JP5605761B2 - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
従来より、デジタルカメラや、携帯電話等の撮影機能を有する画像処理装置では、画像を生成する場合、撮像素子から取り込んだベイヤデータ(元画像データ)に対して、YUVデータへの変換、シェーディング補正や、エッジ強調などの画像補正、ノイズリダクション、歪曲補正、拡大・縮小などの各処理を行っている。
上述したような各処理を行う場合に、画像全体を処理しようとすると、各処理回路が非常に大きくなってしまうため、画像を横方向に所定のライン数ごとに分割するとともに(この分割した単位をベルトと呼ぶ)、分割した元画像データに画像処理で必要となる画像データ(リングピクセル)を付加して各種画像処理を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−211402号公報
しかしながら、上記従来技術による画像処理回路では、画像1枚をベイヤデータからJPEGデータなどに変換処理するための時間が大きくなり、連写間隔が大きくなるという欠点があった。この欠点を回避するために、同じ回路を2系統持つことで、2倍の画像処理能力を持とうとした。しかし、この対策では、処理する画像データ量が倍になるため、システム全体のメモリ処理能力により、2倍の処理能力が可能にはならないという欠点があった。
また、近年、ノイズリダクションなどの画像補正では、多くのリングピクセルが必要となり、画像処理するためのメモリアクセス量が膨大となり、その他の処理のメモリアクセスを圧迫するため、システム全体の処理能力が悪化し、全体の画像処理速度が遅くなるという欠点があった。
そこで本発明は、メモリバスを使用するデータ量を少なくするとともに、画像変換処理の高速化を図ることができ、消費電力の低減を図ることができる画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的達成のため、発明は、メモリに記憶された元画像データを複数の単位画像に分割し、この分割された各単位画像にリングピクセルを付加しながら順次所定の単位画像処理回路に転送して画像処理を行う画像処理装置であって、並列処理が可能に構成され、前記単位画像に対して同じ画像処理を行う複数の単位画像処理回路と、これら複数の単位画像処理回路で同じ元画像データ内の異なる位置の単位画像を並列的に協調処理させる場合に、前記複数の単位画像処理回路で共通して必要とするリングピクセルを一括して同時に転送するデータ転送回路とを備えることを特徴とする画像処理装置である。
また、好ましい態様として更に、前記複数の単位画像処理回路は、少なくとも第1の単位画像処理回路と第2の単位画像処理回路とからなり、前記データ転送回路は、更に、元画像データの配置順に第1単位画像〜第n単位画像までの複数の単位画像に分割し、前記第1単位画像を前記第1の単位画像処理回路で処理させ、前記第2単位画像を前記第2の単位画像処理回路で処理させる場合に、前記第1単位画像の周囲と前記第2単位画像の周囲に別々のリングピクセルを2つ付加するのではなく、前記第1単位画像と前記第2単位画像を合わせた周囲に1つの共通するリングピクセルを付加することを特徴とする。
また、好ましい態様として更に、前記データ転送回路は、更に、複数の単位画像を合わせた周囲に1つの共通するリングピクセルを付加した形で画像データをメモリから前記第1または前記第2の単位画像処理回路の各々に転送する場合に、リングピクセルの各々の部分が複数の単位画像に共通するリングピクセルであるのか、あるいは、いずれかの単位画像に固有のリングピクセルであるのか、あるいは、1つの単位画像のリングピクセルであり、かつ、他の単位画像の内部データであるのかを判別し、この判別結果に応じて各リングピクセル部分を各々の単位画像処理回路に振り分けて転送することを特徴とする。
また、上記目的達成のため、他の態様による発明は、メモリに記憶された元画像データを複数の単位画像に分割し、この分割された各単位画像にリングピクセルを付加しながら順次所定の単位画像処理回路に転送して画像処理を行う画像処理方法であって、並列処理が可能に構成され、前記単位画像に対して同じ画像処理を行う複数の単位画像処理ステップと、これら複数の単位画像処理ステップで同じ元画像データ内の異なる位置の単位画像を並列的に協調処理させる場合に、前記複数の単位画像処理ステップで共通して必要とするリングピクセルを一括して同時に転送するデータ転送ステップとを含むことを特徴とする画像処理方法である。
