JPH02232411A - 載荷試験装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的１ （産業上の利用分野） 本発明は構造物の基礎を支持する地盤を調査する載荷試
験装置に係り、特に据付けが容易な載荷試験装置に関す
る。

（従来の技術） 構造物を構築する場合、この構造物の基礎を支持する地
盤の支持力を事前に調査する必要がある。この支持力を
調査する手段として従来から各種の載荷試験が行なわれ
ているが、この試験方法として地盤に所定の大きさの載
荷板を軟置し、この載荷板に一定の荷重をかけて沈下量
を測定する平板載荷試験法が広く用いられている。この
試験に用いる装置としては、従来は第３図または第４図
に示すものが用いられていた。第３図は長期載荷試験用
のものであり、地盤１上に例えば直径３０ｃｍ、板厚２
５Ｍ以上の鋼板で形成ざれた載荷板２を置き、この載荷
板２の上に垂直に支柱３を立股し、この支柱３の上部に
重量物戟置台４を取り付け、この戟置台４上にレールな
どの重量物５を載置し、載荷板２に所定の荷重をかけて
、長時間経過する間の地盤１の沈下量を測定するように
したものである。また第４図は短期載荷試験用のもので
あり、地盤１を掘削して孔部１ａを形成し、この孔部１
ａの底部に載荷板２を置き、地盤１の表面にまくら木６
などを介して重量物５を載置し、この屯置物５と載荷板
２との間に油圧ジャッキ７を設Ｃ．″ｊて、この油圧ジ
ャッキ７により荷重を段階的に増大させ、このときの荷
重を油圧計８で測定し、かつ地１．１ａの沈下口を測定
覆るようにしたものである。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら上記の従来の載荷試験装置は、装置として
一体化されておらず、現場において組み立てて使用しな
ければならず時間もかかり、しかも運搬も容易でないと
いう問題があった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、簡単に
運搬が容易で、一体化された載荷試験装置を提供するこ
とを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） ＊発明は重量物載置台と、この重量物戟置台を支持ずる
栗台と、地盤に戟置される載荷板とを有し、この載荷板
と前記重量物載置台との間には両者を離間、近接させる
油圧シリンダ、両者間の力を検出する荷重変換器、及び
支柱が１列に配置ざれ、前記重量物載置台、耐記載荷板
、前記油圧シリンダ、前記荷重変換器及び前記支柱は連
結されて一体となっており、前記支柱には前記載荷板が
載置された地盤の沈下量を検出する変位計が設けられて
いる構成となっている。

（作用） 上記の構成によると、試験をする地盤に架台を据え付け
、載荷板をこの地盤上に戟置した後、この載荷板に油圧
シリンダ及び荷重変換器を介して連結ざれた重量物戟置
台上に鉄板などの重量物を戟置する。そして重量物と載
荷板との間に扶持されている油圧シリンダに油圧を供給
して荷重を段階的に変化させて、そのときの荷重を荷重
変換器により、また載荷板の沈下量を変位計によりそれ
ぞれ測定する。これらの測定値から公知の制御装置によ
り必要な演痺を行ない、表示及び記録も行なうことがで
きる。

（実施例） 以下、本発明に係る載荷試験装置の一実施例を図面を参
照して説明する。

第１図に本発明の一実施例を示す。ヤグラ状の架台９に
は４本の．脚１０が着脱可能に取り付けられてあり、こ
れらの脚１０の下端にはそれぞれ支持板１１が菰看され
ている。また脚１０間にはそれぞれ補強捧１２が着脱可
能に取り付けられており、架台９の上部には板状の臣間
物載置台１３が載置されている。この重ｌ物載置台１３
の下面の中心には戟置台１３に対して直角に上部支往１
４が固定されており、この上部支柱１４の下端には荷重
変換器としての口−ドセル１５が連結されている。また
このロードセル１５の上端と上部支柱１４の下端とは、
軸１６を介して回動可能に連結されていて、ロードセル
１５は上部支柱１４に対して矢印Ａ−Ａ方向に遥動可能
となっている。ざらにこのロードセル１５の下端には同
軸上に油圧シリンダ１７が接続されており、この油圧シ
リンダ１７の下端には同軸上に角柱状の下部支柱１８が
接続されている。また、この下部支柱１８の相互に直交
する４側面にはそれぞれアーム１９が取り付けられてお
り、これらのアーム１９の基端は下部支柱１８に対して
回動及び固定可能となっている。

