まれるか否かを判断する第2判断過程と、前記第2判断過程において、前記常駐プログラムが前記対象プログラムに含まれると判断された場合に、前記起動中プログラム特定過程において特定される前記起動中プログラムの中に、前記対象プログラム特定過程において特定される前記対象プログラム以外のプログラムがあるか否かを判断する第3判断過程とを具備し、前記第1判断過程は、前記第2判断過程において、前記常駐プログラムが前記対象プログラムに含まれないと判断された場合に、前記対象プログラムのうちのいずれかが前記起動中プログラムであるか否かを判断する過程であり、前記保存過程は、前記第3判断過程において前記起動中プログラムの中に前記対象プログラム以外のプログラムがないと判断された場合には、前記取得過程が取得した前記履歴データを全て保存し、前記第3判断過程において前記起動中プログラムの中に前記対象プログラム以外のプログラムがあると判断された場合には、前記履歴データのうち、前記条件を満たす履歴データを保存する過程であることを特徴とする。
本発明によれば、個々の履歴が保存対象である否かを判断することによる処理負荷の増大をできるだけ抑制することができる。
第1実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を表したブロック図である。 第1実施形態に係る情報処理装置の機能的構成を表したブロック図である。 起動アプリ監視部の動作を説明するフロー図である。 第1実施形態に係る情報処理装置の動作を説明するシーケンス図である。 第2実施形態に係る情報処理装置の機能的構成を表したブロック図である。 フィルタ設定部の動作を説明するフロー図である。 起動アプリ監視部が実行するBモードの監視処理の動作を説明するフロー図である。 第2実施形態に係る情報処理装置の動作を説明するシーケンス図である。
以下、本発明を実施するための形態について、第1実施形態と第2実施形態とに分けて説明する。
1.第1実施形態
(1)第1実施形態の構成
図1は、第1実施形態に係る情報処理装置1のハードウェア構成を表したブロック図である。この情報処理装置1は、例えば携帯電話機、無線LAN端末、PDA(Personal Digital Assistants)、またはパーソナルコンピュータのような情報処理を行う装置であり、図1では携帯電話機の構成を例示している。情報処理装置1は、制御部10、記憶部11、表示部12、操作部13、無線通信部14、音声処理部15及びインターフェース16を有している。これらの各部・各種デバイスがバス17を介して互いに接続されている。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びタイマを有する。CPUは、ROMに記憶されている制御プログラムを読み出しRAMにロードして実行することにより、情報処理装置1の各部を制御し、通話機能、通信機能、表示機能などの各種機能を実現する。この制御プログラムは、OS(Operating System)とも呼ばれる。制御部10のRAMは、半導体素子で構成された揮発性の記憶手段であり、CPUが処理を行う際のワークエリアとなるとともに、情報処理装置1における処理の履歴を表すデータ(以下、履歴データという)を一時的に記憶する。ここで履歴データとは、制御部10により実行される処理ごとに、その処理内容に係る情報が記述されたものである。この処理内容に係る情報とは、例えば、上記の処理を実行させるアプリケーションプログラム(以下、アプリという)を示す識別情報と、そのアプリを起動させたユーザを示すユーザ情報と、読み出しや書き込みなどのように、その処理の種類を示す種類情報と、ファイル名やパス、又はURL(Uniform Resource Locator)などのように、その処理の対象を示す対象情報と、その処理が発生した時刻を示すタイムスタンプと、その処理の優先度を示す優先度情報などである。また、制御部10のRAMは、制御部10により起動されている全てのアプリの識別情報を記述した起動アプリ表102を記憶する。なお、以下では、制御部10のRAMのような揮発性の記憶手段にデータを一時的に記憶することを、データを「保持する」という。
記憶部11は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やハードディスクなどの不揮発性の記憶手段であり、制御部10のRAMにロードされて実行されるアプリを記憶しているほか、履歴データを保存する履歴保存領域111を有する。また、記憶部11は、保存の対象となる履歴が記述された履歴データを発生させるアプリ(以下、対象アプリという)、つまり履歴データが保存されるアプリの識別情報を記述した対象アプリ表112と、履歴データを発生させる処理の対象の所在を示すパス名(以下、対象パス名という)を記述した対象パス表113が書き込まれている。ここでいう履歴データの「保存」とは、履歴保存領域111に履歴データを永続的に記憶することをいう。
