JP5605611B2 - 粉体搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
画像形成装置である。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部を示す拡大図である。
図2に示すように、現像装置5は、感光体ドラム1に対向する現像剤担持体としての現像ローラ51、現像ローラ51の下方に設置された現像剤規制部材としてのドクターブレード52、現像剤収容部53,54内に配設された現像剤攪拌搬送部材としての2つの搬送スクリュー55,56、現像剤Gを収容するケース50等で構成されている。ここで、現像剤Gとしては、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤を用いている。また、現像装置5には、現像剤G中のトナー濃度を検知する図示しないトナー濃度センサが設けてある。
その後、感光体ドラム1の表面は、不図示の露光部から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって静電潜像が形成される(露光工程)。
その後、感光体ドラム1の表面は、中間転写ベルト11及び第1転写バイアスローラ9との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト11上に転写される(1次転写工程)。このとき、感光体ドラム1上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
最後に、感光体ドラム1の表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1上で行われる一連の作像プロセスが終了する。
そして、中間転写ベルト11は、図の矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y,9M,9C,9Bkの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bk上の各色のトナー像が、中間転写ベルト11上に重ねて1次転写される。
こうして、中間転写ベルト11上で行われる一連の転写プロセスが終了する。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の被転写材Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の被転写材Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
その後、被転写材Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置本体100外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における一連の画像形成プロセスが完了する。
図3に示すように、トナー補給装置60は、トナーを充填したトナー収容器(粉体収容器)としてのトナーカートリッジ61と、トナーカートリッジ61を保持する保持部材としての引出トレイ62と、トナーカートリッジ61を固定する固定部63と、トナーカートリッジ61から排出されたトナーを貯留するサブホッパ64等によって構成されている。また、サブホッパ64には、内部に貯留されたトナーを現像装置に向けて搬送するための図示しないトナー搬送パイプが接続されている。
図4に示すように、トナーカートリッジ61は、粉体としてのトナーを収容するトナー収容部(粉体収容部)66と、トナー収容部66内のトナーを外部へ排出するための排出部67によって構成されている。
図5(b)に示すように、開口保持部材68は、短筒状の挿入部68aと、フランジ状の連結部68bとが一体成型されて構成されている。図5(c)に示すように、挿入部68aは、トナー収容部66のトナー投入口66aに挿入可能となっている。本実施形態では、トナー収容部66と開口保持部材68とを熱容着にて接着するようにしているが、接着剤等により接着してもよい。また、熱容着する際に、挿入部68aの挿入箇所を図5(c)の上下方向から抑えやすいように、挿入部68aの外形は略六角形状に形成されている。
図6(b)に示すように、排出部67の両側面にはそれぞれ凹部67fが設けられている。一方、各凹部67fに対応する引出トレイ62の部位には、凸部62aが設けてあり、各凸部62aは対応する凹部67f内に挿入可能となっている。また、トナー収容部66の排出部67側とは反対側の端部には、相手側の係止部に係止される被係止部としての孔部66bが形成されている。一方、孔部66bに対応する引出トレイ62の部位には、係止部としてのフック状の引っ掛け部62bが設けられている。
