JP5619263B1 - 載荷試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 設置スペースが小さくて済み、試験のための装置のセッティング時間を短縮することができる平板載荷試験法を応用した載荷試験装置を提供する【解決手段】 掘削孔71内に配置され、上部固定部21によって前記掘削孔71内の所定位置に固定可能な測定基準フレーム23と、前記測定基準フレーム23との相対距離を変更可能に設けられ、下部固定部41によって前記掘削孔71内の所定位置に固定可能に構成された加圧部ユニット4と、前記加圧部ユニット4に固定され、伸縮可能な載荷ロッド49を伸張させて下端に設けられた載荷板を介して孔底に所定の荷重を加える載荷ジャッキ48と、前記載荷ロッド49に連結され前記載荷ロッド49の位置を測定する計測手段30と、を有する。【選択図】 図8

Description

本発明は、例えば、場所打ち杭を築造する杭先端を受ける掘削孔など、掘削孔の孔底の地盤の支持力を計測するための載荷試験装置及び載荷試験方法に関する。
構造物の基礎となる杭の打設においては、一定の支持力を確保できる地盤の深さまで掘削する必要があり、そのために、掘削した孔底の地盤支持力を調査する必要がある。
この孔底の地盤支持力を調査する手段として、従来から各種の載荷試験が行われている。この支持力を調査する手段として、従来から各種の試験方法が知られているが、この試験方法の一つとして、地盤に所定の大きさの載荷板を載置し、この載荷板に一定の荷重をかけて沈下量を測定する平板載荷試験法(土質工学基準JSF規格 JGS 1521)などが広く用いられている。
この平板載荷試験法は、地盤上に例えば直径30cm、板厚25mm以上の鋼板で形成された載荷板を置き、この載荷板から垂直に立設された支柱の上に、例えば、重量物を載置して載荷板に所定の荷重をかけ、所定の時間が経過する間の地盤の沈下量を測定するものである。
この平板載荷試験法に基づいて地盤の支持力を測定する装置としては、例えば、特許文献1(特開平11−239827号公報)や特許文献2(特開2008−171958号公報)等に開示されているものが知られている。これらの装置は、いずれも載荷板に接続された支柱をジャッキに接続し、ジャッキから所定の荷重を加えることによって地盤と共に沈下する載荷板あるいは支柱の変位量を計測するものである。
これらの装置はいずれも、5000kN/m以上、ときには9000kN/mもの地盤反力の確認を行なうもので、直径30cmの載荷板での実載荷荷重は600kN/mを超える荷重となる。これらの荷重に対する反力を受けるための反力はオールケーシング装置本体重量、ケーシング重量、ケーシング周面摩擦力、反力ウェイトなどを利用する。また、沈下する載荷台の変位量の計測基準となる基準梁装置が必要となる。これらの装置は、ジャッキによる反力に十分対抗することができ、かつ載荷板の沈下量を測定するための基準梁を固定した状態にズレなく維持する必要がある。このため、上記の特許文献に記載の各装置は、載荷試験中に加えられるジャッキの荷重に十分対抗可能な構造を有し、いずれも地上にこれら反力架台及び基準梁の部材を配置する構成となっている。
一方、ジャッキを応用した平板載荷試験法を応用した検査装置ではないが、場所打杭を構成する鋼管杭の内部に挿入配置され、鋼管杭に対して載荷試験を行うことによって支持力を測定する装置が特許文献3(特開2008−96148号公報)に開示されている。
この装置は、地盤に挿入された鋼管杭内に配置されるように吊り下げられており、懸架した状態に支持する重錘を鋼管杭内で落下させて鋼管杭の内部に設けられている杭に衝突させ、その衝撃を鋼管杭外殻に伝えることによって、鋼管杭の沈下量を測定する装置である。
特開2001−64954号公報 特開2008−171958号公報 特開2008−96148号公報
しかし、各特許文献1,2に記載の載荷試験装置は、基準梁、反力架台などの装置は全て地上にセットする構成であるため、地盤の測定にこれらの部材を配置するための相応のスペースが必要となるという問題があった。
また、特許文献3に記載の載荷装置は、杭孔内に装置を配置する構成であるが、載荷板をジャッキで押圧する構成ではないため、ジャッキの反力に対抗する反力架台を設ける必要がなく、基準梁のズレ防止などの問題がない。また、この載荷装置も鋼管杭の沈下量を測定する測定装置は地上に配置されているため、地上の設置スペースが必要となる。さらに、この載荷装置は重錘を落下するために騒音などの問題が生じ、載荷する重錘の荷重が大きくなるため、装置が大掛かりで試験準備に要する時間がかかるという問題がある。
また、定められた工期の中で円滑に工程を進めるためには、地盤支持力の計測は、削孔後直ちに行い次工程へと進める必要がある。特許文献に記載の装置では、装置規模が過大であり設置に時間と手間を要するため、コンクリート打設前に全孔底の地盤支持力を計測することは実質的に困難であり、実際には代表的な孔底の計測のみが行われている。しかし、特に傾斜層等での杭の打設においては、地盤支持力を確保できる深度が急変することが一般に知られており、代表的な孔底の計測だけでは不十分であり、全孔底の支持力を計測することが好ましい。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、設置スペースが小さくて済み、試験のための装置のセッティング時間を短縮することができる平板載荷試験法を応用した載荷試験装置及び載荷試験方法を提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の載荷試験装置及び載荷試験方法を提供する。
