JP5618812B2 - 面発光レーザの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、面発光レーザの製造方法に関する。
面発光レーザの一つの構成として、垂直共振器型面発光レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser、以下これをVCSELと記す)が知られている。
この面発光レーザは、活性領域の両側を二つの反射鏡で挟み、基板面に垂直な方向に共振器を形成し、基板面から垂直方向に光を出射する。
ところで、このような面発光レーザにおいて、発振する横モードの制御は重要な課題であり、通信などへの応用を考えると、横モード出力は単一モード(シングルモード)であることが求められる。
このため、面発光レーザでは素子内部に選択酸化による電流狭窄構造を設けることによって活性層の発光領域を制限することにより、単一横モード化が図られている。
しかし、この電流狭窄構造だけで単一横モード化しようとすると、狭窄径を小さくしなければならず、狭窄径を小さくすると、発光領域が小さくなり大きなレーザ出力を得ることが難しい。
このようなことから、電流狭窄構造以外の横モード制御手段が種々検討されており、その方法の一つとして、特許文献1の面発光レーザでは、光出射領域上に誘電体膜による段差構造が形成されている。このような段差構造により、中央領域を囲む周辺領域の反射率が中央領域の反射率よりも低くなり、高次横モード発振を抑制することを可能としている。
なお、本明細書では、反射率制御のための段差構造だけでなく、段差構造により透過する光に位相差を与えて、近視野像(NFP:Near Field Pattern)の波面を制御する段差構造等も表面レリーフ構造と称する。
特開2006−210429号公報
ところで、上記表面レリーフ構造を形成する際には、表面レリーフ構造と電流狭窄構造の水平位置合わせが重要となる。
すなわち、基本横モードによる単一モード発振を効率良く得るためには、損失差を与える表面レリーフ構造と、光のモードを決定する電流狭窄構造の位置合わせを正確にすることが望ましい。
例えば、表面レリーフ構造と電流狭窄構造の中心軸がずれていると、発振させたいモード(例えば、基本横モード)に意図しない損失を導入することとなる。
しかしながら、特許文献1に開示されている作製方法においては、電流狭窄構造の中心軸と誘電体レリーフ構造の中心軸を一致させることが困難である。
具体的には、特許文献1では、メサ構造を形成した後に、誘電体成膜、フォトリソグラフィー、エッチングを繰り返して、メサ構造の上部表面に誘電体膜の積層構造からなるレリーフ構造を形成している。このため、メサ構造の中心軸と誘電体レリーフ構造の中心軸を位置合わせすることが難しく、結果として、電流狭窄構造の中心軸と誘電体レリーフ構造の中心軸を位置合わせすることが難しい。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、表面レリーフ構造の中心軸と電流狭窄構造の中心軸とを高精度で位置合わせすることができる面発光レーザの製造方法の提供を目的とする。
また、本発明は、上記面発光レーザの製造方法を用いた面発光レーザアレイの製造方法の提供を目的とする。
本発明の面発光レーザの製造方法は、積層された半導体層の上に表面レリーフ構造を備え、メサ構造に構成された面発光レーザの製造方法であって、
前記半導体層の上に、第一の誘電体膜と、前記メサ構造を画定するための第1のパターンと前記表面レリーフ構造を画定するための第2のパターンとを有する第一のレジスト膜と、を形成する第一の誘電体膜−レジスト膜形成工程と、
前記第一の誘電体膜−レジスト膜形成工程の後に、前記第2のパターンを覆い、前記第1のパターンを露出するように、第二のレジスト膜を形成する第二のレジスト膜形成工程と、
前記第二のレジスト膜形成工程の後に、前記第二のレジスト膜をマスクとして、前記第1のパターンにおける前記半導体層を除去し、前記メサ構造を形成するメサ構造形成工程と、
を有し、
前記第1のパターンと前記第2のパターンは同一工程により形成され
前記第一の誘電体膜−レジスト膜形成工程において、前記第一の誘電体膜を形成した後に、前記第一のレジスト膜を形成し、
前記第一の誘電体膜−レジスト膜形成工程の後であって、前記第二のレジスト膜形成工程の前に、前記第一のレジスト膜の上と、前記第1のパターン及び第2のパターンにより露出した前記第一の誘電体膜の上に、第二の誘電体膜を形成する第二の誘電体膜形成工程を有することを特徴とする。