図7に示すように、固定部63は、サブホッパ64の上部に接続された本体部70と、本体部70の上部に取り付けられた固定アーム71と、固定アーム71と本体部70とに渡って取り付けられたバネ部材72と、固定アーム71よりも下方で本体部70に取り付けられたシャッタ開放部材73を有している。なお、固定アーム71、バネ部材72及びシャッタ開放部材73は、それぞれ、図の手前側と奥側に1つずつ設けられている。
以上のようにして、トナーカートリッジ61の固定部63への固定が完了する。
図8に示すように、引出トレイ62は、上記トナーカートリッジ61の両側面を支持する一対の側壁62cと、トナーカートリッジ61を載置する載置面62dとを有する。各側壁62cの図の手前側の端部には、上記本体側フレーム65に取り付ける際に主基準となる主基準軸62eが配設されている。なお、本実施形態では、この主基準軸62eは、後述のトナー搬送装置に駆動力を伝達する伝達ギヤ74の支軸として用いられている。また、各側壁62cの図の奥側の端部には、それぞれ本体側フレーム65に取り付ける際に従基準となる従基準軸62fが1つずつ配設されている。
図9に示すように、本体側フレーム65は、引出トレイ62の引出方向X1及び収容方向X2に伸びる一対のガイドレール65aを有する。また、各ガイドレール65aの上端縁は、引出トレイ62の両側壁62cに形成された溝62g内に挿入されている。これにより、引出トレイ62はガイドレール65aに沿って引出方向X1と収容方向X2とに移動可能に構成されている。
図15に示すように、脚部材82は、上記引出トレイ62の載置面62dに当接しており、この載置面62dに沿って送出方向Z1と戻り方向Z2に往復移動可能となっている。すなわち、載置面62dは、脚部材82をガイドするガイド面としての機能も有する。上記のように、送出部材81と脚部材82は捩りコイルバネによって互いに開くように付勢されているが、脚部材82は、載置面62dに当接することによって水平方向に配設された状態で支持されている。一方、送出部材81は、水平方向に支持されている脚部材82に対して送出方向Z1(排出部67側)へ回動して開くように付勢されているが、図示しないストッパー等の規制部が前記捩りコイルバネの付勢力に抗して送出部材81の開く方向への回動を規制している。これにより、送出部材81は載置面62dに対して起立した状態(図の実線で示す状態)となるように支持されている。このように、載置面62dと規制部とによって、送出部材81が載置面62dに対して所定の起立した状態となるように、送出部材81と脚部材82とが成す開き角度は所定の角度αに保持されている。
以下、図16と図17に基づき、送出部材81を起立した状態と倒れた状態とに切り換える切り換え動作について説明する。
なお、図18の(a)(b)(c)では、それぞれトナーカートリッジ61が引出トレイ62に装着され、さらに、その引出トレイ62が装置本体内に収容された状態となっている。従って、この状態で装置本体側の駆動装置からベルト部材83に駆動力が伝達可能となっており、送出部材81を往復移動させ得る状態となっている。
この場合、送出部材81は捩りコイルバネの付勢力を受けて起立した状態となっている。これにより、トナー収容部66の下面は、起立した送出部材81によって内側へ押し込まれた状態となっている。そして、送出部材81がトナー収容部66を内側へ押し込んだ状態で送出方向Z1に移動することにより、内部のトナーTは送出部材81によって押されて排出部67側へ移動させられる。そして、排出部67側へ移動させられたトナーTは、慣性力と重力によって排出部67から下方へ排出される。また、本実施形態では、排出部67に微小な振動を付与する図示しない振動付与手段が設けられており、この振動付与手段によって排出部67に微小な振動を付与することで、排出部67からのトナーTの排出が促進される。
このように、トナー収容部66内にトナーTが大量に存在する箇所では、トナーTが詰まっていることでトナー収容部66が硬くなっていると共に、トナーTの重量で重くなっている。このため、図18(b)に示すように、送出部材81は倒れた状態となり、トナー収容部66に対する送出部材81の押し込み量が少なくなる。そして、送出部材81は、トナーTが大量に存在する箇所では倒れた状態のまま送出方向Z1に移動する。その後、送出部材81が排出部67付近のトナーTの比較的少ない位置に達すると、図18(c)に示すように、送出部材81は起立した状態となることで、送出部材81の押し込み量が多くなる。このように、排出部67付近で送出部材81が起立して押し込み量が多くなることにより、排出部67付近の動かし易いトナーTから順次排出することができる。