本発明は、掘削孔の孔底の支持力を測定するための載荷試験装置及び載荷試験方法であり、例えば、場所打杭の築造にあたって地盤を掘削した掘削孔の支持力測定に用いられる。
本発明は、掘削孔上方から垂下されて前記掘削孔内に配置される載荷試験装置であって、
前記掘削孔内の壁面に対して接離自在に構成され、前記掘削孔内の所定位置において前記壁面に当接することで摩擦固定可能な第1の固定部と、
前記第1の固定部に接続された装置本体と、
前記装置本体に対し伸縮可能に構成され、前記掘削孔の孔底に所定の荷重を負荷する載荷ロッドを有し、前記孔底への負荷に対する反力を前記第1の固定部により支持されるように前記装置本体に設けられた載荷ジャッキと、
前記載荷ジャッキの載荷ロッドに連結され、前記載荷ロッドの位置を測定する計測手段と、を有することを特徴とする、載荷試験装置である。

また、本発明は、前記載荷ジャッキは、前記載荷ロッドをピストンとして有する油圧シリンダで構成されることが好ましい。
また、本発明において、前記測定部ユニットは、
前記ジャッキ本体と相対前記第1の固定部は、先端に前記掘削孔の内壁に当接する押圧部を有し、それぞれ中心から放射状に伸びるように構成され、前記掘削孔の内壁に前記押圧部が押圧されることで摩擦固定するように構成されていることが好ましい。
本発明において、前記計測手段は、
前記装置本体と相対距離を変更可能に設けられた測定基準フレームと、前記測定基準フレームに設けられて前記掘削孔内の壁面に対して接離自在に構成され、前記測定基準フレームを前記掘削孔内の所定位置において前記壁面に当接することで摩擦固定可能な第2の固定部を備える測定部ユニットを構成し、
前記計測手段は、前記測定基準フレームと前記載荷ジャッキの載荷ロッドにそれぞれ連結され、前記載荷ロッドの前記測定基準フレームに対する相対位置を測定するように設けられている。

さらに本発明は、前記測定基準フレームは、前記装置本体の上端から上方に延在するガイドロッドに対して摺動可能に配置され、
さらに、前記ガイドロッドと前記測定基準フレームに接続され、前記測定部ユニットを前記ジャッキ本体に対して測定基準位置となるように配置する復帰手段を有することが好ましい。
また、前記復帰手段は、前記ガイドロッドの上端と前記測定基準フレームに接続されて前記測定基準フレームを上方に付勢した状態に吊設するバネを有し、前記ガイドロッドの前記測定基準フレームの上方位置に設けられたストッパに前記測定基準フレームを当接させることで、測定基準位置に前記測定基準フレームを配置することが好ましい。
また、本発明は、前記第2の固定部は、先端に前記掘削孔の内壁に当接する押圧部を有し、それぞれ中心から放射状に伸びるように構成され、前記掘削孔の内壁に前記押圧部が押圧されることで摩擦固定するように構成されていることができる。
また、前記測定部ユニットは、プローブと、前記載荷ロッドに連結されたセンサスライダを有し、前記プローブに対する前記センサスライダの位置を測定することで、前記載荷ロッドの位置を測定することができる。
また、前記載荷ロッドは、前記載荷ジャッキにより前記載荷板に加えられた押圧力を測定する押圧力測定手段を備えることが好ましい。
また、本発明は、掘削孔内の壁面に対して接離自在に構成された第1の固定部と、前記第1の固定部に接続する装置本体に対し伸縮可能に構成された載荷ロッドを有し、前記孔底への負荷に対する反力を前記第1の固定部により支持されるように前記装置本体に設けられた載荷ジャッキと、前記載荷ロッドの下端に設けられ、前記載荷ジャッキにより前記掘削孔の孔底に所定の荷重を負荷する載荷板と、前記載荷ジャッキのジャッキ本体と前記載荷ロッドにそれぞれ連結された測定部ユニットと、を有する試験装置を用いて行う載荷試験方法であって、
前記試験装置を掘削孔上方から垂下して前記掘削孔内に配置し、
前記第1の固定部を前記壁面に当接させて前記掘削孔内の所定位置に前記試験装置を摩擦固定させ、
前記載荷ジャッキの載荷ロッドを伸張させて、前記載荷板を前記掘削孔底に押圧させ、
前記測定部ユニットにより前記載荷ロッドの位置を測定する、ことを特徴とする、載荷試験方法を提供する。
上記方法において、前記第1の固定部により前記試験装置を固定する前記所定位置は、前記載荷板が前記掘削孔底に接触する位置であることが好ましい。
本発明の載荷試験装置によれば、装置を掘削孔内に配置し、また、伸縮式のロッドを使用するため地上に機材を設置する必要がなく、小さなスペースで作業が可能である。また、試験装置にジャッキ、載荷ロッドが内蔵されているため、構造を簡易なものとすることができ、また、装置を小型化することができるため、運搬及び装置の取り扱いが一段と容易となる。したがって、代表的な孔底の計測に留まらず、より多数の孔底の計測を可能とし、基礎杭全数の地盤支持力を計測することができる。