本発明の面発光レーザの製造方法の別の態様は、積層された半導体層の上に表面レリーフ構造を備え、メサ構造に構成された面発光レーザの製造方法であって、
前記半導体層の上に、第一の誘電体膜と、前記メサ構造を画定するための第1のパターンと前記表面レリーフ構造を画定するための第2のパターンとを有する第一のレジスト膜と、を形成する第一の誘電体膜−レジスト膜形成工程と、
前記第一の誘電体膜−レジスト膜形成工程の後に、前記第2のパターンを覆い、前記第1のパターンを露出するように、第二のレジスト膜を形成する第二のレジスト膜形成工程と、
前記第二のレジスト膜形成工程の後に、前記第二のレジスト膜をマスクとして、前記第1のパターンにおける前記半導体層を除去し、前記メサ構造を形成するメサ構造形成工程と、
を有し、
前記第1のパターンと前記第2のパターンは同一工程により形成され、
前記第一の誘電体膜−レジスト膜形成工程において、前記第一のレジスト膜を形成した後に、前記第一のレジスト膜の上と、前記第1のパターン及び第2のパターンにより露出した前記半導体層の上に、第一の誘電体膜を形成することを特徴とする。
本発明によれば、表面レリーフ構造の中心軸と電流狭窄構造の中心軸とを高精度で位置合わせすることができる面発光レーザの製造方法を実現することができる。
また、上記面発光レーザの製造方法を用いた面発光レーザアレイの製造方法を実現することができる。
実施例1の垂直共振器型面発光レーザの製造方法による面発光レーザの構成を説明する模式図。 実施例1の垂直共振器型面発光レーザの製造方法を説明する図。 実施例1の垂直共振器型面発光レーザの製造方法を説明する図。 実施例1の垂直共振器型面発光レーザの製造方法を説明する図。 実施例1の垂直共振器型面発光レーザの製造方法において形成された第一のレジスト膜の模式図。 実施例2の垂直共振器型面発光レーザの製造方法による面発光レーザの構成を説明する模式図。 実施例2の垂直共振器型面発光レーザの製造方法において形成された第一のレジスト膜の模式図。 実施例3の垂直共振器型面発光レーザの製造方法による面発光レーザの構成を説明する模式図。 実施例4の垂直共振器型面発光レーザの製造方法による面発光レーザの構成を説明する模式図。 実施例4の垂直共振器型面発光レーザの製造方法を説明する図。 実施例4の垂直共振器型面発光レーザの製造方法を説明する図。 実施例4の垂直共振器型面発光レーザの製造方法を説明する図。 実施例5の垂直共振器型面発光レーザの製造方法によるレーザアレイを実装した電子写真記録方式の画像形成装置を説明する概略図。
本発明を実施するための形態を、以下の実施例により説明する。
以下に、本発明の実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1においては、図1を用いて凸型の誘電体表面レリーフ構造を有する垂直共振器型面発光レーザの製造方法について説明する。
図1(a)は光出射領域を説明する断面模式図であり、122は光出射領域である。図1(b)は上記光出射領域122の周辺を拡大した図である。
図1(a)において、100はn側電極、102は基板、104は下部DBR、106は活性層、108は酸化領域、110は非酸化領域である。この酸化領域108と非酸化領域110とで電流狭窄構造が構成されている。
また、112は上部DBR、114は絶縁膜、116はコンタクト層、118はp側電極(パッド電極)、120は表面レリーフ構造である。
また、図1(b)において、124は高反射率領域、126は低反射率領域、128は第一の誘電体膜、130は第二の誘電体膜である。
本実施例の垂直共振器型面発光レーザにおいては、誘電体で構成された表面レリーフ構造120の中心軸と電流狭窄構造の非酸化領域110の中心軸が一致するように配置されている。
このように表面レリーフ構造120の中心軸と電流狭窄構造の非酸化領域110の中心軸を揃えることにより、より高精度に高次モードの出射抑制等を行うことが可能となる。
次に、本実施例の面発光レーザの製造方法について説明する。
図2(a)に示す工程(第一の誘電体膜形成工程)において、つぎのように半導体層上に第一の誘電体膜416を形成する。
まず、MOCVD結晶成長技術を用いて、n型GaAs基板400上に、バッファー層(不図示)を介して、n型Al0.9Ga0.1As/Al0.5Ga0.5As−下部DBRミラー層402を成長させる。
更にその上に、n型AlGaInPスペーサー層404、GaInP/AlGaInP−MQW活性層406を、順次成長させる。
