JP5612839B2 - Game machine - Google Patents
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Description
本発明は、報知演出を実行可能な遊技機に関する。 The present invention relates to a gaming machine capable of executing a notification effect.
従来、遊技機の一種であるパチンコ遊技機では、例えば、液晶ディスプレイ型の可変表示器を備え、当該可変表示器において複数種類の図柄を変動させて図柄組み合わせを表示する図柄組み合わせゲーム(図柄変動ゲーム)が行われている。そして、遊技者は、図柄組み合わせゲームで導出され、最終的に確定停止表示された図柄組み合わせから大当り又ははずれを認識できる。このようなパチンコ遊技機の中には、大当り遊技終了後に、該大当り遊技とは別の有利な遊技状態(特典)を付与する機能が搭載されたものがある。このような機能としては、例えば、確率変動(以下、「確変」と示す)機能が知られている。確変機能は、大当り抽選の抽選確率状態を高確率抽選状態とする確変状態を遊技者に付与する機能である。 Conventionally, in a pachinko gaming machine which is a type of gaming machine, for example, a symbol combination game (a symbol variation game) that includes a variable display of a liquid crystal display type and displays a symbol combination by varying a plurality of types of symbols on the variable display. ) Is done. Then, the player can recognize a big hit or a loss from the symbol combination derived in the symbol combination game and finally displayed to be confirmed and stopped. Some of these pachinko gaming machines are equipped with a function for providing an advantageous gaming state (privilege) different from the jackpot game after the jackpot game ends. As such a function, for example, a probability variation (hereinafter referred to as “probability variation”) function is known. The probability variation function is a function that gives a player a probability variation state in which the lottery probability state of the big hit lottery is a high probability lottery state.
そして、近年では、図柄組み合わせゲーム中に確変状態が付与されることを確定的に認識し得ない非確定図柄による大当りの図柄組み合わせを導出し、大当り遊技中に確変大当りに当選しているか否かを報知する昇格演出を行うパチンコ遊技機が存在する。昇格演出は、大当り遊技中のラウンド遊技において予め定めた特定演出を実行させる演出態様で行われるようになっている。このような昇格演出を実行することで、非確定図柄による大当りの図柄組み合わせが導出されたとしても、大当り遊技中に昇格演出が実行されることで、最終的に確変大当りに当選しているかもしれないという期待感を、大当り遊技中も継続して持たせることができる。 And, in recent years, it has been derived whether or not the jackpot symbol combination with a non-deterministic symbol that cannot be definitely recognized that the probability variation state is given during the symbol combination game, and whether or not the probability variation jackpot is won during the jackpot game. There is a pachinko gaming machine that performs a promotion effect to notify. The promotion effect is performed in an effect mode in which a predetermined effect is executed in a round game during the big hit game. By executing such promotion effects, even if a jackpot symbol combination with non-deterministic symbols is derived, the promotion effect is executed during the jackpot game, so you may eventually win the promising jackpot You can continue to have a sense of expectation that you can't do even during a big hit game.
しかしながら、大当り抽選に当選したとしても、当該大当り抽選への当選に基づく大当り遊技は、「多数の賞球を獲得するためのラウンド遊技の消化」という単調な遊技の繰り返しとなっており、遊技者は、既に次回いつ大当りに当選するかということに対して注目している。したがって、実行中の大当り遊技において、昇格演出によって確変大当りとなることが報知されたとしても、直前の図柄変動ゲームの結果のみならず、大当り遊技終了後いつ大当りとなるか、すなわち、大当りが連続するか否かに対して期待を持つことになる。このため、特許文献1のパチンコ遊技機では、大当り遊技中に昇格演出が実行されたとしても、大当り遊技終了後の遊技状態を知り得るだけであり、遊技者が知りたいという欲求を満たすことができなかった。
However, even if you win the jackpot lottery, the jackpot game based on the winning of the jackpot lottery is a repetitive monotonous game called “Digestion of round games to win a large number of prize balls”. Is already paying attention to when it will win the next big hit. Therefore, even if it is informed that the jackpot game being executed will be a promising jackpot due to the promotion effect, not only the result of the previous symbol variation game but also when the jackpot game will end, that is, the jackpot will continue You will have expectations about whether or not to do so. For this reason, in the pachinko gaming machine of
この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、遊技者が事前に知りたいという欲求を強く抱いている事柄に対応した報知演出を行い、遊技者の興趣を十分に高めることができる遊技機を提供することにある。 This invention was made paying attention to such problems existing in the prior art, and its purpose is to provide a notification effect corresponding to the fact that the player has a strong desire to know in advance. An object of the present invention is to provide a gaming machine that can sufficiently enhance the interest of the player.
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、遊技球の入賞を検知する始動入賞口への入賞を契機に、入賞検知した遊技球を始動保留球として記憶する保留記憶手段と、遊技球の入賞検知を契機に判定用乱数の値を取得する乱数取得手段と、複数の図柄を変動させて行う図柄変動ゲームの開始時に判定用乱数の値と予め設定した大当り判定値とを比較して大当りか否かの大当り抽選を行う大当り抽選手段と、前記大当り抽選手段による大当り抽選の実行時期よりも前に、判定用乱数の値が大当りを示す大当り値であるか否かを事前判定する事前大当り判定手段と、前記事前大当り判定手段の判定結果が肯定の場合に付与される大当りの種類を事前判定する事前大当り種判定手段と、前記事前大当り判定手段の判定結果及び前記事前大当り種判定手段の判定結果を記憶する記憶手段と、前記事前大当り判定手段の判定結果が肯定の場合、前記保留記憶手段に記憶されている始動保留球内に大当りとなる図柄変動ゲームが含まれていることを報知する報知演出を実行するか否かを決定する演出決定手段と、前記演出決定手段によって前記報知演出の実行可が決定された場合、該報知演出を実行する演出実行手段と、を備え、高確率大当り抽選状態時の大当り判定値は、低確率大当り抽選状態時の大当り判定値と共通している共通値と、前記共通値とは異なる非共通値とで構成されている一方、前記低確率大当り抽選状態時の大当り判定値は、前記共通値のみで構成されており、前記事前大当り判定手段は、前記事前判定を実行する際の抽選確率状態が前記高確率大当り抽選状態の場合、前記共通値と前記非共通値とで構成される事前判定値を用いて前記判定用乱数の値が大当りを示す大当り値であるか否かを事前判定し、前記事前判定を実行する際の抽選確率状態が前記低確率大当り抽選状態の場合、前記共通値のみで構成される事前判定値を用いて前記判定用乱数の値が大当りを示す大当り値であるか否かを事前判定し、前記大当り判定値と前記事前判定値は、同一の判定用乱数の範囲で同一値に設定されており、前記演出決定手段は、前記大当り抽選で大当りに当選したことを契機として、大当り遊技中に記憶されている始動保留球を対象に、前記記憶手段に記憶された記憶内容に基づいて、前記始動保留球内に、事前判定を実行する際の抽選確率状態で参照する大当り判定値の数が、大当り遊技終了後の抽選確率状態で参照する大当り判定値の数よりも減少しない特定大当りとなる始動保留球が含まれていることを報知するか否かを決定し、前記演出実行手段は、前記演出決定手段によって報知演出の実行可が決定された場合、大当り遊技が終了するまでに前記報知演出を実行し、各種の制御コマンドを出力する主制御部と、前記主制御部が出力した前記制御コマンドに基づき演出を制御する副制御部と、を備え、前記主制御部には、前記保留記憶手段と、前記乱数取得手段と、前記大当り抽選手段と、前記事前大当り判定手段と、前記事前大当り種判定手段と、を含み、前記副制御部には、前記記憶手段と、前記演出決定手段と、を含み、前記主制御部は、前記事前大当り判定手段及び前記事前大当り種判定手段の判定結果をもとに大当りの種類に関する情報を含む判定結果コマンドを前記副制御部に出力することを要旨とする。
In order to solve the above-mentioned problems, the invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記大当りの種類からは、大当り遊技の終了後の前記抽選確率状態が前記高確率大当り抽選状態であるか、あるいは前記低確率大当り抽選状態であるか、を特定することができ、前記副制御部の前記演出決定手段は、前記判定結果コマンドにおける前記大当りの種類に関する情報から特定される前記大当りの種類に応じて、前記報知演出の実行可否を決定することを要旨とする。 According to a second aspect of the present invention, in the gaming machine according to the first aspect, the lottery probability state after the end of the big hit game is the high probability big hit lottery state or the low It is possible to specify whether or not the probability jackpot lottery state, the production determining means of the sub-control unit, according to the type of jackpot specified from the information about the jackpot type in the determination result command, The gist is to determine whether the notification effect can be executed .
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、前記図柄変動ゲームで導出される特別図柄は、前記大当りの種類と対応付けられており、前記判定結果コマンドは、前記大当りの種類に関する情報として前記特別図柄に関する情報を含むことを要旨とする。 According to a third aspect of the present invention, in the gaming machine according to the first or second aspect, the special symbol derived in the symbol variation game is associated with the type of jackpot, and the determination result command Is summarized as including information on the special symbol as information on the type of jackpot .
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機において、前記大当り遊技中の前記抽選確率状態は前記低確率大当り抽選状態であり、前記事前大当り判定手段は、前記大当り遊技中に前記事前判定を実行する場合、前記共通値のみで構成される事前判定値を用いることを要旨とする。
Invention according to
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機において、前記始動入賞口には、第1始動入賞口と第2始動入賞口を含み、前記大当り抽選手段には、前記第1始動入賞口への入賞を契機に大当り抽選を行う第1の大当り抽選手段と、前記第2始動入賞口への入賞を契機に大当り抽選を行う第2の大当り抽選手段を含み、前記第2の大当り抽選手段は、前記第2始動入賞口へ入賞した遊技球が前記始動保留球として前記保留記憶手段に記憶されている場合、前記第1始動入賞口へ入賞した遊技球が前記始動保留球として前記保留記憶手段に記憶されている否かにかかわらず大当り抽選を行い、前記第1の大当り抽選手段は、前記第2始動入賞口へ入賞した遊技球が前記始動保留球として前記保留記憶手段に記憶されておらず、前記第1始動入賞口へ入賞した遊技球が前記始動保留球として前記保留記憶手段に記憶されている場合に大当り抽選を行い、前記第1の大当り抽選手段と前記第2の大当り抽選手段は、共通の大当り判定値を用いて大当り抽選を行い、前記事前大当り判定手段は、前記第2始動入賞口への入賞を契機に、前記判定用乱数の値が大当りを示す大当り値であるか否かを事前判定し、前記判定結果コマンドは、前記第2始動入賞口への入賞を契機に前記事前判定を実行したことを特定する情報を含むことを要旨とする。
The invention according to
本発明によれば、遊技者が事前に知りたいという欲求を強く抱いている事柄に対応した報知演出を行い、遊技者の興趣を十分に高めることができる。 According to the present invention, it is possible to perform a notification effect corresponding to a matter that the player has a strong desire to know in advance, and to sufficiently enhance the interest of the player.
以下、本発明をその一種であるパチンコ遊技機に具体化した一実施形態を図1〜図24にしたがって説明する。
図1には、パチンコ遊技機10が略示されており、パチンコ遊技機10の機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開放及び着脱自在に組み付けられているとともに、中枠12の前面側には前枠14が開閉及び着脱自在に組み付けられている。前枠14は、図1に示すようにパチンコ遊技機10を機正面側から見た場合において、中枠12に重なるように組み付けられている。このため、中枠12は、前枠14の後側に配置されており、機正面側からはその一部しか視認し得ないようになっている。前枠14は、中央部に窓口14aを有するとともに、該窓口14aの下方にパチンコ遊技機10の遊技媒体となる遊技球を貯留可能な上皿(貯留皿)15を一体成形した構成とされている。前枠14の裏面側には、機内部に配置された遊技盤YBを保護し、かつ窓口14aを覆う大きさのガラスを支持する図示しないガラス支持枠が着脱及び傾動開放可能に組み付けられている。遊技盤YBは、中枠12に装着される。また、前枠14には、窓口14aのほぼ全周を囲むように、図示しない発光体(ランプ、LEDなど)の発光(点灯や点滅)により発光演出を行う電飾表示部を構成する上側枠用ランプ部16aと、左側枠用ランプ部16bと、右側枠用ランプ部16cとが配置されている。各枠用ランプ部16a〜16cは、前枠14の前面に装着される複数の発光体を、該各発光体の発する光を透過可能に成形したランプレンズで覆って構成されている。
Hereinafter, an embodiment in which the present invention is embodied in one type of pachinko gaming machine will be described with reference to FIGS.
FIG. 1 schematically shows a
前枠14には、窓口14aの左右上部に、各種音声を出力して音声演出を行う左スピーカ17aと、右スピーカ17bとが配置されている。左スピーカ17aと右スピーカ17bは、前枠14の裏面に装着されており、該前枠14の前面であって左スピーカ17a及び右スピーカ17bの装着部位に対応する部位には放音孔が複数形成されている。
In the
中枠12の前面側であって前枠14の下部には、上皿15から溢れ出た遊技球を貯留する下皿(貯留皿)18が装着されている。また、中枠12の前面側であって下皿18の右方には、遊技球を遊技盤YBに発射させる際に遊技者によって回動操作される遊技球発射用の発射ハンドル19が装着されている。また、前枠14には、下皿18の左方に、各種音声を出力して音声演出を行う下スピーカ17cが配置されている。下スピーカ17cは、中枠12に装着されている。
A lower tray (storage tray) 18 for storing game balls overflowing from the
上皿15には、その左方側に機内部から払出される遊技球の図示しない払出口が設けられているとともに、遊技者の保有する遊技球を貯留する凹状の貯留通路15aが連設されており、さらに右方側に貯留通路15a内の遊技球を機内部に取り込む図示しない上皿取込口が設けられている。上皿15に貯留された遊技球は、貯留通路15aにより前記上皿取込口へ案内されるとともに該上皿取込口を介して1球ずつ機内に取り込まれ、遊技盤YBに向けて発射される。遊技盤YBに向けて発射される遊技球は、発射ハンドル19の回動量に応じて発射の強弱が設定される。また、下皿18には、上皿15から溢れ出て流下した遊技球の出口18aが設けられているとともに、遊技球を貯留する凹状の貯留部18bが遊技球の出口18aに連設されている。
The
次に、遊技盤YBの構成について図2にしたがって詳しく説明する。
遊技盤YBの前面には、発射ハンドル19の操作によって発射された遊技球を誘導し、かつパチンコ遊技の主体となるほぼ円形の遊技領域H1を形成する誘導レール20が円形渦巻き状に敷設されている。この誘導レール20によって遊技盤YBには、該遊技盤YBの左下方から左上方に向かって延びる遊技球の誘導路20aが形成されるとともに、誘導レール20の内側に遊技領域H1が形成される。また、遊技盤YBの前面であって誘導レール20の外側となる遊技領域H1外は、パチンコ遊技に直接関与しない非遊技領域H2とされている。
Next, the configuration of the game board YB will be described in detail with reference to FIG.
On the front surface of the game board YB, a
遊技盤YBの遊技領域H1のほぼ中央(センター)には、各種の表示器や各種の飾りを施した表示枠体(センター役物)21が装着されている。表示枠体21の略中央には、正面視横長矩形に開口するセット口21aが形成されており、当該セット口21aに整合して表示枠体21には液晶ディスプレイ型の画像表示部GHを有する演出表示装置22が装着されている。本実施形態では、演出表示装置22が演出実行手段として機能する。演出表示装置22には、複数列(本実施形態では3列)の図柄列を変動させて行う図柄変動ゲームを含み、該ゲームに関連して実行される各種の表示演出(遊技演出)が画像表示されるようになっている。本実施形態において演出表示装置22の図柄変動ゲームでは、複数列(本実施形態では3列)の図柄からなる図柄組み合わせを導出する。なお、演出表示装置22の図柄変動ゲームは、表示演出を多様化するための飾り図柄(演出図柄)を用いて行われる。以下の説明において、飾り図柄を単に「飾図」と示す場合があるとともに、演出表示装置22において表示演出として行われる飾図による図柄変動ゲームを飾り図柄変動ゲームと示す場合がある。
A display frame body (center accessory) 21 with various displays and various decorations is mounted almost at the center (center) of the game area H1 of the game board YB. A set port 21a that opens in a horizontally long rectangle when viewed from the front is formed in the approximate center of the
図2において、遊技盤YBの遊技領域H1の(遊技者から見て)左下方には、8セグメント型の第1特図表示器23a及び第2特図表示器23bが設けられている。第1特図表示器23a及び第2特図表示器23bでは、複数種類の図柄を変動させて表示する図柄変動ゲームが行われる。そして、図柄変動ゲームにおいて第1特図表示器23a又は第2特図表示器23bでは、複数種類の特別図柄(以下、「特図」と示す場合がある)を1列で変動させて特別図柄を表示する。この特別図柄は、大当りか否かなどの内部抽選の結果を示す報知用の図柄である。以下、第1特図表示器23aで特図を用いて行われる図柄変動ゲームを「第1特別図柄変動ゲーム」と示し、第2特図表示器23bで特図を用いて行われる図柄変動ゲームを「第2特別図柄変動ゲーム」と示す場合がある。
In FIG. 2, an 8-segment type first
そして、第1特図表示器23a又は第2特図表示器23bでは、図柄変動ゲームの開始により同時に図柄の変動表示が開始され、該ゲームの終了と同時に特別図柄が確定停止表示される。また、演出表示装置22では、図柄変動ゲームの開始により同時に飾り図柄の変動表示が開始され、該ゲーム終了前に飾り図柄がゆれ変動状態で一旦停止表示され、該ゲームの終了と同時に各列の飾り図柄が確定停止表示される。「変動表示」とは、図柄を表示する表示器に定める表示領域内において表示される図柄の種類が変化している状態であり、「一旦停止表示」とは、前記表示領域内において図柄がゆれ変動状態で表示されている状態である。また、「確定停止表示」とは、前記表示領域内において図柄が確定停止している状態である。なお、第1特図表示器23aと演出表示装置22では、同時に第1特別図柄変動ゲームと該第1特別図柄変動ゲームに係わる表示演出(飾り図柄変動ゲーム)が開始され、同時に終了する(即ち、同時に特別図柄と飾り図柄が確定停止表示される)。同様に、第2特図表示器23bと演出表示装置22では、同時に第2特別図柄変動ゲームと該第2特別図柄変動ゲームに係わる表示演出(飾り図柄変動ゲーム)が開始され、同時に終了する(即ち、同時に特別図柄と飾り図柄が確定停止表示される)。その一方、第1特図表示器23aと、第2特図表示器23bでは、並行して図柄変動ゲームが行われることがない。即ち、第1特別図柄変動ゲームと第2特別図柄変動ゲームのうち、どちらか一方のみが実行されるようになっている。
Then, on the first
本実施形態において第1特図表示器23a及び第2特図表示器23bには、複数種類の特図の中から、大当り抽選の抽選結果に対応する1つの特図が選択され、その選択された特図が図柄変動ゲームの終了によって確定停止表示される。なお、本実施形態において、第1特図表示器23aに表示される特別図柄は、特別図柄1と示し、第2特図表示器23bに表示される特別図柄は、特別図柄2と示して区別する場合がある。複数種類の特図は、大当りを認識し得る図柄となる100種類の大当り図柄(大当り表示結果に相当する)と、はずれを認識し得る図柄となる1種類のはずれ図柄とに分類される。なお、大当り図柄が表示された場合、遊技者には、大当り遊技が付与される。本実施形態の大当り遊技については後で詳細に説明する。
In the present embodiment, one special figure corresponding to the lottery result of the big hit lottery is selected from the plurality of types of special figures for the first
また、本実施形態において演出表示装置22には、各列毎に[1]、[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]の7種類の数字が飾図として表示されるようになっている。そして、本実施形態において演出表示装置22(画像表示部GH)は、第1特図表示器23a及び第2特図表示器23bに比較して大きい表示領域で構成されるとともに、飾図は特図に比較して遥かに大きく表示されるようになっている。このため、遊技者は、演出表示装置22に停止表示された図柄組み合わせから大当り又ははずれを認識できる。演出表示装置22に停止表示された全列の図柄が同一図柄の場合には、その図柄組み合わせ([222][777]など)から大当り遊技が付与される大当りを認識できる。この大当りを認識できる図柄組み合わせが飾図による大当りの図柄組み合わせ(大当り表示結果)となる。大当りの図柄組み合わせが確定停止表示されると、遊技者には、図柄変動ゲームの終了後に大当り遊技が付与される。一方、演出表示装置22に確定停止表示された全列の図柄が異なる種類の場合、又は1列の図柄が他の2列の図柄とは異なる種類の場合には、その図柄組み合わせ([123][122][767]など)からはずれを認識できる。このはずれを認識できる図柄組み合わせが飾図によるはずれの図柄組み合わせ(はずれ表示結果)となる。
In the present embodiment, the
なお、本実施形態において演出表示装置22で表示可能な飾図は、大当り遊技の終了後に確変状態を付与することを確定的に認識可能な特定図柄(本実施形態では、[1]、[3]、[5]、及び[7]の奇数図柄)と、大当り遊技終了後に確変状態を付与される可能性のあることを非確定的に認識可能な非特定図柄(本実施形態では、[2]、[4]、及び「6」の偶数図柄)に分類されている。なお、本実施形態において大当り遊技終了後の付与可能な確変状態については後で詳細に説明する。
In the present embodiment, the decorative figures that can be displayed on the
また、本実施形態において、演出表示装置22における各列は、図柄変動ゲームが開始すると、予め定めた変動方向(縦スクロール方向)に沿って飾り図柄が変動表示されるようになっている。そして、図柄変動ゲームが開始すると(各列の飾り図柄が変動を開始すると)、演出表示装置22において遊技者側から見て左列(左図柄)→右列(右図柄)→中列(中図柄)の順に飾り図柄が停止表示されるようになっている。そして、停止表示された左図柄と右図柄が同一種類の場合には、その図柄組み合わせ([1↓1]など、「↓」は変動中を示す)からリーチ状態(リーチ)を認識できる。リーチ状態は、複数列のうち、特定列(本実施形態では左列と右列)の飾り図柄が同一種類となって停止表示され、かつ前記特定列以外の列(本実施形態では中列)の飾り図柄が変動表示されている状態である。このリーチ状態を認識できる図柄組み合わせが飾り図柄によるリーチの図柄組み合わせとなる。また、本実施形態のパチンコ遊技機10では、図柄変動ゲームの開始後、最初に飾り図柄を停止表示させる左列が第1停止表示列になるとともに、次に飾り図柄を停止表示させる右列が第2停止表示列になり、さらに最後に飾り図柄を停止表示させる中列が第3停止表示列となる。
In the present embodiment, the decorative symbols are variably displayed along the predetermined variation direction (vertical scroll direction) for each column in the
また、演出表示装置22には、第1特図表示器23a及び第2特図表示器23bの表示結果に応じた図柄組み合わせが表示されるようになっている。より詳しくは、第1特図表示器23a又は第2特図表示器23bに表示される特別図柄と、演出表示装置22に表示される飾り図柄による図柄組み合わせが対応されており、図柄変動ゲームが終了すると、特別図柄と飾り図柄による図柄組み合わせが対応して確定停止表示されるようになっている。例えば、第1特図表示器23a又は第2特図表示器23bに大当り図柄が確定停止表示される場合には、原則として演出表示装置22にも[222]や[444]などの大当りの図柄組み合わせが確定停止表示されるようになっている。また、第1特図表示器23a又は第2特図表示器23bにはずれ図柄が停止表示される場合には、演出表示装置22にも[121]や[345]などのはずれの図柄組み合わせが確定停止表示されるようになっている。なお、特別図柄に対する飾り図柄の図柄組み合わせは一対一とは限らず、1つの特別図柄に対して複数の飾り図柄による図柄組み合わせの中から1つの飾り図柄による図柄組み合わせが選択されるようになっている。以上のように、本実施形態の演出表示装置22では、第1特別図柄変動ゲーム及び第2特別図柄変動ゲームに係わる表示演出(飾り図柄変動ゲーム)が行われるようになっている。
In addition, the
また、遊技盤YBの(遊技者から見て)左下方には、第1特図表示器23a及び第2特図表示器23bの左方に隣接するように、図示しない発光体(LED)を所定の模様(本実施形態では、「○(まる)」及び「×(ばつ)」)を付したレンズカバーで覆って構成した2つの図柄表示部から構成される普通図柄表示器24が配設されている。この普通図柄表示器24では、複数種類の普通図柄(以下、「普図」と示す場合がある)を変動させて1つの普通図柄を導出する普通図柄による図柄変動ゲーム(以下、「普図ゲーム」と示す場合がある)が行われるようになっている。本実施形態の普通図柄表示器24は、普通図柄として、「○(まる)」及び「×(ばつ)」を点灯表示可能に構成されている。普通図柄表示器24では、大当りか否かの大当り抽選とは別に行う普図当りか否か(開閉羽根26bの開動作により下始動入賞口26を開放するか否か)の内部抽選(普図当り抽選)の抽選結果を表示する。そして、本実施形態の普通図柄表示器24では、普図当り抽選で当りを決定している場合には普図ゲームで普図からなる当り図柄が確定停止表示(本実施形態では「○(丸)」側の普通図柄表示部が点灯)される。一方、本実施形態の普図表示器24では、普図当り抽選ではずれを決定している場合には普図ゲームで普図からなるはずれ図柄が確定停止表示(本実施形態では「×(ばつ)」側の普通図柄表示部が点灯)される。
In addition, on the lower left side of the game board YB (as viewed from the player), a light emitter (LED) (not shown) is adjacent to the left of the first
また、図2に示すように、表示枠体21の(遊技者から見て)下方には、常時遊技球が入球可能な第1入球口25aを有する第1始動入賞口25が配設されている。第1始動入賞口25の奥方には、入球した遊技球を検知する第1始動口センサSE1(図3に示す)が設けられている。第1始動入賞口25は、遊技球の入球を契機に、第1特別図柄変動ゲームの始動条件を付与し得る。
Further, as shown in FIG. 2, a first
また、第1始動入賞口25の(遊技者から見て)下方には、遊技球が入球可能な第2入球口26aと、普通電動役物ソレノイドSOL2(図3に示す)の作動により開閉動作を行う開閉羽根(普通電動役物)26bとを備えた第2始動入賞口26が配設されている。この第2始動入賞口26の奥方には、入球した遊技球を検知する第2始動口センサSE2(図3に示す)が設けられている。第2始動入賞口26は、遊技球の入球を契機に、第2特別図柄変動ゲームの始動条件を付与し得る。第2始動入賞口26の第2入球口26aは、常には開閉羽根26bが閉状態とされて閉鎖されている。第2入球口26aが閉鎖されている状態において第2始動入賞口26は、入球不能な状態(入球が規制された状態(入球し難い状態))とされる。そして、第2入球口26aは、予め定めた開放条件が成立すると、開閉羽根26bが閉状態から開状態に作動することにより、1回又は複数回だけ予め定めた開放時間の間、開放される。第2入球口26aが開放されている状態において第2始動入賞口26は、入球可能な状態(入球が許容された状態(入球し易い状態))とされる。なお、本実施形態の第1始動入賞口25及び第2始動入賞口26は、遊技球の入球を契機に、3球の賞球を払い出させるようになっている。
In addition, below the first start winning opening 25 (as viewed from the player), the second entrance 26a through which a game ball can enter and the operation of the ordinary electric accessory solenoid SOL2 (shown in FIG. 3) are activated. A second
また、遊技盤YBにおいて第1始動入賞口25及び第2始動入賞口26の(遊技者から見て)下方には、大入賞口ソレノイドSOL1(図3に示す)の作動により開閉動作を行う大入賞口扉27aを備えた大入賞口装置27が配設されている。大入賞口装置27の奥方には、入球した遊技球を検知するカウントスイッチSE3が設けられている。そして、大当り遊技が生起されると、大入賞口扉27aの開動作によって大入賞口装置27が開放されて遊技球が入球可能となるため、遊技者は、多数の賞球が獲得できるチャンスを得ることができる。なお、本実施形態の大入賞口装置27は、遊技球の入球を契機に、15球の賞球を払い出させるようになっている。
Further, on the game board YB, a large opening / closing operation is performed below the first
また、遊技盤YBにおいて第1特図表示器23a及び第2特図表示器23bの左方には、第1特図保留表示器Raが配設されている。第1特図保留表示器Raは、第1始動入賞口25に入球し、始動保留球となって機内部(主制御用RAM30c)で記憶された第1特図始動保留球の記憶数(以下、「第1特図保留記憶数」と示す)を表示する表示器であり、第1特図保留表示器Raの表示内容によって保留されている第1特別図柄変動ゲームの回数が報知される。第1特図保留記憶数は、第1始動入賞口25へ遊技球が入球すると1加算(+1)され、第1特別図柄変動ゲームが開始されることにより1減算(−1)される。そして、第1特別図柄変動ゲーム(又は第2特別図柄変動ゲーム)中に第1始動入賞口25へ遊技球が入球すると第1特図保留記憶数は更に加算(+1)されて所定の上限数(本実施形態では4)まで累積される。したがって、第1特図保留記憶数は、保留中(実行待機中)の第1特別図柄変動ゲームの回数を示している。第1特図保留表示器Raは、複数(本実施形態では4つ)の発光体(LEDなど)から構成され、第1特図保留記憶数に対応する個数のランプを点灯させることによって第1特図保留記憶数を遊技者に報知する。
In the game board YB, the first
また、図2に示すように、遊技盤YBにおいて第1特図保留表示器Raの下方には、第2特図保留表示器Rbが配設されている。第2特図保留表示器Rbは、第2始動入賞口26に入球し、始動保留球となって機内部(主制御用RAM30c)で記憶された第2特図始動保留球の記憶数(以下、「第2特図保留記憶数」と示す)を表示する表示器であり、第2特図保留表示器Rbの表示内容によって保留されている第2特別図柄変動ゲームの回数が報知される。第2特図保留記憶数は、第2始動入賞口26へ遊技球が入球すると1加算(+1)され、第2特別図柄変動ゲームが開始されることにより1減算(−1)される。そして、第2特別図柄変動ゲーム(又は第1特別図柄変動ゲーム)中に第2始動入賞口26へ遊技球が入球すると第2特図保留記憶数は更に加算(+1)されて所定の上限数(本実施形態では4)まで累積される。したがって、第2特図保留記憶数は、保留中(実行待機中)の第2特別図柄変動ゲームの回数を示している。そして、第2特図保留表示器Rbは、複数(本実施形態では4つ)の発光体(LEDなど)から構成され、第2特図保留記憶数に対応する個数のランプを点灯させることによって第2特図保留記憶数を遊技者に報知する。
Further, as shown in FIG. 2, a second special figure reservation indicator Rb is disposed below the first special figure reservation indicator Ra in the game board YB. The second special figure hold indicator Rb enters the second
また、表示枠体21の左側には、作動ゲート28が配設されている。作動ゲート28の奥方には、入賞(通過)した遊技球を検知するゲートセンサSE4(図3に示す)が設けられている。作動ゲート28は、遊技球の入賞検知(通過検知)を契機に、普図ゲームの始動条件を付与し得る。普図ゲームは、第2始動入賞口26を開状態とするか否か(第2始動入賞口26に遊技球を入賞可能とするか)の抽選結果を導出するために行われる演出である。第2始動入賞口26は、開閉羽根26bにより常には入り口が閉鎖された閉状態となっており、この閉状態では遊技球を入賞させることができない。その一方で、第2始動入賞口26は、開放条件となる普図当りへの当選後、普図当り遊技が付与されると、開閉羽根26bが開放されることにより第2始動入賞口26が開状態となり、遊技球を入賞させることができる。即ち、普図当り遊技が付与されると、開閉羽根26bの開放によって第2始動入賞口26に遊技球を入賞させることができるため、遊技者は、第2特別図柄変動ゲームの始動条件と賞球を獲得できるチャンスを得ることができる。なお、第1始動入賞口25へは常に同じ条件で遊技球を入賞させることができるようになっている。
An
また、図2に示すように、遊技盤YBにおいて第1特図保留表示器Raの上方には、普図保留表示器Rcが配設されている。普図保留表示器Rcは、作動ゲート28を遊技球が通過し、始動保留球となって機内部(主制御用RAM30c)で記憶された始動保留球の記憶数(以下、「普図保留記憶数」(又は「普通図柄始動保留記憶数」)と示す)を表示する表示器であり、普図保留表示器Rcの表示内容によって保留されている普図ゲームの回数が報知される。普図保留記憶数は、作動ゲート28を遊技球が通過すると1加算(+1)され、普図ゲームが開始されることにより1減算(−1)される。そして、普図ゲーム中に作動ゲート28を遊技球が通過すると普図保留記憶数は更に加算(+1)されて所定の上限数(本実施形態では4)まで累積される。本実施形態において普図保留表示器Rcは、複数(本実施形態では4つ)のランプから構成され、普図保留記憶数に対応する個数のランプを点灯させることによって普図保留記憶数を遊技者に報知する。
Further, as shown in FIG. 2, a general-purpose holding display Rc is disposed above the first special figure holding display Ra on the game board YB. The general-purpose hold indicator Rc passes the
また、遊技盤YBの遊技領域H1の最下方(大入賞口装置27よりも下方)には、遊技領域H1に発射された後、何れの入賞口にも入球しなかった遊技球をアウト球として機外に排出するためのアウト球口13が形成されている。アウト球口13を通過した遊技球は、パチンコ遊技機10の設置設備(遊技島)に配設されたアウト球タンク(図示しない)に排出される。
In addition, in the lowermost part of the game area H1 of the game board YB (below the big prize opening device 27), game balls that have been launched into the game area H1 and have not entered any of the prize openings are out balls. As a result, an out-
また、本実施形態のパチンコ遊技機10は、確率変動(以下、「確変」と示す)機能を備えている。確変機能は、確定停止表示された大当り図柄(特図)の種類が予め定めた確変図柄であることを条件として、大当り遊技終了後に大当りに当選する当選確率(大当りの抽選確率)を低確率(通常状態)である通常確率(本実施形態では5/1697)から高確率(本実施形態では50/1697)に変動させる確率変動状態(以下、「確変状態」と示す場合がある)を付与する機能である。本実施形態では、大当り遊技終了後に確変状態が付与される大当りが確変大当りであり、確変状態が付与されない大当りが非確変大当りとなる。
Further, the
また、確変状態は、次回の大当りが生起される迄の間、付与される。このように、確変状態が付与されると、大当りの抽選確率が高確率に変動して大当りが生起され易くなるため、確変状態は遊技者にとって有利であり、遊技者は確変大当りになることを期待しつつ遊技を行っている。 Further, the probability variation state is given until the next big hit occurs. In this way, when a probability variation state is given, the probability of winning a big hit fluctuates with a high probability and it is easy for a jackpot to occur. Playing games while expecting.