本発明の第1実施形態にかかる載荷試験装置の掘削孔内への設置状態を模式的に示す説明図である。 図1の載荷試験装置の構成を示す断面図である。 図1の載荷試験装置の要部構成を示す断面図である。 図2のIV−IV線における断面図である。図1の載荷試験装置の構成を示す断面図である。 図2のV−V線における断面図である。 図2のVI−VI線における断面図である。 可動側加圧部グリッパの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる載荷試験装置の構成を示す断面図である。 図8のIX−IX線における断面図である。 図8のX−X線における断面図である。 図10のXI−XI線における断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る載荷試験装置について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態にかかる載荷試験装置の掘削孔内への設置状態を模式的に示す説明図である。
本実施形態にかかる載荷試験装置1は、場所打杭築造のための掘削孔71における孔底71aの支持力を測定するために用いられる。掘削孔71には、場所打杭を築造するにあたって地盤Gを掘削掘孔するために地盤G中に所定深さまで円筒形状のケーシング72が貫入されている。ケーシング72は、孔壁の崩落を防止すると供に、地盤G中に残置したままの状態でその引き抜き抵抗を利用して反力支持(反力受け)手段として使用される。
ケーシング72は、図示しない圧入機によって地盤G中に回転しながら圧入される。ケーシング72の圧入圧力は数10トンにも達し、後述するように載荷試験装置1の押圧力に対抗するための反力支持手段としては十分な抵抗を有している。
載荷試験装置1は、クレーン73からワイヤー74で吊り下げられて掘削孔71内に挿入され、載荷試験装置1の下端に位置する載荷板53が孔底71aに当接する位置においてケーシング72に固定配置される。
載荷試験装置1は、図2に示すように、それぞれ略円柱状の筐体20,40を有する測定部ユニット2と加圧部ユニット4とで主に構成される。測定部ユニット2は加圧部ユニット4の上方に固定した状態に配置される。
加圧部ユニット4は、第1の固定部の一例としての下部固定部41を有しており、掘削孔71内でケーシング72に摩擦固定することができる。下部固定部41は、その外周面から円周方向に放射状に配置された伸縮自在の部材41a,41bで構成されており、それぞれケーシング72の内壁に当接して固定することで、装置と掘削孔の中心合わせを行うことができる。
図2に示すように、加圧部ユニット4は、その上面の測定部ユニット2の側方位置にクレーン73から伸びるワイヤー74と連結する連結部22が設けられており、クレーン73から吊り下げられる。筐体20は、内部に収納される部材を保護するためのものであり、その内部には測定部ユニット4中の載荷ロッド49との相対距離を測定する計測手段の一例としての測距センサ30が設けられている。
本発明の計測手段の一例としての測距センサ30は、磁歪式リニア変位センサが用いられている。磁歪式リニア変位センサは、図3、図4に示すように、磁石で構成された環状のセンサスライダ30aがプローブ30bに外挿された構成であり、プローブ30bが鉛直方向に立設されている。センサスライダ30aは、後述するように載荷ロッド49から伸びるセンサ連結棹51に固定されており、載荷ロッド49の変位に応じてプローブ30bとの相対位置が矢印93に示すように変化する。プローブ30bは、センサスライダ30aの磁力を検出することで、プローブ30bにおけるセンサスライダ30aの位置を測定する。
なお、測距センサ30としては、本実施形態に例示した磁歪式リニア変位センサに限定されるものではなく、変位する2つの部材の距離を測定することができるものであれば広く利用することができ、例えば、各種エンコーダ等を利用することもできる。
加圧部ユニット4は、測定部ユニット2の下側に一体的に設けられ、円筒形の筐体40を有する。筐体40は、外側筐体40aと内側筐体40bとの二重に構成されている。内側筐体40bは外側筐体40aに較べて長く構成されており、外側筐体は、内側筐体40b内に設けられる載荷ジャッキの駆動機構を保護するためのものである。本実施形態では、内側筐体40bの外周面に下部固定部41が固定され、内側筐体40bの内部に載荷ジャッキ42が収納されている。
筐体40は、その上面が載荷ジャッキ42と連結したジャッキフレーム48eとして構成されている。ジャッキフレーム48eには、上述の連結部22が備えられている。筐体40とジャッキフレーム48は、本発明の装置本体に相当する。
下部固定部41は、図5に示すように、6本の加圧部グリッパ41a,41bが略60度ごとに放射状に配置されて構成されている。