なお、履歴データを発生させる対象の所在を示すパス名とは、制御部11が、アプリに記述された手順に従って実行する処理に用いたデータの所在を表したものである。例えば、記憶部11の記憶領域に階層構造の名前空間を割り当てている場合には、このパス名は、その対象が含まれる各階層を示す名称を、最上位の階層から最下位の階層まで順番に並べ、それぞれを区切り記号(例えば「/」)で区切って記述した文字列等である。具体的には、「/usr/doc」等であり、この場合は、「usr」が最上位の階層であり、「doc」が最下位の階層である。そして、「doc」は「usr」に含まれている。
例えば、対象パス表113に「/usr/doc」という対象パス名のみが記述されているとする。このとき、アプリに記述された手順に従って処理が実行されることにより、「/usr/doc」という文字列が示す階層に含まれる「file1.txt」というファイルが読み出されたとすると、このとき発生する履歴データには、「/usr/doc」という文字列が含まれているから、この履歴データは対象パス名を有する履歴データである。一方、「/lib」という文字列が示す階層に含まれる「file2.wav」というファイルが書き出されたとすると、このとき発生する履歴データには、「/usr/doc」という文字列は含まれていないから、この履歴データは対象パス名を有さない履歴データである。
表示部12は、液晶ディスプレイやVRAM(Video Random Access Memory)を備えており、制御部10による制御の下で各種画像を表示する。操作部13は、複数のキーを有しており、利用者がこれらのキーを操作するとその操作内容に応じた信号を制御部10へ供給する。制御部10は、この信号に基づいて操作内容を判断して処理を行う。利用者は、操作部13のキーを操作することによって、例えば通話の指示、文字の入力、メニューの選択、各種の設定などの様々な処理を情報処理装置1に対して指示することができるようになっている。無線通信部14は、制御部10の制御の下で、図示しない携帯通信網の基地局と無線通信を行う。この無線通信によって、例えば、情報処理装置1の利用者間による通話や、電子メールの送受信、或いは、ネットワーク上のサーバ装置との間における各種情報の送受信が行われる。音声処理部15は、マイクロフォンなどの収音手段、スピーカなどの放音手段、およびDSP(Digital Signal Processor)などの音声処理回路を有している。通話が行われる際には、この音声処理部15は、マイクロフォンによって収音された音声に応じた音声信号を音声処理回路による音声処理を経てスピーカから出力する。インターフェース16は、情報処理装置以外の外部装置と有線によって接続される接続端子などであって、この外部装置と各種情報を遣り取りする。
図2は、第1実施形態に係る情報処理装置1の機能的構成を表したブロック図である。同図にブロックで示した各機能は、制御部10が制御プログラムを実行することによって実現される。
一次フィルタ設定部1005は、保存の対象となる履歴が記述された履歴データを発生させる全てのアプリの識別情報を記述した対象アプリ表112を保持し、この対象アプリ表を起動アプリ監視部1004へ供給する。具体的には、制御部10が制御プログラムを実行することによって記憶部11から対象アプリ表112を読み出してRAMに保持することで、この一次フィルタ設定部1005は実現される(図1参照)。対象アプリ表112により、処理の履歴が保存対象となるアプリが特定される。すなわち、一次フィルタ設定部1005は、処理の履歴が保存対象となる1または複数のプログラムである対象プログラムを特定する対象プログラム特定手段の一例である。
二次フィルタ設定部1006は、対象パス名を記述した対象パス表113を保持し、この対象パス表を二次フィルタ部1003へ供給する。具体的には、制御部10が制御プログラムを実行することによって記憶部11から対象パス表113を読み出してRAMに保持することで、この二次フィルタ設定部1006は実現される。対象パス表113に記述された対象パス名は、後述するように、二次フィルタ部1003において、保存の対象となる履歴が記述された履歴データの条件として用いられるので、二次フィルタ設定部1006は、保存の対象となる履歴が記述された履歴データの条件を記憶する条件記憶手段の一例である。
起動アプリ監視部1004は、情報処理装置1において起動されている全てのアプリについて、それぞれの識別情報を記述した起動アプリ表102を保持する。具体的には、起動アプリ監視部1004は、制御部10がアプリを起動すると、そのアプリを示す識別情報を制御部10のRAMに記憶された起動アプリ表102に書き込み、制御部10がアプリを終了すると、そのアプリを示す識別情報を上記起動アプリ表102から削除する。この起動アプリ票102によって、情報処理装置1において起動中のアプリは特定される。すなわち、起動アプリ監視部1004は、自装置において起動中のプログラムである起動中プログラムを特定する起動中プログラム特定手段の一例である。