そして、この活性層406上に、p型AlGaInPスペーサー層408、p型Al0.98Ga0.02As選択酸化層410を成長させる。この選択酸化層410は、その後の酸化処理によって電流狭窄構造となる。
更にその上に、p型Al0.9Ga0.1As/Al0.5Ga0.5As−上部DBRミラー層412、p型GaAsコンタクト層414を、順次成長させる。
このように、基板上に、下部反射ミラー、活性層、選択酸化層、上部反射ミラー、を含む複数の半導体層を順次積層する。
そして、これらの積層された半導体層上に第一の誘電体膜416を形成する。
第一の誘電体膜416の厚さは、反射率を制御する場合には、例えば(2x−1)λ/4n(x:1以上の整数、λ:発振波長、n:第一の誘電体膜の屈折率)である。なお、段差構造を反射率制御以外の用途、例えば波面制御に用いる場合には、第一の誘電体膜416の厚さは適宜設定することもできる。第一の誘電体層416の材料としては、例えばシリコンオキサイド、シリコンナイトライド、シリコンオキシナイトライドなどを用いることができる。
続いて、図2(b)に示す工程(第一のレジスト膜形成工程)において、第一の誘電体膜416上にレジスト膜を形成し、リソグラフィ技術を用いて、パターニングされた第一のレジスト膜418を形成する。
図5に、以上のようにして第一の誘電体膜上に形成された第一のレジスト膜418の模式図を示す。図5(a)は面発光レーザの斜視図、図5(b)はその平面図、図5(c)は斜視図のy−y´断面図である。
図5に示すように、第一のレジスト膜418には、第一の誘電体膜416上に中心軸が同一である第1のパターン420と、この第1のパターンとは径が異なる第2のパターン422とが開口するように形成されている。
なお、図5に示された構成では、大きい径の円環状のパターンと、小さい径の円開口パターンで構成されているが、このような構成に限定されるものではない。例えば、大きい環状のパターンを正方環状のパターンなどとしてもよい。
なお、この工程において、第1及び第2のパターンは、リソグラフィ技術により、第一の誘電体膜416上に一括で形成されるため、前記第1のパターン及び第2のパターンの相対位置関係が規定されることになる。
小さい径の円開口パターン(第2のパターン422)によって表面レリーフ構造(段差構造)が画定され、大きい径の円環状の開口パターン(第1のパターン420)によってメサ構造の径が決定される。電流狭窄構造はメサ構造の側面から酸化を行うことにより形成するため、メサ構造の径が決定されれば、電流狭窄構造の非酸化領域の位置も決定されることになる。
この結果、電流狭窄構造と表面レリーフ構造(段差構造)の位置関係を精度よく設定することができる。
次に、図2(c)に示す工程(第二の誘電体膜形成工程)において、第二の誘電体膜424を形成する。
第二の誘電体膜424の厚さは、例えば(2y−1)λ/4n(y:1以上の整数、λ:発振波長、n:第二の誘電体膜の屈折率)である。なお、第二の誘電体膜424の厚さは、適宜設定することが可能である。第二の誘電体膜424の材料としては、例えばシリコンオキサイド、シリコンナイトライド、シリコンオキシナイトライドなどを用いることができる。
また、第一の誘電体膜416の厚さを発振波長の四分の一の厚さの奇数倍とし、第二の誘電体膜424の厚さを発振波長の四分の一の厚さの奇数倍としてもよい。この場合、第二の誘電体膜424の屈折率nは、第一の誘電体層416の屈折率nに比べて大きい屈折率となるように形成する。
例えば、第一の誘電体層を屈折率1.5のシリコンオキサイド層(λ/4の光学膜厚)、第二の誘電体層を屈折率1.9のシリコンナイトライド層(λ/4の光学膜厚)とすることができる。
次に、図2(d)に示す工程(第二のレジスト膜形成工程)において、リソグラフィ技術を用いて、第二のレジスト膜426を形成する。
この際に、第二のレジスト膜426は、第二の誘電体膜424を有した第2のパターン422を完全に覆うように形成する。
次に、図2(e)に示す工程(誘電体膜除去工程)において、第二のレジスト膜426をマスクとして、バッファードフッ酸を用いたウエットエッチングにより、第1のパターンにおける第一の誘電体膜416、及び第二の誘電体膜424を除去する。
次に、図3(f)に示す工程(メサ構造形成工程)において、ドライエッチングにより、下部DBRミラー層402が露出するように、トレンチ428を形成することにより、メサ構造のポストが作製される。
なお、電流狭窄構造を形成する選択酸化層410が露出し、後の工程の酸化(図3(i))に支障をきたさなければ、必ずしも下部DBRミラー層402が露出するまでドライエッチングする必要はない。
