JP5601520B2 - インバータの制御方法及び制御装置 - Google Patents
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Description
そこで、従来より、電動機の高速回転領域では、弱め界磁制御によって電動機の誘起電圧を制御したり、インバータの出力電圧を最大にする1パルス制御を行うことが知られている。ここで、1パルス制御とは、インバータの半導体スイッチを電気角で180度の期間ごとにオン、オフ制御することをいう。
ソフトウェアの処理を簡便にするために、非同期モードのまま、すなわちキャリア周波数を固定したまま1パルスの電圧指令を与えると、キャリアと電圧指令とが同期していないため、必ずしも1パルス波形にならない可能性があり、これによって制御が不安定になったり誘導障害を引き起こすおそれがある。
インバータの一制御周期に相当する角度を演算する第1ステップと、
電動機の力行/回生運転の判別情報と、回転子位置情報から求めた回転子角度と、トルク指令値に基づく負荷角と、を用いてインバータの現在の制御角を演算する第2ステップと、
前記現在の制御角が、電気角360度を前記駆動パルスの切替角度ごとに6分割した角度領域のどの領域に属するかを判別する第3ステップと、
次回の制御周期における制御角が、前記駆動パルスの切替角度よりも大きくなるか否かを判別する第4ステップと、
次回の制御周期における制御角が、前記駆動パルスの切替角度よりも小さい場合には、各相電圧指令として最大値または最小値を出力し、次回の制御周期における制御角が、前記駆動パルスの切替角度よりも大きい場合には、次回の駆動パルスの切替角度と現在の制御角との角度差を演算する第5ステップと、
第5ステップにより演算した角度差を時間に換算する第6ステップと、
出力したい電圧の変化状態に応じて通常キャリアまたはこの通常キャリアを反転させた反転キャリアのいずれかを選択する第7ステップと、
第6ステップにより換算した時間と第7ステップにより選択したキャリアとを用いて演算した大きさを持つ電圧指令を一相の電圧指令として出力し、かつ、他相の電圧指令として前回の制御周期における電圧指令をそのまま出力する第8ステップと、
を有するものである。
電動機のトルク指令値を演算する速度制御手段と、
前記トルク指令値から演算した電動機の負荷角、力行/回生運転の判別情報、及び、回転子位置情報から求めた回転子角度に基づいて、インバータの出力電圧指令を演算する電圧指令生成手段と、を備え、
前記電圧指令生成手段は、
インバータの一制御周期に相当する角度を演算する手段と、
前記力行/回生運転の判別情報、前記回転子角度及び前記負荷角を用いてインバータの現在の制御角を演算する手段と、
前記現在の制御角が、電気角360度を前記駆動パルスの切替角度ごとに6分割した角度領域のどの領域に属するかを判別する手段と、
次回の制御周期における制御角が、前記駆動パルスの切替角度よりも大きくなるか否かを判別する手段と、
次回の制御周期における制御角が、前記駆動パルスの切替角度よりも小さい場合には、各相電圧指令として最大値または最小値を出力し、次回の制御周期における制御角が、前記駆動パルスの切替角度よりも大きい場合には、次回の駆動パルスの切替角度と現在の制御角との角度差を演算してこの角度差を時間に換算する手段と、
出力したい電圧の変化状態に応じて通常キャリアまたはこの通常キャリアを反転させた反転キャリアのいずれかを選択する手段と、
前記角度差を換算した時間と前記通常キャリアまたは反転キャリアから選択したキャリアとを用いて演算した大きさを持つ電圧指令を一相の電圧指令として出力し、かつ、他相の電圧指令として前回の制御周期における電圧指令をそのまま出力する手段と、
を備えたものである。
図1はこの実施形態に係るインバータの制御装置の機能を示すブロック図である。ここでは、埋込磁石形回転電機としての永久磁石形同期電動機をインバータにより駆動する場合について説明する。
速度制御手段ASRはトルク指令値T*を演算し、このトルク指令値T*は電圧指令生成手段20に入力されている。
電圧指令生成手段20は、トルク指令値T*から求めた負荷角δ、電動機の力行回生判別情報、及び、回転子位置情報から求まる回転子電気角θに基づいて、インバータに与える各相の出力電圧指令vu *,vv *,vw *を演算する。
まず、埋込磁石形回転電機としての永久磁石形同期電動機のトルクTは、数式1によって表される。
数式1において、第1項は永久磁石が作る磁束によるトルク、第2項はリラクタンストルクである。
図3より、インバータの制御角θ’は、力行時にはθ’=θ−δ、回生時にはθ’=θ+δによって求めれば良い。また、出力電圧vu,vv,vwは、電気角360度を6等分した領域I〜VIをインバータの制御角θ’の範囲に対応させて最大値maxまたは最小値minを出力させれば良い。図4に、各領域I〜VIにおけるインバータの制御角θ’及び各相出力電圧vu,vv,vwの関係を示す。
なお、図9〜図12は、電圧指令vu *,vv *,vw *を演算する一連の処理手順を示しており、以下では、必要に応じて図9〜図12を参照する。
図5において、キャリアと比較される電圧指令の大きさ(高さ)を調節すれば、出力電圧を最大値から最小値に切り替えるタイミングを調整可能であり、言い換えれば、上記タイミングに基づいて、キャリアと比較するべき電圧指令の大きさを求めることができる。なお、キャリア(通常キャリアと反転キャリア)の意義については後述する。ここで、U相電圧vuは、図3から明らかなように、最大値から最小値に180度にて切り替わるものである。
(1)前述したように、一制御周期に相当する角度θ1を求めておき、力行回生判別情報から電動機の運転モード(力行または回生)を判別して、その結果に応じてインバータの制御角θ’を計算する(図9のステップS1〜S4)。
