JP5611483B1 - 歯科用材料計量装置 - Google Patents

歯科用材料計量装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5611483B1
JP5611483B1 JP2014154329A JP2014154329A JP5611483B1 JP 5611483 B1 JP5611483 B1 JP 5611483B1 JP 2014154329 A JP2014154329 A JP 2014154329A JP 2014154329 A JP2014154329 A JP 2014154329A JP 5611483 B1 JP5611483 B1 JP 5611483B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dental
weighing
mixing ratio
mixing
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014154329A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016031316A (ja
Inventor
克二郎 黒木
克二郎 黒木
敏彦 長内
敏彦 長内
Original Assignee
株式会社ユーデント
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユーデント filed Critical 株式会社ユーデント
Priority to JP2014154329A priority Critical patent/JP5611483B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5611483B1 publication Critical patent/JP5611483B1/ja
Priority to KR1020150098953A priority patent/KR101543988B1/ko
Priority to TW104123492A priority patent/TWI535999B/zh
Publication of JP2016031316A publication Critical patent/JP2016031316A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Abstract

【課題】開示の計量装置は、2つの混合対象物の計量作業を流れ良く行うことができるため、行っている調合作業の内容を直感的に理解し易く、また、調合量の微調整を容易に行うことができる。【解決手段】開示の計量装置は、混合後の歯科用材料の軟らかさに応じた複数の混合比を記憶する混合比記憶手段と、第1の計量手段と、第2の計量手段と、ユーザーが希望する混合後の歯科用材料の軟らかさに関する情報に対応する一の混合比を抽出する混合比抽出手段と、第1の計量手段による計量結果及び一の混合比に基づき算出される第2の計量手段において計量する物質の目標値と、第2の計量手段による計量結果との差である目標差異を算出する目標差異算出手段と、目標差異に基づいて計量作業に関する進捗状況を報知する作業状態報知手段と、を有することを特徴とする。【選択図】図2