また、上記目的達成のため、他の態様による発明は、メモリに記憶された元画像データを複数の単位画像に分割し、この分割された各単位画像にリングピクセルを付加しながら順次所定の単位画像処理回路に転送して画像処理を行う画像処理装置のコンピュータに、並列処理が可能に構成され、前記単位画像に対して同じ画像処理を行う複数の単位画像処理機能、これら複数の単位画像処理機能で同じ元画像データ内の異なる位置の単位画像を並列的に協調処理させる場合に、前記複数の単位画像処理ステップで共通して必要とするリングピクセルを一括して同時に転送するデータ転送機能を実行させることを特徴とするプログラムである。
この発明によれば、メモリバスを使用するデータ量を少なくするとともに、画像変換処理の高速化を図ることができ、消費電力の低減を図ることができるという利点が得られる。
本発明の実施形態によるデジタルカメラの略構成を示すブロック図である。 本実施形態によるASIC2の構成を示すブロック図である。 本実施形態による画像処理による元画像と出力画像とを説明するための概念図である。 本実施形態による、2系統をまとめて使用する場合での画像データの流れを示すブロック図である。 本実施形態による、2系統をまとめて使用する場合での画像データの流れを示すブロック図である。 本実施形態において、2系統をまとめて使用する場合でのベルト処理範囲を示す概念図である。 本実施形態において、2系統をまとめて使用する場合での1ベルト分での処理を説明するための概念図である。 本実施形態による、1系統のみを使用する場合での画像データの流れを示すブロック図である。 本実施形態による、1系統のみを使用する場合での画像データの流れを示すブロック図である。 本実施形態において、1系統のみを使用する場合でのベルト処理範囲を示す概念図である。 本実施形態において、1系統のみを使用する場合と、2系統まとめて使用する場合との画像データとリングピクセルとの関係を示す概念図である。 本実施形態において、2系統まとめて使用する場合での処理を具体例を挙げて説明するための概念図である。 本実施形態による、1系統のみを使用する場合での動作タイミングを示すタイミングチャートである。 本実施形態による、2系統まとめて使用する場合での動作タイミングを示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
A.実施形態の構成
図1は、本発明の実施形態によるデジタルカメラの略構成を示すブロック図である。図において、CPU1は、所定のプログラムを実行することにより、後述する当該デジタルカメラの各部の動作(撮影、画像処理など)を制御する。ASIC2は、後述するCCD4から入力したベイヤデータに対して、YUVデータ変換、エッジ強調やシェーディング補正などの画像補正、画像の拡大や縮小、また、必要に応じてノイズ除去や、歪画像の歪曲補正を行う。また、ASIC2は、後述するCCD4から入力された画像データに対して各種画像処理等を施してLCD6に表示する。
RAM3は、CPU1や、ASIC2の動作に係る各種パラメータや、撮像された画像データ、該画像データに対して画像処理を施した後の画像データなどを保存するとともに、画像処理での途中結果を一時保存する。特に、本実施形態では、一部の画像処理(ノイズ除去、歪曲補正)において必要とされるバッファ領域がRAM3に確保される。CCD4は、レンズ等の光学系を通して結像された画像を電気信号として取り込み、撮像画像データ(以下、元画像データ、またはベイヤデータという)としてASIC2に供給する。
ROM5は、CPU1、ASIC2で実行される所定のプログラムや、動作パラメータなどを記憶する。特に、本実施形態では、各種画像処理で用いられるパラメータなどが記憶する。LCD6は、各種メニュー画面や、メニュー画面での各種設定項目、動作パラメータ、撮影時のスルー画像、撮影された元画像データなどを表示する。キーボード7は、各種撮影パラメータ、動作モードを設定・指定するためのボタンや、シャッタボタンなどからなる。電源部8は、各種バッテリ(一次電池、二次電池など)からなり、上述した各部を動作させるための電源を供給する。
次に、図2は、本実施形態によるASIC2の構成を示すブロック図である。図において、ASIC2は、DMAC(Dynamic Memory Access Controller)9、メモリ制御部10、CCD制御部11、画像変換部(A)12、画像補正部(A)13、画像変換部(B)14、画像補正部(B)15、画像データ転送部16、画素数変換部(A)17、(B)18、LCD制御部19、及びキーボード制御部20からなる。
DMAC9は、CPU1を介さずに、メモリ制御部10を用いてRAM3や、ROM5に直接アクセスし、元画像データの保存や、読み込み、あるいは、後述する各種画像処理部への引き渡しなどを制御する。メモリ制御部10は、DMAC9による制御の下、直接、RAM3や、ROM5にアクセスして、DMAC9とRAM3や、ROM5との間でデータの受け渡しを行う。CCD制御部11は、CCD4を駆動制御し、CCD4で取り込んだ元画像データをDMAC9に供給する。