また、本実施形態のパチンコ遊技機10は、変動時間短縮(以下、「変短」と示す)状態を付与する変短機能を備えている。変短状態が付与されると、開閉羽根26bを開動作させるか否かの抽選結果を導出する普図ゲームの変動時間が短縮される、及び普図ゲームの当り確率が通常確率から高確率に変動する入球率向上状態が特典として付与されるようなっている。この入球率向上状態において、開閉羽根26bは、普図ゲームにおいて当選した際、通常状態である場合とは異なる動作パターンで開閉動作するようになっている。
In addition, the
即ち、通常状態時に普図ゲームに当選する場合には、開閉羽根26bが1回開放し、開放してから0.3秒又は1.0秒経過するまで開放状態を維持するようになっている。その一方で、変短状態時に普図ゲームに当選する場合には、開閉羽根26bが3回開放するとともに、1回の開放において開放してから1.5秒が経過するまで開放状態を維持するようになっている。つまり、開閉羽根26bは、変短状態が付与されている場合、通常状態が付与されている状態に比較して、遊技者にとって有利に動作するように設定されている。なお、開放してから規定時間経過する前であっても、入球上限個数(例えば、10球)の遊技球が入球したときには、開閉羽根26bは閉鎖するようになっている。同様に、所定回数開放していなくても、入球上限個数(例えば、10球)の遊技球が入球したときには、開閉羽根26bは閉鎖するようになっている。また、変短状態は、予め定めた回数の図柄変動ゲームが実行される迄の間、又は前記回数に達する前に大当りが生起される迄の間、付与される。なお、変短状態が付与される前記回数は、大当りに当選した時の遊技状態に応じて変化する。
In other words, when a normal game is won in the normal state, the opening /
次に、本実施形態のパチンコ遊技機10に規定する大当り遊技について、図4に基づき詳しく説明する。
大当り遊技は、図柄変動ゲームにて第1特図表示器23a又は第2特図表示器23bに大当り図柄が確定停止表示されて該ゲームの終了後、開始される。大当り遊技が開始すると、最初に大当り遊技の開始を示すオープニング演出が行われる。オープニング演出終了後には、大入賞口装置27(大入賞口扉27a)が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定ラウンド数を上限(本実施形態では15ラウンド)として複数回行われる。1回のラウンド遊技は、大入賞口装置27の大入賞口扉27aの開閉が所定回数(本実施形態では、1回)行われるまでであり、1回のラウンド遊技中に大入賞口装置27は、規定個数(入球上限個数)の遊技球が入賞するまでの間、又は規定時間(ラウンド遊技時間)が経過するまでの間、開放される。また、ラウンド遊技では、ラウンド演出が行われる。そして、大当り遊技の終了を示すエンディング演出が行われ、大当り遊技は終了される。
Next, the jackpot game defined in the
The big hit game is started after the big hit symbol is confirmed and stopped on the first
そして、本実施形態のパチンコ遊技機10では、大当り抽選で大当りに当選した場合、図4に示す3種類の大当り遊技の中から1つの大当り遊技が決定され、その決定された大当り遊技が付与されるようになっている。そして、3種類の大当り遊技のうち、何れの大当り遊技が付与されるかは、大当り抽選で大当りに当選した際に決定する特別図柄(大当り図柄)の種類に応じて決定されるようになっている。本実施形態において第1特図表示器23aに表示される100種類の特別図柄1の大当り図柄は、図4に示すように、図柄A、図柄B、及び図柄Cの3つのグループに分類される。そして、図4に示すように、図柄Aには第1特図表示器23aに表示される大当り図柄のうち35種類の大当り図柄が振り分けられている。同様に、図柄Bには第1特図表示器23aに表示される大当り図柄のうち27種類の大当り図柄が振り分けられている。図柄Cには第1特図表示器23aに表示される大当り図柄のうち38種類の大当り図柄が振り分けられている。
Then, in the
また、本実施形態において第2特図表示器23bに表示される100種類の特別図柄2の大当り図柄は、図4に示すように、図柄a、図柄b、及び図柄cの3つのグループに分類される。そして、図4に示すように、図柄aには第2特図表示器23bに表示される大当り図柄のうち55種類の大当り図柄が振り分けられている。同様に、図柄bには第2特図表示器23bに表示される大当り図柄のうち7種類の大当り図柄が振り分けられている。また、図柄cには第2特図表示器23bに表示される大当り図柄のうち38種類の大当り図柄が振り分けられている。
In the present embodiment, the 100
図柄A及び図柄Bに分類される大当り図柄が第1特図表示器23aに表示されたとき、又は、図柄a及び図柄bに分類される大当り図柄が第2特図表示器23bに表示されたときに付与される大当り遊技は、規定ラウンド数(ラウンド遊技の上限回数)が「15回」に設定されているとともに、大当り遊技終了後に確変状態が付与される15ラウンド大当り遊技である。以下、図柄A及び図柄aに基づく大当り遊技を第1確変15R大当り遊技と示す(なお、「R」は、「ラウンド」を示している)。また、図柄B及び図柄bに基づく大当り遊技を第2確変15R大当り遊技と示す。また、図柄A及び図柄aに基づく大当り(大当り種)を第1確変15R大当りと示し、図柄B及び図柄bに基づく大当りを第2確変15R大当りと示す。第1確変15R大当り遊技及び第2確変15R大当り遊技(以下、まとめて単に「確変15R大当り遊技」と示す場合がある)では、1回のラウンド遊技の入球上限個数(規定個数)が「9球」に設定されている。また、確変15R大当り遊技における15回のラウンド遊技では、各ラウンド遊技において大入賞口装置27の大入賞口扉27aを「1回」開放させるように設定されている。また、第1確変15R大当りでは、大当り抽選の当選時における遊技状態に関係なく、大当り遊技終了後に確変状態と、その確変状態の終了時まで変短状態を付与するようになっている。一方、第2確変15R大当りでは、大当り抽選の当選時における遊技状態に関係なく、大当り遊技終了後に確変状態(リミットなし)と、予め定めた回数(本実施形態では100回)を上限回数として変短状態を付与するようになっている。
A jackpot symbol classified as symbol A and symbol B is displayed on the first
図柄Cに分類される大当り図柄が第1特図表示器23aに表示されたとき、又は図柄cに分類される大当り図柄が第2特図表示器23bに表示されたときに付与される大当り遊技は、規定ラウンド数が「15回」に設定されているとともに、大当り遊技終了後に確変状態を付与しない(非確変状態を付与する)15ラウンド大当り遊技である。以下、図柄C及び図柄cに基づく大当り遊技を「非確変15R大当り遊技」と示す。また、図柄C及び図柄cに基づく大当り(大当り種)を非確変15R大当りと示す。また、非確変15R大当りでは、1回のラウンド遊技の入球上限個数(カウント数)が「9球」に設定されている。また、非確変15R大当りにおける15回のラウンド遊技では、各ラウンド遊技において大入賞口扉27aを「1回」開放させるように設定されている。また、非確変15R大当りでは、大当り抽選の当選時における遊技状態に関係なく、大当り遊技終了後には確変状態を付与せずに、予め定めた回数(本実施形態では100回)を上限回数として変短状態のみを付与するようになっている。
A jackpot game awarded when a jackpot symbol classified as symbol C is displayed on the first
本実施形態では、第1確変15R大当り(図柄A及び図柄a)、及び第2確変15R大当り(図柄B及び図柄b)が、特定大当りとなる。
上述した各大当り遊技では、オープニング時間、1回のラウンド遊技のラウンド遊技時間及びエンディング時間が、図4に示すように、それぞれ設定されている。各ラウンド遊技は、入球上限個数分の遊技球が入球することにより終了する場合もあることから、図4に示す1回のラウンド遊技のラウンド遊技時間は最大時間となる。
In the present embodiment, the
In each jackpot game described above, the opening time, the round game time of one round game, and the ending time are set as shown in FIG. Since each round game may end when a maximum number of game balls are entered, the round game time of one round game shown in FIG. 4 is the maximum time.
また、図4の「当選時の遊技状態」の欄に示す「低確+変短なし」、「低確+変短あり」、「高確+変短なし」、「高確+変短あり」の4つの状態は、それぞれ次のような状態を示す。「低確+変短なし」の状態は、非確変状態で、かつ非変短状態を示し、本実施形態のパチンコ遊技機10においては「通常状態」となる。「低確+変短あり」の状態は、非確変状態で、かつ変短状態を示し、本実施形態のパチンコ遊技機10において「低確+変短あり」の状態は、非確変15R大当りに当選することによって作り出される。「高確+変短なし」の状態は、確変状態で、かつ非変短状態を示し、本実施形態のパチンコ遊技機10において「高確+変短なし」の状態は、第2確変15R大当りに当選して第2確変15R大当り遊技が終了した後、予め定めた規定回数(本実施形態では、100回)の図柄変動ゲームが終了したことに伴って、変短状態が終了することで作り出される。また、本実施形態のパチンコ遊技機10において「高確+変短あり」の状態は、第1確変15R大当り又は第2確変15R大当りに当選することによって作り出される。
In addition, the “low accuracy + no change”, “low accuracy + no change”, “high accuracy + no change”, “high accuracy + no change” shown in the “game state at the time of winning” in FIG. ”Indicates the following states. The state of “low accuracy + no change” indicates a non-probability change state and a non-change change state, and is a “normal state” in the
また、本実施形態のパチンコ遊技機10は、各大当り遊技の終了後、大当り抽選の抽選確率状態が、高確率抽選状態(確変状態)であるのか、低確率抽選状態(非確変状態)であるのかを遊技者に示唆する遊技状態報知画像を表示させる複数(本実施形態では3つ)の演出モードを備えている。図5は、本実施形態のパチンコ遊技機10における演出モードの移行態様を示す。そして、本実施形態のパチンコ遊技機10では、演出モードの移行契機を、大当りに当選したこととし、その当選した大当りの種類に応じて移行する演出モードが異なるようになっている。この演出モードの移行により、遊技者は、滞在中の演出モード、即ち当該演出モードで表示される遊技状態報知画像から大当り抽選の抽選確率状態が、高確率抽選状態であるか否かを推測するようになっている。
Further, in the
以下、本実施形態の演出モードについて、図5を用いて詳しく説明する。
本実施形態において、3つの演出モードは、演出態様が夫々異なっている。本実施形態の演出モードには、変短状態が付与されないとともに、大当り抽選の抽選確率状態が高確率抽選状態又は低確率抽選状態となっているときに滞在する通常モードMAが設定されている。また、本実施形態の演出モードには、変短状態が付与されるとともに、大当り抽選の抽選確率状態が高確率抽選状態又は低確率抽選状態となっているときに滞在する高確示唆モードMBが設定されている。また、本実施形態の演出モードには、変短状態が付与されるとともに、大当り抽選の抽選確率状態が高確率抽選状態となっているときに滞在する高確確定モードMCが設定されている。
Hereinafter, the production mode of the present embodiment will be described in detail with reference to FIG.
In the present embodiment, the three production modes have different production modes. In the effect mode of the present embodiment, a normal mode MA is set in which no change state is given, and where the lottery probability state of the big hit lottery is in a high probability lottery state or a low probability lottery state. In addition, the rendering mode of the present embodiment is provided with a variable state, and a high probability suggestion mode MB that stays when the lottery probability state of the big hit lottery is in a high probability lottery state or a low probability lottery state. Is set. In addition, in the production mode of the present embodiment, a variable state is given, and a high-accuracy confirmation mode MC that stays when the lottery probability state of the big hit lottery is in a high-probability lottery state is set.
高確確定モードMCは、大当り抽選の抽選確率状態が高確率抽選状態、即ちパチンコ遊技機10の遊技状態が確変状態であることを、遊技者に対して確定的に示唆(報知)する演出とされている。その一方、通常モードMA及び高確示唆モードMBは、大当り抽選の抽選確率状態が高確率抽選状態及び低確率抽選状態の何れの場合でも実行される演出とされている。即ち、通常モードMA及び高確示唆モードMBは、パチンコ遊技機10の遊技状態が、確変状態及び非確変状態の何れの状態であるかを遊技者に対して非確定的に示唆(報知)する高確率潜伏演出とされ、これらの2つの演出モードは確変状態である可能性を示唆する。
The high-confirmation confirmation mode MC is an effect that definitely suggests (notifies) to the player that the lottery probability state of the big hit lottery is a high-probability lottery state, that is, the gaming state of the
そして、前述した3つの演出モードは、確変状態であることの期待度の高低(確変状態である可能性の大小)を示唆し、その高低によって区別される演出となっている。本実施形態においては、通常モードMA<高確示唆モードMB<高確確定モードMCの順に、確変状態である期待度が高い演出モードとして位置付けられている。 The above-described three performance modes indicate the level of expectation of being in the probability variation state (the magnitude of the possibility of being in the probability variation state), and are the effects distinguished by the height. In the present embodiment, it is positioned as an effect mode with a high expectation level that is a probability variation state in the order of normal mode MA <high probability suggestion mode MB <high probability determination mode MC.
また、各演出モードの滞在中には、その滞在中の演出モードに対応する遊技状態報知画像が演出表示装置22に画像表示されるようになっている。具体的に言えば、本実施形態の遊技状態報知画像は、図柄の背面に映し出される背景画像と、演出モードの種類を示す文字画像(テロップなど)から構成される。そして、各演出モードに対応する背景画像は、演出モード毎に画像内容が異なるように個別設定されており、遊技者は、背景画像の種類や文字画像から滞在中の演出モードを認識し得るようになっている。
Further, during the stay in each effect mode, a game state notification image corresponding to the effect mode during the stay is displayed on the
以下、演出モードの移行態様を説明する。
通常モードMAは、「低確+変短なし」と「高確+変短なし」の時に滞在する演出モードとされている。そして、通常モードMAの滞在中に、第1確変15R大当りに当選した場合、大当り遊技を経て、高確確定モードMCへ移行する。また、通常モードMAの滞在中に、第2確変15R大当り又は非確変15R大当りに当選した場合、大当り遊技を経て、高確示唆モードMBへ移行する。
Hereinafter, transition modes of the effect mode will be described.