Description

歯科用印象材・石こう及び水を用途に応じた適切な混合比率で調合するために、調合前の各物質を適切に計量する装置の技術に関する。
歯科治療の現場では、アルジネート印象材(アルギン酸印象材)や石こうなどの歯科用材料(紛体)と水とを混和し、混和後の歯科用材料を用いて口腔内の印象採得が行われたり、歯科印象用模型等の製作が行われたりする。
一方で、歯科用印象材や石こうは、口腔内の印象採得を行う位置や製作する模型の種類などの用途によって混和後の軟らかさを変える必要がある、つまり、用途によって歯科用材料及び水の混合比率を適宜変更する必要がある。混和後の歯科用材料の軟らかさを用途に合った適切なものにすることができるか否かは、歯科治療の結果の良し悪しに大きく関係するため、歯科用材料及び水の正確な計量は、歯科治療の結果の改善に大きく寄与する。
従来、歯科治療の現場では、混合対象物の一方の重さを計量装置で測り、測った重さと用途に応じ規定される混合比率とに基づいて、混合対象物の他方の量を手許計算した後、当該他方を計量装置で手許計算した量だけ計量し、計量した2つの物を混合していた。これでは、手許計算の作業に手間及び時間が掛かり、作業が煩雑であるため、混合後の歯科用材料の精度が悪くなり、歯科治療の結果を悪化させるおそれがあるという問題点があった。
そこで特許文献1では、混合対象物の一方の重さを計量装置で測り、所望の混合比率を設定すれば、混合対象物の他方の必要量を算出する計量装置の技術が提案されている。
特開2003−65830号公報
しかしながら、上記の従来技術においても、計量装置が一つしかないため、混合対象物の一方の計量が終わると、計量が終了したものを計量装置から外した後、混合対象物の他方の計量を行わねばならない。つまり、上記の従来技術においては、計量作業の途中で、計量とは異種の作業である混合対象物の置き換えの作業が生じるため、調合作業が煩雑となり、その結果作業ミスが起こり易いという問題点があった。
また、上記の従来技術においては、混合する2つの物質を別々に計量する必要があるため、行っている作業の内容を直感的に理解しづらいという問題点もあった。
さらに、上記の従来技術においては、混合対象物のうち後に計量する方を目標値よりも多く取り分けた場合、混合対象物のうち先に計量した方の調合量の微調整が困難であるという問題点があった。
そこで本発明では、上記問題点に鑑み、2つの混合対象物の計量作業を流れ良く行うことができるため、行っている調合作業の内容を直感的に理解し易く、また、調合量の微調整を容易に行うことができる歯科用材料計量装置を提供することを目的とする。
開示する歯科用材料計量装置の一形態は、歯科用材料と水との混合比であって、混合後の前記歯科用材料の軟らかさに応じた複数の前記混合比を記憶する混合比記憶手段と、前記歯科用材料又は前記水の何れか一方の重さを計量する第1の計量手段と、前記歯科用材料又は水のうち前記第1の計量手段が計量しない方の重さを計量する第2の計量手段と、ユーザーが希望する前記混合後の歯科用材料の軟らかさに関する情報を受け付ける硬軟情報受付手段と、前記軟らかさに関する情報に対応する、前記混合比記憶手段に記憶される一の前記混合比を抽出する混合比抽出手段と、前記第1の計量手段による計量結果及び前記一の混合比に基づき算出される、前記歯科用材料と水との混合比が前記一の混合比となる場合の前記第2の計量手段において計量する物質の重さと、前記第2の計量手段による計量結果と、の差である目標差異を算出する目標差異算出手段と、前記目標差異に応じ、前記歯科用材料及び前記水の計量作業に関する進捗状況を前記ユーザーに対し報知する作業状態報知手段と、を有することを特徴とする。
開示する歯科用材料計量装置は、2つの混合対象物の計量作業を流れ良く行うことができるため、行っている調合作業の内容を直感的に理解し易く、また、調合量の微調整を容易に行うことができる。
本実施の形態に係る歯科用材料計量装置の斜視図である。 本実施の形態に係る歯科用材料計量装置の機能ブロック図である。 本実施の形態に係る歯科用材料計量装置のハードウエア構成例を示す図である。 本実施の形態に係る歯科用材料計量装置による混合物計量処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る攪拌脱泡装置を示す図である。 本実施の形態に係る攪拌脱泡用容器を示す図である。 本実施の形態に係る攪拌脱泡用容器の断面を示す図(その1)である。 本実施の形態に係る攪拌脱泡用容器の断面を示す図(その2)である。 本実施の形態に係る印象材押出装置を示す図である。 本実施の形態に係る印象材押出部の平面断面図である。 本実施の形態に係る歯科用印象材設置システムの動作の流れを説明するフローチャートである。 本実施の形態に係る攪拌脱泡用容器の使用状態を示す図である。 本実施の形態に係る攪拌脱泡用容器及び容器固定部の使用状態を示す図(その1)である。 本実施の形態に係る攪拌脱泡用容器及び容器固定部の使用状態を示す図(その2)である。 本実施の形態に係る印象採得用器具を示す図である。 本実施の形態に係る攪拌脱泡用容器及び容器固定部の使用状態を示す図(その3)である。
図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について説明する。
(本実施の形態に係る歯科用材料計量装置の動作原理)
図1乃至4を用いて、本実施の形態に係る歯科用材料計量装置(以下、単に「計量装置」という。)1の動作原理について説明する。図1は計量装置1の斜視図である。
図1で示すように、計量装置1は、左右に別々の計量手段4、6を有し、2つの物質の計量を同時に行うことができる。計量手段4、6の上部には計量皿50、52が備えられ、各計量皿50、52の上に載置される容器内に計量対象物である歯科用材料30及び水36を取り分ける。計量装置1は、計量皿50、52上の容器内に取り分けられた歯科用材料30及び水36の重さを計量する装置である。計量装置1の計量処理においては、計量皿50、52上の各容器の重さを計量対象外とするゼロ点調整がなされる。また、歯科用材料30とは、歯科用印象材(例えば、アルジネート印象材(アルギン酸印象材))32や歯科用石こう34を含むものとする。
計量装置1は、混合対象物である歯科用材料30又は水36が所定の混合比となるように歯科用材料30及び水36を別々の計量手段4、6を使用して、同時に計量するための装置である。計量装置1は、歯科用材料30又は水36の何れか一方(主物質)を先に計量した後、主物質の計量結果及び所望の混合比から求められる他方(従物質)の重さの目標値を算出する。そして計量装置1は、従物質の計量結果と目標値との差異を操作者に知らせつつ、従物質の計量を行う。