画像変換部(A)12、(B)14は、元画像データをYUVデータに変換し、画像データ転送部16に供給する。画像補正部(A)13、(B)15は、供給される画像データに対して、エッジ強調や、シェーディング補正などの画像補正を行い、画素データ転送部16に供給する。すなわち、画像変換部(A)12、(B)14、画像補正部(A)13、(B)15は、画像処理が終わった画像データを、画像データ転送部16を介して、順次、次の処理部へ引き渡すことができるよう構成されている。
画像データ転送部16は、上記画像変換部(A)12、(B)14、画像補正部(A)13、(B)15が互いに画像データの入出力を行う場合や、メモリ制御部10との間で画像データの入出力を行う場合に、DMAC9との間で転送処理を制御する。画素数変換部(A)17、(B)18は、供給される画像データの拡大や、縮小を行う。LCD制御部19は、DMAC9から供給される元画像データや、画像処理が施された画像データなどのLCD6への表示を制御する。キーボード制御部20は、キーボード7の入力(スキャン)を制御する。
本実施形態では、ASIC2において、画像処理回路(画像変換部(A)12、(B)14、画像補正部(A)13、(B)15)を2系統持ち、その2系統の画像処理回路のためのデータ転送を、2系統まとめて行う第1の動作モードとするか、1系統ごとに行う第2の動作モードとするかを選択(切り換え)できるようにし、2系統の回路で画像データを共有する場合には、重複する部分を自動的に判断し、RAM3からDMA転送により入力したデータを2系統に分配することで、トータルのメモリとのデータ転送量を少なくて済むようにしたことを特徴としている。
また、このとき、リングピクセルの各々の部分が複数のベルトに共通するリングピクセルであるのか、あるいは、いずれかのベルトに固有のリングピクセルであるのか、あるいは、1つのベルトのリングピクセルであり、かつ、他のベルトの内部データであるのかを判別し、この判別結果に応じて各リングピクセル部分を各々の画像処理回路(画像変換部(A)12、(B)14、画像補正部(A)13、(B)15)に振り分けて転送する。
B.実施形態の動作
次に、上述した実施形態の動作について説明する。
図3は、本実施形態による画像処理による元画像と出力画像とを説明するための概念図である。図3に示すように、元画像のベイヤデータの一部(192×160ピクセル)を、YUVデータ(160×128ピクセル)として出力する場合について説明する。この場合、画像変換部(A)12、(B)14、及び画像補正部(A)13、(B)15のリングピクセルは、上下左右に16ピクセル必要なものとする。出力画像は、水平160ピクセル、垂直128ピクセルとし、出力の1ベルトのライン数は、32ピクセルとする。
この場合に必要な元データは、192×160ピクセルである。1ベルト分の処理には、192×64ピクセルの画像データを入力する必要があるが、2ベルト分の処理を行うため、必要な画像データは、192×96ピクセル(出力1ベルトサイズ160×64ピクセルに対し、周辺に16ピクセルのリングピクセルが必要なため)となる。出力サイズ(160×128)、1ベルトのライン数(32)、ベルト数(4)、リングピクセル数(16)、転送経路(直結、2系統使用)などのレジスタ設定を画像データ転送部に行う。
(2系統をまとめて使用する場合)
まず、2系統まとめて使用する場合について説明する。
図4、図5は、本実施形態による、2系統をまとめて使用する場合での画像データの流れを示すブロック図である。CPU1は、各種サイズの設定、及び経路を、画像データ転送部16に対して設定する。具体的には、図4に示すように、画像変換部(A)12と画像補正部(A)13とを直結し、画像変換部(B)14と画像補正部(B)15とを直結して使用する。
経路設定が直結であると判断すると、画像データ転送部16は、画像変換部(A)12と画像補正部(A)13、及び画像変換部(B)14と画像補正部(B)15に対し、直結であることを設定するとともに、各処理部に対し、出力ライン数から計算した各処理部ごとのライン数を設定する。このときに2系統同時使用の設定であると判断すると、画像データ転送部16は、RAM3から読み込んでDMA転送を行う。