加圧部グリッパ41a,41bは、3本が可動側加圧部グリッパ41aで3本が固定側加圧部グリッパ41bとなっている。可動側加圧部グリッパ41aは、図7に示すように、グリッパ用油圧シリンダ44、ガイドレール45及びスライドグリッパ46で構成されている。グリッパ用油圧シリンダ44は、内側筐体40bの上端側外周面に設けられたシリンダ取り付けリブ40cとスライドグリッパ46とを連結する。ガイドレール45は、下方へ向かうにつれて広がるように斜めに構成されており、スライドグリッパ46がガイドレール45に沿って移動することで、スライドグリッパ46が外側へ広がるように構成されている。グリッパ用油圧シリンダ44は、3つの可動側加圧部グリッパ41aそれぞれに独立して設けられており、伸縮することで、スライドグリッパ46を矢印92に示すようにガイドレールに沿って移動させる。グリッパ用油圧シリンダ44が伸張して、スライドグリッパ46が下側外向きに広がることで、図2及び図5に示すようにケーシング72の内壁に当接し、加圧部ユニット4をケーシング72に摩擦固定する。なお、スライドグリッパ46の先端にアタッチメント46aを装着することで大径のケーシング72Lにも用いることができる。
固定側加圧部グリッパ41bは、内側筐体40bの下端側外周面に脱着可能に設けられている押圧部材47を備える。押圧部材47は、挿入されるケーシング72の内径に応じて異なる突出幅を有するものを用いる。なお、図5に示すように、押圧部材47の先端にアタッチメント47aを装着することで、大径のケーシング72Lにも用いることができ、装置と掘削孔の中心合わせを行うことができる。
載荷ジャッキ42は、加圧シリンダ48とこれに接続される載荷ロッド49とを備える。加圧シリンダ48は油圧式のシリンダであり、これを動作させるためのアキュムレータ50が外側筐体40a内部に設けられている。加圧用シリンダ48のストロークは本実施形態においては概ね30cmに構成されている。
加圧シリンダ48は、図2,図6に示すように、外筒であるシリンダ48a内にピストン48bが挿入され、アキュムレータ50から伸張用ホース48c及び縮小用ホース48dを通して油圧により伸縮可能に構成されている。ピストン48bは、図2、図3に示すように、中空に構成されており、上面に載荷ロッド49に接続されているセンサ連結棹51が挿通される。センサ連結棹51は中空部材で構成されており、シリンダ48aの上面、ジャッキフレーム48eのそれぞれ中央部分を貫通して上方に伸び、先端部分に測距センサ30のセンサスライダ30aが接続される。
センサスライダ30aは、上記のように、基準フレーム23側にプローブ30bが固定されており、プローブ30bからセンサスライダ30aのプローブ30bに対する位置情報を出力する。したがって、ピストン48bが移動することにより、ジャッキフレーム48eに接続されているプローブ30bに対するセンサスライダ30aの位置が矢印93に示すように上下に移動することとなる。すなわち、測距センサ30の出力値は、筐体40のジャッキフレーム48eに対するピストン40b(すなわち、載荷ロッド49)の相対位置と等価となる。
載荷ロッド49は、ピストン40bの先端に連結され、中間部分に本発明の押圧力測定手段の一例としてのロードセル52を備える。載荷ロッド49のロードセル52よりも上側に位置する上部部材49aは、中空の筒状に構成されており、内部にロードセル52からの信号線52aが挿通されるように構成される。ロードセル52の信号線52aは、載荷ロッド49の上部部材49a、ピストン49b、センサ連結棹51内を通り、測定部ユニット2の筐体20aの上面から外部に取り出される。
ロードセル52は、上部部材49aと下部部材49bとの間に設けられたロードセルケース52b内に設けられており、上部部材49aと下部部材49bとの間に生じる圧力を測定する。載荷ロッド49の下部部材49bの下端には載荷板53が設けられており、載荷ロッド52が伸縮することにより、載荷板53が孔底71aに所定の圧力で押圧される。
載置板53は、直径が30cmで厚みが5cm程度の円盤で構成されている。なお、本実施形態においては、載置板53に与えられる載荷ジャッキ42は100tジャッキが用いられており、載荷板53に与えられる押圧力は、最大で約7500kN/m以上とすることができる。
以下、本実施形態にかかる載荷試験装置1による掘削孔の載荷試験の手順について説明する。本実施形態にかかる載荷試験装置1は、クレーン73からワイヤー74で吊り下げられて掘削孔71内に挿入され、載荷試験装置1の下端に位置する載荷板53を孔底71aに当接させる。載荷板53が孔底71aに当接したか否かは、クレーン73に設けられた吊り下げ重量の測定値を測定することで検出することができる。
載荷板53が孔底71aに当接すると、下部固定部41の可動側加圧部グリッパ41aを動作させて、測定部ユニット2と加圧部ユニット4とを掘削孔71内の配置位置に固定する。なお、予め下部固定部41の固定側加圧部グリッパ41bについては、ケーシング72の内径に応じてその長さを設定しておき、固定時に載荷ロッド52が掘削孔71の中心軸に配置されるようにしておくことが好ましい。
この状態で、測距センサ30のセンサスライダ30a及びプローブ30bの位置関係を基準とするために、測距センサ30の出力値をリセットする。次いで、載荷ジャッキ42を操作して加圧シリンダ48を伸張させ、載荷ロッド52を介して載荷板53を孔底71aに所定の荷重をかける。載荷板に加えられる押圧力は上記の通り、最大で約7500kN/m以上とすることができ、押圧力はロードセルによって測定することができる。ロードセルからの出力値を計測しながら、所望の載荷重となるように載荷ジャッキ42の押圧力を制御する。