こうすることによって、計量装置1は、混合対象物を計量皿50、52上から外すことなく、計量対象物30、36を横に並べつつ、一連の計量作業を流れ良く行うことができるため、行っている調合作業の内容を直感的に理解し易い。また計量装置1は、主物質の計量結果及び所望の混合比に基づき従物質の目標値を設定するため、従物質を多く取り分けてしまった場合(作業ミスの場合)でも、主物質の再計量又は主物質の入れ替えを行い、従物質の目標値を再設定することによって、調合量の微調整を容易に行うことができる。もちろん、作業ミスの場合、従物質の取り分け量を減らして調整しても良い。
図2は、計量装置1の機能ブロック図である。図2で示すように、計量装置1は、初期情報受付手段16、混合比算出手段18、混合比記憶手段2、硬軟情報受付手段8、混合比抽出手段10、第1の計量手段4、第2の計量手段6、目標差異算出手段12、作業状態報知手段14を有する。
初期情報受付手段16は、ユーザー(操作者)の操作に基づいて、混合後の歯科用材料30の軟らかさ46が軟らかめである場合の歯科用材料30と水36との混合比である第1の混合比40、軟らかさ46が硬めである場合の歯科用材料30と水36との混合比である第2の混合比42、軟らかさ46が標準的である場合の歯科用材料30と水36との混合比である第3の混合比44の受付を行う。
また、後述するような混合比算出手段18が備わる場合、初期情報受付手段16は、ユーザー(操作者)の操作に基づいて、第3の混合比44、第1の混合比40と第3の混合比44との比、第2の混合比42と第3の混合比44との比それぞれの入力を受け付ける形態であっても良い。
混合比算出手段18は、初期情報受付手段16が受け付けた第3の混合比44、第1の混合比40と第3の混合比44との比、第2の混合比42と第3の混合比44との比それぞれに基づいて、第1の混合比40及び第2の混合比42を算出する。つまり計量装置1は、軟らかさ46が標準的である場合の混合比を受け付けると共に、軟らかめ及び固めとする場合の標準的な軟らかさ46からの設定値の変動幅を受け付け、軟らかさ46に応じた混合比を自動計算する。
混合比記憶手段2は、歯科用材料30と水36との混合比であって、混合後の歯科用材料30の軟らかさ46に応じた複数の混合比を記憶する。例えば混合比記憶手段2は、第1の混合比40、第2の混合比42、第3の混合比44を記憶する。ただし混合比記憶手段2は、混合比算出手段18による算出結果を記憶する形態に限られず、予め初期値として複数の混合比が記憶される形態であっても良く、初期値は自由に設定変更できる形態であっても良い。
混合後の歯科用材料30の軟らかさ46に応じた複数の混合比については、三段階の場合について説明したが、混合後の歯科用材料30の軟らかさの度合いについては二段階でも四段階以上に区分されていても良い。また、計量装置1が取り扱い対象とする歯科用材料30の種類が複数ある場合、混合比記憶手段2に記憶される混合比は、歯科用材料30の種類毎、例えば、歯科用印象材32及び歯科用石こう34毎に記憶されている。
このようにすることで、計量装置1は、歯科用材料(歯科用印象材32、歯科用石こう34)30の用途に応じた軟らかさ46を複数設定することができるので、歯科治療のための準備作業をスムーズに行う体制作りをサポートすることができる。
硬軟情報受付手段8は、ユーザーが希望する混合後の歯科用材料30の軟らかさ46に関する情報(例えば標準的、軟らかめ、固めなどの軟らかさ46を規定する(目安となる)情報)を受け付ける。なお硬軟情報受付手段8は、ユーザーから歯科用材料30の用途を受け付け、受け付けた情報に対応する混合後の歯科用材料30の軟らかさ46に関する情報に変換する形態であっても良い。
混合比抽出手段10は、硬軟情報受付手段8が受け付けた軟らかさ46に関する情報に対応する一の混合比38を混合比記憶手段2から抽出する。例えば、硬軟情報受付手段8が「軟らかさ46:標準的」とする情報を受け付けた場合、混合比抽出手段10は、混合比記憶手段2から第3の混合比44を抽出する。
このようにすることで、計量装置1は、必要量の計算等面倒な作業を行うことなく、適切な軟らかさの歯科用材料30を作るための準備ができるので、歯科治療のための準備作業をスムーズに行う体制作りをサポートすることができる。
第1の計量手段4は、計量皿50を備え、計量皿50上に載置された容器内に取り分けられた歯科用材料30又は水36のうち何れか一方(以下、「主物質」ともいう。)の重さを計量する。なお第1の計量手段4においては、計量皿50上に載置された容器の重さを計量対象外とするためのゼロ点調整がなされる。
第2の計量手段6は、計量皿52を備え、計量皿52上に載置された容器内に取り分けられた、歯科用材料30又は水36のうち第1の計量手段4が計量対象としていない方(以下、「従物質」ともいう。)の重さを計量する。なお第2の計量手段6においては、計量皿52上に載置された容器の重さを計量対象外とするためのゼロ点調整がなされる。
図1で示すように、計量皿50、52は、計量皿50、52上に載置される計量容器を自立させるための形状を成している。図1で示すように、計量容器の底面が平らな形状である場合、計量皿50、52は、上部が平面形状であれば十分である。
また、計量皿50、52は、計量皿50、52上に載置する計量容器として、後述する攪拌脱泡用容器104を使用する形態であっても良い。この場合、攪拌脱泡用容器104を計量皿50、52上で自立させるために、攪拌脱泡用容器104の開口部106が外側へ突き出た形状となっていることを考慮し、攪拌脱泡用容器104の下部形状と計量皿50、52の上部形状とが嵌合する雄雌構造となっている形態でも良い。例えば、計量皿50、52の上部は、攪拌脱泡用容器104の下部形状と噛み合う窪みを備える形状とすることなどが考えられる。
目標差異算出手段12は、第1の計量手段4による計量結果及び混合比抽出手段10による抽出された混合比38に基づき算出される、歯科用材料30と水36との混合割合が混合比抽出手段10による抽出された混合比38となる場合の従物質の重さと、第2の計量手段6による計量結果との差である目標差異48を算出する。つまり、目標差異算出手段12は、主物質の計量結果及び所望の混合比38に基づき従物質の重さの目標値を算出し、さらに、従物質の計量結果と当該目標値との差異48を算出する。
このようにすることで、計量装置1は、現時点で取り分けられた従物質の重さと従物質の目標値との差を知り、混合対象物の計量作業の進み具合を知る手掛かりを得ることができる。
作業状態報知手段14は、目標差異算出手段12が算出した目標差異48に応じ、歯科用材料30及び水36の計量作業に関する進捗状況をユーザーに対し報知する。例えば、作業状態報知手段14は、目標差異48を数値として表示装置280に表示させる形態であっても良い。こうすることで、作業状態報知手段14は、残りどの程度、従物質を取り分ければ、従物質の取り分け作業を終えて良いのかを知ることができる。
