JP5619829B2 - 光信号選択装置の制御方法および光信号選択装置 - Google Patents

光信号選択装置の制御方法および光信号選択装置 Download PDF

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Description

本発明は、光信号選択装置の制御方法および光信号選択装置に関するものである。
波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)方式を適用した光ネットワークにおいては、より柔軟なネットワークを構成するために、光信号の経路を電気信号に変換せずに光信号のまま切り替えを行う、光信号選択装置の重要性が高まっている。上記のような光信号選択装置として、例えば反射型位相変調器を使用した装置が提案されている。反射型位相変調器としては、位相変調素子である反射型液晶素子を2次元状に配列した位相変調素子アレイ(例えばLCOS:Liquid Crystal on Siliconなど)があり、光学特性や拡張性などの面から有力な方式として考えられている(特許文献1参照)。
特表2007−510957号公報
液晶素子で構成した位相変調素子アレイは、例えば、液晶層の片側に全ての位相変調素子に対して基準電圧を与える共通の基準電極を配置し、液晶層の反対側には各位相変調素子に対応した個別の駆動電圧を供給するための複数の駆動電極をアレイ状に配置した構成を有する。
このような構成において、それぞれの駆動電極に駆動電圧を供給すると、基準電圧との電位差に応じて液晶層の内部に各駆動電極から基準電極に向かって電場が生じる。理想的には、或る所定の駆動電極から基準電極までは直線状に電場が生じるので、所定の駆動電極の位置に相当する液晶のみが、所定の駆動電極に印加された駆動電圧に相当する位相変調を受ける。
しかしながら、駆動電極の間隔が狭い場合は、所定の駆動電極からの電場が他の駆動電極に回りこみ、かつ他の駆動電極からの電場が所定の駆動電極に回りこむ現象が発生する場合がある。この現象が発生すると、得られる位相変調が所望の位相変調からずれるので、所望の光信号選択特性が得られないという問題が生じる。一般に、このような現象はフリンジ効果(fringing field effect)と呼ばれている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、所望の光信号選択特性により近い特性を得ることができる光信号選択装置の制御方法および光信号選択装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る光信号選択装置の制御方法は、複数の光ファイバが所定のスイッチ方向に沿って配列した入出力光ファイバアレイと、前記入出力光ファイバアレイから入力された光信号を前記スイッチ方向と略垂直の方向に分光する波長分光器と、前記スイッチ方向と前記分光方向とに2次元状に配列された位相変調素子を有し、前記分光された光信号が入射され、前記入射された光信号を回折させる位相変調素子アレイと、を備え、前記位相変調素子アレイに対して、前記スイッチ方向に沿って配列した前記位相変調素子の列に、前記光信号を回折させるための線形の位相変調を印加する光選択装置の制御方法であって、所定の位相変調素子に印加する前記位相変調として、各位相変調素子間に相互作用が無い場合に印加すべき基準位相変調に、当該基準位相変調を印加したことにより発生する前記所定の位相変調素子と他の位相変調素子との相互作用の影響を減殺する補正を加えた位相変調を印加することを特徴とする。
また、本発明に係る光信号選択装置の制御方法は、上記発明において、前記他の位相変調素子は、前記所定の位相変調素子に対して前記スイッチ方向に沿って配列した位相変調素子であることを特徴とする。
また、本発明に係る光信号選択装置の制御方法は、上記発明において、前記他の位相変調素子は、前記所定の位相変調素子に対して前記分光方向に沿って配列した位相変調素子であることを特徴とする。
また、本発明に係る光信号選択装置の制御方法は、上記発明において、前記補正は、前記所定の位相変調素子に隣接する他の位相変調素子との相互作用の影響を補正することを特徴とする。
また、本発明に係る光信号選択装置の制御方法は、上記発明において、前記スイッチ方向に沿って印加する位相変調が折り返される領域に位置する位相変調素子に印加する位相変調に対して、前記補正を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る光信号選択装置の制御方法は、上記発明において、前記補正を前記光信号の波長に応じて変更することを特徴とする。