また、起動アプリ監視部1004は、上記の一次フィルタ設定部1005から対象アプリ表112を受け取り、起動アプリ表102に対して書き込みや削除をする際に、起動アプリ表102の中に対象アプリ表112に記述された識別子と同じ識別子が含まれるか否かを判断し、その判断結果に応じて一次フィルタ部1002および二次フィルタ部1003が行う処理を決定する。
履歴取得部1001は、制御部10により実行されるアプリが、例えば「読み出し」や「書き出し」といった基本的な機能を実現する所定の処理(システムコール等)を呼び出す度に、制御プログラムを実行する制御部10が、その処理に割り込み、その処理内容に応じた情報を記述した履歴データを生成し、これを取得する(以下、上記の所定の処理に対してこの割り込み処理を行うことを「処理をフックする」という)。取得された履歴データは制御部10のRAMに保持される。すなわち、履歴取得部1001は、プログラムに記述された手順に従って実行された処理の履歴が記述された履歴データを取得する取得手段の一例である。
一次フィルタ部1002および二次フィルタ部1003は、履歴取得部1001が取得した履歴データに対し、起動アプリ監視部1004により決定された処理を実行する。起動アプリ監視部1004により稼動するように決定されると、二次フィルタ部1003は、二次フィルタ設定部1006から供給された対象パス表113を保存の対象となる履歴が記述された履歴データの条件として用いる。具体的には、履歴取得部1001が取得した履歴データのうち、対象パス表113に記述された対象パス名を含んだ履歴データのみを履歴保存部1007に供給する。
履歴保存部1007は、二次フィルタ部1003から供給された履歴データを記憶部11の履歴保存領域111に保存する。
なお、異なる機能が同じワークエリアを共有している場合においては、一方から他方へデータを供給するということは、データを複製して供給する場合以外に、データのアドレスを供給する場合も含む。データのアドレスを供給する場合、一方の機能から他方の機能へ供給されたデータのアドレスは、他方の機能において読み出される。そして、他方の機能は、読み出したそのアドレスが示す領域を特定し、この領域に記憶されているデータを読み出したり、特定したこの領域にデータを書き出したりする。すなわち、この場合において他方の機能は、一方の機能で用いられていたデータそのものに、直接アクセスする。
(2)第1実施形態の動作
図3は、起動アプリ監視部1004の動作を説明するフロー図である。また、図4は、第1実施形態における各機能の動作を説明するシーケンス図である。なお、以下の説明では、図2に示した各機能を動作の主体として表現することがあるが、そのハードウェアとしての実体は図1の制御部10である。
図4において、まず、利用者により操作部13を介して予め定められた起動操作が行われると、情報処理装置1は起動し、起動アプリ監視部1004は、起動アプリ表102を生成する(ステップS201)。これにより起動アプリ表102には、制御プログラムと、制御プログラムから起動され、情報処理装置1が起動している期間にわたって起動中の状態を維持するアプリ(以下、常駐アプリという)とが書き込まれる。次に、二次フィルタ設定部1006は、二次フィルタ部1003に対象パス表113を供給し(ステップS202)、一次フィルタ設定部1005は、起動アプリ監視部1004に対象アプリ表112を供給する(ステップS203)。
対象アプリ表112を受け取った起動アプリ監視部1004は、図3に示す起動アプリの監視処理を行う。図3に示した監視処理の態様(以下、モードという)をAモードと呼ぶ。まず、起動アプリ監視部1004は、起動アプリ表102に変動があるか否かを判断する(ステップS101)。これは、具体的には、以下の通りである。上述したように、起動アプリ監視部1004は、アプリが起動すると、そのアプリを示す識別情報を起動アプリ表102に書き込み、アプリが終了すると、そのアプリを示す識別情報を起動アプリ表102から削除するが、このように書き込みや削除がある場合に、起動アプリ表102に変動があると判断する。起動アプリ表102に変動がないと判断すると(ステップS101;NO)、起動アプリ監視部1004は、処理をステップS101に戻し、変動があると判断するまで、この判断処理を続ける。
一方、起動アプリ表102に変動があると判断すると(ステップS101;YES)、起動アプリ監視部1004は、対象アプリ表112に記述された識別情報が起動アプリ表102に含まれるか否かを判断する(ステップS102)。すなわち、起動アプリ監視部1004は、対象プログラム特定手段に特定された対象プログラムのうちのいずれかが起動中プログラム特定手段により特定される起動中プログラムであるか否かを判断する第1判断手段の一例である。