作業状態報知手段14は、目標差異48の大きさに応じ変化する記号を表示する形態としても良い。図1で示すように、例えば作業状態報知手段14は、目標差異48が所定値より大きい場合、△▽印(両方又は一方)を赤点灯させ、目標差異48が所定値より小さい場合、△▽印(両方又は一方)を赤点滅させ、目標差異48がゼロと見做せる場合、△▽印を消灯させると共に○印を緑点灯させる。また、作業状態報知手段14は、ユーザーが従物質を取り分け過ぎた場合、例えば、目標差異48がゼロより小さくなった場合、取り分けた従物質を減らすべきという意で▽印(両方又は一方)を赤点灯(赤点滅でも良い)させる形態としても良い。
例えば計量装置1において、第1の閾値、第2の閾値及び第3の閾値の順に大きい正数が設定されていると想定する。第3の閾値は、ユーザーが行う歯科用材料30及び水36の計量作業の終了を知らせる条件となる十分に小さな値である。第3の閾値は0.2グラムなど一律に設定し、第1の閾値、第2の閾値はユーザーが適宜設定する形態としても良い。作業状態報知手段14は、目標差異48が第1の閾値よりも大きい場合、△印を点灯させ、目標差異48が第1の閾値よりも小さく、かつ、第2の閾値よりも大きい場合、△印を点滅させ、目標差異48が第2の閾値よりも小さく、かつ、第3の閾値よりも大きい場合、△印を消灯させると共に、○印を点滅させ、目標差異48の絶対値が第3の閾値よりも小さい場合、○印を点灯させ、目標差異48が負数であり、かつ、目標差異48の絶対値が第3の閾値よりも大きい場合、▽印を点灯させる形態としても良い。
その他、作業状態報知手段14による処理については、計量作業に関する進捗状況(進捗度合)をユーザーに知らせる形態であれば、表示方法は限定されない。
作業状態報知手段14は、目標差異48が所定値より小さくなった場合、ユーザーに対し音声による報知を行う形態としても良い。例えば、作業状態報知手段14は、目標差異48がほぼゼロと見做せるような小さな値となった場合、「ピピッ」という電子音を発し、ユーザーに対し計量作業の終了を知らせる。
なお、計量装置1が複数の歯科用材料30を処理対象とすることができる場合、計量装置1が備える上記各手段は、歯科用印象材32・歯科用石こう34等、歯科用材料30の種類を区別して処理を行うものとする。
(本実施の形態に係る歯科用材料計量装置のハードウエア構成例)
図3を用いて、計量装置1のハードウエア構成例について説明する。図3は、計量装置1のハードウエア構成の一例を示す図である。図3で示すように、計量装置1は、CPU(Central Processing Unit)210、ROM(Read-Only Memory)220、RAM(Random Access Memory)230、補助記憶装置240、第1計量部250、第2計量部260、入力装置270、出力装置(表示装置)280を有する。
CPU210は、ROM220に記憶されたプログラムを実行する装置であり、RAM230に展開(ロード)されたデータを、プログラムの命令に従って演算処理し、計量装置1全体を制御する。ROM220は、CPU210が実行するプログラムやデータを記憶している。RAM230は、CPU210でROM220に記憶されたプログラムを実行する際に、実行するプログラムやデータが展開(ロード)され、演算の間、演算データを一時的に保持する。
補助記憶装置240は、基本ソフトウエアであるOS(Operating System)や本実施の形態に係るアプリケーションプログラムなどを、関連するデータとともに記憶する装置である。補助記憶装置240は、混合比記憶手段2を含み、例えば、HDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリなどである。
第1計量部250は、物の重さを計測する装置・機構であり、計測の原理に関しては一般的な技術を使用して構成されている。第1計量部250は、第1の計量手段4を含む。
第2計量部260は、物の重さを計測する装置・機構であり、計測の原理に関しては一般的な技術を使用して構成されている。第2計量部260は、第2の計量手段6を含む。なお、計量装置1においては、物の重さを計測する機構が2つ組み込まれており、第1計量部250及び第2計量部260は別々の機構である。
入力装置270は、計量装置1にデータ入力、計量対象の選択、計量処理の開始指示などユーザー操作を受け付けるための装置である。初期情報受付手段16や硬軟情報受付手段8は、入力装置270を介してユーザー情報の入力を受け付ける。
出力装置(表示装置)280は、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成される装置であり、計量装置1が有する機能をユーザーが利用する際や各種設定を行う際のユーザーインターフェースとして機能する装置である。また出力装置280は、スピーカーであっても良く、作業状態報知手段14は、出力装置280を介して処理を行う。
計量装置1が有する各手段は、CPU210が、ROM220又は補助記憶装置240に記憶された各手段に対応するプログラムを実行することにより実現される形態としても良い。また、計量装置1が有する各手段は、当該各手段に関する処理をハードウエアとして実現される形態としても良い。
(本実施の形態に係る歯科用材料計量装置による処理)
図4を用いて、計量装置1による計量処理の流れについて説明する。図4は、計量装置1による計量処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、計量後混合する歯科用材料30が歯科用印象材32である場合の処理例について説明するが、歯科用材料30が歯科用石こう34である場合も処理の流れは下記説明と同様である。また、第1の計量手段4で計量する主物質を水36として説明するが、主物質は歯科用材料30及び水36の何れでも適宜選択することができる。
S10で初期情報受付手段16が、入力装置270を介したユーザー操作に基づいて、歯科用印象材32に関して、軟らかさ46が軟らかめである場合の第1の混合比40、軟らかさ46が硬めである場合の第2の混合比42、軟らかさ46が標準的である場合の第3の混合比44の受付を行う。
また、S10で初期情報受付手段16が、入力装置270を介したユーザー操作に基づいて、歯科用石こう34に関して、軟らかさ46が軟らかめである場合の第1の混合比40、軟らかさ46が硬めである場合の第2の混合比42、軟らかさ46が標準的である場合の第3の混合比44の受付も行う。
なお、S10において初期情報受付手段16が受け付けた、歯科用印象材32・歯科用石こう34毎の第1の混合比40、第2の混合比42及び第3の混合比44は、歯科用印象材32及び歯科用石こう34毎に混合比記憶手段2に記憶される。