また、本発明に係る光信号選択装置の制御方法は、上記発明において、前記位相変調素子は液晶を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る光信号選択装置は、複数の光ファイバが所定のスイッチ方向に沿って配列した入出力光ファイバアレイと、前記入出力光ファイバアレイから入力された光信号を前記スイッチ方向と略垂直の方向に分光する波長分光器と、前記スイッチ方向と前記分光方向とに2次元状に配列された位相変調素子を有し、前記分光された光信号が入射され、前記入射された光信号を回折させる位相変調素子アレイと、前記位相変調素子アレイに対して、前記スイッチ方向に沿って配列した前記位相変調素子の列に、前記光信号を回折させるための線形の位相変調を印加する際に、所定の位相変調素子に印加する前記位相変調として、各位相変調素子間に相互作用が無い場合に印加すべき基準位相変調に、当該基準位相変調を印加したことにより発生する前記所定の位相変調素子と他の位相変調素子との相互作用の影響を減殺する補正を加えた位相変調を印加する制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る光信号選択装置は、上記発明において、前記他の位相変調素子は、前記所定の位相変調素子に対して前記スイッチ方向に沿って配列した位相変調素子であることを特徴とする。
また、本発明に係る光信号選択装置は、上記発明において、前記他の位相変調素子は、前記所定の位相変調素子に対して前記スイッチ方向とは垂直の分光方向に沿って配列した位相変調素子であることを特徴とする。
また、本発明に係る光信号選択装置は、上記発明において、前記補正は、前記所定の位相変調素子に隣接する他の位相変調素子からの影響を補正することを特徴とする。
また、本発明に係る光信号選択装置は、上記発明において、前記スイッチ方向に沿って印加する位相変調が折り返される領域に位置する位相変調素子に印加する位相変調に対して、前記補正を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る光信号選択装置は、上記発明において、前記補正は前記光信号の波長に応じて変更されることを特徴とする。
また、本発明に係る光信号選択装置は、上記発明において、前記位相変調素子は液晶を備えることを特徴とする。
本発明によれば、光信号選択装置において所望の光信号選択特性により近い特性を得ることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る制御方法を適用する光信号選択装置の模式的な構成図である。 図2は、位相変調素子アレイに光信号が入射されている状態を示す図である。 図3は、光信号の経路の切り替えを行う場合の位相変調素子アレイの位相の設定を説明する図である。 図4は、図3を位相軸方向から見た図である。 図5は、図3をX軸(分光軸)方向から見た図である。 図6は、位相変調素子アレイの液晶層中の理想的な電界の様子を示す図である。 図7は、フリンジ効果が発生した場合の液晶層中の電界の様子を示す図である。 図8は、従来の制御方法を適用した場合であって、フリンジ効果により位相変調に誤差が生じた場合の、図4のX12におけるY軸(スイッチ軸)方向の位相変調の様子を、X軸(分光軸)方向から見た図である。 図9は、従来の制御方法を適用した場合であって、フリンジ効果により位相変調に誤差が生じた場合の、位相変調素子アレイの反射特性のシミュレーション結果を示す図である。 図10は、実施の形態1の制御方法を適用した場合であって、フリンジ効果が発生している場合の、図4のX12におけるY軸(スイッチ軸)方向の位相変調の様子を、X軸(分光軸)方向から見た図である。 図11は、実施の形態1の制御方法を適用した場合の、位相変調素子アレイの反射特性のシミュレーション結果を示す図である。 図12は、従来の制御方法を適用した場合であって、フリンジ効果により位相変調に誤差が生じた場合の、図4のYにおけるX軸(分光軸)方向の位相変調の様子を、Y軸(スイッチ軸)方向から見た図である。 図13は、フリンジ効果により位相変調に誤差が生じていない理想的な場合、および誤差が生じた場合に従来の制御方法を適用した場合の、光信号選択装置の通過帯域のシミュレーション結果を示す図である。 図14は、実施の形態2の制御方法を適用した場合であって、フリンジ効果により位相変調に誤差が生じた場合の、図4のYにおけるX軸(分光軸)方向の位相変調の様子を、Y軸(スイッチ軸)方向から見た図である。 図15は、フリンジ効果により位相変調に誤差が生じていない理想的な場合、および誤差が生じた場合に実施の形態2の制御方法を適用した場合の光信号選択装置の通過帯域のシミュレーション結果を示す図である。 図16は、m番目の位相変調素子に与えられるべき基準位相変調と、隣接する位相変調素子との間で位相変調に折り返しがない場合を示す図である。 図17は、隣接する位相変調素子のどちらかの位相がφmax以上になって位相変調が折り返される場合を示す図である。 図18は、隣接する位相変調素子のどちらかの位相が0未満となって位相変調が折り返される場合を示す図である。
以下に、図面を参照して本発明に係る光信号選択装置の制御方法および光信号選択装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、各図面において、同一または対応する要素には適宜同一の符号を付している。さらに、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係などは、現実のものとは異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る制御方法を適用する光信号選択装置の模式的な構成図である。この光信号選択装置100は、入出力光ファイバアレイ10と、波長分光器20と、集光レンズ30と、位相変調素子アレイ40と、制御部50とを備えている。ここで、説明のために、位相変調素子アレイ40の素子面に平行にXY座標軸を規定する。なお、X軸は適宜分光軸またはX軸(分光軸)と記載し、Y軸はスイッチ軸または適宜Y軸(スイッチ軸)と記載する。