画像データ転送部16は、出力ベルトのライン数×2+リングピクセル数×2=96ラインを1ベルトのライン数として、RAM3に保存されたベイヤデータを読み出し、96ライン中1ライン〜64ラインの64ライン分を画像変換部(A)12に出力し、32ライン〜96ラインの64ライン分を画像変換部(B)14に出力する。その後、画像データ転送部16は、画像補正部(A)13から送られてきた32ライン分の画像処理されたデータを出力画像の1ライン〜32ラインとして、画像補正部(B)15から送られてきた32ライン分の画像処理されたデータを出力画像の33ライン〜64ラインとしてRAM3にDMA転送を行う。
画素数変換部(A)17は、DMAC9によりRAM3からDMA転送されてくる、1ライン〜32ライン分の画像処理されたデータに対して画素数変換を施し、160×32ピクセルの画像データを出力し、画素数変換部(B)18は、33ライン〜64ライン分の画像処理されたデータに対して画素数変換を施し、160×32ピクセルの画像データを出力する。画像データ転送部16は、画素数変換部(A)17からの1ベルト分の画像データと画素数変換部(B)18からの1ベルト分の画像データとをRAM3にDMA転送を行う。
上述した処理を、図5に示すように、2回行うことで、128ライン分の出力結果を得ることができる。まず、192×96ピクセルの2ベルト分(第1、第2ベルト)に対して、上述した処理を行うことで、160×64ピクセル(64ライン分)の第1ベルト+第2ベルトの画像データを得る。次に、192×96ピクセルの2ベルト分(第3、第4ベルト)に対して、上述した処理を行うことで、160×64ピクセル(64ライン分)の第3ベルト+第4ベルトの画像データを得る。
図6は、本実施形態において、2系統をまとめて使用する場合でのベルト処理範囲を示す概念図である。図6に示すように、2系統をまとめて使用する場合には、96ライン/ベルトの第1、第2ベルトに対して処理を施し、次いで、96ライン/ベルトの第3、第4ベルトに対して、そして、96ライン/ベルトの第5、第6ベルトに対して処理を施すことになる。出力は、各ベルトで、32ライン/ベルトとなる。
図7は、本実施形態において、2系統をまとめて使用する場合での1ベルト分での処理を説明するための概念図である。図7に示すように、例えば、第1+第2ベルト(96ライン)中、1ライン〜64ラインの64ライン分に対して、画像変換部(A)12、画像補正部(A)13で処理を施し、第1ベルト(32ライン)を出力し、32ライン〜96ラインの64ライン分に対して、画像変換部(B)14、画像補正部(B)15で処理を施し、第2ベルト(32ライン)を出力する。それぞれのベルトの上下の斜線部分がリングピクセルである。これを、図6に示す第3+第4ベルト、第5+第6ベルトに対しても同様に行う。
(1系統のみの使用の場合)
次に、1系統のみを使用する場合について説明する。
図8、図9は、本実施形態による、1系統のみを使用する場合での画像データの流れを示すブロック図である。CPU1は、各種サイズの設定、及び経路を、画像データ転送部16に対して設定する。具体的には、図8に示すように、画像変換部(A)12と画像補正部(A)13とを直結し、画像変換部(B)14と画像補正部(B)15とを直結して使用する。
経路設定が直結であると判断すると、画像データ転送部16は、画像変換部(A)12、(B)14、画像補正部(A)13、(B)15に対し、直結であることを設定するとともに、各処理部に対し、出力ライン数から計算した各処理部ごとのライン数を設定する。このときに1系統のみ使用の設定であると判断すると、画像データ転送部16は、RAM3から読み込んでDMA転送を行う。
画像データ転送部16は、出力ベルトのライン数+リングピクセル数x2=64ラインを1ベルトのライン数として、RAM3に保存されたベイヤデータを読み出し、1ライン〜64ラインの64ライン分を画像変換部(A)12に出力する。その後、画像データ転送部16は、画像補正部(A)13から送られてきた32ライン分の画像処理されたデータを出力画像の1ライン〜32ラインとして、RAM3にDMA転送を行う。
画素数変換部(A)17は、DMAC9によりRAM3からDMA転送されてくる、1ライン〜32ライン分の画像処理されたデータに対して画素数変換を施し、160×32ピクセルの画像データを出力し、画素数変換部(B)18は、33ライン〜64ライン分の画像処理されたデータに対して画素数変換を施し、160×32ピクセルの画像データを出力する。画像データ転送部16は、画素数変換部(A)17からの1ベルト分の画像データと画素数変換部(B)18からの1ベルト分の画像データとをRAM3にDMA転送を行う。
本実施形態では、処理系統は2系統あるので、1度に2系統分、並行して処理が可能である。この処理を、図9に示すように、合計4回行うことで、128ライン分の出力結果を得ることができる。なお、1系統が空いている場合には、別の画像を処理することができる。