この判断は、制御部10が、対象アプリ表112の全要素と起動アプリ表102の全要素とを比較することにより実現してもよいが、起動アプリ表102の変動要素と対象アプリ表112の全要素とを比較することにより実現すると、前者に比べて処理負荷を低減できるため望ましい。具体的には、制御部10は、初期値として0が記述されたカウンタをRAMに記憶しており、起動アプリ表102に新たに識別情報を書き込むと、その識別情報と対象アプリ表112の内容とを比較して、その識別情報が対象アプリ表112に記述されている場合には、そのカウンタに対し1を加算する。また、起動アプリ表102から識別情報を削除すると、制御部10は、その識別情報と対象アプリ表112の内容とを比較して、その識別情報が対象アプリ表112に記述されている場合には、そのカウンタに対し1を減算する。これにより、上記のカウンタには、対象アプリ表112に記述された識別情報が、その時点における起動アプリ表102に含まれている数が記述される。したがって、制御部10は、カウンタが0のときには、「対象アプリ表112に記述された識別情報は、いずれも起動アプリ表102に含まれない」と判断し、カウンタが1以上のときには、「対象アプリ表112に記述されたいずれかの識別情報が、起動アプリ表102に含まれる」と判断すればよい。
「対象アプリ表112に記述された識別情報は、いずれも起動アプリ表102に含まれない」と判断すると(ステップS102;NO)、起動アプリ監視部1004は、一次フィルタ部1002を全閉させる(ステップS103)。ここで「全閉」とは、供給された全ての履歴データを他の機能に供給しない状態をいう。したがって、この後、一次フィルタ部1002は、起動アプリ監視部1004から他の指示があるまで、履歴取得部1001が取得した全ての履歴データを、二次フィルタ部1003に供給しなくなる。
一方、「対象アプリ表112に記述されたいずれかの識別情報が、起動アプリ表102に含まれる」と判断すると(ステップS102;YES)、起動アプリ監視部1004は、一次フィルタ部1002を全開させる(ステップS104)。ここで「全開」とは、供給された全ての履歴データを他の機能にそのまま供給する状態をいう。したがって、この後、一次フィルタ部1002は、起動アプリ監視部1004から他の指示があるまで、履歴取得部1001が取得した全ての履歴データを、二次フィルタ部1003に供給する。そして、起動アプリ監視部1004は、二次フィルタ部1003を稼動させる(ステップS105)。ここで「稼動」とは、供給された履歴データの内容を予め定められた情報に基づいて判断し、その判断結果に応じて処理を行う状態をいう。したがって、この後、二次フィルタ部1003は、起動アプリ監視部1004から他の指示があるまで、一次フィルタ部1002から供給された履歴データに、対象パス表113に記述されたいずれかのパス名が含まれているか否かを判断し、その判断結果に応じた処理を行う。
起動アプリ監視部1004が、一次フィルタ部1002と二次フィルタ部1003に対して、動作状態を指示するのと並行して、履歴取得部1001はアプリが呼び出す処理をフックして履歴データを取得し、取得した履歴データを一次フィルタ部1002に供給する(ステップS204)。一次フィルタ部1002は、上述したように、起動アプリ監視部1004によって動作状態が指示されているため、対象アプリが起動中である場合には全開になっており、図4に示すように供給された履歴データを全て二次フィルタ部1003にそのまま供給する(ステップS205)。一方、対象アプリが起動中でない場合には、一次フィルタ部1002は全閉になっており、供給された履歴データを全て破棄する(ステップS206)。すなわち、この履歴データは記憶部11の履歴保存領域111には保存されない。ここで、このステップS205の処理は、履歴取得部1001から供給された履歴データに基づいて実行されるものではなく、起動アプリ監視部1004からの指示に基づいて実行される。
一次フィルタ部1002から履歴データが供給されると、二次フィルタ部1003は、対象パス表113を参照して、この履歴データに対象パス名が含まれるか否かを判断する(ステップS207)。供給されたこの履歴データに対象パス名が含まれていないと判断すると(ステップS207;NO)、二次フィルタ部1003は、この履歴データを破棄する(ステップS208)。すなわち、この場合においても、履歴データは記憶部11の履歴保存領域111には保存されない。一方、供給されたこの履歴データに対象パス名が含まれていると判断すると(ステップS207;YES)、二次フィルタ部1003は、この履歴データを履歴保存部1007に供給し、履歴保存部1007は、供給された履歴データを記憶部11の履歴保存領域111に保存する(ステップS209)。すなわち、履歴保存部1007は、第1判断手段により、対象プログラムのうちのいずれかが起動中プログラムであると判断された場合には、取得手段が取得した履歴データのうち、条件記憶手段に記憶された条件を満たす履歴データを保存する保存手段の一例である。