入出力光ファイバアレイ10は、Y軸方向に沿って複数本の光ファイバ11〜11がアレイ状に配列して構成されている。ただし、mは4以上の整数である。光ファイバ11〜11のそれぞれの先端にはコリメータレンズ付のフェルール12〜12が取り付けられている。光ファイバ11は光入力ポートとして機能し、光ファイバ11〜11は光出力ポートとして機能する。
波長分光器20は、たとえば回折格子を用いて構成されている。波長分光器20は、入出力光ファイバアレイ10から入力された光信号をX軸方向に沿って分光するように配置されている。
集光レンズ30は、波長分光器20が分光した光を位相変調素子アレイ40に集光するように配置されている。
位相変調素子アレイ40は、電圧を印加することによって屈折率を変化させることができる単位位相変調素子(ピクセル)がXY平面に2次元状に配列して構成されている。位相変調素子アレイ40は、たとえば位相変調素子として液晶素子を用いた反射型のLCOSを用いて構成することができる。
制御部50は、位相変調素子アレイ40に接続しており、位相変調素子アレイ40を構成する各位相変調素子に所望の電圧を印加するように構成されている。
つぎに、光信号選択装置100の動作について説明する。
はじめに、入出力光ファイバアレイ10の光ファイバ11が外部から光信号S、S、Sを入力させる。ここで、nは3以上m未満の整数とする。光信号S、S、Sは互いに異なる波長を有し、WDM光信号の異なるチャネルに割り当てられている。光信号S、S、Sの波長は光通信に使用される波長であり、たとえば1520nm〜1620nmの範囲である。光信号S、S、Sはフェルール12のコリメータレンズによって平行光とされる。
光信号S、S、Sは太い実線で示す光路に沿って伝搬し、波長分光器20に入射する。波長分光器20は光信号S、S、Sをそれぞれの波長に応じた異なる回折角で回折して、3つの光信号を分光する。
集光レンズ30は破線で示す光路に沿って伝搬する光信号Sを位相変調素子アレイ40に集光する。位相変調素子アレイ40は集光され入射された光信号Sを所定の角度で回折する。この回折角度は制御部50によって制御される。
回折された光信号Sは集光レンズ30によって平行光とされ、波長分光器20によってフェルール12を介して所望の光ファイバ11に入力される。これによって、光信号Sの光ファイバ11から光ファイバ11への経路の切り替えが実現される。
同様に、集光レンズ30はそれぞれ点線、一点鎖線で示す光路に沿って伝搬する光信号S、Sを位相変調素子アレイ40に集光する。位相変調素子アレイ40は集光され入射された光信号S、Sを所定の角度で回折する。光信号S、Sの回折角度は互いに異なり、かつ光信号Sの回折角度とも異なる。回折された光信号S、Sは集光レンズ30によって平行光とされ、波長分光器20によってそれぞれフェルール12、12を介して所望の光ファイバ11、11に入力される。これによって、光信号S、Sの光ファイバ11から光ファイバ11、11への経路の切り替えが実現される。
つぎに、位相変調素子アレイ40による光信号S、S、Sの回折について具体的に説明する。図2は、位相変調素子アレイ40に光信号S、S、Sが入射されている状態を示す図である。図2に示すように、各光信号S、S、SはX軸(分光軸)に沿って位相変調素子アレイ40の異なる領域に入射する。また、各光信号S、S、Sは複数の位相変調素子上にビームが広がって入射する。
図3は、光信号S、S、Sの経路の切り替えを行う場合の位相変調素子アレイ40の位相の設定を説明する図である。図3に示すように、位相変調素子アレイ40のうち、光信号S、S、Sが入射する各領域A、A、Aには、Y軸(スイッチ軸)に沿った傾きがそれぞれ異なる線形の位相変調を印加する。
図4は、図3を位相軸方向から見た図である。図4では、紙面下端でX軸に沿ったピクセル列のY座標をゼロとし、紙面上端のピクセル列のY座標をYmaxとしている。なお、図4では、Y軸(スイッチ軸)に沿って位相が階段状に変化しているが、これはピクセルにより位相変調が離散化されるためであり、図3および後述する図5の線形の位相変調は階段状の位相変調を線形近似したものである。このように、線形の位相変調を印加するとは、線形近似できる階段状の位相変調を印加する場合も含む。
図5は、図3をX軸方向から見た図であり、位相変調素子アレイ40に印加した線形の位相変調と、位相変調素子アレイ40の素子面に対する光信号の入射角および出射角(回折角)との関係を示している。所望の回折角θoutを得るための条件は下記の式(1)で表すことができる。
Figure 0005619829
式(1)において、Δφは必要な位相変調の傾き、dは位相変調の周期、λは光信号の波長、θinは光信号の入射角を意味する。なお光信号の波長がスペクトル的に広がりを有する場合は、λは、たとえば光信号の波長帯域の中心波長とすればよい。図5で位相の変化が0から2πまでであり、位相の変化が鋸状になっている理由は、位相は0から2πまでの周期関数であるため、2π以上の位相とする場合は0から2πの範囲で折り返すように位相を設定しても同等の位相特性となるからである。