次に、図3(g)に示す工程(第二のレジスト膜除去工程)において、酸素プラズマアッシング技術を用いて、第一のレジスト膜418上に形成した第二の誘電体膜424が完全に露出するまで、第二のレジスト膜426を除去する。
次に、図3(h)に示す工程(レジスト膜除去工程)において、バッファードフッ酸を用いたウエットエッチングにより、第一のレジスト膜418上に形成した第二の誘電体膜424を除去する。
その後、レジスト除去技術(剥離液、酸素プラズマアッシング等)を用いて、第一のレジスト膜418及び第二のレジスト膜426を完全に除去する。
次に、図3(i)に示す工程(電流狭窄構造の形成工程)において、基板温度450℃にて、水蒸気雰囲気下でp型Al0.98Ga0.02As層410を選択的に酸化し、電流狭窄構造(酸化領域432、非酸化領域430)を形成する。
この際に、トレンチ428以外の積層された半導体層の表面は第一の誘電体膜416あるいは第二の誘電体膜424で覆われているため、積層された半導体層の表面を酸化工程から保護することができる。
このため、後の工程(図4(o))で形成する電極(金属膜444)をコンタクト抵抗が良好な状態で形成することが可能となる。
次に、図3(j)に示す工程において、リソグラフィ技術を用いて、少なくとも第二の誘電体膜424を覆うように、第三のレジスト膜434を形成する。
次に、図3(k)に示す工程において、第三の誘電体膜436を形成する。
例えば、第三の誘電体層の材料436としては、例えばシリコンオキサイド、シリコンナイトライドまたはシリコンオキシナイトライドなどを用いることができる。
次に、図3(l)に示す工程において、リフトオフ技術を用いて、出射口を形成する。
なお、第三の誘電体膜436の厚さを(2z)λ/4n(z:1以上の整数、λ:発振波長、n:第三の誘電体膜の屈折率)とし、かつn≧n>nとする場合は、図3(j)に示す第三のレジスト膜434を形成する工程を省略できる。この場合、完成した素子の構造は図4(r)に示すようになる。
次に、図3(m)に示す工程において、リソグラフィ技術を用いて、パターニングされた第四のレジスト膜440を形成する。
その後、バッファードフッ酸を用いたウエットエッチングにより、第一の誘電体膜416を除去し、コンタクト層414の一部を露出させる。
次に、図4(n)に示す工程において、出射口部を覆い、かつコンタクト層414を露出するように、第五のレジスト膜442を形成する。
次に、図4(o)に示す工程において、金属蒸着技術を用いて表面にTi/Auからなる金属膜444を蒸着する。
次に、図4(p)に示す工程において、リフトオフ技術により、出射口が開くようにパッド電極446を形成する。
次に、図4(q)に示す工程において、金属蒸着技術を用いてn型GaAs基板裏面にn側電極(AuGe/Ni/Au)448を形成する。
以上説明した本実施例の工程によれば、位置精度の高いフォトリソグラフィー技術を用いて、互いの中心軸が一致した、形状の異なる二つの開口パターンが形成される(大きい径の円環状の開口パターンと、小さい径の円開口パターン)。そして、この小さい円開口パターンによって反射率の高低を制御した表面レリーフ構造が画定され、大きい円環状の開口パターンによってメサ構造の外径が画定され電流狭窄構造の非酸化領域が画定される。
したがって、表面レリーフ構造の中心軸と、電流狭窄構造の非酸化領域の中心軸とを高い位置精度で制御することができる。
また、大きい円環状の開口パターンを用いて、ドライエッチングにてメサ構造を形成する際には、小さい円開口パターンに形成されている表面レリーフ構造を誘電体膜とレジストにて保護しており、表面レリーフ構造が外部に露出することがない。
なお、本実施例では、680nm帯面発光レーザについて述べたがこれに限定されるものではなく、例えば850nm帯(GaAs/AlGaAs活性層系)などの面発光レーザにも適用可能である。
また、本実施例において示した、成長、リソグラフィ、エッチング、アッシング及び蒸着に用いた手法(装置)は記述手法(装置)に限るものではなく、同様の効果が得られるのであればいかなる手法(装置)であっても良い。
また、本実施例では、単素子の面発光レーザの製造方法について説明したが、この単素子の面発光レーザを複数個配置したアレイにも上述の製造方法を適用することができる。
[実施例2]
実施例2においては、図6を用いて凹型の誘電体表面レリーフ構造を有する垂直共振器型面発光レーザの製造方法について説明する。
図6(a)は光出射領域を説明する断面模式図であり、922は光出射領域である。図6(b)は上記光出射領域922の周辺を拡大した図である。924は高反射率領域、926は低反射率領域である。
図6では、実施例1の構成を示す図1と同一の構成については同一の符号が用いられていることから、重複する説明は省略する。
実施例1では高反射領域124が凸状になっていたが、本実施例では高反射率領域924が凹状になっている表面レリーフ構造が形成されている。
次に、本実施例の面発光レーザの製造方法について説明する。
実施例1における製造方法との違いは、第一のレジスト膜における第2のパターン部分である。
また、第一の誘電体膜416の厚さは、例えば2xλ/4n(x:1以上の整数、λ:発振波長、n:第一の誘電体膜の屈折率)、第二の誘電体膜424の厚さは、例えば(2y−1)λ/4n(y:1以上の整数、λ:発振波長、n:第二の誘電体膜の屈折率)である。なお、これらの膜の厚さは適宜設定することが可能である。
また、第一の誘電体膜416の厚さを発振波長の二分の一の厚さにおける1以上の整数倍とし、第二の誘電体膜424の厚さを発振波長の四分の一の厚さの奇数倍としてもよい。この場合、第二の誘電体膜424の屈折率nは、第一の誘電体膜416の屈折率nに比べ大きい屈折率となるように形成する。
例えば、第一の誘電体層を屈折率1.5のシリコンオキサイド層(λ/2の光学膜厚)、第二の誘電体層を屈折率1.9のシリコンナイトライド層(λ/4の光学膜厚)とすることができる。
その他の工程は、実施例1と同様である。
図7に、実施例1における第一のレジスト膜(図5)との違いを説明するための、本発明の実施例2における面発光レーザの製造方法において形成された第一のレジスト膜の模式図を示す。
図7(a)は斜視図、(b)はその平面図、(c)は上記斜視図におけるy−y´断面図である。
図7においては、1016は第一の誘電体層、1018は第一のレジスト膜、1020は第1のパターン、1022は第2のパターンである。
図7に示すように、第一のレジスト膜1018は、第一の誘電体層1016上に中心軸が同一である第1のパターン1020と、この第1のパターンとは径が異なる第2のパターン1022とが開口するように形成されている。
この第1のパターン1020はメサ構造を形成するためのパターンとなり、第2のパターン1022は表面レリーフ構造を形成するためのパターンとなる。
なお、図7に示された構成では、第1のパターン1020と第2のパターン1022は径の異なる大小二つの同心円環状のパターンで構成されているが、このような構成に限定されるものではない。例えば、大小二つの環状のパターンは、一辺の長さの異なる大小二つの同心正方環状のパターンで構成するようにしてもよい。
[実施例3]
実施例3においては、図8を用いて一種類の材料で構成される凸型の誘電体表面レリーフ構造を有する垂直共振器型面発光レーザの製造方法について説明する。図8(a)は光出射領域を説明する断面模式図であり、1122は光出射領域である。図8(b)は上記光出射領域1122の周辺を拡大した図である。1124は高反射率領域、1126は低反射率領域である。
図8では、実施例1の構成を示す図1と同一の構成については同一の符号が用いられていることから、重複する説明は省略する。
実施例1では二つの誘電体材料を組み合わせた構成により表面レリーフ構造を形成していたが、本実施例では単一の誘電体材料による構成で表面レリーフ構造が形成されている。
次に、本実施例の面発光レーザの製造方法について説明する。
実施例1における製造方法との違いは、第二の誘電体層の材料が第一の誘電体層と同一材料であることである。
第一の誘電体膜128の厚さは、例えば(2x−1)λ/4n(x:1以上の整数、λ:発振波長、n:第一の誘電体膜の屈折率)である。また、第二の誘電体膜130の厚さは、例えば(2y−1)λ/4n(y:1以上の整数、λ:発振波長、n:第二の誘電体膜の屈折率)である。同一の材料であるためnとnは等しい。なお、これらの膜の厚さは適宜設定することが可能である。また、望ましくは、誘電体層の屈折率が半導体層(コンタクト層)の屈折率に近い材料とするように構成する。例えば、シリコンオキサイド(屈折率1.5)よりも、屈折率の大きいシリコンナイトライド(屈折率1.9)とすることが好ましい。
なお、誘電体膜材料は前記二種類に限定されるものではない。
なお図8に示された構成では、一種類の材料で構成される凸型の誘電体表面レリーフ構造であるが、このような構成に限定されるものではない。
例えば、実施例2おける凹型の誘電体レリーフ構造を一種類の材料で構成するようにしてもよい。
[実施例4]