(3)そして、次の制御周期における制御角(=θ’+θ1)を求めると、この制御角は、176.4+14.4=190.8度であり、半導体スイッチの駆動パルスの切替角度である180度より大きいため、次の制御周期にてスイッチングすると判断する(ステップS7b YES)。
(5)上記の角度差θ2を時間(時刻Aを基準としたパルス切替時間Tpls)に換算すると、Tpls=100[μs]÷14.4度×3.6度=25[μs](ステップS7d)となる。
通常キャリアと反転キャリアとは、キャリアのアップカウント、ダウンカウントに基づいて容易に判別可能であり、ここでは通常キャリアが選択される(ステップS7e,S7f)。
また、図10のステップS7bにおいて、次の制御周期における制御角が180度より小さい場合には(ステップS7b No)、電圧指令vu *,vv *,vw *として領域IIIの状態、つまり電圧指令の最大値または最小値を出力する(ステップS7k)。
20:電圧指令生成手段
30:減算手段
Claims (2)
- インバータを1パルス制御して交流電動機を駆動するための制御方法であって、インバータの各相の出力電圧指令とキャリアとを比較してインバータの半導体スイッチをスイッチングするための駆動パルスを生成するインバータの制御方法において、
インバータの一制御周期に相当する角度を演算する第1ステップと、
電動機の力行/回生運転の判別情報と、回転子位置情報から求めた回転子角度と、トルク指令値に基づく負荷角と、を用いてインバータの現在の制御角を演算する第2ステップと、
前記現在の制御角が、電気角360度を前記駆動パルスの切替角度ごとに6分割した角度領域のどの領域に属するかを判別する第3ステップと、
次回の制御周期における制御角が、前記駆動パルスの切替角度よりも大きくなるか否かを判別する第4ステップと、
次回の制御周期における制御角が、前記駆動パルスの切替角度よりも小さい場合には、各相電圧指令として最大値または最小値を出力し、次回の制御周期における制御角が、前記駆動パルスの切替角度よりも大きい場合には、次回の駆動パルスの切替角度と現在の制御角との角度差を演算する第5ステップと、
第5ステップにより演算した角度差を時間に換算する第6ステップと、
出力したい電圧の変化状態に応じて通常キャリアまたはこの通常キャリアを反転させた反転キャリアのいずれかを選択する第7ステップと、
第6ステップにより換算した時間と第7ステップにより選択したキャリアとを用いて演算した大きさを持つ電圧指令を一相の電圧指令として出力し、かつ、他相の電圧指令として前回の制御周期における電圧指令をそのまま出力する第8ステップと、
を有することを特徴とするインバータの制御方法。 - インバータを1パルス制御して交流電動機を駆動するための制御装置であって、インバータの各相の出力電圧指令とキャリアとを比較してインバータの半導体スイッチをスイッチングするための駆動パルスを生成するインバータの制御装置において、
電動機のトルク指令値を演算する速度制御手段と、
前記トルク指令値から演算した電動機の負荷角、力行/回生運転の判別情報、及び、回転子位置情報から求めた回転子角度に基づいて、インバータの出力電圧指令を演算する電圧指令生成手段と、を備え、
前記電圧指令生成手段は、
インバータの一制御周期に相当する角度を演算する手段と、
前記力行/回生運転の判別情報、前記回転子角度及び前記負荷角を用いてインバータの現在の制御角を演算する手段と、
前記現在の制御角が、電気角360度を前記駆動パルスの切替角度ごとに6分割した角度領域のどの領域に属するかを判別する手段と、
次回の制御周期における制御角が、前記駆動パルスの切替角度よりも大きくなるか否かを判別する手段と、
次回の制御周期における制御角が、前記駆動パルスの切替角度よりも小さい場合には、各相電圧指令として最大値または最小値を出力し、次回の制御周期における制御角が、前記駆動パルスの切替角度よりも大きい場合には、次回の駆動パルスの切替角度と現在の制御角との角度差を演算してこの角度差を時間に換算する手段と、
出力したい電圧の変化状態に応じて通常キャリアまたはこの通常キャリアを反転させた反転キャリアのいずれかを選択する手段と、
前記角度差を換算した時間と前記通常キャリアまたは反転キャリアから選択したキャリアとを用いて演算した大きさを持つ電圧指令を一相の電圧指令として出力し、かつ、他相の電圧指令として前回の制御周期における電圧指令をそのまま出力する手段と、
を備えたことを特徴とするインバータの制御装置。
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JP2010257462A JP5601520B2 (ja) | 2010-11-18 | 2010-11-18 | インバータの制御方法及び制御装置 |
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JP2012110140A JP2012110140A (ja) | 2012-06-07 |
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JP2010257462A Active JP5601520B2 (ja) | 2010-11-18 | 2010-11-18 | インバータの制御方法及び制御装置 |
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JP2006034022A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Nissan Motor Co Ltd | 交流電動機の制御装置 |
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2010
- 2010-11-18 JP JP2010257462A patent/JP5601520B2/ja active Active
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