したがって、光信号S、S、Sの経路の切り替えを行う場合には、制御部50は、光信号S、S、Sの波長、入射角、所望の回折角に応じた、各光信号S、S、Sに対する位相変調の傾きΔφが得られるように、位相変調素子アレイ40の各領域A、A、Aの位相変調素子の位相を制御する。
ここで、図6は、位相変調素子アレイ40の液晶層中の理想的な電界の様子を示す図である。図6に示すように、位相変調素子アレイ40は、基準電極41、液晶層42、および複数の駆動電極43とを備えており、液晶層42の片側に全ての位相変調素子に対して基準電圧を与える共通の基準電極41を配置し、液晶層42の反対側には各位相変調素子に対応した個別の駆動電圧を供給するための複数の駆動電極43をアレイ状に配置した構成を有する。
式(1)に示す所望の回折角θoutを得るための位相変調の傾きΔφを実現するために、駆動電極43に駆動電圧(V、V、V、・・・、V、Vn+1、・・・)を供給すると、基準電圧(V)との電位差に応じて液晶層42の内部に各駆動電極43から基準電極41に向かって電気力線L1で示す電場が生じる。理想的な場合には、或る所定の駆動電極43に注目すると、所定の駆動電極43から基準電極41までは直線状に電場が生じるので、所定の駆動電極43の位置に相当する液晶層42のみに、所定の駆動電極43に印加された駆動電圧に相当する位相変調が印加される。そのため、駆動電極43間(すなわち位相変調素子間)に相互作用は無い。
これに対して、図7は、フリンジ効果が発生した場合の液晶層42中の電界の様子を示す図である。図7に示すように、フリンジ効果が発生した場合には、電気力線L2で示すように、所定の駆動電極43からの電場が他の駆動電極43に回りこみ、かつ他の駆動電極43からの電場が所定の駆動電極43に回りこむ現象が発生する。これによって、駆動電極43間(すなわち位相変調素子間)に相互作用が発生し、液晶層42に印加される電圧が所望の駆動電圧とは異なる値となる。これによって、液晶層42が受ける位相変調に所望値からの誤差が生じる。
図8は、従来の制御方法を適用した場合であって、フリンジ効果により位相変調に誤差が生じた場合の、図4のX12におけるY軸(スイッチ軸)方向の位相変調の様子を、X軸(分光軸)方向から見た図である。線L3は相互作用が無いとして設定した位相、線L4はフリンジ効果の影響を受けた位相を示している。
図8に示すように、設定した位相は、0から2πの範囲で折り返すような階段状の形状をしているが、フリンジ効果が生じている場合は、設定値から誤差が生じる。特に、誤差は、2πから0に折り返す領域で顕著である。このように誤差が生じると、位相変調素子アレイ40は所望の回折角θout以外の角度へも光を回折してしまう。
図9は、従来の制御方法を適用した場合であって、フリンジ効果により位相変調に誤差が生じた場合の、位相変調素子アレイの反射特性のシミュレーション結果を示す図である。図9の例では、従来の制御方法によって、入射された光が+1°の回折角度で回折するように位相変調素子アレイ40に位相変調を印加した場合である。縦軸は回折角度が1°の場合の反射光強度を基準とした相対強度を示している。図9に示すように、位相変調に誤差が生じると、1°以外の回折角度にも回折光が発生している。このように意図しない角度への回折が生じることによって、光信号選択装置100に入力された光が所望の光出力ポートとは異なる光出力ポートに出力されてしまい、ポート間のクロストークが劣化したり、所望の光出力ポートから出力される光の強度が減少するので、光信号選択装置100の挿入損失が増大したりするという問題が生じ、所望の光信号選択特性を得ることができなくなる。
これに対して、本実施の形態1に係る制御方法では、各位相変調素子間の相互作用の影響を減殺する補正を加えた位相変調が印加されるように、各位相変調素子に駆動電極を印加する。これによって、誤差が減殺され、位相変調素子アレイ40において意図しない角度への光信号の回折が抑制される。
図10は、本実施の形態1の制御方法を適用した場合であって、フリンジ効果が発生している場合の、図4のX12におけるY軸(スイッチ軸)方向の位相変調の様子を、X軸(分光軸)方向から見た図である。線L5が設定した位相、線L6がフリンジ効果の影響を受けた位相を示している。
図10に示すように、隣接する位相変調素子間で位相が小さい側では実際に与える位相変調を減少させ、逆に大きい側では実際に与える位相変調を増加させる。特に、2πから0に折り返しのある素子間で補正量が最大になるように補正を行うことで、本実施の形態1の制御方法によって設定した位相は、フリンジ効果の影響を受けた状態においても、0から2πの範囲で折り返すような形状となる。