S20で硬軟情報受付手段8が、ユーザーが希望する混合対象物の組み合わせ及び混合物の軟らかさ46に関する情報を受け付ける。ここで硬軟情報受付手段8は、ユーザーが希望する混合対象物の組み合わせとして、「歯科用印象材32・水36」とする情報を受け付け、混合物の軟らかさ46に関する情報として、「軟らかめ」とする情報を受け付けたものとする。
さらにS20で混合比抽出手段10が、S20において硬軟情報受付手段8により受け付けられた軟らかさ46に関する情報に対応し、混合後の歯科用印象材32の軟らかさ46が「軟らかめ」である場合の歯科用印象材32と水36との混合比である第1の混合比40を抽出する。
S30で第1の計量手段4が、計量皿50上に載置された計量容器内に取り分けられた水36の重さを計量する。
S40で第2の計量手段6が、計量皿52上に載置された計量容器内に取り分けられた歯科用印象材32の重さを計量する。
S50で目標差異算出手段12が、S20において混合比抽出手段10により抽出された第1の混合比40及びS30において第1の計量手段4により計量された水36の重さに基づいて、歯科用印象材32と水36とを第1の混合比40で混合した場合の歯科用印象材32の重さを算出する。例えば、第1の混合比40が「水36の重さ」÷「歯科用印象材32の重さ」で規定されている場合、目標差異算出手段12は、S30において第1の計量手段4により計測された水36の重さをS20において混合比抽出手段10により抽出された第1の混合比40で除して歯科用印象材32の重さの目標値を算出する。
さらにS50で目標差異算出手段12が、S50において目標差異算出手段12により算出された歯科用印象材32の重さの目標値からS40において第2の計量手段6により計量された歯科用印象材32の重さを控除し、歯科用印象材32の計量結果と目標値との差異48を算出する。
さらにS50で作業状態報知手段14が、S50において目標差異算出手段12により算出された目標差異48の大きさに応じ、歯科用印象材32及び水36の計量作業に関する進捗状況をユーザーに対し報知する。
S50において作業状態報知手段14は、目標差異48を数値として表示装置280に表示させる形態であっても良い。こうすることで作業状態報知手段14は、残りどの程度、従物質である歯科用印象材32を取り分ければ、歯科用印象材32の取り分け作業を終えて良いのかを視覚的に知らせることができる。
図1で示すように、S50において作業状態報知手段14は、例えば、目標差異48が所定値より大きい場合、△印を赤点灯させ、目標差異48が所定値より小さい場合、△印を赤点滅させる。こうすることで作業状態報知手段14は、残りどの程度、歯科用印象材32を取り分ければ、歯科用印象材32の取り分け作業を終えて良いのかを視覚的に知らせることができる。
S60で、S50において目標差異算出手段12により算出された目標差異48が計量処理を終了させる閾値よりも大きい場合(S60でYes)、計量装置1の処理はS40に移行する。S60で、S50において目標差異算出手段12により算出された目標差異48が計量処理を終了させる閾値よりも小さい場合(S60でNo)、計量装置1の処理はS70に移行する。
S70で目標差異算出手段12が、歯科用印象材32及び水36の計量作業を終えて良いことを示す情報をユーザーに対し報知する。図1で示すように、S70において作業状態報知手段14は、例えば、S50において赤色点滅させていた△印を消灯させると共に○印を緑点灯させる。また目標差異算出手段12は、「ピピッ」という電子音を発し、ユーザーに対し計量作業の終了を知らせる形態としても良い。こうすることで作業状態報知手段14は、取り分けた歯科用印象材32が目標値となり、歯科用印象材32の取り分け作業を終えて良いことをユーザーへ適時に知らせることができる。
(本実施の形態に係る歯科用印象材設置システムの構造)
図5乃至10を用いて、本実施の形態に係る歯科用印象材設置システム(以下、単に「当システム」という。)100の構造について説明する。当システム100は、歯科用印象材122と液体(以下、単に「水」という。)を混合・練和すると共に、練和後の歯科用印象材122を印象採得用器具124へ設置するためのシステムであり、当システム100は、攪拌脱泡装置102、印象材押出装置112を有する。なお、歯科用印象材122とは、アルジネート印象材(アルギン酸印象材)の他、歯科用の印象材であれば、その種類は限定されない。
図5で示すように、攪拌脱泡装置102は、攪拌脱泡用容器(以下、単に「容器」という。)104を備え、印象材122と水を入れた容器104を公転させながら自転させることによって、印象材122と水の攪拌と脱泡を同時に行う装置である。攪拌脱泡装置102では、主として、容器104の公転による遠心力で脱泡が行われ、容器104の自転と公転との相互作用によって材料の攪拌(混合、練り合わせ)が行われる。
なお、容器104を公転させながら自転させる構造としては、遊星歯車装置を用いた構造(例えば特開昭61−290946号公報)、ベルト及びプーリと自在継手を用いた構造(例えば実開平5−32110号公報)、公転駆動用と自転駆動用に別々のモータを用いた構造(例えば実開平9−29086号公報)等がある。
図6で示すように、容器104は、容器本体126と蓋128とを有し、容器本体126の中に印象材122と水とを入れ、これらを攪拌・脱泡するための容器である。図7に容器本体126の側面断面図を示す。図7で示すように、容器104は、底部110にある開口部106、開口部106を開閉可能に塞ぐ栓部108を有する。開口部106は、底部110の略中央に位置し、容器104内で練和された印象材122を容器104の外部へ吐出させる際に使用する。そのため、印象材122の練和時、開口部106は栓部108にて閉じられている。
また、栓部108は、開口部106の開閉動作を容易にするため、脱着のし易い弾力を備えた樹脂、ゴム又はシリコンなどを材料とする。
さらに栓部108は、容器104に装着した際に容器104内側となる部位が山型形状となっている。栓部108が当該形状となることで、容器104内の印象材122と水とが移動し易くなり、これらの攪拌処理効率が高くなる。
また、図8で示すように、容器104は、底部110の形状を、底部110中央(栓部108)に向かって下方に傾斜した形状としても良い。容器104の底部形状をこのようにすることで、練和された印象材122を容器104の外部へ吐出させる動作をスムーズに行うことができる。
図9に印象材押出装置112の模式図を示す。印象材押出装置112は、攪拌脱泡装置102において練和された印象材122を、容器104から印象採得用器具124へ移設させる装置である。図9で示すように、印象材押出装置112は、容器固定部114、印象材押出部116、ガイド部120を有する。
容器固定部114は、攪拌脱泡装置102で印象材122を練和させた後、栓部108を取り外し開口部106を開状態とした容器104を印象材押出装置112へ固定するための部位である。容器固定部114は、容器104を上から挿入すれば、容器104が所定の位置でホールドされるカップ形状であることが好適である。