ざらにこれらのアーム１９の先端にはそれぞれ例えば摺
動抵抗型の変位計２０が取り付けられてあり、アーム１
９を下部支柱１８に固定したときに、これらの変位計２
０は前記油圧シリンダ１７と平行になるようになってい
る。またこれらの変位計２０の軸２０ａの下端にはそれ
ぞれ支持板２１が装着されてあり、前記ロードセル１５
は信号線２２を介して制御装１２３に接続ざれ、変位計
２０も図示せぬ信号線を介して制御装置２３に接続され
ている。ざらに下部支柱１８の下端には軸２４を介して
載荷板２５が前記矢印Ａ−Ａの方向に対して直角の方向
の矢印Ｂ−８の方向に揺動可能に、かつ着脱可能に取り
付けられている。なお、図中符号２６は前記油圧シリン
ダ１７に油圧を供給するポンプである。

次に本実施例の作用を説明する。組み立てられた架台９
を載荷試験を行なう地盤上に据え付け、重量物載置台１
３上に重量物、例えば重さ２５幻の鉄板２７を２０枚重
ねて載置する。この状態では鉄板２７はＩＪＩ物載置台
１３を介して架台９に支持されている。次にポンプ２６
を作動して油圧シリンダ１７に圧油を供給し、載荷板２
５及び支持仮２１を地盤表面に当接させ、段階的に油圧
シリンダ１７による荷重を増加させていき、各荷重によ
る地盤の沈下量を変位計２０によって測定する。このと
きの荷重は本実施例の場合は５００　Ｋｇが最大となる
。そしてこの変位計２０によって測定した４点の地盤の
沈下聞と、ロードセル１５によって測定した荷屯とを、
それぞれ電気信号に変換して制御装置２３に送り、この
制御装＠２３によって表示及び記録を行なう。なお、載
荷板２５と地盤との間には地盤の支持力の大小によって
異なる大きさのものをさし入れる。

本実施例によれば、載荷試験装置が一体に構成されてい
るので、近接する複数個所の！２荷試験を行なう場合に
も、容易に移動して据付けを行なうことができる。また
装置の運搬時には架台９の脚１０が着脱可能であり、変
位計２０を取り付けるアーム１９が回動可能であるので
、小ざい容積の状態で梱包輸送ができる。

上記実施例ではアーム１９が下部支柱１８に対して回動
可能に取り付けられた場合について説明したが、これら
のアームを下部支柱に固定してもよい。

また変位計２０の取付構造も本実施例に示したものに限
定ざれない。ざらに架台９は分解可能でなく一体に組立
て固定されたもので必ってもよく、また変位計も摺動抵
抗型に限定ざれず、他の構造のものであってもよい。ま
た載置台１３上に載万する重星物も本実施例に示したも
のに限定ざれない。

さらに、本実施例で１よロードセル１５を油圧シリンダ
１７の上端に接続した場合について説明したが、ロード
セル１５は油圧シリンダ１７の下端で下部支柱１８との
間に設けてもよい。また制御装置２３の代りに地盤の沈
下量を表示する目視型ダイヤルゲージと、ロードセル１
５によって測定した荷重を表示する荷重計とを設けてよ
い。

第２図に本発明による載荷試験装置を用いて深層載荷試
験を行なう場合を示す。この試験（よ地盤の深い部分の
支持力を調査する目的で行なう。図において、地表３０
から直径１００ｍｍ乃至１５０ｍｍの穴３１を所定の深
さに形成し、前記載荷試験装置を地表３０上に据え付Ｃ
ノ、下部支柱１８の下端に穴３１の底面に達するロッド
３２を取り付ける。そしてこのロツド３２の下端に前述
した実施例の場合と同様に載荷板３３を揺動可能に取り
付け、地表より載荷試験装置により圧力をかけることに
より、穴３１の底面における支持力を測定することがで
きる。すなわら、本発明による載荷試験装置を用いて、
簡単に深層載荷試験を行なうことができる。

［発明の効果Ｊ 以上説明したように、本発明によれば、載荷試験装置を
一体に構成したので、据付運搬が容易となり、作業性を
向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る載荷試験装置の一実施例を示す斜
視図、第２図は本発明による載荷試験装置を用いて深層
載荷試験を行なう場合の作用を示す縦断而図、第３図及
び第４図はそれぞれ従来の載荷試験装置を示す正面図で
ある。 ９・・・架台 １３・・・重旦物載置台 ５・・・ロードセル（荷重変換器） ７・・・油圧シリンダ ４・・・上部支柱 ８・・・下部支柱 ９・・・アーム ２０・・・変位計 ２５・・・載荷板

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 重量物載置台と、この重量物載置台を支持する架台と、
   地盤に載置される載荷板とを有し、この載荷板と前記重
   量物載置台との間には両者を離間、近接させる油圧シリ
   ンダ、両者間の力を検出する荷重変換器、及び支柱が１
   列に配置され、前記重量物載置台、前記載荷板、前記油
   圧シリンダ、前記荷重変換器及び前記支柱は連結されて
   一体となっており、前記支柱には前記載荷板が載置され
   た地盤の沈下量を検出する変位計が設けられている載荷
   試験装置。