図11は、本実施の形態1の制御方法を適用した場合の、位相変調素子アレイの反射特性のシミュレーション結果を示す図である。図11の例は、本実施の形態1の制御方法によって、図9の場合と同様に、入力された光が+1°の回折角度で回折するように位相変調素子アレイ40に位相変調を印加した場合である。図11に示すように、本実施の形態1の制御方法を適用した場合は、1°以外の回折角度に発生する回折光はきわめて抑制されている。たとえば、回折角度1°における光強度に対する回折角度0°、−1°、±2°、±3°における光強度は相対的に−45dB以下である。このように、本実施の形態1の制御方法を適用した場合は、ポート間のクロストークの劣化が抑制され、かつ光信号選択装置100の挿入損失の増大も抑制されるので、所望の光信号選択特性により近い特性を得ることができる。
つぎに、位相変調素子アレイ40の各位相変調素子に与える位相の一例について具体的に説明する。
Y軸(スイッチ軸)方向における各位相変調素子に与えた位相をφ(i)(i=0、1、2、・・・、M、MはYmax)とする時、フリンジ効果を受けた後のm番目の位相変調素子における位相変調(φ´(m))は、下記の式(2)で表される。
Figure 0005619829
なお、k(i)(0<k(i)<1,i:0以外の整数)はi番目だけ離れた位相変調素子がm番目の位相変調素子に与えるフリンジ効果の影響の重み係数である。
ここで、Y軸(スイッチ軸)方向の位相変調のベクトル表記をΦ、フリンジ効果を表現する行列をAとすると、Φ、Aは、それぞれ下記の式(3)、(4)で表される。
Figure 0005619829
Figure 0005619829
この時、印加した位相変調がフリンジ効果の影響を受けた後の位相変調は、下記の式(5)で表現される。
Figure 0005619829
そこで、位相変調素子間に相互作用が無い場合に印加すべき理想的な位相変調を基準位相変調(Φideal)とし、フリンジ効果を表現する行列Aの逆行列である行列A−1をあらかじめ基準位相変調Φidealに掛けたものをΦに置き換えると、下記の式(6)になる。
Figure 0005619829
このように、フリンジ効果を表現する行列Aの逆行列である行列A−1を基準位相変調に掛けたものを各位相変調素子に対する位相変調として印加することによって、フリンジ効果の影響を受けた後の位相変調を、所望の位相変調とすることができる。
ここで、一般的にはフリンジ効果は位相変調素子の距離が離れるほど、その影響は小さくなるため、隣接する位相変調素子(i=±1)からのフリンジ効果の影響が支配的である。そこで、隣接する位相変調素子から受ける影響のみを考慮し、また重み係数は対称であると仮定し、k(1)=k(−1)=k(0<k<1)とすると、フリンジ効果を表現する行列Aは、下記の式(7)で表される。
Figure 0005619829
さらに、隣接する位相変調素子からしか影響を受けないのであれば、k≪1として、kの高次の項は十分小さいとみなして無視することができる。たとえば、k〜0.05である。この場合、フリンジ効果の逆特性を与える行列A−1は下記の式(8)のように近似できる。
Figure 0005619829
式(8)を用いると、フリンジ効果の影響を考慮した後の、m番目の位相変調素子に印加する位相変調は、下記の式(9)で表される。φideal(m)は基準位相変調である。
Figure 0005619829
式(9)で表させる位相変調を、Y軸(スイッチ軸)方向に対して与えることによって、フリンジ効果の発生にかかわらず各位相変調素子に所望の位相変調を与えることが可能となる。
上述した位相変調を与えるための、本実施の形態1に係る制御方法のフローについて説明する。なお、以下のフローに示す制御は、制御部50が、たとえば外部から入力されたデータ、または内部に備えられた記憶部から読み出したデータ等に基づいて、制御部50の内部に備えられた演算部が所定の演算処理を行うことによって実現される。
はじめに、ステップ1で、制御対象とするピクセル列のY座標をゼロに設定する(Y=0)。つぎに、ステップ2で、制御対象に印加する位相の初期値φiniを設定する(φ(X、Y=0)=φini)。なお、XはピクセルのX座標である。つぎに、ステップ3で、位相変調素子間に相互作用が無い場合に印加すべき基準位相変調φideal(Y=0)を算出する。つぎに、ステップ4で、制御対象とするピクセル列に隣接するピクセル列に印加する基準位相変調(φideal(Y−1)、φideal(Y+1))を算出する。ただし、Y=0の場合はφideal(Y+1)側だけでよい。つぎに、ステップ5で、フリンジ効果の影響を考慮した後の位相変調φ(0)を算出する。つぎに、ステップ6で、制御対象である位相変調素子アレイ40のY=0のピクセル列内の各ピクセルに、位相変調φ(0)をX軸(分光軸)に沿って出力する。具体的には、位相変調φ(0)を実現するための駆動電圧を各ピクセルの駆動電極に印加する。
つぎに、ステップ7で、制御対象のピクセル列のY座標が最大値(Ymax)かどうかを判定する。最大値(Ymax)でなければ、ステップ8に進む。最大値(Ymax)であれば、制御を終了する。
ステップ8では、制御対象のピクセル列のY座標をカウントアップする(Y=Y+1)。その後、ステップ3に戻って、上記ステップ3〜ステップ7を繰り返し行う。たとえば、Y=1の場合は、フリンジ効果の影響を考慮した後の位相変調φ(1)を算出し、制御対象である位相変調素子アレイ40のY=1のピクセル列内の各ピクセルに、位相変調φ(1)をX軸(分光軸)に沿って出力する。具体的には、位相変調φ(1)を実現するための駆動電圧を各ピクセルの駆動電極に印加する。
上記制御によって、本実施の形態1に係る制御方法が実現される。なお、位相φ(0)〜φ(M)は、外部から入力されたデータ、または制御部50内部に備えられた記憶部に格納されたテーブルデータに基づいて、制御部50の内部に備えられた演算部が演算するものである。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、光信号選択装置100において所望の光信号選択特性により近い特性を得ることができる。
(実施の形態2)
上記実施の形態1に係る制御方法では、Y軸(スイッチ軸)方向の位相変調に対して補正を行っているが、実施の形態2に係る制御方法では、さらにX軸(分光軸)方向の位相変調に対しても補正を行う。
図12は、従来の制御方法を適用した場合であって、フリンジ効果により位相変調に誤差が生じた場合の、図4のYにおけるX軸(分光軸)方向の位相変調の様子を、Y軸(スイッチ軸)方向から見た図である。線L7が設定した位相、線L8がフリンジ効果の影響を受けた位相を示している。光信号Sが入射する領域Aと光信号Sが入射する領域Aとは隣接しているが、一般に各領域には傾きが異なる位相変調が与えられるため、領域Aと領域Aとの間で位相差が生じる場所がある。これによってX軸(分光軸)方向でもフリンジ効果が発生し、設定した位相からの誤差が生じ、位相変調が、階段状である設定値に対してなだらかな曲線状の形状となる。
図13は、フリンジ効果により位相変調に誤差が生じていない理想的な場合、および誤差が生じた場合に従来の制御方法を適用した場合の、光信号選択装置100の通過帯域のシミュレーション結果を示す図である。ここで、通過帯域とは、光信号選択装置100の光入力ポートと所定の光出力ポートとの間の光の通過帯域を光の周波数で表したものである。なお、横軸の周波数オフセットは、通過帯域の中心波長を基準(0GHz)として高周波側のオフセット(正の値)と低周波側のオフセット(負の値)とを示したものである。
図13に示すように、光信号が入射する領域の境界で位相に誤差が発生した場合の通過帯域(線L10)は、誤差が生じていない理想の通過帯域(線L9)に比べて通過帯域が狭くなる。
これに対して、本実施の形態2に係る制御方法では、X軸(分光軸)方向でも、各位相変調素子間の相互作用の影響を減殺する補正を加えた位相変調が印加されるように、各位相変調素子に駆動電極を印加する。これによって、誤差が減殺され、位相変調素子アレイ40において意図しない角度への光信号の回折が抑制され、通過帯域の狭帯域化が抑制される。
図14は、本実施の形態2の制御方法を適用した場合であって、フリンジ効果が発生している場合の、図4のYにおけるX軸(分光軸)方向の位相変調の様子を、Y軸(スイッチ軸)方向から見た図である。線L11が設定した位相、線L12がフリンジ効果の影響を受けた位相を示している。
図14に示すように、領域の境目において、隣接する位相変調素子間で位相が小さい側では実際に与える位相変調を減少させ、逆に大きい側では実際に与える位相変調を増加させることで、本実施の形態2の制御方法によって設定した位相は、フリンジ効果の影響を受けた状態においても、階段状に近い形状となる。
図15は、フリンジ効果により位相変調に誤差が生じていない理想的な場合、および誤差が生じた場合に本実施の形態2の制御方法を適用した場合の光信号選択装置100の通過帯域のシミュレーション結果を示す図である。図15に示すように、本実施の形態2の制御方法を適用した場合の通過帯域(線L13)は、通過帯域の狭帯域化が抑制され、理想の通過帯域(線L9)に近い通過帯域となるので、所望の光信号選択特性にさらに近い特性を得ることができる。
つぎに、位相変調素子アレイ40の各位相変調素子に与える位相の一例について具体的に説明する。
ここで、X軸(分光軸)方向およびY軸(スイッチ軸)方向の位相変調のベクトル表記をΦMNとすると、ΦMNは、下記の式(10)で表される。
Figure 0005619829
この時、印加した位相変調がフリンジ効果の影響を受けた後の位相変調は、下記の式(11)で表現される。なお、行列Aは式(4)で示されるものである。
Figure 0005619829
そこで、フリンジ効果を表現する行列Aの逆行列である行列A−1をあらかじめ基準位相変調(Φideal)に掛けたものをΦMNに置き換えると、下記の式(12)になる。
Figure 0005619829
ここで、隣接する位相変調素子から受ける影響のみを考慮し、また重み係数は対称であると仮定し、かつk≪1として、kの高次の項は十分小さいとみなして無視すると、フリンジ効果の影響を考慮した後の、Y軸(スイッチ軸)においてm番目および、X軸(分光軸)においてn番目の位相変調素子に印加する位相変調は、下記の式(13)で近似的に表される。
Figure 0005619829
式(13)で表させる位相変調を、X軸(分光軸)方向およびY軸(スイッチ軸)方向に対して与えることによって、フリンジ効果の発生にかかわらず各位相変調素子に所望の位相変調を与えることが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態2によれば、光信号選択装置100において所望の光信号選択特性にさらに近い特性を得ることができる。