印象材押出部116は、容器固定部114に固定された容器104内に存在する印象材122を上方から均一な力で押さえ、印象材122を底部110にある開口部106から外部へ吐出させるための部位である。なお、開口部106から吐出される印象材122は、印象採得用器具124へ設置(充填)される。
図10に印象材押出部116の平面断面図を示す。図10で示すように、印象材押出部116は、側面に溝状機構である通気部118を有し、通気部118は、印象材押出部116の下端と上端とを連通させることによって、印象材押出部116下端面に接する空間にある空気を外部へ逃がす(放出させる)役割を果たす部位である。なお、通気部118は、印象材押出部116側面の溝状機構に限られず、印象材押出部116の下端と上端とを連通させる機能を備えれば、内側に孔状機構を設けて実現させる形態としても良い。また、設置される通気部118の数は限定されない。通気部118を設けることによって、印象材122と印象材押出部116下端面の間に存在する空気を外部へ逃がすことができるため、開口部106からの印象材122の吐出動作をスムーズに行うことができる。
図9で示すように、ガイド部120は、開状態となった開口部106に接続され、開口部106から吐出される印象材122を、印象材122の移設先である印象採得用器具124へ首尾よく移設できるようにガイドする部位である。図9で示すように、ガイド部120は、容器固定部114の下端に配置され、筒型形状とすることが好適である。
(本実施の形態に係る歯科用印象材設置システムの動作)
図11乃至16を用いて、当システム100の動作について説明する。図11は当システム100の動作を説明するフローチャートである。
S110において、当システム100の操作者は、容器104の開口部106に栓部108を取り付け、開口部106を閉状態とする。その後、操作者は、計量器などで適量(患者一人の歯型の印象採得1回分)の歯科用印象材122と水を計量し、容器本体126の中に投入すると共に、容器104の蓋128を閉める。そして操作者は、印象材122と水が入った容器104を攪拌脱泡装置102が備える容器ホルダに固定する。
S120において、操作者は、攪拌脱泡装置102のスイッチを操作することによって、攪拌脱泡装置102を稼働させ、容器104の中の印象材122と水とを攪拌、脱泡させる。印象材122と水を入れた状態の容器104が公転の動作及び自転の動作をすることによって、印象材122と水の攪拌と脱泡が同時に行われる。
S130において、操作者は、攪拌脱泡装置102のスイッチを操作することによって、攪拌脱泡装置102の稼働を停止させる。なお、攪拌脱泡装置102は自動停止する形態でも良い。そして操作者は、攪拌脱泡装置102の容器ホルダから容器104を取り出す。さらに図12で示すように、操作者は、容器104の蓋128を取り外すと共に、開口部106から栓部108を取り外し、開口部106を開状態とする。なお、印象材122は、ある程度の粘性を有するため、開口部106から自然に流れ出すことは無い。次に図13で示すように、操作者は、開口部106を開状態とした容器104を容器固定部114に設置し、所定の位置に容器104を固定する。
S140において図14で示すように、操作者は、容器104の上方から印象材押出部116を容器104内へ挿入し、印象材122を上から押さえるように継続して力を加えると共に、開口部106から印象材122を吐出させる。このとき、印象材122と印象材押出部116との間にある空気は、通気部118を介して、印象材押出部116の外へと放出される。それと同時に、操作者は、図15で示すような印象採取用のトレー124を、開口部106と接続されたガイド部の下で待機させると共に、ガイド部120(開口部106)から吐出された印象材122をトレー124上に盛り付ける。
また図16で示すように、操作者は、ガイド部120に印象採取用のシリンジ124を差し込み、ガイド部120(開口部106)から吐出された印象材122をシリンジ124の中へ充填させる形態としても良い。
その後、トレー124上に盛り付けられた印象材122やシリンジ124内に充填された印象材122は、通常の歯科治療と同様に使用され、患者の歯の型の印象採得が行われる。
このように当システム100は、操作者(術者)の技術の巧拙に関係なく、気泡を混入させることなく、印象材122を印象採得用器具124へ設置することができる。
また上記のように、当システム100は、印象材122の混合・練和工程から印象採得用器具124への移設工程まで、印象材122へ気泡が混入する機会を低減させることができる。
ここで、印象材122及び水を混合してから印象材122が硬化するまでの時間は一定であるため、印象材122及び水の混合・練和から印象材122の印象採得用器具124への設置の時間が短縮されれば、その短縮された分だけ患者の歯型の印象採得作業に割ける時間を相対的に長くすることができる。
また、栓部108が、容器104に装着した際に容器4内側となる部位が山型形状となっているため、容器104内の印象材122及び水が移動し易くなった結果、印象材122及び水の攪拌処理効率が高くなり、従来必要であった容器104に投入した印象材122及び水の手作業による初期攪拌が不要となる。
上記のような理由から当システム100は、容器104から印象材122を印象採得用器具124へ移設させる作業の手間及び時間を減らし、患者の歯型の印象採得作業に割ける時間を相対的に長くすることができるため、高精度で緻密な印象採得に基づく治療結果の改善に寄与することができる。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲において、種々の変形・変更が可能である。
1 歯科用材料計量装置(計量装置)
2 混合比記憶手段
4 第1の計量手段
6 第2の計量手段
8 硬軟情報受付手段
10 混合比抽出手段
12 目標差異算出手段
14 作業状態報知手段
16 初期情報受付手段
18 混合比算出手段
30 歯科用材料
32 歯科用印象材
34 歯科用石こう
36 水
38 混合比
40 第1の混合比
42 第2の混合比
44 第3の混合比
46 混合後の歯科用材料30の軟らかさ
48 目標差異
50 第1の計量手段が備える計量皿
52 第2の計量手段が備える計量皿
100 歯科用印象材設置システム
102 攪拌脱泡装置
104 攪拌脱泡用容器
106 開口部
108 栓部
110 容器底部
112 印象材押出装置
114 容器固定部
116 印象材押出部
118 通気部
120 ガイド部
122 歯科用印象材
124 印象採得用器具
126 攪拌脱泡用容器の容器本体
128 攪拌脱泡用容器の蓋

