JP5614361B2 - ハイドロフォーム成形品の製造方法および製造装置 - Google Patents
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Description
金型の板押さえ面にシールリングを配置する必要があるため、製品形状より大きなフランジ部を金属板に設ける必要があり、歩留りが低下する。
シールリングによりシールする場合、シールリング溝の近傍とブランクに隙間があると、高圧付与時に隙間からシールリングがはみ出してしまう。そのため、金型でブランクを挟持したとき、隙間がないようにしなければならず、金型の加工精度やブランクの板厚精度が低いと、不可避的に隙間が生じる。さらに、金型の剛性が低いと、成形圧力により金型が変形して隙間が生じる。そのため、高精度かつ高剛性の金型を製作し、公差の厳しいブランクを用いる必要を生じ、コストが嵩む。
金属板の流入によりフランジしわが生じる場合、しわ部がシールリングに達すると、シールリングを密着して押圧することができなくなり、シール漏れを生じる。
不均一なフランジ流入により、フランジ部に板厚が部分的に変化した場合、シールリングを密着して押圧することができなくなり、シール漏れを生じる。
シールリングを用いる方法では、基本的に上下の金型間の隙間が2枚の金属板の板厚と同程度でなければ、シールリングを押圧することができないが、成形される金属板の板厚は、一定ではなく成形品の仕様に応じて変動するため、薄い金属板を用いる場合、シール漏れを生じる。
大型のシールリングとして一般的な旋盤切削加工やひも状シールリング素材の両端接着で作られたシールリングを、複雑な製品形状に応じたシールリング溝にはめ込むと、曲げ変形により断面形状が変化するため、適用できない。そのため、ブロックからの3次元切削加工や、専用の金型を製作して加硫成型で製作する必要がある。しかしながら、ゴム等のシールリング素材の切削加工は難しく、加硫成型は熱処理時の変形があるため、大型品の高精度な成形は困難である。
上金型にシールリングを配置するためには、一般的には、脱落防止のためにシールリングを接着する必要があるが、シールリングは消耗品であり交換する必要があるので、接着すると交換が容易でない。そもそも、特許文献3に開示されたシールリングは、接着して使用するものではないため、ハイドロフォーム成形には適用できないおそれがある。
金属板は、シールリングの内側において加工液の液圧を受けるため、板押さえ部において金型との摩擦のために、フランジが流入し難くなり、成形性が低下する。
また、本発明によれば、第1の孔型および第2の孔型それぞれの内面形状が大きく異なる場合であっても、それぞれの内面形状と同一の外面形状を有する第1のハイドロフォーム成形品および第2のハイドロフォーム成形品を製造することができるので、優れた生産性とコスト低減を図ることができる。
図1は、本発明に係る製造装置1の構成を、透視状態でかつ一部を簡略化して示す斜視図である。
金型2は、板押さえ面2aと孔型2bとを有する。板押さえ面2aは、膨出変形部を形成する部分4a、5aの周囲をシールされずに重ね合わされた2枚の鋼板4、5のうちの上に位置する一方の鋼板4をその板厚方向へ押さえる。孔型2bは、ハイドロフォーム成形による第1のハイドロフォーム成形品の外郭形状と同一の内郭形状(内面)2cを有する。孔型2bは、その一部を、板押さえ面2aに連続して曲面状に形成された金型肩R部2dにより形成される。
本発明においても先行技術と同様に、
第1工程:重ね合わされた2枚の鋼板4、5を、金型2の板押さえ面2aと金型3の板押さえ面3aとによって挟持する。
第2工程:2枚の鋼板4、5の間であって膨出変形部を形成する部分4a、5aに加工液注入口3eから加工液を供給することによって、2枚の鋼板4、5を膨出変形させて、鋼板4を金型2の内面2cに沿わせるとともに鋼板5を金型3の内面3cに沿わせることにより、ハイドロフォーム成形品を製造する。
(A)金型肩R部2dを、金型肩R部2dと鋼板4との接触面圧が、金型肩R部2dの全周にわたって、かつ少なくとも膨出変形の全ての時間において、加工液の圧力より高くなるように、鋼板4に接触させること、および