実施例4においては、図9を用いて第一の誘電体層を第二の誘電体層で埋め込むように構成した凸型の誘電体表面レリーフ構造を有する垂直共振器型面発光レーザの製造方法について説明する。
図9(a)は光出射領域を説明する断面模式図であり、1222は光出射領域である。図9(b)は上記光出射領域1222の周辺を拡大した図である。1224は高反射率領域、1226は低反射率領域である。
図9では、実施例1の構成を示す図1と同一の構成については同一の符号が用いられていることから、重複する説明は省略する。
実施例1では、屈折率の異なる二つの誘電体膜のうち、一つの誘電体膜の上にもう一つの誘電体膜を重ねることで凸状の高反射率領域を形成していた。
これに対して、本実施例では、屈折率の異なる二つの誘電体膜のうち、一つの誘電体膜を覆うようにもう一つの誘電体幕を形成することで凸状の高反射率領域が形成されている。
次に、本実施例の面発光レーザの製造方法について説明する。
他の実施例と同様に、基板上に、下部反射ミラー、活性層、選択酸化層、上部反射ミラー、コンタクト層を含む複数の半導体層を順次積層する。
続いて、図10(a)に示す工程(第一のレジスト膜形成工程)において、積層された半導体層上に、レジスト膜を形成し、第1のパターン420と第2のパターン422を有するパターニングされた第一のレジスト膜418を形成する。
次に、図10(b)に示す工程(第一の誘電体膜形成工程)において、第一の誘電体膜416を形成する。この第一の誘電体膜の厚さは、例えば(2x−1)λ/4n(x:1以上の整数、λ:発振波長、n:第一の誘電体膜の屈折率)である。なお、第一の誘電体膜の厚さは適宜設定することが可能である。
次に、図10(c)に示す工程(第二のレジスト膜形成工程)において、少なくとも第2パターン422に形成した第一の誘電体膜416を覆うように、第二のレジスト膜426を形成する。
次に、図10(d)に示す工程(誘電体膜除去工程)において、第二のレジスト膜426をマスクとして、前記第1のパターン420における露出した前記第一の誘電体膜416を除去する。
次に、図11(e)に示す工程(メサ構造形成工程)において、第一の誘電体膜416の除去によって露出した、第1のパターン420の半導体層をドライエッチングにより除去し、メサ構造を形成する。
次に、図11(f)に示す工程(第二のレジスト膜除去工程)において、
前記第二のレジスト膜426を、前記第一のレジスト膜418の上に形成した前記第一の誘電体膜416が露出するまで除去する。
次に、図11(g)に示す工程(レジスト膜除去工程)において、第二のレジスト膜426と、第一のレジスト膜418の上に形成されている第一の誘電体膜416と、第一のレジスト膜418を除去する。その結果、メサ構造の中心軸と第一の誘電体膜の中心軸とが一致した構造が形成される。
次に、図11(h)に示す工程(電流狭窄構造の形成工程)において、電流狭窄層を選択的に酸化し、酸化領域432と非酸化領域430とからなる電流狭窄構造を形成する。
次に、図12(i)に示す工程において、上記第一の誘電体膜416と、積層された半導体層の表面を覆うように、第二の誘電体膜424を形成する。
この第二の誘電体膜424の厚さは、例えば(2y−1)λ/4n(y:1以上の整数、λ:発振波長、n:第二の誘電体膜の屈折率)である。なお、第二の誘電体膜の厚さは適宜設定することが可能である。
このときn≧nの関係を満たすことが望ましい。例えば、第一の誘電体膜416として屈折率1.5のシリコンオキサイド、第二の誘電体膜424として屈折率1.9のシリコンナイトライドを用いることができる。
また、第二の誘電体膜424を表面全域に形成するため、絶縁膜として機能させることができる。この工程以降は、実施例1において説明した図3(m)以降と同様の工程である。
なお、本実施例では、図11(h)に示す工程において、コンタクト層が露出した状態で選択酸化を行ったが、図12(m)に示すように、第二の誘電体膜424を形成した後に、選択酸化を行ってもよい。
例えば、前記第一の誘電体膜を覆い、かつ前記メサ構造の側壁が露出するように、前記第二の誘電体膜を除去した後に、半導体層中の一部の層を選択的に酸化することにより、電流狭窄構造を形成するようにしてもよい。
この第二の誘電体膜424の厚さは、例えば(2y−1)λ/4n(y:1以上の整数、λ:発振波長、n:第二の誘電体膜の屈折率)である。なお、第二の誘電体膜の厚さは適宜設定することが可能である。
この際に、トレンチ以外の積層された半導体層の表面は第一の誘電体膜416あるいは第二の誘電体膜424で覆われているため、積層された半導体層の表面を酸化工程から保護することができる。
