JP5603275B2 - 引戸 - Google Patents

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本発明は、自動開閉装置を備えた引戸に関するものである。
高齢者住宅や福祉施設、病院等に使用される出入口は、車椅子に乗った人が行き来できるように、開口が広い構造をとっており、その間口に対応した引戸障子が取り付けてある。また、これらの引戸には、利用者の開閉操作を補助するため、特開2009−228410号公報に開示されるように、開放した障子が自動で閉鎖するものや、特開2007−039997号公報に開示されるように、利用者が僅かに開放動作及び閉鎖動作を行うことにより自動で障子が全開放又は全閉鎖するものがある。このような引戸は、障子を開閉したときに上部に取り付けてあるゼンマイにエネルギーが蓄積され、そのエネルギーを利用して障子の開閉を補助する構造となっている。
特開2009−228410号公報
特開2007−039997号公報
特開平7−018940号公報
しかしながら、上記先行技術の引戸は、上記のように利用者の開閉操作を補助できる反面、障子を操作したときにゼンマイを変形してエネルギーを蓄積するために、操作の負荷が通常の引戸より大きくなってしまい、利用者によってはかえって利用しづらいなどの問題点もあるが、高齢者福祉施設や病院では入所者や利用者の入れ替わりがあるので、入所者にあわせて障子の開閉の補助を切り換えられない不都合もあった。また、状況に応じて開閉を制御する機能の有無を選択できるものが特開平7−018940号公報に開示されている。しかしながら、前述のものはピニオンギアを電気的制御により移動させてラックと係脱自在とするものであるため、構成が複雑なものであり、ピニオンギアのように小さな部材を移動可能に設けてあることから、強度の点においても難点のあるものであった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、簡単な構造及び操作により障子が自動開閉する機能の作動と解除の切り替えができる引戸を提供することにある。
本発明のうち請求項1記載の発明は、障子と枠と自動開閉装置とラックを備え、自動開閉装置は、障子または枠のいずれかに取り付けてあると共にギアを有し、ラックは、障子と枠のうちの自動開閉装置のないほうに有しており、自動開閉装置は、ラックとギアとが係合したときの障子の開放方向への動作、または閉鎖方向への動作により蓄積したエネルギーを利用して障子を閉鎖または開放するものであり、ラックは、ギアと係脱自在に移動可能であると共に、ラックの移動操作により障子に対する自動開閉装置の作動の有無を選択できることを特徴とする。
本発明のうち請求項2記載の発明では、ラックは、上下枠または障子に対して移動自在なラックホルダーに固定されており、ラックホルダーは、レバーを有しており、レバーを操作してラックホルダーをスライドしたときにラックが移動し、ラックとギアの係合の有無を選択できることを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明によれば、障子または枠に取り付けてあるラックを移動して自動開閉装置のギアに係合させることにより、ギアと連動する自動開閉装置が作動し、また、ラックをギアから離せば、ギアと連動する自動開閉装置にエネルギーが蓄積されず、通常の引戸として使用することができる。
本発明の請求項2記載の発明によれば、自動開閉装置の作動の有無の選択がレバーをスライドさせることにより行われることから、切り替え時の操作性が向上する。
図2中のBを拡大した正面図である。 (a)は、本実施による引戸の全体を示す正面図であり、(b)は、(a)中のC−C線横断面図である。 (a)(b)は、図1中のAを拡大して本実施による引戸の作動状態を示す簡略化した正面図である。 (a)(b)は、図2(a)中のD−D線断面図の一部を拡大したものであり、本実施による引戸の作動状態を示す簡略化した縦断面図である。 本発明による他の実施形態の引戸の全体を示す正面図である。 (a)(b)は、図5中のEを拡大して本実施による引戸の作動状態を示す簡略化した正面図である。
以下に、図面に基づいて本実施による引戸の実施の形態を説明する。
本実施による引戸は、図1と図2(a)(b)のように、枠1と、障子2と、自動開閉装置3と、自動開閉装置3の作動の有無を切り替える切り替え部とを有している。枠1は、躯体開口部16の内周に沿わせて四周に設けてあり、そのうち上枠1aには障子2を移動させるレール6が取り付けてある。障子2は、上框2aと縦框と下框とからなり、上框2aの上部には戸車7が設けてあり、その戸車7を上枠1aのレール6に係止することで吊り下げてあり、これにより、レール6に沿って戸車7が走行して障子2を移動自在に取り付けている。
自動開閉装置3は、図3(a)を参照すれば、障子2の上框2aに配置されるケース14と、ケース14の上部に配置される複数のギア13と、コイル状に巻かれたゼンマイ15とを有しており、ギア13はケース14上部から露出するもの以外に、ケース14内部に径の違う駆動ギア13aが係合して内蔵してあり、この駆動ギア13aと同一軸にゼンマイ15が巻かれている。これにより、ゼンマイ15が変形してエネルギーが蓄積された後、その変形したゼンマイ15が元に戻ろうとするものである。このように形成すると、ギア13がラック8と係合しているときに障子2を開方向に移動させると、ギア13と係合する駆動ギア13aの回転と同時にゼンマイ15が巻かれていくことでエネルギーが蓄積される。そして、障子2から手を離すと、変形したゼンマイ15が元に戻ろうとして障子2が自動的に閉じ方向にゆっくりと移動する。