図10は、本実施形態において、1系統のみを使用する場合でのベルト処理範囲を示す概念図である。図10に示すように、1系統のみを使用する場合には、64ライン/ベルトの第1ベルトに対して処理を施し、次いで、64ライン/ベルトの第2ベルトに対して、そして、64ライン/ベルトの第3ベルトに対して処理を施すことになる。出力は、各ベルトで、32ライン/ベルトとなる。
図11(a)、(b)は、本実施形態において、1系統のみを使用する場合と、2系統まとめて使用する場合との画像データとリングピクセルとの関係を示す概念図である。1系統のみを使用する場合には、図11(a)に示すように、32ライン/ベルトの画像データに対して、上下左右に16ピクセル必要となり、全体として、64ライン/ベルトとなる。一方、2系統まとめて使用する場合には、図11(b)に示すように、64ライン/ベルトの画像データに対して、上下左右に16ピクセル必要となり、全体として、96ライン/ベルトとなる。
図12は、本実施形態において、2系統まとめて使用する場合での処理を具体例を挙げて説明するための概念図である。なお、図12では、リングピクセルとベルトのライン数とを分かりやすくするために、第1+第2ベルトを80ラインとし、48ライン/ベルト単位で処理するものとし、第1ベルトの先頭ライン位置=0、出力ベルトのライン数=32、上リングピクセル数=8、下リングピクセル数=8として説明する。第1ベルト、第2ベルトの上下にある斜線部分がリングピクセルである。
第1ベルトの最終ライン位置=第1ベルトの先頭ライン位置+出力ベルトのライン数+出力ベルトのライン数+上下のリングピクセル数−1=0+32+16−1=47となり、第2ベルトの先頭ライン位置=第1ベルトの先頭ライン位置+出力ベルトのライン数=0+32=32となり、第2ベルトの最終ライン位置=第1ベルトの先頭ライン位置+出力ベルトのライン数*2+上下のリングピクセル数−1=0+64+16−1=79となる。
図13は、本実施形態による、1系統のみを使用する場合での動作タイミングを示すタイミングチャートである。画像データ転送部16は、第1ベルト(1〜64ライン)のうち、1〜32ライン、33〜64ライン、第2ベルト(33〜96ライン)のうち、33〜64ライン、65〜96ライン、第3ベルト(65〜128ライン)のうち、65〜96ライン、97〜128ラインとRAM3から順次読出し、画像変換部(A)12へ出力する。画像変換部(A)12では、上記1〜32ライン、33〜64ライン、33〜64ライン、65〜96ライン、65〜96ライン、97〜128ラインを順番に処理し、17〜48ライン(32ライン分)、49〜80ライン(32ライン分)、81〜112ライン(32ライン分)の画像データを出力し、画像データ転送部16からRAM3にDMA転送される。上記一連の処理で、画像変換部(B)14は他の処理を行うことが可能である。
図14は、本実施形態による、2系統まとめて使用する場合での動作タイミングを示すタイミングチャートである。画像データ転送部16は、第1+第2ベルト(1〜96ライン)のうち、1〜32ライン、33〜64ライン、65〜96ライン、第3+第4ベルト(65〜160ライン)のうち、65〜96ライン、97〜128ライン、129〜160ラインをRAM3から順次読出し、1〜64ライン、65〜128ライン、129〜1192ラインを画像変換部(A)12へ出力し、33〜96ライン、97〜160ライン、161〜192ラインを画像変換部(B)14へ出力する。
画像変換部(A)12では、上記1〜64ライン、65〜128ライン、129〜192ラインを順番に処理し、17〜48ライン(32ライン分)、81〜112ライン(32ライン分)、145〜176ライン(32ライン分)、…の画像データを出力し、画像変換部(B)14では、上記33〜96ライン、97〜160ライン、161〜224ラインを順番に処理し、49〜80ライン(32ライン分)、113〜144ライン(32ライン分)、…の画像データを出力する。画像データ転送部16からは、上記17〜48ライン(32ライン分)、49〜80ライン(32ライン分)、81〜112ライン(32ライン分)、113〜144ライン(32ライン分)、145〜176ライン(32ライン分)、…をRAM3にDMA転送される。
上述した実施形態によれば、RAM3から入力したデータを2系統の回路で共有するようにしたことで、同じリングピクセルの重複した転送量を減らし、メモリバスを使用するデータ量を少なくするとともに、画像変換処理の処理効率の向上化、高速化を図ることができる。また、2系統のうち1系統のみで使用できるようにしたことで、低速で処理する場合には、1系統の回路のみの動作になり、消費電力の低減を図ることができる。