このため、後の工程で形成する電極をコンタクト抵抗が良好な状態で形成することが可能となる。
図12(n)に示す選択酸化工程終了後は、図12(o)に示すように、第三の誘電体膜438が表面を覆うように形成する。
なお、第三の誘電体膜の厚さを(2z)λ/4n(z:1以上の整数、λ:発振波長、n:第三の誘電体膜の屈折率)とし、かつn≧n≧nとする場合は、図12(p)に示すように、出射口領域に第三の誘電体膜を形成したままで素子を完成させることができる。
一方、第三の誘電体膜の厚さが(2z)λ/4nを満たさない場合は、実施例1に示した工程のように出射口領域の第三の誘電体膜438を除去すればよい。また、図12に示された構成では、第一の誘電体膜を第二の誘電体膜で覆った凸型の誘電体表面レリーフ構造であるが、このような構成に限定されるものではない。
例えば、実施例2おける凹型の誘電体レリーフ構造を第一の誘電体膜を第二の誘電体膜で覆った構成で形成してもよい。
[実施例5]
実施例5として、図13を用いて上記実施例の製造方法により作製した垂直共振器型面発光レーザを用いて構成した光学機器の構成例について説明する。
ここでは、光学機器として、上記面発光レーザによるレーザアレイを用いて構成した画像形成装置の構成例について説明する。
図13(a)は画像形成装置の平面図であり、図13(b)は同装置の側面図である。
図13において、2000は感光ドラム(感光体)、2002は帯電器、2004は現像器、2006は転写帯電器、2008は定着器、2010は回転多面鏡、2012はモータである。
また、2014は面発光レーザアレイ、2016は反射鏡、2018はコリメータレンズ及び2020はf−θレンズである。
本実施例においては、図13(b)に示されるモータ2012によって、回転多面鏡2010が回転駆動するように構成されている。
面発光レーザアレイ2014は、記録用光源となるものであり、レーザドライバ(図示せず)により画像信号に応じて点灯または消灯するように構成されている。
こうして光変調されたレーザ光は、面発光レーザアレイ2014からコリメータレンズ2018を介し回転多面鏡2010に向けて照射される。
回転多面鏡2010は矢印方向に回転していて、面発光レーザアレイ2014から出力されたレーザ光は、回転多面鏡2010の回転に伴い、その反射面で連続的に出射角度を変える偏向ビームとして反射される。
この反射光は、f−θレンズ2020により歪曲収差の補正等を受け、反射鏡2016を経て感光ドラム2000に照射され、感光ドラム2000上で主走査方向に走査される。このとき、回転多面鏡2010の1面を介したビーム光の反射により、感光ドラム2000の主走査方向に面発光レーザアレイ2014に対応した複数のライン分の画像が形成される。
感光ドラム2000は、予め帯電器2002により帯電されており、レーザ光の走査により順次露光され、静電潜像が形成される。
また、感光ドラム2000は矢印方向に回転していて、形成された静電潜像は現像器2004により現像され、現像された可視像は転写帯電器2006により、転写紙に転写される。
可視像が転写された転写紙は、定着器2008に搬送され、定着を行った後に機外に排出される。
なお、上記説明では、光学機器として画像形成装置を構成した例について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。
例えば、本発明のレーザアレイを光源として用い、画像表示体と、光偏向器と、を有する構成として、前記光源からの光を前記光偏向器により偏向した光を、前記画像表示体上に入射可能としてプロジェクションディスプレイを構成するようにしてもよい。
120:表面レリーフ構造
128、416:第一の誘電体膜
130、424:第二の誘電体膜
418:第一のレジスト膜
420:第1のパターン
422:第2のパターン
426:第二のレジスト膜

Claims (10)

  1. 積層された半導体層の上に表面レリーフ構造を備え、メサ構造に構成された面発光レーザの製造方法であって、
    前記半導体層の上に、第一の誘電体膜と、前記メサ構造を画定するための第1のパターンと前記表面レリーフ構造を画定するための第2のパターンとを有する第一のレジスト膜と、を形成する第一の誘電体膜−レジスト膜形成工程と、
    前記第一の誘電体膜−レジスト膜形成工程の後に、前記第2のパターンを覆い、前記第1のパターンを露出するように、第二のレジスト膜を形成する第二のレジスト膜形成工程と、
    前記第二のレジスト膜形成工程の後に、前記第二のレジスト膜をマスクとして、前記第1のパターンにおける前記半導体層を除去し、前記メサ構造を形成するメサ構造形成工程と、