切り替え部は、図3(a)及び図4(a)のように、ラック8と、ラックホルダー9とレバー10とガイド部材11とを有している。ラックホルダー9は、障子2の上框2aと略同じ長さを有する長尺材であり、上框2aと平行に配置してある。また、ラックホルダー9は、長手方向に間隔をあけた複数箇所に、ガイド部材11のガイド孔11aに、上枠1aの長手方向に間隔をあけた2箇所に設けてあり且つ見込み方向に突出した軸部12を挿通することで、ラックホルダー9がガイド部材11のガイド孔11aに沿って移動自在な状態で軸部12に支持してある。ラック8は、ラックホルダー9の下端部のほぼ全長に亘って設けてあり、さらに、ラックホルダー9は、上枠1aのレール6と障子2の間に配置してある。また、レバー10は、ラックホルダー9から垂下し且つ、その下端10aが屈曲してほぼ水平に形成してあり、その水平な箇所には、指が掛けられるように形成してある(図4(a)(b)参照)。そして、前述したレバー10をレール6と平行してほぼ水平方向に操作することにより、図3(b)及び図4(b)のように、ガイド部材11がガイド孔11aに沿って軸部12で案内されながら移動してラックホルダー9が斜め下方向に移動し、ラック8が自動開閉装置3のギア13に係合する。この状態では、自動開閉装置3が作動状態となっており、ギア13がラック8に沿って係合しながら移動し、自動開閉装置3に内蔵されるゼンマイ15の元に戻ろうとする力で障子2が閉じ方向にゆっくりと移動する。また、レバー10を戻せば、ラックホルダー9がガイド部材11のガイド孔11aに沿って斜め上方向に移動してラック8とギア13の係合が解除されるので、自動開閉装置3に内蔵されるゼンマイ15が巻かれないことから、自動開閉装置3が作動せず、これにより、通常の引戸として使用できる。尚、ガイド部材11は、ラックホルダー9が長尺なこと、及びラックホルダー9の上下動を安定させることから、上枠1aの長手方向に間隔をあけた2箇所に設けてある。
本発明の他の実施形態として、図5のように、ラック8を障子2の上部に配置すると共に、自動開閉装置3を上枠1aに配置したものである。障子2と枠1と自動開閉装置3については、上記実施形態と略同じ構造であることから、相違する切り替え部のみ説明する。また、切り替え部についても、ラック8と、ラックホルダー9と、ガイド部材11とを有する点で上記実施形態のものと略同じ構造であるが、軸部12が障子2の上框2aの一側と他側の両見付け面にそれぞれ設けてあり、その軸部12にガイド孔11aを通して移動自在な状態でガイド部材11が支持されている。このように形成すると、ラックホルダー9を操作することにより、図6(a)及び図6(b)のように、ガイド部材11がガイド孔11aに沿って軸部12で案内されながら移動してラックホルダー9が斜め上方向に移動し、ラック8が自動開閉装置3のギア13に係合する。さらに、ラックホルダー9を斜め下方向に移動して元位置に戻せば、ラック8とギア13の係合が解除されるので、自動開閉装置3が作動せず、これにより、上記実施形態と同様に、切り替え部における操作で
自動開閉装置3が作動する引戸、または通常の引戸を任意に切り替えできるようになる。
本発明の引戸は、自動開閉装置3の作動の有無を切り替える手段を有するものであればよく、本実施のものでは上記のように、手動でラック8を上げ下げして自動開閉装置3のギア13との係合、解除を切り替えるものを挙げたが、例えば、ラック8の上げ下げを電気的な制御により切り替えるものでもよい。また、本発明の引戸に取り付ける自動開閉装置3は、障子2を開方向に開けたときに閉鎖方向にゆっくりと戻そうとするもの(特開2009−228410号公報参照)、障子2を開方向に開けたときに同一方向に移動するもの、また、障子2の開閉の両方向に移動するもの(特開2007−039997号公報参照)等が挙げられる。また、引戸は、引違い戸、片引き戸のいずれのものでもよい。
1 枠
1a 上枠
2 障子
3 自動開閉装置
8 ラック
9 ラックホルダー
10 レバー
13 ギア

Claims (2)

  1. 障子と枠と自動開閉装置とラックを備え、自動開閉装置は、障子または枠のいずれかに取り付けてあると共にギアを有し、ラックは、障子と枠のうちの自動開閉装置のないほうに有しており、自動開閉装置は、ラックとギアとが係合したときの障子の開放方向への動作、または閉鎖方向への動作により蓄積したエネルギーを利用して障子を閉鎖または開放するものであり、ラックは、ギアと係脱自在に移動可能であると共に、ラックの移動操作により障子に対する自動開閉装置の作動の有無を選択できることを特徴とする引戸。
  2. ラックは、上下枠または障子に対して移動自在なラックホルダーに固定されており、ラックホルダーは、レバーを有しており、レバーを操作してラックホルダーをスライドしたときにラックが移動し、ラックとギアの係合の有無を選択できることを特徴とする請求項1記載の引戸。
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