なお、載荷試験装置1は下部固定部41によりケーシング72に固定されており、載荷ジャッキにより地盤に与えられる押圧力の反力は、ケーシング72により支えられる。ケーシング72は圧入機により地盤Gに固定されており、載荷ジャッキ42の反力を十分に支持することができる。
載荷板53に与えられる加重により孔底71aが沈降し、載荷板53が下方向に移動した場合、載荷ロッド49を介してピストン48bが、シリンダ48a、すなわちジャッキフレーム48eに対して移動することとなる。この移動量は、測距センサ30の各部材の位置関係の変位として認識され、載荷板53の沈降量が測定できる。このときのロードセルの測定値と移動量を関連づけて記録することにより、掘削孔の孔底の支持力を測定することができる。
(第2実施形態)
図8は、本発明の第2実施形態にかかる載荷試験装置の構成を示す断面図である。本実施形態にかかる載荷試験装置1aは、第1実施形態にかかる載荷試験装置1と一部の構成を共通とし、場所打杭築造のための掘削孔71における孔底71aの支持力を測定するために用いられる。
載荷試験装置1aは、クレーン73からワイヤー74で吊り下げられて掘削孔71内に挿入され、載荷試験装置1の下端に位置する載荷板53が孔底71aに当接するように配置される。
載荷試験装置1aは、それぞれ略円柱状の筐体20,40を有する測定部ユニット2と加圧部ユニット4とで主に構成される。測定部ユニット2中の測定基準フレーム23は加圧部ユニット4の上方に上下移動可能に配置される。
測定部ユニット2と加圧部ユニット4は、それぞれ、第1の固定部の一例としての上部固定部21及び第2の固定部の一例としての下部固定部41を有しており、それぞれ、掘削孔71内でケーシング72に摩擦固定する。上部固定部21及び下部固定部41は、その外周面から円周方向に放射状に配置された伸縮自在の部材21a,21b,41a,41bで構成されており、それぞれケーシング72の内壁に当接して固定することで、上部固定部21及び下部固定部41の芯出しを行うことができる。
図8に示すように、測定部ユニット2は、円筒形状の筐体20の上面にクレーン73から伸びるワイヤー74と連結する連結部22が設けられており、クレーン73から吊り下げられる。筐体20の内部には、測定基準フレーム23が設けられており、後述する載荷板53の沈下量の測定基準となる。後述のように、測定基準フレーム23は、測定時における基準位置を決定するものであり、筐体20内において、筐体20など他の部材に対し、上下方向に相対的に移動可能に構成されている。
測定基準フレーム23には、上部固定部21としての測定部グリッパ21a,21bが設けられている。上部固定部21は、図9に示すように、4本の測定部グリッパ21a,21bが略90度ごとに放射状に配置された十字状に構成されている。
測定部グリッパ21a,21bは、2本が可動側測定部グリッパ21aで2本が固定側測定部グリッパ21bとなっている。可動側測定部グリッパ21aは油圧シリンダで構成されており、伸縮ロッド24が伸縮自在に設けられており、図9に示すように伸縮してケーシング72の内壁に当接することで、測定部ユニット2を摩擦固定する。
固定側測定部グリッパ21bは、ロックピン25によって手動で長さを調整可能に構成されている。固定側測定部グリッパ21bの長さは、挿入されるケーシング72の内径に応じて、載荷試験装置を掘削孔に固定したときに、筐体20が掘削孔の中心軸に配置されるように長さ調整する。なお、図9に示すように、大径のケーシング72Lを用いる場合は、固定側測定部グリッパ21bの先端26にアタッチメント27を装着することで、筐体20の芯出しを行うことができる。
また、測定基準フレーム23には、後述するガイドロッド43に外装されるスライダ28が設けられている。スライダ28はガイドロッド43に沿って摺動可能に構成されており、スライダ28とガイドロッド46の上端との間にはバネシリンダ29が設けられている。バネシリンダ29は、後述するように測定基準フレーム23を上方に付勢し、ガイドロッド43に設けられているストッパ43bにスライダ28を接触させることによって、測定基準フレーム23を加圧部ユニット4に対して位置決めする。なお、後述するように当該測定基準フレーム23のシリンダ28がストッパ43bに当接する位置を測定時における測定基準位置とすることが好ましい。
後述するように測定基準フレーム23には、測定部ユニット4の載荷ロッド49との相対距離を測定する計測手段の一例としての測距センサ30が設けられている。
本実施形態において用いられる測距センサ30は、磁歪式リニア変位センサが用いられている。磁歪式リニア変位センサは、図10、図11に示すように、磁石で構成された環状のセンサスライダ30aがプローブ30bに外挿された構成であり、プローブ30bが鉛直方向に立設されている。センサスライダ30aは、後述するように載荷ロッド49から伸びるセンサ連結棹51に固定されており、載荷ロッド49の変位に応じてプローブ30bとの相対位置が変化する。プローブ30bは、センサスライダ30aの磁力を検出することで、プローブ30bにおけるセンサスライダ30aの位置を測定する。