The normal mode MA is an effect mode in which the user stays at “low accuracy + no change” and “high accuracy + no change”. When the
高確確定モードMCは、「高確+変短あり」の時に滞在する演出モードとされている。そして、高確確定モードMCの滞在中に、第2確変15R大当り又は非確変15R大当りに当選した場合、大当り遊技を経て、高確示唆モードMBへ移行する。したがって、高確確定モードMCの終了条件は、「第1確変15R大当り、第2確変15R大当り、及び非確変15R大当りの何れかに当選すること」に設定されており、高確確定モードMCは大当り抽選で15R大当りに当選する迄の間、継続される。
The high-accuracy determination mode MC is an effect mode in which the user stays when “high-accuracy + changed”. When the
高確示唆モードMBは、「低確+変短あり」及び「高確+変短あり」の時に滞在する演出モードとされている。即ち、第2確変15R大当りに当選したことによって移行した高確示唆モードMBは、遊技状態が「高確+変短あり」となる。一方、非確変15R大当りに当選したことによって移行した高確示唆モードMBは、「低確+変短あり」となる。そして、高確示唆モードMBの滞在中に、第1確変15R大当りに当選した場合、大当り遊技を経て、高確確定モードMCへ移行する。
The high accuracy suggestion mode MB is an effect mode in which the user stays when “low accuracy + variation” and “high accuracy + variation”. In other words, the high probability suggestion mode MB that has been transferred due to winning the
また、高確示唆モードMBの終了条件は、「大当り抽選で第1確変15R大当り、第2確変15R大当り、及び非確変15R大当りに当選すること」、及び「大当り遊技終了後に付与された変短状態が終了すること」の何れかが成立することに設定されている。このため、第2確変15R大当り及び非確変15R大当りの何れかに当選したことによって高確示唆モードMBへ移行した場合は、変短状態が終了することにより、通常モードMAへ移行する。これにより、高確示唆モードMBを経由して移行する通常モードMAは、確変状態の可能性も残されており、確変潜伏の状態とされる。
The end conditions for the high-impact suggestion mode MB are “winning the first
また、本実施形態における高確示唆モードMBは、さらに複数のモード(本実施形態では6つ)に区分けされており、演出モード毎に確変状態である期待度が異なるように設定されている。具体的には、高確示唆モードMB1、高確示唆モードMB2、高確示唆モードMB3、高確示唆モードMB4、高確示唆モードMB5、及び高確示唆モードMB6が設定されている。そして、高確示唆モードMB1<高確示唆モードMB2<高確示唆モードMB3<高確示唆モードMB4、高確示唆モードMB5、及び高確示唆モードMB6の順に、確変状態である期待度が高い演出モードとして位置付けられている。そして、本実施形態では、第2確変15R大当りに当選している場合にしか高確示唆モードMB4〜MB6に移行し得ないように構成している。これにより、高確示唆モードMB4〜MB6は、「高確示唆モード」に分類されながらも、大当り抽選の抽選確率状態が高確率抽選状態であることを遊技者に確定的に報知していることになる。また、本実施形態では、第2確変15R大当りに当選している場合、高確示唆モードMB1〜MB6のうちどの演出モードに移行させるかが決定されるようになっている。一方、非確変15R大当りに当選している場合、高確示唆モードMB1〜MB3のうちどの演出モードに移行させるかが決定されるようになっている。さらに、本実施形態では、大当り遊技終了後、所定回数(例えば、75回)の図柄変動ゲームが実行されるまでの間に、毎変動ゲーム毎に昇格抽選を実行可能にしている。したがって、例えば、非確変15R大当りに当選したことによって、大当り遊技終了後の演出モードとして高確示唆モードMB1に移行し、大当り遊技終了後10回目の昇格抽選に当選したのであれば、高確示唆モードMB1から高確示唆モードMB2に昇格することになる。なお、本実施形態では、非確変15R大当りに当選している場合、高確示唆モードMB3よりも期待度が高い高確示唆モードMB4〜MB6に移行することはない。また、第2確変15R大当りに当選している場合、高確示唆モードMB4〜MB6のうちいずれか1つに移行した場合、それ以上高確示唆モードの変化は起こらないようになっている。
Further, the high-accuracy suggestion mode MB in the present embodiment is further divided into a plurality of modes (six in the present embodiment), and is set so that the expectation level that is a probable change state is different for each effect mode. Specifically, a high accuracy suggestion mode MB1, a high accuracy suggestion mode MB2, a high accuracy suggestion mode MB3, a high accuracy suggestion mode MB4, a high accuracy suggestion mode MB5, and a high accuracy suggestion mode MB6 are set. And the high probability suggestion mode MB1 <high probability suggestion mode MB2 <high probability suggestion mode MB3 <high probability suggestion mode MB4, high probability suggestion mode MB5, and high probability suggestion mode MB6, in the order of high expectation in the probability variation state. It is positioned as a mode. And in this embodiment, it is comprised so that it can transfer to high probability suggestion mode MB4-MB6 only when the
また、本実施形態のパチンコ遊技機10では、昇格演出を実行可能に構成されている。昇格演出は、大当り遊技中を演出実行時期として行われる演出である。この昇格演出は、大当り遊技中のラウンド遊技において予め定めた特定演出を実行させる演出態様で行われる。昇格演出によれば、図柄変動ゲームで最終的に導出された飾り図柄の大当り図柄が「第1確変15R大当り」を認識し得ない大当り図柄であっても、大当り遊技中に「第1確変15R大当り」に当選していたことが報知される期待感、すなわち有利な大当り遊技へ昇格する期待感を遊技者に抱かせることができる。
Further, the
次に、パチンコ遊技機10の制御構成について図3に基づき説明する。
パチンコ遊技機10の機裏側には、パチンコ遊技機10全体を制御する主制御基板30が装着されている。主制御基板30は、パチンコ遊技機10全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて遊技を制御するための各種の制御信号(制御コマンド)を演算処理し、該制御信号(制御コマンド)を出力する。また、機裏側には、統括制御基板31と、表示制御基板32と、ランプ制御基板33と、音声制御基板34とが装着されている。統括制御基板31は、主制御基板30が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、表示制御基板32、ランプ制御基板33及び音声制御基板34を統括的に制御する。表示制御基板32は、主制御基板30と統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、演出表示装置22の表示態様(図柄、背景、文字などの表示画像など)を制御する。また、ランプ制御基板33は主制御基板30と統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、各枠用ランプ部16a〜16cの発光態様(点灯(点滅)/消灯のタイミングなど)を制御する。また、音声制御基板34は、主制御基板30と統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、音声出力手段としての各種スピーカ17a〜17cの音声出力態様(音声出力のタイミングなど)を制御する。
Next, the control configuration of the
A
以下、主制御基板30、統括制御基板31及び表示制御基板32について、その具体的な構成を説明する。
前記主制御基板30には、主制御用CPU30aが備えられている。該主制御用CPU30aには、主制御用CPU30aのメイン制御プログラムを格納する主制御用ROM30b、及び必要なデータの書き込み及び読み出しができる主制御用RAM30cが接続されている。主制御用CPU30aには、第1始動口センサSE1、第2始動口センサSE2、カウントスイッチSE3が接続されている。また、主制御用CPU30aには、第1特図表示器23a、第2特図表示器23b、第1特図保留表示器Ra、第2特図保留表示器Rb、普図保留表示器Rcが接続されている。また、主制御用CPU30aには、大入賞口ソレノイドSOL1、普通電動役物ソレノイドSOL2が接続されている。また、主制御用CPU30aは、普通図柄表示器24、ゲートセンサSE4が接続されている。
Hereinafter, specific configurations of the
The
また、主制御用CPU30aは、判定用乱数としての大当り判定用乱数(特別図柄用)、特図振分用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン振分用乱数、普図当り判定用乱数(普通図柄用)などの各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値を主制御用RAM30cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。また、主制御用CPU30aは、時間を計測するタイマを更新する。主制御用RAM30cには、パチンコ遊技機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数値、タイマ値、フラグなど)が記憶(設定)されるようになっている。
The
大当り判定用乱数は、大当りとするか否かの大当り抽選(大当り判定)で用いる乱数であり、予め定められた数値範囲内(本実施形態では、「0」〜「1696」の全1697通りの整数)の数値を取り得るように、主制御用CPU30aが所定の周期毎(4ms毎)に数値を1加算して更新するようになっている。また、特図振分用乱数は、大当り抽選で大当りに当選した場合に第1特図表示器23aに確定停止表示させる特別図柄1、又は第2特図表示器23bに確定停止表示させる特別図柄2としての大当り図柄を決定する際に用いる乱数である。特図振分用乱数は、予め定められた数値範囲内(本実施形態では、「0」〜「99」の全100通りの整数)の数値を取り得るように、主制御用CPU30aが所定の周期毎(4ms毎)に数値を1加算して更新するようになっている。この全100通りの特図振分用乱数の各値には、前述した100種類の特図による大当り図柄が1つずつ各別に対応付けられている。このため、本実施形態では、特図振分用乱数の値から第1特図表示器23a及び第2特図表示器23bに確定停止表示される大当り図柄(特図)を一義的に特定可能となっているとともに、特定した大当り図柄(特図)が何れのグループに分類されるかによって、図柄変動ゲームの終了後に付与される大当りの種類を特定できるようになっている。即ち、本実施形態では、特図振分用乱数の値から、図柄変動ゲームの終了後に付与される大当りの種類を特定可能となっている。
The big hit determination random number is a random number used in the big hit lottery (big hit determination) as to whether or not to make a big hit, and within a predetermined numerical range (in this embodiment, a total of 1697 types from “0” to “1696”). The
また、リーチ判定用乱数は、大当り抽選で大当りに当選しなかった場合、即ち、はずれの場合にリーチを形成し、リーチ演出を行うか否かのリーチ判定(リーチ抽選)で用いる乱数である。リーチ判定用乱数は、予め定められた数値範囲内(本実施形態では、「0」〜「162」の全163通りの整数)の数値を取り得るように、主制御用CPU30aが更新する。また、変動パターン振分用乱数は、変動パターンを選択し、決定する際に用いる乱数である。普図当り判定用乱数は、普図当りとするか否かの普図当り抽選(普図当り判定)で用いる乱数であり、予め定められた数値範囲内(本実施形態では、「0」〜「240」までの全241通りの整数)の数値を取り得るように、主制御用CPU30aが更新する。なお、本実施形態において、大当り判定用乱数、特図振分用乱数、リーチ判定用乱数、及び変動パターン振分用乱数は、第1始動入賞口25又は第2始動入賞口26へ遊技球が入球したタイミングで同一時期(同一タイミング)に取得されるようになっている。そして、これらの各乱数は、第1特別図柄変動ゲーム及び第2特別図柄変動ゲームにおいて共通使用される。即ち、第1始動入賞口25へ遊技球が入賞したことを契機に取得する大当り判定用乱数、特図振分用乱数、リーチ判定用乱数、及び変動パターン振分用乱数は、第2始動入賞口26へ遊技球が入賞したことを契機に取得する大当り判定用乱数、特図振分用乱数、リーチ判定用乱数、及び変動パターン振分用乱数と同一のものである。また、本実施形態において、普図当り判定用乱数は、作動ゲート28を遊技球が通過したことを契機に取得されるようになっている。
Further, the reach determination random number is a random number used in reach determination (reach lottery) to determine whether or not a reach effect is to be formed when a big win is not won in the big win lottery, that is, in the case of a loss. The random number for reach determination is updated by the
また、主制御用ROM30bには、大当り値としての大当り判定値が記憶されている。大当り判定値は、大当りか否かの内部抽選(大当り抽選)で用いる判定値であり、大当り判定用乱数の取り得る数値(0〜1696までの全1697通りの整数)の中から定められている。なお、大当り判定値は、確変状態(高確率大当り抽選状態時)が付与されているか否かでその数が異なっており、確変状態時の大当り判定値の数(本実施形態では「18」〜「67」までの50個)は、通常状態時(低確率大当り抽選状態時)の大当り判定値の数(本実施形態では「18」〜「22」までの5個)よりも多く設定されている。本実施形態では、大当り判定値としての「18」〜「22」が、確変状態時及び通常状態時で共通している共通値となる一方で、大当り値としての「23」〜「67」が、共通値とは異なる非共通値となる。なお、大当り判定値は、第1特別図柄変動ゲーム及び第2特別図柄変動ゲームにおいて共通使用している。即ち、第1特図保留記憶数に基づく大当り判定のときに使用する大当り判定値は、第2特図保留記憶数に基づく大当り判定のときに使用する大当り判定値と同じものである。
The
また、主制御用ROM30bには、普図当り判定値が記憶されている。普図当り判定値は、普図当りか否かの内部抽選で用いる判定値であり、普図用の当り判定用乱数の取り得る数値(0〜240までの全241通りの整数)の中から定められている。なお、普図当り判定値は、変短状態が付与されているか否かでその数が異なっており、変短状態が付与されている時の普図当り判定値の数(本実施形態では、240個)は、通常状態時の普図当り判定値の数(本実施形態では、10個)よりも多く設定されている。
Further, the
また、主制御用ROM30bには、リーチ判定値が記憶されている。リーチ判定値は、図柄変動ゲームがはずれとなる場合に、リーチ演出を実行させるか否かのリーチ判定(リーチ抽選)で用いる判定値であり、リーチ判定用乱数の取り得る数値(0〜162までの全163通りの整数)の中から定められている。
The reach control value is stored in the
また、主制御用ROM30bには、上記各種判定値及びメイン制御プログラムに加えて、複数種類の変動内容としての変動パターンが記憶されている。変動パターンは、図柄(特図及び飾図)が変動を開始(図柄変動ゲームが開始)してから図柄が停止表示(図柄変動ゲームが終了)される迄の間の遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)のベースとなるパターンを示すものである。即ち、変動パターンは、特別図柄が変動開始してから特別図柄が確定停止表示されるまでの間の図柄変動ゲームの演出内容及び演出時間(変動時間)を特定することができる。
The
変動パターンは、大当り演出用の変動パターンと、はずれ演出用の変動パターンとに分類されている。大当り演出用の変動パターンは、大当り抽選で大当りに当選した場合に選択可能な変動パターンである。また、はずれ演出用の変動パターンは、大当り抽選で大当りに当選しなかったはずれの場合に選択される変動パターンである。そして、はずれ演出用の変動パターンには、リーチを形成し、リーチ演出が行われた後に最終的にはずれとするはずれリーチ演出用の変動パターンと、リーチを形成せずにはずれとするはずれ演出用の変動パターンとがある。 The variation patterns are classified into a variation pattern for a big hit effect and a variation pattern for an outlier effect. The variation pattern for the big hit effect is a variation pattern that can be selected when the big winning lottery is won. Also, the variation pattern for the loss effect is a variation pattern that is selected in the case of a loss that is not won in the big hit lottery. Then, the fluctuation pattern for the offending effect is formed for reach, and after the reach effect is performed, the fluctuation pattern for the offending reach effect that is finally set to be off, and for the offending effect that is set to be off without forming the reach. There are fluctuation patterns.
なお、大当り演出用の変動パターンに基づき行われる大当り演出は、図柄変動ゲームが、リーチ演出を経て、最終的に大当りの図柄組み合わせを確定停止表示させるように展開される演出である。はずれリーチ演出は、図柄変動ゲームが、リーチ演出を経て、最終的にはずれの図柄組み合わせを確定停止表示させるように展開される演出である。はずれ演出は、図柄変動ゲームが、リーチ演出を経ることなく最終的にはずれの図柄組み合わせを確定停止表示させるように展開される演出である。なお、リーチ演出は、演出表示装置22の飾り図柄による図柄変動ゲームにおいて、リーチの図柄組み合わせが形成されてから、大当りの図柄組み合わせ、又ははずれの図柄組み合わせが導出される迄の間に行われる演出である。
Note that the jackpot effect performed based on the variation pattern for the jackpot effect is an effect that the symbol variation game is developed so that the jackpot symbol combination is finally stopped and displayed through the reach effect. The outlier reach effect is an effect that is developed so that the symbol variation game undergoes the reach effect, and finally displays the combination of symbols that are out of place. The outlier effect is an effect that is developed so that the symbol variation game finally displays the symbol combination of the outage without being subjected to the reach effect. Note that the reach effect is an effect that is performed after the reach symbol combination is formed in the symbol variation game with the decorative symbol on the
次に、図3に基づき統括制御基板31について説明する。
統括制御基板31には、統括制御用CPU31aが備えられている。該統括制御用CPU31aには、統括制御用ROM31b及び統括制御用RAM31cが接続されている。また、統括制御用CPU31aは、各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値を統括制御用RAM31cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。
Next, the
The
また、統括制御用ROM31bには、表示制御基板32、ランプ制御基板33及び音声制御基板34を統括的に制御するための統括制御プログラムが記憶されている。統括制御用CPU31aは、各種制御コマンドを入力すると、当該統括制御プログラムに基づき各種制御を実行する。
The
次に、図3に基づき表示制御基板32について説明する。
表示制御基板32には、表示制御用CPU32aが備えられている。該表示制御用CPU32aには、表示制御用ROM32b及び表示制御用RAM32cが接続されている。また、表示制御基板32(表示制御用CPU32a)には、演出表示装置22が接続されている。表示制御用ROM32bには、演出表示装置22の表示内容を制御するための表示制御プログラムが記憶されている。また、表示制御用ROM32bには、各種の画像データ(図柄、各種背景画像、文字、キャラクタなどの画像データ)が記憶されている。また、表示制御用RAM32cには、パチンコ遊技機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報が記憶(設定)されるようになっている。
Next, the
The
次に、主制御用CPU30aが、メイン制御プログラムに基づき実行する入賞処理や変動パターン決定処理などの各種処理について説明する。
最初に、特別図柄入力処理を図6に従って説明する。
Next, various processes such as a winning process and a variation pattern determination process executed by the
First, the special symbol input process will be described with reference to FIG.
主制御用CPU30aは、第1始動入賞口25に遊技球が入球したか否かを判定する(ステップS1)。即ち、ステップS1において主制御用CPU30aは、第1始動口センサSE1が遊技球を検知した時に出力する第1検知信号を入力したか否かを判定する。ステップS1の判定結果が否定の場合、主制御用CPU30aは、ステップS5へ移行する。ステップS1の判定結果が肯定の場合、主制御用CPU30aは、主制御用RAM30cに記憶されている第1特図保留記憶数が上限数の4未満であるか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2の判定結果が否定(第1特図保留記憶数=4)の場合、主制御用CPU30aは、ステップ5へ移行する。
The
ステップS2の判定結果が肯定(第1特図保留記憶数<4)の場合、主制御用CPU30aは、第1特図保留記憶数を+1(1加算)し、第1特図保留記憶数を書き換える(ステップS3)。続いて、主制御用CPU30aは、大当り判定用乱数の値、リーチ判定用乱数の値、特図振分用乱数の値、及び変動パターン振分用乱数の値を主制御用RAM30cから読み出して取得し、該値を第1特図保留記憶数に対応付けられた主制御用RAM30cの所定の記憶領域に設定する(ステップS4)。
When the determination result in step S2 is affirmative (first special figure reserved memory number <4), the
次に、主制御用CPU30aは、第2始動入賞口26に遊技球が入球したか否かを判定する(ステップS5)。即ち、ステップS5において主制御用CPU30aは、第2始動口センサSE2が遊技球を検知した時に出力する第2検知信号を入力したか否かを判定する。ステップS5の判定結果が否定の場合、主制御用CPU30aは、特別図柄入力処理を終了する。ステップS5の判定結果が肯定の場合、主制御用CPU30aは、主制御用RAM30cに記憶されている第2特図保留記憶数が上限数の4未満であるか否かを判定する(ステップS6)。ステップS6の判定結果が否定(第2特図保留記憶数=4)の場合、主制御用CPU30aは、特別図柄入力処理を終了する。
Next, the
ステップS6の判定結果が肯定(第2特図保留記憶数<4)の場合、主制御用CPU30aは、第2特図保留記憶数を+1(1加算)し、第2特図保留記憶数を書き換える(ステップS7)。続いて、主制御用CPU30aは、大当り判定用乱数の値、リーチ判定用乱数の値、特図振分用乱数の値、及び変動パターン振分用乱数の値を主制御用RAM30cから読み出して取得し、該値を第2特図保留記憶数に対応付けられた主制御用RAM30cの所定の記憶領域に設定する(ステップS8)。その後、主制御用CPU30aは、特別図柄入力処理を終了する。
If the determination result of step S6 is affirmative (second special figure reserved memory number <4), the
本実施形態では、特別図柄入力処理を実行する主制御用CPU30aが、乱数取得手段として機能する。また、本実施形態では、主制御用RAM30cが保留記憶手段として機能する。
In the present embodiment, the
次に、特別図柄開始処理について図7〜図9に基づき説明する。主制御用CPU30aは、特別図柄開始処理を所定の制御周期毎(例えば、4ms毎)に実行するようになっている。
Next, the special symbol start process will be described with reference to FIGS. The
主制御用CPU30aは、まず、図柄(特図及び飾図)が変動表示中であるか否か、及び大当り遊技中であるか否か判定する(ステップS11)。ステップS11の判定結果が肯定の場合、主制御用CPU30aは、特別図柄開始処理を終了する。つまり、図柄変動ゲーム中及び大当り遊技中は、図柄変動ゲームが実行されないようになっている。一方、ステップS11の判定結果が否定の場合、主制御用CPU30aは、第2特図保留記憶数を読み出し(ステップS12)、第2特図保留記憶数が「0」よりも大きいか否か判定する(ステップS13)。
First, the
ステップS13の判定結果が否定の場合(第2特図保留記憶数=0の場合)、主制御用CPU30aは、第1特図保留記憶数を読み出し(ステップS14)、第1特図保留記憶数が「0」よりも大きいか否か判定する(ステップS15)。ステップS15の判定結果が否定の場合(第1特図保留記憶数=0の場合)、主制御用CPU30aは、デモ演出の実行を開始させるデモンストレーション指定コマンドを既に出力したか否かを判定する(ステップS16)。この判定結果が否定の場合(デモンストレーション指定コマンドを出力していない場合)、主制御用CPU30aは、デモンストレーション指定コマンドを出力する(ステップS17)。そして、特別図柄開始処理を終了する。また、ステップS16の判定結果が肯定の場合(デモンストレーション指定コマンドを出力していた場合)、主制御用CPU30aは、そのまま特別図柄開始処理を終了する。
When the determination result of step S13 is negative (when the second special figure reserved memory number = 0), the
一方、ステップS15の判定結果が肯定の場合(第1特図保留記憶数>0の場合)、主制御用CPU30aは、主制御用RAM30cの所定の記憶領域に記憶される特別図柄変動処理フラグに第1特別図柄変動ゲームを実行することを示す値[0]を設定する(ステップS18)。次に、主制御用CPU30aは、第1特図保留記憶数の数を「1」減算(−1)し(ステップS19)、当該第1特図保留記憶数に対応付けられて主制御用RAM30cの所定の記憶領域に記憶されている大当り判定用乱数、リーチ判定用乱数の値、特図振分用乱数、及び変動パターン振分用乱数の値を取得する(ステップS20)。
On the other hand, when the determination result of step S15 is affirmative (when the first special figure holding storage number> 0), the
より詳しくは、主制御用CPU30aは、最も早く記憶した第1特図保留記憶数「1」に対応付けられた記憶領域に記憶されている乱数を取得する。また、主制御用CPU30aは、乱数を取得した後、第1特図保留記憶数「2」に対応付けられた記憶領域に記憶されている乱数を第1特図保留記憶数「1」に対応付けられた記憶領域に記憶する。同様に、主制御用CPU30aは、第1特図保留記憶数「3」に対応付けられた記憶領域に記憶されている乱数を第1特図保留記憶数「2」に対応付けられた記憶領域に記憶する。同様に、主制御用CPU30aは、第1特図保留記憶数「4」に対応付けられた記憶領域に記憶されている乱数を第1特図保留記憶数「3」に対応付けられた記憶領域に記憶する。また、主制御用CPU30aは、「1」減算後の第1特図保留記憶数を表示するように第1特図保留表示器Raの表示内容を変更させる。
More specifically, the
次に、主制御用CPU30aは、図8に示すように、取得した大当り判定用乱数の値が主制御用ROM30bに記憶されている大当り判定値と一致するか否かを判定して大当り判定(大当り抽選)を行う(ステップS21)。なお、本実施形態において、通常状態の時(低確率の時)、大当り判定の判定結果が肯定となる確率(大当り確率)は、5/1697としており、確変状態の時(高確率の時)、大当り判定の判定結果が肯定となる確率(大当り確率)は、50/1697としている。
Next, as shown in FIG. 8, the
ステップS21の判定結果が肯定の場合(大当りの場合)、主制御用CPU30aは、大当りの変動であることを示す大当りフラグに[1]を設定する(ステップS22)。そして、主制御用CPU30aは、取得した特図振分用乱数の値に基づき、特別図柄1による大当り図柄の中から第1特図表示器23aにて確定停止表示される最終停止図柄を決定する(ステップS23)。前述したように、本実施形態の特図振分用乱数の各値には特図の大当り図柄が各別に対応付けられており、主制御用CPU30aは、取得した特図振分用乱数の値に対応付けられた特別図柄1の大当り図柄を決定する。なお、本実施形態では、全100種類の特図の大当り図柄うち、35種類が図柄Aに分類され、27種類が図柄Bに分類され、38種類が図柄Cに分類されている。このため、主制御用CPU30aは、ステップS23において、特別図柄1の大当り図柄として図柄Aに分類される特図を35/100の確率で、図柄Bに分類される特図を27/100の確率で、図柄Cに分類される特図を38/100の確率で決定することになる。
When the determination result of step S21 is affirmative (in the case of a big hit), the
次に、ステップS23で大当り図柄(特別図柄1)を決定した主制御用CPU30aは、変動パターン振分用乱数の値をもとに、大当り演出用の変動パターンの中から1つの変動パターンを決定する(ステップS24)。変動パターン及び最終停止図柄(大当り図柄)を決定した主制御用CPU30aは、統括制御基板31(統括制御用CPU31a)に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する等、第1特別図柄変動ゲームに関する各種処理を実行する(ステップS25)。具体的に言えば、主制御用CPU30aは、変動パターンを指定すると共に図柄変動の開始を指示する変動パターン指定コマンドを最初に出力する。同時に、主制御用CPU30aは、特別図柄1を変動開始させるように第1特図表示器23aの表示内容を制御する。また、同時に、主制御用CPU30aは、図柄変動ゲームの演出時間の計測を開始する。また、主制御用CPU30aは、最終停止図柄となる特別図柄1を指示するための特別図柄1指定コマンドを出力する。そして、主制御用CPU30aは、特別図柄開始処理を終了する。その後、特別図柄開始処理とは別の処理で、主制御用CPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、決定した最終停止図柄を表示させるように第1特図表示器23aの表示内容を制御する。また、主制御用CPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、飾図の変動停止を指示し、図柄組み合わせを確定停止表示させるための全図柄停止コマンドを出力する。
Next, the
一方、ステップS21の大当り判定の判定結果が否定の場合(大当りでない場合)、主制御用CPU30aは、リーチ演出を実行させるか否かを判定するリーチ判定を行う(ステップS26)。そして、ステップS26の判定結果が肯定の場合(リーチ演出を行う場合)、主制御用CPU30aは、はずれ図柄を第1特図表示器23aにて確定停止表示させる最終停止図柄として決定する(ステップS27)。次に、主制御用CPU30aは、変動パターン振分用乱数の値をもとに、はずれリーチ演出用の変動パターンの中から1つの変動パターンを決定する(ステップS28)。
On the other hand, if the determination result of the big hit determination in step S21 is negative (not the big hit), the
そして、変動パターン及び最終停止図柄(はずれ図柄)を決定した主制御用CPU30aは、ステップS25の処理に移行し、統括制御基板31(統括制御用CPU31a)に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する等、第1特別図柄変動ゲームに関する各種処理を実行する。その後、主制御用CPU30aは、特別図柄開始処理を終了する。なお、特別図柄開始処理とは別の処理で、主制御用CPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、決定した最終停止図柄を表示させるように第1特図表示器23aの表示内容を制御する。また、主制御用CPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、飾図の変動停止を指示し、図柄組み合わせを確定停止表示させるための全図柄停止コマンドを出力する。
The
一方、ステップS26の判定結果が否定の場合(リーチ演出を行わない場合)、主制御用CPU30aは、ステップS29に移行する。ステップS29にて主制御用CPU30aは、はずれ図柄を第1特図表示器23aにて確定停止表示される最終停止図柄として決定する(ステップS29)。次に、主制御用CPU30aは、はずれ演出用の変動パターンを決定する(ステップS30)。
On the other hand, when the determination result of step S26 is negative (when the reach effect is not performed), the
そして、変動パターン及び最終停止図柄(はずれ図柄)を決定した主制御用CPU30aは、ステップS25の処理に移行し、統括制御基板31(統括制御用CPU31a)に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する等、第1特別図柄変動ゲームに関する各種処理を実行する。その後、主制御用CPU30aは、特別図柄開始処理を終了する。なお、特別図柄開始処理とは別の処理で、主制御用CPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、決定した最終停止図柄を表示させるように第1特図表示器23aの表示内容を制御する。また、主制御用CPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、飾図の変動停止を指示し、図柄組み合わせを確定停止表示させるための全図柄停止コマンドを出力する。
The
一方、図7に示すステップS13の判定結果が肯定の場合(第2特図保留記憶数>0の場合)、主制御用CPU30aは、主制御用RAM30cの所定の記憶領域に記憶される特別図柄変動処理フラグに第2特別図柄変動ゲームを実行することを示す値[1]を設定する(ステップS31)。次に、主制御用CPU30aは、第2特図保留記憶数の数を「1」減算(−1)し(ステップS32)、当該第2特図保留記憶数に対応付けられて主制御用RAM30cの所定の記憶領域に記憶されている大当り判定用乱数の値、リーチ判定用乱数の値、特図振分用乱数の値、及び変動パターン振分用乱数の値を取得する(ステップS33)。
On the other hand, when the determination result of step S13 shown in FIG. 7 is affirmative (when the second special figure holding storage number> 0), the
