JP5602078B2 - コンベアの製造方法 - Google Patents
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Description
さらに、前記曲げ加工用ロールに設けたフランジ状の突起、または前記曲げ加工用ロールとは別の開口部に挿入される開口部閉じ抑制用ロール、もしくは開口部閉じ抑制用治具を用いて開口部を拘束することで、前記ステップ走行レールの長手方向に垂直な方向の断面の形状変形の発生を抑制する。
また、曲げ加工用ロールの数を、本発明における曲げ加工用ロールの必要最低限の数である3つから増加させることにより、さらにねじれの発生抑制効果を向上させることが可能となる。
さらに、前記ステップ走行レール曲線部のロール曲げ加工の際に、曲げ加工用ロール間の拘束を付与する補助部材を前記ステップ走行レールにそって配置し、前記ステップ走行レールとともに曲げ加工を行うことで、前記ステップ走行レール曲げ加工時に発生する前記ステップ走行レールの長手方向に垂直な方向の断面変形を抑制する効果を向上させるほか、前記ステップ走行レール曲げ加工時に発生するねじれを抑制する効果を向上させること、前記ステップ走行レール曲げ加工時に発生するしわを抑制する効果を向上させることが可能となる。
また、本構造のステップ走行レールは、開口部の任意の位置でボルトにより締結することが可能であるため、取り付け性が向上する。
さらに、中空構造を持つステップ走行レールの曲線部は、断面が非対称、開口形状であり、これを製作するために用いる曲げ加工用ロールを、曲げ加工において発生する応力集中のうち、ステップ走行レールの、特に角部に発生する応力集中起因の変形を抑制する形状とすることで、曲げ加工用ロールによる外側からの拘束のみで、曲げ加工時の応力集中によって起こる、捩れや面内のしわ、座屈などの発生を抑制することができる。
また、曲げ加工用ロールに設けたフランジ状突起、または当該曲げ加工用ロールとは別の開口部閉じ抑制用ロール、もしくは開口部閉じ抑制用治具を用いて開口部を拘束することで、ステップ走行レールの長手方向に垂直な方向の断面の形状変形の発生を抑制することができる。
さらに、曲げ加工用ロールの回転軸方向にテーパーをつけた形状のロールを用いることで、曲げ加工時の応力集中によって起こる、捩れを抑制することが可能となる。
また、曲げ加工用ロールの数を、本発明における曲げ加工用ロールの必要最低限の数である3つから増加させることにより、さらにねじれの発生抑制効果を向上させることが可能となる。
また、曲げ加工用ロール間の拘束を付与する補助部材を前記ステップ走行レールにそって配置し、前記ステップ走行レールとともに曲げ加工を行うことにより、さらに断面変形抑制効果とねじれ抑制効果、しわの発生抑制効果を向上させることが可能となる。
まず、図5に、図2の(c)に示したような断面形状を持ち、かつ長手方向に長さを持つステップ走行レール5Cを製作する方法の例として、折曲げ加工の場合を示す。図5においては、(a)が工程1、(b)が工程2、(c)が工程3、(d)が工程4、(e)が工程5、(f)が工程6をそれぞれ図示している。ステップ走行レール5Cは、1枚の板金8を(a)から(f)に図示する工程1〜6の順番に折り曲げていくことで製作される。折曲げによって、断面で見て直線14,15,16となる面部分が形成される。図5に示した曲げ工程は、あくまで一例であり、曲げる順番は必ずしもこの順番とは限らない。
図8の(a)、(c)においてロール31の配置が二等辺三角形の場合を示したが、必ずしも二等辺三角形である必要はなく、(a)に図示する形態の場合、移動ロール31Aがピンチロール311B側、もしくはピンチロール312B側に寄っている場合も考えられる。また、同様に(c)に図示する形態の場合も、固定ロール31Dが移動ロール311Aもしくは312A側に寄っている場合も考えられる。
また、図14は、図10のロール配置の場合においてテーパーを付与する例を示しているが、これはあくまでも一例であって、ロール31を3つ配置した場合や、4つ以上を別の配置方法で配置した場合においてもロール31にテーパーを付与してよい。更に、ステップ走行レール5Cに配置したロール31の内、いずれのロール31にテーパーを付与しても良く、1つ以上のロール31に付与しても良い。
2・・・・・・制御盤
3・・・・・・駆動ギヤ
4,41,42・・・・・・ステップ
5,5C,51,52,5A,5B・・・・・・ステップ走行レール
6,6A,6B・・・・・・ローラ
7・・・・・・L形の形鋼
8・・・・・・板金
12・・・・・・折曲げ部
14,15,16,18・・・・・・直線
17・・・・・・開口部
21・・・・・・フレーム
22・・・・・・ボルト
31,31A,31B,31C,31D,31F,311A,312A,311B,312B・・・・・・曲げ加工用ロール
31E・・・・・開口部閉じ抑制用ロール
31F,311F,312F・・・・・・押さえロール
32・・・・・・被加工材料
33・・・・・・開口部閉じ抑制用治具
34・・・・・・補助部材
101,102,103,104,105,106,107,108・・・・・・直線
111,112,113,114,115・・・・・・直線