なお、測距センサ30としては、磁歪式リニア変位センサに限定されるものではなく、変位する2つの部材の距離を測定することができるものであれば広く利用することができ、例えば、光学式のエンコーダ等を利用することもできる。
加圧部ユニット4は、測定部ユニット2の筐体20の下側に連続して設けられた円筒形の筐体40を有する。筐体40は、外側筐体40aと内側筐体40bとの二重に構成されている。内側筐体40bは外側筐体40aに較べて長く構成されており、外側筐体は、内側筐体40b内に設けられる載荷ジャッキの駆動機構を保護するためのものである。本実施形態では、内側筐体40bの外周面に下部固定部41が固定され、内側筐体40bの内部に載荷ジャッキ42が収納されている。
筐体40の上面には、載荷ジャッキ42と連結したジャッキフレーム48eが設けられており、ジャッキフレーム48eから4本のガイドロッド43が上方に伸びている。ガイドロッド43は、上述のように、測定基準フレーム23のスライダ28が摺動して、測定基準フレーム23を上下方向に案内する。また、上述のようにガイドロッド43の上端は、上部連結板43aが設けられており、上部連結板43aに連結部22とバネシリンダ29が設けられている。なお、上部連結板43aは、連結ビス20aにより、筐体20の上面と連結されている。
下部固定部41は、第1実施形態と同様に構成されており、図5に示すように、6本の加圧部グリッパ41a,41bが略60度ごとに放射状に配置されて構成されている。
加圧部グリッパ41a,41bは、3本が可動側加圧部グリッパ41aで3本が固定側加圧部グリッパ41bとなっている。可動側加圧部グリッパ41aは、グリッパ用油圧シリンダ44、ガイドレール45及びスライドグリッパ46で構成されている。グリッパ用油圧シリンダ44は、内側筐体40bの上端側外周面に設けられたシリンダ取り付けリブ40cとスライドグリッパ46とを連結する。ガイドレール45は、下方へ向かうにつれて広がるように斜めに構成されており、スライドグリッパ46がガイドレール45に沿って移動することで、スライドグリッパ46が外側へ広がるように構成されている。グリッパ用油圧シリンダ44は、3つの可動側加圧部グリッパ41aそれぞれに独立して設けられており、伸縮することで、スライドグリッパ46を矢印92に示すようにガイドレールに沿って移動させる。グリッパ用油圧シリンダ44が伸張して、スライドグリッパ46が下側外向きに広がることで、ケーシング72の内壁に当接し、加圧部ユニット4をケーシング72に摩擦固定する。なお、スライドグリッパ46の先端にアタッチメント46aを装着することで大径のケーシング72Lにも用いることができる。
固定側加圧部グリッパ41bは、内側筐体40bの下端側外周面に脱着可能に設けられている押圧部材47を備える。押圧部材47は、挿入されるケーシング72の内径に応じて異なる突出幅を有するものを用いる。
載荷ジャッキ42は、第1実施形態と同様に構成されており、加圧シリンダ48とこれに接続される載荷ロッド49とを備える。加圧シリンダ48は油圧式のシリンダであり、これを動作させるためのアキュムレータ50が外側筐体40a内部に設けられている。加圧用シリンダ48のストロークは概ね30cmに構成されている。
加圧シリンダ48は、外筒であるシリンダ48a内にピストン48bが挿入され、アキュムレータ50から伸張用ホース48c及び縮小用ホース48dを通して油圧により伸縮可能に構成されている。ピストン48bは、図8、図11に示すように、中空に構成されており、中心軸に載荷ロッド49に接続されているセンサ連結棹51が挿通される。センサ連結棹51は中空部材で構成されており、シリンダ48aの上面、ジャッキフレーム48e、測定部ユニット2の測定基準フレーム23のそれぞれ中央部分を貫通して上方に伸び、先端部分に測距センサ30のセンサスライダ30aが接続される。
センサスライダ30aは、上記のように、基準フレーム23側にプローブ30bが固定されており、プローブ30bからセンサスライダ30aのプローブ30bに対する位置情報を出力する。したがって、ピストン48bが移動することにより、基準フレーム23に接続されているプローブ30bに対するセンサスライダ30aの位置が矢印93に示すように上下に移動するため、測距センサ30の出力値は、基準フレーム23に対するピストン40b(すなわち、載荷ロッド49)の相対位置と等価となる。
載荷ロッド49は、ピストン40bの先端に連結され、中間部分にロードセル52を備える。載荷ロッド49のロードセル52よりも上側に位置する上部部材49aは、中空の筒状に構成されており、内部にロードセル52の信号線52aが挿通されるように構成される。ロードセル52の信号線52aは、載荷ロッド49の上部部材49a、ピストン49b、センサ連結棹51内を通り、測定部ユニット2の筐体20aの上面から外部に取り出される。