より詳しくは、主制御用CPU30aは、最も早く記憶した第2特図保留記憶数「1」に対応付けられた記憶領域に記憶されている乱数を取得する。また、主制御用CPU30aは、乱数を取得した後、第2特図保留記憶数「2」に対応付けられた記憶領域に記憶されている乱数を第2特図保留記憶数「1」に対応付けられた記憶領域に記憶する。同様に、主制御用CPU30aは、第2特図保留記憶数「3」に対応付けられた記憶領域に記憶されている乱数を第2特図保留記憶数「2」に対応付けられた記憶領域に記憶する。同様に、主制御用CPU30aは、第2特図保留記憶数「4」に対応付けられた記憶領域に記憶されている乱数を第2特図保留記憶数「3」に対応付けられた記憶領域に記憶する。また、主制御用CPU30aは、「1」減算後の第2特図保留記憶数を表示するように第2特図保留表示器Rbの表示内容を変更させる。
More specifically, the
次に、主制御用CPU30aは、図9に示すように、取得した大当り判定用乱数の値が主制御用ROM30bに記憶されている大当り判定値と一致するか否かを判定して大当り判定(大当り抽選)を行う(ステップS34)。なお、本実施形態において、大当り判定値は、確変状態が付与されているか否かで変更されるようになっている。そして、通常状態の時(低確率の時)、大当り判定の判定結果が肯定となる確率(大当り確率)は、5/1697としており、確変状態の時(高確率の時)、大当り判定の判定結果が肯定となる確率(大当り確率)は、50/1697としている。
Next, as shown in FIG. 9, the
ステップS34の判定結果が肯定の場合(大当りの場合)、主制御用CPU30aは、大当りの変動であることを示す大当りフラグに[1]を設定する(ステップS35)。そして、主制御用CPU30aは、取得した特図振分用乱数の値に基づき、特別図柄2による大当り図柄の中から第2特図表示器23bにて確定停止表示される最終停止図柄を決定する(ステップS36)。前述したように、本実施形態の特図振分用乱数の各値には特図の大当り図柄が各別に対応付けられており、主制御用CPU30aは、取得した特図振分用乱数の値に対応付けられた特別図柄2の大当り図柄を決定する。なお、本実施形態では、全100種類の特図の大当り図柄うち、55種類が図柄aに分類され、7種類が図柄bに分類され、38種類が図柄cに分類されている。このため、主制御用CPU30aは、ステップS36において、特別図柄2の大当り図柄として図柄aに分類される特図を55/100の確率で、図柄bに分類される特図を7/100の確率で、図柄cに分類される特図を38/100の確率で決定することになる。
When the determination result in step S34 is affirmative (in the case of a big hit), the
次に、ステップS36で大当り図柄(特別図柄2)を決定した主制御用CPU30aは、変動パターン振分用乱数の値をもとに、大当り演出用の変動パターンの中から1つの変動パターンを決定する(ステップS37)。変動パターン及び最終停止図柄(特別図柄2の大当り図柄)を決定した主制御用CPU30aは、統括制御基板31(統括制御用CPU31a)に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する等、第2特別図柄変動ゲームに関する各種処理を実行する(ステップS38)。具体的に言えば、主制御用CPU30aは、変動パターンを指定すると共に図柄変動の開始を指示する変動パターン指定コマンドを最初に出力する。同時に、主制御用CPU30aは、特別図柄を変動開始させるように第2特図表示器23bの表示内容を制御する。また、同時に、主制御用CPU30aは、図柄変動ゲームの演出時間の計測を開始する。また、主制御用CPU30aは、最終停止図柄となる特別図柄2を指示するための特別図柄2指定コマンドを出力する。そして、主制御用CPU30aは、特別図柄開始処理を終了する。その後、特別図柄開始処理とは別の処理で、主制御用CPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、決定した最終停止図柄を表示させるように第2特図表示器23bの表示内容を制御する。また、主制御用CPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、飾図の変動停止を指示し、図柄組み合わせを確定停止表示させるための全図柄停止コマンドを出力する。
Next, the
一方、ステップS34の大当り判定の判定結果が否定の場合(即ち、大当りでない場合)、リーチ演出を実行させるか否かを判定するリーチ判定を行う(ステップS39)。そして、ステップS39の判定結果が肯定の場合(リーチ演出を行う場合)、主制御用CPU30aは、はずれ図柄を第2特図表示器23bにて確定停止表示される最終停止図柄として決定する(ステップS40)。次に、主制御用CPU30aは、変動パターン振分用乱数の値に基づき、はずれリーチ演出用の変動パターンを決定する(ステップS41)。
On the other hand, when the determination result of the big hit determination of step S34 is negative (that is, when it is not a big hit), the reach determination is performed to determine whether or not the reach effect is executed (step S39). If the determination result in step S39 is affirmative (when a reach effect is performed), the
そして、変動パターン及び最終停止図柄(はずれ図柄)を決定した主制御用CPU30aは、ステップS38の処理に移行し、統括制御基板31(統括制御用CPU31a)に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する等、第2特別図柄変動ゲームに関する各種処理を実行する。その後、主制御用CPU30aは、特別図柄開始処理を終了する。なお、特別図柄開始処理とは別の処理で、主制御用CPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、決定した最終停止図柄を表示させるように第2特図表示器23bの表示内容を制御する。また、主制御用CPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、飾図の変動停止を指示し、図柄組み合わせを確定停止表示させるための全図柄停止コマンドを出力する。
Then, the
一方、ステップS39の判定結果が否定の場合(リーチ演出を行わない場合)、主制御用CPU30aは、ステップS42に移行する。ステップS42にて主制御用CPU30aは、はずれ図柄を第2特図表示器23bにて確定停止表示される最終停止図柄として決定する(ステップS42)。次に、主制御用CPU30aは、はずれ演出用の変動パターンを決定する(ステップS43)。
On the other hand, when the determination result of step S39 is negative (when the reach effect is not performed), the
そして、変動パターン及び最終停止図柄(はずれ図柄)を決定した主制御用CPU30aは、ステップS38の処理に移行し、統括制御基板31(統括制御用CPU31a)に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する等、第2特別図柄変動ゲームに関する各種処理を実行する。その後、主制御用CPU30aは、特別図柄開始処理を終了する。なお、特別図柄開始処理とは別の処理で、主制御用CPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、決定した最終停止図柄を表示させるように第2特図表示器23bの表示内容を制御する。また、主制御用CPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、飾図の変動停止を指示し、図柄組み合わせを確定停止表示させるための全図柄停止コマンドを出力する。
Then, the
本実施形態では、特別図柄開始処理を実行する主制御用CPU30aが、大当り抽選手段として機能する。
以上のように、本実施形態では、主制御用CPU30aが所定の制御周期毎に特別図柄開始処理を実行することで、大当り判定(大当り抽選)が当該大当り抽選の抽選結果を導出(報知)する図柄変動ゲームの開始直前に実行されることになる。即ち、「図柄変動ゲームの開始直前」とは、大当り遊技の実行中ではない状態において、主制御用RAM30cに特図始動保留球(第1特図始動保留球又は第2特図始動保留球)が記憶されている場合には、現在実行中の図柄変動ゲーム(第1特別図柄変動ゲーム、又は第2特別図柄変動ゲーム)が終了した直後である。そして、主制御用RAM30cに特図始動保留球(第1特図始動保留球又は第2特図始動保留球)が記憶されていない場合には、各始動入賞口25,26での入賞検知の直後となる。
In the present embodiment, the
As described above, in the present embodiment, the
次に、主制御用CPU30aが実行する制御内容として、大当り遊技時の制御内容を説明する。
主制御用CPU30aは、大当り遊技の各開始時にオープニングコマンドを出力するとともに、各ラウンド遊技の開始時にラウンドコマンドを出力し、さらに終了時にエンディングコマンドを出力する。オープニングコマンドはオープニングの開始を指示し、ラウンドコマンドはラウンド遊技の開始を指示し、エンディングコマンドはエンディングの開始を指示する。また、主制御用CPU30aは、各ラウンド遊技の開始時に、大入賞口扉27aを開放させるための開放信号を出力する。開放信号は、大入賞口扉27aの大入賞口ソレノイドSOL1に対して出力され、前記開放信号によって前記大入賞口ソレノイドSOL1が作動し、大入賞口扉27aが開動作される。また、主制御用CPU30aは、ラウンド遊技毎に予め定めたラウンド遊技時間を計測するとともに、カウントスイッチSE3からの検知信号を入力してラウンド遊技中に入球した遊技球の入球個数をカウントする。そして、主制御用CPU30aは、ラウンド遊技時間が経過したこと、及び入球上限個数の遊技球が入球したことの何れかの終了条件を満たすことにより、大入賞口扉27aを閉鎖させるための閉鎖信号を出力する。閉鎖信号は、大入賞口扉27aの大入賞口ソレノイドSOL1に対して出力され、前記閉鎖信号によって前記大入賞口ソレノイドSOL1が作動し、大入賞口扉27aが閉動作される。
Next, the control contents during the big hit game will be described as the control contents executed by the
The
大当り遊技を終了させた主制御用CPU30aは、第1確変15R大当り、及び第2確変15R大当りの何れかが付与された場合、確変状態を付与することを示す確変フラグに「1」を設定する。なお、確変フラグに「1」が設定されている場合には、確変状態が付与されていることを示し、「0」が設定されている場合には、確変状態が付与されていないことを示している。また、主制御用CPU30aは、非確変15R大当りが付与された場合、確変状態を付与することを示す確変フラグに「0」を設定する。また、主制御用CPU30aは、変短状態を付与する場合、変短状態を付与することを示す作動フラグに「1」を設定する。なお、作動フラグに「1」が設定されている場合には、変短状態が付与されていることを示し、「0」が設定されている場合には、変短状態が付与されていないことを示している。なお、「確変フラグ」及び「作動フラグ」は、主制御用RAM30cの所定の記憶領域に記憶されるとともに、大当り遊技が付与された場合にクリアされる(「0」が設定される)ようになっている。
The
また、主制御用CPU30aは、第2確変15R大当り、及び非確変15R大当りの何れかが付与される場合には、変短状態を付与する図柄変動ゲームの回数として、作動回数に100回を設定する。この変短状態を付与する変短付与回数は、図柄変動ゲームが実行される毎に1減算され、値が0となると、作動フラグがクリアされる(「0」が設定される)。
In addition, the
そして、主制御用CPU30aは、大当り遊技の終了後、遊技状態を確変状態及び変短状態とする場合には高確率指定コマンド及び変短作動コマンドを統括制御基板31(統括制御用CPU31a)に出力し、変短状態とする場合には変短作動コマンドのみを統括制御基板31(統括制御用CPU31a)出力する。
The
次に、統括制御基板31について説明する。
統括制御基板31の統括制御用CPU31aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、該コマンドを各制御基板32〜34に出力する。また、統括制御用CPU31aは、特別図柄1指定コマンド又は特別図柄2指定コマンドを入力すると、該コマンドに対応する特図の停止図柄指定に応じて演出表示装置22に停止表示させる図柄組み合わせを構成する飾図を決定する。
Next, the
When the overall control CPU 31a of the
飾図の決定において統括制御用CPU31aは、特別図柄1指定コマンド又は特別図柄2指定コマンドで指定された停止図柄(特図)が、第1確変15R大当りに対応する大当り図柄(図柄A又は図柄a)の場合、第1確変15R大当り遊技に当選していることを昇格演出で報知するか否かによって飾り図柄の図柄組み合わせを決定する。すなわち、統括制御用CPU31aは、昇格演出にて報知する場合、大当り図柄を構成する飾り図柄の図柄組み合わせとして[1]、[3]、[5]、[7]を除く他の飾り図柄([2]、[4]、[6])の中から1つの飾り図柄を決定する。一方、統括制御用CPU31aは、昇格演出を実行しない場合、飾図の図柄組み合わせとして、特定図柄(本実施形態では、奇数図柄)からなる大当りの図柄組み合わせを決定する。また、統括制御用CPU31aは、特別図柄1指定コマンド又は特別図柄2指定コマンドで指定された停止図柄(特図)が第2確変15R大当りに対応する大当り図柄(図柄B又は図柄b)又は非確変15R大当りに対応する大当り図柄(図柄C又は図柄c)の場合、飾図の図柄組み合わせとして、非特定図柄(本実施形態では、偶数図柄)からなる大当りの図柄組み合わせを決定する。
In determining the decoration diagram, the overall control CPU 31a determines that the stop symbol (special symbol) designated by the
また、統括制御用CPU31aは、特別図柄指定コマンドで指定された停止図柄が、はずれ図柄の場合、はずれを認識可能な図柄組み合わせを決定する。また、統括制御用CPU31aは、はずれを認識可能な図柄組み合わせを決定する場合であって、はずれリーチ演出用の変動パターンが指示されている場合、リーチ形成図柄を含むはずれを認識可能な図柄組み合わせを決定する。一方、統括制御用CPU31aは、はずれ演出用の変動パターンが指示されている場合、リーチ形成図柄を含まないはずれを認識可能な図柄組み合わせを決定する。そして、飾図を決定した統括制御用CPU31aは、飾図を指示する飾り図柄指定コマンドを表示制御基板32に出力する。また、統括制御用CPU31aは、全図柄停止コマンドを入力すると、該コマンドを各制御基板32〜34に出力する。
Further, when the stop symbol designated by the special symbol designation command is an outlier symbol, the overall control CPU 31a determines a symbol combination capable of recognizing the deviation. In addition, the overall control CPU 31a determines a symbol combination that can recognize a loss, and when a variation pattern for a loss reach effect is instructed, a symbol combination that can recognize a loss including a reach formation symbol. decide. On the other hand, when the variation pattern for the offending effect is instructed, the overall control CPU 31a determines a symbol combination that can recognize the outbreak that does not include the reach formation symbol. Then, the overall control CPU 31a that has determined the decoration drawing outputs a decoration designating command for designating the decoration drawing to the
次に、統括制御用CPU31aが実行する演出モードに係る制御内容を説明する。統括制御用CPU31aは、主制御用CPU30aが出力する特別図柄1指定コマンド又は特別図柄2指定コマンドで指示された大当り図柄の種類と、変短状態の作動/非作動(終了)に係る各指定コマンドと、演出モードフラグの設定値をもとに、大当り遊技終了後の演出モードの種類を決定し、当該決定した演出モードを示す値に演出モードフラグを更新する。演出モードフラグは、現在滞在している演出モードを識別可能な情報で構成されており、統括制御用RAM31cに設定される。統括制御用CPU31aは、演出モードフラグを設定(更新)すると、滞在中の演出モードを指示するモード指定コマンドを各制御基板32〜34に出力する。
Next, the control contents related to the rendering mode executed by the overall control CPU 31a will be described. The overall control CPU 31a determines the type of jackpot symbol designated by the
次に、統括制御用CPU31aが実行する大当り遊技に係る制御内容を説明する。
統括制御用CPU31aは、オープニングコマンド、ラウンドコマンド及びエンディングコマンドを入力すると、これらのコマンドに応じてオープニング演出の演出内容、ラウンド演出の演出内容、及びエンディング演出の演出内容を決定する。そして、統括制御用CPU31aは、決定した演出内容を指示する演出指示コマンドを各制御基板32〜34にそれぞれ出力する。
Next, the control content related to the jackpot game executed by the overall control CPU 31a will be described.
When the opening control command, the round command, and the ending command are input, the overall control CPU 31a determines the effect content of the opening effect, the effect content of the round effect, and the effect content of the ending effect according to these commands. Then, the overall control CPU 31a outputs an effect instruction command for instructing the determined effect content to each of the control boards 32-34.
次に、表示制御基板32について説明する。
表示制御基板32の表示制御用CPU32aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、該コマンドに指示される変動パターンに対応する演出内容を選択し、該演出内容で図柄変動ゲームを実行させるように演出表示装置22の表示内容を制御する。このとき、表示制御用CPU32aは、選択した演出内容をもとに表示制御用ROM32bの画像データを用いて前記演出内容に沿った画像を表示するための表示用データを生成する。
Next, the
When a variation pattern designation command is input, the
そして、表示制御用CPU32aは、図柄変動ゲームの開始に伴って該ゲームの開始からの経過時間を計時し、その計時した時間と表示用データをもとに演出表示装置22に映し出す画像を所定の制御周期毎(例えば、4ms毎)に切り替える。そして、表示制御用CPU32aは、図柄変動ゲーム中に全図柄停止コマンドを入力すると、飾り図柄指定コマンドで指示された図柄を演出表示装置22に確定停止表示させるように演出表示装置22の表示内容を制御し、図柄変動ゲームを終了させる。また、表示制御用CPU32aは、モード指定コマンドを入力すると、その指示内容に基づき、背景画像を変化させる。
The
次に、本実施形態のパチンコ遊技機10において、大当りの事前判定を実行するための具体的制御について詳細に説明する。
本実施形態の主制御用CPU30aは、第2始動入賞口26で入賞検知されたタイミングで、該入賞検知を契機として取得した大当り判定用乱数の値及び特図振分用乱数の値を事前判定し、その事前判定結果を指示する事前判定コマンドを統括制御用CPU31aに出力するようになっている。そして、統括制御用CPU31aは、主制御用CPU30aから入力した事前判定コマンドで指示される事前判定の結果に基づき、第2特図始動保留球内に確変15R大当りとなる始動保留球が含まれているか否かを判定するようになっている。
Next, in the
The
また、本実施形態のパチンコ遊技機10では、主制御用CPU30aから統括制御用CPU31aに事前判定コマンド(DCxxH)が出力されるようになっている。事前判定コマンドDCxxHは、上位バイト「DC」により特別図柄2を指示する事前判定コマンドであることが特定可能であるとともに、下位バイト「xxH」により特図振分用乱数の値を特定可能となっている。本実施形態では、「0〜99」迄の全100通りの整数値とした特図振分用乱数の値を直接下位バイトとして設定するようになっている。前述したように、本実施形態において100通りの特図振分用乱数の各値には、大当り図柄(特別図柄)が100種類の中から1つずつ各別に対応付けられていることから、事前判定コマンドの下位バイトの値を参照することで図柄変動ゲームの終了後に付与される大当りの種類を一義的に特定できるようになっている。したがって、以上のように構成された事前判定コマンドDCxxHでは、特別図柄2の大当り図柄を特定可能となっている。即ち、DCxxHでは、各コマンドに示される値から大当りの種類を特定可能となっている。
Further, in the
次に、主制御用CPU30aが実行する事前設定処理について図10にしたがって説明する。なお、この事前設定処理は、特別図柄入力処理の後に実行されるようになっている。
Next, the presetting process executed by the
事前設定処理において主制御用CPU30aは、第2始動入賞口26に遊技球が入賞検知されたか否かを判定する(ステップS101)。この判定結果が否定(入賞検知されていない)の場合、主制御用CPU30aは、事前設定処理を終了する。一方、ステップS101の判定結果が肯定(入賞検知された)の場合、主制御用CPU30aは、図11に示す事前判定処理を実行する(ステップS102)。なお、この事前判定処理は、特別図柄入力処理において第2始動入賞口26で入賞検知されたときに取得した大当り判定用乱数の値、及び特図振分用乱数の値を事前判定し、その事前判定の結果を指示する事前判定コマンドを生成及び出力するための処理となっている。この事前判定処理については、後に詳細に説明する。そして、統括制御用CPU31aは、事前設定処理を終了する。
In the pre-setting process, the
次に、主制御用CPU30aが実行する事前判定処理について図11にしたがって詳しく説明する。
主制御用CPU30aは、前述した特別図柄入力処理にて、第2始動入賞口26に遊技球が入賞検知されたときに取得した大当り判定用乱数の値が、大当り判定値と一致するか否かを判定する(ステップS211)。このとき、主制御用CPU30aは、主制御用RAM30cに記憶された確変フラグの値を参照して遊技状態が確変状態であるか否かを判定する。そして、主制御用CPU30aは、確変状態である場合、確変状態時の大当り判定値(本実施形態では、50通りの整数値)を用いて判定する一方、通常状態である場合、通常状態時の大当り判定値(本実施形態では、5通りの整数値)を用いて判定するようになっている。このように、主制御用CPU30aは、第2始動入賞口26での入賞検知されたタイミングで、該入賞検知を契機に取得した大当り判定値が大当り抽選で大当りに当選する大当り値(大当りを示す値)か否かを事前判定するようになっている。なお、大当り遊技実行中は、通常状態時の大当り判定値が設定されている。
Next, the prior determination process executed by the
The
ステップS211の判定結果が否定(大当り判定値と一致しない)の場合、主制御用CPU30aは、事前判定処理を終了する。一方、ステップS211の判定結果が肯定の場合、主制御用CPU30aは、特別図柄2を指示する事前判定コマンドであることを指定する上位バイト「DC」、及び第2始動入賞口26に遊技球が入賞検知されたときに取得した特図振分用乱数の値を指定する下位バイト「xxH」とから事前判定コマンドを生成し、所定の送信バッファにセットする(ステップS212)。なお、所定の送信バッファにセットされた制御コマンドは、次回以降の制御周期において順次統括制御用CPU31aに出力される。そして、ステップS212の処理を終了した主制御用CPU30aは、事前判定処理を終了する。
If the determination result in step S211 is negative (does not match the jackpot determination value), the
本実施形態では、主制御用CPU30aが、事前大当り判定手段、事前大当り種判定手段として機能する。
次に、統括制御用CPU31aが実行する大当りの事前判定に係る処理について説明する。
In the present embodiment, the
Next, a process related to the jackpot advance determination executed by the overall control CPU 31a will be described.
統括制御用CPU31aは、特別図柄2を特定可能な事前判定コマンドDCxxHの値を記憶させるようになっている。
そして、統括制御用CPU31aは、主制御用CPU30aから第2特別図柄変動ゲームの実行を指示する変動パターンの入力後、全図柄停止コマンドを入力すると、第2特図保留記憶数「1」に対応付けられた記憶領域に記憶された値(事前判定コマンド)を第2特図保留記憶数「2」に対応付けられた記憶領域に記憶された値に書き換える。同様に、統括制御用CPU31aは、第2特図保留記憶数「2」に対応付けられた記憶領域に記憶された値(事前判定コマンド)を第2特図保留記憶数「3」に対応付けられた記憶領域に記憶された値に書き換える。同様に、統括制御用CPU31aは、第2特図保留記憶数「3」に対応付けられた記憶領域に記憶された値(事前判定コマンド)を第2特図保留記憶数「4」に対応付けられた記憶領域に記憶された値に書き換える。
The overall control CPU 31a stores a value of a pre-determination command DCxxH that can specify the
When the overall control stop command is input after the input of the variation pattern instructing the execution of the second special symbol variation game from the
以上のように、本実施形態の統括制御用CPU31aは、全図柄停止コマンドの入力毎に、特図保留記憶数に対応付けられた記憶領域に記憶された値を書き換え処理(シフト処理)することで、主制御基板30の主制御用CPU30aが管理する保留中の第2特別図柄変動ゲームの演出内容を把握することができるようになっている。より具体的に言えば、統括制御用CPU31aが第2特図保留記憶数に対応付けて記憶する事前判定コマンド(即ち、図柄変動ゲームの演出内容)は、同一の第2特図保留記憶数に対応付けて主制御用CPU30aが管理する各乱数の値(大当り判定用乱数の値、特図振分用乱数の値)に基づき、当該第2特図保留記憶数に基づく図柄変動ゲームの開始直前に主制御用CPU30aが判定する図柄変動ゲームの演出内容と一致するようになっている。
As described above, the overall control CPU 31a according to the present embodiment rewrites (shifts) the value stored in the storage area associated with the special figure holding storage number every time the all symbol stop command is input. Thus, the contents of the effect of the second special symbol variation game on hold managed by the
以上のように、本実施形態の統括制御用CPU31aは、統括制御用RAM31cに記憶された事前判定コマンドの値(種類)によって、保留中に第2特別図柄変動ゲームの演出内容、及び該演出内容が「大当り演出」である場合の特図の大当り図柄(大当りの種類)を特定可能となっている。このように、本実施形態では、事前判定コマンドを記憶する統括制御用RAM31cが記憶手段として機能する。
As described above, the overall control CPU 31a of the present embodiment uses the value (type) of the pre-determination command stored in the
なお、統括制御用CPU31aは、統括制御用RAM31cに記憶させた事前判定コマンドの値を大当り遊技の終了時に全て消去するようになっている。具体的に言えば、統括制御用CPU31aは、大当り遊技終了後のインターバル時間内に、統括制御用RAM31cにおいて第2特図保留記憶数の各値に対応付けられた記憶領域に記憶されている記憶内容を全て消去(リセット)するようになっている。
The overall control CPU 31a erases all the values of the prior determination commands stored in the
次に、統括制御用CPU31aがオープニング演出の演出内容、ラウンド演出の演出内容、及びエンディング演出の演出内容を決定するための制御構成について詳しく説明する。本実施形態では、以下の処理を実行する統括制御用CPU31aが、演出決定手段として機能する。 Next, a detailed description will be given of a control configuration for the overall control CPU 31a to determine the contents of the effects of the opening effect, the effects of the round effect, and the contents of the effect of the ending effect. In the present embodiment, the overall control CPU 31a that executes the following processing functions as an effect determining unit.
本実施形態のパチンコ遊技機10では、図柄変動ゲームで最終的な確定図柄として非特定図柄([222]、[444]、[666])からなる大当りの図柄組み合わせが確定停止表示された場合、該図柄変動ゲームの終了後に行われる大当り遊技中のラウンド演出として、今回の大当り遊技終了後に確変状態が付与されるか否かを遊技者に報知する昇格演出を実行可能に構成されている。本実施形態における昇格演出は、味方のキャラクタと対戦相手のキャラクタとが対戦(バトル)を行う態様で実行されるようになっている。そして、本実施形態の昇格演出では、味方のキャラクタが最終的に勝利した場合、大当り遊技終了後に確変状態が付与されることを遊技者が確定的に認識できる一方で、味方のキャラクタが敗北した場合には大当り遊技終了後に確変状態が付与される可能性のあることを遊技者が非確定的に認識できるようになっている。なお、本実施形態のパチンコ遊技機10では、図柄変動ゲームにおいて非特定図柄からなる大当りの図柄組み合わせが確定図柄として確定停止表示された場合、大当り遊技が開始された時点(図柄変動ゲームが終了した時点)では、大当り遊技終了後に確変状態が付与されることを確定的に認識できない確変非確定の演出状態にあると言える。そして、本実施形態の昇格演出は、該昇格演出の実行によって確変非確定の演出状態から、大当り遊技終了後に確変状態が付与されることを確定的に認識できる確変確定の演出状態に昇格させる遊技演出と把握することもできる。
In the
加えて、本実施形態のパチンコ遊技機10では、大当り遊技中に記憶されている第2特図始動保留球内に第1確変15R大当りとなる始動保留球が含まれている場合、昇格演出が、味方のキャラクタが「特殊攻撃」で対戦相手のキャラクタを攻撃する態様で実行可能となっている。また、本実施形態のパチンコ遊技機10では、始動保留球内に第2確変15R大当りとなる始動保留球が含まれている場合、味方のキャラクタが「特殊攻撃」で対戦相手のキャラクタを攻撃しない場合であっても、エンディング演出において、前述した高確示唆モードMB4〜MB6のうち何れかへの移行が報知されるようになっている。これにより、本実施形態におけるパチンコ遊技機10では、昇格演出において味方のキャラクタが対戦相手のキャラクタに勝利した場合、大当り遊技終了後に確変状態が付与されることを遊技者に報知するだけでなく、第2特図始動保留球内にも確変15R大当りとなる始動保留球が含まれていることを知らせることができるようになっている。さらに、昇格演出において味方のキャラクタが対戦相手のキャラクタに勝利しなかった場合や、味方のキャラクタが「特殊攻撃」で対戦相手のキャラクタを攻撃しなかった場合であっても、エンディング演出において高確示唆モードMB4〜MB6のうち何れかへの移行が報知されたのであれば、第2特図始動保留球内に確変15R大当りとなる始動保留球が含まれていることを知らせることができるようになっている。
In addition, in the
本実施形態では、味方のキャラクタが対決するキャラクタを攻撃する演出が、特定演出となり、「特殊攻撃」で対戦相手のキャラクタを攻撃する演出及びエンディングにおいて高確示唆モードMB4〜MB6へ移行する旨を報知する演出が報知演出となる。 In the present embodiment, the effect of attacking the character that the ally character confronts becomes the specific effect, and the effect of transitioning to the high accuracy suggestion modes MB4 to MB6 in the effect and ending of attacking the opponent's character by “special attack”. The effect to notify becomes the notification effect.
まず、本実施形態において、昇格演出を含んで実行される場合の大当り遊技中の演出態様について、図12にしたがって説明する。
本実施形態のパチンコ遊技機10における大当り遊技では、まず、図12(a)に示すように、例えば「大当り」などのメッセージ画像を表示して大当り遊技が開始されることを遊技者に報知するオープニング演出が行われる。続いて、図12(b)及び(c)に示すように、オープニング演出の終了後、第1〜第7ラウンド目のラウンド遊技では、ラウンド数を示す画像(「1R」など)や所定キャラクタ画像を表示するなどの態様により各ラウンド演出が行われる。そして、本実施形態の大当り遊技では、第8ラウンド目又は第11ラウンド目のラウンド遊技中に昇格演出が開始されるようになっている。なお、図12(f)に示すように、第11ラウンド目から昇格演出が開始される場合、第8〜第10ラウンド目のラウンド遊技では、第1〜第7ラウンド目のラウンド演出と同様のラウンド演出が実行されるようになっている。また、図12(e)に示すように、昇格演出が開始された後、第9〜第11ラウンド目のラウンド遊技では、味方のキャラクタと対戦相手のキャラクタが対峙する状況を示す画像を表示するなど、味方のキャラクタと対戦相手のキャラクタとの対戦結果を直接的に認識できない態様により各ラウンド演出が行なわれる。
First, in the present embodiment, an effect mode during a big hit game when executed including a promotion effect will be described with reference to FIG.
In the big hit game in the
そして、本実施形態の大当り遊技における第12〜第15ラウンド目のラウンド遊技では、味方のキャラクタと対戦相手のキャラクタとが対戦した後、図12(h)に示すように味方のキャラクタが勝利した状況を示す画像(例えば、味方のキャラクタがポーズをとった様子を表現した画像)を表示する態様、又は図12(i)に示すように味方のキャラクタが敗北した状況を示す画像(例えば、味方のキャラクタが倒れた様子を表現した画像)を表示する態様の何れかの態様でラウンド演出が行われる。 Then, in the round games of the 12th to 15th rounds in the jackpot game of this embodiment, after the teammate character and the opponent's character battle each other, the teammate character wins as shown in FIG. A mode for displaying an image indicating a situation (for example, an image expressing a pose of a ally character) or an image indicating a situation in which a ally character has been defeated as shown in FIG. The round effect is performed in any one of the modes for displaying the image of the state of the character of the person falling down).