また、上述した実施形態で説明したように、リングピクセル16ピクセルで出力画像サイズが160x128ピクセルで8bitベイヤーデータの場合、従来では、1画像処理するためのベイヤーデータ入力に192x64x4=49152バイトのデータ転送を行う必要があった。
これに対して、本実施形態では、1画像処理するためのベイヤーデータ入力に192x96x2=36864バイトのデータ転送でよく従来比75%のデータ転送量でよい。また、リングピクセルが32ピクセルの場合には、66.7%のデータ転送量で済む。実際には90ピクセルのリングピクセルを使用する場合もあり、大幅な使用帯域の削減を行うことができる。
1 CPU
2 ASIC
3 RAM
4 CCD
5 ROM
6 LCD
7 キーボード
8 電源部
9 DMAC
10 メモリ制御部
11 CCD制御部
12 画像変換部(A)
13 画像補正部(A)
14 画像変換部(B)
15 画像補正部(B)
16 画像データ転送部
17 画素数変換部(A)
18 画素数変換部(B)
19 LCD制御部
20 キーボード制御部

Claims (5)

  1. メモリに記憶された元画像データを複数の単位画像に分割し、この分割された各単位画像にリングピクセルを付加しながら順次所定の単位画像処理回路に転送して画像処理を行う画像処理装置であって、
    並列処理が可能に構成され、前記単位画像に対して同じ画像処理を行う複数の単位画像処理回路と、
    これら複数の単位画像処理回路で同じ元画像データ内の異なる位置の単位画像を並列的に協調処理させる場合に、前記複数の単位画像処理回路で共通して必要とするリングピクセルを一括して同時に転送するデータ転送回路と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記複数の単位画像処理回路は、
    少なくとも第1の単位画像処理回路と第2の単位画像処理回路とからなり、
    前記データ転送回路は、
    更に、元画像データの配置順に第1単位画像〜第n単位画像までの複数の単位画像に分割し、前記第1単位画像を前記第1の単位画像処理回路で処理させ、前記第2単位画像を前記第2の単位画像処理回路で処理させる場合に、前記第1単位画像の周囲と前記第2単位画像の周囲に別々のリングピクセルを2つ付加するのではなく、前記第1単位画像と前記第2単位画像を合わせた周囲に1つの共通するリングピクセルを付加することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記データ転送回路は、
    更に、複数の単位画像を合わせた周囲に1つの共通するリングピクセルを付加した形で画像データをメモリから前記第1または前記第2の単位画像処理回路の各々に転送する場合に、リングピクセルの各々の部分が複数の単位画像に共通するリングピクセルであるのか、あるいは、いずれかの単位画像に固有のリングピクセルであるのか、あるいは、1つの単位画像のリングピクセルであり、かつ、他の単位画像の内部データであるのかを判別し、この判別結果に応じて各リングピクセル部分を各々の単位画像処理回路に振り分けて転送することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. メモリに記憶された元画像データを複数の単位画像に分割し、この分割された各単位画像にリングピクセルを付加しながら順次所定の単位画像処理回路に転送して画像処理を行う画像処理方法であって、
    並列処理が可能に構成され、前記単位画像に対して同じ画像処理を行う複数の単位画像処理ステップと、
    これら複数の単位画像処理ステップで同じ元画像データ内の異なる位置の単位画像を並列的に協調処理させる場合に、前記複数の単位画像処理ステップで共通して必要とするリングピクセルを一括して同時に転送するデータ転送ステップと
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  5. メモリに記憶された元画像データを複数の単位画像に分割し、この分割された各単位画像にリングピクセルを付加しながら順次所定の単位画像処理回路に転送して画像処理を行う画像処理装置のコンピュータに、
    並列処理が可能に構成され、前記単位画像に対して同じ画像処理を行う複数の単位画像処理機能、
    これら複数の単位画像処理機能で同じ元画像データ内の異なる位置の単位画像を並列的に協調処理させる場合に、前記複数の単位画像処理回路で共通して必要とするリングピクセルを一括して同時に転送するデータ転送機能
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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