    を有し、
    前記第1のパターンと前記第2のパターンは同一工程により形成され
    前記第一の誘電体膜−レジスト膜形成工程において、前記第一の誘電体膜を形成した後に、前記第一のレジスト膜を形成し、
    前記第一の誘電体膜−レジスト膜形成工程の後であって、前記第二のレジスト膜形成工程の前に、前記第一のレジスト膜の上と、前記第1のパターン及び前記第2のパターンにより露出した前記第一の誘電体膜の上に、第二の誘電体膜を形成する第二の誘電体膜形成工程を有することを特徴とする面発光レーザの製造方法。
  2. 前記第二のレジスト膜形成工程において、
    前記第二のレジスト膜は、前記第2のパターンに形成した前記第二の誘電体膜を覆い、かつ前記第1のパターンに形成した前記第二の誘電体膜を露出するように形成することを特徴とする請求項に記載の面発光レーザの製造方法。
  3. 前記第二のレジスト膜形成工程の後であって、
    前記メサ構造形成工程の前に、前記第二のレジスト膜をマスクとして、前記第1のパターンにおける露出した前記第二の誘電体膜と、
    前記第二の誘電体膜の下に配されている第一の誘電体膜とを除去する誘電体膜除去工程を有することを特徴とする請求項に記載の面発光レーザの製造方法。
  4. 前記メサ構造形成工程において、前記誘電体膜除去工程での前記第一の誘電体膜と第二の誘電体膜の除去によって露出した、前記第1のパターンにおける前記半導体層を除去することを特徴とする請求項に記載の面発光レーザの製造方法。
  5. 積層された半導体層の上に表面レリーフ構造を備え、メサ構造に構成された面発光レーザの製造方法であって、
    前記半導体層の上に、第一の誘電体膜と、前記メサ構造を画定するための第1のパターンと前記表面レリーフ構造を画定するための第2のパターンとを有する第一のレジスト膜と、を形成する第一の誘電体膜−レジスト膜形成工程と、
    前記第一の誘電体膜−レジスト膜形成工程の後に、前記第2のパターンを覆い、前記第1のパターンを露出するように、第二のレジスト膜を形成する第二のレジスト膜形成工程と、
    前記第二のレジスト膜形成工程の後に、前記第二のレジスト膜をマスクとして、前記第1のパターンにおける前記半導体層を除去し、前記メサ構造を形成するメサ構造形成工程と、
    を有し、
    前記第1のパターンと前記第2のパターンは同一工程により形成され、
    前記第一の誘電体膜−レジスト膜形成工程において、前記第一のレジスト膜を形成した後に、前記第一のレジスト膜の上と、前記第1のパターン及び前記第2のパターンにより露出した前記半導体層の上に、第一の誘電体膜を形成することを特徴とする面発光レーザの製造方法。
  6. 前記第二のレジスト膜形成工程において、
    前記第二のレジスト膜は、前記第2のパターンに形成した前記第一の誘電体膜を覆い、かつ前記第1のパターンに形成した前記第一の誘電体膜を露出するように形成することを特徴とする請求項に記載の面発光レーザの製造方法。
  7. 前記第二のレジスト膜形成工程の後であって、
    前記メサ構造形成工程の前に、前記第二のレジスト膜をマスクとして、前記第1のパターンにおける露出した前記第一の誘電体膜を除去する誘電体膜除去工程を有することを特徴とする請求項に記載の面発光レーザの製造方法。
  8. 前記メサ構造形成工程において、
    前記誘電体膜除去工程での前記第一の誘電体膜の除去によって露出した、前記第1のパターンにおける前記半導体層を除去し、前記メサ構造を形成することを特徴とする請求項に記載の面発光レーザの製造方法。
  9. 前記メサ構造形成工程の後に、
    前記第二のレジスト膜を、前記第一のレジスト膜の上に形成した前記第一の誘電体膜が露出するまで除去する第二のレジスト膜除去工程と、
    前記第二のレジスト膜除去工程で露出した前記第一の誘電体膜を除去する工程と、
    前記第一の誘電体膜を除去する工程で露出した前記第一のレジスト膜を除去する工程と、
    を有することを特徴とする請求項に記載の面発光レーザの製造方法。
  10. 前記第一のレジスト膜を除去する工程の後に、
    前記第のレジスト膜除去工程により露出された前記第一の誘電体膜と、
    前記積層された半導体層の表面を覆うように、第二の誘電体膜を形成することを特徴とする請求項に記載の面発光レーザの製造方法。
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