そして、図12(j)に示すように、エンディングでは、まず昇格演出の最終的な結果が報知される。具体的に説明すると、第12〜第15ラウンド目のラウンド演出として味方のキャラクタが勝利した場合には、エンディング演出における対戦結果の報知として、味方が「勝利」したことを報知するメッセージ画像を表示する態様でエンディング演出が行われる。また、第12〜第15ラウンド目のラウンド演出として味方のキャラクタが敗北した場合には、エンディング演出における対戦結果の報知として、図12(k)に示すように味方が「逆転勝利」したことを報知するメッセージ画像を表示する態様、又は図12(m)に示すように味方が「敗北」したことを報知するメッセージ画像を表示する態様でエンディング演出が行われる。 And as shown in FIG.12 (j), in the ending, the final result of a promotion effect is alert | reported first. More specifically, when an ally character wins as the round effect of the twelfth to fifteenth rounds, a message image for notifying that the ally has won is displayed as a notification of the battle result in the ending effect. The ending effect is performed in the manner of. In addition, when the teammate character is defeated as the round effect of the 12th to 15th rounds, as shown in FIG. The ending effect is performed in a mode in which a message image to be notified is displayed, or in a mode in which a message image informing that the ally is “defeated” is displayed as shown in FIG.
また、エンディングでは、昇格演出の最終的な結果が表示された後、図12(n)に示すように城門が開く状況を示す画像を表示し、その後、大当り遊技終了後に設定される演出モードの種類を示すメッセージ画像を表示する態様でモード報知が行われる。具体的に説明すると、大当り遊技終了後に高確示唆モードMBが設定される場合(即ち、第2確変15R大当り又は非確変15R大当りに当選した場合)には、図12(p)に示すように高確示唆モードMBが設定される旨を報知するメッセージ画像(例えば、「高確示唆モードMB突入!」など)を表示する態様でモード報知が行われる。また、大当り遊技終了後に高確確定モードMCが設定される場合(即ち、第1確変15R大当りに当選した場合)には、図12(q)に示すように高確確定モードMCが設定される旨を報知するメッセージ画像(例えば、「高確確定モードMC突入!」など)を表示する態様でモード報知が行われる。
Also, in the ending, after the final result of the promotion effect is displayed, an image showing the situation where the castle gate opens is displayed as shown in FIG. 12 (n), and then the effect mode set after the end of the big hit game is displayed. Mode notification is performed in such a manner that a message image indicating the type is displayed. More specifically, when the high probability suggestion mode MB is set after the big hit game ends (that is, when the
次に、事前判定コマンド(「DCxxH」)受信時の処理について、図13に従って説明する。
最初に、統括制御用CPU31aは、事前判定コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS300)。ステップS300の判定結果が否定(事前判定コマンドを入力していない)の場合、統括制御用CPU31aは、事前判定コマンド受信時の処理を終了する。一方、ステップS300の判定結果が肯定(事前判定コマンドを入力した)の場合、統括制御用CPU31aは、当該コマンドで指定される特図の大当り図柄が「特図a」に分類される特図であるか否かを判定する(ステップS301)。前述したように、事前判定コマンド(「DCxxH」)は、下位バイト「xxH」により特図振分用乱数の値を特定可能となっているため、事前判定コマンドの下位バイトの値を参照することで図柄変動ゲームの終了後に付与される大当りの種類を一義的に特定できるようになっている。また、事前判定処理(図11)において取得した大当り判定用乱数の値が大当り判定値と一致しなかった場合には、事前判定コマンドは生成されないようになっている。したがって、事前判定処理(図11)で大当りと判定された場合のみ、事前判定コマンドが生成されるとともに、当該コマンドを受信した場合のみ、図13に示す処理が実行されることになる。なお、統括制御用CPU31aは、事前判定処理を所定の制御周期毎(例えば、4ms毎)に実行するようになっている。
Next, processing upon reception of a prior determination command (“DCxxH”) will be described with reference to FIG.
First, the overall control CPU 31a determines whether or not a prior determination command has been received (step S300). If the determination result of step S300 is negative (no prior determination command is input), the overall control CPU 31a ends the process when the prior determination command is received. On the other hand, if the determination result in step S300 is affirmative (a prior determination command has been input), the overall control CPU 31a is a special figure in which the special jackpot symbol designated by the command is classified as “special figure a”. It is determined whether or not there is (step S301). As described above, the prior determination command (“DCxxH”) can specify the value of the special figure distribution random number by the lower byte “xxH”, so refer to the lower byte value of the prior determination command. The type of jackpot given after the end of the symbol variation game can be uniquely identified. Further, when the value of the big hit determination random number acquired in the pre-determination process (FIG. 11) does not coincide with the big hit determination value, the pre-determination command is not generated. Therefore, only when it is determined to be a big hit in the pre-determination process (FIG. 11), a pre-determination command is generated, and only when the command is received, the process shown in FIG. 13 is executed. The overall control CPU 31a is configured to execute a pre-determination process every predetermined control cycle (for example, every 4 ms).
そして、ステップS301の判定結果が肯定(特図a)の場合、統括制御用CPU31aは、先読み情報として、統括制御用RAM31cの所定の記憶領域に設定した先読みフラグに「01H」を設定し(ステップS302)、事前判定コマンド受信時の処理を終了する。なお、先読みフラグとは、大当り遊技中に「特殊攻撃」による攻撃、又は高確示唆モードMB4〜MB6への移行を報知を実行しても良いか否かを判定する際に設定されるフラグであり、実行可の場合には「01H」が設定される一方、実行否の場合には「00H」が設定されるようになっている。一方、ステップS301の判定結果が否定(特図aではない)の場合、統括制御用CPU31aは、事前判定コマンドで指定される特図の大当り図柄が「特図b」に分類される特図であるか否かを判定する(ステップS303)。ステップS303の判定結果が肯定(特図b)の場合、統括制御用CPU31aは、大当り遊技実行中であって、かつ事前判定コマンドで指定される特図の大当り図柄が「特図b」に分類される特図であるか否かを判定する(ステップS304)。ステップS304の判定結果が肯定(大当り遊技中かつ特図b)の場合、ステップS302に移行する。一方、ステップS303の判定結果が否定(特図bではない)の場合、すなわち、事前判定コマンドで指定される特図の大当り図柄が「特図c」に分類される特図である場合、統括制御用CPU31aは、先読み情報として「00H(実行否)」を統括制御用RAM31cの先読みフラグに記憶し(ステップS305)、事前判定コマンド受信時の処理を終了する。また、ステップS304の判定結果が否定(大当り遊技中かつ特図bではない)の場合、事前判定コマンドで指定される特図の大当り図柄が「特図b」に分類される特図であったとしても、統括制御用CPU31aは、ステップS305に移行し、先読み情報として「00H(実行否)」を統括制御用RAM31cに記憶し、事前判定コマンド受信時の処理を終了する。
If the determination result in step S301 is affirmative (special view a), the overall control CPU 31a sets “01H” to the prefetch flag set in the predetermined storage area of the
このように、統括制御用CPU31aは、事前判定コマンドとして、「特図a」を指定する事前判定コマンドを入力した場合は、大当り遊技中か否かを問わず、先読み情報として「01H(実行可)」を記憶することになる。また、統括制御用CPU31aは、事前判定コマンドとして「特図b」を指定する事前判定コマンドを入力した場合、当該コマンドを大当り遊技実行中に入力した場合は、先読み情報として「01H(実行可)」を記憶することになる。一方、統括制御用CPU31aは、事前判定コマンドとして「特図b」を指定する事前判定コマンドを入力したが、当該コマンドを大当り遊技実行中に入力しなかった場合、及び事前判定コマンドとして「特図c」を指定する事前判定コマンドを入力した場合は、先読み情報として「00H(実行否)」を記憶することになる。 As described above, when the predetermination command designating “special figure a” is input as the predetermination command, the overall control CPU 31a sets “01H (executable) as prefetch information regardless of whether or not the big hit game is being played. ) ". Further, when the predetermination command designating “special figure b” is input as the predetermination command, the overall control CPU 31a receives “01H (executable)” as prefetch information when the command is input during the big hit game execution. "Will be memorized. On the other hand, the overall control CPU 31a has input a pre-determining command that designates “special figure b” as the pre-determining command, but does not input the command during the big hit game execution, and “ When a pre-determination command designating “c” is input, “00H (execution failure)” is stored as the prefetch information.
なお、本実施形態では、大当り遊技中に第2特図始動保留球の中に確変15R大当りとなる始動保留球が含まれているか否かを判定するようになっているが、第2特図始動保留球は、変短状態が付与されている場合に記憶されやすくなっている。そして、本実施形態では、大当りに当選した場合に変短状態が付与されるようになっている。したがって、大当り遊技開始前の抽選確率状態が高確率抽選状態となっている場合、又は低確率抽選状態となっている場合であっても、図13に示す処理は実行されることになる。ただし、本実施形態では、大当りの種類を考慮すると、低確率抽選状態となっているときに、当該変動分を除く第2特図始動保留球が記憶されていることは高確率で起こり得ない。したがって、大当り遊技開始前の抽選確率状態が高確率抽選状態となっているときに当選した大当り遊技の実行中に「特殊攻撃」による攻撃や、高確示唆モードMB4〜MB6へ移行する旨の報知が実行される確率が高くなっている。 In the present embodiment, during the big hit game, it is determined whether or not the second special figure start hold ball includes a start hold ball that is likely to change 15R big hit. The start holding ball is easily memorized when the variable state is given. In the present embodiment, a variable state is given when a big hit is won. Therefore, even if the lottery probability state before the big hit game is in the high probability lottery state or the low probability lottery state, the process shown in FIG. 13 is executed. However, in the present embodiment, when the type of jackpot is taken into consideration, when the low probability lottery state is set, it is unlikely that the second special figure starting holding ball excluding the variation is stored with high probability. . Therefore, when the winning probability game is in the high probability lottery state before the start of the big hit game, during the execution of the winning game, the notification that the game will shift to the high probability suggestion modes MB4 to MB6. Is likely to be executed.
次に、飾図毎に各ラウンド遊技で行う演出内容を決定する際に実行する大当りラウンド処理について図14にしたがって説明する。
大当りラウンド処理において、統括制御用CPU31aは、主制御用CPU30aからオープニングコマンドを入力したことを契機として、統括制御用RAM31cに記憶された情報を参照し、直前の大当りの図柄変動ゲームで最終的に確定停止表示させる確定図柄として決定した飾図の種類を確認する(ステップS310)。そして、統括制御用CPU31aは、読み出した飾図の種類(特定図柄又は非特定図柄)に応じて、各種大当り処理へ移行する(ステップS311)。
Next, the jackpot round process executed when determining the contents of effects performed in each round game for each decoration will be described with reference to FIG.
In the big hit round process, the general control CPU 31a refers to the information stored in the
次に、統括制御用CPU31aがラウンド遊技中に昇格演出を実行させる際に参照するテーブルについて説明する。
まず、統括制御用ROM31bに記憶されている昇格演出テーブルTGについて図15にしたがって説明する。昇格演出テーブルTGは、統括制御用CPU31aが昇格演出の演出内容(昇格演出の実行可否、及び昇格演出を開始させるラウンド遊技)を決定する際に参照するテーブルである。
Next, a table that is referred to when the overall control CPU 31a executes a promotion effect during a round game will be described.
First, the promotion effect table TG stored in the
図15に示すように、昇格演出テーブルTGには、特図の大当り図柄の種類毎に、昇格演出の演出内容が対応付けられているとともに、該昇格演出の演出内容毎に昇格演出振分用乱数の値(0〜112までの全113通りの乱数値)が所定個数ずつ対応付けられている。なお、図15において「8R」は第8ラウンド目を、「11R」は第11ラウンド目を示している。 As shown in FIG. 15, in the promotion effect table TG, the effect contents of the promotion effect are associated with each type of jackpot symbol of the special figure, and for the promotion effect distribution for each effect content of the promotion effect. A predetermined number of random number values (a total of 113 random values from 0 to 112) are associated with each other. In FIG. 15, “8R” indicates the eighth round, and “11R” indicates the eleventh round.
具体的に説明すると、昇格演出テーブルTGにおいて、図柄A及び図柄aには、昇格演出の演出内容として「バトルなし」、「8Rからバトル開始」、及び「11Rからバトル開始」が対応付けられている。本実施形態において「バトルなし」の演出内容は、ラウンド演出として昇格演出を行わないことを示し、「8Rからバトル開始」の演出内容は、昇格演出を実行するとともに昇格演出を第8ラウンド目のラウンド遊技から開始することを示している。また、本実施形態において「11Rからバトル開始」の演出内容は、昇格演出を実行するとともに昇格演出を第11ラウンド目のラウンド遊技から開始することを示している。また、昇格演出テーブルTGにおいて、図柄B及び図柄b、及び図柄C及び図柄cには、昇格演出の演出内容として「バトルなし」、及び「8Rからバトル開始」が対応付けられている。即ち、本実施形態では、昇格演出テーブルTGに基づき昇格演出の演出内容を決定することで、昇格演出の実行可及び実行不可(即ち、実行可否)を決定すると同時に、昇格演出を実行させる場合の開始ラウンドを決定できるようになっている。 Specifically, in the promotion effect table TG, the symbols A and a are associated with “No Battle”, “Battle Start from 8R”, and “Battle Start from 11R” as the effect contents of the promotion effect. Yes. In the present embodiment, the effect content “No Battle” indicates that no promotion effect is performed as a round effect, and the effect content “Start Battle from 8R” indicates that the promotion effect is executed and the promotion effect is displayed in the eighth round. It shows starting from a round game. Further, in the present embodiment, the effect content “start battle from 11R” indicates that the promotion effect is executed and the promotion effect is started from the round game of the eleventh round. In the promotion effect table TG, the symbols B and b, and the symbols C and c are associated with “no battle” and “battle start from 8R” as the effect contents of the promotion effect. In other words, in the present embodiment, by determining the contents of the promotion effect based on the promotion effect table TG, it is possible to execute the promotion effect at the same time as determining whether the promotion effect can be executed or not (that is, whether or not to execute). The starting round can be determined.
そして、昇格演出テーブルTGにおいて、図柄A及び図柄aに対応付けられた「バトルなし」の演出内容には11個の昇格演出振分用乱数の値が、「8Rからバトル開始」の演出内容には100個の昇格演出振分用乱数の値が、「11Rからバトル開始」の演出内容には2個の昇格演出振分用乱数の値が振り分けられている。また、図柄B及び図柄b、及び図柄C及び図柄cに対応付けられた「バトルなし」の演出内容には105個の昇格演出振分用乱数の値が、「8Rからバトル開始」の演出内容には8個の昇格演出振分用乱数の値が振り分けられている。 Then, in the promotion effect table TG, 11 promotion random numbers for promotion effect are assigned to the effect content of “no battle” associated with symbol A and symbol a. The value of 100 promotion effect distribution random numbers is assigned to the content of the effect “start battle from 11R”, and 2 values of promotion effect distribution random numbers are assigned. In addition, the content of “No Battle” associated with symbol B and symbol b, and symbol C and symbol c is the value of 105 promotion effect distribution random numbers, and “the battle starts from 8R”. 8 are assigned random numbers for distribution of promotion effects.
本実施形態では、このような昇格演出テーブルTGにおける昇格演出振分用乱数の値の振り分け態様から、特図の大当り図柄が図柄A又は図柄aである場合であって且つ確定図柄が非特定図柄である場合、102/113(90.3%)の確率で昇格演出の実行可が決定されるようになっている。その一方、11/113(9.7%)の確率で昇格演出の実行不可が決定される。即ち、本実施形態では、特図の大当り図柄が図柄A又は図柄aである場合であって且つ確定図柄が非特定図柄である場合、昇格演出の実行不可よりも昇格演出の実行可を決定し易く構成されている。また、本実施形態では、特図の大当り図柄が図柄B、図柄b、図柄C、又は図柄cである場合には、8/113(7.1%)の確率で昇格演出の実行可が決定されるようになっている一方、105/113(93.0%)の確率で昇格演出の実行不可が決定される。即ち、本実施形態では、特図の大当り図柄が図柄B、図柄b、図柄C、又は図柄cである場合、昇格演出の実行可よりも昇格演出の実行不可を決定し易く構成されている。そして、本実施形態では、確定図柄が非特定図柄である場合であって、特図の大当り図柄が図柄A又は図柄aであるときには、特図の大当り図柄が図柄B、図柄b、図柄C、又は図柄cであるときと比較して、昇格演出の実行可(即ち、「8Rからバトル開始」又は「11Rからバトル開始」)が決定され易くなっている。 In the present embodiment, from such a distribution aspect of the value of random numbers for promotion effect distribution in the promotion effect table TG, the special bonus jackpot symbol is symbol A or symbol a and the confirmed symbol is a non-specific symbol. In this case, execution of the promotion effect is determined with a probability of 102/113 (90.3%). On the other hand, execution of the promotion effect is determined with a probability of 11/113 (9.7%). In other words, in the present embodiment, when the jackpot symbol of the special figure is the symbol A or the symbol a and the confirmed symbol is a non-specific symbol, the execution of the promotion effect is determined rather than the promotion effect cannot be executed. It is configured easily. In the present embodiment, when the special symbol jackpot symbol is symbol B, symbol b, symbol C, or symbol c, the execution of the promotion effect is determined with a probability of 8/113 (7.1%). On the other hand, execution of the promotion effect is determined with a probability of 105/113 (93.0%). That is, in this embodiment, when the big hit symbol of the special figure is the symbol B, the symbol b, the symbol C, or the symbol c, it is configured that it is easier to determine that the promotion effect cannot be executed than the promotion effect can be executed. In the present embodiment, when the confirmed symbol is a non-specific symbol and the special symbol jackpot symbol is symbol A or symbol a, the special symbol jackpot symbol is symbol B, symbol b, symbol C, Or it is easier to determine whether the promotion effect can be executed (that is, “Battle start from 8R” or “Battle start from 11R”) as compared to the case of symbol c.
次に、統括制御用ROM31bに記憶されているバトルなし時のエンディング選択テーブルTHについて図16にしたがって説明する。バトルなし時のエンディング選択テーブルTHは、統括制御用CPU31aが、昇格演出の実行否を決定した場合、すなわち「バトルなし」を決定した場合におけるエンディング演出の演出内容を決定する際に参照するテーブルである。
Next, the ending selection table TH without a battle stored in the
図16に示すように、バトルなし時のエンディング選択テーブルTHには、第2特図始動保留球内に確変15R大当りが含まれているか否か、すなわち、先読み情報として「01H(実行可)」が記憶されているか、及び特図の大当り図柄の種類の組み合わせ毎に、エンディング演出の具体的な演出内容を示すエンディングパターンE1〜E13の何れかが対応付けられている。
As shown in FIG. 16, in the ending selection table TH when there is no battle, it is determined whether or not the
エンディングパターンE1は、城門の種類として城門T1を指示するとともに、モード報知として「高確確定モードMC」を報知する演出内容を示し、エンディングパターンE2は、城門の種類として城門T2を指示するとともに、モード報知として「高確確定モードMC」を報知する演出内容を示している。また、エンディングパターンE3〜E5は、城門の種類として城門T1を指示するとともに、モード報知として「高確示唆モードMB1」〜「高確示唆モードMB3」をそれぞれ報知する演出内容を示している。また、エンディングパターンE6は、城門の種類として城門T2を指示するとともに、モード報知として「高確示唆モードMB2」を報知する演出内容を示し、エンディングパターンE7は、城門の種類として城門T2を指示するとともに、モード報知として「高確示唆モードMB3」を報知する演出内容を示している。 The ending pattern E1 indicates the castle gate T1 as the type of castle gate, and shows the production content that notifies the “highly accurate confirmation mode MC” as the mode notification. The ending pattern E2 indicates the castle gate T2 as the type of castle gate, The contents of the effect of informing the “highly accurate confirmation mode MC” as the mode notification are shown. Further, the ending patterns E3 to E5 indicate the contents of the effect of instructing the gate T1 as the type of the gate and notifying the “highly suggestion mode MB1” to the “highly accurate suggestion mode MB3” as the mode notification. In addition, the ending pattern E6 indicates the gate T2 as the type of the castle gate, and the contents of the effect of notifying the “highly suggestive mode MB2” as the mode notification, and the ending pattern E7 indicates the castle gate T2 as the type of the castle gate. In addition, the contents of the effect of notifying “highly suggestive mode MB3” as mode notification are shown.
また、エンディングパターンE8〜E10は、城門の種類として城門T1を指示するとともに、モード報知として「高確示唆モードMB4」〜「高確示唆モードMB6」をそれぞれ報知する演出内容を示している。また、エンディングパターンE11〜E13は、城門の種類として城門T2を指示するとともに、モード報知として「高確示唆モードMB4」〜「高確示唆モードMB6」をそれぞれ報知する演出内容を示している。 Further, the ending patterns E8 to E10 indicate the contents of the effect of instructing the castle gate T1 as the type of the castle gate and notifying the “highly accurate suggestion mode MB4” to the “highly accurate suggestion mode MB6” as mode notifications. Further, the ending patterns E11 to E13 indicate the contents of the effect of instructing the castle gate T2 as the type of the castle gate and notifying “highly accurate suggestion mode MB4” to “highly accurate suggestion mode MB6” as mode notifications, respectively.
そして、バトルなし時のエンディング選択テーブルTHでは、各エンディングパターンに対して、始動保留球内に確変15R大当りが含まれているか否か、すなわち、先読み情報として「01H(実行可)」が記憶されているか、及び特図の大当り図柄の種類ごとにエンディングパターン振分用乱数の値が所定個数ずつ振り分けられている。具体的に説明すると、バトルなし時のエンディング選択テーブルTHにおいて、先読み情報として「01H(実行可)」が記憶されておらず、かつ大当り抽選に当選した際の大当り図柄(特図)が図柄A,aの場合、エンディングパターンE1には147個の乱数値が、エンディングパターンE2には80個の乱数値が振り分けられている。また、バトルなし時のエンディング選択テーブルTHにおいて、先読み情報として「01H(実行可)」が記憶されておらず、かつ大当り抽選に当選した際の大当り図柄(特図)が図柄B,bの場合、エンディングパターンE3には77個の乱数値が、エンディングパターンE4には60個の乱数値が振り分けられている。さらに、先読み情報として「01H(実行可)」が記憶されておらず、かつ大当り抽選に当選した際の大当り図柄(特図)が図柄B,bの場合、エンディングパターンE5には30個の乱数値が、エンディングパターンE6には40個の乱数値が、エンディングパターンE7には20個の乱数値が、それぞれ振り分けられている。
Then, in the ending selection table TH when there is no battle, whether or not the
また、バトルなし時のエンディング選択テーブルTHにおいて、先読み情報として「01H(実行可)」が記憶されておらず、かつ大当り抽選に当選した際の大当り図柄(特図)が図柄C,cの場合、エンディングパターンE3には203個の乱数値が、エンディングパターンE4には16個の乱数値が振り分けられている。さらに、先読み情報として「01H(実行可)」が記憶されておらず、かつ大当り抽選に当選した際の大当り図柄(特図)が図柄C,cの場合、エンディングパターンE5には3個の乱数値が、エンディングパターンE6には4個の乱数値が、エンディングパターンE7には1個の乱数値が、振り分けられている。 In addition, in the ending selection table TH when there is no battle, “01H (executable)” is not stored as the pre-read information, and the big hit symbol (special symbol) when winning the big hit lottery is the symbol C, c The ending pattern E3 is assigned 203 random numbers, and the ending pattern E4 is assigned 16 random values. Furthermore, when “01H (executable)” is not stored as the pre-reading information, and the jackpot symbol (special symbol) at the time of winning the jackpot lottery is symbols C and c, the ending pattern E5 has three random numbers. A numerical value is assigned to the ending pattern E6, four random numbers, and the ending pattern E7 is assigned one random value.
一方、バトルなし時のエンディング選択テーブルTHにおいて、先読み情報として「01H(実行可)」が記憶されており、かつ大当り抽選に当選した際の大当り図柄(特図)が図柄B,bの場合、エンディングパターンE8〜E13のうちいずれか1つのエンディングパターンが選択されるように昇格パターン振分用乱数の値が、振り分けられている。 On the other hand, in the ending selection table TH when there is no battle, “01H (executable)” is stored as the pre-reading information, and when the big hit symbol (special figure) when winning the big hit lottery is the symbol B, b, The values of the promotion pattern distribution random numbers are distributed so that any one of the ending patterns E8 to E13 is selected.
本実施形態では、このようなバトルなし時のエンディング選択テーブルTHにおける乱数値の振分態様から、第2特図始動保留球内に確変15R大当りとなる始動保留球が含まれていない場合、すなわち、先読み情報として「01H(実行可)」が記憶されていない場合、大当り抽選に当選した際の大当り図柄(特図)が図柄A,aであるときにしか、高確確定モードMCに移行しない。また、「バトルなし」が選択されたので、バトル演出が行われることもない。また、先読み情報として「01H(実行可)」が記憶されておらず、かつ大当り抽選に当選した際の大当り図柄(特図)が図柄B,b,C,cの場合、城門の種類及び移行先の演出モードを視認しても、第2確変15R大当り又は非確変15R大当りに当選したのかが分からないようになっている。ただし非確変15R大当り(図柄C,c)に当選した場合よりも、第2確変15R大当り(図柄B,b)に当選した場合のほうが、移行先の演出モードとして高確示唆モードMB2又は高確示唆モードMB3に移行する確率が高い。
In the present embodiment, from the distribution mode of the random value in the ending selection table TH when there is no battle, when the start holding ball that is a probable 15R big hit is not included in the second special figure start holding ball, that is, When “01H (executable)” is not stored as the pre-read information, the game shifts to the high-accuracy determination mode MC only when the jackpot symbol (special symbol) when winning the jackpot lottery is symbol A, a. . In addition, since “no battle” is selected, no battle effect is performed. In addition, when “01H (executable)” is not stored as pre-reading information, and the jackpot symbol (special symbol) when winning the jackpot lottery is symbol B, b, C, c, the type and transition of the castle gate Even if the previous production mode is visually recognized, it is not possible to know whether the
また、先読み情報として「01H(実行可)」が記憶されており、かつ大当り抽選に当選した際の大当り図柄(特図)が図柄B,bの場合、移行先の演出モードとして、先読み情報として「01H(実行可)」が記憶されていない場合には選択されない高確示唆モードMB4〜MB6のうちいずれか1つの演出モードが選択されるようになっている。このため、「高確示唆モードMB4(又は高確示唆モードMB5,MB6)突入!」と表示された場合には、第2特図始動保留球内に確変15R大当りが含まれていることを視認させることができる。なお、先読み情報として「01H(実行可)」が記憶されており、かつ大当り抽選に当選した際の大当り図柄(特図)が図柄A,a,C,cであった場合、先読み情報として「01H(実行可)」が記憶されていないときと同様のエンディングパターンが選択されるようになっている。
In addition, when “01H (executable)” is stored as the pre-reading information, and the big hit symbol (special drawing) when winning the big hit lottery is the symbols B and b, the pre-reading information is used as the transition destination effect mode. When “01H (executable)” is not stored, any one of the high-impact suggestion modes MB4 to MB6 that is not selected is selected. For this reason, when "High accuracy suggestion mode MB4 (or high accuracy suggestion mode MB5, MB6) has entered!" Is displayed, it is visually confirmed that the
次に、統括制御用ROM31bに記憶されているラウンド選択テーブルTIについて図17にしたがって説明する。ラウンド選択テーブルTIは、統括制御用CPU31aが、第8ラウンド目のラウンド遊技から昇格演出を開始させることを決定した場合における第8ラウンド目の演出内容を決定する際に参照するテーブルである。
Next, the round selection table TI stored in the
図17に示すように、ラウンド選択テーブルTIには、特図の大当り図柄毎に、第8ラウンド目のラウンド遊技の具体的な演出内容を特定するラウンドパターンR1,R2の何れかが対応付けられている。 As shown in FIG. 17, the round selection table TI is associated with one of the round patterns R1 and R2 for specifying the specific contents of the round game of the eighth round for each special jackpot symbol. ing.