60 トナー補給装置
61 トナーカートリッジ
62 引出トレイ
63 固定部
65 本体側フレーム
66 トナー収容部(粉体収容部)
66a トナー投入口(粉体投入口)
67 排出部
67b 排出口
67c 傾斜面
67g 突起部(被固定部)
68 開口保持部材
71 固定アーム
71b 支軸(回動支点)
72 バネ部材
81 送出部材
82 脚部材
87 スイッチ(移動方向切換手段)
88 スイッチ(移動方向切換手段)
T トナー(粉体)
Claims (10)
- 粉体を収容すると共に少なくとも一部が変形可能な粉体収容部と、当該粉体収容部内の粉体を外部へ排出するための排出部と、前記粉体収容部の変形可能な部分を内側へ押し込んだ状態で前記排出部側へ移動して粉体を排出部へ送り出す送出部材とを備えた粉体搬送装置において、
前記送出部材の押し込み量が、前記粉体収容部内の粉体の量に応じて可変するように構成し、
前記送出部材と一体的に移動可能な脚部材に前記送出部材を回動可能に取り付けて、当該送出部材を前記粉体収容部に向かって起立した状態と倒れた状態とに切換可能に構成すると共に、付勢部材によって前記送出部材を起立する方向に付勢するように構成したことを特徴とする粉体搬送装置。 - 粉体を収容すると共に少なくとも一部が変形可能な粉体収容部と、当該粉体収容部内の粉体を外部へ排出するための排出部と、前記粉体収容部の変形可能な部分を内側へ押し込んだ状態で前記排出部側へ移動して粉体を排出部へ送り出す送出部材とを備えた粉体搬送装置において、
前記送出部材の押し込み量が、前記粉体収容部内の粉体の量に応じて可変するように構成し、
前記粉体収容部に形成された粉体投入口を開口した状態に保持する開口保持部材を設けたことを特徴とする粉体搬送装置。 - 前記送出部材を、所定の付勢力で前記粉体収容部側へ付勢するように構成した請求項1又は2に記載の粉体搬送装置。
- 前記脚部材が移動する際に当該脚部材をガイドするガイド面と、前記付勢部材の付勢力に抗して前記送出部材を規制する規制部とによって、前記送出部材が前記起立した状態となるように保持するように構成した請求項1に記載の粉体搬送装置。
- 前記送出部材を前記排出部側へ移動する送出方向とそれと逆方向に移動する戻り方向とに往復移動可能に構成し、前記送出部材の各移動方向切換位置に、前記脚部材が前記付勢部材の付勢力を受けて侵入可能な凹部又は孔部を設け、
前記送出部材が前記送出方向に移動して前記脚部材が前記凹部又は前記孔部に侵入した後、前記送出部材を前記戻り方向に移動させて、前記脚部材を前記凹部又は前記孔部の縁に当接させて回動させることにより、前記送出部材を起立した状態から倒れた状態に切り換え、
前記送出部材が前記戻り方向に移動して前記脚部材が前記凹部又は前記孔部に侵入した後、前記送出部材を前記送出方向に移動させて、前記脚部材を前記凹部又は前記孔部の縁に当接させて回動させることにより、前記送出部材を倒れた状態から起立した状態に切り換えるように構成した請求項1又は4に記載の粉体搬送装置。 - 前記送出部材の移動方向を切り換えるための移動方向切換手段を設け、前記送出部材が移動方向切換位置に到達した際に前記移動方向切換手段に接触又は近接して当該移動方向切換手段をオンにする入力手段を前記送出部材に設けた請求項5に記載の粉体搬送装置。
- 前記排出部に形成された排出口を下方を臨むように配設し、前記排出部内に前記排出口に向かって下方へ傾斜した傾斜面を設けた請求項1から6のいずれか1項に記載の粉体搬送装置。
- 前記粉体収容部と前記排出部を一体的に着脱可能な固定部を設け、前記固定部は、前記粉体収容部又は前記排出部に設けられた被固定部を固定する固定位置とその固定を解除する固定解除位置とに回動することで切り換えられる固定アームと、当該固定アームに一端部が取り付けられると共に前記固定アームの回動に伴って前記取り付けられた端部が固定アームの回動支点を越えることで固定アームをその回動させる方向へ付勢するバネ部材を有する請求項1から7のいずれか1項に記載の粉体搬送装置。
- 前記粉体収容部と前記排出部の前記固定部への着脱動作に伴って、前記被固定部が前記固定アームに当接することにより、前記固定アームを回動操作可能に構成した請求項8に記載の粉体搬送装置。
- 請求項1から9のいずれか1項に記載の粉体搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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