Claims (10)

  1. 歯科用材料と水との混合比であって、混合後の前記歯科用材料の軟らかさに応じた複数の前記混合比を記憶する混合比記憶手段と、
    前記歯科用材料又は前記水の何れか一方の重さを計量する第1の計量手段と、
    前記歯科用材料又は水のうち前記第1の計量手段が計量しない方の重さを計量する第2の計量手段と、
    ユーザーが希望する前記混合後の歯科用材料の軟らかさに関する情報を受け付ける硬軟情報受付手段と、
    前記軟らかさに関する情報に対応する、前記混合比記憶手段に記憶される一の前記混合比を抽出する混合比抽出手段と、
    前記第1の計量手段による計量結果及び前記一の混合比に基づき算出される、前記歯科用材料と水との混合比が前記一の混合比となるときの前記第2の計量手段において計量される物質の重さと、前記第2の計量手段による計量結果と、の差である目標差異を算出する目標差異算出手段と、
    前記目標差異に応じ、前記歯科用材料及び前記水の計量作業に関する進捗状況を前記ユーザーに対し報知する作業状態報知手段と、を有することを特徴とする歯科用材料計量装置。
  2. 前記作業状態報知手段が、前記目標差異を数値で表示することを特徴とする請求項1に記載の歯科用材料計量装置。
  3. 前記作業状態報知手段が、前記目標差異の大きさに応じ変化する記号を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科用材料計量装置。
  4. 前記作業状態報知手段が、前記目標差異の大きさが所定値よりも小さい場合に音による報知を行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一に記載の歯科用材料計量装置。
  5. 前記混合比記憶手段において、前記複数の前記混合比として、前記混合後の歯科用材料の軟らかさが軟らかめである場合の第1の混合比、前記混合後の歯科用材料の軟らかさが硬めである場合の第2の混合比、及び前記混合後の歯科用材料の軟らかさが標準的である場合の第3の混合比が記憶されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一に記載の歯科用材料計量装置。
  6. 前記ユーザーの操作に基づいて、前記第3の混合比、前記第1の混合比と前記第3の混合比との比、及び前記第2の混合比と前記第3の混合比との比の入力を受け付ける初期情報受付手段と、
    前記初期情報受付手段が受け付けた情報に基づいて、前記第2の混合比及び前記第3の混合比を算出する混合比算出手段と、を有することを特徴とする請求項5に記載の歯科用材料計量装置。
  7. 前記歯科用材料が、歯科用印象材であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一に記載の歯科用材料計量装置。
  8. 前記歯科用材料が、歯科用石こうであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一に記載の歯科用材料計量装置。
  9. 前記第1の計量手段が備える計量皿又は前記第2の計量手段が備える計量皿の何れか一方の上に載置した攪拌脱泡用容器であって、前記攪拌脱泡用容器を公転させながら自転させることにより、該容器内に投入された患者一人の歯型の印象採得1回分の使用量として計量された前記歯科用印象材及び水の攪拌と脱泡とを同時に行う攪拌脱泡装置と、前記攪拌脱泡用容器内で生成された前記歯科用印象材を印象採得用トレー又は印象採得用シリンジへ設置する際に使用する印象材押出装置と、を有する歯科用印象材設置システムであって、前記攪拌脱泡用容器が、底部に開口部と、該開口部を開閉可能に塞ぐ栓部と、を有し、前記印象材押出装置が、前記開口部を開状態とした前記攪拌脱泡用容器を固定する容器固定部と、前記歯科用印象材を上から押さえ、前記開口部から押し出す印象材押出部と、を有し、前記開口部が、前記攪拌脱泡用容器内面から該攪拌脱泡用容器外面へ通じ、該外面外側に突き出た前記歯科用印象材の流路を形成し、前記栓部が、弾性部材を材料とし、前記攪拌脱泡用容器内側に山型形状を成して突出し、該山型形状の底辺部位が前記攪拌脱泡用容器内面と隙間なく連なる頭部と、前記流路と隙間なく接し、前記流路の長さと同じ長さである胴体部と、前記流路出口の外周より大きく前記流路出口を隙間なく塞ぐ尻部と、を有し、前記開口部から押し出される前記歯科用印象材を、前記印象採得用トレー又は印象採得用シリンジへ設置する歯科用印象材設置システムにおける前記攪拌脱泡用容器の中に、計量対象である前記歯科用印象材又は前記水を入れて計量を行い、
    前記攪拌脱泡用容器が前記第1の計量手段が備える計量皿又は前記第2の計量手段が備える計量皿の上で自立できるように、前記攪拌脱泡用容器の底部形状と前記第1の計量手段が備える計量皿又は前記第2の計量手段が備える計量皿の上部形状とが雄雌構造となっていることを特徴とする請求項7に記載の歯科用材料計量装置。
  10. 第1の閾値、第2の閾値及び第3の閾値が、前記第1の閾値、第2の閾値及び第3の閾値の順に大きい正数であり、前記第3の閾値が、前記ユーザーが行う前記歯科用材料と水との計量作業の終了を知らせる条件となる閾値であり、
    前記作業状態報知手段が、前記目標差異が第1の閾値よりも大きい場合、△印を点灯させ、前記目標差異が第1の閾値よりも小さく、かつ、第2の閾値よりも大きい場合、△印を点滅させ、前記目標差異が第2の閾値よりも小さく、かつ、第3の閾値よりも大きい場合、△印を消灯させると共に、○印を点滅させ、前記目標差異の絶対値が第3の閾値よりも小さい場合、○印を点灯させ、前記目標差異が負数であり、かつ、絶対値が第3の閾値よりも大きい場合、▽印を点灯させることを特徴とする請求項3に記載の歯科用材料計量装置。
JP2014154329A 2014-07-29 2014-07-29 歯科用材料計量装置 Expired - Fee Related JP5611483B1 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014154329A JP5611483B1 (ja) 2014-07-29 2014-07-29 歯科用材料計量装置
KR1020150098953A KR101543988B1 (ko) 2014-07-29 2015-07-13 치과용 재료 계량 장치
TW104123492A TWI535999B (zh) 2014-07-29 2015-07-21 Dental materials metering device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014154329A JP5611483B1 (ja) 2014-07-29 2014-07-29 歯科用材料計量装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5611483B1 true JP5611483B1 (ja) 2014-10-22
JP2016031316A JP2016031316A (ja) 2016-03-07