ラウンドパターンR1は、城門の種類として城門T1を指示し、ラウンドパターンR2は、城門の種類として城門T2を指示している。そして、ラウンド選択テーブルTIでは、各ラウンドパターンに対して、特図の大当り図柄の種類ごとにラウンドパターン振分用乱数の値が所定個数ずつ振り分けられている。具体的に説明すると、ラウンド選択テーブルTIにおいて、大当り抽選に当選した際の大当り図柄(特図)が図柄A,aの場合、ラウンドパターンR1には80個の昇格パターン振分用乱数の値が、ラウンドパターンR2には21個の昇格パターン振分用乱数の値が振り分けられている。また、ラウンド選択テーブルTIにおいて、大当り抽選に当選した際の大当り図柄(特図)が図柄B,b,C,cの場合、ラウンドパターンR1には96個の昇格パターン振分用乱数の値が、ラウンドパターンR2には5個の昇格パターン振分用乱数の値が振り分けられている。 The round pattern R1 indicates the castle gate T1 as the type of castle gate, and the round pattern R2 indicates the castle gate T2 as the type of castle gate. In the round selection table TI, a predetermined number of round pattern distribution random numbers are assigned to each round pattern for each type of jackpot symbol of the special figure. Specifically, in the round selection table TI, when the jackpot symbol (special symbol) at the time of winning the jackpot lottery is symbol A, a, the round pattern R1 has 80 promotion pattern distribution random number values. The round pattern R2 is assigned 21 promotion pattern distribution random numbers. Further, in the round selection table TI, when the jackpot symbol (special symbol) when winning the jackpot lottery is symbols B, b, C, c, the round pattern R1 has 96 promotion pattern distribution random number values. In the round pattern R2, five promotion pattern distribution random numbers are distributed.
次に、統括制御用ROM31bに記憶されている昇格パターンテーブルTJについて図18にしたがって説明する。昇格パターンテーブルTJは、統括制御用CPU31aが昇格演出の実行可を決定した場合に、昇格演出において味方のキャラクタが勝利するか否かを含む、昇格演出の開始からエンディング演出迄の展開(大まかな演出内容)を決定する際に参照するテーブルである。
Next, the promotion pattern table TJ stored in the
図18に示すように、本実施形態の昇格パターンテーブルTJには、味方のキャラクタが勝利するか否かを含め、昇格演出の開始からエンディング演出迄の演出内容を特定可能な昇格パターンとして、昇格パターンUP1、昇格パターンUP2、昇格パターンUP3、及び昇格パターンUP4の4種類の昇格パターンが対応付けられている。昇格パターンUP1は、味方のキャラクタが対戦相手のキャラクタを先制攻撃し、そのまま味方のキャラクタが勝利する昇格成功のパターンとされている。また、昇格パターンUP2は、対戦相手のキャラクタが味方のキャラクタを先制攻撃し、味方のキャラクタが一旦敗北するものの、エンディング演出において逆転勝利する昇格成功のパターンとされている。また、昇格パターンUP3及び昇格パターンUP4は、対戦相手のキャラクタが味方のキャラクタを先制攻撃し、そのまま味方のキャラクタが敗北する昇格失敗のパターンとされている。なお、昇格パターンUP3では、エンディング演出中において、高確確定モードMCが設定される旨のモード報知がなされることで、大当り遊技終了後に確変状態が付与されることを確定的に認識できるようになっており、実質的に昇格成功のパターンとなる。本実施形態では、昇格パターンUP4が、第1のパターンとなり、昇格パターンUP1〜UP2が、第2のパターンとなる。 As shown in FIG. 18, the promotion pattern table TJ of the present embodiment includes a promotion pattern that can specify the contents of the production from the start of the promotion effect to the ending effect, including whether or not the ally character wins. Four types of promotion patterns, that is, pattern UP1, promotion pattern UP2, promotion pattern UP3, and promotion pattern UP4 are associated with each other. The promotion pattern UP1 is a pattern of successful promotion in which an ally character first attacks the opponent character and the ally character wins as it is. Further, the promotion pattern UP2 is a pattern of successful promotion in which the opponent character first strikes the ally character and the ally character is defeated once, but reverse wins in the ending effect. Further, the promotion pattern UP3 and the promotion pattern UP4 are patterns of promotion failure in which the opponent character first attacks the ally character and the ally character is defeated as it is. In addition, in the promotion pattern UP3, during the ending production, a mode notification that the high probability determination mode MC is set is made so that it is possible to definitely recognize that the probability variation state is given after the big hit game is finished. It becomes a pattern of the promotion success substantially. In the present embodiment, the promotion pattern UP4 is the first pattern, and the promotion patterns UP1 to UP2 are the second pattern.
そして、昇格パターンテーブルTJでは、各昇格パターンUP1〜UP4に対して特図の大当り図柄の種類毎に昇格パターン振分用乱数の値が所定個数ずつ振り分けられている。具体的に説明すると、昇格パターンテーブルTJにおいて、大当り抽選に当選した際の大当り図柄(特図)が図柄A,aの場合、昇格パターンUP1には100個の乱数値が、昇格パターンUP2には20個の乱数値が、昇格パターンUP3には17個の乱数値が、昇格パターンUP4には0個の乱数値が振り分けられている。また、昇格パターンテーブルTJにおいて、大当り抽選に当選した際の大当り図柄(特図)が図柄B,b,C,cの場合、昇格パターンUP1〜UP3には0個の乱数値が、昇格パターンUP4には137個の乱数値が振り分けられている。 In the promotion pattern table TJ, a predetermined number of promotion pattern sorting random numbers are assigned to the promotion patterns UP1 to UP4 for each type of special bonus jackpot symbol. More specifically, in the promotion pattern table TJ, when the jackpot symbol (special symbol) when winning the jackpot lottery is symbol A, a, the promotion pattern UP1 has 100 random numbers and the promotion pattern UP2 has Twenty random numbers, 17 random values are assigned to the promotion pattern UP3, and 0 random values are assigned to the promotion pattern UP4. Further, in the promotion pattern table TJ, when the jackpot symbol (special symbol) at the time of winning the jackpot lottery is symbols B, b, C, c, the promotion patterns UP1 to UP3 have 0 random numbers and the promotion pattern UP4. Are assigned 137 random values.
そして、本実施形態の昇格パターンテーブルTJにおける昇格パターン振分用乱数の値の振り分け態様から、大当り図柄(特図)として図柄A,aが決定されている場合には、120/137(87.6%)の確率で昇格成功のパターンを選択する一方で、17/137(12.4%)の確率で昇格失敗のパターンを選択するようになっている。さらに、実質的に昇格成功のパターンとなる昇格パターンUP3を昇格成功のパターンとして捉えた場合、大当り図柄(特図)として図柄A又は図柄aが決定されているときには、137/137(100.0%)の確率で昇格成功のパターンを選択する。その一方で、0/137(0.0%)の確率で昇格失敗のパターンを選択する(即ち、選択しない)ようになっている。即ち、大当り図柄(特図)として図柄A,aが決定されている場合には、昇格失敗のパターンよりも昇格成功のパターンを選択し易くなっている。 When the symbols A and a are determined as jackpot symbols (special symbols) from the distribution mode of the random numbers for promotion pattern distribution in the promotion pattern table TJ of the present embodiment, 120/137 (87. While a promotion success pattern is selected with a probability of 6%), a promotion failure pattern is selected with a probability of 17/137 (12.4%). Further, when the promotion pattern UP3 that is substantially the promotion success pattern is regarded as the promotion success pattern, when the symbol A or the symbol a is determined as the jackpot symbol (special symbol), 137/137 (100.0) %) Probability of promotion success pattern is selected. On the other hand, the promotion failure pattern is selected (ie, not selected) with a probability of 0/137 (0.0%). That is, when the symbols A and a are determined as the jackpot symbol (special symbol), it is easier to select the promotion success pattern than the promotion failure pattern.
また、本実施形態では、特図の大当り図柄として図柄B,b,C,cが決定されている場合、0/137(0.0%)の確率で昇格成功のパターンを選択する一方で、137/137(100.0%)の確率で昇格失敗のパターンを選択するようになっている。即ち、大当り図柄(特図)として図柄B,b,C,cが決定されている場合には、昇格成功のパターンを選択せず、常に昇格失敗のパターンを選択するようになっている。そして、本実施形態では、大当り図柄(特図)として図柄A,aが決定されている場合には、大当り図柄(特図)として図柄B,b,C,cが決定されている場合と比較して、昇格失敗のパターンよりも昇格成功のパターンを選択し易くなっている。したがって、本実施形態では、大当り遊技後の演出モードとして高確確定モードが設定されない大当り(図柄B,b,C,c)に当選した場合には、昇格失敗のパターンを選択する一方で、大当り終了後に高確確定モードが設定される大当り(図柄A,a)に当選した場合には、昇格成功のパターンを選択するようになっている。 Further, in the present embodiment, when symbols B, b, C, and c are determined as jackpot symbols of the special symbol, a pattern of successful promotion is selected with a probability of 0/137 (0.0%). The pattern of promotion failure is selected with a probability of 137/137 (100.0%). That is, when symbols B, b, C, and c are determined as jackpot symbols (special symbols), the promotion success pattern is not selected, and the promotion failure pattern is always selected. In this embodiment, when the symbols A and a are determined as the jackpot symbol (special symbol), the symbols B, b, C, and c are determined as the jackpot symbol (special symbol). Thus, it is easier to select the promotion success pattern than the promotion failure pattern. Therefore, in this embodiment, when a big hit (symbols B, b, C, c) in which the high-definition confirmation mode is not set as the effect mode after the big hit game is won, while selecting a pattern of promotion failure, When winning the big hit (symbol A, a) for which the high-accuracy confirmation mode is set after the completion, the pattern of successful promotion is selected.
次に、統括制御用ROM31bに記憶されている内容振分テーブルTKについて図19にしたがって説明する。内容振分テーブルTKは、統括制御用CPU31aが昇格パターンUP1〜UP4の何れかを決定した場合に、昇格演出の詳細(具体的)な演出内容を決定する際に参照するテーブルである。
Next, the content distribution table TK stored in the
図19に示すように、内容振分テーブルTKには、昇格パターンUP1〜UP4毎に昇格演出の詳細な演出内容が対応付けられている。具体的に説明すると、内容振分テーブルTKにおいて、昇格パターンUP1には、先読み情報として「01H(実行可)」が記憶されているか否かに応じて、「味方のキャラクタが[弱技]で攻撃して勝利」する演出内容と、「味方のキャラクタが[中技]で攻撃して勝利」する演出内容が対応付けられている。さらに、昇格パターンUP1には、「味方のキャラクタが[特殊攻撃]で攻撃して勝利」する演出内容も対応付けられている。また、内容振分テーブルTKにおいて、先読み情報として「01H(実行可)」が記憶されているか否かを問わず、昇格パターンUP2,UP4には、「対戦相手のキャラクタが[弱技]で攻撃して味方のキャラクタが敗北」する演出内容と、「対戦相手のキャラクタが[強技]で攻撃して味方のキャラクタが敗北」する演出内容とが対応付けられている。なお、昇格パターンUP3には、「対戦相手のキャラクタが攻撃して味方のキャラクタが敗北」する演出内容のみが対応付けられている。 As shown in FIG. 19, in the content distribution table TK, detailed effect contents of the promotion effect are associated with each of the promotion patterns UP1 to UP4. More specifically, in the content distribution table TK, “01H (executable)” is stored in the promotion pattern UP1 as pre-reading information, and “the ally character is“ weak skill ”. The production content that “attacks and wins” is associated with the production content that “a friendly character attacks and wins with [medium skill]”. Furthermore, the promotion pattern UP1 is also associated with the content of the effect that “a character of the team attacks and wins with [special attack]”. Further, regardless of whether “01H (executable)” is stored as the prefetch information in the content distribution table TK, the promotion patterns UP2 and UP4 indicate that “the opponent character is attacked with [weak skill]. Then, the effect content that the ally character is defeated and the effect content that the opponent character attacks with [strong skill] and the ally character is defeated are associated with each other. It should be noted that the promotion pattern UP3 is associated with only the effect contents that “the opponent character attacks and the ally character loses”.
そして、内容振分テーブルTKでは、昇格パターンUP1〜UP4毎に対応付けた昇格演出の詳細な演出内容毎に内容振分用乱数の値が所定個数ずつ振り分けられている。本実施形態では、内容振分テーブルTKにおける内容振分用乱数の値の振分態様から、先読み情報として「01H(実行可)」が記憶されており、かつ昇格パターンUP1が決定された場合には「味方のキャラクタが[特殊攻撃]で攻撃して勝利」する演出内容のみが選択されるようになっている。一方、先読み情報として「00H(実行否)」が記憶されており、かつ昇格パターンUP1が決定された場合には「味方のキャラクタが[弱技]で攻撃して勝利」又は「味方のキャラクタが[中技]で攻撃して勝利」する演出内容が選択されるようになっている。また、本実施形態では、昇格パターンUP2が決定された場合には、「対戦相手のキャラクタが[弱技]で攻撃して敗北」する演出内容が選択され易くなっている一方で、昇格パターンUP4が決定された場合には、「対戦相手のキャラクタが[強技]で攻撃して敗北」する演出内容が選択され易くなっている。 In the content distribution table TK, a predetermined number of content distribution random numbers are distributed for each detailed effect content of the promotion effect associated with each of the promotion patterns UP1 to UP4. In the present embodiment, “01H (executable)” is stored as the prefetch information from the distribution mode of the random number for content distribution in the content distribution table TK, and the promotion pattern UP1 is determined. Is selected so that only the contents of the direction where the ally character attacks and wins with [special attack] is selected. On the other hand, when “00H (execution failure)” is stored as the pre-reading information and the promotion pattern UP1 is determined, “the ally character attacks with [weak skill] and wins” or “the ally character is The production content “attack and win in“ middle technique ”” is selected. Further, in the present embodiment, when the promotion pattern UP2 is determined, it is easy to select the production content that “the opponent character attacks and loses with [weak skill]”, while the promotion pattern UP4. Is determined, it is easy to select the production content that “the opponent character attacks and loses with [strong skill]”.
次に、統括制御用ROM31bに記憶されているバトルあり時のエンディング選択テーブルTLについて図20にしたがって説明する。エンディング選択テーブルTLは、統括制御用CPU31aがエンディング演出の演出内容を決定する際に参照するテーブルである。
Next, the ending selection table TL when there is a battle stored in the
図20に示すように、バトルあり時のエンディング選択テーブルTLには、昇格演出の演出内容(昇格パターンUP1〜UP4)と、先読み情報として「01H(実行可)」が記憶されているか否かと、大当り抽選に当選した際の特図の大当り図柄との組み合わせ毎に、エンディング演出の具体的な演出内容を示すエンディングパターンE20〜E30の何れかが対応付けられている。 As shown in FIG. 20, in the ending selection table TL when there is a battle, the effect contents of the promotion effect (promotion patterns UP1 to UP4) and whether or not “01H (executable)” is stored as the prefetch information, Any of the ending patterns E20 to E30 showing the specific content of the ending effect is associated with each combination with the special jackpot symbol of the special figure when winning the big hit lottery.
エンディングパターンE20は、昇格演出の最終結果として「勝利」を報知するとともにモード報知として「高確確定モードMC」を報知する演出内容を示している。また、エンディングパターンE21〜E23は、キャラクタK2〜K4が出現した後、昇格演出の最終結果として「逆転勝利」を報知するとともにモード報知として「高確確定モードMC」を報知する演出内容を示している。エンディングパターンE24は、昇格演出の最終結果として「敗北」を報知するとともにモード報知として「高確確定モードMC」を報知する演出内容を示し、エンディングパターンE25〜E27は、昇格演出の最終結果として「敗北」を報知するとともにモード報知として「高確示唆モードMB1〜MB3」をそれぞれ報知する演出内容を示している。また、エンディングパターンE28〜E30は、昇格演出の最終結果として「敗北」を報知するとともにモード報知として「高確示唆モードMB4〜MB6」をそれぞれ報知する演出内容を示している。 The ending pattern E20 indicates the content of the effect of notifying “win” as the final result of the promotion effect and notifying “highly determined mode MC” as the mode notification. The ending patterns E21 to E23 show the contents of the effect of notifying the “reversal victory” as the final result of the promotion effect after the characters K2 to K4 appear and notifying the “high-confirmation confirmation mode MC” as the mode notification. Yes. The ending pattern E24 indicates the content of the effect of notifying “defeat” as the final result of the promotion effect and notifying “highly determined mode MC” as the mode notification. The ending patterns E25 to E27 indicate “ The contents of the effect of notifying “defeat” and notifying “highly suggestive modes MB1 to MB3” as mode notifications are shown. Further, the ending patterns E28 to E30 indicate the contents of the effect of notifying “defeat” as the final result of the promotion effect and notifying “highly suggestive mode MB4 to MB6” as the mode notification, respectively.
そして、エンディング選択テーブルTLでは、昇格パターンUP1、大当り図柄(特図)の図柄A,aとの組み合わせにはエンディングパターンE20が対応付けられている。また、バトルあり時のエンディング選択テーブルTLでは、昇格パターンUP2、先読み情報としての「01H(実行可)」、大当り図柄(特図)の図柄A,aとの組み合わせにはエンディングパターンE22,E23が対応付けられている。また、バトルあり時のエンディング選択テーブルTLでは、昇格パターンUP2、先読み情報としての「00H(実行否)」、大当り図柄(特図)の図柄A,aとの組み合わせにはエンディングパターンE21のみが対応付けられている。 In the ending selection table TL, the ending pattern E20 is associated with the combination of the promotion pattern UP1 and the jackpot symbol (special symbol) symbols A and a. Further, in the ending selection table TL when there is a battle, there are ending patterns E22 and E23 for the combination of the promotion pattern UP2, “01H (executable)” as prefetch information, and the symbols A and a of the jackpot symbol (special symbol). It is associated. In addition, in the ending selection table TL when there is a battle, only the ending pattern E21 corresponds to the combination of the promotion pattern UP2, “00H (execution failure)” as prefetch information, and the symbols A and a of the jackpot symbol (special symbol). It is attached.
また、バトルあり時のエンディング選択テーブルTLでは、昇格パターンUP3、大当り図柄(特図)の図柄A,aとの組み合わせにはエンディングパターンE24が対応付けられている。また、バトルあり時のエンディング選択テーブルTLでは、昇格パターンUP4、先読み情報としての「00H(実行否)」、大当り図柄(特図)の図柄B,b,C,cとの組み合わせにはエンディングパターンE25〜E27が対応付けられている。また、バトルあり時のエンディング選択テーブルTLでは、昇格パターンUP4,先読み情報としての「01H(実行可)」、大当り図柄(特図)の図柄B,bとの組み合わせにより、エンディングパターンE28〜E30が対応付けられている。つまり、昇格パターンUP4が選択された場合は、エンディング演出によって当該大当りが確変15R大当りとなるか否かが報知されるのではなく、第2特図始動保留球内に確変15R大当りとなる始動保留球が含まれていることが報知されるだけである。 In the ending selection table TL when there is a battle, the ending pattern E24 is associated with the combination of the promotion pattern UP3 and the symbols A and a of the jackpot symbol (special symbol). In addition, in the ending selection table TL when there is a battle, there is an ending pattern for the combination of the promotion pattern UP4, “00H (execution failure)” as prefetch information, and the symbols B, b, C, and c of the jackpot symbol (special symbol) E25 to E27 are associated with each other. In addition, in the ending selection table TL when there is a battle, the ending patterns E28 to E30 are obtained by combining the promotion pattern UP4, “01H (executable)” as the pre-reading information, and the symbols B and b of the jackpot symbol (special symbol). It is associated. That is, when the promotion pattern UP4 is selected, the ending effect does not notify whether or not the big hit will be a probable 15R big hit, but the start hold that becomes the probable 15R big hit in the second special figure start hold ball It is only informed that a sphere is included.
このように、本実施形態におけるバトルあり時のエンディング選択テーブルTLでは、大当り遊技の直前に行われた図柄変動ゲームにおける大当り図柄(特図)の種類及び先読み情報として「01H(実行可)」が記憶されているか否かに応じて対応付けられたエンディングパターンが選択されることで、大当り図柄(大当りの種類)に対応する演出モードを報知するモード報知を含んだエンディングパターンが選択されるようになっている。特に、昇格パターンUP3が選択された場合には、第15ラウンド目迄のラウンド遊技中の昇格演出で味方のキャラクタが敗北するとともに、エンディング演出でも昇格演出の最終結果として「敗北」が報知され、大当り遊技終了後に確変状態が付与されることが確定的に報知されないようになっている。しかしながら、本実施形態では、昇格演出の最終結果の報知後、必ず「高確確定モードMC」が設定される旨の報知がされるようになっている。 As described above, in the ending selection table TL when there is a battle in the present embodiment, “01H (executable)” is used as the type and look-ahead information of the jackpot symbol (special symbol) in the symbol variation game performed immediately before the jackpot game. The ending pattern including the mode notification for notifying the effect mode corresponding to the jackpot symbol (type of jackpot) is selected by selecting the associated ending pattern according to whether it is stored or not. It has become. In particular, when the promotion pattern UP3 is selected, the ally character is defeated in the promotion effect during the round game up to the fifteenth round, and “defeat” is notified as the final result of the promotion effect in the ending effect, The fact that the probability variation state is given after the big hit game is finished is not surely notified. However, in the present embodiment, after the final result of the promotion effect is notified, the notification that the “highly certain mode MC” is set is always made.
次に、統括制御用CPU31aが読み出した確定図柄が非特定図柄であった場合に、ラウンド演出の演出内容、及びエンディング演出の演出内容を決定する非特定図柄大当り処理について、図21に従って説明する。 Next, the non-specific symbol jackpot process for determining the effect content of the round effect and the effect content of the ending effect when the confirmed symbol read by the overall control CPU 31a is a non-specific symbol will be described with reference to FIG.
統括制御用CPU31aは、大当りラウンド処理(図14)で読み出した飾図の種類が非特定図柄([222]、[444]、及び[666]の何れか)であった場合、図21に示す非特定図柄大当り処理を実行するようになっている。 The overall control CPU 31a shows the case where the type of decoration read in the big hit round process (FIG. 14) is a non-specific symbol (any one of [222], [444], and [666]), as shown in FIG. Non-specific symbol jackpot processing is executed.
そして、統括制御用CPU31aは、非特定図柄大当り処理において、入力したラウンドコマンドをもとに、現在のラウンド数を確認する(ステップS320)。なお、統括制御用CPU31aは、第1ラウンド目のラウンド遊技の開始時に、統括制御用RAM31cに記憶された各種乱数の値を取得している。そして、統括制御用CPU31aは、ラウンドコマンドで指定されるラウンド遊技が、第1ラウンド目のラウンド遊技であるか否かを確認する(ステップS321)。ステップS321の判定結果が肯定(第1ラウンド目のラウンド遊技)の場合、統括制御用CPU31aは、図15に示す昇格演出テーブルTGを選択する。そして、統括制御用CPU31aは、昇格演出テーブルTG参照し、大当り抽選に当選した際の特図の大当り図柄の種類、及び取得した昇格演出振分用乱数の値に基づいて、昇格演出の演出内容(昇格演出の実行可否、及び実行する昇格演出の開始ラウンド)を決定する(ステップS322)。これにより、大当り遊技が開始した場合には、第1ラウンド目のラウンド遊技で、昇格演出の有無及び昇格演出の開始ラウンドが決定されることになる。そして、主制御用CPU30aは、昇格演出を実行させる場合、昇格演出テーブルTG(図15)に基づいて決定した昇格演出の開始ラウンドを統括制御用RAM31cに記憶する。
Then, the overall control CPU 31a checks the current number of rounds based on the input round command in the non-specific symbol jackpot processing (step S320). The overall control CPU 31a acquires various random number values stored in the
一方、ステップS321の判定結果が否定(第1ラウンド目のラウンド遊技ではない)の場合、統括制御用CPU31aは、入力したラウンドコマンドをもとに、現在のラウンド遊技が特定のラウンド(本実施形態では第12ラウンド目)であるか否かを判定する(ステップS323)。 On the other hand, if the determination result in step S321 is negative (not the first round game), the overall control CPU 31a determines that the current round game is a specific round (this embodiment) based on the input round command. Then, it is determined whether it is the twelfth round) (step S323).
そして、ステップS323の判定結果が肯定(第12ラウンド目)の場合、統括制御用CPU31aは、図22で示すバトル処理を実行する(ステップS324)。一方、ステップS323の判定結果が否定(第2〜第11,第13〜第15ラウンド目)の場合、統括制御用CPU31aは、通常処理を実行する(ステップS325)。なお、通常処理とは、第1ラウンド目〜第7ラウンド目のラウンド遊技に関しては、昇格演出に関与しない演出(例えば、キャラクタ紹介)を実行させる処理を示し、第8ラウンド目以降のラウンド遊技では、昇格演出の実行を決定した場合において、昇格パターンに定められる内容に基づいた演出を実行させる処理を示す。例えば、統括制御用RAM31cに「8Rからバトル開始」が記憶されているのであれば、統括制御用CPU31aは、第8ラウンド目のラウンド遊技を指定するラウンドコマンドを入力すると、直前の図柄変動ゲームにおける特図の大当り図柄の種類及びラウンドパターン振分用乱数の値に基づいて、図17に示すラウンド選択テーブルTIの中からいずれか1つのラウンドパターンを決定する。
If the determination result of step S323 is affirmative (the 12th round), the overall control CPU 31a executes the battle process shown in FIG. 22 (step S324). On the other hand, if the determination result of step S323 is negative (second to eleventh, thirteenth to fifteenth rounds), the overall control CPU 31a executes normal processing (step S325). The normal process refers to a process of executing an effect (for example, character introduction) that is not related to the promotion effect for the first to seventh round games. In the round games after the eighth round, When the execution of the promotion effect is determined, a process for executing the effect based on the content defined in the promotion pattern is shown. For example, if “battle start from 8R” is stored in the
なお、統括制御用CPU31aは、確定図柄として決定した飾図の種類が確変図柄([111]、[333]、[555]、[777]の何れか)である場合、確変図柄用のオープニング演出の演出内容を決定する。また、統括制御用CPU31aは、第1〜第15ラウンド目迄の各ラウンドコマンドを入力する毎に、ラウンド演出の演出内容として昇格演出の演出内容とは異なる確変図柄用の演出内容を決定する。また、統括制御用CPU31aは、エンディングコマンドを入力すると、統括制御用RAM31cに記憶された情報を参照し、直前の図柄変動ゲームにおいて特別図柄指定コマンドで指定された特図の大当り図柄(停止図柄)の種類を確認する。そして、統括制御用CPU31aは、確認した特図の大当り図柄の種類と「昇格演出なし」の演出内容とに基づき、エンディング演出の演出内容を決定するようになっている。
The overall control CPU 31a, when the type of decoration determined as the confirmed symbol is a probability variable symbol ([111], [333], [555], or [777]), the opening effect for the probability variable symbol. Determine the content of the production. In addition, every time the first to fifteenth round commands are input, the overall control CPU 31a determines an effect content for a probable variation pattern that is different from the effect content of the promotion effect as the effect content of the round effect. When the ending command is input, the overall control CPU 31a refers to the information stored in the
また、統括制御用CPU31aは、ステップS322において、「バトルなし」を決定した場合、第1〜第15ラウンド目迄の各ラウンドコマンドを入力するたびにラウンド演出の演出内容として昇格演出の演出内容とは異なる非特定図柄用の演出内容を決定する。 In addition, when the CPU 31a for overall control determines “no battle” in step S322, the content of the promotion effect as the effect content of the round effect every time each round command from the first to the 15th round is input. Determines the contents of the production for different non-specific symbols.