(実施の形態3)
上記実施の形態1に係る制御方法のように、Y軸(スイッチ軸)方向に対して与える位相変調が、Y軸に対して線形に変化し、位相変調の最小値と最大値φmaxとの間(一般的には0と2πとの間)で折り返すような鋸状の形状である場合は、隣接する位相変調素子間での位相差は、式(1)で表されるΔφで一定である。本実施の形態3では、これを利用して制御をより簡易なものとしている。
たとえば、Y軸(スイッチ軸)方向においてm番目の位相変調素子に与えられるべき基準位相変調と、隣接する位相変調素子との間で位相変調に折り返しがない場合を考える。図16は、m番目の位相変調素子に与えられるべき基準位相変調と、隣接する位相変調素子との間で位相変調に折り返しがない場合を示す図である。図16(a)はΔφが正の場合を示し、図16(b)はΔφが負の場合を示している。この場合には、下記の式(14)が成り立つ。
Figure 0005619829
式(9)に式(14)を代入すると、以下の式(15)になる。
Figure 0005619829
位相変調が線形であり、隣接する位相変調素子との間で位相変調に折り返しがない場合には、m番目の位相変調素子に与える位相変調に対して、隣接する位相変調素子に与える各位相変調は、同じ位相差で逆方向に位相変調を受けているため、対称の関係にある。
したがって、この場合には、フリンジ効果が発生していたとしても、隣接する位相変調素子から与えられるフリンジ効果が同じ大きさで逆方向となって相殺されるため、基準位相変調に補正を加えなくてもよい。
一方、隣接する位相変調素子のどちらかの位相がφmax以上になって位相変調が折り返される場合を考える。図17は、隣接する位相変調素子のどちらかの位相がφmax以上になって位相変調が折り返される場合を示す図である。図17(a)はΔφが正かつφideal(m)とφideal(m+1)の間で折り返しがある場合を示し、図17(b)はΔφが負かつφideal(m−1)とφideal(m)の間で折り返しがある場合を示す図である。図17(a)の場合には、下記の式(16)が成り立ち、図17(b)の場合には、下記の式(17)が成り立つ。
Figure 0005619829
Figure 0005619829
この場合、式(9)に式(16)または式(17)を代入すると、下記式(18)となる。
Figure 0005619829
位相変調が線形であり、隣接する位相変調素子のどちらかの位相がφmax以上になって位相変調が折り返される場合には、m番目の位相変調素子に与える位相変調に対して、隣接する位相変調素子に与える位相変調はどちら側も小さくなる。
よってこの場合には、位相変調を増加させるような補正を加える必要があるため、基準位相変調に以下の式(19)を補正値として加算する補正を行えばよい。
Figure 0005619829
同様に、隣接する位相変調素子のどちらかの位相が0未満となって位相変調が折り返される場合を考える。図18は、隣接する位相変調素子のどちらかの位相が0未満となって位相変調が折り返される場合を示す図である。図18(a)はΔφが正かつφideal(m−1)とφideal(m)の間で折り返しがある場合を示し、図18(b)は、Δφが負かつφideal(m)とφ(m+1)idealの間で折り返しがある場合を示す。この場合には、下記の式(20)が成り立つ。
Figure 0005619829
位相変調が線形であり、隣接する位相変調素子のどちらかの位相が0未満になって位相変調が折り返される場合には、m番目の位相変調素子に与える位相変調に対して、隣接する位相変調素子に与える位相変調はどちら側も大きくなる。
よってこの場合には、位相変調を減少させるような補正を加える必要があるため、基準位相変調に以下の式(21)を補正値として減算する補正を行えばよい。
Figure 0005619829
本実施の形態3では、位相変調の折り返しがある領域のみに対して補正を施すことになるので、演算量またはデータ量を減らすことができ、制御部50における演算処理、記憶部、または外部とのデータの入出力の負荷を軽減することが可能となるとともに、制御がより簡易になる。
ところで、液晶による位相変調は、電場を印加することにより液晶の屈折率が変化することにより生じる。ここで、液晶層の厚さをD、液晶の屈折率の変化量をΔnとすると、液晶層中での位相変化量(Δφ)は下記の式(22)で表される。
Figure 0005619829
また、Δnは波長に依存する。したがって、液晶の屈折率変化量および位相変化量は波長に依存しているため、フリンジ効果の影響による位相の誤差も波長依存性を持つことになる。さらには、Δnは波長だけでなく温度にも依存する。
したがって、上記実施の形態において、他の位相変調素子から与えられるフリンジ効果の影響の重み係数kを、波長や温度等の、液晶の屈折率変化量に影響を与えるパラメータに応じて変更することによって、さらに正確な誤差の補正を行うことが可能となる。たとえば、波長に応じた重み係数の変更は、例えば光信号選択装置への入力が想定されている光信号の波長ごとにあらかじめ算出した最適な重み係数をテーブルデータとして記憶部に格納しておき、これを入力される光信号の波長に応じて参照することで実現することが可能である。入力される光信号の波長は、分光軸方向の座標に対する光信号の波長情報をテーブルデータとして記憶部に格納し参照すればよい。また、光信号選択装置に公知の波長モニタを設け、モニタした波長を制御部に入力することで検知する構成にしたり、入力される光信号の波長の情報を光信号選択装置の外部から制御部に入力する構成としたりしてもよい。