ロードセル52は、上部部材49aと下部部材49bとの間に設けられたロードセルケース52b内に設けられており、上部部材49aと下部部材49bとの間に設けられたロードセルケース52b内に設けられており、上部部材49aと下部部材49bとの間に生じる圧力を測定する。載荷ロッド49の下部部材49bの下端には載荷板53が設けられており、載荷ロッド52が伸縮することにより、載荷板53が孔底71aに所定の圧力で押圧される。
載置板53は、直径が30cmで厚みが5cm程度の円盤で構成されている。なお、本実施形態においては、載置板53に与えられる載荷ジャッキ42は100tジャッキが用いられており、載荷板53に与えられる押圧力は、最大で約7500kN/m以上とすることができる。
以下、本実施形態にかかる載荷試験装置1aによる掘削孔の載荷試験の手順について説明する。本実施形態にかかる載荷試験装置1aは、クレーン73からワイヤー74で吊り下げられて掘削孔71内に挿入され、載荷試験装置1の下端に位置する載荷板53が孔底71aに当接するように配置される。
クレーン73で吊り下げられている状態では、バネシリンダ29により測定基準フレーム23と加圧部ユニット4との相対位置は、バネの張力に応じて上方へ付勢されており、スライダの上端がストッパに抵触する、当該位置を測定時における両者の基準位置とすることができる。
載荷板53が孔底71aに当接すると、上部固定部21の可動側測定部グリッパ21a及び下部固定部41の可動側加圧部グリッパ41aを動作させて、測定部ユニット2と加圧部ユニット4とを掘削孔71内の配置位置に固定する。なお、予め上部固定部21及び下部固定部41の固定側測定部グリッパ21bと固定側加圧部グリッパ41bについては、ケーシング72の内径に応じてその長さを設定しておき、固定時に載荷ロッド52が掘削孔71の中心軸に配置されるようにしておくことが好ましい。
この状態で、測距センサ30のセンサスライダ30a及びプローブ30bの位置関係を基準とするために、測距センサ30の出力値をリセットする。次いで、載荷ジャッキ42を操作して加圧シリンダ48を伸張させ、載荷ロッド52を介して載荷板53を所定の荷重で孔底71aに押圧する。
なお、このとき、上部固定部21及び下部固定部41による筐体20,40の固定が不十分であった場合、載荷ジャッキ42の押圧力の反力により、筐体20,40が上方へ移動することが考えられる。この場合、測定基準フレーム23が加圧部ユニット4に対して変位可能に構成されているため、載荷ジャッキ42が設けられている加圧部ユニット4が筐体40と一体に上方にずれることとなる。なお、この位置ずれは、ピストン48bとシリンダ48aとの位置ずれとして吸収されることとなり、測定基準フレーム23の位置は変化しない。よって、ピストン48bと上部固定部21に連結する測定基準フレーム23に連結する測距センサ30の各部材の位置関係はこの位置ずれによって影響を受けることがなく、測定中における誤差となることがない。
また、載荷板53に与えられる加重により孔底71aが沈降し、載荷板53が下方向に移動した場合、載荷ロッド49を介してピストン48bが、シリンダ48a、すなわち測定基準フレーム23に対して移動することとなる。この移動量は、測距センサ30の各部材の位置関係の変位として認識され、載荷板53の沈降量が測定できる。
以上説明したように、測定基準フレーム23は上部固定部41と接続しており、これによりケーシング72内に固定されるので地上に装置をセットするスペースは必要ない。したがって、装置全体がコンパクトとなるため、試験準備に要する時間が一段と短縮される。試験準備の短縮は、試験装置の再セットに要する時間の短縮につながるため、一日に複数個所の試験を実施することができる。
また、載荷ジャッキ42やロードセル52、載荷ロッド49が一体的に内蔵されているなど構造がさらに簡易なため、装置としての取り扱いが一段と容易となる。
さらに、試験中に反力による筐体20,40の位置ずれが測距センサ30の誤差として認識されないように、基準フレーム23と下部固定部41(すなわち筐体40)との位置ずれを吸収可能に構成されており、測定結果を高精度とすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
本発明の載荷試験装置によれば、例えば、場所打杭においてコンクリート打設前に支持層を直接試験することができる。
1,1a 載荷試験装置
2 測定部ユニット
4 加圧部ユニット
20,40 筐体
20a 連結ビス
21 上部固定部
21a 可動側測定部グリッパ
21b 固定側測定部グリッパ
22 連結部
23 測定基準フレーム
24 伸縮ロッド
25 ロックピン
26 固定側測定部グリッパ先端
27 アタッチメント
28 スライダ
29 バネシリンダ
30 測距センサ
30a センサスライダ
30b プローブ
40a 外側筐体
40b 内側筐体
41 下部固定部
41a 可動側加圧部グリッパ
41b 固定側加圧部グリッパ
42 載荷ジャッキ
43 ガイドロッド
43a 上部連結板
44 グリッパ用油圧シリンダ
45 ガイドレール
46 スライドグリッパ
46a,47a アタッチメント
47 押圧部材
48 加圧シリンダ
48a シリンダ
48b ピストン
48c 伸張用ホース
48d 縮小用ホース
48e ジャッキフレーム