次に、バトル演出の演出内容を決定する際に実行するバトル処理について図22にしたがって説明する。
バトル処理において統括制御用CPU31aは、図13のステップS302又はステップS305で設定した先読み情報を、統括制御用RAM31cから読み出し、当該情報を確認する(ステップS330)。そして、統括制御用CPU31aは、統括制御用RAM31cから読み出した先読み情報が「01H(実行可)」を示す情報であり、かつ第1確変15R大当りへの当選に基づく大当り遊技の実行中であるか否かを判定する(ステップS331)。なお、ステップS330で示す処理とは別に、統括制御用CPU31aは直前の図柄変動ゲームにおける特図の大当り図柄の種類及び昇格パターン振分用乱数の値に基づいて、図18に示す昇格パターンテーブルTJの中からいずれか1つの昇格パターンを決定するようになっている。
Next, the battle process performed when determining the content of the battle effect will be described with reference to FIG.
In the battle process, the overall control CPU 31a reads the prefetch information set in step S302 or S305 in FIG. 13 from the
そして、ステップS331の判定結果が肯定(先読み情報が「01H(実行可)」かつ第1確変15R大当りへの当選に基づく大当り遊技中)の場合、統括制御用CPU31aは、図19に示す内容振分テーブルTKを参照し、「特殊攻撃」を選択する(ステップS332)。具体的には、直前の図柄変動ゲームにおいて特別図柄指定コマンドで指定された特図の大当り図柄が特図A,aの場合に昇格パターンUP1が選択され、かつ先読み情報として「01H(実行可)」が設定されている場合は、必ず「特殊攻撃」が選択されるように乱数値が振り分けられているので、必ず「特殊攻撃」を選択することになる。一方、ステップS331の判定結果が否定(先読み情報が「00H(実行否)」、又は先読み情報が「01H(実行可)」であるが、第1確変15R大当りへの当選に基づく大当り遊技中ではない)の場合、統括制御用CPU31aは、図19に示す内容振分テーブルTKを参照し、昇格パターンに応じた昇格演出の演出内容を決定する(ステップS333)。具体的には、昇格パターンUP1が選択されるとともに、先読み情報が「00H(実行否)」であった場合、統括制御用CPU31aは、図19に示す内容振分テーブルTKを参照し、「弱攻撃」又は「中攻撃」を選択する。詳しくは、昇格パターンUP1が選択されるとともに、先読み情報が「00H(実行否)」であった場合、「弱攻撃」又は「強攻撃」にしか乱数値が振分けられていないので、「特殊攻撃」は選択し得ないようになっている。また、選択した昇格パターンが、昇格パターンUP1ではなかった場合も、統括制御用CPU31aは、図19に示す内容振分テーブルTKを参照し、昇格パターンの種類と乱数の振分値に応じて昇格演出の演出内容を決定する(ステップS333)。その後、統括制御用CPU31aは、選択した各パターンを指示する指定コマンドを統括制御用RAM31cに設定し、バトル処理を終了する。
If the determination result in step S331 is affirmative (the prefetch information is “01H (executable)” and the jackpot game is based on winning the
このように、先読み情報が「01H(実行可)」であって、かつ昇格パターンUP1を選択した場合、「特殊攻撃」(図19)が選択されるので、当該演出内容で昇格演出が実行された場合には、第2特図始動保留球内に確変15R大当りが含まれていることを視認させることができる。また、図13で説明したように、ステップS303では、大当り遊技中に事前判定コマンドで指定される特図の大当り図柄が「特図b」に分類される特図である場合も、先読み情報として「01H(実行可)」を設定する。したがって、確変15R大当りに当選後、始動保留球の上限数(本実施形態では「4」)の図柄変動ゲームが実行されるまでの間に非確変15R大当りとなる始動保留球が含まれている場合には、「特殊攻撃」で昇格演出が実行されないようになっている。これにより、確変15R大当りとなる図柄変動ゲームに基づく大当り遊技中に、第2特図始動保留球内に大当りが含まれていることが報知されたが、大当り遊技終了後、第2特図始動保留球の上限数内の図柄変動ゲームで非確変15R大当りに当選し、確変状態が終了してしまうということがなくなる。
As described above, when the prefetch information is “01H (executable)” and the promotion pattern UP1 is selected, the “special attack” (FIG. 19) is selected, so that the promotion effect is executed with the content of the effect. In such a case, it can be visually recognized that the
また、大当り遊技中は、大当り抽選の抽選確率状態が低確率抽選状態となっている。そして、例えば、大当り抽選の抽選確率状態が高確率抽選状態となっている際に非確変15R大当りに当選したとする。そして、非確変15R大当りへの当選に基づく大当り遊技の開始前までに記憶されていた第2特図始動保留球に対応付けて記憶される大当り判定用乱数の値が「30」であったとする。この場合、当該大当り判定用乱数の値「30」は、高確率抽選状態となっている場合には、大当りと判定される乱数値となる。しかしながら、非確変15R大当りに当選したことに基づき、大当り遊技終了後の図柄変動ゲームの開始直前に大当り判定が実行されると、大当り遊技終了後は低確率抽選状態となる。したがって、大当り判定用乱数の値「30」は、低確率抽選状態となっている場合には、はずれと判定される乱数値となるため、大当り遊技の前後で大当り判定の判定結果が異なってしまう。したがって、本実施形態のパチンコ遊技機10では、確変状態が付与されているときに当選した大当りに基づく大当り遊技の実行中に、先読み情報として「00H(実行否)」が記憶されている場合は、報知演出を実行しないように規制している。
In addition, during the big hit game, the lottery probability state of the big hit lottery is in a low probability lottery state. And, for example, suppose that when the lottery probability state of the big hit lottery is in a high probability lottery state, the player wins an uncertain variable 15R big hit. Then, it is assumed that the value of the big hit determination random number stored in association with the second special figure starting holding ball stored before the start of the big hit game based on the winning of the non-probability variable 15R big hit is “30”. . In this case, the value “30” of the jackpot determination random number is a random value determined to be a jackpot when the lottery is in the high probability lottery state. However, if the big hit determination is executed immediately before the start of the symbol variation game after the big hit game is ended based on the fact that the
次に、エンディング演出の演出内容を決定する際に実行するエンディング処理について図23にしたがって説明する。
エンディング処理において統括制御用CPU31aは、エンディング演出の開始時、すなわち、主制御用CPU30aからエンディングコマンドを入力すると、エンディング処理を実行する。そして、エンディング処理において統括制御用CPU31aは、図13のステップS302又はステップS305で設定した先読み情報を、統括制御用RAM31cから読み出し、当該情報を確認する(ステップS340)。そして、統括制御用CPU31aは、統括制御用RAM31cから読み出した先読み情報が「01H(実行可)」を示す情報であるか否かを判定する(ステップS341)。ステップS341の判定結果が肯定(先読み情報が「01H(実行可)」)の場合、統括制御用CPU31aは、図16又は図20を参照し、エンディングパターン振分用乱数の値に基づいて先読み情報が「01H(実行可)」を示す情報である場合に選択し得るエンディングパターンを決定する(ステップS342)。
Next, the ending process executed when determining the contents of the ending effect will be described with reference to FIG.
In the ending process, the overall control CPU 31a executes the ending process when the ending effect is started, that is, when an ending command is input from the
具体的には、第1ラウンド目のラウンド遊技の開始時に「バトルなし」が決定された場合、図16に示すバトルなし時のエンディング選択テーブルTHの中から、直前の図柄変動ゲームにおいて特別図柄指定コマンドで指定された特図の大当り図柄の種類及び先読み情報として「01H(実行可)」が設定されているか否かに応じて、エンディングパターンが選択される。そして、先読み情報として「01H(実行可)」が設定されている場合には、直前の図柄変動ゲームにおいて特別図柄指定コマンドで指定された特図の大当り図柄が特図B,bであった場合のみ高確示唆モードMB4〜MB6が選択可能となっている。 Specifically, when “no battle” is determined at the start of the first round game, a special symbol designation is made in the immediately preceding symbol variation game from the ending selection table TH at the time of no battle shown in FIG. The ending pattern is selected depending on the type of jackpot symbol specified by the command and whether or not “01H (executable)” is set as the prefetch information. If “01H (executable)” is set as the pre-read information, the special symbol jackpot symbol designated by the special symbol designation command in the immediately preceding symbol variation game is the special symbol B or b. Only the high suggestion modes MB4 to MB6 can be selected.
また、第1ラウンド目のラウンド遊技の開始時に「8Rからバトル開始」又は「11Rからバトル開始」が決定された場合、図20に示すバトルあり時のエンディング選択テーブルTLの中から、直前の図柄変動ゲームにおいて特別図柄指定コマンドで指定された特図の大当り図柄の種類、先読み情報として「01H(実行可)」が設定されているか否か、及び昇格パターンの種類に応じて、エンディングパターンが選択される。そして、昇格パターンUP1が選択された場合には、直前の図柄変動ゲームにおいて特別図柄指定コマンドで指定された特図の大当り図柄が特図A,aであった場合のみ高確確定モードMCが選択可能となっている。また、昇格パターンUP2が選択された場合には、直前の図柄変動ゲームにおいて特別図柄指定コマンドで指定された特図の大当り図柄が特図A,aであった場合のみ高確確定モードMCが選択可能となっている。また、昇格パターンUP3が選択された場合には、直前の図柄変動ゲームにおいて特別図柄指定コマンドで指定された特図の大当り図柄が特図A,aであった場合のみ高確確定モードMCが選択可能となっている。また、先読み情報として「01H(実行可)」が設定されており、かつ昇格パターンUP4が選択された場合には、直前の図柄変動ゲームにおいて特別図柄指定コマンドで指定された特図の大当り図柄が特図B,bであった場合のみ高確示唆モードMB4〜MB6が選択可能となっている。 Also, if “start battle from 8R” or “start battle from 11R” is determined at the start of the first round game, the previous symbol from the ending selection table TL when there is a battle shown in FIG. The ending pattern is selected according to the type of special jackpot symbol specified by the special symbol designation command in the floating game, whether or not “01H (executable)” is set as the prefetch information, and the type of promotion pattern Is done. When the promotion pattern UP1 is selected, the high-accuracy confirmation mode MC is selected only when the big hit symbol of the special symbol designated by the special symbol designation command in the immediately preceding symbol variation game is the special symbol A, a. It is possible. In addition, when the promotion pattern UP2 is selected, the high-accuracy confirmation mode MC is selected only when the big hit symbol of the special symbol designated by the special symbol designation command in the immediately preceding symbol variation game is the special symbol A, a. It is possible. In addition, when the promotion pattern UP3 is selected, the high-accuracy confirmation mode MC is selected only when the big hit symbol of the special symbol designated by the special symbol designation command in the immediately preceding symbol variation game is the special symbol A, a. It is possible. When “01H (executable)” is set as the pre-read information and the promotion pattern UP4 is selected, the special symbol jackpot symbol designated by the special symbol designation command in the immediately preceding symbol variation game is displayed. The high accuracy suggestion modes MB4 to MB6 can be selected only in the case of the special drawings B and b.
一方、ステップS341の判定結果が否定(先読み情報が「00H(実行否)」)の場合、統括制御用CPU31aは、図16又は図20を参照し、エンディングパターン振分用乱数の値に基づいて先読み情報が「00H(実行否)」を示す情報である場合に選択し得るエンディングパターンを決定する(ステップS343)。具体的には、第1ラウンド目のラウンド遊技の開始時に「バトルなし」が決定され、かつ先読み情報として「00H(実行否)」が設定されている場合には、直前の図柄変動ゲームにおいて特別図柄指定コマンドで指定された特図の大当り図柄が特図B,bであったとしても、高確示唆モードMB1〜MB3のいずれかが選択され、高確示唆モードMB4〜MB6は選択されないようになっている。また、「昇格演出の実行」が決定されたが、先読み情報として「00H(実行否)」が設定されており、かつ昇格パターンUP2が選択された場合には、直前の図柄変動ゲームにおいて特別図柄指定コマンドで指定された特図の大当り図柄が特図A,aであった場合のみ高確確定モードMCが選択可能となっている。また、「昇格演出の実行」が決定されたが、先読み情報として「00H(実行否)」が設定されており、かつ昇格パターンUP4が選択された場合には、直前の図柄変動ゲームにおいて特別図柄指定コマンドで指定された特図の大当り図柄が特図B,b,C,cであった場合、高確示唆モードMB1〜MB3が選択可能となっている。その後、統括制御用CPU31aは、選択した各パターンを指示する指定コマンドを統括制御用RAM31cに設定し、バトル処理を終了する。
On the other hand, if the determination result in step S341 is negative (the look-ahead information is “00H (execution failure)”), the overall control CPU 31a refers to FIG. 16 or FIG. 20 based on the value of the ending pattern distribution random number. An ending pattern that can be selected when the pre-read information is information indicating "00H (execution failure)" is determined (step S343). Specifically, when “no battle” is determined at the start of the first round game, and “00H (execution failure)” is set as the prefetch information, a special game in the immediately preceding symbol variation game is performed. Even if the jackpot symbol of the special figure designated by the symbol designation command is the special figure B or b, one of the high-accuracy suggestion modes MB1 to MB3 is selected, and the high-accuracy suggestion modes MB4 to MB6 are not selected. It has become. In addition, when “execution of promotion effect” is determined, but “00H (execution rejected)” is set as the prefetch information and the promotion pattern UP2 is selected, a special symbol is displayed in the immediately preceding symbol variation game. The high-accuracy confirmation mode MC can be selected only when the big hit symbol of the special figure designated by the designated command is the special figure A, a. In addition, when “execution of promotion effect” is determined, but “00H (execution failure)” is set as the prefetch information and the promotion pattern UP4 is selected, a special symbol is displayed in the immediately preceding symbol variation game. When the jackpot symbol of the special figure designated by the designated command is the special figure B, b, C, c, the high probability suggestion modes MB1 to MB3 can be selected. Thereafter, the overall control CPU 31a sets a designation command for designating each selected pattern in the
このように、先読み情報が「01H(実行可)」であって、かつ昇格パターンUP4が選択された場合、「特殊攻撃」も実行されないし、味方のキャラクタが敗北する内容で昇格演出が実行される。ただし、エンディング演出において、第2特図始動保留球内に確変15R大当りとなる始動保留球が含まれている場合にしか設定されない高確示唆モードMB4〜MB6のうちいずれか1つが選択されるようになっている。したがって、大当り遊技中に特殊攻撃が実行されなかった場合であっても、エンディング演出において、高確示唆モードMB4〜MB6のうちいずれか1つが報知された場合には、第2特図始動保留球内に確変15R大当りが含まれていることを視認させることができる。本実施形態では、エンディング演出において、高確示唆モードMB4〜MB6の何れかに移行する旨を報知する演出が、特殊報知演出となる。
As described above, when the pre-read information is “01H (executable)” and the promotion pattern UP4 is selected, the “special attack” is not executed, and the promotion effect is executed with the content that the ally character loses. The However, in the ending effect, any one of the high-accuracy suggestion modes MB4 to MB6 that is set only when the start holding ball that is likely to change 15R big hit is included in the second special figure start holding ball is selected. It has become. Therefore, even if a special attack is not executed during the big hit game, when any one of the high suggestion modes MB4 to MB6 is notified in the ending effect, the second special figure start holding ball It can be visually recognized that the
そして、表示制御用CPU32aは、統括制御用CPU31aから、ラウンド演出中及びエンディング演出中に実行させる演出内容を特定する指定コマンドを入力すると、当該指定コマンドで指示される内容(演出内容及び演出を実行させるラウンド)にしたがって、昇格演出及びエンディング演出を実行させるように演出表示装置22の表示内容を制御する。なお、表示制御用CPU32aは、「特殊攻撃」での攻撃を、第15ラウンド目のラウンド遊技で実行させるように演出表示装置22の表示内容を制御する。
When the
次に、大当り遊技中の昇格演出の実行態様について、図24にしたがって説明する。
図24(a)は、第2特図始動保留球内に確変15R大当りが含まれていることを特殊攻撃の実行により報知する態様を示し、図24(b)は、第2特図始動保留球内に確変15R大当りが含まれていることを、エンディング演出により報知する態様を示している。
Next, the execution mode of the promotion effect during the big hit game will be described with reference to FIG.
FIG. 24 (a) shows a mode of notifying that the
図24(a)に示すように、確変状態が付与されており、かつ第2特図保留記憶数の値が「2」である場合に第1確変15R大当り(図柄a)に当選したとする。この場合、図柄変動ゲームの終了後に大当り遊技が開始される(時点a1)。そして、第1ラウンド目のラウンド遊技において、「11Rでバトル開始」とすることが決定されたとする。その後、第1ラウンド目のラウンド遊技から順にラウンド遊技が実行され、第5ラウンド目までに第2始動入賞口26に遊技球が入賞し、第2特図保留記憶数の値が「3」になったとする(時点a2)。
As shown in FIG. 24 (a), when the probability variation state is given and the value of the second special figure reservation storage number is “2”, it is assumed that the
また、3球目の第2特図始動保留球が入賞した時点で、事前判定処理(図11)において「第1確変15R大当り」と判定されたとする。この場合、統括制御用CPU31aは、昇格パターンとして昇格パターンUP1を選択していたとすると、第12ラウンド目の開始時に統括制御用RAM31cから先読み情報を読み出し、当該情報として「01H(実行可)」が設定されていることに基づいて、「特殊攻撃」を選択することになる。これにより、第15ラウンド目のラウンド遊技において、味方のキャラクタが「特殊攻撃」で対戦相手のキャラクタを攻撃する演出が実行され(時点a3)、当該演出内容により、遊技者は第2特図始動保留球内に確変15R大当りが含まれていることを認識することになる。そして、大当り遊技終了後、1回目及び2回目の図柄変動ゲームでは、はずれとなる図柄変動ゲームが実行されるが、大当り遊技終了後、3回目の図柄変動ゲームでは、大当りとなる図柄変動ゲームが実行されるとともに、3回目の図柄変動ゲームの終了後に実行される大当り遊技の終了後、再度、確変状態が付与されることになる(時点a4)。そして、このような流れで遊技が実行された場合、今回の大当りが第1確変15R大当りであることに加え、第2特図始動保留球の中にも確変15R大当りとなる始動保留球が含まれていることが、確認可能となる。
Further, it is assumed that it is determined as “
また、図24(b)では、確変状態が付与されており、かつ第2特図保留記憶数の値が「2」である場合に第2確変15R大当り(図柄b)に当選したとする。この場合、図柄変動ゲームの終了後に大当り遊技が開始される(時点b1)。そして、第1ラウンド目のラウンド遊技において、「8Rでバトル開始」とすることが決定されたとする。その後、第1ラウンド目のラウンド遊技から順にラウンド遊技が実行され、第13ラウンド目までに第2始動入賞口26に遊技球が入賞せず、第13ラウンド目のラウンド遊技の実行中に第2始動入賞口26に遊技球が1個入賞し、第2特図保留記憶数の値が「3」になったとする(時点b2)。また、3球目の第2特図始動保留球が入賞した時点で、事前判定処理(図11)において「第2確変15R大当り」と判定されたとする。
In FIG. 24B, it is assumed that the probability variation state is given and the
この場合、統括制御用CPU31aは、昇格パターンとして昇格パターンUP4を選択していたとすると、エンディング演出の開始時に統括制御用RAM31cから先読み情報を読み出し、当該情報として「01H(実行可)」が設定されていることに基づいて、高確示唆モードMB4〜MB6のうちいずれか1つを選択することになる。これにより、エンディング演出で、高確示唆モードMB4〜MB6のうちいずれか1つの演出モードに移行する旨が報知され(時点b3)、当該演出内容により、遊技者は第2特図始動保留球内に確変15R大当りが含まれていることを認識することになる。そして、大当り遊技終了後、1回目及び2回目の図柄変動ゲームでは、はずれとなる図柄変動ゲームが実行されるが、大当り遊技終了後、3回目の図柄変動ゲームでは、大当りとなる図柄変動ゲームが実行されるとともに、3回目の図柄変動ゲームの終了後に実行される大当り遊技の終了後、再度、確変状態が付与されることになる(時点b4)。
In this case, if the overall control CPU 31a selects the promotion pattern UP4 as the promotion pattern, the pre-read information is read from the
以上説明したように、上記実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)大当り抽選に当選した場合、大当り中に記憶されている遊技球の中で、大当りの先読みを行う。これにより、始動保留球内に大当りとなる始動保留球が含まれている場合には、遊技者が事前に知りたいという欲求を強く抱いている事柄(本実施形態では、第2特図始動保留球の中に確変15R大当りとなる始動保留球が含まれているか)に対応した報知演出(本実施形態では、「特殊攻撃」による攻撃、又は高確示唆モードMB4〜MB6へ移行する旨の報知)を行い、遊技者の興趣を十分に高めることができる。この際、始動保留球内に大当りとなる始動保留球が含まれているからといっても、例えば、確変15R大当りを得たにもかかわらず、次回大当りが非確変15R大当りとなることを報知演出によって報知してしまうと、大当り抽選に当選し易い確変状態の終了を報知することと同等となってしまい、遊技者の興趣が低下してしまう。これにより、大当り遊技終了後の大当り判定値の数が減少しない大当り(本実施形態では、確変状態が付与されている場合において確変15R大当りに当選すること)となる図柄変動ゲームを特定する始動保留球が含まれている場合には、報知演出を実行することで大当りが連続して付与される安心感を与えることができる。
As described above, according to the above embodiment, the following operational effects can be achieved.
(1) When winning the big hit lottery, the big hit prefetch is performed among the game balls stored during the big hit. As a result, when the start hold ball that is a big hit is included in the start hold ball, the fact that the player has a strong desire to know in advance (in this embodiment, the second special figure start hold) Notification effect (in this embodiment, an attack caused by a “special attack” or a notification indicating the transition to the high accuracy suggestion mode MB4 to MB6) ) To sufficiently enhance the interest of the player. At this time, for example, even if the start hold ball that is a big hit is included in the start hold ball, for example, the fact that the next big hit becomes the
(2)第2特図始動保留球内に確変15R大当りとなる始動保留球が含まれている場合、大当り遊技が終了した後、始動保留球内に確変15R大当りとなる図柄変動ゲームが実行されることが確約されるので、次回いつ大当りに当選するのか分からない状態で遊技を行う場合よりも安心感を与えることができる。 (2) When a start holding ball that will be a 15R jackpot will be included in the second special figure start holding ball, after the big hit game is finished, a symbol variation game that will be a 15R jackpot will be executed in the start holding ball. It is possible to give a sense of security more than when playing a game without knowing when to win the big hit next time.
(3)確変状態が付与されているときに確変15R大当りに当選し、且つ当該確変15R大当りへの当選に基づく大当り遊技中の第2特図始動保留球の中に確変15R大当りとなる始動保留球が含まれている場合、報知演出の実行可が決定されるようにした。これにより、大当り遊技の前後における抽選確率状態が連続して高確率抽選状態となるので、高確率抽選状態が継続する安心感を与えることができる。
(3) When the probability variation state is granted, the winning variation is 15R big hit, and the second special figure starting suspension ball in the big hit game based on the winning to the
(4)大当り遊技中の特定のラウンド遊技(本実施形態では第12ラウンド目のラウンド遊技)において報知演出が実行されるので、大当り遊技が多数の賞球を獲得させるために複数回のラウンド遊技を消化するという単調な遊技の繰り返しではなくなり、特定のラウンド遊技における演出内容に注目させることができる。 (4) Since the notification effect is executed in a specific round game (the 12th round game in the present embodiment) during the big hit game, multiple round games are made so that the big hit game can acquire a large number of prize balls. It is no longer a monotonous game repetitive game, but it is possible to focus attention on the contents of the performance in a specific round game.
(5)確変15R大当りに当選している場合、昇格パターンUP4に基づいて遊技者にとって不利となる「敗北」が報知されたとしても、エンディング中に高確示唆モードMB4〜MB6のいずれかへ移行する旨を報知可能としたので、昇格パターンUP4に基づいて「敗北」が報知された後でも、第2特図始動保留球内に確変15R大当りが含まれていることに対して期待を持たせることができる。
(5) If the winning 15R jackpot is won, even if a “defeat” that is disadvantageous to the player is notified based on the promotion pattern UP4, the mode is shifted to one of the high suggestion modes MB4 to MB6 during the ending. Since it is possible to notify the fact that it will be performed, even after “defeat” is notified based on the promotion pattern UP4, it is expected that the
(6)大当り遊技中の第2特図始動保留球内に大当りとなる図柄変動ゲームが含まれているか否かの報知演出の実行態様は、特定のラウンド遊技(本実施形態では第12ラウンド目のラウンド遊技)開始時よりも前に第2始動入賞口26によって遊技球の入賞が検知されたか否かによって異なるので、報知態様が多様化する。
(6) The execution mode of the notification effect of whether or not the symbol variation game that is a big hit is included in the second special figure start holding ball during the big hit game is a specific round game (the 12th round in this embodiment) The round of game) differs depending on whether or not a game ball winning is detected by the second
(7)昇格パターンUP2,UP3を設定することにより、遊技者にとって不利となる「敗北」が報知されたとしても、直前の大当りの図柄変動ゲームが確変15R大当りであることに対して期待を持たせることができる。
(7) By setting promotion patterns UP2 and UP3, even if a “defeat” that is disadvantageous to the player is notified, there is an expectation that the immediately preceding symbol variation game is a
(8)バトルの開始ラウンドを第8ラウンド目と第11ラウンド目の2種類に設定したことにより、演出態様を多様化することができるとともに、バトル開始ラウンドに応じて、確変15R大当りへの昇格率に変化を持たせることができ、バトル開始ラウンドについても注目させることができる。 (8) By setting the battle start rounds to the 8th and 11th rounds, the production mode can be diversified and promoted to a 15% jackpot depending on the battle start round. The rate can be changed and attention can be paid to the battle start round.
(9)第2特図始動保留球内に確変15R大当りとなる始動保留球が含まれていることを大当り遊技中に報知するようにしたので、少なくとも始動保留球内の図柄変動ゲームを消化すれば大当りとなるので、遊技者に安心感を与えることができる。 (9) Since it is notified during the big hit game that the second special figure start hold ball contains a start hold ball that will be a promising 15R big hit, digest at least the symbol variation game in the start hold ball Since it is a big hit, it can give the player a sense of security.