以上の動作により、情報処理装置1は、対象アプリが起動中でない期間には履歴データを記録しない状態を維持し、対象アプリが起動中である期間には、履歴データのうち、対象パス名が含まれているもののみを記憶部11に保存する。このように、まず、対象アプリが起動中であるか否かという判断を行って履歴データの保存の要否を判断しているので、履歴データを発生させた処理ごとにその処理を実行するアプリが対象アプリであるか否かを逐一判断することなく、履歴データを保存することができる。
2.第2実施形態
(1)第2実施形態の構成
図5は、第2実施形態に係る情報処理装置1の機能的構成を表したブロック図である。第2実施形態の情報処理装置1は、一次フィルタ設定部1005と起動アプリ監視部1004の間にフィルタ設定部1008が設けられている点が、第1実施形態の情報処理装置1と異なる。フィルタ設定部1008は、一次フィルタ設定部1005から対象アプリ表112を受け取ってその内容に応じて起動アプリ監視部1004が実行する監視処理のモードを決定し、そのモードを起動アプリ監視部1004に指示する。
(2)第2実施形態の動作
図6は、フィルタ設定部1008の動作を説明するフロー図である。フィルタ設定部1008は、利用者からの起動操作を操作部13が受け付けると、情報処理装置1は起動し、フィルタ設定部1008は、一次フィルタ設定部1005から対象アプリ表112を受け取り、その対象アプリ表112に上述した常駐アプリが含まれるか否かを判断する(ステップS301)。すなわち、フィルタ設定部1008は、自装置が起動している期間にわたって起動中の状態を維持するプログラムである常駐プログラムが、対象プログラム特定手段により特定される対象プログラムに含まれるか否かを判断する第2判断手段の一例である。
ここで、フィルタ設定部1008が常駐アプリを、常駐アプリ以外のアプリと区別する方法は、例えば以下の通りである。すなわち、情報処理装置1が起動されると制御部10は、最初に制御プログラムを読み込む。制御プログラムは、制御部10が、予め定められたパス、ファイル名により、常駐アプリの識別情報を記述した常駐アプリ表(図示せず)を記憶部11から読み出すように記述されている。そして、常駐アプリ表を読み込んだ制御部10は、常駐アプリ表に記述されている識別情報に基づいて、常駐アプリを起動する。このような仕組みの下、フィルタ設定部1008は、記憶部11に記憶された常駐アプリ表を参照して、対象アプリ表112に常駐アプリが含まれるか否かを判断する。
対象アプリ表112に常駐アプリが含まれないと判断すると(ステップS301;NO)、フィルタ設定部1008は、起動アプリ監視部1004のモードをAモードに決定し、起動アプリ監視部1004に対してAモードによる監視処理の実施を指示する(ステップS304)。したがって、この場合、第1実施形態と同様に、起動アプリ監視部1004は、図3に示した監視処理を行う。すなわち、起動アプリ監視部1004は、第2判断手段により、常駐プログラムが対象プログラムに含まれないと判断された場合に、対象プログラムのうちのいずれかが起動中プログラムであるか否かを判断する第1判断手段の一例である。Aモードによる監視処理については、説明を省略する。
一方、対象アプリ表112に常駐アプリが含まれると判断すると(ステップS301;YES)、フィルタ設定部1008は、まず、一次フィルタ部1002を全開にし(ステップS302)、次に、起動アプリ監視部1004のモードを、次に説明するBモードに決定し、起動アプリ監視部1004に対してBモードによる監視処理の実施を指示する(ステップS303)。
図7は、起動アプリ監視部1004が実行するBモードの監視処理の動作を説明するフロー図である。フィルタ設定部1008から、Bモードによる監視処理の実施が指示されると、起動アプリ監視部1004は、起動アプリ表102を生成し、その起動アプリ表に変動があるか否かを判断する(ステップS401)。起動アプリ表102に変動がないと判断すると(ステップS401;NO)、起動アプリ監視部1004は、処理をステップS101に戻し、変動があると判断するまで、この判断処理を続ける。
一方、起動アプリ表102に変動があると判断すると(ステップS401;YES)、起動アプリ監視部1004は、対象アプリ表112に記述された識別情報以外の識別情報が起動アプリ表102に含まれるか否かを判断する(ステップS402)。すなわち、起動アプリ監視部1004は、第2判断手段により、常駐プログラムが対象プログラムに含まれると判断された場合に、起動中プログラム特定手段により特定される起動中プログラムの中に、対象プログラム特定手段により特定される対象プログラム以外のプログラムがあるか否かを判断する第3判断手段の一例である。