なお、上記実施の形態において、位相変調に補正を行う場合には、各位相変調素子間の相互作用の影響を完全に相殺するように補正を加えることがより好ましいが、完全に相殺しなくても、相互作用の影響を減殺するような補正であれば、本発明の効果を奏するものとなる。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
10 入出力光ファイバアレイ
11〜11 光ファイバ
12〜12 フェルール
20 波長分光器
30 集光レンズ
40 位相変調素子アレイ
41 基準電極
42 液晶層
43 駆動電極
50 制御部
100 光信号選択装置
、A、A 領域
L1、L2 電気力線
L3〜L12 線
、S、S 光信号

Claims (12)

  1. 複数の光ファイバが所定のスイッチ方向に沿って配列した入出力光ファイバアレイと、
    前記入出力光ファイバアレイから入力された光信号を前記スイッチ方向と略垂直の方向に分光する波長分光器と、
    前記スイッチ方向と前記分光方向とに2次元状に配列された、液晶素子である位相変調素子を有し、前記分光された光信号が入射され、前記入射された光信号を回折させる位相変調素子アレイと、
    を備え、前記位相変調素子アレイに対して、前記スイッチ方向に沿って配列した前記位相変調素子の列に、前記光信号を回折させるための線形の位相変調を印加する光選択装置の制御方法であって、
    所定の位相変調素子に印加する前記位相変調として、各位相変調素子間に相互作用が無い場合に印加すべき基準位相変調に、当該基準位相変調を印加したことにより発生する前記所定の位相変調素子と他の位相変調素子との相互作用の影響を減殺する補正を加えた位相変調を印加することを特徴とする光信号選択装置の制御方法。
  2. 前記他の位相変調素子は、前記所定の位相変調素子に対して前記スイッチ方向に沿って配列した位相変調素子であることを特徴とする請求項1に記載の光信号選択装置の制御方法。
  3. 前記他の位相変調素子は、前記所定の位相変調素子に対して前記分光方向に沿って配列した位相変調素子であることを特徴とする請求項1に記載の光信号選択装置の制御方法。
  4. 前記補正は、前記所定の位相変調素子に隣接する他の位相変調素子との相互作用の影響を補正することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の光信号選択装置の制御方法。
  5. 前記スイッチ方向に沿って印加する位相変調が折り返される領域に位置する位相変調素子に印加する位相変調に対して、前記補正を行うことを特徴とする請求項2に記載の光信号選択装置の制御方法。
  6. 前記補正を前記光信号の波長に応じて変更することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の光信号選択装置の制御方法。
  7. 複数の光ファイバが所定のスイッチ方向に沿って配列した入出力光ファイバアレイと、
    前記入出力光ファイバアレイから入力された光信号を前記スイッチ方向と略垂直の方向に分光する波長分光器と、
    前記スイッチ方向と前記分光方向とに2次元状に配列された、液晶素子である位相変調素子を有し、前記分光された光信号が入射され、前記入射された光信号を回折させる位相変調素子アレイと、
    前記位相変調素子アレイに対して、前記スイッチ方向に沿って配列した前記位相変調素子の列に、前記光信号を回折させるための線形の位相変調を印加する際に、所定の位相変調素子に印加する前記位相変調として、各位相変調素子間に相互作用が無い場合に印加すべき基準位相変調に、当該基準位相変調を印加したことにより発生する前記所定の位相変調素子と他の位相変調素子との相互作用の影響を減殺する補正を加えた位相変調を印加する制御部と、
    を備えることを特徴とする光信号選択装置。
  8. 前記他の位相変調素子は、前記所定の位相変調素子に対して前記スイッチ方向に沿って配列した位相変調素子であることを特徴とする請求項に記載の光信号選択装置。
  9. 前記他の位相変調素子は、前記所定の位相変調素子に対して前記スイッチ方向とは垂直の分光方向に沿って配列した位相変調素子であることを特徴とする請求項に記載の光信号選択装置。
  10. 前記補正は、前記所定の位相変調素子に隣接する他の位相変調素子からの影響を補正することを特徴とする請求項のいずれか一つに記載の光信号選択装置。
  11. 前記スイッチ方向に沿って印加する位相変調が折り返される領域に位置する位相変調素子に印加する位相変調に対して、前記補正を行うことを特徴とする請求項に記載の光信号選択装置。
  12. 前記補正は前記光信号の波長に応じて変更されることを特徴とする請求項〜1のいずれか一つに記載の光信号選択装置。
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