(10)特別図柄1及び特別図柄2を用いるパチンコ遊技機10において、特別図柄2に係る事前判定コマンドを入力した場合、大当り遊技中に第2特図始動保留球内に確変15R大当りとなる始動保留球が含まれていることを報知するようにした。本実施形態では、第2特別図柄変動ゲームを優先的に実行するようにしており、かつ第2特別図柄変動ゲームの実行回数が増えるのは、変短状態が付与されている場合となる。そして、本実施形態で設定した大当りの種類を考慮すると、変短状態は、確変15R大当りに当選している際に付与されるケースが多い。したがって、大当り遊技中に「特殊攻撃」による攻撃、又はエンディング演出中に高確示唆モードMB4〜MB6へ移行する旨が報知された場合、確変状態が連続することを示唆することにもなるので、確変状態が継続して付与されることに期待を持たせることができる。
(10) In the
なお、上記実施形態は、以下の様に変形してもよい。
・ 実施形態において、バトル開始ラウンドは第8ラウンド目又は第11ラウンド目のラウンド遊技に限られず、任意に変更しても良い。なお、バトル開始ラウンドが遅ければ遅いほど、報知演出の実行タイミングも遅くなり、第2特図始動保留球内に確変15R大当りとなる始動保留球が含まれている場合には、報知演出が実行される機会が増える。
The above embodiment may be modified as follows.
-In embodiment, a battle start round is not restricted to the round game of the 8th round or the 11th round, You may change arbitrarily. Note that the later the battle start round is, the slower the execution timing of the notification effect is, and the notification effect is executed when the second special figure start reservation ball contains a start hold ball that is a probable 15R big hit. More opportunities will be added.
・ 実施形態において、第12ラウンド目のラウンド遊技以降に第2始動入賞口26に入賞した始動保留球が確変15R大当りとなる始動保留球であった場合、昇格パターンUP1〜UP4を選択することなく、エンディング演出の開始時にエンディングパターンのみを選択するようにしても良い。
In the embodiment, when the starting holding ball that has won the second
・ 実施形態において、「特定演出」を「特殊攻撃による攻撃」とするとともに、昇格パターンUP2〜UP4が選択された場合であっても「特殊攻撃による攻撃」を選択可能なように構成し、「特殊攻撃」で攻撃したにもかかわらず敗北した場合は、エンディング演出において高確示唆モードMB4〜MB6へ移行する旨を報知するか否かを決定するようにしても良い。 In the embodiment, the “specific effect” is set to “attack by special attack”, and even when the promotion patterns UP2 to UP4 are selected, the “attack by special attack” can be selected. If the player loses despite the “special attack” attack, it may be determined whether or not to notify the high-impact suggestion mode MB4 to MB6 in the ending effect.
・ 実施形態では、特定ラウンドを第12ラウンド目のラウンド遊技としたが、特定ラウンドは第12ラウンド目のラウンド遊技に限られないし、特定ラウンドが2種類以上設定されていても良い。 In the embodiment, the specific round is the round game of the twelfth round, but the specific round is not limited to the round game of the twelfth round, and two or more types of specific rounds may be set.
・ 実施形態において、確変状態が付与されていないときに非確変15R大当りに当選し、且つ当該非確変15R大当りへの当選に基づく大当り遊技が終了する迄に、始動保留球内に非確変15R大当りとなる始動保留球が含まれている場合も、報知演出の実行可を決定しても良い。これにより、少なくとも大当り遊技が継続することが確約されるので、遊技者に安心感を与えることができる。また、確変状態が付与されていないときに非確変15R大当りに当選し、且つ当該非確変15R大当りへの当選に基づく大当り遊技が終了する迄に、始動保留球内に確変15R大当りとなる始動保留球が含まれている場合も、報知演出の実行可を決定しても良い。これにより、大当り遊技が継続することと確変15R大当りの当選することが確約されるので、遊技者に安心感を与えることができる。
-In the embodiment, when the probability variation state is not given, the
・ 実施形態において、報知演出の実行契機を、確変状態が付与されているときに確変15R大当りに当選し、且つ当該確変15R大当りへの当選に基づく大当り遊技が終了する迄に、始動保留球内に確変15R大当りとなる始動保留球が含まれている場合に限定しても良い。
-In the embodiment, when the probable change state is given in the embodiment, the
・ 実施形態において、大当り遊技の種類は、第1確変15R大当り、第2確変15R大当り、及び非確変15R大当りの3種類に限られず、任意に変更しても良い。例えば、第1確変15R大当りと非確変15R大当りだけが付与されるパチンコ遊技機としても良い。また、大当り遊技のラウンド数、変短状態が付与される図柄変動ゲーム数を変更しても良い。例えば、10ラウンドの大当り遊技を付与しても良いし、大当り遊技後、50回の図柄変動ゲームが終了するまで変短状態を付与しても良い。また、規定ラウンド数を「1回」に設定し、当り遊技終了後の遊技状態を、当り抽選の当選時における遊技状態で継続させる小当りや、規定ラウンド数が「2回」に設定されているとともに、大当り遊技終了後に確変状態を付与する確変2R大当りを設定しても良い。ただし、確変2R大当りは、通常、確変15R大当りや非確変15R大当りに比して、1回のラウンド遊技時間が短く設定されているので、始動保留球内に確変2R大当りとなる始動保留球が含まれている場合に報知演出を実行可となるようにしても良いが、確変2R大当りのラウンド遊技中には報知しないことが好ましい。
In the embodiment, the type of jackpot game is not limited to the three types of
・ 実施形態では、報知演出として「特殊攻撃」による攻撃、又は高確示唆モードMB4〜MB6へ移行する旨の報知としたが、その他の態様で実行されるようにしても良い。例えば、特殊攻撃の種類を増加させたり、スピーカ17a〜17cによる音声報知、又は各枠用ランプ部16a〜16cによる発光報知でも良い。
In the embodiment, as a notification effect, an attack by a “special attack” or a notification that the high-impact suggestion mode MB4 to MB6 is shifted is used, but may be executed in other modes. For example, the types of special attacks may be increased, sound notifications by the
・ 実施形態において、主制御用CPU30aは、第1始動入賞口25への遊技球の入賞検知を契機として、図11に示す手順と同様に事前判定処理を実行し、特別図柄1に係る事前判定コマンド(例えば、DBxxH)を作成するようにしても良い。さらに、主制御用CPU30aは、特別図柄1,2に係る事前判定コマンドと同時に、特図保留記憶数を特定可能な事前判定コマンドも作成するようにする。そして、特別図柄1,2に係る事前判定コマンド及び特図保留記憶数を特定可能な事前判定コマンドを入力した場合、統括制御用CPU31aが、複数回の図柄変動ゲームを跨いで予告演出を連続的に実行(出現)させる連続予告の実行を決定するようにしても良い。連続予告は、大当り演出が行われる可能性がある図柄変動ゲームよりも前に行われる数回の図柄変動ゲームから、予告演出を図柄変動ゲーム毎に1回行い、当該予告演出を数回の図柄変動ゲームを跨いで連続させるものである。なお、統括制御用CPU31aは、特別図柄1,2に係る事前判定コマンドを入力した場合、連続予告を実行させるか否かを所定の確率で決定し(例えば1/30)、連続予告の実行可を決定した場合のみ、連続予告を実行するようにしても良い。この場合、統括制御用CPU31aは、特図保留記憶数を特定可能な事前判定コマンドで指定される回数を統括制御用RAM31cにセットし、当該回数に亘って連続予告の実行を指示することになる。なお、連続予告を実行させる場合、統括制御用CPU31aは、事前判定コマンドの値を、大当り遊技終了後も継続して記憶することになる。また、連続予告を実行可能とすることで、大当り遊技中ではなく、各始動入賞口への遊技球の入賞検知を契機に事前判定を実行する意義が明確となる。
In the embodiment, the
また、事前判定で大当りとなった場合のみ連続予告を実行可とすると、大当りとなることが確定的に報知されてしまう。このため、主制御用CPU30aは、各始動入賞口への遊技球の入賞検知を契機に取得したリーチ判定用乱数の値が「0」〜「4」と一致するか否かを判定し、一致する場合には、はずれ時用の事前判定コマンド(例えば、D7xxH:xxは、始動保留球の数を特定する値)を作成するようにしても良い。そして、はずれ時用の事前判定コマンドを入力した場合、統括制御用CPU31aが、連続予告の実行を決定するようにしても良い。
Further, if the continuous notice can be executed only in the case of a big hit in the prior determination, it is definitely notified that the big hit will be made. For this reason, the
ただし、第2始動入賞口26で遊技球が入球した場合には、それ以前に第1始動入賞口25で遊技球が入球して第1特図保留記憶数が1以上であっても、第1特別図柄変動ゲームを保留しておき、優先的に第2特別図柄変動ゲームを実行させている。このため、第2特別図柄変動ゲームが連続しやすい変短状態が付与されている場合に、第1特別図柄変動ゲームにおいて予告演出が終了するように設定すると、第2特別図柄変動ゲームが優先的に実行されて第2特図保留記憶数がなくなるまで若しくは変短状態が付与されなくなるまで連続予告が終了しなくなる、又は連続予告が途切れる(連続予告とならない)虞がある。したがって、変短状態が付与されている場合又は大当り遊技中である場合、主制御用RAM30cに記憶されている第1特図保留記憶数に1加算して書き換える際、予告演出が実行可能であるか否かの判定を行わないことが望ましい。これにより、変短状態中又は大当り遊技中、第1始動入賞口25に遊技球が入賞検知されても予告演出が実行されなくなり、連続予告が終了しなくなる、又は連続予告が途切れるということを防止できる。
However, if a game ball has entered at the second
そして、連続予告の実行可否を決定するために使用した事前判定コマンドを、本実施形態における大当り遊技中の報知演出の実行可否を決定するためのコマンドとして兼用しても良い。このようにすることで、大当り遊技中の報知演出の実行可否を決定するためのコマンドを新たに作成する手間を省くことができる。 The prior determination command used to determine whether or not to execute the continuous notice may also be used as a command to determine whether or not the notification effect during the big hit game in this embodiment is executed. In this way, it is possible to save the trouble of newly creating a command for determining whether or not the notification effect during the big hit game can be executed.
・ 実施形態において、事前判定コマンド(DCxxH)と特図保留記憶数を特定可能な事前判定コマンドを作成するようにし、さらに特図保留記憶数を特定可能な事前判定コマンドと高確示唆モードMB4〜MB6を対応付けても良い。例えば、事前判定コマンドによって第2特図保留記憶数として「0」,「1」が指定されている場合には、高確示唆モードMB4が選択され、事前判定コマンドによって第2特図保留記憶数として「2」が指定されている場合には、高確示唆モードMB5が選択されるようにしても良い。さらに、事前判定コマンドによって第2特図保留記憶数として「3」指定されている場合には、高確示唆モードMB6が選択されるようにしても良い。このようにすることで、エンディング演出中に報知された演出態様によって、大当り遊技終了後、何回目の図柄変動ゲームで確変15R大当りに当選するのかが分かるようになり、遊技者に安心感を与えることができる。 In the embodiment, a pre-determination command (DCxxH) and a pre-determination command that can specify the special figure hold memory number are created, and a pre-determination command that can specify the special figure hold memory number and the high-accuracy suggestion mode MB4˜ MB6 may be associated. For example, when “0” or “1” is designated as the second special figure hold memory number by the prior determination command, the high-accuracy suggestion mode MB4 is selected, and the second special figure hold memory number is determined by the prior determination command. When “2” is designated as the high suggestion mode MB5, the high suggestion mode MB5 may be selected. Further, when “3” is designated as the second special figure reservation storage number by the prior determination command, the high-precision suggestion mode MB6 may be selected. By doing so, it becomes possible to know how many times the symbol variation game will win the probable 15R jackpot after the jackpot game is ended by the effect mode notified during the ending effect, giving the player a sense of security be able to.
・ 実施形態において、非特定図柄をさらに複数種類に分類しても良い。例えば、非特定図柄を色分けすることにより、「2」,「4」を青図柄とする一方で「6」を黒図柄とし、図柄の色に応じて確変15R大当りに昇格する昇格率を変化させても良い。 In the embodiment, non-specific symbols may be further classified into a plurality of types. For example, by color-coding non-specific symbols, “2” and “4” are blue symbols, while “6” is black symbols, and the promotion rate to be promoted to a probable 15R jackpot is changed according to the symbol color. May be.
・ 実施形態において、エンディング演出の開始時に先読み情報を確認する場合、先読み情報の確認に加えて、ラウンド遊技中に「特殊攻撃」で攻撃する演出が既に実行されたか否かを判定するようにしても良い。そして、ラウンド遊技中に「特殊攻撃」で攻撃する演出が既に実行された場合は、エンディング演出中に高確示唆モードMB4〜MB6へ移行する旨を報知する演出を実行するか否かを決定する処理を省いても良い。 In the embodiment, when confirming the prefetch information at the start of the ending effect, in addition to confirming the prefetch information, it is determined whether or not an effect that attacks with a “special attack” has already been executed during the round game. Also good. Then, when an effect of attacking with a “special attack” has already been executed during the round game, it is determined whether or not to execute the effect of notifying that the transition to the high suggestion mode MB4 to MB6 occurs during the ending effect. Processing may be omitted.
・ 実施形態において、統括制御用CPU31aが、特定ラウンド(本実施形態では第12ラウンド目のラウンド遊技)の開始時に、始動保留球に対応付けられている先読み情報を一括で読み込み、始動保留球内に確変15R大当りとなる始動保留球が含まれているか否かを判定するようにしても良い。このようにすることで、事前判定コマンドを入力する度に第2特図保留記憶数を都度判定しなくても報知演出の実行可否を決定することができるので、処理効率を向上させることができる。ただし、大当り遊技中に事前判定コマンドを入力しただけでは、当該大当りが初当りなのか、それとも連続して大当りに当選している際の大当りなのかが分からないので、統括制御用CPU31aは、前回の大当りの種類を特定する特別図柄指定コマンドに基づいて前回の大当りを判断することが好ましい。つまり、大当り遊技の実行契機となる大当りが確変15R大当りであるにもかかわらず、第2特図始動保留球内に非確変15R大当りが含まれていることを報知してしまうと、遊技者の興趣が低下することになる。また、確変状態が連続することを報知したいのであれば、前回の大当りの種類として「確変15R大当り」が特定されている場合に、先読み情報として「01H(実行可)」を決定する一方で、前回の大当りの種類として「非確変15R大当り」が特定されているのであれば、先読み情報として「00H(実行否)」を決定するようにすれば良い。
In the embodiment, the central control CPU 31a reads the pre-read information associated with the start holding ball at the start of the specific round (the 12th round game in this embodiment), It may be determined whether or not a start hold ball that is a big hit of 15R is included. By doing so, it is possible to determine whether or not the notification effect can be executed without determining the number of second special figure holding memory each time a prior determination command is input, so that the processing efficiency can be improved. . However, just by inputting a pre-judgment command during the big hit game, it is not known whether the big hit is the first hit or the big hit when the big hit is continuously won. It is preferable to determine the previous jackpot based on a special symbol designating command for specifying the type of jackpot. In other words, if the big hit that triggers the execution of the big hit game is a probable 15R big hit, but it is informed that the non-probable 15R big hit is included in the second special figure start holding ball, Interest will be reduced. Further, if it is desired to notify that the probability variation state continues, when “
・ 本実施形態において、入賞検知時に、当該入賞検知を契機として読み出された大当り判定用乱数の値と大当り判定値とを比較して大当りか否かの事前判定を行ったが、大当り判定値に代えて事前判定用の大当り事前判定値を用いて判定するようにしてもよい。この場合、大当り事前判定値は、大当り判定値に設定された値と同一値を、同一数だけ設定するとよい。このように構成しても、入賞検知のタイミングで大当りか否かの事前判定をすることができる。 -In this embodiment, when winning is detected, the jackpot determination random number value read when triggered by the winning detection is compared with the jackpot determination value to determine whether or not the jackpot is determined. Instead of this, it may be determined using a big hit prior determination value for prior determination. In this case, the jackpot prior determination value may be set to the same number as the value set as the jackpot determination value. Even in such a configuration, it is possible to make a prior determination as to whether or not it is a big hit at the timing of winning detection.
・ 実施形態において、事前判定コマンドとして、上位バイトで演出内容を特定し、下位バイトで事前判定した時点における特図保留記憶数(第2特図保留記憶数)を示すように構成しても良い。また、上位バイトと下位バイトで特定可能な情報を入れ替えてもよい。さらに、演出内容を特定可能な事前判定コマンドとは別に、特図保留記憶数を特定可能な事前判定コマンドを別途出力するようにしてもよい。 In the embodiment, the prior determination command may be configured to specify the content of the effect in the upper byte and indicate the number of special figure hold memory (second special figure hold memory number) at the time of prior determination in the lower byte. . Further, information that can be specified by the upper byte and the lower byte may be exchanged. Furthermore, a prior determination command that can specify the number of special figure hold memories may be output separately from the prior determination command that can specify the contents of effects.
・ 本実施形態において、統括制御基板31を備えない構成としてもよい。この場合、統括制御用CPU31aが実行する各種の制御を表示制御基板32の表示制御用CPU32aが実行するようにすればよい。
In the present embodiment, the
・ 本実施形態は、演出表示装置22を液晶ディスプレイ型としたが、ドットマトリクス型や7セグメントLED型の演出表示装置としてもよく、ドラム型などの機械式の演出表示装置としてもよい。
In the present embodiment, the
・ 本実施形態は、特別図柄1及び特別図柄2を用いるパチンコ遊技機10に具体化したが、1つの特別図柄を用いるパチンコ遊技機10に具体化してもよい。この場合、第1始動入賞口25及び第2始動入賞口26の何れかのみを備えるとともに、対応する特図表示器(第1特図表示器23a又は第2特図表示器23b)を設ければよい。
-Although this embodiment was embodied in the
・ 本実施形態は、特別図柄と飾り図柄を用いるパチンコ遊技機10に具体化したが、特別図柄のみを用いるパチンコ遊技機に具体化してもよい。
-Although this embodiment was embodied in the
22…演出表示装置(演出実行手段)、25…第1始動入賞口、26…第2始動入賞口、26b…開閉羽根、30…主制御基板、30a…主制御用CPU(大当り抽選手段、乱数取得手段、事前大当り判定手段、事前大当り種判定手段)、30c…主制御用RAM(保留記憶手段)、31…統括制御基板、31a…統括制御用CPU(演出決定手段)、31c…統括制御用RAM(記憶手段)、32…表示制御基板、32a…表示制御用CPU。
DESCRIPTION OF
Claims (5)
遊技球の入賞検知を契機に判定用乱数の値を取得する乱数取得手段と、
複数の図柄を変動させて行う図柄変動ゲームの開始時に判定用乱数の値と予め設定した大当り判定値とを比較して大当りか否かの大当り抽選を行う大当り抽選手段と、
前記大当り抽選手段による大当り抽選の実行時期よりも前に、判定用乱数の値が大当りを示す大当り値であるか否かを事前判定する事前大当り判定手段と、
前記事前大当り判定手段の判定結果が肯定の場合に付与される大当りの種類を事前判定する事前大当り種判定手段と、
前記事前大当り判定手段の判定結果及び前記事前大当り種判定手段の判定結果を記憶する記憶手段と、
前記事前大当り判定手段の判定結果が肯定の場合、前記保留記憶手段に記憶されている始動保留球内に大当りとなる図柄変動ゲームが含まれていることを報知する報知演出を実行するか否かを決定する演出決定手段と、
前記演出決定手段によって前記報知演出の実行可が決定された場合、該報知演出を実行する演出実行手段と、を備え、
高確率大当り抽選状態時の大当り判定値は、低確率大当り抽選状態時の大当り判定値と共通している共通値と、前記共通値とは異なる非共通値とで構成されている一方、前記低確率大当り抽選状態時の大当り判定値は、前記共通値のみで構成されており、
前記事前大当り判定手段は、前記事前判定を実行する際の抽選確率状態が前記高確率大当り抽選状態の場合、前記共通値と前記非共通値とで構成される事前判定値を用いて前記判定用乱数の値が大当りを示す大当り値であるか否かを事前判定し、前記事前判定を実行する際の抽選確率状態が前記低確率大当り抽選状態の場合、前記共通値のみで構成される事前判定値を用いて前記判定用乱数の値が大当りを示す大当り値であるか否かを事前判定し、
前記大当り判定値と前記事前判定値は、同一の判定用乱数の範囲で同一値に設定されており、
前記演出決定手段は、前記大当り抽選で大当りに当選したことを契機として、大当り遊技中に記憶されている始動保留球を対象に、前記記憶手段に記憶された記憶内容に基づいて、前記始動保留球内に、事前判定を実行する際の抽選確率状態で参照する大当り判定値の数が、大当り遊技終了後の抽選確率状態で参照する大当り判定値の数よりも減少しない特定大当りとなる始動保留球が含まれていることを報知するか否かを決定し、
前記演出実行手段は、前記演出決定手段によって報知演出の実行可が決定された場合、大当り遊技が終了するまでに前記報知演出を実行し、
各種の制御コマンドを出力する主制御部と、前記主制御部が出力した前記制御コマンドに基づき演出を制御する副制御部と、を備え、
前記主制御部には、前記保留記憶手段と、前記乱数取得手段と、前記大当り抽選手段と、前記事前大当り判定手段と、前記事前大当り種判定手段と、を含み、
前記副制御部には、前記記憶手段と、前記演出決定手段と、を含み、
前記主制御部は、前記事前大当り判定手段及び前記事前大当り種判定手段の判定結果をもとに大当りの種類に関する情報を含む判定結果コマンドを前記副制御部に出力することを特徴とする遊技機。 Reservation storage means for storing the game ball detected as winning as a start-holding ball in response to winning at the starting winning opening for detecting winning of the game ball,
Random number acquisition means for acquiring a random number value for determination triggered by detection of winning of a game ball;
A jackpot lottery means for comparing the value of a random number for determination with a preset jackpot determination value at the start of a symbol variation game performed by varying a plurality of symbols and performing a jackpot lottery to determine whether or not a jackpot
Prior jackpot determination means for determining in advance whether or not the value of the random number for determination is a jackpot value indicating a jackpot before the execution time of the jackpot lottery by the jackpot lottery means,
A pre-hit type determining unit that pre-determines a type of jackpot given when the determination result of the pre-hit determining unit is affirmative;
Storage means for storing the determination result of the preliminary jackpot determination means and the determination result of the preliminary jackpot seed determination means;
If the determination result of the prior jackpot determination means is affirmative, whether or not to execute a notification effect for notifying that a symbol variation game that will be a big hit is included in the start hold ball stored in the hold storage means Production determining means for determining
When execution of the notification effect is determined by the effect determination means, an effect execution means for executing the notification effect is provided,
The jackpot determination value in the high probability jackpot lottery state is composed of a common value common to the jackpot determination value in the low probability jackpot lottery state and a non-common value different from the common value. The jackpot judgment value in the probability jackpot lottery state is composed only of the common value,
The prior jackpot determining means uses the prior determination value configured by the common value and the non-common value when the lottery probability state at the time of executing the preliminary determination is the high probability big hit lottery state. It is determined in advance whether or not the value of the random number for determination is a jackpot value indicating a jackpot, and when the lottery probability state at the time of executing the preliminary determination is the low-probability jackpot lottery state, it is composed only of the common value. Whether or not the value of the determination random number is a jackpot value indicating a jackpot,
The jackpot determination value and the prior determination value are set to the same value in the same determination random number range,
The effect determination means is based on the stored content stored in the storage means for the start holding ball stored during the big hit game, when the big win is won in the big hit lottery. In the ball, the number of jackpot judgment values referred to in the lottery probability state when executing the pre-judgment becomes a specific jackpot that does not decrease below the number of jackpot judgment values referenced in the lottery probability state after the jackpot game ends. Decide whether to notify that a sphere is included,
If the execution of the notification effect is determined by the effect determination unit, the effect execution unit executes the notification effect until the jackpot game is finished ,
A main control unit that outputs various control commands, and a sub-control unit that controls effects based on the control commands output by the main control unit,
The main control unit includes the holding storage means, the random number acquisition means, the jackpot lottery means, the preliminary jackpot determination means, and the preliminary jackpot seed determination means,
The sub-control unit includes the storage unit and the effect determination unit,
The main control unit outputs a determination result command including information on the type of jackpot based on the determination results of the preliminary jackpot determination unit and the preliminary jackpot type determination unit to the sub-control unit. Gaming machine.
前記副制御部の前記演出決定手段は、前記判定結果コマンドにおける前記大当りの種類に関する情報から特定される前記大当りの種類に応じて、前記報知演出の実行可否を決定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 From the jackpot type, it can be specified whether the lottery probability state after the end of the jackpot game is the high probability jackpot lottery state or the low probability jackpot lottery state,
The said effect determination means of the said sub-control part determines the execution decision | availability of the said notification effect according to the said jackpot type specified from the information regarding the said jackpot type in the said determination result command. The gaming machine according to 1.
前記判定結果コマンドは、前記大当りの種類に関する情報として前記特別図柄に関する情報を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。 The special symbol derived in the symbol variation game is associated with the type of jackpot,
The gaming machine according to claim 1 , wherein the determination result command includes information on the special symbol as information on the type of jackpot .
前記事前大当り判定手段は、前記大当り遊技中に前記事前判定を実行する場合、前記共通値のみで構成される事前判定値を用いることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機。 The lottery probability state during the jackpot game is the low probability jackpot lottery state,
The pre jackpot determining unit, when executing the pre determined during the jackpot gaming, which of claims 1 to 3, characterized by using a pre-determined value including only the common value the gaming machine according to an item or.
前記大当り抽選手段には、前記第1始動入賞口への入賞を契機に大当り抽選を行う第1の大当り抽選手段と、前記第2始動入賞口への入賞を契機に大当り抽選を行う第2の大当り抽選手段を含み、
前記第2の大当り抽選手段は、前記第2始動入賞口へ入賞した遊技球が前記始動保留球として前記保留記憶手段に記憶されている場合、前記第1始動入賞口へ入賞した遊技球が前記始動保留球として前記保留記憶手段に記憶されている否かにかかわらず大当り抽選を行い、前記第1の大当り抽選手段は、前記第2始動入賞口へ入賞した遊技球が前記始動保留球として前記保留記憶手段に記憶されておらず、前記第1始動入賞口へ入賞した遊技球が前記始動保留球として前記保留記憶手段に記憶されている場合に大当り抽選を行い、
前記第1の大当り抽選手段と前記第2の大当り抽選手段は、共通の大当り判定値を用いて大当り抽選を行い、
前記事前大当り判定手段は、前記第2始動入賞口への入賞を契機に、前記判定用乱数の値が大当りを示す大当り値であるか否かを事前判定し、
前記判定結果コマンドは、前記第2始動入賞口への入賞を契機に前記事前判定を実行したことを特定する情報を含むことを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。 The start prize opening includes a first start prize opening and a second start prize opening,
The jackpot lottery means includes a first jackpot lottery means for performing a jackpot lottery in response to a winning at the first start winning opening, and a second jackpot lottery for performing a winning in the second start winning opening. Including jackpot lottery means,
The second jackpot lottery means is configured such that when the game ball won in the second start winning opening is stored in the holding storage means as the start holding ball, the game ball won in the first start winning opening is A big hit lottery is performed regardless of whether or not it is stored in the hold storage means as a start holding ball, and the first big win lottery means that the game ball won in the second start winning opening is the start holding ball as the start holding ball. If the game ball that is not stored in the holding storage means and is won in the first starting winning opening is stored in the holding storage means as the starting holding ball, a big hit lottery is performed,
Wherein the first jackpot lottery means second jackpot lottery means have rows jackpot lottery using a common jackpot determination value,
The prior jackpot determining means preliminarily determines whether or not the value of the random number for determination is a jackpot value indicating a jackpot in response to winning at the second start winning opening,
The said determination result command contains the information which specifies that the said prior determination was performed triggered by the winning to the said 2nd start winning opening, The any one of Claims 1-4 characterized by the above-mentioned. The gaming machine described in 1.
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