「対象アプリ表112に記述された識別情報以外の識別情報は、いずれも起動アプリ表102に含まれない」と判断すると(ステップS402;NO)、起動アプリ監視部1004は、二次フィルタ部1003を全開させる(ステップS404)。ここで、Bモードによる監視処理においては、ステップS302において、一次フィルタ部1002は全開となっている。したがって、一次フィルタ部1002は、履歴取得部1001が取得した全ての履歴データを、二次フィルタ部1003に供給しており、ステップS404の後、二次フィルタ部1003は、起動アプリ監視部1004から他の指示があるまで、一次フィルタ部1002から供給された全ての履歴データを履歴保存部1007に供給する。
一方、「対象アプリ表112に記述された識別情報以外の識別情報が、起動アプリ表102に含まれる」と判断すると(ステップS402;YES)、起動アプリ監視部1004は、二次フィルタ部1003を稼動させる(ステップS403)。したがって、この後、二次フィルタ部1003は、起動アプリ監視部1004から他の指示があるまで、一次フィルタ部1002から供給された履歴データに、対象パス表113に記述されたいずれかのパス名が含まれているか否かを判断し、その判断結果に応じた処理を行う。
図8は、第2実施形態における各機能の動作を説明するシーケンス図である。ここでは、フィルタ設定部1008は、対象アプリ表112に常駐アプリが含まれると判断したため、ステップS302により一次フィルタ部1002は全開となっており、起動アプリ監視部1004は、Bモードによる監視処理を実行している。したがって、起動アプリ監視部1004は、対象アプリ表112に常駐アプリが含まれるか否かに応じて、二次フィルタ部1003に指示をしている。
この状態において、履歴取得部1001はアプリに記述された手順に従って呼び出される処理をフックして履歴データを取得し、取得した履歴データを一次フィルタ部1002に供給する(ステップS501)。上述したとおり、一次フィルタ部1002は全開となっているため(図6のステップS302)、一次フィルタ部1002に供給されたこの履歴データはそのまま二次フィルタ部1003に供給される(ステップS502)。二次フィルタ部1003は、起動アプリ監視部1004によって動作状態が指示されているため、対象アプリ以外のアプリが起動中でない場合には、全開になっており、供給された履歴データを全て履歴保存部1007にそのまま供給する(図8において図示せず)。
一方、対象アプリ以外のアプリが起動中である場合には、二次フィルタ部1003は稼動している。したがって、この場合には、図8に示すように二次フィルタ部1003は、供給された履歴データが対象パス表113に記述された対象パス名を含むか否かを判断する(ステップS503)。
そして、供給された履歴データが対象パス表113に記述された対象パス名を含まないと判断すると(ステップS503;NO)、二次フィルタ部1003は、この履歴データを破棄する(ステップS504)。すなわち、この履歴データは記憶部11の履歴保存領域111には保存されない。一方、供給された履歴データが対象パス表113に記述された対象パス名を含むと判断すると(ステップS503;YES)、二次フィルタ部1003はこの履歴データを履歴保存部1007にそのまま供給する。
このように、対象アプリ以外のアプリが起動中でない場合、および対象アプリ以外のアプリが起動中であって、履歴データが対象パス表113に記述された対象パス名を含む場合に、履歴保存部1007は、履歴データを受け取る。そして、履歴保存部1007は、これらの履歴データを記憶部11の履歴保存領域111に保存する(ステップS505)。すなわち、起動アプリ監視部1004がBモードによる監視処理を実行している場合において、履歴保存部1007は、第3判断手段により起動中プログラムの中に対象プログラム以外のプログラムがないと判断された場合には、取得手段が取得した履歴データを全て保存し、第3判断手段により起動中プログラムの中に対象プログラム以外のプログラムがあると判断された場合には、履歴データのうち、条件を満たす履歴データを保存する保存手段の一例である。
以上の動作により、情報処理装置1は、1以上の常駐アプリが対象アプリとして対象アプリ表に記述されている場合には、対象アプリ以外のアプリが起動中でない期間には全履歴データを記録し、対象アプリ以外のアプリが起動中である期間には履歴データのうち、対象パス名が含まれているもののみを記憶部11に保存する。これにより、履歴データを発生させた処理ごとにその処理を実行するアプリが対象アプリであるか否かを判断することなく、履歴データを保存することができる。また、保存対象であるアプリに常駐アプリが含まれているか否かに応じて、それぞれ異なる処理を行うことができる。
3.変形例
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
(1)上述した実施形態において、二次フィルタ設定部1006は、対象パス名を記述した対象パス表を保持し、この対象パス表を二次フィルタ部1003へ供給していた。すなわち、上述した実施形態では、保存の対象となる履歴を記述した履歴データが含んでいるはずの情報(以下、履歴データ詳細情報という)は、対象パス名であったが、履歴データ詳細情報は、他の情報をであってもよい。