49 載荷ロッド
50 アキュムレータ
51 センサ連結棹
52 ロードセル
52a 信号線
52b ロードセルケース
53 載荷板
71 掘削孔
71a 孔底
72 ケーシング
72L 大径ケーシング
73 クレーン
74 ワイヤー
G 地盤

Claims (12)

  1. 掘削孔上方から垂下されて前記掘削孔内に配置される載荷試験装置であって、
    前記掘削孔内の壁面に対して接離自在に構成され、前記掘削孔内の所定位置において前記壁面に当接することで摩擦固定可能な第1の固定部と、
    前記第1の固定部に接続された装置本体と、
    前記装置本体に対し伸縮可能に構成され、前記掘削孔の孔底に所定の荷重を負荷する載荷ロッドを有し、前記孔底への負荷に対する反力を前記第1の固定部により支持されるように前記装置本体に設けられた載荷ジャッキと、
    前記載荷ジャッキの載荷ロッドに連結され、前記載荷ロッドの位置を測定する計測手段と、を有することを特徴とする、載荷試験装置。
  2. 前記載荷ジャッキは、前記載荷ロッドをピストンとして有する油圧シリンダで構成されることを特徴とする、請求項1に記載の載荷試験装置。
  3. 前記第1の固定部は、先端に前記掘削孔の内壁に当接する押圧部を有し、それぞれ中心から放射状に伸びるように構成され、前記掘削孔の内壁に前記押圧部が押圧されることで摩擦固定するように構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の載荷試験装置。
  4. 前記計測手段は、
    前記装置本体と相対距離を変更可能に設けられた測定基準フレームと、前記測定基準フレームに設けられて前記掘削孔内の壁面に対して接離自在に構成され、前記測定基準フレームを前記掘削孔内の所定位置において前記壁面に当接することで摩擦固定可能な第2の固定部を備える測定部ユニットを構成し、
    前記計測手段は、前記測定基準フレームと前記載荷ジャッキの載荷ロッドにそれぞれ連結され、前記載荷ロッドの前記測定基準フレームに対する相対位置を測定することを特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載の載荷試験装置。
  5. 前記測定基準フレームは、前記装置本体の上端から上方に延在するガイドロッドに対して摺動可能に配置され、
    さらに、前記ガイドロッドと前記測定基準フレームに接続され、前記測定基準フレームを前記ジャッキ本体に対して測定基準位置となるように配置する復帰手段を有することを特徴とする、請求項4に記載の載荷試験装置。
  6. 前記復帰手段は、前記ガイドロッドの上端と前記測定基準フレームに接続されて前記測定基準フレームを上方に付勢した状態に吊設するバネを有し、前記ガイドロッドの前記測定基準フレームの上方位置に設けられたストッパに前記測定基準フレームを当接させることを特徴とする、請求項5に記載の載荷試験装置。
  7. 前記第2の固定部は、先端に前記掘削孔の内壁に当接する押圧部を有し、それぞれ中心から放射状に伸びるように構成され、前記掘削孔の内壁に前記押圧部が押圧されることで摩擦固定するように構成されていることを特徴とする、請求項4から6のいずれか1つに記載の載荷試験装置。
  8. 前記測定部ユニットは、プローブと、前記載荷ロッドに連結されたセンサスライダを有し、前記プローブに対する前記センサスライダの位置を測定することで、前記載荷ロッドの位置を測定することを特徴とする、請求項1から7のいずれか1つに記載の載荷試験装置。
  9. 前記載荷ロッドは、前記載荷ジャッキにより前記載荷板に加えられた押圧力を測定する押圧力測定手段を備えることを特徴とする、請求項1から8のいずれか1つに記載の載荷試験装置。
  10. 前記掘削孔は、場所打杭の築造にあたって地盤を掘削した場所打杭用の掘削孔であることを特徴とする、請求項1から9のいずれか1つに記載の載荷試験装置。
  11. 掘削孔内の壁面に対して接離自在に構成された第1の固定部と、前記第1の固定部に接続する装置本体に対し伸縮可能に構成された載荷ロッドを有し、前記孔底への負荷に対する反力を前記第1の固定部により支持されるように前記装置本体に設けられた載荷ジャッキと、前記載荷ロッドの下端に設けられ、前記載荷ジャッキにより前記掘削孔の孔底に所定の荷重を負荷する載荷板と、前記載荷ジャッキのジャッキ本体と前記載荷ロッドにそれぞれ連結された測定部ユニットと、を有する試験装置を用いて行う載荷試験方法であって、
    前記試験装置を掘削孔上方から垂下して前記掘削孔内に配置し、
    前記第1の固定部を前記壁面に当接させて前記掘削孔内の所定位置に前記試験装置を摩擦固定させ、
    前記載荷ジャッキの載荷ロッドを伸張させて、前記載荷板を前記掘削孔底に押圧させ、
    前記測定部ユニットにより前記載荷ロッドの位置を測定する、ことを特徴とする、載荷試験方法。
  12. 前記第1の固定部により前記試験装置を固定する前記所定位置は、前記載荷板が前記掘削孔底に接触する位置であることを特徴とする、請求項11に記載の載荷試験方法。
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