(B)金型肩R部3dを、金型肩R部3dと鋼板5との接触面圧が、金型肩R部3dの全周にわたって、かつ少なくとも膨出変形の全ての時間において、加工液の圧力より高くなるように、鋼板5に接触させること
によって、鋼板4、5の間をシールする。すなわち、金型肩R部2d、3dを、いずれも鋼板4、5のシール部として用いる。
図2(a)〜図2(f)は、第1工程および第2工程において、鋼板4、5の間の膨出変形部を形成する部分4a、5aに、加工液を注入した場合における、中央断面での鋼板4、5の変形挙動を模式的に示す説明図である。図3は、その時の成形圧力、金型肩R部の面圧、および中央断面でのフランジ端の流入量を示すグラフである。横軸の加工液注入体積率は製品形状に対する加工液の注入体積の割合であり、100%が孔型形状に沿った形状である。フランジ端の流入量が時間とともに増加するとき、フランジが孔型方向に移動していることを意味し、減少するときはフランジがその逆方向に移動していることを意味する。なお、図3〜5のグラフは、鋼板4、5の板厚:1.6mm、強度レベル:270MPaの条件で得られた結果である。
図2(a)は、2枚の鋼板4、5を重ね合わせて、金型2と金型3との間にセットした状態である。このとき、金型2の板押さえ面2aと金型3の板押さえ面3aとにより鋼板4、5を押圧挟持する必要はなく、板押さえ面2aと鋼板4との間、または板押さえ面3aと鋼板5との間には、隙間が許容される。
図2(b)は,加工液を鋼板4、5の間に注入開始した状態を示しており、図3のグラフにおけるI点を示す。
膨出変形した鋼板4が金型2の内面(底部)2c−1に当接するとともに、膨出変形した鋼板5が金型3の内面(底部)3c−1に当接する状態である。
金型2の内面(縦壁)2c−2と鋼板4とが当接するとともに、金型3の内面(縦壁)3c−2と鋼板5が当接した状態である。このとき、金型肩R部2dから沿って内面(縦壁)2c−2に当接し、また金型肩R部3dから沿って内面(縦壁)3c−2に当接するのではなく、内面(縦壁)2c−2、3c−2の中ほどで当接する。成形液の圧力では、金型肩R部2d、3dの曲率に沿うほど大きな変形を生じさせることができないためである。
金型2の内面(底部)2c−1の未充填部、および金型3の内面(底部)3c−1の未充填部を充填する形で膨出するが、このとき、金型肩R部2dの近傍では、孔型2bの内部に鋼板4がオーバーランしてオーバーラン部4bが発生するとともに、金型肩R部3dの近傍では、孔型3bの内部に鋼板5がオーバーランしてオーバーラン部5bが発生する。成形液の圧力では、金型肩R部2d、3dの曲率に沿うほど大きな変形を生じさせることができないためである。
この金型肩R部2d、3dの最大面圧が減少したときに、加工液の圧力よりも下がると、加工液が孔型2b、3b側に漏洩し、それ以降圧力が上がらずに成形不良となる。
第1の方法は、金型肩R部2d、3dの面圧を高く保持し、圧力低下が生じても、十分高い圧力となるようにしておく方法であり、第2の方法は、成形を通して金型肩R部2dに沿って鋼板4を膨出成形させるとともに金型肩R部3dに沿って鋼板5を膨出成形させることによってオーバーランを防ぐことにより、面圧低下を生じさせない方法である。
図4は、金型肩R部2d、3dの曲率半径ρが3、6、12mmである時の面圧挙動を示すグラフである。
次に、第2の方法について説明する。
(a)流入抵抗を増やしたい部位10で、上下の金型2、3のクリアランスを減じ、鋼板4、5を局所的に押圧する方法
(b)ドロービードを配置し、流入抵抗を増やす方法
(c)板押さえ面2aでの金型2と鋼板4との摩擦係数、および板押さえ面3aでの金型3と鋼板5との摩擦係数を増やす方法
(d)フランジ外周部でしわを発生させ、流入抵抗とする方法
等がある。
本発明により、鋼板4、5の成形性が向上する理由を説明する。
しかしながら、従来の全周溶接した2枚の鋼板を用いたハイドロフォーム成形では、溶接線の内側まで加工液の圧力を受けるため、金型と鋼板との間で摩擦が生じ、フランジが流入し難いこと、および、引用文献3に記載されたハイドロフォーム方法もシールリングの内側まで加工液の圧力を受けるため、金型と鋼板との間で摩擦が生じ、フランジが流入し難いという課題があった。
2枚の鋼板の全周を溶接した鋼板のハイドロフォーム成形では、溶接強度を確保するためにレーザ溶接やシーム溶接等の重ね溶接を行う必要があり、その分の溶接しろが必要となる。したがって、成形後のフランジ幅をある程度確保する必要がある。また、溶接を生かすため、成形品が最終成形形状とするが、外周形状はばらつくため、成形後の溶接ラインを孔型縁のぎりぎりに設定することはできず、ばらつきを考慮して、フランジ幅及び溶接ラインを設定する必要があるため、これに伴って、フランジ幅を広く設定する必要があるために製品重量の増加は避けられない。
一見、特許文献3のように、鋼板4、5と金型2、3との間にシールリングを設けたほうが、鋼板4、5と金型2、3との間のシール性が向上するように考えられがちである。しかしながら、シールリングを用いることで、シール性が悪化する理由を図6、図7を参照しながら説明する。
板押さえ面の最も傾いた斜面の金型間の隙間を2枚の鋼板の板厚の厚さであるC1とすると、その他の場所の金型間の隙間C2はC1よりも大きくなる。その場合、特許文献3の方法は図6(b)に示すように、シールリングを押さえてつぶすことができない。シールリングは所定のつぶし代を潰すことによってシール性を確保するものであるから、シール漏れを生じる。次いで、金型肩R部の面圧であるが、シールリングが無ければ、孔型内に付与された圧力による荷重を金型肩R部のみで受け持つために高い面圧を確保できるが、金型肩R部の近くにシールリングが存在すると、シールリングも荷重を受け持つため、金型肩R部の面圧が十分でなくなり、シール漏れを生じることになる。
鋼板13、14の成形を行ったところ、成形後の長辺部は一様に、金型肩R部のR止まりから10mmの位置で成形できた。
そこで、直片部のR止まりから20mm位置に、幅5mm、深さ1mmのドロービードを配置したところ、シール漏れすることなく100MPで所望の形状に成形できた
270〜980MPa級の鋼板を用いて試験を行ったが、いずれも100MPaの成形圧でシール漏れせず、成形できた。
図12(a)及び図12(b)に示すように、かしめ工具19は、パンチ20及びダイス21により構成され、パンチ20は上金型に埋設され、ダイス21は下金型に埋設される。ハイドロフォーム時のパンチ20及びダイス21にも成形圧力が負荷されるため、パンチ20及びダイスにはそれぞれシールリング22を配置し、金型の外部への漏水を防止している。
2 金型
2a 板押さえ面
2b 孔型
2c 内面
2c−1 内面(底部)
2c−2 内面(縦壁)
2d 金型肩R部
2e 加工液注入口
2f エアー抜き穴
3 金型
3a 板押さえ面
3b 孔型
3c 内面
3c−1 内面(底部)
3c−2 内面(縦壁)
3d 金型肩R部
3e 加工液注入口
3f エアー抜き穴
4,5 鋼板
4a、5a 膨出変形部を形成する部分
4b、5b オーバーラン部
7 シールリング
8 スペーサ
9 金属板流入抵抗手段
10 鋼板が流入し易い部位
11 金型
11a かしめ工具配置位置
12 孔型
13、14 鋼板
15 金型
16 孔型
17、18 成形品
18a 反対面
19 かしめ工具
20 パンチ
21 ダイス
21a 凹部(穴)
21b 隙間
21c 細溝
22 シールリング
23 水抜き穴
24 コマ
24a 外周溝
Claims (5)
- 重ね合わされた2枚の金属板のうち一方の金属板をその板厚方向へ押さえる板押さえ面と、該板押さえ面に連続して曲面状に形成された金型肩R部により一部を形成されるとともに、ハイドロフォーム成形によるハイドロフォーム成形品の外郭形状と同一の内郭形状を有する孔型とを備える第1の金型と、前記2枚の金属板のうちの他方の金属板をその板厚方向へ押さえる板押さえ面と、該板押さえ面に連続して曲面状に形成された金型肩R部により一部を形成されるとともに、ハイドロフォーム成形によるハイドロフォーム成形品の外郭形状と同一の内郭形状を有する孔型とを備える第2の金型とを用いて、前記2枚の金属板を前記板押さえ面それぞれによって挟持する第1の工程と、前記2枚の金属板の間であって前記ハイドロフォーム成形による膨出変形部を形成する部分に加工液を供給することによって、前記2枚の金属板をいずれも膨出変形させ、前記一方の金属板を前記第1の金型の孔型の内面に沿わせるとともに前記他方の金属板を前記第2の金型の孔型の内面に沿わせることにより、前記一方の金属板を素材とする第1のハイドロフォーム成形品および前記他方の金属板を素材とする第2のハイドロフォーム成形品を製造する第2の工程とを備えるハイドロフォーム成形品の製造方法において、
前記重ね合わされた2枚の金属板の間はシールされないとともに、前記第1の金型および前記第2の金型はそれぞれの前記板押さえ面の外側でシールされ、かつ、前記第2工程では、
前記第1の金型の前記金型肩R部と前記一方の金属板との接触面圧が当該金型肩R部の全周にわたって、かつ少なくとも膨出変形の全ての時間において、前記2枚の金属板の間に供給された加工液の圧力よりも高くなるように、前記第1の金型の前記金型肩R部を前記一方の金属板に接触させるとともに、
前記第2の金型の前記金型肩R部と前記他方の金属板との接触面圧が当該金型肩R部の全周にわたって、かつ少なくとも膨出変形の全ての時間において、前記2枚の金属板の間に供給された加工液の圧力よりも高くなるように、前記第2の金型の前記金型肩R部を前記他方の金属板に接触させること
を特徴とするハイドロフォーム成形品の製造方法。 - 前記金型肩R部の曲率半径は、その全周にわたって下記(1)式により規定される関係を満足する請求項1に記載されたハイドロフォーム成形品の製造方法。
0.1<ρ/t<7.5・・・・・・・(1)
ただし、ρは金型肩R部の曲率半径(mm)であるとともに、tは、前記金型肩R部と当接する金属板の板厚(mm)である。 - 前記一対の金型は、いずれも、前記金属板が流入し易い部位の板押さえ面に配置された金属板流入抵抗手段を備える請求項1または請求項2に記載されたハイドロフォーム成形品の製造方法。
- 重ね合わされた2枚の金属板のうち一方の金属板をその板厚方向へ押さえる板押さえ面と、該板押さえ面に連続して曲面状に形成された金型肩R部により一部を形成されるとともに、ハイドロフォーム成形によるハイドロフォーム成形品の外郭形状と同一の内郭形状を有する孔型とを備える第1の金型と、前記2枚の金属板のうちの他方の金属板をその板厚方向へ押さえる板押さえ面と、該板押さえ面に連続して曲面状に形成された金型肩R部により一部を形成されるとともに、ハイドロフォーム成形によるハイドロフォーム成形品の外郭形状と同一の内郭形状を有する孔型とを備える第2の金型とを備え、前記板押さえ面それぞれによって挟持された前記2枚の金属板の間であって前記ハイドロフォーム成形による膨出変形部を形成する部分に加工液を供給することによって、前記2枚の金属板をいずれも膨出変形させ、前記一方の金属板を前記第1の金型の孔型の内面に沿わせるとともに前記他方の金属板を前記第2の金型の孔型の内面に沿わせることにより、前記一方の金属板を素材とする第1のハイドロフォーム成形品および前記他方の金属板を素材とする第2のハイドロフォーム成形品を製造するハイドロフォーム成形品の製造装置であって、
前記第1の金型および前記第2の金型はそれぞれの前記板押さえ面の外側でシールされること、および
前記第1の金型の前記金型肩R部は、前記一方の金属板との接触面圧が当該金型肩R部の全周にわたって、かつ少なくとも膨出変形の全ての時間において、前記2枚の金属板の間に供給された加工液の圧力よりも高くなるように、前記一方の金属板に接触するシール部であるとともに、
前記第2の金型の前記金型肩R部は、前記他方の金属板との接触面圧が当該金型肩R部の全周にわたって、かつ少なくとも膨出変形の全ての時間において、前記2枚の金属板の間に供給された加工液の圧力よりも高くなるように、前記他方の金属板に接触するシール部であること
を特徴とするハイドロフォーム成形品の製造装置。 - 前記第1の金型の前記金型肩R部の曲率半径、および前記第2の金型の前記金型肩R部の曲率半径は、いずれも、その全周にわたって下記(1)式により規定される関係を満足する請求項4に記載されたハイドロフォーム成形品の製造装置。
1<ρ/t<7.5・・・・・・・(1)
ただし、ρは前記金型肩R部の曲率半径(mm)であるとともに、tは、前記金型肩R部に当接する金属板の板厚(mm)である。
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