例えば、「履歴データを発生させた処理」の対象であるファイルについて、その種類を示したファイル拡張子を履歴データ詳細情報としてもよい。この場合、二次フィルタ設定部1006は、保存の対象となる履歴データに含まれるはずのファイル拡張子を対象拡張子として記述した対象拡張子表を二次フィルタ部1003へ供給する。
また、履歴データ詳細情報は、対象パス名やファイル拡張子以外にも、様々なものを用いることができる。例えば、処理の対象となるデータを管理するデータベース管理システムにおいて履歴データを保存する場合には、データベース管理システムに対するデータ操作の命令の種別を、履歴データ詳細情報としてもよい。具体的には、データを追加する追加命令のみを履歴データ詳細情報に含め、それ以外の命令(例えば、データを記述したテーブルを参照する参照命令など)は履歴データ詳細情報に含めないとすると、データベース管理システムに対して、データを追加する追加命令がなされたときだけ履歴データを保存することができる。また、データベース管理システムに対する命令が複数のデータが関連付けられたテーブルを対象としてなされる場合には、このテーブルの識別情報を履歴データ詳細情報に含めてもよい。
また、インターフェース16を介して外部装置との間で処理の対象となるデータの遣り取りをする場合、この遣り取りについて履歴データを保存するようにしてもよい。この場合、上記の履歴データ詳細情報は、通信に用いられるプロトコルの種別であってもよい。これにより、例えば、インターフェース16が受け取ったデータがTCP(Transmission Control Protocol)を用いて送信されている場合には、履歴データを保存し、UDP(User Datagram Protocol)を用いて送信されている場合には、履歴データを保存しないようにすることができる。
(2)上述した第2実施形態において、Bモードの監視処理を行う起動アプリ監視部1004は、起動アプリ表102に変動があると判断すると、対象アプリ表112に記述された識別情報以外の識別情報が起動アプリ表102に含まれるか否かを判断していたが、対象アプリ表112に記述された識別情報が起動アプリ表102に含まれるか否かを判断してもよい。この場合、一次フィルタ設定部1005は、Bモードの監視処理が行われるときには、対象アプリ表112に、保存の対象となる履歴データを発生させるアプリ以外のアプリであって、常駐アプリ以外のアプリ(以下、非対象アプリという)の識別情報を記述するようにすればよい。そして、対象アプリ表112に記述された識別情報が起動アプリ表102に含まれると判断した場合には、非対象アプリが起動されているのであるから、二次フィルタ部1003を稼動させ、それ以外の場合には、非対象アプリが起動されていないのであるから、二次フィルタ部1003を全開にして全ての履歴データを保存すればよい。
(3)上述した実施形態において、図2や図5などによりブロックで示した情報処理装置1の各機能は、制御部10が制御プログラムを実行することによってそれぞれ実現されていたが、別々に設けられた専用のプロセッサによってそれぞれ実現されてもよい。
1…情報処理装置、10…制御部、1001…履歴取得部、1002…一次フィルタ部、1003…二次フィルタ部、1004…起動アプリ監視部、1005…一次フィルタ設定部、1006…二次フィルタ設定部、1007…履歴保存部、1008…フィルタ設定部、102…起動アプリ表、11…記憶部、111…履歴保存領域、112…対象アプリ表、113…対象パス表、12…表示部、13…操作部、14…無線通信部、15…音声処理部、16…インターフェース、17…バス。

Claims (6)

  1. ログラムに記述された手順に従って実行された処理の履歴が記述された履歴データを取得する取得手段と、
    自装置において起動中のプログラムである起動中プログラムを特定する起動中プログラム特定手段と、
    処理の履歴が保存対象となる1または複数のプログラムである対象プログラムを特定する対象プログラム特定手段と、
    保存の対象となる履歴が記述された履歴データの条件を記憶する条件記憶手段と、
    前記対象プログラム特定手段に特定された前記対象プログラムのうちのいずれかが前記起動中プログラム特定手段により特定される前記起動中プログラムであるか否かを判断する第1判断手段と、
    前記第1判断手段により、前記対象プログラムのうちのいずれかが前記起動中プログラムであると判断された場合には、前記取得手段が取得した前記履歴データのうち、前記条件記憶手段に記憶された条件を満たす履歴データを保存する保存手段と、
    自装置が起動している期間にわたって起動中の状態を維持するプログラムである常駐プログラムが、前記対象プログラム特定手段により特定される前記対象プログラムに含まれるか否かを判断する第2判断手段と、