Family

ID=52574637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014154329A Expired - Fee Related JP5611483B1 (ja) 2014-07-29 2014-07-29 歯科用材料計量装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5611483B1 (ja)
KR (1) KR101543988B1 (ja)
TW (1) TWI535999B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114904453A (zh) * 2022-05-17 2022-08-16 广西强强碳素股份有限公司 铝电解用预焙阳极生产煅烧工序精准配料系统

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI587747B (zh) * 2016-12-02 2017-06-11 Metal Ind Res & Dev Ct Method and apparatus for measuring the weight of suspension

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55140115A (en) * 1979-04-06 1980-11-01 Wella Ag Method and device for weighing twoocomponent mixed material
JPS63275915A (ja) * 1987-05-08 1988-11-14 Dainippon Printing Co Ltd 自動計量装置
JPH02128529U (ja) * 1989-03-27 1990-10-23
JPH10118101A (ja) * 1996-10-24 1998-05-12 Wada Seimitsu Shiken Kk 歯科用自動計量給液装置
JP2003065830A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Dentoronikusu:Kk 特定混合比の混合物調製用補助装置
JP5535412B1 (ja) * 2014-03-10 2014-07-02 株式会社ユーデント 歯科用印象材設置システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2468415A1 (de) 2010-12-24 2012-06-27 Sika Technology AG Dosier- und Mischvorrichtung für Mehrkomponentenstoffe

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55140115A (en) * 1979-04-06 1980-11-01 Wella Ag Method and device for weighing twoocomponent mixed material
JPS63275915A (ja) * 1987-05-08 1988-11-14 Dainippon Printing Co Ltd 自動計量装置
JPH02128529U (ja) * 1989-03-27 1990-10-23
JPH10118101A (ja) * 1996-10-24 1998-05-12 Wada Seimitsu Shiken Kk 歯科用自動計量給液装置
JP2003065830A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Dentoronikusu:Kk 特定混合比の混合物調製用補助装置
JP5535412B1 (ja) * 2014-03-10 2014-07-02 株式会社ユーデント 歯科用印象材設置システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114904453A (zh) * 2022-05-17 2022-08-16 广西强强碳素股份有限公司 铝电解用预焙阳极生产煅烧工序精准配料系统
CN114904453B (zh) * 2022-05-17 2023-12-29 广西强强碳素股份有限公司 铝电解用预焙阳极生产煅烧工序精准配料系统

Also Published As

Publication number Publication date
KR101543988B1 (ko) 2015-08-11
TWI535999B (zh) 2016-06-01
TW201608216A (zh) 2016-03-01
JP2016031316A (ja) 2016-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103167911B (zh) 用于将液体量分配成分量的微流体的测试载体
JP5611483B1 (ja) 歯科用材料計量装置
DE102009031306A1 (de) Einweg-Kartuschen zum Lagern und Ausbringen dentaler Zweikomponenten-Abformmassen
CN212236887U (zh) 一种兽药生产用配液装置
CN108144806B (zh) 一种定量灌胶机及其定量灌胶方法
JP5535412B1 (ja) 歯科用印象材設置システム
CN208373014U (zh) 一种用于配肥机间歇定量添加中微量元素的给料装置
KR101302338B1 (ko) 치과 보철물 제작에 사용되는 정량 믹싱장치
CN105709666B (zh) 一种口腔临床用合成橡胶印模材料的制备装置
CN211586530U (zh) 一种自动调胶装置
JP2010107472A (ja) 粉粒体の定量供給装置および粉粒体の定量計量方法
CN105651365B (zh) 自动微量称量系统及方法
CN208032506U (zh) 一种外科用药液配制装置
CN207591768U (zh) 新型中药混料搅拌器
CN208098006U (zh) 牙科用藻酸盐印模材料精准投料器
KR20190097691A (ko) 석고 정량 배합장치
CN106236481B (zh) 颗粒及粉末状药物分药器
CN211401390U (zh) 中药称量装置
CN215827017U (zh) 一种多药剂的定量取用装置
CN215138967U (zh) 一种药品研发用的药物混合装置
CN214729833U (zh) 一种药物分量器
CN205515558U (zh) 定量输出药液瓶
CN207286270U (zh) 多功能配药卫生台
CN212214105U (zh) 一种可精确控制药液容量的肿瘤护理用配药装置
CN210434381U (zh) 一种便于调节混合和药剂储放装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140802

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20140802

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20140828

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140902

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5611483

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees