JP5612847B2 - 粉砕装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉砕装置の改良に関する。
石油や石炭といった燃料資源の枯渇、環境問題への対応が迫られる昨今、にわかにバイオマスを原料とした燃料が脚光を浴びるようになってきた。このようなバイオマス燃料の原料の1つとして、たとえば、間伐材等が挙げられる。間伐材等の木材を利用してバイオマス燃料を製造する場合、木材を細かく粉砕し、粉砕後の木材を乾燥し、ペレット状など燃料として使用するのに便利な形状に固める行程を得て製造される。
また、木材を粉砕するには、粉砕装置が利用され、粉砕装置としては、たとえば、回転軸と、外周に刃を備えて回転軸の外周に多数装着されるカッタリングとを備えた一対のローラ状のカッタを備え、これらカッタを僅かに隙間を設けて回転軸が平行となるように対向させて構成され、カッタ間に投入されたチップ状の木材をカッタの回転によってカッタ間に引き込みつつ粉砕するようになっている(たとえば、特許文献1参照)。
そして、また、この粉砕装置にあっては、各カッタの回転速度が異なっていて、カッタの刃で木材を破砕することに加えて、木材を挽くような動作を加えて、木材の繊維をほぐして、当該木材を細かく粉砕することができるようにしている。
このように粉砕された木材は、生木の状態で粉砕されるため、含水率が高く多量の水分を含んでおり、粉砕したまま貯留すると、腐ったり発酵したりして燃料としての利用が困難となったり、発酵時に高温を発するので貯留にもむかないため、燃料として利用できる程度に乾燥させなくてはならない。
特開2002−273253号公報
このように、直接燃料系バイオマス燃料の製造行程では、木材の粉砕後に必ず乾燥行程を経るようになっていて、乾燥に時間と燃料費がかかるので、乾燥行程に移る前に少しでも木材の含水率を低減できれば、直接燃料系バイオマス燃料のコストを低減できるとともに、地球環境の向上に貢献することができる。
しかしながら、従来の粉砕装置では、木材をカッタ間に上方から投入し、粉砕後の木材は落下して下方へ溜まるようになっており、また、カッタ間で木材を粉砕する際に木材から搾られて発生する水滴はどこへも行き場がないため、水滴が粉砕後の木材の上に落下して木材がこれを吸収することとなり、粉砕後の木材の含水率は高いまま維持されてしまう。
そこで、本発明は、上記した点を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、粉砕後の木材の含水率を低減することが可能な粉砕装置を提供することである。
上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、表側に刃を有する複数のプレートがそれぞれ連結されて環帯状に形成される一対のカッタベルトと、前記カッタベルトを巻回して、回転駆動して前記カッタベルトを所定方向に駆動する駆動輪とを備え、前記カッタベルト間の上流側から投入される被粉砕物を粉砕して、前記カッタベルト間の下流側から粉砕した被粉砕物を排出する粉砕装置であって、前記プレートの刃に表側と裏側とが連通する通孔を有することを特徴とする。
本発明の粉砕装置によれば、カッタベルトを構成するプレートには、プレートの表裏を連通する通孔が設けられているので、この通孔を介して被粉砕物が刃によって圧縮されて搾り出された水滴をカッタベルト間から排出させて、粉砕後の被粉砕物が水滴を再吸収してしまうことを抑制でき、粉砕後の被粉砕物の含水率を低減することができる。
このように粉砕後の被粉砕物の含水率を低減することができるので、粉砕後の乾燥行程に要する時間とコスト、燃料消費量を削減でき、地球環境を向上することができるとともに、貯留に際しても被粉砕物の腐敗や発酵を抑制することができる。
本発明の一実施の形態における粉砕装置の側面視断面図である。 本発明の一実施の形態における粉砕装置の平面視断面図である。 本発明の一実施の形態における粉砕装置のプレートの拡大斜視図である。 本発明の一実施の形態の変形例における粉砕装置の側面視断面図である。 本発明の一実施の形態の他の変形例における粉砕装置の側面視断面図である。 本発明の一実施の形態の別の変形例における粉砕装置の側面視断面図である。 本発明の一実施の形態の粉砕装置のカッタベルト周辺の一バリエーションを説明する斜視図である。 本発明の一実施の形態の粉砕装置のカッタベルト周辺の他のバリエーションを説明する斜視図である。 本発明の一実施の形態の粉砕装置のカッタベルトの一バリエーションを説明する側面図である。 本発明の一実施の形態の粉砕装置のカッタベルトの一バリエーションを説明する一部拡大斜視図である。
以下、図に示した一実施の形態に基づいて本発明の粉砕装置について説明する。一実施の形態における粉砕装置1は、基本的には、図1および図2に示すように、表側に刃4a,5aを備えた複数のプレート4,5を表側を外周側に向けて環帯状に連結して形成されるとともに回転駆動される一対のカッタベルト2,3を備え、各カッタベルト2,3が互いの直線部2a,3a同士が対向するように配置されて構成されている。
そして、この粉砕装置1は、カッタベルト2,3間に投入されたチップ状の木材をカッタベルト2,3の回転によって直線部2a,3a間に引き込んで粉砕するようになっている。
以下、各部について詳細に説明すると、カッタベルト2(3)は、複数のプレート4(5)を環帯状にヒンジ結合して形成されている。プレート4(5)は、表側に多数の刃4a(5a)を備えていて、これら刃4a(5a)を備えた表側がカッタベルト2(3)の外周となるように連結されている。なお、この粉砕装置1の場合、被粉砕物たる木材を細かく粉砕可能なように、プレート4(5)に設けられる刃4a(5a)の刃丈やピッチ(回転方向幅)を細かくしてあるが、粉砕後の木材の大きさに応じてこれらは任意に設定することができる。また、この場合、刃4a(5a)は、回転方向に対して直交する方向に間欠的に設けてあるが、連続して設けるようにしてもよく、刃幅および刃間隔についても粉砕後に得たい木材の大きさに応じて任意に設定することができる。
また、カッタベルト2(3)の内周側を向くプレート4(5)の裏側には、溝4b(5b)が設けてあって、この溝4b,5bとなるには、後述する駆動輪6(7)の外周に設けた歯6a(7a)が歯合してカッタベルト2(3)を回転駆動することができるようになっている。
さらに、図3に示すように、プレート4(5)の一方の回転方向側端には、図示するところでは、凸部4c(5c)が七個設けられており、他方の回転方向側端には凹部4d(5d)が七個設けられている。凸部4c(5c)および凹部4d(5d)の設置数は、図示したところに限られず任意に設定することができる。
この凸部4c(5c)には、回転方向に直交する方向に孔4e(5e)が設けられ、凹部4d(5d)が形成されるプレート4,5の他方の回転方向側端の側方から回転方向に直交するように孔4f(5f)が設けられている。
さらに、各プレート4(5)は、図3に示すように、プレート4(5)を表側から裏側へ貫いて表側と裏側とを連通する通孔4(5)を備えており、通孔4(5)は、刃4a(5a)の刃先にかからないように設けられている。このように、各プレート4(5)は、通孔4(5)を備えているので、木材を粉砕する際に、刃4a,5a間で圧縮されて粉砕される際に搾り出される水滴を通孔5を介してカッタベルト2,3間から排出することができ、粉砕後の木材が水滴を再吸収することを抑制でき、粉砕後の木材の含水率を低減することができる。なお、図示したところでは、通孔4(5)は、刃と刃間にも設けられているが、設置箇所および設置数は任意であるが、設置数が多いほうが木材粉砕時に刃4aと刃5aで圧縮せしめられて木材から搾られた水滴をカッタベルト2,3間から排出する機会を多く得ることができる点で有利となる。
そして、プレート4,4(5,5)同士を連結するには、プレート4(5)の凸部4c(5c)を隣のプレート4(5)の凹部4d(5d)内に挿入し、孔4e,4f(5e,5f)にピン8(9)を挿通することによってなされ、各プレート4(5)が互いにヒンジ結合されて環帯状に連結され1つのカッタベルト2(3)が形成される。なお、ピン8(9)は、取外し可能とされていて、ピン8(9)を取外すことで、カッタベルト2(3)をプレート4に分解することができるようになっている。
また、一のプレート4(5)の一方の回転方向側端の端面4g(5g)、すなわち、凸部4c(5c)の端面を含めてこのプレート4における隣のプレート4(5)(以下、「隣接プレート」という)と対向する端面と、当該隣接プレート4(5)の他方の回転方向側端の端面4h(5h)、すなわち、凹部4d(5d)の端面を含めて隣接プレート4(5)における一のプレート4(5)と対向する端面は、これらプレート4,4(5,5)が表面同士が面一となる位置関係となると当接して、プレート4,4(5,5)がカッタベルト2(3)の内周側への撓みを規制するようになっている。端面4g,4h(5h,5g)の形状は、端面4g,4h(5h,5g)の全体同士が密着する形状であってもよいし、部分的に当接する形状であってもよい。
つまり、カッタベルト2(3)は、隣合うプレート4,4(5,5)の表面同士が面一となる直線部2a(3a)の部位においては、各プレート4,4(5,5)がピン8(9)によるヒンジ結合部にてカッタベルト2(3)の内周側へ折れず、カッタベルト2(3)における直線部2a(3a)が内周側に撓んでしまうことが無いようになっている。
なお、上述したところでは、各プレート4(5)が、凸部4c(5c)と、凸部4c(5c)が挿入される凹部4d(5d)とを備えて、端部に設けた孔4e,4f(5e,5f)内に挿入されるピン8(9)にて連結される、いわゆる入子式にヒンジ結合されるようになっているが、凸部と凹部を備えずにプレート4(5)をたとえば表側から見て矩形としておき、各プレート4(5)の回転方向の両端部の右側部と左側部に突出するピンを設けておいて、プレート4(5)の一方の回転方向端のピンと隣接プレート4(5)の他方の回転方向端のピンを保持する保持部材でプレート4(5)と隣接プレート4(5)とをヒンジ結合して連結せしめてもよい。ここで、保持部材がピンを回転自在に保持してもよいし、ピンがプレート4(5)に回転自在に取付けられていてもよく、いずれにしても、保持部材を取外すことで、カッタベルト2(3)をプレート4(5)に分解することができるようになっていることが好ましい。
このように構成されたカッタベルト2(3)は、内周側に配置の駆動輪6(7)と従動輪10(11)に巻回されており、駆動輪6(7)を回転させることによって、回転駆動されるようになっている。
具体的には、駆動輪6(7)は、外周に放射状に設けた複数の歯6a(7a)を備え、当該歯6a(7a)がプレート4(5)に設けた溝4b(5b)に入り込んで、歯車の要領でカッタベルト2(3)に動力伝達することができるようになっている。なお、歯6a(7a)と溝4b(5b)の形状は、互いに噛むことが可能であればよいが、インボリュート歯車に使用される歯形に準じるものとするとよい。また、溝4b(5b)は、図示するように、プレート4(5)の側部から側部へ横幅一杯に設けてもよいが、駆動輪6(7)の歯6a(7a)に符合する位置のみに設けるようにしてもよい。
また、従動輪10(11)は、駆動輪6(7)と同様にカッタベルト2(3)内に配置されていて、駆動輪6(7)と協働してカッタベルト2(3)に適度な張力を負荷しているとともに、カッタベルト2(3)に直線部2a(3a)を形成している。なお、従動輪は、各カッタベルト2,3につき二つ以上設けられるようにされてもよい。また、カッタベルト2,3には、直線部2a(3a)以外にも直線状となる部位が形成されるが、ここで言う直線部とは、カッタベルト2,3の部位のうち側方から見て直線状とされて相手方のカッタベルト2,3に向く部位を指していて、カッタベルト2,3の直線部2a,3aの長さが異なっていてもよい。
そして、駆動輪6(7)および従動輪10(11)は、ともにハウジング15に回転自在に取付けられていて、カッタベルト2,3は、直線部2a,3a同士が隙間Wを介して対向するように配置される。なお、従動輪10(11)にもプレート4(5)に設けた溝4b(5b)に入り込む歯10a(11a)を設けているが、これを設けなくともよい。隙間Wの寸法、つまり、刃4aの刃先と刃5aの刃先との間の距離は、木材の粉砕後の大きさに応じて決定される。
ハウジング15は、この場合、カッタベルト2,3を収容可能な内部が中空な箱型とれており、上方と下方に開口部15a,15bが設けられていて、上方の開口部15aには木材をスムーズに内部へ投入可能なようにホッパ15cを備えている。そして、ホッパ15c内に投入される木材は、当該ホッパ15cによってカッタベルト2,3間に導かれ、カッタベルト2,3によって粉砕された後は、ハウジング15の下方の開口部15bから排出されるようになっている。なお、ハウジング15の形状は、上記に限られるものではなく、木材に適するように設計することができる。
また、ハウジング15には、一方のカッタベルト2の内周側に配置されて、当該カッタベルト2の直線部2aの内周から通孔4を介して他方のカッタベルト3へ向けて気体を噴射する噴射装置17が取付けられている。この噴射装置17は、カッタベルト2,3間で圧縮される木材から搾り出された水滴がカッタベルト2,3間を通過して粉砕された木材に落下して、木材が水滴を再度吸収してしまうことが無いように、カッタベルト2の内周側から気体を噴射することで、水滴を他方のカッタベルト3のプレート5に設けた通孔5を介してカッタベルト2,3間から排出させる。噴射する気体の温度を高くしておき、ドライヤーの要領で木材に熱を与えて乾燥を促進させるようにしてもよい。なお、図示するように、カッタベルト2,3の直線部2a,3aが地面に対して鉛直に配置される場合、他方のカッタベルト3の内側に通孔5を介して内周側へと吹き飛ばされた水滴を回収するとともにハウジング15外あるいは水滴を貯留するタンクへ排出する回収部材26を設けるとよい。この回収部材26は、水滴を受けるホッパ状の受け部26aと、一端が受け部26aの最下端に設けた開口に接続されるとともに他端がハウジング15外あるいは図外のタンクへ通じるドレーン管路26bとを備えている。また、噴射装置17は、気体を噴射することに代えて、水蒸気を噴射するようにしてもよく、水蒸気の噴射によって水滴を通孔5から排出するとともに、水蒸気の熱で木材を温めて粉砕後の木材の乾燥を促進することができる。このように噴射装置17を設けることで、効率的に水滴を排除することでき木材の含水率を効果的に低減することができるが、噴射装置17を設けない場合には、一方のカッタベルト2のプレート4に形成の通孔4を気体あるいは水蒸気の噴射孔として利用し、他方のカッタベルト3のプレート5に形成の通孔5を水滴の排出口として利用するが、噴射装置17を設けない場合には、双方のカッタベルト2,3の通孔4,5を排出口として利用することも可能であり、その場合には回収部材26をカッタベルト2の内周にも設けておくとよい。

さらに、カッタベルト2(3)の内周側には、ハウジング15に取付けられて直線部2a(3a)に対向するレール状のガイド13(14)が設けられており、ガイド13(14)は、直線部2a(3a)内におけるプレート4(5)の裏面に摺動自在に当接して、直線部2a(3a)を内周側から支持して、カッタベルト2,3間に投入される木材による直線部2a(3a)の撓みを規制できるようになっている。プレート4(5)の裏側に車輪や転動するボールを設けておいて、ガイド13(14)上を走行させるか、ガイド13(14)側に車輪や転動するボールを設けておいて、プレート4(5)を走行させるようにしてもよい。
なお、直線部2a(3a)内に位置するプレート4(5)とこれに隣り合う隣接プレート4(5)は、端面同士4g,4h(5g,5h)が密着してカッタベルト2(3)が内周側に撓まないようになっているので、ガイド13(14)無しでも木材による直線部2a(3a)の撓みを規制でき、木材の粉砕が可能であるが、ガイド13(14)を設けることによって端面4g,4h(5g,5h)の形状の誤差やプレート4(5)間の遊びやガタがあっても直線部2a(3a)における直線度が確保されるとともに、木材の粉砕中においても隙間Wを安定させることができる。このようにガイド13(14)を設ける場合には、プレート4(5)とこれに隣接する隣接プレート4(5)が表面を面一として直線状となった際に、端面同士を当接させてヒンジ結合部にてカッタベルト2(3)の内周側への折れを阻止するようにしておかなくともよく、この場合には、カッタベルト2(3)の直線部2a(3a)の内周側への撓みをガイド13(14)のみで規制するようにしてもよい。
また、図4に示すように、プレート4,5とこれに隣接する隣接プレート4,5のヒンジ結合部にてカッタベルト2,3の内周側への折れが可能とされる場合、ガイド13,14をハウジング15にばね等の弾性要素18,19を介して取付けておいて、木材の硬度が高くこれを挟み込む刃4a,5aに強度限界以上の応力が作用するような場合に、弾性要素18,19が圧縮されてプレート4,5をカッタベルト2,3の内周への移動せしめて、刃4a,5aに強度限界以上の応力が作用することを防止するようにしてもよい。なお、弾性要素には、ばね、気体ばねや弾性体といった弾性力を発揮可能であって、最伸長状態でガイド13,14を支持する際に隙間Wを狭めることがない部材を使用することができる。
また、この実施の形態の場合、駆動輪6(7)の鉛直下方に従動輪10(11)が配置されていて、カッタベルト2(3)の直線部2a(3a)が鉛直姿勢となるようしてあるが、図5に示すように、カッタベルト2,3の直線部2a,3aが地面に対して傾斜姿勢で互いに対向してもよいし、図6に示すように、水平姿勢を採ってもよい。このように、カッタベルト2,3の直線部2a,3aが傾斜姿勢や水平姿勢を採ることで、噴射装置17を上方側に配置される直線部2aを備えたカッタベルト2の内周側に設けずとも、下方側に配置される直線部3aを備えたカッタベルト3のプレート5の通孔5を介して水滴を落下せしめて、木材への水滴の再吸収を防止して粉砕後の木材の含水率を低減することが可能である。無論、噴射装置17を設けておくと、より効率的に水滴を排除できる。
また、カッタベルト2,3の直線部2a,3aが水平姿勢や傾斜姿勢を採る場合、直線部2a,3aのうち下方側に配置されるほうを直線部3aとすると、当該直線部3aをガイド13で下方から支持するようにしておくことで、直線部3aが自重で撓むことも防止することができる。なお、カッタベルト2,3の直線部2a,3aが水平姿勢や傾斜姿勢を採る場合、カッタベルト2,3のうち下方に配置されるほうをカッタベルト3とすると、直線部3aの長さを直線部2aより長く設定して直線部3aの始点が直線部2aの始点より木材の投入側へ配置されるようにしておくか、直線部3aの始点を直線部2aの始点より木材の投入側にずらして配置することにより、木材のカッタベルト2,3間への投入が容易となる。
なお、このように各カッタベルト2,3に直線部2a,3aを形成するにあたって、ガイド13(14)を設けるようにしているが、ガイド13(14)を設けない場合には、駆動輪6(7)と従動輪10(11)で直線部2a,3aを形成するとしてもよいし、また、1つのカッタベルト2(3)に従動輪を複数設ける場合には、従動輪のみで直線部2a,3aを形成するか、これにガイドを追加して設けるようにしてもよい。
また、ガイドは、カッタベルト2(3)の内周側に設けるほか、たとえば、図7に示すように、各プレート4(5)の側方にロッド20を設けておき、ロッド20をカッタベルト2(3)の内外周から一対のガイド21,22で摺動自在に挟持したり、図8に示すように、各プレート4(5)の側方に平板23を設けて当該平板23をカッタベルト2(3)の内外周から一対の車輪付きのガイド24,25で挟持したりして、直線部2a(3a)における撓みの規制を行うようにしてもよい。このように、ガイドを一対としておくことで、カッタベルト2(3)の外周側への撓みも規制することができ、カッタベルト2(3)が熱の影響や荷重の関係で回転方向に伸びを生じても直線部2a(3a)間における隙間Wを一定に保持することが可能である。また、各カッタベルト2,3の内外周をベルトで挟持するようにする場合、カッタベルト2,3の外周側に配置されるガイドを共用して、合計三つのガイドでカッタベルト2,3を挟持するようにしてもよい。
そして、駆動輪6,7は、駆動源としてのモータ12に減速機16を介して接続されており、モータ12を正方向に回転させると、カッタベルト2を図1中時計回りに、カッタベルト3を図1中反時計回りに回転駆動させることができるようになっていて、反対にモータ12を逆方向に回転させると、カッタベルト2を図1中反時計回りに、カッタベルト3を図1中時計回りに回転駆動させることができるようになっている。また、この実施の形態の粉砕装置1にあっては、減速機16によってカッタベルト2,3の回転速度に差が生じるようにしている。
なお、モータ12の回転速度を減速しなくともよい場合、減速機16を省略することもでき、その場合、モータ12のみで二つの駆動輪6,7を駆動する場合には、歯車機構を設けて上記のような動作を実現するようにしてもよいし、また、モータを二つ設けて独立して駆動輪6,7を駆動するようにしてもよい。さらに、駆動源は、駆動輪6,7を駆動することができればよいので、上記のように回転電機であるモータ12以外の駆動源を採用することが可能であって、たとえば、液圧によって駆動する油圧モータとされもよいし、内燃機関を用いてもよい。
このように構成された粉砕装置1は、上述したように、駆動輪6,7を回転させることによって、カッタベルト2,3が回転駆動され、カッタベルト2,3の上方から木材をカッタベルト2,3間に投入すると、カッタベルト2,3の回転によって、木材を直線部2a,3a間の隙間Wへ引き込みつつ、刃4a,5aで粉砕することができる。
また、カッタベルト2,3の回転速度に差がつけられていて、直線部2a,3aにおける刃4a,5aの相対位置関係が変化するため、刃4a,5a間で木材を砕く動作に加えて木材を挽くような動作が加わり、木材を細かく粉砕することができる。さらに、従来のローラ状のカッタとは異なり、木材をカッタベルト2,3間に長く留めて荷重を負荷することができるので、木材の粉砕し損じを阻止できる。そして、この実施の形態では、カッタベルト2,3の回転速度に差がつけられていて、木材を挽くような動作が加わるが、木材をカッタベルト2,3間に長く留めることができ、より長く木材を挽くことができるので、木材を均一な大きさに粉砕できるとともに、樹木などの繊維質の木材を効果的に解すことが可能である。
なお、カッタベルト2,3間で木材が詰まってしまった場合には、カッタベルト2,3を逆回転させて、木材をカッタベルト2,3投入側となる上方へ導き排出させることができる。
そして、カッタベルト2,3を構成するプレート4,5には、プレート4,5の表裏を連通する通孔4,5が設けられているので、この通孔4,5を介して木材が刃4a,5aによって圧縮されて搾り出された水滴をカッタベルト2,3間から排出させて、粉砕後の木材が水滴を再吸収してしまうことを抑制でき、粉砕後の木材の含水率を低減することができる。
このように粉砕後の木材の含水率を低減することができるので、粉砕後の乾燥行程に要する時間とコスト、燃料消費量を削減でき、地球環境を向上することができるとともに、貯留に際しても木材の腐敗や発酵を抑制することができる。
また、一方のカッタベルト2の内周に噴射装置17を設けて、通孔4を気体あるいは水蒸気の噴出口として利用し、通孔5を水滴の排出口として利用する場合には、水滴を気体や水蒸気で吹き飛ばして通孔5から強制的に排出することで、より効率的に粉砕後の木材の含水率を低減することができる。
さらに、高温の気体あるいは水蒸気を噴射装置17から噴射することで木材の熱することができ、粉砕後の木材の乾燥を促進させることも可能である。
またさらに、カッタベルト2,3の直線部2a,3aが地面に対して傾斜姿勢や水平姿勢となるように設定されることで、下側に配置される直線部3aを備えたカッタベルト3の通孔5から水滴の自然落下を期待でき、カッタベルト2,3間からの水滴の排水をより効果的に行うことができ、この点でも木材の含水率の低減効果を高めることができる。
つづいて、刃4a,5aを交換するには、ピン8,9をプレート4,5から取外して、交換対象の刃4a,5aを持つプレート4,5のみをカッタベルト2,3から取外して、新たなプレート4、5に交換することができる。
このように、交換対象となるプレート4,5のみをカッタベルト2,3から取外して新しい物と交換すればよく、また、その交換に当たって、カッタベルト2,3の全部を駆動輪6,7および従動輪10,11から取外してハウジング15内から取り出す必要も無いので、その交換作業も容易となり、交換作業時間と労力をも軽減することができる。
なお、カッタベルトの構成としては、プレート4(5)を環帯状にヒンジ結合して連結すること以外にも、たとえば、図9に示したカッタベルト30のように、駆動スプロケット31と従動スプロケット32とに巻回されて回転駆動されるチェーン33に、当該チェーン33に環帯状に刃を備えた複数のプレート34を取付けて構成するようにしてもよい。そして、このように構成したカッタベルト30の二つを対として対向させるようにし、駆動スプロケット31をモータ12で回転駆動可能に連結してモータ12で各カッタベルト30を回転駆動するようにしておけばよく、カッタベルト30間に投入される木材を粉砕することができる。なお、当該カッタベルト30におけるプレート34は、チェーン33に取付けられるので、カッタベルト30同士が対向して木材を粉砕する部位を上記したガイドと同様のガイドで双方のカッタベルト30におけるプレート34をカッタベルト30の内周側から支持するか、内外周を支持しておくことで、木材を安定的に粉砕することができる。
具体的には、図10に示すように、駆動スプロケット31は、二つの歯車31a,31bを軸31cで連結した構造をしており、従動スプロケット32も同様に二つの歯車32a,32bを軸32cで連結した構造をしていて、チェーン33は対とされて、駆動スプロケット31の歯車31a,31bと従動スプロケット32の歯車32a,32bにそれぞれ巻回されている。なお、従動スプロケット32は、各カッタベルト30につき二つ以上設けられるようにされてもよい。
また、図9に示すように、チェーン33,33を構成するコマ33aに間欠的にブラケット33bが設けられていて、当該ブラケット33bを介して対となるチェーン33,33の外周側に横架するように矩形の刃付きのプレート34が着脱可能に取付けられている。なお、プレート34のブラケット33bへの固定は、たとえば、ネジ締結などを採用することができる。
そして、プレート34は、この実施の形態では、矩形であってカッタベルト40の外周側を向く表側の面に設けた多数の刃34aと、表側と裏側とを連通する多数の通孔34bとを備えている。なお、この実施の形態の場合、プレート34の回転方向幅がチェーン33のコマ33aの回転方向長さより長く設定されているので、上述のように、チェーン33のコマ33aに間欠的にブラケット33bを設けてこれにプレート34を取付けるようにしているが、プレート34の回転方向幅の設定によっては、チェーン33の全てのコマ33aにブラケット33bを設けて、全てのコマ33aにプレート34を取付けるようにしてもよい。
そして、このように構成されたカッタベルト30を対として直線部30a同士を対向させるようにすればよい。なお、このカッタベルト30の場合、チェーン33にプレート34を取付ける構成を採用しているので、木材の粉砕を確実にするため、直線部30aの内周側への撓みを防止するべく、上述のようなガイド13を設けておくことが好ましい。
このようにカッタベルト30を構成するようにしても、通孔34bを介して水滴を排出することができるので、粉砕後の木材の含水率を低減することが可能である。また、噴射装置17の設置、回収部材26の設置、カッタベルト30の地面に対する姿勢を傾斜姿勢や水平姿勢とすることによる利点を、上記のカッタベルト2,3に対するものと同様に享受することができるのは当然である。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
本発明は、粉砕装置に利用可能である。
1 粉砕装置
2,3,30 カッタベルト
2a,3a 直線部
4,5,34 プレート
4a,5a,34a 刃
4b,5b 溝
4c,5c 凸部
4d,5d 凹部
4e,4f,5e,5f 孔
4g,4h,5g,5h 端面
,5,34b 通孔
6,7 駆動輪
6a,7a,10a,11a 歯
8,9 ピン
10,11 従動輪
12 モータ
13,14,21,22,24,25 ガイド
15 ハウジング
15a,15b 開口部
15c ホッパ
16 減速機
17 噴射装置
18,19 弾性要素
20 ロッド
23 平板
26 回収部材
26a 受け部
26b ドレーン管路
31 駆動スプロケット
32 従動スプロケット
33 チェーン
33a コマ
33b ブラケット
W 隙間

Claims (8)

  1. 表側に刃を有する複数のプレートがそれぞれ連結されて環帯状に形成される一対のカッタベルトと、前記カッタベルトを巻回して、回転駆動して前記カッタベルトを所定方向に駆動する駆動輪とを備え、前記カッタベルト間の上流側から投入される被粉砕物を粉砕して、前記カッタベルト間の下流側から粉砕した被粉砕物を排出する粉砕装置であって、
    前記プレートの刃に表側と裏側とが連通する通孔を有することを特徴とする粉砕装置。
  2. 前記一方のカッタベルトを構成する複数のプレートを第一プレートとし、前記他方のカッタベルトを構成する複数のプレートを第二プレートとしたとき、
    前記第一プレートの裏側から気体又は水蒸気を噴射する噴射装置を備え、
    前記噴射装置が気体又は水蒸気を噴射することにより、前記気体又は水蒸気が前記第一プレートの裏側から前記通孔を介して前記第一プレートの表側に伝達されて、前記カッタベルト間で粉砕される被粉砕物が含有する水滴を前記第二プレートの表側から前記通孔を介して前記第二プレートの裏側に排出することを特徴とする請求項1に記載の粉砕装置。
  3. 各カッタベルトの直線部が地面に対して傾斜姿勢あるいは水平姿勢をとるように設定され、一方のカッタベルトの直線部を他方のカッタベルトの直線部より上方に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の粉砕装置。
  4. 下方に配置されるカッタベルトの直線部の始点が上方に配置されるカッタベルトの直線部の始点より被粉砕物の投入側へ配置されることを特徴とする請求項3に記載の粉砕装置。
  5. カッタベルトは、プレート同士をヒンジ結合して構成されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の粉砕装置。
  6. カッタベルトにおける二つ以上のプレートを直線状にガイドしてカッタベルトに直線部を形成するガイドを備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の粉砕装置。
  7. ガイドは、カッタベルトの直線部同士が離間する方向への逃げを許容するよう弾性支持されることを特徴とする請求項6に記載の粉砕装置。
  8. 各カッタベルトは、異なる回転速度で回転して被粉砕物を粉砕することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の粉砕装置。
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