    前記第2判断手段により、前記常駐プログラムが前記対象プログラムに含まれると判断された場合に、前記起動中プログラム特定手段により特定される前記起動中プログラムの中に、前記対象プログラム特定手段により特定される前記対象プログラム以外のプログラムがあるか否かを判断する第3判断手段とを具備し、
    前記第2判断手段により、前記常駐プログラムが前記対象プログラムに含まれないと判断された場合に、前記第1判断手段は、前記対象プログラムのうちのいずれかが前記起動中プログラムであるか否かを判断し、
    前記保存手段は、前記第3判断手段により前記起動中プログラムの中に前記対象プログラム以外のプログラムがないと判断された場合には、前記取得手段が取得した前記履歴データを全て保存し、前記第3判断手段により前記起動中プログラムの中に前記対象プログラム以外のプログラムがあると判断された場合には、前記履歴データのうち、前記条件を満たす履歴データを保存する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 記条件記憶手段に記憶された条件は、前記処理の対象であるファイルの種別を表すファイル拡張子を限定する条件であり、
    前記保存手段は、前記条件を満たす履歴データを保存する場合には、前記ファイル拡張子を含む履歴データを保存する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 記条件記憶手段に記憶された条件は、前記処理の対象の所在を表すパス名を限定する条件であり、
    前記保存手段は、前記条件を満たす履歴データを保存する場合には、前記パス名を含む履歴データを保存する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 記条件記憶手段に記憶された条件は、前記処理の対象となるデータを管理するプログラムであるデータベース管理システムに対して当該データを操作する命令の種別を限定する条件であり、
    前記保存手段は、前記条件を満たす履歴データを保存する場合には、前記命令の種別を表す情報を含む履歴データを保存する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 記条件記憶手段に記憶された条件は、前記処理の対象となるデータの通信に用いられるプロトコルの種別を限定する条件であり、
    前記保存手段は、前記条件を満たす履歴データを保存する場合には、前記プロトコルの種別を表す情報を含む履歴データを保存する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. ログラムに記述された手順に従って実行された処理の履歴が記述された履歴データを取得する取得過程と、
    自装置において起動中のプログラムである起動中プログラムを特定する起動中プログラム特定過程と、
    処理の履歴が保存対象となる1または複数のプログラムである対象プログラムを特定する対象プログラム特定過程と、
    前記対象プログラム特定過程において特定された前記対象プログラムのうちのいずれかが前記起動中プログラム特定過程において特定される前記起動中プログラムであるか否かを判断する第1判断過程と、
    前記第1判断過程において、前記対象プログラムのうちのいずれかが前記起動中プログラムであると判断された場合には、前記取得過程が取得した前記履歴データのうち、保存の対象となる履歴が記述された履歴データの条件として記憶手段に記憶されている条件を満たす履歴データを保存する保存過程と、
    自装置が起動している期間にわたって起動中の状態を維持するプログラムである常駐プログラムが、前記対象プログラム特定過程において特定される前記対象プログラムに含まれるか否かを判断する第2判断過程と、
    前記第2判断過程において、前記常駐プログラムが前記対象プログラムに含まれると判断された場合に、前記起動中プログラム特定過程において特定される前記起動中プログラムの中に、前記対象プログラム特定過程において特定される前記対象プログラム以外のプログラムがあるか否かを判断する第3判断過程とを具備し、
    前記第1判断過程は、前記第2判断過程において、前記常駐プログラムが前記対象プログラムに含まれないと判断された場合に、前記対象プログラムのうちのいずれかが前記起動中プログラムであるか否かを判断する過程であり、
    前記保存過程は、前記第3判断過程において前記起動中プログラムの中に前記対象プログラム以外のプログラムがないと判断された場合には、前記取得過程が取得した前記履歴データを全て保存し、前記第3判断過程において前記起動中プログラムの中に前記対象プログラム以外のプログラムがあると判断された場合には、前記履歴データのうち、前記条件を満たす履歴データを保存する過程である
    ことを特徴とする情報処理方法。
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