121,122,123,124,125,126,127・・・・・・直線
130・・・・・・ロール径
131・・・・・・直線
201,202,203,204・・・・・・角部
510・・・・・・移動方向
520・・・・・・回転方向
530・・・・・・ねじれ方向
Claims (14)
- 人や物を運搬するステップと、前記ステップが走行するステップ走行レールと、前記ステップ走行レールを支えるフレームと、を備えており、
前記ステップ走行レールは前記ステップの走行方向に沿って直線部と曲線部とにより構成されており、
前記ステップ走行レールの前記曲線部がL型レールで構成されており、
前記L型レールの短辺と長辺の少なくとも一辺が中空構造に構成されており、
前記L型レールの前記中空構造を構成する壁面の一箇所に開口部が設けられている、
コンベアの製造方法において、
前記ステップ走行レールの前記曲線部は少なくとも3つの曲げ加工用ロールを用いて製造され、
前記曲げ加工用ロールは、前記ステップ走行レールの長手方向に対して回転軸が垂直になるように配置された第1ロールと、前記第1ロールの回転軸と平行な回転軸を持っていて且つ前記第1ロールとの間に前記ステップ走行レールをその厚さ方向に挟んで配置された第2ロール及び第3ロールとであり、
前記第1ロールを、前記第2ロールと前記第3ロールの前記回転軸を結ぶ直線に対して垂直な方向に移動させ、
前記曲げ加工用ロールの回転と移動によって、前記ステップ走行レールを軸方向に送りながら曲げモーメントを付与し、
前記曲げ加工用ロールは一様な径の円柱状の外形を有するか、又は円柱状の外形部において前記ステップ走行レールを保持する部位に溝を有し、
前記溝は前記ステップ走行レールの各角部と接しており、
前記溝は接しているレールの角部と等しい角度を持ち、
前記溝形状は、前記ステップ走行レールの角部に発生する応力集中起因の変形を抑制する形状であることを特徴とする、
コンベアの製造方法。 - 前記ステップ走行レールの前記中空構造は内側の面と外側の面を持ち、
前記中空構造のうち外側の面のみを前記曲げ加工用ロールによって拘束することを特徴とする、
請求項1に記載のコンベアの製造方法。 - 前記曲げ加工用ロールは、一様な径の円柱状の外形を有するか、前記曲げ加工用ロールの回転軸に平行にテーパーを有していることを特徴とする、
請求項1又は2に記載のコンベアの製造方法。 - 前記ステップ走行レールは、板材を折り曲げて、又は押出し加工で形成することを特徴とする
請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンベアの製造方法。 - 前記曲げモーメントを付与して前記ステップ走行レールについて曲げ加工をする際に、前記ステップ走行レールの前記開口部の外側から前記開口部が閉じる変形をするのを抑制する開口部閉じ抑制部材を挿入し、
前記開口部閉じ抑制部材の挿入幅方向の外形寸法が、前記ステップ走行レールの長手方向に垂直な方向の断面における前記開口部の長さと同じか若干小さいことを特徴とする、
請求項1〜4のいずれか一項に記載のコンベアの製造方法。 - 前記開口部閉じ抑制部材は、前記曲げ加工用ロールに設けられており且つ前記ステップ走行レールの前記開口部に入り込むフランジ状の突起であり、
前記開口部閉じ抑制部材の挿入幅方向の外形寸法は、前記曲げ加工用ロールの回転軸に平行な方向における前記フランジ状突起の幅であることを特徴とする、
請求項5に記載のコンベアの製造方法。 - 前記開口部閉じ抑制部材は、開口部閉じ抑制用ロールであり、
前記開口部閉じ抑制用ロールのロール径が、前記ステップ走行レールの長手方向に垂直な方向の断面の開口部の長さと同じか若干小さいことを特徴とする、
請求項5に記載のコンベアの製造方法。 - 前記開口部閉じ抑制部材は、開口部閉じ抑制用治具であり、
前記開口部閉じ抑制用の治具の外形寸法の内の、少なくとも一辺の長さが、前記ステップ走行レールの長手方向に垂直な方向の断面の開口部の長さと同じか若干小さいことを特徴とする、
請求項5に記載のコンベアの製造方法。 - 前記開口部閉じ抑制用治具は、前記ステップ走行レールの前記開口部に少なくとも1つ以上配置し、
前記ステップ走行レールの移動の際に
前記ステップ走行レールとともに移動することを特徴とする、
請求項8に記載のコンベアの製造方法。 - 前記開口部閉じ抑制用治具の材質が高分子材料であることを特徴とする、
請求項8又は9に記載のコンベアの製造方法。 - 前記ステップ走行レールの、少なくとも1つの面の長手方向に沿って曲げ方向に補助部材を配置し、
前記補助部材の、長手方向の寸法が前記第1ロールと前記第2ロール間の距離及び前記第1ロールと前記第3ロール間の距離より長いことを特徴とする、
請求項1に記載のコンベアの製造方法 - 前記補助部材の材質が高分子材料であることを特徴とする、
請求項11に記載のコンベアの製造方法 - 前記補助部材の断面形状が四角形か、四角形の角を面取りまたはフィレットを付けた形状であることを特徴とする、
請求項11に記載のコンベアの製造方法。 - 前記補助部材の断面形状内角がすべて90度であることを特徴とする、
請求項13に記載のコンベアの製造方法。
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